ダークニンジャ(第1部~第3部)
◆殺◆ ニンジャ名鑑N02 【ダークニンジャ】 ◆伐◆
本名フジオ・カタクラ。「ハガネ・ニンジャ」のソウルを宿し、妖刀「ベッピン」を操る恐怖のニンジャ。ラオモト・カンの懐刀として裏社会を暗躍するが、忠誠の奥底に潜む思惑は謎。ニンジャスレイヤーとは宿敵同士として何度も殺しあう。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#02 【ダークニンジャ】 ◆殺◆
本名フジオ・カタクラ。「ハガネ・ニンジャ」の魂を取り込み、妖刀「ベッピン」を操る恐怖のニンジャ。ラオモト・カンの懐刀として裏社会を暗躍するが、忠誠の奥底に潜む思惑は謎。ニンジャスレイヤーとは宿敵同士として何度も殺しあう。
登場エピソード
- 第1部
- 第2部
- 第3部
「ドーモ。ニンジャスレイヤー=サン。ダークニンジャです」
「宿命だと!?運命だと!?ノロイだと!?俺は全てを逆手にとってやる!!」
人物
- 作中幾度となく所属母体を変えてニンジャスレイヤー=フジキド・ケンジの前に立ちはだかる宿敵。マルノウチ抗争にてフジキドの目の前で彼の妻・フユコと息子・トチノキを殺害し、この物語の引き金を引いた。
- 寡黙かつ冷徹、そして虚無的な性格の持ち主で、感情をほとんど表に出さず、自らの目的のためならば他者の犠牲を一切顧みない、ニンジャスレイヤーとはまた違った意味合いで周囲から隔絶した存在。
- 人間であった頃の名前は「フジオ・カタクラ」。考古学者ウミノ・スドの教え子で、ニンジャとなる前はトレジャーハンター・ホソダと共に冒険カンパニー「マレニミル社」を経営していた。
- ソウカイヤ時代でもザイバツ時代でもVTOLから降下して登場するシーンが多い。原作者のお二人からも「彼はほんとにVTOLが好きなんだな」とのお言葉を頂戴(?)している。
- 因縁のライバルに相応しく多数の本人重点エピソードを持ち、登場するたびに新たな側面を見せ続けている人物である。実際格別の扱いといえよう。
所属組織の変遷
- 第1部序章以前よりソウカイヤの首領ラオモト・カンの懐刀として仕えており、シックスゲイツをも上回る地位にあった。
- 一転して最終章ではソウカイヤを離脱し、謎の運命者マスター・トータスとマスター・クレインに導かれてキョート・リパブリックへ向かい、ザイバツ入りを果たす。
- 第2部においては高い実力と奥ゆかしい礼儀でザイバツ内での地位を上げ、新たに見出した目的のために暗躍を始める。しかし、外様ということもあり多くのザイバツ・ニンジャから警戒され、組織の内外から命を狙われ続けていた。
- 第3部ではキョート城を拠点としてザイバツ残党をまとめ上げ、新たなイクサに備える。ヤマト・ニンジャに繋がるレリックの情報を捜し求めているようだ。
外見・設定
- 灰色の髪にハガネ色の瞳。ニンジャスレイヤープラスのキャラクター身長一覧表によると身長183cm。
- オブシディアン(黒曜石)色のニンジャ装束に身を包む。物理書籍版ではソウカイヤ所属時とザイバツ所属時で装束のデザインが異なる。
- 前者はハンニャ面めいたフルフェイス・メンポとタイトなニンジャアーマーを着込んだ姿。エピソードによっては目元が露出するタイプのメンポを装着している時もある。
- 後者は毛皮の襟巻きの付いたコート状のニンジャ装束にメンポという出で立ち。腕部分にはブレーサーを装着しており、後に自身が回収した「聖なるブレーサー」を身に着ける。
- 第2部最終盤以降は、自らの運命を断ち切ったことで、黒い修行僧めいたシンプルなニンジャローブを纏うようになった。
- 「ニンジャスレイヤー グラマラス・キラーズ」ではグッドルッキング重点の作風のため口元が見えるメンポを着用。ハンニャ要素は側頭部に帯びる角で表現されている。また、髪型は腰まで届く長髪。
- 「ニンジャスレイヤー殺(キルズ)」では宿敵アトモスフィアを重点するためか、メンポの形状はハンニャというよりハカイダーに近い。鎧の踵にもシャドームーンめいた凶悪な刃が備わる。
- 「踵のアウトリガーにはロマンが宿っている」とは関根光太郎=センセイの弁(「キルズ」単行本1巻の設定画コメント)。
- 「踵のアウトリガーにはロマンが宿っている」とは関根光太郎=センセイの弁(「キルズ」単行本1巻の設定画コメント)。
- 大学中退から5年後にニンジャとなり、その3年後にラオモト・カンと出会い、それから数年にわたって彼の懐刀として活動していたことから、第2部の時点での年齢はおおよそ30代前半と推測される。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【カース・オブ・エンシェント・カンジ】によると、フジオとフジキドの年齢の関係については、フジキドの生年の方が1~2年ほど歳上に設定されているが、フジオの方がニンジャ化した年齢が遥かに若いため、外見年齢は10年近い差があるとのこと。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【カース・オブ・エンシェント・カンジ】によると、フジオとフジキドの年齢の関係については、フジキドの生年の方が1~2年ほど歳上に設定されているが、フジオの方がニンジャ化した年齢が遥かに若いため、外見年齢は10年近い差があるとのこと。
- しばしば「『~・ニンジャ』という呼称はアーチ級リアルニンジャにしか認められていないのだから、彼もやはりなんかとかんけいあるのかな?」と言うヘッズがいるが、彼の名前には「・(中黒)」が付いていないことに注意されたい(ケジメニンジャも同様)。彼のニンジャネームはあくまでも普通のニンジャネームである。
- 「ダークニンジャ」と名乗るようになったのはラオモト・カンと出会って以降のことであるという。主君によって名付けられたのか、自ら名乗るようになったのかは不明。
- 「ダークニンジャ」と名乗るようになったのはラオモト・カンと出会って以降のことであるという。主君によって名付けられたのか、自ら名乗るようになったのかは不明。
- オーディオドラマ、アニメイシヨンでの担当声優は速水奨=サン。ダークニンジャのような主人公のライバル的存在となる美形悪役キャラだけでなく、正統派ヒーロー、クールな二枚目、子煩悩な父親まで幅広く演じるグレーター・ボイスアクターである。
- 忍者活劇アニメ『バジリスク』では、ダークニンジャと同じく宿敵ポジションである薬師寺天膳=サンを演じている。
- 忍者活劇アニメ『バジリスク』では、ダークニンジャと同じく宿敵ポジションである薬師寺天膳=サンを演じている。
- 「フジオ・カタクラ」という名のどちらが姓名なのかは実際謎であり、長らくヘッズの間でも議論の対象であった。
- 書籍版のザ・ヴァーティゴ=サンへの質疑応答によると、翻訳チーム内ではカタクラが苗字という意見が優勢とのこと。
- 後にニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ特別編:キャラ名の漢字表記まとめにて、「カタクラ」が苗字であることと、漢字表記が「片倉 富士雄」であることが明かされた。
ワザ・ジツ
- 実際強い。相当に強い。
- 妖刀「ベッピン」の使い手にして、作中トップクラスの圧倒的なカラテとニンジャ洞察力を誇る。そのワザマエはニンジャスレイヤーと片手でIRC通話を行いながら拮抗するほど。
- イアイドーを軸とする戦闘スタイルで、各種ヒサツ・ワザは全てカタナを用いる。また使用頻度は低いが、飛び道具としてクナイ・ダートを使う。
- 動作の緩急、ペースチェンジの技術もズバ抜けてスゴイ。ベトコンに背後からアンブッシュを決め、無拍子で立ち状態から全力スプリントに移行し迎撃トラップ群を潜り抜けるなど、さながらイアイの極意を体現したようなワザマエを見せる。
- ネオサイタマ電脳IRC空間のキャラクター紹介によると、戦闘時のジツ:カラテ比率はニンジャスレイヤーと同様0:10程度とのこと。
ソウビ
ベッピン
- 詳細は該当項目を参照のこと。
ガルシア
- 第2部当初に所持していたカタナ。正確にはカタナそのものの名ではなく、カタナに刻まれた銘。
- ザ・ヴァーティゴ=サンによると、「ガルシア」は鍛えた刀匠の名前とのこと。つまり一本しかないわけではない。
- 実際「クライ・ハヴォック・ベンド・ジ・エンド」にて戦闘中に手放し、回収した様子がないが、時系列上ではその後に位置すると思しき書籍版限定エピソード「ガントレット・ウィズ・ミスフォーチュン」でも使用しているので、後者は二振り目のガルシアの可能性がある。
- ザイバツでは標準的な支給品らしいが実際良質。妖刀ベッピンとは比すべくもないとはいえ、ダークニンジャもある程度評価している。
- 「~ミスフォーチュン」にて砕け散ったが、ベッピンでなくば不可能なデス・キリの六連打「カンジ・キル」を不完全ながら出し切った上でのことであり、その業物ぶりに疑いの余地はない。
聖なるブレーサー
- 第2部中盤で入手した「三種の神器」の一つ。詳細は該当項目を参照のこと。
- 真の力を引き出した後は巨大なガントレットに変形。両手甲に「刃」「鉄」のエンシェント漢字を輝かせる。
- 連載初出時は「鋼」「鉄」であったが、後の第67回原作者IRCミーティングの結果として訂正の告知がされた。
ダークローブ
- 前述した通り、第2部最終盤で入手。カラテ・エネルギーを具現化させた修カラテ生成物であり、なんと自ら斥力(物体との反発力)を発生させることができる。
- このことから、カラテ斥力ローブとも呼ばれる。
- ダークニンジャのカラテによって動き、大ジャンプや急制動、相手の抑え込みといった様々な小技に応用可能。脱ぎ捨てた上での遠隔操作も行う。
- 余分な装備を着けると斥力が妨げられるらしく、ダークニンジャはこのローブを身に着けて以降、変幻自在の三次元戦闘で相手の攻撃を徹底して回避するカラテを重点している。
ヒサツ・ワザ
デス・キリ
「キリステ……ゴーメン……!」
- 超高速の踏み込みと同時に相手の胸を斬り払い、一瞬にして背後に回り込む、ダークニンジャの代名詞であるイアイ・ワザ。
- ザイバツ・グランドマスターたるニーズヘグの動体視力をもってしても目で追いかけられないほどの踏み込み速度を誇り、ワザを受けた側からは一瞬でダークニンジャの姿が消えたような錯覚を起こさせる。
- ニンジャスレイヤーにとっても防ぐのは実際困難であるが、このワザをもってしても彼に完全勝利を収めるには至っていない。
- 本人曰く「デス・キリにはベッピンが要る」。
- 一応無銘のニンジャソードでも何度かデス・キリを使っているが、本格的な威力で放つと刃が砕けてしまう。本人だけでなく、その得物にも相応のワザマエが要求されるということだろう。
ヤミ・ウチ
(((屑……!貴様の人生は……屑だ……!無価値だ……!)))
- 第2部中盤で真の力を取り戻したベッピンによるワザ。ニンジャの心臓を貫いて相手のニンジャソウルを吸収し、ベッピン本体の力と自身のカラテを高める。
- 心臓にカタナを突き立てる際、相手のソウルの在り方を見つめ呪詛を込める。突き立てられたニンジャは呪詛を直接叩きつけられる恐怖と共に鉛色のヌケガラめいて死ぬ。
- ベッピンに完全にソウルが吸収されきった相手は爆発四散することなく死ぬが、途中で吸収を止めたり、阻止されて中途半端な状態になった場合は普通に爆発四散する。心臓を刺されてなお生きていた場合は別。
- ベッピンのソウルを吸収する特性は、ベッピンがカツ・ワンソーを滅ぼした際、意図せずに備わってしまったものと考えられている。また、強力なソウルほど吸収に時間がかかるらしい。
- ベッピンに吸われたソウルはキンカク・テンプルには昇れず、ソウルの本質的な部分はカタナの中に留まり苦しみ続けるという(参照:123)。
- 吸収時にはソウルの持つ記憶を読み取ることが可能であり、作中では目的の情報を聞き出す前に瀕死に陥ってしまった相手にあえてヤミ・ウチを放ち、ソウルの記憶から情報を得るという変則的な使用法も見せた。
- 技名の通り敵の死角から使われるケースが多めであり、実際闇討ちめいている。
カンジ・キル
「カンジ・キル!イヤーッ!」
- ベッピンが前もって吸収しておいたソウルの力を放出し、デス・キリを連打する大技。あまりに素早い斬撃が血の漢字を描き、敵の肉体に刻まれる。
- カンジ・キルにより刻まれたカンジは、インガの重圧で相手の運命を捻じ曲げる呪いの効果を持つ。
- 人にもニンジャにも許されぬ無慈悲で一方的な断罪。これは全てを総べる者・ヌンジャの御業であるとされる。
- カンジ・キルにより刻まれたカンジは、インガの重圧で相手の運命を捻じ曲げる呪いの効果を持つ。
- 使用者たるダークニンジャ自身にも激しい負荷がかかり、聖なるブレーサーがなければベッピンの力に呑まれてしまう。
- しかし第3部最終章では、3画と画数は少ないものの聖なるブレーサーなしでカンジ・キルを放っており、再定義の揺り戻しを加味しても復活したダークニンジャの能力向上ぶりが見て取れる。
ストーリー中での活躍
- フジオ・カタクラの家系は代々「ハガネ」を意味するエンシェント・カンジの痣を背負う、呪いを受け継いだ一族であった。家が貧しかったフジオ少年は家計を助けるために奨学生となって考古学を学び、自らに刻まれた漢字の謎を解き明かすことを決意する。
- しかしそのことを両親に伝えようとした夜に、借金のカタにネオカブキチョの非合法商業施設へと売り飛ばされてしまう。この一件で彼は心を閉ざし、以後ベテランオイランのような営業スマイルで他者と接するようになった。
- やがて数名の仲間と共に非合法施設からの脱走を果たしたが、払った犠牲は大きかった。
- その後孤児院に引き取られ、奨学生としてネオサイタマ大学に入学。ウミノ考古学研究室に籍を置くも、同研究室の助手・ホソダが立ち上げたマレニミル社に勧誘され、大学を中退して世界各地を巡り、ほとんど違法行為の冒険を繰り返すようになる。
- ホソダからは天才的な古文書の解読能力を重宝されながらも、他人を寄せつけない態度に不信感を抱かれてもいたようだ。
- ホソダからは天才的な古文書の解読能力を重宝されながらも、他人を寄せつけない態度に不信感を抱かれてもいたようだ。
- フジオはホソダやフリーランス・ヤクザのデグチと共にエジプトへ飛ぶ。そこで古代ニンジャ文明の痕跡と妖刀ベッピンを発見するも、求めていた黄金のピラミッドが見つからないことで逆上とニンジャリアリティショックを同時に起こしたホソダに掴みかかられ、無我夢中でベッピンを手に取る。
- この瞬間、フジオは「ハガネ・ニンジャ」のソウルに憑依された。すると呪いは消え去り、背中のカンジはオブシディアン色のニンジャ装束へと変貌を遂げた。
- ベッピンを継承したフジオは崩れ落ちた遺跡から生還を果たすも、カンジの呪いが解かれてもたらされたものがニンジャの力とベッピン以外に何もなかった現実に涙をこぼす。
- 彼は己が「呪いを解けば何らかの道が示され、死んだ両親からの愛も取り戻せる」というセンチメントに無意識のうちに囚われていたことに気付いたのだった。
- 彼は己が「呪いを解けば何らかの道が示され、死んだ両親からの愛も取り戻せる」というセンチメントに無意識のうちに囚われていたことに気付いたのだった。
- フジオはセンチメントを否定し、自らの宿命を受け入れて「何者にも傷つけられぬ虚無の剣」となることを誓う。
- ニンジャスレイヤープラスの◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0049【ダークニンジャ】◆によると、ニンジャとなったフジオは妖刀ベッピンの力によって精神を蝕まれ、虚無のカタナめいた状態となっていたようだ。
- 以後3年にわたって各地を放浪し、最終的にネオサイタマの裏路地にてラオモトに見出された。
- ラオモト・カンの下、フジオは「ダークニンジャ」を名乗り数々の任務をこなすようになる。
- ザイバツとの間に起きたマルノウチ抗争では、ラオモト直々の命により一般生存者の処理に当たった。その最中に瀕死のフジキドの目前でフユコとトチノキを殺害したことが、後のニンジャスレイヤーの覚醒へと繋がった。
- ラオモトよりニンジャスレイヤー抹殺指令を下されたフジオは、「ゼロ・トレラント・サンスイ」ラストでの顔見せを経て「メナス・オブ・ダークニンジャ」でニンジャスレイヤーと激突。デス・キリによって彼を打ち倒し、ドラゴン・ゲンドーソーを殺害する。
- この時、フジキドはダークニンジャこそが妻子の仇であると知り、フジオもまたニンジャスレイヤーがマルノウチ抗争の生き残りであると知った。
- しかし、ゲンドーソーのラスト・インストラクションにより覚醒したニンジャスレイヤーにベッピンを叩き折られ、自身もチャドー暗殺拳・タツマキケンを受け昏睡状態に陥ってしまった。
- ニンジャスレイヤー名鑑カードによると、この時にフジオの精神はベッピンの魔力から開放され、彼が自我を取り戻す切欠のひとつとなったようだ。
- ニンジャスレイヤー名鑑カードによると、この時にフジオの精神はベッピンの魔力から開放され、彼が自我を取り戻す切欠のひとつとなったようだ。
- 「コンスピーラシィ・アポン・ザ・ブロークン・ブレイド」にて、集中治療から覚醒したダークニンジャは、突如出現したマスター・トータスより折れたベッピンの欠片を授かり、ベッピン修復のためサンダーフォージというニンジャと会うよう宣託を受ける。
- 復帰後は再びニンジャスレイヤーの前に立ちはだかるが、両者の決着は第1部最終章「ネオサイタマ・イン・フレイム」において突如乱入してきた二人の運命者により水入りに。運命者の説得の末、ダークニンジャはソウカイヤを離れキョートへと姿を消すのだった。
- 「ソード・オブ・ザ・ビトレイヤー」にて、ダークニンジャは運命者の啓示に従い、ザイバツに参入。敵対組織であったソウカイヤからの裏切り者ということもあり、信用される故を持たないダークニンジャにまず下された任務は、キョートに潜伏するソウカイ・ニンジャの抹殺であった。
- この任務でカラテのワザマエを知らしめたダークニンジャは組織に取り入る一方、ニンジャスレイヤーに叩き折られたベッピンを修復するべく聖なる三神器の捜索を開始する。
- 「ガントレット・ウィズ・ミスフォーチュン」にて聖なるブレーサーを入手し、「カース・オブ・エンシェント・カンジ・オア……」で琵琶湖地下にあるサンダーフォージの庵を訪ねる。そこでベッピンを修復する間、彼より神代のニンジャの歴史とハガネ・ニンジャにまつわるカンジの呪いの真実、そしてナラク・ニンジャの存在を聞かされた。
- 己の呪わしい半生が太古のニンジャに起因することを知ったダークニンジャは激昂し、復活したベッピンで元凶たるサンダーフォージをヤミ・ウチで殺害。初めて怒りの念を露わにし、自らの運命に復讐すべく、さらなる元凶たるカツ・ワンソーに刃を突き立てることを決意した。そのためにニンジャスレイヤーやロード・オブ・ザイバツといった強大なソウルの持ち主からソウルを奪い、有象無象全てを踏み台にしていくべく動き出す。
- ニンジャスレイヤー名鑑カードによると、この時点でのダークニンジャは、もはや妖刀によって自我を侵食されることのない十全たるカラテを己のものとしていたようだ。
- ニンジャスレイヤー名鑑カードによると、この時点でのダークニンジャは、もはや妖刀によって自我を侵食されることのない十全たるカラテを己のものとしていたようだ。
- 「……ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」にて、オミヤゲ・ストリートを襲撃したデスドレイン一味を制圧すべくザイバツから派遣されたフジオは、ソウル吸収時の内なる昂揚感を意志の力で屈服させ、ブレーサーの真の力を引き出す術を身につける。
- また、何らかの目的で己を導こうとする運命者の思惑を妨害すべく、デスドレインを敢えて殺さずにカンジ・キルで「咎」の字を刻み、呪いによって自らに付きまとう運命をかき乱す駒の役割を与えた。
- 以降、呪いに蝕まれたデスドレインはフジオを復讐の標的とする。
- 以降、呪いに蝕まれたデスドレインはフジオを復讐の標的とする。
- 先の任務を終えたフジオは、共闘したグランドマスター・ニーズヘグの後援と、戦場に居合わせたパープルタコ・アイボリーイーグル・シャドウウィーヴの忠誠を得る。
- さらに、報奨としてザイバツから懲罰騎士の役職とホウリュウ・テンプルへのアクセス権を授かったフジオは、数々の古文書や書物を読み漁る。そして、禁断の古代ニンジャ文明知識を得た彼は、運命者たちが自らをワンソー復活のための操り人形に仕立てようとしていることを悟り、ゲコクジョを画策し始める。
- 決意を固めたフジオを待っていた運命は過酷であった。「ドゥームズデイ・ディヴァイス」にて、非合法施設時代の仲間であったマコ・ツキノミと再会を果たしたフジオは、にわかに人間味を取り戻し一時童心に戻ったような気安いやりとりを交わす。そしてテッポダマの立場のマコ救い出すも、居合わせたデスドレインに彼を殺されてしまう。
- 友の死を受けたフジオは、かつて己が殺めたと親子とその復讐に燃えるニンジャスレイヤーを想起し、彼と直接対面したときは復讐の意義を問うのであった。
- 己の運命に抗う行いが原因となったこの結果に自問自答するが、「全て引き受ける」と思考を引きちぎり、デスドレインを逃がす選択をする。
- イクサ中のデスドレインの言葉から、今回の騒動の黒幕の影を感じ取ったフジオは、キョート城で猶も己の暗殺を目論む相手に牽制を行った。
- 第2部最終章「キョート・ヘル・オン・アース」では、ニンジャスレイヤー達の討ち入りに乗じてアラクニッドから最後の情報を引き出し、マスター・クレインもろとも処刑。このことでムーホン人とされ、旧サラマンダー派閥のニンジャ達と共に決起する。
- 単身でのロード暗殺に失敗し重傷を負って離脱したフジオは、命を繋ぐためカツ・ワンソー再臨のハラキリ儀式を自ら決行するヤバレカバレに出る。だが、ディセンションで肉体に膨大なエネルギーの流入が始まると、強力な精神力で儀式を途中で反故にし、自我を保ったまま復活する。
- フジオは己に襲いかかるデスドレインを伴いながらイクサに復帰し、混戦の末にロードをヤミ・ウチによって討ち取る。しかし、同時にキョート城の機構をロードに発動され、半ば相打ちのような形で両者はオヒガンの彼方へ消えた。
- フジオはオヒガンでのロードとの最終決戦を制して狭間のキョート城へ帰還を果たしたが、ニンジャスレイヤーとアマクダリからはキョート城崩壊に伴って死んだと認識されている。しかし、本人はキョート城の琥珀玉座に緊密に結びつけられており、非常に限られた条件をもってしか現世に下りることができなくなっている。
- このため、彼は配下のニンジャ達をネクサスを介して現世に送り、来るべきカツ・ワンソーとのイクサに備え、有能なニンジャのスカウトやニンジャ真実にまつわる古代の遺物の収集に努めている。
- 「ザイバツ・ヤング・チーム」では、ザイバツニンジャクアースの犠牲により現世へ降臨し、リアルニンジャウィッカーマンを討伐した。
- 「ア・クルエル・ナイト・ウィズ・レイジング・フォース・フロム・ソー・サイレント・フィアフル・レルム」では、キョート城に潜む反抗勢力「サイカ」とのイクサを指揮しており、敵の首領であるメイルシュトロムの正体を暴いて討伐した。
- そして第3部最終章「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」において、ドラゴン・ニンジャに示唆された彼は新生ザイバツの手勢を率いて現世へと舞い戻る。それはアルゴスによる再定義が今やオヒガンに住まう彼らの死活問題だったためであり、再定義を阻止すべくアマクダリ陣営と激戦を繰り広げた。
- しかし、彼の目的はそれだけではなかった。ザイバツのこのイクサにおける最後の獲物は、ニンジャスレイヤーが宿すナラク・ニンジャのソウル、そしてかつてナラクが取り込んだヤリ・オブ・ザ・ハント(YoTH)の穂先だったのである。
- アマクダリとの戦いを制した二人は、全ての始まりの地であるマルノウチ・スゴイタカイビルにて第3部最後のイクサに挑む。壮絶な戦いの末、ダークニンジャはニンジャスレイヤーにベッピンを突き立て、ナラクのソウルを奪い取った。
- だがその時、フジキドがリアルニンジャ「サツバツナイト」に覚醒し、ベッピンを決断的なチョップで破壊。ナラクのソウルを回収しようとする目論みは失敗に終わり、彼自身も激しい攻撃に晒されるが、間一髪の所で01ノイズに呑まれ、キョート城へと帰還した。
ダークニンジャ(第4部以降)
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0049 【ダークニンジャ】 ◆殺◆
フジオ・カタクラ。暗黒の甲冑を身にまといニンジャ大剣を携える、ザイバツ・シャドーギルドの頭首(グランドロード)。オヒガンの狭間に超自然の居城を構える半神的存在のもとに、アウトサイダーのニンジャ達が集う。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0049【ダークニンジャ】◆(プラス記事)
登場エピソード
「カツ・ワンソーに仇なす者」
「そして貴様は所詮、死者だ」
人物
- 第4部では新生ザイバツの「頭首(グランドロード)」としてキョート城に君臨し、ザイバツに集ったニンジャ達を従えている。
- リアルニンジャの討伐やレリックの収集を行いつつ、カツ・ワンソーを葬り去るという野望を成就すべく、マッポーカリプスの時代を虎視眈々と俯瞰している。
- 現在の彼の最重要目標は、10年の時を経て現れた新たなニンジャスレイヤー=マスラダ・カイに宿るナラク・ニンジャのソウル、ひいてはナラクが内包するYoTHの穂先である。
- 本質は変わらず個人主義的だが、組織を率いてカツ・ワンソーとその配下たちを滅ぼすため、冷徹な家長のごとく振舞っているようだ。
外見
- シーズン2まではオブシディアン色の超自然の甲冑で全身を鎧っている。
- シーズン5からはオブシディアン色のロングコート状の軽装ニンジャ装束、カラテ斥力ローブを纏っている。
- ネオサイタマ市街などを歩く時は、そのニンジャ存在感を完全に消すために、現代的でシンプルな黒いロングコートなどを着ている。
- 「ジ・インターナショナル・ハンザイ・コンスピラシー」では、タキシードスーツにサングラスという出で立ちをしていた。
ワザ・ジツ
- ダークニンジャ本来の持ち味はカタナを用いた高速戦闘だが、トリロジー時代にベッピンが失われてからは、戦闘スタイルと装束を大きく変えている。
- ベッピンが修復されてからは、軽装ニンジャ装束、カラテ斥力ローブ、妖刀ベッピンを用いての高速戦闘スタイルに戻っている。
- ワキザシ・ダガーの二刀流も扱う。
- 空の手を動かすだけでネンリキめいてある程度の重量の物体を遠隔操作することができる。
ソウビ
- 感知に長けたニンジャであろうと内部を知覚できないクロークを所持しているが、これがカラテ斥力ローブと同一のものかは不明。
ソード・オブ・オヒガン
- 第4部においてベッピンが失われている間に主武器としていたニンジャ大剣。
- 名称や設定はニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(71)より。
- 〈影の淵〉で産出されるエメツ・オブシダン鉱の一枚板から削り出されており、極めてカラテ伝導率が高い。
- 合掌した手を離すと掌から刃が徐々に生えて生成される。
- これはエメツ・オブシダン鉱の特性によるもので、相応のカラテを込めることで刀身部を任意に現出/格納することができるようだ。
- 通常の剣として用いるだけでなく、宙に静止させたり、そこから遠隔操作して相手に斬りつけることも可能。
全身鎧
- エメツ・オブシダン鉱でできた重厚な鎧甲冑。頭部を含め全身を覆う。
- ガルガンチュアの酸めいた血を拒絶するなど、堅牢な防具として機能する。
- 高速戦闘がほぼ不能だが、その威風堂々たる姿と圧倒的な継戦能力は、過酷な対リアルニンジャのイクサの最前線に立ち続けて指揮するという点においては極めて有用であったようだ。
聖なるブレーサー
- トリロジー時代から変わらず装備している「三種の神器」の一つ。
- 彼が聖なるブレーサーを所持しているのはドラゴン・ニンジャも了承済みの事案であり、敢えて回収をしようとは考えていないようだ。
- ダークニンジャの意のままに形を変え、ある時は肘から指先までを完全に覆う漆黒のガントレットへ、ある時は簡素な手甲に、またある時は銀色のバングル状にまで小型化する。
- ダークニンジャが使うネンリキめいた能力は、彼自身の極めて高く精密なるカラテと、聖なるブレーサーのもたらす「カラテ掌握」と呼ばれる力である。
ベッピン
- シーズン2を経て修復されたダークニンジャのカタナ。
- ザイバツのセンシ達はキョート城と結びついているため長時間城の外へ出ることはできないが、ダークニンジャはベッピンの力により現世に留まることを可能としている。
ストーリー中での活躍
- 「ザイバツ・シャドーギルド」にて第4部にエントリーを果たす。ディヤーザルによりリクトールを生贄として現世に召喚され、彼らが戦っていたガルガンチュアと交戦。凄まじいカラテで圧倒し、その体内から遠征の目的である「拳大の黒い石」を入手した。
- オヒガン内においてはダークカラテエンパイアに所属するオベロンとも交戦の真っ只中であるようだ。
- その後、ネクサスに新たなニンジャスレイヤーの居場所を知らされると、斥候としてボイリングメタルとヘラルドを派遣した。
- 「アルター・オブ・マッポーカリプス」にて再登場。サツガイがセトより譲り受けたベッピンの破片を奪還すべく、多数のザイバツ・ニンジャ達を率いてシトカに現れ、ヒャッキ・ヤギョに参加したリアルニンジャ達とイクサを繰り広げる。
- この際、ほんの一瞬ではあるが現実世界においては10年ぶりにサツバツナイトと再会している。
- この時点でオベロンはすでザイバツによって討ち取られているようだ。
- 暴れ回るヘラジカ・ニンジャにとどめを刺し、サナダ・ニンジャを死闘の末に討ち破り、ウン・ニンジャの右腕を斬り落とすなどそのワザマエを遺憾なく発揮。少なくない犠牲を出しつつも、最終的にはベッピンの刀身を回収することに成功した。
- 「シャドウズ・アゲインスト・ヴァイン」において、少数精鋭を送り込みヴァインを討ち取ることに成功するも、オベロンの部下の生き残りであるサンドマンの策略により、ボンサイ・オブ・ハヤシの力でキョート城もろとも現世に引きずり込まれてしまった。
- 「ジ・インターナショナル・ハンザイ・コンスピラシー」や「ゼロ・トレラント・サンスイ」にて、現世のネオサイタマで活動していることが判明する。そして、「トレイス・オブ・ダークニンジャ」でその実態が明かされる。
- ネオサイタマに引きずり込まれたキョート城は、城を狙う暗黒メガコーポ軍と膠着状態になっており、現世に留まれるフジオが単身で城を離れ、その場に居合わせたヌケニンのオッドジョブと共にハヤシの呪いを解くため「ブラックブレード・オブ・クサナギ」を探し求めていたのであった。
- そして、KOLの博覧会にて、ブギーマンの手によりクサナギを含むレリック群がネオサイタマ中へ放出されてしまう。ニンジャスレイヤーがレリックを感知して回収していると悟ったフジオは、彼の元を訪れ、これまでの争いの一時のテウチとしてヨーカンを差し出し、協力関係の構築を求める。その過程でニンジャスレイヤーがキョート城への来訪を望んだため、共に城へ帰還する。
- 一方、サンドマンの力を借りた暗黒メガコーポ軍の攻撃がキョート城の防備を突破してしまう。居合わせたニンジャスレイヤーの助力で襲撃を凌ぐ中、フジオは密かにオッドジョブを通じて接触していたアマテラス社と条約を結び、さらにはサンドマンの居場所を特定して彼を討伐する。
- アマテラス社の働きかけでザイバツと暗黒メガコーポの均衡は保たれ、クサナギの探索を再開したダークニンジャは再びネオサイタマでオッドジョブと待ち合わせるのであった。
一言コメント
- 神出鬼没というとかっこいいが、なんか急にポップするつよいレアモンスターみたいな印象なんだよね… -- 2024-06-27 (木) 08:46:40
- ダークの名の通り陰に潜んだ存在になっちゃったな、一部では影が薄く二部で頭角を現し始めたという共通点のあるユカノ=サンは今ではフジキドの相方として表舞台で活躍しているのに。 -- 2024-06-28 (金) 21:17:46
- 改めて見返すとヘル・オン・アースで普通にカツ・ワンソー復活しかけてたんだな。ワンソー的にはフジオ依代ルートが正規ルートだったんだろうか -- 2024-07-18 (木) 20:38:59
- あくまで個人の受け取り方なんだが、名鑑しんじつから「フジキド・ケンジとその妻子の仇のダークニンジャ」はメナスの時点で実は忍殺されていたのかもしれないと思った -- 2024-10-03 (木) 02:01:18
- マスラダとオッドジョブには心を許して親しげに話かけるようになったな。特にマスラダとは似た者同士で気が合うのかもしれない。 -- 2024-10-28 (月) 08:19:17
- 歳の近い叔父と甥っぼい。 -- 2024-11-01 (金) 14:40:12
- 程よく他人の距離感を保ててるんだよなフジオとマスラダ -- 2024-11-01 (金) 18:32:34
- 一匹狼な性格に反してコミュ力というか交渉能力がすごい… -- 2024-11-02 (土) 22:52:52
- ヨーカンをマスラダに差し出すフジオw -- 2024-11-03 (日) 07:49:38
- オッジョがイサオシ脳に付いていけなくなったのフジオとしては逆に好感度高いんじゃないかと思う -- 2024-11-03 (日) 11:58:35