ジョゼフ・ボナンノ

Last-modified: 2024-05-18 (土) 20:17:42

情報

異名【ジョー・バナナ】【暗黒街の名家】【長老ボナンノ】
性別女/中
性格上品
人称私/お前
年齢118歳
生年月日1905年1月18日
体格181cm/62kg
容姿pixai-1746419543388684579-3.png
好き宝石類,葉巻
得意合法ビジネス
嫌い短気で粗暴な人間
苦手
出身イタリア・シチリア州/カステッランマーレ・デル・ゴルフォ
所属コーザ・ノストラ/ボナンノ一家
位階X

アメリカ最大勢力のマフィア組織コーザ・ノストラの最高幹部【八王】の一人で、五大ファミリーと呼ばれた「ボナンノ一家」のボス。過去にとあるファミリーとの抗争で銃弾を顔面に受け右目を失明する大怪我を負ったため義眼を付けてカモフラージュしている。私邸はアリゾナ州ツーソンの一等地に位置し入り口には防弾仕様のステンレス製の門と監視カメラが四方に配置され護衛を担う構成員の詰所と見られる4階建てのビルが隣接する。内部では数十台のモニターで監視を行うという警備体制が敷かれており住み込みの構成員は「砦のようだ」と発言した。
ボナンノ家は何世紀もの歴史を持つ名門でジョゼフの祖父にあたるジュゼッペ・ボナンノが一家を率いた。その後1890年代後半にブチェラート家と戦争状態となり、次男と三男が暗殺され四男のサルヴァトーレが家督を継ぎブチェラート家の一味数人を殺害して復讐した。その後ブチェラート家と和解しブチェラート一族のボスが娘のジョゼフ・ボナンノの名付け親になる事で和解の記しとした。1908年にサルヴァトーレは娘のジョゼフと共に一家でアメリカに移住した。ファミリーの規模は他の五大ファミリーに比べ小さいが、ブルックリン北部やマンハッタンのリトルイタリーを拠点にナンバーズ賭博やイタリア富くじ・高利貸し・組合強請など多角展開し、持ち前の経営センスからアパレル工場・チーズ製品・倉庫ビジネス・モーテル・ピザ屋やカフェまで半合法ビジネスも広げた。マフィアの協定を侵してアリゾナにも進出し不動産開発や保険業を展開、綿農園を買収しカナダのモントリオールにも地歩を伸ばし密輸の一大拠点にして一家の幹部カーマイン・ギャランテを派遣して管理させた。カナダへの侵攻はカナダ南部の利権を保持していたマガディーノ?の反発を招き親族にも関わらず互いに冷戦状態となった。キューバの賭博事業にも投資しハイチに独自の賭博投資を行なった。蓄財の大部分を隠しているため国税局にも把握されず億万長者となった。葬儀屋も経営し二重底の棺桶を開発して死体の証拠隠滅に役立てている。
古き良き旧世代のマフィアらしい昔ながらの「名誉」「伝統」「尊敬」「尊厳」を重んじる性格で上品かつ独自の理論を持っている。部下にはどんなに細かい情報でも自身へ報告する様にさせており、それらをパソコンやスマホ等に記録し表と裏の社会情勢を常に把握している。「怒りとは怠け者の贅沢である」という論理から滅多に怒る事はなく、物事が上手く行かなくとも怒るより対処や努力など他にやる事があると解き、五大ファミリーの中ではフランク・コステロと同様に穏健派に位置している。逆に言えば彼女が怒るという事は確実に誰かが死ぬという事であり、竜の逆鱗に触れるよりも恐ろしいと評される。彼女は当時のマフィアとしては珍しく教養があったので難しい話をすると周りの者から「お前の言っている事は分からん」と誂われたりしていたという。ルチアーノやコステロらの様に夜の歓楽街で豪遊するタイプではないがルビー、サファイヤなど宝石類と煙草には目がない。部下達には無理に上納金を強制せず、提出しなくても圧力を掛けたりしない懐の深い人物。腕っ節も強く知的で美女であるため若い頃から人気を集めていた。また麻薬ビジネスと売春業には反対しており一家のグループリーダーが麻薬密輸をしているのを知った時は失望した。現在に至るまで一度も有罪にならなかった事でも有名。
鞭と剣の性質を持つ蛇腹剣の名手で変幻自在の太刀筋と圧倒的なスピードがウリ。その斬撃の威力は防弾加工の車体をズタズタに引き裂き人体を容易くバラバラにする死の竜巻である。普通の剣と違い手首のスナップを用いて振るわれる武器のため実戦で鍛え上げられた達人と同等の剣速を生み出す上、鞭と同じ変幻自在故に太刀筋を見切る事は困難。加えて蛇腹剣は片手で扱う性質上もう一方の手で銃や爆弾等も繰り出して来る為、蛇腹剣ばかりに気を取られてもいられない厄介さがある。彼女の本領は自慢の剣技を軸としたルール無用の喧嘩殺法で、勝つ為ならば実際のところ手段を選ばない。また、異能とは別に「超絶圧縮され尚且つ時の流れが逆転した」1秒間で100年の時が進行する特殊な異空間を作り出す事が可能。対象は3人に限られ連発も不可能だが、この空間では数秒で数万年経過したかのような状態になり朽ち果てる。これに適応するのは万年単位の絶食状態を耐え続けるのと同義。この空間に適応出来て初めて彼女と戦闘が成立する。
長年コミッションのメンバーを務めているが他のファミリーの内紛には不干渉主義を貫いている。1957年10月にマフィア間で権力闘争が起こっている間、呑気に南国のバカンスを楽しみルチアーノらとシチリアの麻薬サミットに参加したりしていた。また、マンガーノ一家*1のボスにカルロ・ガンビーノを推した。その理由はガンビーノが弱くて脅威にならないと見ていた為。ヴィト・ジェノヴェーゼ等の大物マフィアに一目置かれていたにも関わらずリーダーとしての資質が全く無い上に自分より力のある人間に纏わり付いて媚っていた事からボナンノは彼の事を女々しい奴と呼んでいた。しかし実際にはガンビーノ一家は五大ファミリー最強の一家に成長した。最後に頂点に立ったのはガンビーノだった。

台詞

  • 「暇潰しをする最良の方法は死ぬほど働く事だ」
  • 「耳をすまして聞け。彼等の目を見てはいかん。そして最後に口を開け」
  • 「音楽が演奏されている時の選択肢は二つしかない。ダンスに加わるか壁の花になるか」
  • 「人が成長する為には多くの踏み台が必要だ。誰かの助けがなければならないのだ」
  • 「批判してくる賢者は常にいます。そこで2つの選択肢があります。仕事を与える事でこれらの賢者を買うか怖がらせるか。怖がらない場合は病院送りにします」
  • 「最悪の人間は泥棒である事を誰にも知られないようにしている政治家。勤勉な詐欺師は政治家を買収する事もあるが心の中では彼らを嫌っている」

進化異能【竜之大顎(ドラゴンストライク)

位階:SSS等級:classⅨ系統:ジョーカー

自身の血液を媒介に竜を呼び出し使役する異能。色彩は漆黒かつ形状は凶暴な牙をずらりと並べたドラゴン。多種多様な能力を持ち、従属化*2や大気操作*3、炎や氷などのブレス攻撃、四肢を竜のそれに変化させたり鱗を生やして圧倒的な硬度の獲得、極めつけは死亡した際に竜を身代わりにして死亡から復帰するというとんでもない異能である。一方で凄まじい負荷があり、竜を出した状態だと体内のエクステリアが減少し続ける為、戦闘可能な時間は10分も持たない。しかも死亡から復活する際に竜を身代わりにする点から竜の復活にはインターバルがあるので異能の再発動が遅れる点に加え殺傷力が過剰な技だらけ・持久戦が不可能という二つにより何方かの死を以てしか戦闘が終わらせられない。

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Tag: コーザ・ノストラ あべを


*1 後のガンビーノ一家
*2 理性に圧し掛かり本能を暴走させて人間の動きを止めさせる不気味な音色を放つ。意志持つ者のみならず無生物をも従わせる威圧を発する
*3 自身の体から翼を生やして風を規格外の砲弾にしたり、空中の飛行、気圧を自在に操る事により砲弾と化した大気に帯電を付与させる等