ルイス・バカルター

Last-modified: 2024-05-10 (金) 16:58:29

情報

異名【殺人株式会社社長】【闇社会のゾンビ】【暗殺王】
性別男/男
性格残忍,陽気
人称オレ/アンタ
年齢120歳
生年月日1903年2月12日
体格180cm/95kg
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好き鉄火場
得意暗殺
嫌い裏切者
苦手ピクルス
出身ニューヨーク・ロウアーイーストサイド
所属コーザ・ノストラ/マーダー・インク
位階X

アメリカ最大のマフィア組織であるコーザ・ノストラの最高幹部【八王】の一人で、殺人株式会社と呼ばれる「マーダー・インク」を指揮している。下部組織の中でも段違いの危険度を誇り、末端の構成員までもがプロのアサシンという凶悪集団。戦争で夫を亡くしたロシア系英国人の未亡人と結婚し連れ子を養子にして溺愛している。ミッドマンハッタンの豪勢なマンションに住み、冬はジミー・ハインズ、ジョー・アドニス、マイヤー・ランスキーらとホットスプリングスに旅行に出かけたりする。
かつて学校を中退し舞台道具の販売員として働いおり、1916年5月にセールスマンのサンプルケースを持って逃走し逮捕されたが恩赦で出所し1918年から1920年にかけてコソ泥やスリ、略奪を繰り返しては短期の服役を重ねた。1922年3月の出所後、生涯の友ジェイコブ・シャピロと知り合いガーメント地区で犯罪活動を始めた。ベンジャミン・ファインの労働組合たかりの一派に所属しておりファインが摘発された後は縄張りを受け継いで独自に活動を始めた。バカルターのギャング団は500人規模のスラッガーとガンマンの混成軍団と言われ、殺人や放火を平気で行うバカルター一味の悪名は暗黒街にたちまち知れ渡った。従来のギャングは組合を脅して金をとっていたが、彼は配下を組合内部に送り込み中からコントロールする手法を取った*1。組合の実権を握ってからは経営者・工場主に狙いを定め組合問題の折衝を請け負って配下を送り込み会社の帳簿を管理させて腹心の業者と外注契約を結ばせて業者からキックバックを得た。こうして革製品・パン屋配送業・花屋・毛皮メーカー・帽子工場・輸送会社など幅広い分野に影響力を広げ組合会費や上納金の収入はうなぎ昇りとなり、その後も水供給業・建設・ホテル・レストランに勢力を広げた。バカルターの組合利権はシチリア勢のサルヴァトーレ・マランツァーノに羨ましがられジョー・マッセリアより稼いでいたと言われる。
多少冷静であるが戦闘になると人が変わり理解不能な台詞を放ちながら敵対者を殺害する狂人。本来チャカでも暗殺術でも戦闘技術は極めて高いにも関わらずナイフでの近接戦闘に固執する余り相手の懐に深く飛び込むため毎度の戦闘で生傷が絶えず、銃弾の雨を前に物陰に隠れようともせず乱射で対抗しようとする事も。ただ致命傷を避ける術として的確に急所だけは躱しており、無駄に重体となるものの少し時間が経てば傷が完治し次の戦闘でも変わらずノーガードで暴れ回る。部下曰く「生命力は舩坂弘という日本兵レベル」。一方で凶悪な気質や容姿に反して穏やかな声を持ち仲間と酒を飲むのではなく家で家族と過ごし読書をする愛妻家かつ勤勉な人物。部下に対しては気前が良くホッケーゲームやボクシング、冬のクルーズ等に連れて行き、時には海外旅行まで企画する。会社としてはアウトだが企業内はホワイトという理想の職場である*2。表と裏でそこまでのギャップはなく喜怒哀楽も分かり易いぐらい顔と態度に現れるため曲者揃いの大物マフィアの中では接しやすい方で、部下から突っ込みを受ける位には良好な関係を築いている。部下には「殺す」「抹殺する」といった言葉の使用を禁じており粛清・処刑には「hit」を使うよう求めている。もし陰で会話を盗み聞きされても「hit」なら法廷で何の証拠にもならない為である。殺人会社の社長らしく卑怯な作戦にも余念がなく追い詰めた相手に命だけは助ける約束をして情報を引き出した上で殺害、殴り合いを開始して乗ってきた所を銃で殺害、利権譲渡の交渉を持ち出して内容を話している所を不意打ちで殺害など出任せで相手の油断を誘い隙きをつく戦法を好んでいる。
暗殺専門組織のリーダーだけあってマーダー・インク最強と言われる殺し屋であり身体能力や殺しの技術がずば抜けている。口の中で溜まった血液や咥えた爪楊枝を吹いた際は弾丸の様に打てる。更に様々な武器を使いこなせる天才で特にナイフと銃の扱いは超一級品。前評判通り舩坂弘に匹敵する生命力の持ち主で、頭に大きな風穴が空く等の致命傷を受けたり体の大部分を消失しても生命活動を維持可能で更に短時間で傷が再生する。だが胴体が吹き飛ぶ等の大きなダメージの再生にはそれなりの時間が掛かる為、前述の通り急所を外す術に精通しリスクのある攻撃はしっかり避ける。精密射撃と驚異的な視野の広さを持ち本人曰く視界は540度あるらしい。自分と戦おうとする人間は逃走を図る者が多かっただけに追走術のレベルも相当高い。総じて極限までに練りあがった殺人技術と無限に近い引き出し、マーダー・インクの幹部が霞かねない身体能力とタフネス、未来を見透かす様なセンスと知性を持ち合わせマーダー・インク最強と言われるに相応しい強さを有している。

台詞

  • 「障害!殺害!ナイスガイ!OK!」
  • 「社会にはなぁ…マフィアより生きてちゃダメな奴らが五万といるんだよ」
  • 「欲をかいた権力者に比べたら世の悪党の方が幾らか人道的だ。クズが政治を支配するからクズが生まれる。オレ達は悪気がある分かわいいもんだな」

超化異能【黄之節制(イエローテンパランス)

位階:S等級:classX系統:インベンター

相手に同化し肉を取り込む不定形のスライムを生み出す。全身に纏う事で他人そっくりに変装する事も出来る。そのため罪を他人に擦り付けたり社会的に抹殺する事も可能。直接触ると触れた部位に食いつき吸収しはじめる「攻撃する防御壁」としての性質も持ち食った対象のエネルギーを取り込んでパワーアップする。温度変化にも強く一たび食いついたイエローテンパランスは火で焼けば弾けて広がり凍らせればスパイク状となり更に人体に食い込む。彼自身が「弱点は無い」と豪語する程で防御力に優れており全身に纏えば物理攻撃には無敵。

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Tag: コーザ・ノストラ あべを


*1 手下が組合員を焚き付けて騒動を起こさせ組合リーダーはバカルターに解決を依頼、バカルターは手下に処理させ、リーダー達から手数料を取る。組合選挙は投票箱を監視するバカルターら武闘派に仕切られ組合人事を動かした。
*2 サラリー+出来高制かつ福利厚生までしっかりしており、大企業と変わりないレベル