Boevoi

Last-modified: 2023-05-24 (水) 22:38:50

オグニェーヴォイ級駆逐艦(30型戦列駆逐艦) ボエヴォイ

Boevoi.jpg

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier5種別ツリー艦艇
艦種駆逐艦派生元Soobrazitelny
国家ソ連派生先Kiev
生存性継戦能力(A) 12,600
(B) 15,500
装甲6-16mm
・艦首・船尾 6-16mm
・上部構造 6-16mm
・主砲 13mm
・重要区画 13-16mm
対水雷防御ダメージ低減(A-B) 0%
機動性機関出力0,000馬力[hp]
最大速力37.0ノット[kt]
旋回半径610m
転舵所要時間(A) 6.6秒
(B) 4.8秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離6.9km10.6km8.9km2.7km
航空発見距離3.5km6.1km6.5km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
A-Bmod.19.6km0m
mod.210.6km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
A-B130mm/50 B-2LM2基×2門HE弾 1900(8%)
AP弾 2500
7.0秒18.6秒


魚雷艦体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
A-B(前期)533mm 3連装 1-N2基×3門(6門)1440070秒5.0km60kt1.3km
(後期)533mm 3連装 1-N1510060秒7.0km65kt1.4km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
A12.7mm DShKM-2B
76mm 39-K
4基×2門
1基×2門
20
3
1.2km
3.5km
B12.7mm DShKM
37mm 70-K
76mm 39-K
4基×1門
6基×1門
1基×2門
14
34
3
1.2km
3.2km
3.5km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
AirDefense 2_0.jpg対空砲改良2+20%:対空砲座の最大射程
2Damage Control System Modification 2-min.pngダメージコントロールシステム改良2-15%:消火時間
-15%:浸水復旧時間
Steering Gears Modification 2-min.png操舵装置改良2-20%:転舵所要時間
Propulsion Modification 2-min.png推力改良2-50%:最大出力への到達時間

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(28,600)
モジュールスロット2
(42,900)
モジュールスロット3
(71,500)
Kiev
(143,000/-)
 
船体
Hull-min.pngBoevoi 船体B480,000
魚雷
Torpedoes-min.png魚雷 53-39 mod.160,000
射撃管制装置(照準装置)
Gun Fire Control System-min.png照準装置 V mod.260,000

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:10 秒
消耗品の準備時間:40 秒
十字キー上
発煙装置I.png発煙装置2 回消耗品の動作時間:20 秒
煙幕の持続時間:81 秒
消耗品の準備時間:240 秒
十字キー右
エンジンブーストI.pngエンジンブースト2 回最大速度:+8%
消耗品の動作時間:120 秒
消耗品の準備時間:180 秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

オグニェーヴォイ級駆逐艦(プロイェークト 30)は、グネヴヌイ級駆逐艦の発展型です。前級に比して大型化され、主砲塔の装甲防御力の強化が図られ、より強力な雷装を備えていました。
就役:1945
同型艦数:30

解説

※最大散布界やAP弾貫通力などゲーム内で見れない情報については、PC版wikiを参考に解説文を書いている

史実

1938年から始まった第3次5ヵ年計画の一環として24隻の建造が決定された。
1940年から順次竣工していったが、間もなく第2次世界大戦(大祖国戦争)が始まり駆逐艦どころではなくなってしまった。
計画は中止され実際に世に出たのは11隻にとどまり、1945年の終戦間近から戦後の間に就役したと思われるが、ボエヴォイも1番艦のオグニェーヴォイと同様に就役後の詳しい経歴は不明。
残りの10隻の内9隻は、全て1960年ごろにスクラップとして解体され、残る1隻はミサイルの標的艦に使用され沈没した。
ボエヴォイも他の9隻と同様にスクラップ処分されたと思われる。

オグニェーヴォイ級駆逐艦

ソ連海軍がグネフヌイ級(プロイェークト7)及びストロジェヴォイ級(プロイェークト7U)の改良型として建造した艦級(プロイェークト30)。1番艦オグニェーヴォイ以外の同型艦が電子兵装の追加・近代化を受けたアスマトリーチェリヌィ級(プロイェークト30-K)として就役したため、純粋なプロイェークト30艦としての就役艦はオグネヴォイのみであった。※NATOではプロイェークト30と30-Kを区別していなかったため、両者を合わせてオグネヴォイ級としている。

設計の経緯
1933年、ソ連海軍は第2次5ヶ年計画を策定し、38年までに巡洋艦8隻と駆逐艦50隻を整備することを決定した。
この計画に従い、ソ連海軍はイタリアから導入した技術等を参考にグネフヌイ級駆逐艦(プロイェークト7)を設計し、1935年末には1番艦を起工し、(遅れを出しながらも)1938年には完成に漕ぎ着けた。グネフヌイ級は当時のソ連海軍において最新鋭の駆逐艦であったが、竣工後の試験では航続距離の短さ以外に、安定性、凌波性、船体強度のすべてが不足していると指摘された。
また、当初53隻が発注されていたグネフヌイ級のうち、18隻が機関をシフト配置に改めたストロジェヴォイ級(プロイェークト7U)として建造されたが(実際にシフト配置で建造されたのは8隻)、船体設計を見直さないまま強引に機関配置を変更した事により、前級より性能が悪化するという事態を招いていた。

ここに至り、ソ連海軍はグネフヌイ級及びストロジェヴォイ級の抜本的改良型であるプロイェークト30の設計を決定。折しも1937年3月に、1947年までの10年間で「外洋海軍」を建設するとした新たなプログラムが発表され、その中に86隻の駆逐艦新造が含まれていた事から、プロイェークト30はこの計画に沿って建造される事となった。
設計の主なテーマはストロジェヴォイ級から安定性、船体強度、耐航性、航続距離を向上させる事であり、1939年10月、このテーマに基づいたプロイェークト30の最終設計案が承認された。この時、プロイェークト30の1番艦(後のオグニェーヴォイ)は既に起工済みであった。
前級からの改良点としては
・外板の増厚、構造材の補強による船体強度の確保
・艦首乾舷の高さ拡大による航行性能の向上
・艦型拡大による生存性の向上、航続距離の延長
・砲兵装の装甲化による抗堪性向上
・武装、発電機の強化
・駆逐艦タシュケントを参考にした密閉式艦橋の採用
等が挙げられる。また、機関については同時期に計画されていた嚮導駆逐艦プロイェークト48(後のキエフ級)と共通とされていた。

本級は1939年に24隻が発注され、ニコラーエフ、レニングラード、モロトフスク(現セヴェロドヴィンスク)、セバストーポリ、コムソモリスク・ナ・アムーレの5ヶ所に所在する6の造船所で建造が開始された。しかしながら独ソ戦の勃発に伴い、ニコラーエフで建造中の艦のうち、進水済みのものは後方へ疎開、未進水のものは船台上で解体され、残りの造船所で建造中の艦については終戦まで建造が中断された。
最終的に、発注された30隻のうち1隻が戦中に、10隻が戦後に完成し就役に至った。そして先述したように戦後完成の10隻に関しては電子兵装のアップグレードが図られたプロイェークト30-Kとして就役したため、純粋なプロイェークト30設計艦として就役したのはオグニェーヴォイ1隻のみであった。

オグニェーヴォイ級は1930年代のソ連海軍において最も先進的な駆逐艦であったが、同時期の諸外国の駆逐艦と比べると
・リベット留めを多用した船体
・強度の低いマンガン鋼を多用した船体
・消磁装置、ソナー、レーダー未搭載
・旧式な換気システムに起因する機関の抗堪性の低さ
・主砲の両用機能の欠如
等の後進性が目立ち、「起工された瞬間から時代遅れ」と評される事となった。その一方で単純な設計は多くの派生型を生み、同盟国への供与にも有利に働いた。

ボエヴォイの艦歴
1949年12月、オグニェーヴォイ級駆逐艦の発展型であるスコーリィ級駆逐艦(プロイェークト30-bis)の一艦としてニコラーエフ造船所にて起工。1950年12月にソ連海軍黒海艦隊に就役。1961年8月、Tsl-27に改名。1964年11月、ソ連海軍を退役しインドネシアへ売却。インドネシア海軍においてはSultan Darmuda(Sarwadjalaとする情報源もあり)の艦名で1973年まで就役したのちスクラップ。

小ネタ

プロイェークト30の派生形

・プロイェークト30-A
ボイラーを米国製の高温高圧缶を参考に開発したものへ換装した機関改良型。1940年にアメリカからボイラーの実機が輸入されたが、実際に建造される事はなかった。プロジェクト名のAは「Amerikansky(アメリカの)」を意味すると思われる。

・プロイェークト30-K
プロイェークト30の電子兵装を更新・追加したもの。プロジェクト名のKは「Korrektirovany (修正された)」の意味。クラス名はアスマトリーチェリヌィ(慎重な)級。1947年設計承認。航法、索敵、対空迎撃用の各種レーダーが新規に搭載され、無線やソナーが新型に更新された。また、機関はシフト配置に改められた。1947年より10隻が建造され、1965年までに全艦が退役した。7番艦「アザルノイ(乱暴な)」は1950年にブルガリア海軍へ引き渡され「ゲオルギ・ディミトロフ」と改名。1961年まで現役であった。

・プロイェークト30-бис(ビス)
スコーリィ(素早い)級のクラス名で知られるプロイェークト30の改良型。ロシア語ソースではスメーリィ(大胆な)級とされる事もある。бис(ビス)は「~の2」の意味。戦後、ソ連海軍は戦時中に消耗した駆逐艦戦力の早急な再建を欲していたが、戦後型駆逐艦プロイェークト41(後の駆逐艦ネウストラシームイ)の建造には未だ数年を要する情勢であったため、プロイェークト41が配備されるまでのつなぎとして整備された。主な改良点は船型の拡大と構造及び装備品の近代化。プロイェークト41の開発が最終的に失敗した事もあり、70隻もの同型艦が建造され、ソ連(及び帝政ロシア、ロシア連邦)海軍史上最も多くの艦が建造された艦級となった。プロイェークト56(コトリン級)等の本格的戦後型駆逐艦が配備され始めると、譲渡艦としてソ連の友好国の手に渡るものもあった(譲渡先はエジプト、インドネシア、ポーランド)。

・プロイェークト31
プロイェークト30-бисを情報収集艦兼対潜艦に改良したもの。具体的には砲兵装を130mm砲2×2と57mm対空砲×5とし、対潜誘導魚雷、対潜迫撃砲、無線傍受装置、レーダー検出装置、ジャミング装置等を搭載する事でプロイェークト30-бисを電子戦・対潜戦に特化させたもの。1955年9月にソ連海軍第1副総司令官セルゲイ・ゴルシコフ提督から提案され、当初は24隻を改装する予定であったが、最終的には8隻の改装にとどまった。これについては当時の技術力では対潜戦はともかく、電子戦については有効な作戦行動を行う事が困難、と判定されたという背景がある。また、130mm砲を全廃して57mm対空砲を増備したプロイェークト31-П(ペー)も計画されたが、建造には至らなかった。

・プロイェークト36
戦後間もなく、ソ連海軍駆逐艦戦力再建の為に提案されたプロイェークト30の改良型。前級からの変更点が多く、抜本的改良型としても次級までのつなぎとしても中途半端だったためペーパープランに終わった。

コメント欄

  • 味方でコイツは弱すぎ。即沈多いし、ただのハズレ -- 2021-09-22 (水) 13:15:12
  • 運営はどう言った意図でこんな極端にクソみたいな性能の艦艇実装してるんだ? -- 2021-10-04 (月) 20:29:58
    • ソ連艦優遇してませんアピールとか?要はソ連バイアス増し増しのop艦実装してソ連ばっかり強すぎる!って言われても言い逃れできるようにするため。 -- 2021-10-05 (火) 15:01:44
      • バグラチオンが微妙なのもソ連艦へのヘイトを減らす為なのかな。 -- 2021-10-05 (火) 16:16:59
  • 味方と連携することが重要だと教えるための艦。日駆とか乗ってると魚雷当てに単独先行しがちだが、駆逐の正攻法とはなにかを思い出させてくれる。あと砲の一発一発は強いから、ミリ回収しやすいのでクラーケンとるのにおススメよ。 -- 2021-10-09 (土) 15:55:25
  • このツリー自体が魚雷UG積んでからが本番みたいなところがあるけど、特にこの子は初期魚雷で隠蔽雷撃が出来ず育て始めは苦戦が多かった。 -- 2021-10-09 (土) 18:52:54
  • 炎の試練一回クリアして以降ずっと放置してるわ。そのくらい乗りたくない。 -- 2021-10-17 (日) 01:03:11
  • うーん。微妙。主砲は日駆相手に奇襲をかけてやっと倒せる程度だし、かといって魚雷も目立った性能はない、こいつの使い方としては待ち伏せしたり旋回追跡で大体の場所に魚雷をばら撒いて、当たるのは運次第みたいな使い方が多い気がする、たまに凄い戦果出してくるから、面白い艦ではあると思う。第一ツリーよりかはマシ。 -- 2022-04-23 (土) 13:46:00
  • 距離空いたら魚雷流す近けりゃ撃つ、が普通だけどソ連駆って大体逆だよね。まぁしかし辛いことの多いこのルート。魚雷射程伸びて遠距離が楽になるかと思えば、砲性能が下がったせいで寧ろ戦闘距離を短く取って砲も魚雷も積極的にねじ込みにいかないと火力不足になる、と言う本末転倒な駆逐群。まぁ端的に言ってそれが弱い原因なんですけどね。あと、同国の砲駆と比べた結果「雷駆は勝ちに行きづらい特性」ってのを証明しちゃってるのがなんとも・・・。 -- 2022-06-10 (金) 12:58:35
  • グローバルで飛ばすことを強く推奨 少ない砲門 遅い装填速度 悪隠蔽 鈍重な動き あらゆる点で日本駆逐艦の下位互換 -- 2022-06-13 (月) 07:43:09
  • 通常戦で自陣直前の島影での待ち伏せ狙いの味方が居て、終始押し気味で敵が前に出てこなかったから5分以上動かなかったなwその後もひとつ前の島影に移動しただけで下から二番目の半分以下の成績で最下位だった… -- 2022-10-22 (土) 05:31:09
  • こいつが強化されず放置されてる状況に恐怖するわ。 -- 2023-05-24 (水) 22:38:50