Kolberg

Last-modified: 2021-07-29 (木) 02:10:16

コルベルク級防護巡洋艦

Kolberg.jpg

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier2種別ツリー艦艇
艦種巡洋艦派生元Dresden
国家ドイツ派生先V-25
Karlsruhe
生存性継戦能力(A) 17,200
(B) 18,300
装甲6-100mm
・防郭 0-1mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
機動性機関出力0,000馬力[hp]
最大速力27.7ノット[kt]
旋回半径(A) 480m
(B) 470m
転舵所要時間(A) 7.5秒
(B) 5.3秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離9.4km11.0km0.0km3.3km
航空発見距離5.6km11.0km0.0km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
A-Bmod.19.0km0m
Typ 2 mod.211km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
A105mm L/45 MPL C/0612基×1門HE弾 1200(5%)
AP弾 2300
3.8秒18.0秒



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(1,260)
モジュールスロット2
(2,520)
次の軍艦1
(5,000/-)
次の軍艦2
(6,300/-)
 
船体
Hull-min.pngKolbelg船体B2,600
射撃管制装置(照準装置)
Gun Fire Control System-min.png照準装置 Typ2 mod.2320

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:5 秒
消耗品の準備時間:60 秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

コルベルク級小型巡洋艦は、ドイツ帝国海軍における最後の防護巡洋艦です。汎用巡洋艦であるドレスデン級巡洋艦の発展型であり、前級に比して大型化され、速力および砲力が強化されていました。後の近代化改装により、甲板上に2門の魚雷発射管が追加されました。
就役:1910
同型艦数:4

解説

  • 概要
    ドイツティア2巡洋艦。前級に引き続き優秀な砲火力を持っているので射撃戦を楽しみたい艦長にはセントルイスと並んでお勧めの艦である。
  • 主砲
     105mm45口径単装砲を12基、計12門搭載。砲配置は前級とほぼ変わらず、舷側の砲が1基づつ追加されている。このため真横を向いた状態でも無理せず6門を指向できるようになった。傾け角度によって甲板の砲を1門多く指向できる点も変わっていない。前級に引き続き圧倒的な装填の速さ(約4.5秒)を誇り、かつ射程が8.9kmと伸びたことから同格巡洋艦であれば露巡(9.09km)以外には優位を取れるようになった。
     AP弾のダメージは2300、発射レートの高さから138,000という同格トップのDPMを誇り、貫通が見込める相手(駆逐艦や軽巡洋艦)には滅法強い。このため、基本的にAP弾を主体として戦うのが良いであろう。HE弾のダメージも1200と前級と変わらないが、こちらは72,000とDPMとしては控えめ(他国同格だと120,000位)であり、さらに発火率が5%と低く(他国は7%から9%なのに)火災発生も見込めない。貫通が見込めない相手(戦艦や重装甲艦)にはこちらを使うしか手が無いので、正面から無策で挑んだ場合は装甲や体力の差で削られてしまうだろう。
  • 機動性
    最高速度は27.7ノットとそれほど速い方ではない。他国同格には30ノットを超える艦も存在するので、それらと比較するとかなり見劣りする、しかし、同格内では一応速い方のグループに属するので安心して欲しい。転舵そのものにかかる時間も5.3秒と短く、旋回性能に不満は無いだろう。しかし加速は鈍く、停止状態から最高速に乗るまでに13秒以上を要するので、無用な衝突や座礁には要注意である。
  • 隠蔽性
    ティア2の巡洋艦は被発見距離が7~8km台のものと9km台のものに大きく2分されるが、本艦は後者のグループに属する。ただし、本艦は戦闘中はほぼ発砲している事が多く、隠蔽の低さはあまり気にならないであろう。
  • 生存性
     HP18,300台は他国同格巡洋艦と比較して最低水準である。さらに本艦は装甲に期待できるタイプではないので、間違っても単艦で複数の敵と同時に撃ちあったり、戦艦に挑んだりしないように(あっという間に沈んでしまう)。
     さらに、このティアから増えてくる駆逐艦の魚雷にも注意を払う必要がある。幸い旋回性能には恵まれているので距離が遠ければ回避運動を取る、距離が近ければ防御姿勢に移行することで無用なダメージを抑えつつ終盤まで生き残ることができるだろう。
  • 総論
     小柄で旋回性能に優れた船体に、強力な火砲を搭載した艦である。前級と比べて艦の性能は向上しているものの、前級のような飛び抜けた強さは失われてしまった。それどころかティアが上がったことから重装甲艦と遭遇する機会も増え、単純にAP弾をばら撒くだけでは前級のように簡単に勝つことはできなくなっている。爽快感が無くなったと嘆く艦長も居るだろう。
     しかし、ここで今一度巡洋艦の主たる任務を思い出して欲しい・・・巡洋艦の主任務は「敵駆逐艦の排除と味方艦の援護」である。幸いにして本艦は巡洋艦に必要な能力をギュッと凝縮したような性能をしているので本艦で良い結果を出せるようになればこの先でも通用する立派な巡洋艦乗りになれるだろう。

史実

コルベルク級は、ドイツ帝国海軍の小型巡洋艦の中で衝角を備えた最後の艦級である。
また、初めて各艦の機関を蒸気タービンに統一したこともその特徴として挙げられるが、メーカーはそれぞれ異なっていた。

エルビンクのシーヒャウ造船所で建造されたタイプシップ、「コルベルク」は30,400馬力のメルムス&プフェニガー式タービンを搭載し、4軸推進で26.3ノットを発揮した。シュテッティンのヴルカーン造船所で建造された「マインツ」はAEG=カーティス式タービンを載せ、公試で22,040馬力、2軸推進で26.8ノットの成績を示す。キールの帝立造船所で竣工し、三番目に就役した「アウクスブルク」はパーソンズ式タービンを搭載し、31,033馬力で4軸26.7ノットの速力を出した。また同市のゲルマニア造船所で建造された「ケルン」は29,036馬力のゲルマニア式2軸タービンとともに「マインツ」と並んで、それまでのドイツ小型巡洋艦最速となる26.8ノットの速力を誇った。

これより前のドレスデン級と比較すると20メートルほど長くなった艦体は、初めて10.5㎝ SK L/45艦砲12門の搭載を可能とした。また1914年、「マインツ」と「ケルン」がヘルゴラント沖海戦で失われた後、1916年から1917年にかけて「コルベルク」と「アウクスブルク」の艦砲は6門の15.0 cm L/45および2門の8.8 cm L/45高角砲に換装されている。なお、本級は建造当初から45cm魚雷発射管を2門搭載していたが、この時さらに50cm魚雷発射管が2門ずつ追加されている。携行した魚雷は5本であった。

両艦は第一次世界大戦を戦い抜き、「コルベルク」はフランス海軍に引き渡されて「コルマール」として再就役している。1923年の関東大震災ではウラジオストックから横浜へ向かい、日本に支援物資を届けた。「アウクスブルク」は日本に引き渡されたものの再就役せず、オランダのドルドレヒトで解体されている。なにかと日本に縁のある艦級であった。

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