Hosho

Last-modified: 2023-03-20 (月) 22:04:57

航空母艦 鳳翔

Hosho.jpg

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier3種別ツリー艦艇
艦種空母派生元Ishizuchi
国家日本派生先Ryujo
生存性継戦能力(A) 31,000
(B) 31,800
装甲0-1mm
・防郭 6-20mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
対水雷防御ダメージ低減(A-B) 0%
機動性機関出力30,000馬力[hp]
最大速力25.0ノット[kt]
旋回半径740m
転舵所要時間(A) 11.1秒
(B) 7.9秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離10.6km-12.6km-
航空発見距離7.4km-10.4km-


副砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
A-B140mm 3rd Year Type4基×1門HE弾 2400(10%)8.0秒3.5km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
A13mm Type936基×2門211.2km
B25mm Type96 mod.16基×2門303.1km



・艦載機

編成・搭載能力攻撃隊の規模飛行中隊の機数甲板上の機数
2 飛行隊6 機10 機


雷撃機名称HP巡航速度(最大速度)小/中隊機数被発見距離復旧時間最大ダメージ雷速魚雷射程
-Yokosuka B4Y1,60097 kt( 137 kt)2/67.5 km59 秒5,70045 kt3.5km
急降下爆撃機名称HP巡航速度(最大速度)小/中隊機数被発見距離復旧時間最大ダメージ(火災率)着弾範囲
-Aichi D1A11,60099 kt(139 kt)2/610.0km55 秒8,500(43%)-m



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良1+10%:副砲最大射程
-10%:副砲弾の最大散布界
航空管制改良1-10%:航空機準備時間
2Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界
飛行機隊改良2+3%:急降下爆撃機のHP
+3%:雷撃機のHP

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(8,600-)
Ryujo
(98,000/-)
 
船体
Hull-min.pngHosho 船体B54,000

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

(自動的に使用)
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:60 秒
消耗品の準備時間:90 秒
水上戦闘機I.png戦闘機4 回消耗品の動作時間:600 秒
消耗品の準備時間:40 秒

詳細は消耗品を参照

・航空機消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー上
エンジン冷却2 回消耗品動作時間:5 秒
消耗品の準備時間:80 秒

ゲーム内説明

世界で初めて始めから航空母艦として設計されたのが、この鳳翔です。空母としては小型であり、航空機の搭載機数は限られていましたが、優れた速力を誇り、軽巡洋艦よりやや劣る程度の兵装を備えていました。
就役:1922
同型艦数:1

解説

  • 概要
    日本ティア3空母。「最初から空母として設計・建造された艦」として日本で最初に起工・竣工し、かつ「最初から空母として設計・建造された艦」の中で世界で最初に竣工した艦である。
    空母初手狙い、ダメ、絶対。
    派生元の戦艦とはうって変わって打たれ弱いが偵察、雷撃、爆撃と非常に重要な仕事を持つ空母。ここからはその母ともいえる艦が出迎える。同格米空母より強力な雷撃機を運用できる半面、整備時間が長く雷撃機自体も扱うにはコツが必要だったりと玄人向けな性能になっている。
  • 母艦
    25ノットの船速は巡洋戦艦以外の戦艦に勝るが、巡洋艦および駆逐艦には劣る。
    装甲も薄いので、空母の基本通りに見つからない後方の位置を維持すること。
  • 雷撃機
    2/6機中隊編成であり一回の攻撃で2本投下する。非常に当てにくいが威力は5700と英米に勝る、このTierとしては非常に強力な雷撃機である。やっぱり魚雷キチだな、帝国海軍。
    偏差も取りやすく回避もされにくい。戦艦相手なら多少遠距離からの投弾でも命中が見込めるので、敵の機動性と防空能力に応じて投弾距離を調整しよう。
    戦艦から駆逐艦まで相手を選ばない万能兵装であるが、それだけに消耗には十分注意し、ここぞという場面で出していきたい。

    一方で、有効なダメージを出すためには「照準を絞る」=早めの攻撃準備が極めて重要なことには注意。全く絞らずに投下するとハの字型に大きく開いた軌道で投下されるため、容易に回避されてしまう。慣れてくるとそれを逆手に取って、反復攻撃の際などに旋回中の攻撃で片方だけを強引に当てることも可能になるが、それはあくまで応用編。きっちり照準を絞って魚雷を当てていくのが基本である。
  • 爆撃機
    米英の爆撃機と同じHE爆弾を搭載。一回の攻撃で2発投下する。

    絞り切った散布界がちょうど巡洋艦の艦幅程度の短径を持つ縦長の楕円をしているため、敵の艦首ないし艦尾から進入してなるべく収束し切った状態で投弾したい。
    ただし急降下爆撃機に共通する特徴として攻撃終了時間が近づいてくると爆撃機が機首を上げ始めるため投弾角度が徐々に浅くなる。
    そのため戦艦相手にギリギリまで粘っていると撃角が浅くなり貫通力が不足する傾向にあるので、戦艦相手は偏差を取って早めの投下を心掛けること。
    巡洋艦ならばその心配は無用なのだが、軽巡の機動力相手に広い散布界にたった2発の爆弾を命中させるのは至難の業。
    その上、当たったと思ったらカスダメでした、というのもよくある話。その場合のダメージは駆逐艦の主砲にも劣る。
    それでも2発直撃時の最大ダメージ5000は魅力的なので、座礁した艦や島陰で停止している艦など直撃を見込める相手には積極的に使っていきたい。
    なお、駆逐艦相手には狙って当たることはほぼない&当たったとしてもほぼカスダメなので、雷撃機に交代しよう。

  • 総論
    T3としては破格の大威力航空雷撃によって戦場に君臨する海戦の女王。ただし能力を十全に発揮できる艦長が座上する限りにおいて。
    確実な命中を見込める強力な雷撃機、島陰に潜む敵艦を痛打できる爆撃機を持ち、戦場のあらゆる場所に攻撃を行うことができる。
    戦況を見極め、適切な場所に支援を送り込むことで勝利を引き寄せることができるだろう。
    以降の日本空母ツリーは白龍に至るまで大きな特性の変化はないので、自分の適性と好みを測るにはちょうどいいかもしれない。

史実

艦歴

鳳翔は1922年に竣工した日本初の航空母艦である。
イギリス海軍の助力のもと、先に就役していた改装空母の各種データを元に建造され、初の国産空母であるにもかかわらず当時としては先進的な設計となった。就役後に判明した問題も改装を重ねて解決していき、のちの空母開発への貴重な情報を生むことになる。
第二次世界大戦にも旧式化しつつ参加したがミッドウェー海戦後は練習艦として兵を育てた。
戦後は復員船として従事し、その後は大阪の日立造船桜島工場で解体された。

 

WoWs公式解説

ライト兄弟による飛行実験の成功から間もない第一次大戦で実戦投入された航空機は、海軍でもすぐに採用された。航続距離が大きな飛行機は敵艦隊などを発見する偵察機に最適であり、既存の軍艦に仮設した飛行台などから発艦させて洋上偵察するという運用もはじまった。
日本海軍は空母に並々ならぬ関心を示し、第一次大戦直後に、イギリス海軍の協力を得ながら空母の開発に着手した。ただし当初は空母という概念が存在せず、特務船「竜飛」として計画された。そして計画がかなり具体化した1920年になって航空母艦という艦種が新設されたために、竜飛は「鳳翔」に改められた。

 

計画時から空母として建造された軍艦としては、鳳翔は世界初の船であった。その名は瑞鳥として名高い鳳(おおとり)が羽ばたく姿を意味していて、航空機が飛び立つ空母にふさわしい。鳳翔以降、日本空母の命名には瑞鳥動物が使われるようになった。
1922年暮れに竣工した鳳翔を通じて、日本海軍は空母と艦載機の運用に関する有益なノウハウを獲得した。この船がなければ日本機動部隊はなかったとしても言い過ぎにはならない。しかし基準排水量が7470トン程度と小型であり、速度も不十分であるため、航空機の大型化と高性能化には対応できなかった。太平洋戦争がはじまっても戦力としては計算されず、1942年6月のミッドウェー海戦を最後に瀬戸内海に置かれ、空母艦載機搭乗員の育成にあたった。

 

1945年夏には母港の呉軍港がたび重なる空襲で壊滅したが、鳳翔は無傷で切り抜けることができた。結果として日本海軍最古の空母は戦争を生き延び、復員事業に活躍したのち解体処分とされたのであった。

小ネタ

格納

「最初から空母として設計・建造された艦」として日本で最初に起工・竣工し、かつ「最初から空母として設計・建造された艦」の中で世界で最初に竣工した艦である。
それゆえエピソードには「日本初」のものが多く、「世界初の航空母艦」として名前が挙がることもある。
大正11(1922)年に竣工した純粋な航空母艦であり、従って本来はこんなに小さくても正規空母であり、太平洋戦争を生き抜いた筋金入りの大ベテランである。
・1945年3月と7月の呉軍港空襲の際は、ほぼ無傷で燃料さえあれば実戦投入も可能であった為にマークされていた大淀や、比較的大型の利根、龍鳳が近所にいたこともあってか、ほとんど被害を受けることはなかった。
終戦直前には特別警備艦(浮き対空砲台)への艦種変更を受け、大破着底した利根らご近所さんからかき集めた25mm機銃と機銃員を艤装の周囲に配置して、防空要塞と化していた。
戦後は改装で無理矢理延伸した分の飛行甲板を撤去して外洋航行能力を取り戻すと、1946年8月まで復員輸送艦として約四万人の将兵と民間人を南方から日本へと連れ帰った。
復員船として訪れた先の一つシンガポールでは、艦尾を失った高雄が係留されたまま浮き事務所兼宿舎として残務整理にあたっていた。
そんな高雄へ鳳翔は入港のたびに日本酒、スルメ、沢庵、素麺など懐かしい日本の味を差し入れし、大いに喜ばれたという。
遠い異国の地で最期の時を待つ高雄にとっての、ささやかな「酒保鳳翔」であった。
流石はお艦...
全ての役割を終えてから9ヵ月後の1947年5月1日、大阪(日立造船・築港工場)にて解体完了。
娘達の生と死を見届けた「全ての空母達の母」は、一人静かに娘達の元へ旅立った。

コメント欄

  • 地味にクッソ強いな鳳祥さん。こいつで暴れた時には一航戦ってこんな気分だったのかと思ったぞい。 -- 2022-08-21 (日) 11:44:15