【移民】

Last-modified: 2024-02-12 (月) 17:03:51

概要

【バトルトリニティ】実装初期に問題になったプレイヤーの行動。
個人ポイントを稼ぐため、試合の勝利を無視してトライロックの占領、中立化だけを行う。
想定された競技からおおきく外れる行動であり、ルールの改定によって現在では封じられている。

詳細

Ver.4.4のバトルトリニティ実装初期では、トライロックの占領・中立化で得られる貢献度が高めに設定されており、そこから「ジュエルを納めたり占領した拠点を守ったりせず、ひたすらトライロックを奪いながら移動するだけ」というプレイスタイルが出現した。
チーム全体のポイントは上がらないので事実上の試合放棄である。オートマッチングで味方に移民プレイヤーが入り込めば勝ちづらくなり、敵にいれば強引に拠点を制圧される(守ろうとしないので取り戻すことは容易だが)ので混乱する。当時は「移民」専用の固定パーティすら存在した。
 
1つの職業のやりこみランクを最大にするためには30万ポイントを要する。
仮に1試合で2000ポイント稼いだとしても、単純計算で150試合こさななければならない。
効率の良い「移民」で作業化するのが最適解となってしまったことが最大の問題といえるかもしれない。
そもそも、多対多の対戦ゲームという非常にデリケートな場に(DQ10の本コンテンツや【コロシアム】に限った話ではないが、この手のゲームでは自軍が敗北した際の責任の押し付け合いなどギスギスが起こりやすいのが常である)、個人ポイントというチームの勝利以外の目的を入れてしまったことがまず失敗だったのではないかという批判もある。
なおこの点については後述する運営からの公式回答として、3チーム戦で1チームが勝利するという競技形式上、必然的に勝利者になれるプレイヤーは少なく、勝敗以外の評価点も必要だとしている。
 
実装から1ヶ月後の第1回【バトルトリニティ対抗戦】に際し、移民を容認するのか運営側の姿勢が問われた。
2019年1月22日の【超ドラゴンクエストX TV】において、「頭を痛めている」と問題視しつつも、対抗戦は「ランダムマッチングが中心」「1位のチームのみに勝利ポイントが入る」など、移民とは相性の悪いルールであるとして、対抗戦の前後には抜本的対策を行わないと宣言。対策は次のバージョンアップで行うとの予定を示した。
同月24日には、【安西崇】【提案広場】で移民問題への提案に長文の回答を行っている。
当然といえば当然だが、対抗戦の期間中も勝敗を無視して貢献度を稼ぐ移民プレイヤーは目撃された。
 
そしてVer.4.5前期のアップデートにより、「トライロック関連の貢献度減少」「1位以外でトライロック関連の貢献度だけが高い場合、貢献度上限に制限が掛かる」「クラブポイントが低すぎる場合は貢献度がもらえくなる」などの新ルールが加えられ、移民そのものが行えなくなり問題も沈静化した。

源世庫パニガルムにおける「移民」

【源世庫パニガルム】のボス戦では、広い円形のフィールドで3つのパーティが3方向にある広場に分かれてそれぞれボスを攻撃するのが基本となるが、あるパーティが他のパーティの広場にまとまって移動することを「移民」と呼ぶ。
【フォース】【強化ガジェット零式】などの火力補助の恩恵を受けやすく、討伐時間の短縮に繋がるメリットもある一方で、【獄炎の怒り】などの範囲攻撃が重なって壊滅に繋がるなどのリスクがあり、特に回復役に負担をかけることから、事前の合意無しで行うとトラブルの原因になることもある。
 
なお、【堕天使エルギオス】【絶望の到来】のようにギミックの関係で複数のパーティが1箇所に集まるのは基本的に「移民」とは呼ばれない。