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【ダミーデータ】

Last-modified: 2019-07-09 (火) 17:31:32

概要 Edit

プログラム中、ゲームの内容に影響しない仮のデータのこと。
 
ゲーム開発は始めから全ての仕様が決まっている訳ではなく、仕様が確定するまでに何回もデータを作り直すのが一般的。
また、開発終盤になると様々なカテゴリのデータが出揃ってきており容量も限界になりつつあるため、データを削除して減らす事はできても、無かったところに新たに追加することは難しい。
仮に総容量的な面では追加できてもデータの並びが飛び飛びになってしまい、プログラミングに支障をきたしてしまう可能性もあるのだ。
そのため、先んじて適当な「消しても良いダミーデータ」を入れておき、それを正規のデータに置き換えていく事で、後からでも新規データの追加を容易にする。
要するにデータ容量上の場所取りのようなものであり、データの内容云々よりも「データとしてそこに入っている」事そのものに意味があるものといえる。
もちろん仮のデータであるため、消されず内部に残っていたとしてもゲーム中に登場することは無い。
 
上記のように、ゲームにおいてダミーデータを作ることは普通のことなのだが、中でもファイナルファンタジーシリーズの「えふえふ(0xFF=255でありアイテムデータの終端を表す)」や、初代ポケモンの「けつばん(欠番、図鑑の空欄にあてられている)」などは、バグ技によって目に触れる機会が多かったので有名どころだろう。

DQ2(FC版) Edit

【みみせん】【しのオルゴール】がアイテムのダミーデータとして存在する。
これらは【復活の呪文作成プログラム】により捏造した【復活の呪文】を入力することで強引にゲーム中に出現させることが可能。

DQ3(FC版) Edit

【ちいさなメダル】【しのオルゴール】がアイテムのダミーデータとして存在する。
これらは【ランシールバグ】【棺桶バグ】によりゲーム中に出現させることが可能。
また、これらのアイテムの存在に言及した【堀井雄二】のコメントが【ドラゴンクエストマスターズクラブ】に掲載されている。

質問 アイテムのことでお聞きします。
先日、友だちが “小さなメダル” とか “死のオルゴール” とかゆーアイテムがあるらしい、とゆー話をしていました。ボクはいくら探しても見つからないんですが?

回答 ウーン、何と言えばいいのかな。まあ、あると言えばあるし、ないと言えばないし。
その “小さなメダル” とか “死のオルゴール” ってゆーのは、あったんだけど、途中メモリーの関係で無くしちゃったアイテムなんだよね。ところが、その残骸として、アイテム名だけがバグに残ってるワケ。
名前までけずろうとすると余計にバグが出るおそれがあったから、あえて残しておいたんだ。だから普段は絶対に出てこないんだよね。
ただ、アイテムを自由に操作できる技があって、その技を使うと、入っている128個のアイテムがクルクル出てくるから、それでこのふたつも出てきちゃうみたいなのね。
ということなので、通常にプレイしていたら、出てこなくてあたりまえ。
(後略)

「アイテムを自由に操作できる技」というのは該当するのは今のところ棺桶バグのみ。そのバグを発生させる方法のひとつであるランシールバグは後期ROMでは通常の方法では起こせなくなっており、この発言を踏まえるとこの時点ではすでに開発側もバグの存在を認識していたようだ。

DQ5(SFC版) Edit

この作品では236種類分のモンスターデータが格納されており、内部データを覗くと以下の5種類のダミーの存在が確認できる。

ID名称見た目
126ダミー17擦れた【エスターク】
203ダミー19擦れた【マムー】
204ダミー20擦れた【ドラゴンゾンビ】
210ダミー21擦れたマムー
211ダミー22擦れたドラゴンゾンビ

その性質上、【没モンスター】とは明確に異なり、見た目は擦れたモンスターのグラフィックで所々バグったようなカラーをしており、一目で要らないデータだと分かるようになっている。
なお、改造などの不正な手段を用いないと遭うことは絶対に出来ない。
各種パラメータや行動パターンなどは滅茶苦茶。まあ意味を持って設定されているわけではないから当然だ。
 
ところで、今作では【きせきのつるぎが敵として出現するバグ】があるのだが、これはモンスターデータが236種類分しか設定されていないことに起因する(詳細は当該項目を参照)。
もしダミーデータをあと20個設定してモンスターデータを256種類にしていれば、きせきのつるぎが出現することは無かったと思うかもしれないが、仮にそうしても代わりにダミーデータが出てくるだけなので根本的な解決にはならない。
 
なお、次回作のDQ6ではモンスターおよびアイテムのデータを256種類分全て使い切っており、ダミーデータは残っていない。
 
また、内部データでのみ確認できる息子と娘の名前「クーパー」と「アニー」も広義ではダミーデータといえるだろう。

DQ7(PS版) Edit

以下のアイテムがダミーデータとして存在する。

名称効果
のろわれたつるぎ1主人公しか装備できず、何故か貴重品扱い。攻撃力+63、かっこよさ+12で呪い装備
のろわれたふく1守備力+4、かっこよさ+2で呪い装備
のろわれたたて1守備力+4、かっこよさ+2で呪い装備
のろわれたぼうし1守備力+2、かっこよさ+2で呪い装備
カギ何も無し。名前の通りカギにする予定だったデータと思われる。貴重品扱い。

DQ11(3DS版) Edit

【プレイヤーキャラクター】のダミーデータ(もしくは主人公【名前】のダミーデータ)と思われるものとして「イレブンブン」が存在し、バグによりその存在を確認できる。この「イレブンブン」はプレイヤーの名前に関わらず固定されている。
上記のバグでは「ヘパイトスのたね」という没アイテムの存在(恐らくこれもダミーデータ)も確認できる。
PS4版にも同名のデータが入っているかは不明。

DQM Edit

モンスターのグラフィックデータの空き領域に色違いの【ダークドレアム】のグラフィックが入れられている。
色は青、ピンク、オレンジ、水色、緑など様々。微細な色の違いも含めると20種類程存在する。因みに、これらのダミーデータの歩行グラフィックは【棺桶】になっている。
改造を用いて無理矢理仲間にすると、メニュー画面を開こうとした瞬間画面が激しくバグってフリーズするものが多い。一部は正常に仲間に出来るが、レベルアップに必要な経験値が異常に多い。
【デバッグルーム】の戦闘テストで戦える他、水色のものは自動生成マップのテストで本編に使用されていない舞台IDを選ぶと敵として出てくることがある。
いずれもステータスが滅茶苦茶に設定されていて異常に強く、プレイヤーの道具使用よりも先に行動し、通常攻撃で5桁(千の位がアルファベットになる)のダメージを与えてくる。
 
また、特技データの空き領域に道具のデータがはみ出している。改造で覚えさせて使うと、その道具を使った時のエフェクト・メッセージと共に敵か味方(道具により異なる。戦闘中に使える道具は敵、使えない道具は味方になる模様)に通常攻撃と同等のダメージを与える。

DQM2 Edit

モンスターのグラフィックデータの空き領域に色違いの【ドラゴスライム】のグラフィックが入れられている。これらには歩行グラフィックも設定されており、ドラゴスライムの歩行グラフィックを4分割してシャッフルしたような姿になっている。
色は薄い黄色、暗い黄色、オレンジ、緑、黄緑(陰影部分が暗い赤)、青(【スライムブレス】に酷似している)、朱色(陰影部分が紫)、黄色(陰影部分が暗い赤)、ピンクに近い紫、濃い紫の10種類。
モンスターのグラフィックデータが系統毎に格納されている合間に入れられており、【系統】のみ設定されている(色によって系統が異なる)。

DQM1・2(PS版) Edit

アイテムに【ゴールド】【きせきのしるし】などの適当な名前が付けられたダミーデータが存在する。使っても効果はなく(「きせきのしるし」は何故か装備可能)、アイテムの説明文に「よやくアイテム」と書かれている。
また、モンスターのデータが系統毎に格納されている合間に、系統・種族名・グラフィックが適当に設定されたダミーデータ(例えば、【虫系】で種族名が空白の【わたぼう】など)が大量に存在する。