概要
DQ6以降に登場するモンスターで、緑色をした厚いタラコ唇のナメクジ。
主に序盤に登場しステータスは高くないが【なめまわし】で行動を妨害してくる、という位置付けにある。
上位種に【おばけうみうし】、【ブチュチュンパ】、【マジックリップス】、【デスバキューム】が存在する。
序盤のナメクジ仲間としては他に【おおナメクジ】や【おばけなめくじ】がいるが、コイツの登場以降ナメクジモンスターとしての立場はほぼコイツが独占してしまっている。
モンパレには人間に飼われているタッチャンが登場する。
モブキャラクターとして登場する場合は女言葉でしゃべることが多いのも特徴。
【堀井雄二】のお気に入りモンスターの一匹でもあるらしい。
そのキモ可愛い見た目と♀のイメージが強いからか、4コマ漫画でも(特にDQM)出番が多い。
女口調で話す、タラコ唇、雌雄同体ということで【柴田亜美】のマンガ「南国少年パプワくん」に出てきたイトウくんとキャラが被りまくっている。
もしかしたら元ネタは彼(彼女?)かも。
もっともその彼は彼でおおなめくじが元ネタなので、ある意味先祖返りというか逆輸入に近いか。あっちはカタツムリだが。
DQ6
【シエーナ】(【マルシェ】)周辺や【川の抜け道】などに出現する。
【なめまわし】を使って行動を封じてくる。
シエーナ(マルシェ)で装備を整えて一安心と油断している【主人公】の動きを止めて集団リンチするのが仕事。
めったに当たらない【さそうおどり】とは違い、驚異的な命中率で動きを止められるので、一人旅のときにコイツの集団に出くわすとなすすべなくボコボコにされる。
シエーナ(マルシェ)到着目前でこいつか【オニオーン】に出くわして山の上に送還されるのはDQ6のお約束。
落とすアイテムは【せいすい】。
SFC版では仲間にできる。詳細は【マリリン】参照。序盤の雑魚モンスターとは思えないほどになかなか強力な仲間となる意外性がステキだが、その加入率は割と低め。
DQ7
【カラーストーン採掘場】と【東の塔】に出現する。
行動はやはり通常攻撃かなめまわし。
地味にグループローテーションであり、攻撃→なめまわし→攻撃→なめまわし→攻撃→攻撃、の順で行動する。
前作と違い、最初から3人パーティなのでそこまでの危険性はない。
落とすアイテムは【やくそう】、もしくは【リップスの心】。どちらも1/8なのでやった、と思ったら薬草でがっかりとかありうるので注意。2個目以降を狙うと凄まじい勢いで薬草が溜まる。
【モンスター職】にもなっている。詳細は【リップス(職業)】参照。
モンスターパークに送り込んだコイツに話しかけると「いらっしゃい ぶちゅ。」といきなりキスをかましてくる通りキス魔である。
なお、今作でのリップスとその色違いたちはなめまわしのモーションの際にめちゃくちゃ舌が伸びる。気持ち悪い…
リメイク版
モンスターパークに送ったリップスに【すれちがい石版】を探しに行かせるとき、以下の名前が当てられる。
一匹目 | 二匹目 | 三匹目 | |
名前 | マリリン | アンジー | リップン |
DQ8
【トラペッタ地方】に出現する。東部では全域に出るが、それ以外では平地のみ。
終盤は東部の平地では夜間の方が出現率が高くなり、中央部では出現率が半減。夜行性になったのかと思いきや、西部では完全昼間型になる。
行動は相変わらず通常攻撃となめまわし。
落とすアイテムは通常枠がやくそう(1/32)、レア枠が【まんげつ草】(1/64)。
【三角谷】には住人の一人にこいつがおり、酒場で会うことが出来る。
超ハイテンションでキスを迫ってくる上、断ると
「さてはアタシのぱふぱふが目当てなのね?!いや~ん、男ってオオカミね!」
とくる。いざ覚悟を決めてキスを受け入れようとすると、
「ヤァーねえっ! ジョーダンよっ! ウフフッ 男はみんな オオカミねえっ!」
とくる。う~んこのヨッパライどうしようもない。一応アップで見ることは可能。
3DS版
スカウトモンスターとして【マリリン】が追加された。
DQ11
自然系に分類され、【ナプガーナ密林】に出現する。異変後はナプガーナ密林には出現しなくなり、【神の岩】に出現する。
このモンスターは強Ver・邪Verが存在せず、過ぎ去りし時を求めた後も通常Verがナプガーナ密林に出現する。
DQ8までと同様に行動は通常攻撃となめまわし。
落とすアイテムは通常枠が【やくそう】、レア枠が【まんげつそう】。
3DS版の3Dモードでは、この系統のモンスターを眠らせると目を覚ました後も眠っている時の表情のままになるというバグが存在する。
最序盤のお金持ちモンスター。
周囲に比べると経験値はやや低いが、ゴールドは多く持っている。
最序盤でゴールドが欲しい場合はコイツを倒そう。
また、【メダル女学園】には【ブリジット】という名の女生徒がいる。
DQM1、2
虫系として登場。
1では【メダルのとびら】(PS版ではしれんのとびら)のハズレボスとして登場する。
野生では出現せず、入手するには他国マスターから奪うか、虫系×ゾンビ系の配合限定。
【モンスター牧場】の右上には【あくまのきし】と恋仲のたぶんメスの個体がいる。
最初は対岸にいる悪魔の騎士と引き裂かれてしまっているが、【いかりのとびら】クリア後にタイジュが成長し、とうとう結ばれる。
その後は永遠に「おお、ダーリン!チュパ チュパ!」とか言ってるためかなり印象に残る。PS版では「チュバ チュバ」になっている。
2でもシナリオ中で訪れる異世界では出現しない。
虫系×ゾンビ系の基本配合なので配合は難しくない。
それ以外では【おおなめくじ】or【キリキリバッタ】or【ぐんたいアリ】×【マッドプラント】の組み合わせでも誕生する。
能力値はHPがよく伸びる以外は平均かそれ以下。特に賢さの伸びはかなり悪い。
習得する特技は【なめまわし】、【ぱふぱふ】、【ねむりこうげき】(GB版1)、【フェロモン】(それ以外)。
どうやってぱふぱふをしているのかは不明である。まさかそのデカい唇で…!?フェロモンは配合素材になるモンスターを仲間にするのに重宝するため、♂と♀一匹ずつ揃えておくと役に立つ。
これを血統にして、【アクアパラソル】、【エビルアングラー】、【たこつぼこぞう】、スライム系を配合すると【ドロル】が誕生し、
【ストロングアニマル】、【ベロゴン】を血統にすると【スーパーテンツク】が、植物系血統で【ナスビナーラ】、
ゾンビ系血統で【マッドロン】、物質系血統で【ミステリドール】が誕生する。
PS版で【雪と氷の世界】クリア後~【天空の世界】クリア前の期間に主人公の家の台所に貼られている貼り紙を調べると、「リップスグミ」という食べ物について書かれている。
ほのかに甘酸っぱく苦味もある大人味のグミだが、食べ過ぎると唇がリップスのようになるらしい。
キャラバンハート
魔獣系のDランク。重さは2。
敵としてはサマルトリア地方の東部に登場。本編と同じくなめまわしを使う。
能力は成長中盤に賢さ、後半に攻撃力がよく伸び、全体的にはバランスが良い。
覚える特技はなめまわし、【まねまね】、【ルカニ】。
これをベースに、【くものだいおう】、【スノーム】、【ドラドン】、ベロゴンの心、
いずれか2つの異なる心を与えると【ブーバー】に転身できる。
転生士の能力で転生させると、ランク1の【遊び人】(子供・男)になる。
ジョーカー1
悪魔系のFランク。
【ノビス島】ダンジョンに登場し、いきなり地面から飛び出してくる。知っていないと心臓に悪いので注意。
能力値は攻撃力・守備力中心に伸びていくが、全体的に平凡。
まめちしき曰く、ヌルヌル湿ったカラダがキモカワイイと人気らしい。
所持スキルは【さいみん】。
【げんじゅつSP】の生成に必須のスキルで、当時は他に持つのは配合でしか入手できない【おおうつぼ】のみだったため、スキル目当てで乱獲されることも。
ジョーカー2・2プロ
同じく悪魔系のFランク。
密林に出現するが、普通に位階配合で作ることも可能。
フィールド上では主人公のパーティがいくら強くなっても必ず追いかけてくる。
【こんらんブレイク】の特性を持つ。
プロフェッショナル版ではルカニブレイクが追加され、強化で【ときどきマホトーン】、最強化でマインドブレイクを得る。
テリワン3D
野生のものはふういんの扉に集団で生息している。
牧場にも相変わらずあくまのきしとカップルの個体がいる。
星降りの夜には流れ星に向かって「ダーリンチュパチュパ!ダーリンチュパチュパ!」と叫んでいる。
無印の時からまったく進歩していない。
特性は【スモールボディ】、こんらんブレイク、ベタンブレイク、+25で【ラブリー】、+50でマインドブレイクを得る。
「こいつがラブリー…?」と思うかもしれないが、本編でなめまわしを使う影響で休み系の特性が振られたのだろう。マインドブレイクとの相性もいいし深く考えずありがたく受け取ろう。
イルルカ
系統やランクは変わらず。野生では出現しない種族になった。
ただ、タマゴから生まれることはある。
【新生配合】で【ツッコミ】、【メガボディ】化で【AI1~2回行動】、【ギガボディ】化で【受け流し】、SP版では【超ギガボディ】化で【どくどくボディ】を習得する。
今作の豆知識によると、いつもリップグロスを持ち歩いているらしい。
DQM3
悪魔系Gランク。
野生では【覇王城の魔界】・初級、【流神殿の魔界】・初級に出現する。
ドロップアイテムは【まんげつそう】、レアドロップは【かしこさのたね】。
【ドロル】と【フロッガー】の特殊配合で生み出せる。
特性は【こんらんブレイク大】、【いきなりインテ】(Lv20)、【ツッコミ】(Lv40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】、【どくどくボディ】、【こんらん攻撃】(Lv60)。
スキルは【ヌメヌメ】。
【キャタピラー】との配合で【テールイーター】、【マタンゴ】との配合で【ブチュチュンパ】が生み出せる。
少年ヤンガス
トルネコシリーズではおおなめくじに出番を取られていたが今回は参戦。【あやしの地下水道】で初登場し、クリア後ダンジョンの大半にも登場する。
あつあつキッスでこちらの守備力を低下させる。力も結構高めなのでできれば喰らいたくない。
成長限界はレベル15。
デフォルトネームは♂が「リップン」、♀が「リッピー」。
【おどりむこう】はぜひとも他の仲間に継承させたい。
また、レベル8で【えだはらい】を覚える。
配合方法は【かぶとこぞう】×獣系など。
スライム系相手でおおなめくじ、物質系相手で【さそりかまきり】が生まれる。
さらに【ベロベロ】を相手にすればブチュチュンパとなる。
トレジャーズ
お宝として【リップスの像】が登場。
ライバルズ
スタンダードパックに共通ノーマルカードとして収録されている。
2/2/2
敵リーダーにダメージを与えると敵リーダーのテンション-1
敵リーダーを攻撃した時に敵のテンションを下げる他、リーダーの攻撃でこいつを殴った時にもテンション下げ効果が発動する。
そりゃあこんな分厚い唇で攻撃されたり自分から攻撃したりしてしまおうものなら、テンションが下がってしまうなんてことは想像に難くない。
テンションデッキに対するメタカードとしてある程度の役割を果たせるが、ステータスが低めで効果が即時発動ではないのがネック。
後に、ソロバトルアドベンチャーが実装され、ボス敵が異常に強力なテンションスキルを使ってくるようになったことによって評価が見直されたカード。
ただし、敵リーダーを攻撃しないと効果を発揮できないうえ、スタッツも圧倒的に低いため、死亡時効果でテンションを下げるビーンファイターや即座にテンションを下げられるエンプーサの方が使い勝手は良かった。
タクト
自然系のCランク、まほうタイプで登場。
使用とくぎは【バギ】【バギマ】
才能開花で才能開花とくぎ【投げキッス】
才能開花特性で「体技威力+10%」「ショックボディ」などを習得できる。
「リンダ」という【ルイーダ】のようなリップスも登場する。
ドラけし!
☆1・黄属性で登場。
スキルは【たいあたり】
ダイの大冒険
原作では未登場だが、新アニメ版では【デルムリン島】で暮らす個体が登場。
また原作でいう「第3の仲間!!の巻」の冒頭にあたるシーンにも登場していることから、魔王軍では百獣魔団所属であることと、原作の【キングコブラ】にあたるポジションであることが考えられる。