【がいこつけんし(DQ4)】

Last-modified: 2024-09-15 (日) 15:58:41

この項目ではDQ4などに登場するモンスターについて扱います。
DQ3などに登場する同名のモンスターについては【がいこつけんし】の項目を参照。

概要

DQ4や3DS版DQ7、トルネコシリーズに登場する左手に剣を1本携えた骸骨のモンスター。
同種属に【がいこつ】【しりょう】【しりょうのきし】【かげのきし】【しにがみ】そして【GBC版DQ4の没モンスター】である【メタルボーン】?がいる。
メジャーな同名モンスター(前作に登場)がいるにも関わらず、外伝への登場や本編に復活を果たした珍しいモンスター。
 
DQM3はDQ4の世界が舞台であり、色違いのしにがみがこっちから出番を譲られる形で参戦しているにも関わらず、こいつは登場できなかった。
ただし、がいこつけんしの配合にしりょうのきしが関わっている事から、こいつを全く意識していない訳ではない。

DQ4

骸骨や死霊に代わり、剣を携え死霊の騎士と死神の下位種として登場。
第二章では【エンドール】周辺に、第五章では【大灯台】【ミントス】周辺に出現する。
同名のDQ3の【がいこつけんし】とは大きく見た目が違うものの、【ルカナン】+打撃のパターンで攻めてくる点は同じ。
腕の数が減っているためか、流石に2回行動はしてこない。
 
ルカナン2発分のMPを持っており、1ターン目と3ターン目にルカナンを唱え、あとはひたすら打撃で攻撃してくる。
強いだけあって、1度に3匹以上出現することはないが、第二章では【さまようよろい】とセットで出ることも多く、奴の【痛恨の一撃】まで加わると簡単に死人が出る。
1ターン目には攻撃してこないので、その間に倒したいが、さまようよろいと同等以上のステータスを持ち、【ヒャド系】に高い耐性を持つため、ヒャダルコが当たりにくい上に、当たっても一撃というわけにはいかない。
下手に呪文を使うより、打撃で倒しにいった方が無難だろうが、ときどき打撃を回避したりするのでつらい。
こちらの装備が整っていないときに出会うと、戦闘が長引くので非常に厄介な難敵。
素早さは高いわけではないが、こちらもまだ高くないので、先制されることもしばしば。
 
その他の補助呪文に対しても高い耐性を持ち、ラリホーは完全耐性、マホトーンやマヌーサも効きづらい。
ルカナン、メダパニは効きやすいが、初めて遭遇する時点では間違いなく覚えていないだろう。
ルカニは確実に効くが、アリーナはブライより素早く、クリフトよりも安定して先に行動できるわけではないので効率的ではない。
こいつが出た場合は、ブライは他の敵を担当するか、防御に徹した方がよいだろう。
または【どくがのナイフ】を装備しているならばダメ元で追加効果の麻痺を狙うのもいい。
 
なお、上述の通り1ターン目は必ずルカナンを使ってくるので、こいつだけの構成なら1回廻り込まれても被害が出ないので、比較的ガン逃げしやすい敵である。
しかし、2回逃げるのに失敗すると、守備力がかなり下がっていることが多く、一転して危険な状態になる。
とは言え、3ターン目も攻撃してこないので、一度逃げると決めたら逃げに徹したほうが良い。4回逃げれば確実に逃げられるのだから。
ちなみに、イオ系・デイン系には耐性がなく、メラ系・ギラ系・バギ系も弱耐性で効きやすいため、第五章では二章ほど苦戦しないだろう。
 
【ドロップアイテム】【てつのつめ】
コロシアムでも買える品なので無理にドロップを狙う必要はないが、アリーナにとっての二章最強武器でもあるので、落としてくれたら非常にうれしい。
買う前に落としたら、すぐに装備させてあげよう。
買った後のレベル上げ中などに落とした場合も、後々金策になるので売らずに持っておくと良い。
 
【格闘場】ではさまようよろいと2対1で対戦。
FC版とPS版では、ローテーションが固定になっている為、1ターン目と3ターン目に必ずルカナンを使用する。ステータス的にはどっこいどっこいなのだが痛恨の一撃の有無のせいか、倍率は向こうが約3倍でこっちが約5倍に設定されている。
ルカナンで弱体化させて袋叩きな状況になればこっちが勝てるが、痛恨が来たらまず終わり。
とはいえトータルではほとんど来ない痛恨よりも、常道的に使うルカナンが勝るのは間違いない。大抵はそれで紙ッペラな装甲にされたさまよう鎧がぶざまな醜態をさらす。
さまようよろいとの勝ち負けよりも問題はがいこつけんしAとBどっちが勝つかといったところだろう。がいこつにかけたほうが得策。当然オッズの高い方を選ぼう。
 
ちなみに、本作発売前に開発画像として、コイツではなく【がいこつ】が映っている戦闘画面が掲載されたことがある。

リメイク版

PS版でも完全ローテーション行動なのは変わらないが、ルカナンが制限行動になったためターンの最初に行動する1体目のみがルカナンを使い、残り全員が打撃で攻撃してくる。
つまり、複数で出現すると必ず1ターン目に守備力が下がった状態で攻撃を食らってしまう。
DS版では再びランダムに使用する。
判断力が高いため、次のターンになるか守備力が0になっている場合は使用しない。
 
ヒャダルコが強化されたので当たればほぼ一撃で倒せるものの、やはりヒャド系には強耐性を持っているため効き難い。
それよりも、何のつもりか3体以上同時に出るようになったのがきつい。はっきり言って、こいつの集団を相手にするのは【武術大会】優勝よりも大変である。
二章で、エンドールまでの道中にこいつが4体も出た日には、一目散に逃げたほうがいい。
エンドール周辺では【さまようよろい】と一、二を争う要注意モンスターである。
3体以上出現したときに不意打ちを喰らうと、一気に壊滅状態に陥る危険性がかなり高い。
 
せっかくブライがラリホーを覚えるようになったが、コイツには全く効かないので、相変わらずのブライキラーである。
この系統に漏れず【ニフラム】が効きやすいので、狙ったかのようにここから売り出される【せいぎのそろばん】を使うのも手。
特に有効な呪文を使えない二章ではこいつとさまようよろいが大量に現れるだけで全滅しかねないので、保険代わりに正義の算盤を携帯しておくだけでも全滅のリスクは大幅に減らせるだろう。
1本1600Gと二章で買える商品の中では最も高額だが、もしお金に余裕があるなら買って暇になりがちなブライに持たせておくといい。
五章で売れば金になるので、二章での購入は決して無駄にはならない。
 
大灯台ではなんと5体出現する場合があり、下手に逃げて失敗すると、一斉ルカナンで守備力が下がりきった後の一斉攻撃で一瞬にして壊滅状態に陥ることもある。
五章では有効な呪文を数多く投入できるため、リスクを冒して逃げるくらいなら素直に戦った方がいいだろう。

DQ7(リメイク版)

【トクベツなモンスター】No.062。
配信石版【死の宮殿】に登場する。
名前かぶりなどが災いして二度と再登場はないかと思われていたが、トクベツなモンスターとして登場。
能力はDQ4のときとほぼ同じだが、本作ではこちらの能力をかなり高められるためか、弱い。
ぶっちゃけ同じく久しぶりに再登場した【しりょう】に毛が生えた程度の能力。
 
ただしボス版のステータスはそれなりに高いので、序盤に「死の宮殿」に挑む場合は注意が必要。一撃で3ケタのダメージを受けて即死させられる可能性が高い。
呪文耐性はDQ4のときと同様なので、【どくがのこな】で混乱させて【ルカニ】を使い攻めるといいだろう。

トルネコ2

何故か死霊の騎士と色が入れ替わっている。表記は「がいこつ剣士」。
特殊能力として装備している盾に対し、【盾はじき】を行ってくるモンスター。
【風来のシレン】におけるセルアーマー系・ケンゴウ系のポジションであるが、上位種も含めて弾くのは盾だけ。
 
こちらの防御力を激減させる盾はじき攻撃はかなり鬱陶しく、背後に敵などがいると最悪その盾を失うことにもなるので、壁を背に戦うといいだろう。
【えんとうの指輪】を装備していたら盾が遥か彼方にすっ飛んでいってしまう点にも注意。
呪われた盾も弾いてくれるので、その盾を外したいときは逆にありがたい。
倒したらこのシリーズの【ゾンビ系】モンスターの例に漏れず【お墓】を落とすことがある。
攻撃音が【はぐれメタルのけん】と同じ音なので、これを装備して殴り合うともんのすごい音ズレが発生するのはご愛嬌。

トルネコ3

最大HP35、攻撃力20、防御力10、経験値39(レベル1のステータス)。
最大HP50、攻撃力34、防御力14、経験値78(レベル3のステータス)。
【灯台の地下室】【魔物の巣】10F、【封印の洞くつ】【異世界の迷宮】に出現。
(GBA版では【テーマ別モンスターハウス】のケンゴウハウス、ゾンビハウス、ぬすっとハウスや【エクストラモード】【新界の試練】【封印の試練】【異世界の試練】でも)
盾以外の武器や指輪、装備した矢も弾くようになり、特に、【銀の矢】は遠投され消滅するので出現フロアでは装備しないほうが良い。【水がめ】で弱化すれば、呪われた装備の強制解除に安全に利用することができる。
ポポロはいずれのダンジョンでも指輪が弾かれ、後続の味方に当たり消滅する事故があるので要注意。爪が弾かれても非常に危険なのでポポロの場合は仲間をけしかけて倒すべきモンスター。
 
こちらの攻撃を回避する際には自ら1マス後退するので、一撃で倒せる攻撃力があるのならミスを恐れることはない。本作品では珍しい救済措置のひとつである。ただし、背後にスペースがなければ後退しないので、見通しの悪い通路や部屋の出入口では注意しよう。
上位二種は所持アイテムを弾き飛ばす【アイテムはじき】を使用する。
 
仲間にした際のデフォルト名は骨だからか「ボーンズ」。成長タイプは【普通・早熟】だが、レベル上限が9なので長期的な戦力としては期待できない。
一応【ドラキーマ】程度の初期能力はあり仲間にもなりやすいので、使い捨ての戦力としてみれば悪くない。
仲間時は装備に限らずアイテムをはじいてくれるが、やはりモンスターに対しては事実上の無駄行動となるので連発しているとすぐに倒されてしまう。作戦「とくぎつかうな」で運用しよう。
 
出現場所の関係でエンディング後でないと仲間にできない上、上位種で同じ能力の【かげのきし】がより早く仲間にできるため、持ち込み可ダンジョンではまず使われることはないだろう。

少年ヤンガス

【ならくの洞窟】で初登場。
能力的にはさほど怖くない相手だが、装備弾きがより凶悪なアイテム弾きとなった。
弾かれた先に仲間、敵がいれば弾かれたアイテムはそいつらに当たり、消滅してしまう。鍛えた武器や盾、その他有用なアイテムが弾かれると冒険に多大な支障が出るので、隣接されたらすぐに倒すか仲間に任せて下がったほうがいい。
 
成長限界はレベル15。
デフォルトネームは♂が「ボーンズ」、♀が「ボーネリ」。
アイテム弾きが役に立たないのは相変わらず。
身の守りと運の良さがほとんど伸びないのだが、配合で+値を上げると逆にかなり伸びるようになる。
レベル20で【えだはらい】を習得する。
こいつを起点に様々なゾンビ系モンスターを生み出すことができるのだが、たいていは同時期に出現する奴ばかりである。
ちなみに虫系との配合で【くさった死体】となり、そのくさった死体に物質系を配合することでこいつに戻すことができる。
そのため虫系と物質系を用意し続ければループが可能。