概要
DQ6で初登場したモンスター。
古い大きな鏡に悪魔が宿り、その悪魔の力で動き出したものらしく、円形の大きな鏡を、魔物の骨のような枠が囲っている。
てっぺんにドクロがあってボディが円形という点はどことなく【オムド・ロレス】とも似ている。彼もまた「ヒトの欲望を映すカガミ」という表現がされていたが…。
系統最下位種で、上位種には【ホーンテッドミラー】と【のろいのカガミ】がいる。
DQMSLには【きせかえカガミ】というコイツの手鏡版のようなモンスター及びアイテムが登場する。
鏡だけに【モシャス】を唱えて冒険者に化けることができ、DQ4の【マネマネ】やDQ5の【ジェリーマン】のポジションを継承するモンスター。
ただし、それらの同胞と違って出現時期がやたら早いという特徴がある。また、色違いのモンスター全てがモシャスを使用できるのは歴代でもこの系統のみ。
DQ6
鏡のモンスターらしく【月鏡の塔】に出現する他、後に【洗礼のほこら】にも出現する。
たいていは2匹組で出てくるが、たまに単体でも出てくる。さらに前作までの変身モンスターの常識をやぶって他のモンスターを伴って出ることも多い。
通常攻撃の他にまぶしい光を放ち、モシャスを唱える。また、1/2の確率で最初から【マホカンタ】が掛かっていることもある。
ステータスは全体的に高く、特にHPと守備力が高いため速攻で倒すのが難しい。
単体ならまだなんとかなるが、月鏡の塔の西の塔ではつめたい息を吐く【シャドー】やバギを唱える【ことだまつかい】を伴った集団で出ることも多く、なかなか数が減らせないままにダメージが嵩み、最悪の場合は死人が出る。
そして何より、味方キャラの誰かに変身するモシャスが厄介。
【ルカニ】を使う【主人公】、攻撃力の高い【ハッサン】、【スカラ】を使う【ミレーユ】、どれに変身されても面倒なことになる。
特に厄介なのがミレーユで、最初からマホカンタ状態で出現したときにミレーユもどきにスカラを唱えられるとまともなダメージを与える手段がなくなる。
また、難易度を下げるつもりで序盤からカジノで粘っての景品で守備固めをしている場合は鬼門となる。こちらの攻撃力不足のためにやはり手も足も出なくなってしまう。
その場合は相手側も同じ条件だから攻撃力不足で手も足も出せない、と割り切って逃げるのも手。
複雑な月鏡の塔の仕掛けを解いている最中に出てくるとウンザリする相手である。月鏡の塔の難易度を上げているのはコイツと【シャドー】、と感じるプレイヤーも少なくないはずだ。
ちなみに、モシャスで変身する前の通常攻撃の際に、グラフィックを動かすアニメーションが発生しない珍しいモンスターである。
落とすアイテムは【ふしぎなきのみ】。
アイテム目当てならふしぎなきのみを落とす他のモンスターより倒しやすく、「モシャスを使うモンスターは必ず1グループにつき1体で出てくる」という仕様上、盗賊4人掛かりでの【オート盗む】の試行回数も増えるので狙われやすい。
月鏡の塔なら同じフロアに【まもりのたね】を落とす【シャドー】が出てくるのもポイント。
ただし不意打ちからの先制モシャスをされると一気に危険度が跳ね上がるので注意。
ちなみに、【フォーン城】にある「カガミの間」で、鏡姫が封じられているのもこの鏡。
尤も、形が同じだけで生きてはいないようだが(DS版では別のグラフィックが用意された)。
また、SFC版では人間キャラに変身した後の姿はマップ上のドット絵を引き伸ばしたものなのだが、DS版では美麗でしかも動くグラフィックが用意されているため、危険は承知でも一見の価値はある。ついでにこいつ自身の通常攻撃にもアニメーションが用意された。
新しい仲間が増えたら、その頃には倒しやすくなっているであろうコイツに変身して貰うと良いだろう。
DQM1
物質系×悪魔系の基本配合で生まれ、マホターン・モシャス・レミラーマ(2及びPS版ではリレミト)を習得する。
クリア前に野生のものが出現せず、配合先もギズモ程度、そして上記の微妙な呪文と絶妙な影の薄さを誇る。
また、格闘場のモンスター塾の前にもこいつが立っており、話しかけるとテリーに変身して【マザー・ヘレン】並にしょうもないダジャレ(例:おおにわとりが おおいにわいとります 等)を言った後にどこかへと逃げていく。かなり苦しいダジャレも中にはある。
だからといってインパクトがあるかといえばそうでもない。印象としてはゴーレムの【ベベ】とそのマスターの荒くれと同程度。
なお、このあくまのかがみのアイコンは手持ちのモンスターとしてのアイコンではなく専用のものが使用されており、旅の扉の主以外でこのような例は珍しい。同じ例は牧舎にいる【おばけキャンドル】くらいである。
因みに英語版・ドイツ版では日本版と異なる内容のダジャレになっているが、英語版では日本版のセリフをそのまま英訳しているだけでダジャレとして成立しなくなってしまっているものが一部ある。
DQM2
フントの塔に出現するようになったものの、特に目立った活躍もなし。
多くのモンスターで増加した配合先も特に増えず、逆にひくいどりとの配合でギズモが作れなくなっている。
配合先が少ないモンスターへの救済配合が数多く用意されたPS版でも音沙汰なし。
ここまでスタッフにスルーされるモンスターも珍しい。
キャラバンハート
【満月の塔】に出現するが空気。こいつは大して強くないが、【ベギラマ】を連発する【シルバーデビル】、【メダパニダンス】を連発する【ブーバー】といった嫌な敵と組んで出現することが多い。他の敵と一緒に出現した場合はこいつは後回しで構わない。
モシャスが消滅したので、まねまねを覚えるようになった。
ランクが高めなので魔物の巣のボスとして出現することもあるが、攻撃、守備共に弱めで倒しやすい。
ジョーカー1
ジョーカーでも登場。
しかしモンスターとしてではなく、オブジェクトとしての登場である。
主人公らを聖変のほこらへ導くワープゾーン的な役割を果たす。
テリワン3D
ジョーカーから雌伏6年、ついに再登場。
物質系のCランク。あくまのカガミだが悪魔じゃない。
【さいはての扉】、【たくらみの扉】に野生が出現。
特性は【スタンダードボディ】、【いきなりピオラ】、いきなりインテ、+25で【つねにマホカンタ】、+50で【ひん死で呪文会心】。
【いきなり○○】を2つも持ち、対人戦ではピオラで加速し、インテで威力の上がった攻撃呪文を放つ戦い方ができる。
シナリオではいきなり系は発動が不確定なので安定はしない。
オリジナル版同様格闘場に居るヤツはしょうもないダジャレを言うが、今回はテリーに変身せず、逃げもしない。
イルルカ
【天空の世界】に【NPC】として登場。全体マップの下側(ヒターノなどがあるエリア)に行く為の細い通路を彼氏(?)の【おどるほうせき】と一緒に塞いでいる。どうやらこの2匹はデート中だったが、西の山にいる【ヘルコンドル】に連れ去られるのではないかと怯え、立ち往生していたようだ。主人公が通ろうとするとヘルコンドル討伐を依頼してくる(倒さないと先には進めない)。
ヘルコンドルを倒すと2匹ともその場からいなくなってしまい、その後どこに行ったのかは分からない。
野生モンスターとしては賢者の塔と【風の塔】に出現。賢者の塔では【まどうスライム】が召喚してくる。
【新生配合】で【呪いブレイク】、【メガボディ】化でマインドブレイク、【ギガボディ】化で【AI1~3回行動】を習得。
イルルカSP
【ぶちスライム】2体、【スライムベス】との4体配合で【ぶちスライムベス】が作れるようになった。
【超ギガボディ】化で【ときどき黒い霧】を習得。
こいつ自身が呪文型でいきなりインテも死ぬ、そもそもつねにマホカンタなので呪文を撃たれる心配はない、ということで恩恵はほぼない。
スラもり
ジョーカーに引き続きオブジェクトとして登場。
今回は何故かテレビに転職している。
ドン・モジャールの初回撃破時にしかその姿を見ることはできないのでしかと目に焼き付けよう。
スラもり3でも相変わらずドン・モジャールが持ってくるが、アナログテレビだったので映らない。
ED後に主人公の部屋に登場する方は「ちデジのカガミ」という名前なのでちゃんと映る。
話しかけるとスタッフロールを見ることが出来る。
ちなみにスラもり3が発売されたのは2011年11月2日、現実世界で地上アナログ放送が地上デジタル放送に完全移行したのが2011年7月24日なので、いわゆる「時事ネタ」というやつである。
バトルロードビクトリー
【レジェンドクエストVI】の第二章で初登場。また、レジェンドクエスト6をクリアするとカードを入手し、こちらも使用可能となる。数少ない新規グラフィックのモンスターである。
ステータスはHP:584 ちから:38 かしこさ:97 みのまもり:73 すばやさ:41。
技は「かがやく」と「幻魔拳」。
前者は念入りに磨いた鏡で光を反射して光属性のダメージを与え、幻、マホトーン、精神的行動不能、混乱のいずれかの状態異常にさせる。
後者は鏡の奥の謎の空間から【デスタムーア】を呼び寄せて、単体を攻撃してもらう技。残念ながら威力は悪魔のかがみ本人依存である。
また、僧侶と組むことで、かがやくが「カウンターモシャス」に変わる。こちらはダメージを受けると、その相手に変身して、同じ技を返す、カウンター技と、【マネマネ】の「モシャス」を合わせたもの。しかし、当然相手のモシャスへの耐性が高いと、カウンターは失敗に終わってしまう。
このように、新規登場したはいいが、かなりギャンブル性の強いモンスターなので、使い勝手は悪い。
トレジャーズ
お宝として【あくまのカガミの像】が登場。
ライバルズ
第7弾カードパック「光と闇の異聞録」にて実装。占い師専用のスーパーレア。
6/3/5
召喚時:自分のデッキにある5コスト以下の冒険者と同じユニット1体を場に出し、このターン中速攻と「ターン終了時にこのユニットを自分のデッキに混ぜる」を付与する
冒険者になるのではなく、冒険者を複製して即座に突撃させる。
自身のスタッツは低いので、構築を工夫して強い冒険者を確定で出したいところ。
同じ6出身の【グランマーズ】は5コストの冒険者で、攻撃時効果を持ちつつ普通に出しても強く複製を活かせるため相性がいいと言える。
または終盤であればワンショットキルも視野に入る【ザンクローネ】も非常に強力で、【皇帝のタロット】を始め無制限に速攻を付与するカードがほとんどスタン落ちしたこともあって一時期フィニッシャーとして活躍した。
デッキに冒険者が残っていないと出せないので、特にザンクローネと合わせる場合は【タロットシャッフル】や【タホドラキー】のような戻すカードも入れておくと安定する。
弱点は出す対象を絞ると優秀なカードが多い他の占い師の冒険者カードを採用できなくなる点。
ドラけし!
【ちいさなメダル】報酬でドラけしを入手可能。
星2の緑属性で、スキルは周囲8マスのドラけしをスライド先のものに変化させる「モシャス」。
後に原作の生息地である月鏡の塔のステージがイベントに実装されたが、そこに登場できず。
そして出てきたのは何の関係もない、DQ4イベントの【モンバーバラ】地方隠しステージだった。何故だ…