概要 
DQ4以降とリメイク版の全作品で登場する【ドーピング】用アイテム。【さいだいMP】を上げる効果があるが、モンスターのジョーカー3では能力上限を底上げする効果に変わった。
見た目はクルミみたいな感じだが、とてもまずいらしい。また、SFC版DQ5では、【いのちのきのみ】の変種説が浮上している。
上位アイテムとして、【超ふしぎなきのみ】がある。
なお種系アイテムが初登場したオリジナル版のDQ3では登場せず。リメイク版DQ3では登場したが他の種・木の実に比べてレアな位置づけとなっている。
他の種と比べると名前だけでは効果がややわかりづらい。
「まりょくのたね」とかではダメだったのだろうか?
「いのちのきのみ」と対にしたかったのかもしれないが。
基本的に【呪文】をよく使うキャラに投与して長所を伸ばすのがいいが、リメイク版DQ3の【勇者】など、有用な呪文を多数覚えているにもかかわらず最大MPが低いキャラクターもいる。そういうキャラに投与するのがベストといえるかもしれない。
また、MP依存の【マダンテ】が登場する作品では、最大ダメージ挑戦や最速撃破などには不可欠なので非常に需要の高い一品。
DQ4の【ライアン】や【アリーナ】、DQ7の【キーファ】など、最初から最後まで呪文やMP消費特技を覚えずMPを底上げしても意味のないキャラには、基本的にこの種を使えないことが多い。
公式ガイドブックに記載されている英語名は「Enchanted Acorns(魔法をかけられたドングリ・木の実)」(FC版DQ4のみ)、「Acorn of Magic(魔法のドングリ・木の実)」(DQ5以降)。
DQ1(リメイク版) 
最大MPを3~5上昇させる。4つまでしか手に入らない貴重品。
最低値(12)と最高値(20)では、【ベホイミ】の使用回数が一回変わってくる。吟味して最高値にしておきたい。
DQ2(リメイク版) 
こちらでも上昇量は3~5。やはり4つまでしか入手できず、しかもその内【ムーンブルク】の地下にあるものは、なぜかWii版【公式ガイドブック】に載っていない。
【サマルカンスト技】を使用するなら、【ムーンブルクの王女】のみに投与する事になるだろう。
因みに【ローレシアの王子】に使っても「効かなかった!」と表示されるだけで、MPは増えないが木の実が失われる事もない。
DQ3(リメイク版) 
FC版には登場しなかったがSFC版から登場。最大MPを2~3上昇させる。SFC版とガラケー版以降では落とすモンスターが【バラモスエビル】のみで、ドーピング系では最も集めにくい。拾える数も6つだけ、SFC・GBC版なら更に【すごろく場】に3つ存在するがそれを合わせても10個も手に入らない本当に貴重品。
GBC版では【ダースギズモ】が比較的高確率で落とすようになっている。しかし肝心のダースギズモの出現場所に行くのが面倒。
本作では、レベルが上がった時の最大MPが【かしこさ】の数値に依存するので使用に注意が必要である。
折角これを使用しても以降のレベルアップではMPの値がその時点のかしこさを参照されてしまい、レアアイテムのこれが無駄になってしまうからである。
短期的なテコ入れと割り切るか、あるいはかしこさがカンストした状態で、更なるMPを求める場合に使用するのが賢明かもしれない。
MPが0の戦士などにも投与してMPを上げることができる。転職により戦士も呪文を覚えられるためなのだろうが、既に呪文を覚えているならMPがゼロということはまずないし、これから転職して覚えるのなら戦士時代のMPは半分に減ってしまうわけで。
戦士・武闘家に与えるなら、魔法を覚えた者が戦士・武闘家に転職してからにするといい。
元々MPが上がらない戦士と武闘家なら、賢さとの関係を気にする必要はない。
すごろくの!のマスでも?のマスでも最大MPは上がらないので、さらに最大MPを上げるにはふしぎなきのみを使うしかないだろう。
DQ4 
不思議な木の実の初登場作。FC版・リメイク版共に最大MPを3~5上昇させる。
【マーニャ】や【ブライ】は元々MPを豊富に持っているので過度に上げる必要はない。
専用呪文の消費MPが多く、攻撃・回復の両方にMPを割く【勇者】に使うといいだろう。
或いはMPが少なめながら【ザオリク】(消費MP20)等の消費が大きい呪文を主要とする【クリフト】の底上げに使うのもいい。【ミネア】もMPはクリフト同様に少ないが低燃費な呪文が多いため、底上げの必要はあまりない。
リメイク版では【ピサロ】に投与してマダンテの威力を上昇させるという使い道もある。
卵と鶏を1ターンで倒すチャレンジを行う場合、ピサロへの大量ドーピングは必須。
不思議な木の実でも【ライアン】【アリーナ】【トルネコ】の最大MPは上がらない。
この3人に使おうとした場合に特に警告や確認が出るわけではなく、効果は発揮されず通常と同じようにアイテムが消費されてしまう。(FC版)
特にトルネコに鑑定させる場合は、ボタン連打で間違って使ってしまうようなことのないように注意。
敵から集める場合は【ベホマスライム】が狙い目。
それ以外のモンスターは出現率に難がある、合体させる必要がある、状態異常系の特技を使ってくる、【ザキ系】を使ってくる、【謎のダンジョン】に出現する(強い)、逃げる、などの理由により【トルネコの盗み】のカモには向かない。
ちなみに、本作では412Gとやたら高値で売れるため、プレイスタイル次第では金策用にしてしまうのも一つの手である。
DQ5 
前作に引き続き登場。SFC版・リメイク版共に最大MPを3~5上昇させる。
【シャドーサタン】と【オーガヘッド】が1/64の確率でドロップするがどちらも癖のある相手で、前者はザキに気をつけなければならない。後者も守備力が高い上に補助呪文を多用してこちらを無力化してくるのが厄介。
これ以外にマッドプラントやわらいぐさも落とす。上記の敵より遥かに弱いが、1/128と確率が低い。そもそもわらいぐさは少年期にしか出会えない上に、出現率も低いので狙って狩るのはおすすめできない。
SFC版では【キラーパンサー】等MPが成長しないモンスターに投与すると、レベルアップでMPが成長していくようになる。これはMPに限らず本来の上限値より高くなった能力はレベルアップのたびに増える場合があるという仕様のため。
MPが成長しないキャラはMP消費の呪文・特技を覚えないので、高まったステータスを見て楽しむ以外にほとんど意味はない。
一応【ミナデイン】の補助や【マホトラ】や【ふしぎなおどり】の標的にはなれるが、本作ではパーティアタックができないため、味方のマホトラを使ったMPタンク的な用途には使えない。
PS2版 
相変わらずMP0のキャラにも使用可能……なのだが、何故かその中で【ピピン】だけ「今のピピンには必要ないようだ」と言われて使用できない。
今の、というからにはそのうち使えるようになるのかと思えば、そんなことは一切なくレベル99まで不可能なままである。
本作の数多い仲間たち(モンスター1種族1人と数えてもシリーズ最多人数)の中でこんな仕打ちを受けるのは唯一ピピンのみ。
彼がいったい何をした。
一応補足すると、上記は完全に勘違い。
MPが成長しないキャラでかつSFCから続投組(ピピン、ゴーレム、ブラウニーなど)は
ふしぎなきのみを使おうとすると「今の〇〇には必要ないようだ」と表示され、ふしぎなきのみを使うことが出来ず最大MPは上昇しない。
MPが成長しないキャラでかつPS2版からの新規追加組(さまようよろい、ほのおのせんし、コロファイターなど)は
普通にふしぎなきのみを使用できて最大MPが上昇する。
新規追加組の方にふしぎなきのみ使用不可フラグを立て忘れただけな気がしないでもない。
DS版以降 
ピピン以外のMPが0のキャラにも使えなくなったが、「不思議な木の実を一度でも使ったキャラは、レベルアップ時にMPが最低1増える」という現象が発生する(MP0のままでは使えないというのは同じ)。
これにより、コロプチ系は最終的なMPを50近く増やすことができる。
DQ6 
SFC・DS版両方とも使用した相手の最大MPが3~5上がる。
【あくまのカガミ】、【ようじゅつし】、【イーブルフライ】が落とす事もあるが、その確率は1/256と非常に低いので、【盗賊】に転職して【オート盗む】に頼ったほうがよい。
DQ7 
今回はMP0の全キャラクターに使用可能…とはいっても終始MP0のキャラクターは【キーファ】しかいない。
しかもキーファとはいずれ別れるため、間違ってもキーファにはあげないように。
モンスターでは【ウッディアイ】が1/256の確率で落とす。【おどる宝石】を狩りまくってるプレイヤーなら頻繁に手に入るだろう。序盤でも【ホイミスライム】や【ベビーゴイル】も落とす。
なお、超短い期間の間だが【きこりの家】にやってきているリスから貰える。
リスの出現は【オルフィー】で【ガボ】に出会った直後からなので、【木こり】に会いに来た時についでに入手できる。だが肝心のきこりは小屋の中なので、無視して取り逃してしまうプレイヤーがほとんどだろう。
【ラッキーパネル】でも他の種同様にごく稀に入手できるが、パネルの絵柄がよりによって【うまのふん】そっくり。
同時に出てきた際には間違えないように気を付けたい。
リメイク版 
【トクベツなモンスター】の【ようじゅつし】が1/256の確率で落とすので、ようじゅつし3体を詰め込んだ自作石版で比較的安全かつ確実に収集できる。
また、完全上位互換アイテムの【超ふしぎなきのみ】が追加された。そちらは移民から貰える石版で3個は確実に手に入れることができるほか、【あんこくきょうてん】が1/256の確率で落とす。
漫画版 
ドングリのような形をしており、この木の実を食べると動物の言葉を理解できるようになる。
この木の実は数十年に一度しか実らないものであり、木こりの家に何粒か残っていた。
だが、謎の神殿にいた時に紛れ込んでいたトカゲ(【ゲレゲレ】)が食べてしまい、実の能力の反作用によって人の言葉がしゃべれるようになってしまった。
DQ8 
最大MP上昇量は3~4。
敵からは【レティス】が100%の確率、【グレートジンガー】も通常枠で1/256の確率で落とす。
どちらもかなりの強敵である上、後者もごく稀にしか落とさない。
今作では【錬金】の素材として利用することも可能。レシピは以下の通り。
ふしぎなきのみ | + | 【せいすい】 | → | 【まほうのせいすい】 |
+ | 【金の指輪】 | → | 【いのりの指輪】 |
どちらもある程度物語が進めば簡単に手に入る物なので、レシピ埋め以外の目的で作るのはオススメしない。
売値は20G。
なお、【サヴェッラ地方】や【法皇の館】の中庭などにいる小鳥からも入手できる。
3DS版 
追加ダンジョンである【追憶の回廊】に出る【追憶のゼシカ】【追憶のドルマゲス】(第一形態)が必ずドロップし、【エスターク】を二度目以降撃破した際確率で10個もらえるようになり、紫宝箱からも確率で入手可能となった他、【モリーサタン】(1/32)も落とす。
此処まで来たならMP消費で悩むような状況ではないだろうが、例によってゼシカのマダンテの素の威力を上昇させるための利用価値は充分にある。
他の種が比較的倒しやすい相手からも取れるのに対して、こちらはどれも強いのであまり周回する気が起きないかもしれない。
ゼシカのMPがカンストしたら、【ベホマズン】【ドラゴンソウル】で消費しがちな主人公に回してやるといい。
DQ9 
上昇量は3で固定。売値は20G。
ストーリー中やクエストでいくつか拾える他、【ようじゅつし】が落とす。
MP補給アイテムが手に入りやすくなったことに加え、各職業のパッシブスキルによりMPを最大で120伸ばせるため過去作ほどの恩恵はない。
やりこみを考慮しても、【錬金大成功】にMPの最大値は関わらないし、マダンテの威力アップやベホマズンの回数増を狙うにしても相当まとまった数が必要になるため、ドーピングアイテムの中では価値が低めである。
主人公の転生★を目指したいのなら、初期MPが多いほうがMP回復に手間を取られることなく【メタルキング】に【一閃突き】(【まじんぎり】)を叩き込める。そこまで見据えるのであれば主人公に集中投与するとよい。
DQ10オフライン 
上昇量は1で固定だが転職しても上昇分は有効。
カミハルムイ外伝クエスト【暗黒大樹の守り人】のクリア報酬。
DQ10オンライン 
個数限定品。宝箱やクエスト報酬などで手に入る。
詳しくはこちらを参照。
DQ11 
【シャドーサタン】、【フライングデス】(ともに強個体含む)がドロップ。狩る際には即死呪文に警戒が必要(どちらもザキ系呪文の使い手の為)。不安なら、【マホトーン】で呪文を封じるか、【ネルセンの宿屋】や【ドゥーランダ山】のふもとにあるキャンプ地近くにあるキラキラから【命の石】をある程度の量回収し、仲間たちに持たせておくと安心して狩ることができるだろう。
上昇量は4で固定。売値は20G。
DQトレジャーズ 
【お宝】の一つとして登場。
お宝No. | 306 |
レアリティ | トレジャー |
カテゴリー | ヒストリー |
コレクション | どうぐ |
標準価格 | 1,000,000G |