概要
DQ5で登場し、以降皆勤の鎧(胴体部防具)。
その名の通り銀製の胸当てで、胸部を広範囲に保護する。
デザイン面で風格が漂うのでかっこよさもそれなりに高く、格式ある場での儀礼用にも使われる事があるとされる。
同時期に登場した【シルバーメイル】よりも軽量のため、力の無い女性でも装備可能というように差別化されている。
人間用の鎧を装備できないドラゴンなどの魔物でも身につけられる、汎用性の高い防具である。
その一方でシルバーメイルはDQ6より呪文耐性を得ているが、こちらは現在に至るまで全くの無耐性である。
【てつのむねあて】の上位種のように見えて、あちらが装備できるのにこちらの方を装備できないことがある(逆もある)。
DQ5
守備力40。【グランバニア】と【エルヘブン】で5000Gで購入可能。
装備可能なキャラは【サンチョ】、【女の子】の他、大半の仲間モンスターが装備可能で、特に【グレイトドラゴン】等一部のモンスターにとっては最強の鎧なので、全鎧の中で中の上程度の守備力でありながら需要は高い。
設定上はSFC・PS2版のみ【ヘンリー】も装備可能。
どう見てもシルバーメイルより体を覆っている範囲が少ないのに、どういうわけかシルバーメイルと互角の守備力を持っている。何故だ。
しかもシルバーメイル(4800G)よりも値段が高いし……。
銀の厚みが違うか、あるいはシルバーメイルよりも頑丈な素材の胸当てを銀メッキしているのかも知れない。
また、SFC版DQ5の公式ガイドブックのイラストでは、年中【かわのこしまき】の一張羅であるはずの【パパス】が身につけていたりする。
例によって露出度が高い。
公式イラストで胸部を覆うプロテクターのようなデザインの防具を身につけているからなのかもしれない。
DQ6
守備力36、かっこよさ30。
【アークボルト】、【カルカド】、【クリアベール】(上下共に)、【フォーン城】で3200Gで購入可能。
また、【のろいのカガミ】が稀に落とす。
DQ5での性能がさすがにおかしいと思われたのか、守備力が若干下げられ、それに対するシルバーメイルは若干引き上げられて守備力の差が7出たほか、価格もシルバーメイル(6300G)の半分程度まで下げられた。
また、シルバーメイルに呪文耐性が加わったため、大幅な差別化が図られた。
相変わらず装備対象は広く、スライム系以外の仲間は大抵装備できると考えていい。なお【装備グループ】の異なる【スライムナイト】は装備可能。
が、なぜか人間キャラの中で【チャモロ】だけ装備できない。
【スライムアーマー】や【スライムメット】を装備できるからおかしいとは思っていたが、やはりスライム系の血が……?
やはり重たい装備が出来ない【ミレーユ】や【バーバラ】も装備可能だが、先述の通り耐性がないため、【みかわしのふく】を装備したほうが被ダメージ軽減の期待値は上がる。
残る男性陣もムドー戦には少しでもマシな装備が欲しいのでこの時点では【はがねのよろい】やらみかわしのふくやらを着ていることが多いし、アモスは初期装備ではがねのよろいを着ているので、たかが軽減期待値1.5ダメージ減のために乗り換える価値は全くない。
ストーリー進行を待って、これより守備力が高く耐性持ちのシルバーメイルやら【あつでのよろい】やらを買ったほうが長期的に見て正しい。
これを買うくらいなら、ムドー戦で貯まったお金は兜が貧弱な【チャモロ】用に【まほうのたて】を買った方がいいだろう。
【ベストドレッサーコンテスト】のコーディネート対象にもなっており、
これと【ぎんのかみかざり】の組み合わせで+20のボーナス点が付いて来る。
しかし、素のかっこよさが低すぎるので、このコーディネートの出番がくることはない。
DQ7
守備力36、かっこよさ30。
【リートルード】等で6000Gで販売。
また、【キラースター】と【プヨンターゲット】が稀に落とす。
守備力、かっこよさはDQ6と変わらないが、価格が2倍近くまで上昇。
装備できるのは【主人公】と【アイラ】だけ(データ上は【キーファ】も)で、シルバーメイルの装備可能キャラと全く同じである。
【マリベル】や【ガボ】はともかく、【鉄の胸当て】が装備可能な【メルビン】ぐらいは装備できてもよさそうなものだが。
この頃から「軽量なため非力な女性や子供でも装備できる」という設定が怪しくなってくる。
アイラが加入する頃には上位の鎧が大量に存在するため、実質主人公用の防具となっている。
過去の【魔王像】の宝箱から1つ手に入るので買う必要はない。ありがたく主人公に着せてやろう。
うっかり見逃して【セト】を倒してしまうと、イベントが進んで魔王像には二度と入れなくなるため取り逃さないようにしたい。
主人公にとっては【バイキングアーマー】登場までは最高の守備力を誇り、そのバイキングアーマーにしてもほぼ守備力差は無いためわざわざ買い替える必要は無い。
このため、【グラコス】を倒しハ―メリア編をクリアするまでという非常に長い期間活躍してくれる防具である。
ハ―メリア編クリア後はようやく主人公用の耐性持ちの鎧が登場するためそこでお役御免となる、売却して他の装備の購入資金にすると良い。
【はでなふく】といい【かいぞくの服】といい、長い期間主人公の鎧にお金を割かずに済むのは嬉しい限りである。
DQ6に引き続き【世界ランキング協会】のかっこよさ部門のコーディネート対象にもなっており、組み合わせはDQ6と同様だが、ボーナス点が+25と僅かに上がっている。
但し、このコーディネートが可能なのは、今作ではアイラのみである。
リメイク版
過去のリートルードにて、【バロックのアトリエ】裏のフィールド宝箱に入っている。
魔王像の1つを取り逃してもそこまで問題はなくなった。
2つ目の入手になった場合でも、拾いものとしては売値が3000Gとかなり高いので、耐性防具を買う為の金策に有用。
DQ8
守備力44。
【聖地ゴルド】で3200Gで購入可能。
値段がDQ6と同額まで下がったが、守備力は上がった。
今作ではなんと【ヤンガス】しか装備できない。軽いという設定はどこへ行った。
【鉄の鎧】に比べれば性能は高いのだが、【毛皮のポンチョ】を作ったなら必要ないかも。【サザンビーク】のバザーまで我慢して耐性付きの【あつでのよろい】を買ったほうがいだろう。
なお、鉄のむねあてと【シルバートレイ】×2の錬金でも作れるので、
【パルミド】の【カジノ】でシルバートレイを調達し、3種錬金が可能になって即作った場合、時期の割にかなり強い防具となる。
低レベルプレイではうまく活用したい。
加えて、聖地ゴルドは終盤になると崩壊する為、事実上錬金以外での入手が不可能となる事を付け加えておく。
DQ9
守備力24。
魔法使いと武闘家を除く職業で装備可能。
本作では店売りされておらず、てつのむねあてとシルバートレイを1個ずつ錬金するのが唯一の入手方法。
守備力が激減したようにも見えるが、これは防具が細分化された影響であり、実質的には特別弱体化したわけではない。
DQ10オフライン
主人公(【戦士】、【僧侶】、【盗賊】、【旅芸人】、【パラディン】、【魔法戦士】、【レンジャー】、【踊り子】)、【フウラ】以外の仲間が装備可能。
- | +1 | +2 | +3 | |
守備力 | 19 | 21 | 24 | 27 |
すばやさ | 5 | 6 | 8 | 9 |
みりょく | 10 | 12 | 14 | 16 |
【キーエンブレム】を2個入手したあと、【小国】の防具屋にて1280Gで売られるようになる。
【ふしぎな鍛冶】でも作成可能。レシピは【銀の防具全集】に記載。
必要な素材は、【ぎんのこうせき】x4、【みがきずな】x1。
DQ10オンライン
レベル21より装備可能な【ぎんのむねあてセット】の一部位(からだ上)。基本守備力16。
下装備は【ぎんのこしだれ】(基本守備力8)。
DQ11
【主人公(DQ11)】、【カミュ】、【シルビア】、【グレイグ】が装備可能。うち直しに必要な宝珠は9個。
- | +1 | +2 | +3 | |
守備力 | 42 | 43 | 44 | 46 |
【プチャラオ村】、【クレイモラン城下町】、【シケスビア雪原】(キャンプ地)にて3200Gで売っている。
また、【銀の使い方】のレシピがあれば鍛冶でも作成可能。必要な素材は【ぎんのこうせき】×2+【みがきずな】×2+【イエローアイ】×1。
しかし同じレシピで耐性付きのシルバーメイルも作れる上、シルバーメイルを装備できないカミュにとっても【カメのこうら】とそこまで差がない、さらに同時期に【プリンスコート】のレシピも手に入ってしまう等の理由から優先度は低い。