生産したアイテムをすぐに使うのではなく、保管しておきたい場合もあるだろう。そこで用いるのがこれらのアイテム保管用の施設である。
ストレージの基本 
ストレージが必要な場合 
すべての施設が最大効率で稼働しているような理想的な生産ラインであれば、途中にストレージを使う必要はない。生産したアイテムがちょうど次の施設で滞りなく消費されるのであれば、途中でアイテムを溜めておく必要がないからだ。
逆に言えば、アイテムが余って生産ラインの上流にある施設が止まってしまうのでもったいない、という状態なのであればそこにストレージを置くのではなく、生産ライン自体の見直しをしたほうがよい。
ストレージを使うべきなのは、以下のような場合だ。
保管用として 
- プレイヤーが直接使うアイテムを保管しておく
- メカの燃料や建造物など、プレイヤーが拾うべきアイテムはその生産ラインの最後にストレージを設置して保管しておくとよい。
- 副産物を保管しておく
- ある生産の副産物として出てくる不要なアイテムであっても、どこかで消費しなければその生産自体が詰まってしまい、必要な生成物まで得られなくなる。しかし、その消費方法がその時点で限られている場合、邪魔なものを一旦ストレージに溜めることで逃がしておく。
バッファとして 
- 枯渇したらすぐに問題が発生するアイテムを溜めておく
- 特に発電施設の燃料など。この場合は上記の保管用として使う場合とは異なり、搬入するだけでなく搬出も行えるようにしておく。すると余っている場合にはストレージに入れ、不足した場合にストレージから出すようになる。
積み重ね 
保管用の建造物はすべて縦方向に積み重ねて容量を増やすことができる。省スペースで、より多くのアイテムを保管しておくことができる。
Vertical construction(垂直建築)の性能強化で、さらに積み重ねる最大数を増やすことができる。
また、高く積み上げて目立ちやすくし、見やすい高い位置に少量のアイテムを入れることで標識のように扱うという使い方もできる。似たような使い方ができるものとしては研究所・物流ステーションがあるが、最も省資源で待機電力消費が0、かつ任意のアイテムを表面に表示できるという点が優れている。
関連アイテム 
ストレージ 
名称 | 容量 | |
Storage MK.I ストレージ MK.I | 30スタック | |
Storage MK.II ストレージ MK.II | 60スタック |
基本的なアイテム貯蔵用の倉庫。複数種類のアイテムを特定のスタック数保管しておくことができる。
出し入れはインベントリから手動で行うか、Sorterで自動的に行うことができる。アイテムの出し入れが任意にできるのはストレージ上のみなので、とりあえず手持ち整理用のストレージをいくつか持ち歩くとよい。
Ctrl+左クリックで同じ種類のアイテムをインベントリに持てるだけ移動することができ、空きマスで同じ操作をするとすべての中身を取り出す。アイテムを選択できる場面では基本的に同じ操作ができるので覚えておこう。
ソーター等での自動搬入の場合には左上から順にアイテムが搬入され、搬出の際は右下から優先的に搬出される。
UIのCapacity for automation(自動化容量)の設定で、Sorter(ソーター)が取り扱える内部容量を制限することが可能。例えば10に設定した場合、ソーターは10スタックを超えてそのストレージに搬入しようとしなくなる。ただし、搬出の場合は通常と同じように右下から搬出されていくため赤くなっているマスに保管されているアイテムから優先的に取り出される。実際に容量が減っているわけではなく、手動で赤くなっているマスに出し入れすることはできる。
縦方向に積み上げた場合、搬入時はより下にあるストレージに優先的に入れようとする。搬出時は、より上にあるストレージから取り出そうとする。また、上に設置したストレージからも、同じ高さにベルトが存在すればソーターを用いた搬入出が可能。ただし、ソーターより下にあるストレージとの搬入出は行われない。
ストレージを削除しようとするときは、インベントリに十分な空き容量が必要。インベントリにストレージの中身が入り切らない場合は削除できないと言われる。最悪Ctrlで全選択→Deleteで捨てるという荒業も可能だが、さすがにもったいないので別に物置用のストレージを置き、インベントリを空にしてから中身を全て取り出すのが得策。
Storage MK.I(ストレージ MK.I) 
30スタックの容量を持つ。
縦に並べた場合の搬入出口は、1個につきベルト2階層分高くなる。
Storege MK.II(ストレージ MK.II) 
60スタックの容量を持つ。MK.Iの倍であるが、MK.Iを2個横に並べるより1マス分コンパクト。
縦に並べた場合の搬入出口は、1個につきベルト3階層分高くなる。
流体用タンク 
名称 | 容量 | |
Storage tank 貯蔵タンク | 10000個 |
流体はストレージを用いて貯蔵することも可能だが、1スタックが20個になっているためすぐ満杯になってしまう。そこで、流体の貯蔵にはこのタンクが適している。貯蔵可能な流体は1つのタンクにつき1種類に限るが、大量に貯蔵しておくことができる。
タンクへの搬入出にはソーターを用いることはできず、ベルトを直接接続する。その代わりに、UIからInput(搬入)およびOutput(搬出)のオン・オフ切り替えが可能。
既に1個でも何か貯蔵されている場合は他の種類の流体を搬入することはできず、しようとした場合は詰まってしまう。搬入ラインの流体は絶対に混ざらないようにしよう。
縦方向に積み上げた場合、ストレージとは異なり上に積んだものから搬入出を行うことはできない。また内部的にも繋がるため、やはり全体として1種類の貯蔵のみが可能で、容量が積み重ねた分だけ大きくなるだけ。
なお、インベントリから直接アイテムを出し入れすることはできない。これはタンクを削除する場合にも例外ではなく、削除した際に中に流体が入っていた場合は、インベントリの空き容量に関わらずすべて消えてしまう。
Storage tank(貯蔵タンク) 
基本的な流体用貯蔵タンク。1種類の流体を10000個、すなわち500スタック分貯蔵可能。