Storage(ストレージ)

Last-modified: 2024-03-06 (水) 19:13:11

生産したアイテムをすぐに使うのではなく、保管しておきたい場合もあるだろう。そこで用いるのがこれらのアイテム保管用の施設である。

 

ストレージの基本

ストレージが必要な場合

すべての施設が最大効率で稼働しているような理想的な生産ラインであれば、途中にストレージを使う必要はない。生産したアイテムがちょうど次の施設で滞りなく消費されるのであれば、途中でアイテムを溜めておく必要がないからだ。

逆に言えば、アイテムが余って生産ラインの上流にある施設が止まってしまうのでもったいない、という状態なのであればそこにストレージを置くのではなく、生産ライン自体の見直しをしたほうが良い。

ストレージを使うべきなのは、以下のような場合だ。

保管用として

プレイヤーが直接使うアイテムを保管しておく
メカの燃料や建造物など、プレイヤーが拾うべきアイテムはその生産ラインの最後にストレージを設置して保管しておくとよい。
副産物を保管しておく
ある生産の副産物として出てくる不要なアイテムであっても、どこかで消費しなければその生産自体が詰まってしまい、必要な生成物まで得られなくなる。しかし、その消費方法がその時点で限られている場合、邪魔なものを一旦ストレージに溜めることで逃がしておく。

バッファとして

枯渇したらすぐに問題が発生するアイテムを溜めておく
特に発電施設燃料など。この場合は上記の保管用として使う場合とは異なり、搬入するだけでなく搬出も行えるようにしておく。すると余っている場合にはストレージに入れ、不足した場合にストレージから出すようになる。
需給バランスが頻繁に変わるアイテムを溜めておく
ゲーム中盤を中心に、科学マトリックスは研究対象毎に使用する種類と量が変わる。そのため、ある程度のバッファを設けておくと次の研究の時間を短縮できる場合がある。

積み重ね

保管用の建造物はすべて縦方向に積み重ねて容量を増やすことができる。省スペースで、より多くのアイテムを保管しておくことができる。

Vertical construction (垂直建設) の性能強化で、さらに積み重ねる最大数を増やすことができる。

また、高く積み上げて目立ちやすくし、見やすい高い位置に少量のアイテムを入れることで標識のように扱うという使い方もできる。また、コンベアベルトでも同等のことができる。省資源性と高さではコンベアベルトが勝り、左下の惑星マップにも表示される点でストレージが勝るので、お好みで。

関連アイテム

ストレージ

名称容量
Storage-MK.I.pngStorage MK.I
ストレージ MK.I
30スロット
Storage-MK.II.pngStorage MK.II
ストレージ MK.II
60スロット

基本的なアイテム貯蔵用の倉庫。複数種類のアイテムを特定のスタック数保管しておくことができる。

出し入れはインベントリから手動で行うか、Sorter (ソーター) で自動化できる。手動でのアイテムの出し入れを少ない制限で行えるのはストレージのみなので、インベントリ容量が不足した際に手持ちアイテムの仮置きするためのストレージをいくつか持ち歩くとよい。Ctrl+左クリックで同じ種類のアイテムをインベントリに持てるだけ移動することができ、空きマスで同じ操作をすると全ての中身を取り出す。アイテムを選択できる場面では基本的に同じ操作ができるので覚えておこう。

ソーターなどでの自動搬入の場合には左上から順にアイテムが搬入され、搬出の際は右下から優先的に搬出される。縦方向に積み上げた場合、搬入時は下にあるストレージに優先的に入れようとする。逆に搬出時は上にあるストレージから取り出そうとする。また、上に設置したストレージからも、同じ高さにベルトが存在すればソーターを用いた搬入出できる。ただし、この場合はソーターより下にあるストレージとの搬入出は行われない。

このほか、以下の機能を持つ。

Capacity for automation (自動化容量) の制限
情報パネル右下にある Capacity for automation (自動化容量) の設定で、ソーターなどで自動搬入するスロットを制限できる。例えば10に設定した場合、最初の10スロット以外が赤色になる。この赤色のスロットにはアイテムの自動搬入が行われなくなる。一方、搬出は赤色のスロットも対象になる。なお、実際に容量が減っているわけではないので、手動では赤色のスロットに出し入れできる。
フィルターの設定
各スロットを中クリック (マウスホイールをクリック) すると、そのスロットにフィルターを掛けられる。つまり、そのスロットには指定したアイテムのみを受け入れるようにできる。また、情報パネル左下のアイコンをクリックすると、全スロットに一括設定できる。
ストレージ解体時の警告
ストレージ解体時は内容物がインベントリに入りきらない場合は、その旨の警告が出る。そのまま解体すると、インベントリに入り切らなかったアイテムが周囲にバラ撒かれる。アイテムが不要であればそのままアイテムを削除すれば良いが、そうでないなら充分な空き容量を作ってからストレージを解体しよう。
Logistics distributor (物流配送器) の設置
ストレージ上に物流配送器を設置できる。物流配送器は少量ながらアイテムを空輸でき、コンベアとは異なるアイテム輸送手段を提供する。詳細は、専用項目を参照。

また、特定のストレージのみが持つ機能もあるが、これは個々の項目に記載している。

Storage MK.I (ストレージ MK.I)

Storage-MK.I.png
30スタックの容量を持つ。縦に並べた場合の搬入出口は、1個につきベルト2階層分高くなる。

また、Splitter (スプリッター) の上に重ねて建設できる。この状態だとスプリッターがストレージの搬出入口を兼ねる*1。ソーターでの搬出入と比べると節電性と処理速度が優れる。この時、スプリッターも垂直建設の段数にカウントされるので、スプリッターの分だけストレージを積める数は減る。

Storege MK.II (ストレージ MK.II)

Storage-MK.II.png
60スタックの容量を持つ。容量はMK.Iの倍だが、MK.Iを2個横に並べるより1マス分コンパクトになる。縦に並べた場合の搬入出口は、1個につきベルト3階層分高くなる。

また、Battlefield Analysis Base (戦場分析基地) の上に増設倉庫として建設できる。

Storage tank (貯蔵タンク)

名称容量貯蔵可能
Storage-tank.pngStorage tank
貯蔵タンク
10000個
(500スタック相当)
Water.pngCrude-oil.pngRefined-oil.pngSulfuric-acid.pngHydrogen.pngDeuterium.png

流体の貯蔵に特化したストレージ。通常のストレージでも流体を貯蔵できるが、流体は1スタックが20個なのですぐに満杯になってしまう。そこで、流体の貯蔵にはこのタンクが適している。貯蔵可能な流体は1つのタンクにつき1種類に限られるが、大量に貯蔵できる。

タンクに貯蔵できる液体が1種類に限られるので、複数種類のアイテムを搬入しようとすると詰まってしまう。タンクを縦方向に積み上げた時も積み上げたタンク全体で1種類のみを貯蔵できる。

この他に以下の性質を持つ。

  • タンクへの搬入出にはソーターを介さずにベルトを直接接続する。
  • 情報パネルから Input・Output (搬入・搬出)のオン・オフ切り替えられる。
  • 縦方向に積み上げた場合、ストレージとは異なり上に積んだものから搬入出できない。
  • インベントリとのアイテム出し入れもできるが、マウスボタンを長押している間に一定速度で出し入れする形になる。通常のストレージと異なり一瞬では出し入れできないため、特に数千個になると結構な時間が掛かる。
  • 搬出はスタックなしで行われる。したがって、Automatic piler (自動集積機)Logistics Station integrated logistics (物流ステーション統合物流) でスタックした貨物を搬入する際は、スタックが解除される。

*1 複数のスプリッターを重ね、その上にストレージをおいた場合は最上段のスプリッターのみがストレージの搬出入口になる。