ダイソン球を建設するには膨大な量の物資が必要であるが、それら全てを自ら運ぶのは現実的ではない。このカテゴリーに属する建造物は、それらの物資を自動で運搬してくれる。
より大量のアイテムを専門的に取り扱う場合は、輸送カテゴリーの利用を検討しよう。
関連アイテム 
コンベアベルト 
名称 | 運搬速度 | |
Conveyor belt MK.I コンベアベルト MK.I | 6/s | |
Conveyor belt MK.II コンベアベルト MK.II | 12/s | |
Conveyor belt MK.III コンベアベルト MK.III | 30/s |
物資運搬の要。採集施設、生産施設、電力施設などを直接接続し、アイテムを受け渡すために必要不可欠。
上位になるほど速度が上がり、時間あたりに運搬できるアイテムの個数が増える。上位のものは登場時点ではあまりありがたみを感じないかもしれないが、生産ラインが大規模化するほど時間あたりに流れるアイテムの量は跳ね上がるため次第に重宝することになる。
設備アップグレードモードで異なるグレードのベルトに入れ替えることができる。連鎖アップグレードにも対応している。
電力消費は一切ない。
基本的にグリッドの線上にしか設置できず、極に近い場所ではベルトも大きく曲がるような形になる。諸事情*1でグリッドから外れる場合は、格子点に最短距離で繋がるような曲がり方をする。
水場の上に直接設置することができる。
ベルトは合流させることが可能である。直進するベルトに側面から合流した場合は常に直進側が優先される。両側から合流した場合もどちらかが優先されるが、そのメカニズムは不明で要検証*2。
上下矢印キーで敷設する高さを調節可能で、また敷設中に矢印キーを押すことによりスロープを作ることができる。これらにより立体交差や、層状に重なったラインを作ることが可能である。スロープで1階層上下させる場合は、水平に3グリッド必要である。なお、スロープの途中で曲げることはできない。
設置されたコンベアベルトを選択することでベルトのステータスが閲覧できるようになる。ポップアップした画面右上の円からアイテムの回収や投入が可能。
この画面では他にもLengthからコンベアベルト単体での長さ、Speedからコンベアの輸送能力、Pathからコンベアがどのグループに属しているか、Total NodesからPathを構成しているコンベアの総数、Total cargoからPath内のアイテム数を確認できる。
ソーター 
名称 | 運搬効率 | 消費電力 | 待機電力 | |
Sorter MK.I ソーター MK.I | 1.5往復/s/グリッド | 18.0kW | 9000W | |
Sorter MK.II ソーター MK.II | 3.0往復/s/グリッド | 36.0kW | 9000W | |
Sorter MK.III ソーター MK.III | 6.0往復/s/グリッド | 72.0kW | 9000W |
アイテムを、ベルトや各種インベントリを持つ施設の間で移動させる機能を持つ。設置時に最初にクリックした場所が運搬元で、次にクリックした場所が運搬先となる。運搬距離は3グリッドまでであり、生産ラインを設計する際にはこの縛りを念頭に置く必要がある。
ソーターのUIでは、どのアイテムを運搬させるかフィルタを設定することが可能。フィルタ設定に関してはいくつか注意点がある。
- ソーターは運搬速度が足りないことがあるので、"複数アイテムが流れるラインから特定のアイテムを一部取りたい"という場合には使えるが、"全てのアイテムを確実に仕分けたい"という場合はSplitter(スプリッター)で行うほうがよい。
- 生産施設などへの搬入時は必要とするアイテムのみを自動的に拾うため、基本的にフィルタ設定はしなくてもよい。
- Oil refinery(製油所)など複数の製品を生産する施設から搬出する際は、搬出先をクリックする前にTabキーを押すことでもフィルタの設定が可能で便利。
ただし、一つの生産装置につき2つのフィルター設定が必要で、数十個単位の施設からなる大規模ラインの構築をする際は非常に手間がかかる。
面倒な場合は、Splitter(スプリッター)のフィルター機能を活用しよう。
運搬効率の単位が往復/s/グリッドであることから分かる通り、ソーターの全長が長いほど可動部の往復に時間がかかって時間当たりの運搬量が減少することになる。つまり最大効率で稼働させるためには、移動元と移動先ができるだけ近くになるように配置するとよい。加工時間が長い施設や短い距離の輸送ならMK.Iも最後まで出番がある。2グリッド以上の輸送はMK.II以上にするとよい。
またMK.IIIのみの機能として、Sorter cargo stacking(ソーター貨物スタック)を強化することによって、まとめて運ぶことができるアイテムの個数が上昇する。例えばLv2まで性能強化した場合は3個までスタックが可能なので、2グリッドの距離でアイテムを運搬しようとする場合は3.0往復/sとなり、アイテムの運搬速度が9/sとなる(理論上*3)。
コンベアを跨いで物を運ぶことでわざとアイテムの運搬効率を制限したり、1マス間隔をまたぐという使い方も可能。
スプリッタ 
名称 | ポート数 | |
Splitter(4-direction) スプリッタ(4方向) | 4 |
基本的には、アイテムを均等に複数のベルトに分配するために使用する装置。分配に際してはアイテムの運搬量や頻度は一切関係なく、常にそれぞれの搬出口から順番に搬出する。
Splitter(4-direction)(スプリッタ(4方向)) 
4つのポート(搬入出口)のうち、どこにでもベルトを接続して搬入出が可能である。また、スプリッターの搬入出速度は接続しているベルトの運搬速度に完全に依存する。電力は一切消費しない。
少々大きく、ほぼ3x3グリッドを占有する*4。限られたスペースで単純に2分割したいだけであれば、ベルトからベルトにソーターで移動させたほうがコンパクトである(ただしソーターは電力を使用するし、常に均等に分けることはできない。さらにアイテムの消費速度が上がればその分の増築が必要になる)。
なお、縦に積み重ねて設置することも可能である。
形状選択
設置時にTabキーを押す度に、3種類の形状を選択することが可能でポートの位置も変わる。うち2つは立体的になるので、限られたスペースで複雑な配線をする場合に役立つ。
優先設定
スプリッターをクリックするとUIが表示され、ポートごとに入出力の優先設定が可能。青い円が入力側、赤い円が出力側であることを表す。
- 搬出速度が搬入速度に対して遅い場合、優先された入力側からの搬入を優先して行う。
- 搬入速度が搬出速度に対して遅い場合、優先された出力側への搬出を優先して行う。
フィルタ機能
出力を優先設定したポートには、続けてフィルタ設定を行うことができる。フィルタを設定した出力側からは、そのアイテムしか搬出されなくなる。
これを利用して1つのコンベアで2つ以上の製品をまとめて輸送することができる。
大量輸送での詰まりが発生しにくい中間部品~最終製品の輸送ラインなどは1つに統合してからスプリッターで分けると整理しやすい。
平面交差
フィルタ設定を使うことにより、立体交差を作らなくても別々のアイテムを流しているベルトを交差させることが可能である。
交互合流
画像のように合流させる場合、搬入が合計12/sであるのでスムーズに搬出する場合には搬出側にも12/sのベルト(1本であればMk.II)が必要であるが、この場合は搬出が6/sと不足している。このような場合、(優先設定をしていなければ)両方のアイテムが交互に搬出される。
この仕様は組立機への複数種類のアイテム輸送を1つのベルトで行うために使えなくもない気がするが、そのためには必ず全ての搬入ポートの速度が常に同じであることを保証しなければならないので、実際には厳しい。そうでなければ搬出されるアイテムの種類が偏り、組立機が停止してしまうからだ。
つまり、ひとつの仕様として紹介はしたが、現時点で実用的な利用方法は特にないと考えられる。