Science matrix(科学マトリックス)

Last-modified: 2024-04-05 (金) 17:40:46

技術ツリー研究の必須アイテム。ほぼ全ての作業がこれを作るためだと言っても過言ではない。特に上位のマトリックスほど生産スピードが遅いので多くの研究施設が必要。

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科学マトリックス一覧

個別解説

Electromagnetic Matrix (電磁マトリックス)

Electromagnetic-matrix.png
青色のマトリックス。科学マトリックスの中で最初に登場するマトリックスである。

必要な原料は Iron ore (鉄鉱石)Copper ore (銅鉱石) のみなので、2種の鉱脈が近くにある場所で生産するとコンベアベルトの必要数が少なくなる。必要な鉱石の数は 鉄:銅=2:1 なので、鉄の埋蔵数が多い鉱脈を選定すると長持ちする。

また、Circuit board (回路基板)Magnetic coil (磁気コイル) を常に生産稼働している組立機Mk.Iが1台ずつあれば、マトリックスラボ4.5台分の電磁マトリックスを生産できる。多くの場合は上位の科学マトリックスの生産がボトルネックになることもあり、電磁マトリックスの原料生産ラインを大規模にする必要性は薄い。

電磁マトリックスに限った話ではないが、科学マトリックスはメカの合成機による手動生産ができる。そのため、研究施設を設置しなくともマトリックス要求量が少ない序盤の研究であれば十分に達成できる。

Energy Matrix (エネルギーマトリックス)

Energy-matrix.png
赤色のマトリックス。

原料は原油を製油所で精製して得られるHydrogen (水素) と、石炭を製錬して製造する Energetic graphite (高エネルギーグラファイト) である。グラファイトは石炭鉱脈に採掘機と製錬炉を設置すれば手に入る。

問題は水素であり、Oil extractor (オイル抽出機)Oil refinery (製油所) をまとまった数で稼働させる必要がある。製油所の稼働には大きな電力が必要になるので、エネルギーマトリックスの製造に手を付け始めた段階では、水素と同時に手に入る Refined oil (精製油) を火力発電の燃料にして確保しよう。なお、次の構造マトリックスでは精製油が要求されるようになる。電力に余裕が出た段階で燃やさずに Storage tank (貯蔵タンク) に一時貯蔵しておくと、次の段階へスムーズに進める。

また、エネルギーマトリックスの製造は、電磁マトリックスの2倍の時間が必要になる。そのため、原料供給が間に合うなら、エネルギーマトリックス製造用のマトリックスラボは電磁マトリックス用の2倍の数を建てるとちょうどいい。とはいえ、前述の電磁マトリックス4.5台分に合わせてエネルギーマトリックスを9台分稼働させようとすると、水素生産用の製油所が12基も必要となる。いきなり合わせようとすると水素供給が追い付かないので、製油所の規模拡大に合わせてエネルギーマトリックスの生産ラインも拡大していこう。

Structure Matrix (構造マトリックス)

Structure-matrix.png
黄色のマトリックス、中盤の難所として立ち塞がる。

原料は Diamond (ダイヤモンド)Titanium crystal (チタン結晶) である。ダイヤモンドは石炭を2回製錬するだけなので、構造マトリックスの研究を解放できる程度の進捗があるのなら製造は容易だろう。

厄介なのがチタン結晶で、これはチタンインゴットと有機結晶が要求される。以下の通り両原料ともにライン確立には一苦労することになる。

チタンインゴット
初期惑星にはチタン鉱脈が存在しないので、チタンインゴットを生産するためには他の惑星に鉱脈を探しに行く必要がある。新しい惑星に発電施設・採掘機・製錬所・防衛設備を持ち込んで現地に新規の工場を建造し、そこからイカロス自身で惑星を往復してチタンインゴットを運搬するという大掛かりな作業となる。出発前には入念な準備を行おう。初めての宇宙飛行が不安な場合は惑星間飛行指南も参照。星間物流ステーションとその周辺技術を解放するには構造マトリックスが必要となるため、最初のうちは何度も往復することになる。
有機結晶
原料に原油・水・石炭と開始惑星でしか取れない物を要求される。さらに、有機結晶の製造時間が長く、原油から有機結晶までの全工程で1個/sにつき化学プラント12基と製油所10基が必要となる。製造には相応の電力と土地が要求されるので、なるべく油井の配置が固まっており、陸地が広い場所を選定しておきたい。

このあたりから研究に必要なマトリックスの数も多くなり、小規模なラインだと技術の解禁に時間が掛かるようになってくる。製造ラインを拡大するのも手だが、増産剤を使うことでも研究を加速できる。特にマトリックスの製造ラインと研究ラインに塗ると効果が大きい。例えばマトリックス製造ラインに Proliferator Mk.II (増産剤 Mk.II) を塗ると、生産されるマトリックスの数が1.2倍になる。更に研究用ラインにも塗ると、研究がマトリックス1.2個分進む効果がある。両方に塗れば、1000個マトリックスが必要になる研究が695個で終わるようになる。

また、構造マトリックスを使う研究の中には、星間輸送技術を筆頭に下位のマトリックスは大量に、構造マトリックスは少量だけ要求するものが少なからずある。このタイプの研究を先に着手すると、比較的スムーズに進むだろう。この時、研究用に投入するラインにはストレージをバッファとして設けておこう。研究で使用しないタイミングでもストレージに貯蔵されていくので、効率的に進行できる。

Information Matrix (情報マトリックス)

Information-matrix.png
紫色のマトリックス。原料は Processor (プロセッサー)Particle broadband (粒子ブロードバンド) である。

プロセッサー
材料を辿っていくと、鉄鉱石2個・銅鉱石3個・シリコン鉱石8個となる。シリコン鉱石を石10個から製錬していてはラチが明かないので、別惑星でシリコン鉱脈の採掘および製錬ラインを作っておきたい。構造マトリックスの製造の際にチタンの星間輸送体制を整えているのであれば、シリコン鉱石の輸送にも流用が効くので安定生産が楽になる。
なおプロセッサーは情報マトリックス以外のレシピでも頻繁に要求され、この後の重力マトリックスの中間素材としての需要も大きい。そのため、製造ラインを作る際は過剰気味の大規模ラインを作っても良い。
粒子ブロードバンド
カーボンナノチューブ結晶シリコンプラスチックと珍しい素材を要求してくる。この生産には、チタン・シリコン・石・石炭・原油・水と多様な資源が必要になる。主に厄介なのがカーボンナノチューブの原料となるグラフェンで、原油から生産すると生産ラインが複雑になる。将来的にはレア資源で代替できるので、大規模なグラフェンラインを組むか一時的な小規模ラインとするかはプレイスタイルや残り資源との相談となる。なお、粒子ブロードバンドの用途は情報マトリックスの他に組立機MK.IIIしか無い。したがって、粒子ブロードバンドの製造ラインは最小限の規模で良い。

この頃になると原油や石炭の枯渇も視野に入り、施設の消費電力も重くなるため火力発電で精製油や石炭を燃やし続けるのも限界となる。
巨大ガス惑星から燃料を輸入した大規模火力発電ダイソンスウォームを作りレシーバーによる受電核融合炉発電などで電力を確保しよう。

また、情報マトリックスでMecha core (メカコア)をLv4にすることで、ついにワープ航法が解禁可能となる。初期星系のシリコンの埋蔵量が少ない時やレア資源による製造ラインの簡略化を行いたい場合は、隣の星系に進出するのも1つの手だろう。

Gravity Matrix (重力マトリックス)

Gravity-matrix.png
緑色のマトリックスでクリア前は実質最後となるマトリックス。原料はGraviton lens(重力子レンズ)Quantum chip (量子チップ)である。

以下の通り、どちらも複雑な工程が要求され、共通して大量のHydrogen (水素) が必要となる。水素は原油精製では到底追いつかないほどに大量消費するので、巨大ガス惑星の採掘を活用しよう。

重力子レンズ
Electromagnetic turbine (電磁タービン)Particle container (粒子コンテナ)Strange matter (ストレンジ物質) ⇒ 重力子レンズ」といった感じに素材をアップグレードしていくと思えばラインが組みやすい。ストレンジ物質は1個あたり重水素を10個を要求され、Miniature particle collider (小型粒子衝突型加速器) でしか生産できない。これは1台で 12 MW もの電力を要求する上、サイズもこれまでの比でない大きさである。土地と電力が今まで以上に必要となるため心してかかろう。ストレンジ物質さえクリアできれば、あとは粒子コンテナ用のグラフェンの確保が面倒なくらいである。
量子チップ
製造工程がとても複雑であり、レア資源による代替が無い場合は鉄鉱石、銅鉱石、チタン、シリコン、石炭、石、更に原油と水まで必要となる。特に厄介となるのが Casimir crystal (カシミール結晶) であり、チタン結晶、グラフェン、水素という集めづらいものを要求される。レア資源による代替でカシミール結晶の製造ラインをどこまで簡略化できるかで製造難易度がかわるだろう。このほか、原料にプロセッサーを2個も要求するためシリコンの消費がかなり多くなる。情報マトリックスへの使用分も合わせると、初期星系のシリコン鉱脈の埋蔵量次第ではゲームクリアまでに完全に枯渇してしまうこともある。そのため、早いうちに恒星間のシリコン関係の輸送ラインを確立しておきたい。

どちらの素材も重力マトリックス以外に有用な使い道があるため、過剰に生産してしまって問題ない。特に量子チップは小型輸送ロケットで大量に消費する。さらに重力マトリックス自身も研究だけでなく、空間歪曲器の素材としても需要がある。重力マトリックス関連の施設は研究に必要な分より少し多く供給できるようにしておきたい。

Universe Matrix (宇宙マトリックス)

Universe-matrix.png
究極の白色マトリックス。原料はこれまでの5色のマトリックスに加えて反物質の計6種が要求され、正にこれまでの集大成。反物質はγ線レシーバーで生成される臨界光子からしか得られないので、必然的にダイソンスフィアの構築が求められる。

6種類のアイテムの搬入と1種類のアイテムの搬出を処理する必要があり製造時間も最長である。今まで研究モードで使っていたマトリックスラボを製造モードに切り替えて宇宙マトリックスを生産し、新たに研究モードのラボを増設するとスムーズに移行できる。

また、性能強化で宇宙マトリックスが要求される段階になると、それ以降は他の研究材料は要求されなくなる。そのため、ゲームクリア以降のことを考えるなら宇宙マトリックスを使わない研究を先に全て終わらせてから宇宙マトリックス関連研究に取り掛かると、ライン組み換えの手間が減る。