増産剤考察

Last-modified: 2022-05-29 (日) 18:31:29

本項では、Proliferator(増産剤)の塗布対象を設定する上での参考データを示す。

目的別の増産剤選定

節電・小型化・資源節約の個々に特化して増産剤を選定すると下表の通りになる。いずれも徹底的に特化した場合なので、これを丸ごと採用するのではなく塗布対象を決める上での参考情報程度に留める方が無難。なお、レア資源は原油と無限資源(硫酸・メタンハイドレート)のみ使用、重水素は分留で生産としている。

凡例

節電特化
各材料を生産する上で必要な電力を最小化した場合。低ランクの増産剤に限り節電効果があるケースが多い。
小型化
各材料を生産する上で必要な土地(グリッド数)を最小化した場合。
鉱脈節約
鉱脈消費の総量を最小化した場合。ただし、宇宙全体での資源の埋蔵量や、各種マトリックス・小型輸送ロケット・ソーラーセイルの生産に必要な資源量に踏まえて重み付けをしている*1
共通
  • 増産I~III:原料に増産剤Mk.I~IIIを塗布し、追加生産物モードで生産
  • 加速I~III:原料に増産剤Mk.I~IIIを塗布し、生産速度増加モードで生産
計算条件詳細

計算条件詳細

  • レシピ編成は以下の通り
    • レア資源:原油と無限資源(硫酸・メタンハイドレート)のみ使用
    • 重水素:分留器
    • 高エネルギーグラファイト:石炭を製錬
    • シリコン鉱石:採掘
    • 有機結晶:原油から製造
  • 増産剤の生産に必要な電力・土地・資源も考慮
  • 表の見出し行について
    • 「行」は、合成機で見れるレシピ一覧の何行目にあるか。探すときの参考用だが、基本的にはページ内検索を推奨。
  • 節電特化ではアーク製錬所・組立機Mk.Iを使用、小型化ではプレーン製錬所・組立機Mk.IIIを使用、鉱脈節約は生産設備の種類に影響されない。
  • 採掘機・その他の採掘設備・ソーター・自動集積機・物流ステーションの消費電力や土地消費は無視。
  • コンベアベルトの土地消費はライン設計により変動するが、影響が無視できるほど小さくもないので近似的に算入。具体的には、下式の通り。
    • コンベアベルトの土地消費 ≒ (生産設備数) × (生産設備の幅) × [0.75 × {(原料種類数) + (生産物種類数)}]
    • 例: プラスチック
      コンベアベルトの土地消費 ≒ (生産設備数) × 8 × {0.75 × (2 + 1)} = (生産設備数) × 18
  • 鉱脈の重み付けは以下の通り。
    鉱脈重み鉱脈重み
    鉄鉱石1.00メタンハイドレート0.20
    銅鉱石0.50キンバーライト鉱石不使用
    シリコン鉱石2.00フラクタルシリコン
    チタン鉱石0.75有機結晶
    1.00光格子結晶
    石炭15.00紡錘状石筍結晶
    原油30.00単極磁石

一覧

名称節電特化小型化鉱脈節約
名称節電特化小型化鉱脈節約
1鉄インゴット-加速III-
1銅インゴット-加速III-
1高純度シリコン-加速III-
1チタンインゴット-加速III-
1石材-加速III-
1高エネルギーグラファイト-加速III増産III
1精製油-加速III増産III
1プラスチック増産I加速III増産III
1グラフェン-加速III-
1増産剤 Mk.I-加速III-
1増産剤 Mk.II増産III増産III増産III
1増産剤 Mk.III増産III増産III増産III
2磁石-加速III-
2磁気コイル増産I増産II-
2結晶シリコン-加速III-
2チタン合金増産I増産II-
2ガラス-加速III-
2ダイヤモンド-加速III増産III
2高エネルギーグラファイト-加速III増産III
2有機結晶増産I加速III増産III
2グラフェン-加速III-
2水素燃料棒-加速III-
2重水素燃料棒増産II増産III-
2反物質燃料棒-加速III-
3鋼鉄-加速III-
3電動モーター増産I増産II-
3チタンガラス-加速III-
3プリズム増産I増産II-
3チタン結晶増産II増産III増産III
3スラスター増産I加速III-
3強化スラスター増産III増産III増産III
3ストレンジ物質-加速III-
4歯車-加速III-
4電磁タービン増産I増産III-
4シリコン鉱石-加速III-
4回路基板増産I増産II-
4重力子レンズ増産III増産III増産III
4プレーンフィルター増産I増産III増産III
4カーボンナノチューブ-加速III-
4小型輸送ロケット増産III増産III増産III
5プラズマ励振器増産I増産III-
5超磁性リング増産II増産III増産III
5粒子ブロードバンド増産I増産III増産III
5プロセッサー増産I増産III増産III
5カシミール結晶増産I増産III増産III
5粒子コンテナ増産II増産III増産III
5空間歪曲器増産III増産III増産III
5対消滅束縛球増産I増産III増産III
5ソーラーセイル増産I増産III-
5フレーム材料増産II増産III-
5ダイソンスフィアの部品増産III増産III増産III
6光子結合器増産I増産III-
6微晶質素子増産I加速III-
6量子チップ増産III増産III増産III
6空間歪曲器増産III増産III増産III
7電磁マトリックス-増産III-
7エネルギーマトリックス-増産II増産III
7構造マトリックス増産II増産III増産III
7情報マトリックス増産II増産III増産III
7重力マトリックス増産III増産III増産III
7宇宙マトリックス増産III増産III増産III
7土台-増産III-

補足

  • 節電特化の序盤
    • 硫酸の海やメタンハイドレートも使わない場合(原油→硫酸→グラフェンとする場合)、以下の通りに変わる。
      • 硫酸・グラフェン・カーボンナノチューブ:なし → 増産I
      • 粒子ブロードバンド:増産I増産II
    • 水素を原油から精製する場合、原料として水素を使う全工程が増産IIIに変わる。

増産剤の製造に必要な資源数

各増産剤1個の製造に必要な以下の通り。

レシピの「自己増産」は、増産剤の製造工程および増産剤自身に増産剤を塗布した上で純収支1個になるよう生産した場合の数値。上流工程たる下位の増産剤・グラファイト・ダイヤモンドの製造工程も塗布対象としている。

増産剤レシピ石炭キンバー
ライト
カーボン
ナノ
チューブ
塗布
回数
増産剤Mk.I通常1.00--12回
自己増産1.05--14回
増産剤Mk.II通常4.00--24回
キンバーライト2.000.50-
自己増産3.32--29回
自己増産&キンバーライト1.700.42-
増産剤Mk.III通常8.00-1.0060回
キンバーライト4.001.001.00
自己増産4.39-0.9475回
自己増産&キンバーライト2.360.590.92

追加生産物モードで節約できる資源数

増産剤Mk.IIIを単一工程に使用し、生産量増加モードで生産した場合に節約できる資源量を以下に示す。

注意事項 (折りたたみ)

注意事項

  • 塗布1回当たりではなく増産剤1個当たりである。
  • 増産剤Mk.III、かつ増産剤Mk.III自身にも増産剤Mk.III塗布済みでの値を記している。
    • 増産剤Mk.IIの場合は0.320倍、Mk.Iの場合は0.100倍になる
  • レシピ編成は以下の通り
    • レア資源:原油と無限資源(硫酸・メタンハイドレート)のみ使用
    • 重水素:分留器
    • 高エネルギーグラファイト:石炭を製錬
    • シリコン鉱石:採掘
    • 有機結晶:原油から製造
  • 副生する水素は無視
  • 表の見出し行について
    • 「行」は、合成機で見れるレシピ一覧の何行目にあるか。探すときの参考用だが、基本的にはページ内検索を推奨。
    • 横幅の都合で略称を多用している。
      • 鉄鉱石→鉄、銅鉱石→銅、シリコン鉱石→Si、チタン鉱石→Ti、メタンハイドレート→MeH、臨界光子→光子。
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名称SiTi石炭原油水素MeH硫酸光子
名称SiTi石炭原油水素MeH硫酸光子
1鉄インゴット15-----------
1銅インゴット-15----------
1高純度シリコン--15---------
1チタンインゴット---15--------
1石材----15-------
1高エネルギーグラファイト-----15------
1精製油------15-----
1プラスチック-----1010-----
1グラフェン-----23---4--
2磁石15-----------
2磁気コイル105----------
2結晶シリコン--30---------
2チタン合金11--7-----7--
2ガラス----15-------
2ダイヤモンド-----30------
2高エネルギーグラファイト------105----
2有機結晶-----1519---4-
2グラフェン (グラファイト由来)--------15---
2水素燃料棒---3---14----
2重水素燃料棒183-1-1-14-1--
3鋼鉄15-----------
3電動モーター152----------
3チタンガラス---1010-----5-
3プリズム----30-------
3チタン結晶---23-1519---4-
3スラスター189----------
3強化スラスター9815-15-----15--
3ストレンジ物質4513-----114---
4歯車15-----------
4電磁タービン387----------
4シリコン鉱石----15-------
4回路基板105----------
4重力子レンズ12636---24-3012---
4硫酸 (原油由来)----7-5---3-
4プレーンフィルター---502020256010-15-
4カーボンナノチューブ---7----11---
4小型輸送ロケット17474173150643838165883023-
5プラズマ励振器105--15-------
5超磁性リング5810---5------
5粒子ブロードバンド--126-66-9---
5プロセッサー71130---------
5カシミール結晶---6-45122-1-
5粒子コンテナ5015------5---
5空間歪曲器 (レンズ由来)630180---120-15060---
5対消滅束縛球1656860-----15---
5ソーラーセイル74--45---7---
5フレーム材料7-515----155--
5ダイソンスフィアの部品2816503015---3310--
6光子結合器53--30-------
6微晶質素子-520---------
6量子チップ152360753030389015-23-
6空間歪曲器 (マトリックス由来)345135120150601207525560-45-
7電磁マトリックス157----------
7エネルギーマトリックス-----15-7----
7構造マトリックス---45-4538---7-
7情報マトリックス203010010-1010-15---
7重力マトリックス345135120150601207525560-45-
7宇宙マトリックス734070451050304818-103
7土台11---11-------

オマケ:各材料の生産に必要な資源数

増産剤を使わずに各材料を1個生産するために必要な資源量を以下に示す。
上の節約できる資源数計算の中間式の流用なので、注意事項も同様。

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名称SiTi石炭原油水素MeH硫酸光子
名称SiTi石炭原油水素MeH硫酸光子
1鉄インゴット1.0-----------
1銅インゴット-1.0----------
1高純度シリコン--2.0---------
1チタンインゴット---2.0--------
1石材----1.0-------
1高エネルギーグラファイト-----2.0------
1精製油------1.0-----
1プラスチック-----2.02.0-----
1グラフェン (グラファイト由来)-----3.0---0.5--
2磁石1.0-----------
2磁気コイル1.00.5----------
2結晶シリコン--2.0---------
2チタン合金3.0--2.0-----2.0--
2ガラス----2.0-------
2ダイヤモンド-----2.0------
2高エネルギーグラファイト------2.01.0----
2有機結晶-----4.05.0---1.0-
2グラフェン--------1.0---
2水素燃料棒---1.0---5.0----
2重水素燃料棒13.02.0-1.0-1.0-10.0-1.0--
2反物質燃料棒13.64.84.01.0-0.3-6.31.11.0-6.0
3鋼鉄3.0-----------
3電動モーター4.00.5----------
3チタンガラス---2.02.0-----1.0-
3プリズム----3.0-------
3チタン結晶---6.0-4.05.0---1.0-
3スラスター6.03.0----------
3強化スラスター65.010.0-10.0-----10.0--
3ストレンジ物質42.012.0-----10.04.0---
4歯車1.0-----------
4電磁タービン10.02.0----------
4シリコン鉱石----10.0-------
4回路基板1.00.5----------
4重力子レンズ42.012.0---8.0-10.04.0---
4硫酸 (原油由来)----2.0-1.5---1.0-
4プレーンフィルター---10.04.04.05.012.02.0-3.0-
4カーボンナノチューブ---1.0----1.5---
4物流ドローン21.012.016.0---------
4物流船180.050.080.040.0-----40.0--
4小型輸送ロケット93.039.592.080.034.020.020.088.047.016.012.0-
5プラズマ励振器2.01.0--3.0-------
5超磁性リング23.04.0---2.0------
5粒子ブロードバンド--4.02.0-2.02.0-3.0---
5プロセッサー2.03.08.0---------
5カシミール結晶---6.0-4.05.012.02.0-1.0-
5粒子コンテナ20.06.0------2.0---
5空間歪曲器 (レンズ由来)42.012.0---8.0-10.04.0---
5対消滅束縛球22.09.08.0-----2.0---
5ソーラーセイル0.50.3--3.0---0.5---
5フレーム材料3.0-2.06.0----6.02.0--
5ダイソンスフィアの部品16.59.830.018.09.0---19.56.0--
6光子結合器1.00.5--6.0-------
6微晶質素子-1.04.0---------
6量子チップ4.06.016.020.08.08.010.024.04.0-6.0-
6空間歪曲器 (マトリックス由来)2.91.11.01.30.51.00.62.10.5-0.4-
6反物質-----------1.0
7電磁マトリックス2.01.0----------
7エネルギーマトリックス-----4.0-2.0----
7構造マトリックス---6.0-6.05.0---1.0-
7情報マトリックス4.06.020.02.0-2.02.0-3.0---
7重力マトリックス23.09.08.010.04.08.05.017.04.0-3.0-
7宇宙マトリックス29.216.128.018.04.020.012.019.07.0-4.01.0
7土台3.0---3.0-------

*1 ちなみに、一切の重み付けをしない場合は「あらゆる原料に増産剤Mk.IIIを塗布し、追加生産物モードで生産」で鉱脈消費の総量が最小になる。