用語集

Last-modified: 2024-03-17 (日) 09:54:25

Dyson Sphere Programや工場建設系のゲームで頻繁に使われる用語の内、特に解説する必要があるものを掲載。

 

ボトルネック

ボトルネックとは、逐次実施が必要な作業において最も能力が低い部分を指し、この部分が全体の能力を規定することになる。この言葉は、ペットボトルの首(ネック)のように一部分だけ細くなっている部分がある管に水を流すと、首の部分の流れが悪いせいで全体の流量が制限されてしまうことに由来する。

このゲームで表現するなら、コンベアベルトMK.IIの間に1個だけ挟まったコンベアベルトMK.Iがあればそれがボトルネックになる。MK.IIによってアイテムを12/s(秒間12個)運んでいたのに、MK.Iが6/sしか運べないためそこで詰まり、以降MK.IIに戻っても6/sのままになってしまう。

同様にアイテムの供給量に対して積載量や台数が少ないLogistics drone(物流ドローン)や、生産速度が遅い組立機などもボトルネックになりうる。

ボトルネックを完全に無くした生産ラインは、時間的な無駄が一切ない究極の生産ラインといえるだろう。工場建設系のゲームにおいては、これがひとつの大きな目標になる。

白夜/極夜

惑星の北極や南極に近づくと左下の表示がPolar day(白夜)またはPolar night(極夜) ○○sという見慣れないものに変わっていることに気付くだろう。

通常は惑星の自転約1回転の間に昼夜が順次訪れるが、白夜が発生している間は常時昼であり日が沈まなくなる。逆に極夜が発生している間は常時夜であり日が登らなくなる。これは、自転軸傾斜角がゼロでない惑星*1において極地付近で発生する現象であり、現実でも発生する。

白夜/極夜の範囲は自転軸傾斜角が大きいほど拡大してゆく。また、白夜/極夜が続く期間は、自転軸傾斜角が大きく緯度が高いほどほど長くなる。特に、緯度90°であれば白夜と極夜は半年ごとに交互に訪れる。それ以外の場所では、「白夜→通常の昼夜→極夜→通常の昼夜→白夜→…」と繰り返していく。

白夜の発生場所:緯度 ≧ 90° - 自転軸傾斜角

白夜の継続期間(年) = (1/180°) cos-1{(90° - 緯度) / 自転軸傾斜角}

※ 極夜も同様

DPS

Damage Per Second の略で、1秒あたりの与ダメージを指す。戦闘要素のあるゲームでは一般的な用語で、主に武器の攻撃力の大小を比べるために用いる。

本ゲームでは Laser Turret (レーザータレット) は連続ダメージを与えるので、DPSがカタログスペックになっている。他のタレットやドローンでも「1発あたりのダメージ量×連射速度」で容易に算出できる。

ちなみに、字面が本ゲームのタイトルに似ているが、単なる偶然である。

惑星系/星系/恒星系

恒星とその周囲を回る惑星などを一括して指す言葉。

正規の学術用語は「Planetary System (惑星系)」だが、SF界隈では「Star/Stellar System (恒星系)」や「星系」と呼ばれることも少なからずあり、DSPのコミュニティも例外ではない。ちなみに、学術用語における Star System は、複数の恒星よりなる系を指し、連星や星団などが該当する。

メタデータ

マトリックスの製造速度に応じて自動的に入手できる特殊なポイント。他のセーブデータでも持ち越して利用でき、主に2周目以降を有利に進めるために使用する。詳細は、統計パネルを参照。


*1 衛星の場合、軌道傾斜角と自転軸傾斜角の双方が影響する。