Material(材料)

Last-modified: 2024-04-23 (火) 17:27:13

ゲーム内で「材料」に分類されている*1アイテム。材料と部品の分類基準は不明瞭だが、材料は天然資源から Smelter (製錬所) で1~2工程または他の生産設備1工程で生産できるアイテムが多い。

一部のアイテムには独自の使い道があるが、大半のアイテムは他のアイテムや建物の原料としてのみ使用する。

アイテム分類一覧

アイテム一覧
天然資源
材料
部品
完成品・物流・弾薬
科学マトリックス
ダークフォグ

材料一覧

名称生産施設生産時間特殊用途*2
Iron-ingot.pngIron ingot
鉄インゴット
Smelter1 s最序盤の研究
Copper-ingot.pngCopper ingot
銅インゴット
最序盤の研究
Magnet.pngMagnet
磁石
1.5 s-
Energetic-graphite.pngEnergetic graphite
高エネルギーグラファイト
Smelter
/Oil refinery
2 s or 4 s燃料、最序盤の研究
Stone-brick.pngStone brick
石材
Smelter1 s-
Glass.pngGlass
ガラス
s-
High-purity-silicon.pngHigh-purity silicon
高純度シリコン
2 s-
Titanium-ingot.pngTitanium ingot
チタンインゴット
2 s-
Diamond.pngDiamond
ダイヤモンド
2 s燃料
Crystal-silicon.pngCrystal silicon
結晶シリコン
2 s-
Steel.pngSteel
鋼鉄
3 s最序盤の研究
Titanium-alloy.pngTitanium alloy
チタン合金
12 s-
Proliferator-Mk.I.pngProliferator Mk.I
増産剤 Mk.I
Assembler塗布燃料
Proliferator-Mk.II.pngProliferator Mk.II
増産剤 Mk.II
塗布、燃料
Proliferator-Mk.III.pngProliferator Mk.III
増産剤 Mk.III
塗布、燃料
Hydrogen.pngHydrogen
水素
Oil refinery
/Chemical Plant
/Miniature particle collider
/Orbit Collector
燃料
Deuterium.pngDeuterium
重水素
Fractionator
/Miniature particle collider
/Orbit Collector
5 s燃料
Refined-oil.pngRefined oil
精製油
Oil refinery4 s燃料
Sulfuric-acid.pngSulfuric acid
硫酸
Chemical Plant
/Water pump
6 s-
Plastic.pngPlastic
プラスチック
Chemical Plant3 s-
Organic-crystal.pngOrganic crystal
有機結晶
Mining machine
/Chemical plant
燃料
Titanium-crystal.pngTitanium crystal
チタン結晶
Assembler4 s-
Casimir-crystal.pngCasimir crystal
カシミール結晶
4 s-
Graphene.pngGraphene
グラフェン
Chemical Plant2 s or 3 s燃料
Carbon-nanotube.pngCarbon nanotube
カーボンナノチューブ
4 s燃料
Prism.pngPrism
プリズム
Assembler2 s-
Titanium-glass.pngTitanium glass
チタンガラス
5 s-
Frame-material.pngFrame material
フレーム材料
6 s-
Strange-matter.pngStrange matter
ストレンジ物質
Miniature particle collider8 s-
Critical-photon.pngCritical photon
臨界光子
Ray receiver-
Antimatter.pngAntimatter
反物質
Miniature particle collider2 s-
 

個別解説

鉄インゴット (Iron ingot)

Iron-ingot.png
鉄鉱石を製錬所で処理したもの。大抵のレシピは、これを直接、あるいは間接的に用いているので、鉄インゴット生産の規模が工場全体の規模になると言っても過言ではない。

鉄インゴットに限った話ではないが、多くの製錬工程は1秒当たり1個の資源を要求する。コンベアベルトMk.IIIなら、30個の製錬所の搬出入をそれぞれ1本のコンベアで担えるといった形で覚えておくと、大規模なライン構築がはかどる。

Copper ingot (銅インゴット)

Copper-ingot.png
銅鉱石を製錬所で処理したもの。基本的には鉄鉱石と比べれば必要量は少ないものの、色々なレシピで不意打ちのように要求される素材。また、弾薬の原料としても小さくない需要がある。ある程度の規模で製造・備蓄していった方が円滑に進行できるだろう。

Magnet (磁石)

Magnet.png
鉄鉱石を製錬所で処理したもの。

直接の用途は、磁気コイル超磁性リングプラズマカプセルのみである。この中で磁気コイルは電磁マトリックスや電動モーターを始めとした多種多様な製品の材料となるため需要が高い。逆に言えば銅インゴットと組み合わせることが前提であり、持ち歩くにしても貯蔵するにしても、磁気コイルに加工してから行うことが望ましい。

注意点としては、磁石のレシピは1つの鉄鉱石を1.5秒かけて磁石に変換する。したがって、鉄インゴットと同数を生産するには1.5倍の製錬所が必要になる。また、コンベアベルト1本が支えられる製錬所の数も同じく1.5倍である。

Energetic graphite (高エネルギーグラファイト)

Energetic-graphite.png
石炭を製錬所で処理したもの。序盤における主な用途はエネルギーマトリックスの材料である。その後はプラスチックや超磁性リングなどのレシピで要求される。

序盤におけるメカや火力発電の燃料としても優れている。特にメカの燃料としては、充電速度が6割上昇する補正が付いているので、木材や石炭よりも速くメカを充電できる。製錬精製の技術を解放し次第、石炭鉱脈に製造ラインを組んで燃料補給所にするのも良いだろう。

X線クラッキングからも入手できるが、序盤は原油からの水素入手量を増やす方が目的になる。終盤に入ってグラフェンやカーボンナノチューブが大量に必要になったにもかかわらずメタンハイドレートが見つからない場合は、グラファイト目当てのクラッキングも視野に入る。

Stone brick (石材)

Stone-brick.png
石を製錬所で処理したもの。主に序盤にアンロックされる建物の原料として用いる。科学マトリックスや小型輸送ロケットといった無数に必要な消費物には用いない。

土台をあまり使わないプレイヤーには、石材の製錬ラインを大規模に構築するメリットは薄い。建造物に使う程度であれば、製錬所とストレージを繋いで自動で溜めておくようにすれば、小規模な製錬ラインでも十分に需要を賄える。一方、土台を惑星全体に敷き詰めたい場合は、相応の量が要求される(惑星1つにつき土台325,600個、石材換算で1M程度)。

Glass (ガラス)

Glass.png
石を製錬所で処理したもの。序盤はMatrix lab (マトリックスラボ)Chemical plant (化学プラント)Plasma exciter (プラズマ励振器) の原料として施設の生産でたびたび要求される。中盤からはソーラーセイルで大量に消費するため、ダイソンスウォームの形成を本格化するまでには、ある程度の規模の製造ラインを構築しておきたい。

石の用途はガラスの他に石材と硫酸がある。石材は序盤の建材専用で需要が低く、硫酸は代替手段があるため、最終的な石の用途はガラスが主となるだろう。

High purity silicon (高純度シリコン)

High-purity-silicon.png
Silicon ore (シリコン鉱石) を製錬したもの。

序盤から使えるレシピは、石をシリコン鉱石に製錬し、それを更に高純度シリコンに製錬する製法になる。しかし、この方法では高純度シリコン1個につき20個の石と22台・秒もの製錬所の工数を要求してくるので、まとまった量の確保は難しい。せいぜい、建物や物流機の生産に使うのが関の山だろう。量産体制の構築は、惑星間航行により直接シリコン鉱石を入手できるようになって初めて可能になる。

主な用途は Processor (プロセッサー) の原料であり、プロセッサー1個につき高純度シリコン4個が要求される。中盤以降はプロセッサーの需要が大きくなるので、高純度シリコンの製造ラインも相応に拡大する必要が出てくる。

Titanium ingot (チタンインゴット)

Titanium-ingot.png
チタン鉱石を製錬所で処理したもの。高度な建築物・弾薬・アイテムはチタンインゴットが直接または間接的に使われているケースが多いので、それなりの規模のラインを整えておくと良いだろう。研究では構造マトリックスの製造、施設では惑星内物流ステーションやチタン弾の弾薬箱の辺りから要求され始めるようになる。

2個の鉱石を2秒かけて製錬して1個のインゴットを製造するレシピなので、目標とする製造能力を定めた上でライン構築をする際は注意が要る。

Diamond (ダイヤモンド)

Diamond.png
Energetic graphite (高エネルギーグラファイト) をさらに製錬することで生成される素材。レア資源の Kimberlite ore (キンバーライト鉱石) からも製錬できる。どちらの製法もイカロスの合成機は対応していない。

必要レシピは3つと狭いが、揃いも揃って高需要品である。具体的には、Structure Matrix (構造マトリックス) で1個、Graviton lens (重力子レンズ) で4個、Proliferator Mk.II (増産剤Mk.II) で1個が要求される。Universe Matrix (宇宙マトリックス) に手を出す段階になると石炭の消費が馬鹿にならないため、キンバーライト鉱石も活用しておきたい。

Crystal silicon (結晶シリコン)

Crystal-silicon.png
高純度シリコンをさらに加工したもの。シリコン版のダイヤモンドのようなもので、手作業で作れないこと、レア資源のフラクタルシリコンから1工程で作れるのも一緒。

これを必要とするレシピは蓄電器・粒子ファイバー・結晶性爆発ユニット・シグナルタワーのみ。しかも、この中でマトリックスに関与するのは粒子ファイバーのみで、必要数も情報マトリックス1つにつき1つのみなので、需要は限定的。

Steel (鋼鉄)

Steel.png
鉄インゴット3つで製造できる素材。以下の通り、建材と Titanium alloy (チタン合金) に使用する。

解禁時点では Oil extractor (オイル抽出機)Oil refinery (製油所) の建材として使用する。それ以降も鋼鉄を要求する建物が多い上、鋼鉄は合成機による手動生産はできない。そのため、ストレージに貯蔵しておいて必要な時に取り出せるようにしておきたい。

チタン合金がアンロックされるとこの原料としても用いる。しかし、チタン合金も最初は建材と Deuteron fuel rod (重水素燃料棒) が主な用途なので、大規模な製造ラインまでは必要ない。その後、ダイソンシェルを構築する段階になると Small carrier rocket (小型輸送ロケット) の中間原料としても使うため需要が増加する。小型輸送ロケットの製造規模に応じて生産ラインを拡大していきたい。

なお、生産には鉄インゴットが3個必要だが製錬速度が3秒と長いので、必要な製錬所の数の比は 鉄インゴット:鋼鉄 = 1:1 である。

Titanium alloy (チタン合金)

Titanium-alloy.png
主に各種燃料棒およびドローン等の物流ステーション関連の材料として必要になる合金。鋼鉄と同様手作業では製造できない。

解禁時点から星間輸送ステーションに40個と、その物流船1隻につき計20個とまとまった数を要求される*3。星間物流が本格的になると更に大量に一括使用することになるので備蓄はしておきたい。

他にも Mini fusion power station (ミニ核融合発電所) で12個と、その燃料となる Deuteron fuel rod (重水素燃料棒) で恒久的に使用する。こちらも中盤の電力事情を改善できるので有用性が高い。新しい惑星を開拓する時も出力 15 MW 以上の携帯電源として利用できるので、生産体制を確立できれば他星系の開拓がぐっと楽になるだろう。さらに、燃料棒はイカロスの燃料としても利用でき、クリア前では最高クラスの性能となる。

終盤に入ると、今度は Frame material (フレーム材料) の原料として需要が高くなる。最上位の施設で大量に要求されるとともに、Small carrier rocket (小型輸送ロケット) で恒久的に消費し続けるので製造規模に応じて生産ラインを拡大していきたい。

Volcanic ash (火山灰) 惑星では Sulfuric acid (硫酸) の海・Iron ore (鉄鉱石)Titanium ore (チタン鉱石) が揃って大量に埋蔵されている。もし見かけたらここに生産拠点を構えると容易に大量製造ができる。

鋼鉄と同じく製錬所の必要数が揃っていて、鉄インゴット:鋼鉄:チタン合金 = 1:1:1 で繋げることができる。

Proliferator Mk.I (増産剤 Mk.I)

Proliferator-Mk.I.png

Spray Coater (塗布機) を使ってアイテムに塗布すると、次工程で消費電力増加と引き換えに生産速度や生産量にボーナスを得られるアイテム。

Mk.I はボーナスは控えめだが、消費電力増加が少なく製造も容易なので序盤から気楽に使える。塗布機の挙動の理解も含め、アンロックされたらとりあえず高エネルギーグラファイト生産用の石炭と火力発電所の燃料に塗布しておくと良いだろう。

また、増産剤 Mk.I 自身も火力発電所の燃料に使える。しかも石炭1個あたりのエネルギー量は高エネルギーグラファイトと同等である。アンロックタイミングの都合で積極的に燃やす理由までは見出しがたいが、余剰分を火力発電所に横流しする程度なら選択肢に入る。

Proliferator Mk.II (増産剤 Mk.II)

Proliferator-Mk.II.png

ワンランク上の増産剤で、Mk.I と比べて消費電力の増加量も生産ボーナスも増えた。

Mk.I と比べて製造工程は増えたが、Coal (石炭) だけから製造できる点は変わらない。そのため、製造難易度自体はさほど高くない。一方、Mk.II がアンロックされるタイミングは電力事情が厳しいことが多く、安易に使うと電力不足を招く。そのため、発電用の燃料や、上流工程を踏まえれば消費電力が増えない工程*4への使用が基本になる。

また、一応は燃料としても使えるが、資源効率が悪いので採用価値は無い。強いて言うなら、1スタックあたりのエネルギーは大きいので、誤って燃料を切らした時に偶然手持ちにあれば緊急用電源くらいにはなる。

Proliferator Mk.III (増産剤 Mk.III)

Proliferator-Mk.III.png

最上位の増産剤であり、消費電力の増加量・生産ボーナスともに最も大きい。

原料として Carbon nanotube (カーボンナノチューブ) が必要になるので、Mk.II から生産難易度が格段に上がる。しかも、カーボンナノチューブは Fire ice (メタンハイドレート) 経由で生産できるようになるまでは供給不足になりやすい。そのため、よほど綿密な計画を練らない限り増産剤に回す余裕など無いだろう。

さらに、生産ボーナスが大きいとはいえ、消費電力+150%はさすがに重い。そのため、無計画に使うと大規模な核融合発電をもってしても電力不足に陥りかねない。量産体制が整った後も、基本的には下流工程や不足しやすいアイテムの生産に絞って塗布するほうが良いだろう。

一方、やりこみプレイレベルになり、ダイソンスフィアから無限にも等しい電力を得られるようになると事情が変わる。その段階では土地が最も希少な資源になるので、あらゆる原料に塗ってコンパクトな大量生産ラインの構築に一役買う。

Hydrogen (水素)

Hydrogen.png
序盤はCrude Oil(原油)の精製で得られ、Energy Matrix (エネルギーマトリックス) の原料として使用する。その後、Information Matrix (情報マトリックス) を作り始めると Purified Oil (精製油) の需要が伸びて水素が余り始め、余剰分は火力発電で燃やすぐらいしか使い道がなくなってくる。

中盤になると電力源である Deuteron Fuel Rod (重水素燃料棒) に必要な Deuterium (重水素) の変換元として継続的な需要が発生する。一方、途中で Graphene (グラフェン)Fire ice (メタンハイドレート) から製造することにした場合は、その副産物として発生して再び供給過剰になることがある。

更に、終盤では Gravity Matrix (重力マトリックス) や Small carrier rocket (小型輸送ロケット) の中間原料として大量に要求されるため、再び需要が急増する。一方で、供給側も軌道採集機による採集と各レシピの副産物としての生産とが入り乱れるのでバランス調整が厄介になる。

総じて需給バランスの変動が激しい上、不足でも過剰でもライン停止を招きかねないので、水素の動向には十分気を使う必要がある。

中終盤に不足する場合は、巨大ガス惑星に軌道採集機を設置し、収集量を増やしていきたい。なお、このゲームでは水の電気分解は実装されていない。

余剰水素の処分に関してはこちらを参照。

Deuterium (重水素)

Deuterium.png
水素の同位体。直接の用途は、Deuteron Fuel Rod (重水素燃料棒)Strange matter (ストレンジ物質)Plasma Capsule (プラズマカプセル) の3つである。また、一応は火力発電所やイカロスの燃焼室に焚べることもできるが、その場合の性能は水素と全く変わらないため重水素を使う価値は見出し難い。

ストレンジ物質が重水素を10個要求するため、その下流製品である重力マトリックス生産のボトルネックになりやすい。更に小型輸送ロケット製造に重水素燃料棒が必要である。これらの需要を満たすには通常の巨大ガス惑星からの直接採取のみでは到底追いつかないので、重水素が多い(0.1~0.2/s)タイプの巨大ガス惑星・小型粒子衝突型加速器・分留器のいずれかが事実上必須になる。基本的に重水素生産に加速器は不効率なので、基本的には分留器で生産の上、運良く重水素が多い巨大ガス惑星があれば併用すると良いだろう。

終盤はカシミール結晶生産用に水素を割く必要があるので、バランスを考えて水素を分配することになるだろう。水素自体は巨大惑星から得られる無限資源なので、巨大ガス惑星に軌道採取機を大量設置すれば水素供給能力に余裕が出てくる。

Refined oil (精製油)

Refined-oil.png
Crude oil (原油) を製油所で精製したもの。

序盤は Energy Matrix (エネルギーマトリックス) の原料として原油から Hydrogen (水素) を生産する。精製油はその副産物として生産される。しかし、この時点ではまだ用途が無いので火力発電の燃料として使うことが多い。中盤になると Plastic (プラスチック)Sulfuric acid (硫酸) の生産のための中間素材として用いる精製油の需要が急増するので、代替電源を確保の上で火力発電を停止することで精製油を捻出することになる。

終盤はレア資源による硫酸・グラフェンカーボンナノチューブ有機結晶の代替度合いによって需要の大きさが変わる。原油は比較的枯渇しやすい資源なので、可能な限り代替化を進めていきたい。

Sulfuric acid (硫酸)

Sulfuric-acid.png

Titanium alloy (チタン合金) および Graphene (グラフェン) の製造に必要になる液体。Stone (石) の主な消費先の1つである。

ダイソンスウォームを作り始めると、ソーラーセイルの原料であるグラフェンの需要が急増する。結果、グラフェンの原料である硫酸の需要が増えるので、この生産量管理には気を使おう。終盤にダイソンシェルの建造に入るとグラフェンの需要が更に増えるが、それまでには Fire ice (メタンハイドレート) を見つけて硫酸への依存度を下げておきたい。その場合も、小型輸送ロケットの中間原料になるチタン合金の原料として、硫酸は使い続けることになる。

また、特定の惑星では海として湧き出している。これを見つければ、無限に硫酸を直接採取できるので非常に便利。硫酸の海のある星はチタンも豊富なので、チタン合金供給拠点にするのも選択肢になる。

Plastic (プラスチック)

Plastic.png
Organic crystal (有機結晶)Particle broadband (粒子ブロードバンド)Explosive Unit (爆発ユニット) の原料となる素材。

中盤から大量に要求される Structure Matrix (構造マトリックス) の中間素材として原油から加工することになる。化学プラントを使うレシピの中では有機結晶に次いで生産が遅いので、設備数や消費電力も相応の規模が要求される。

有機結晶の鉱脈が見つかれば、あとは Information Matrix (情報マトリックス) 用の粒子ブロードバンドが主要用途になる。これも情報マトリックス1個につきプラスチック1個のみなので、そこまで多くは使わなくなる。とはいえ、他の原油を使用する素材 (グラフェン・硫酸) は代替方法が存在するため、原油の最終的な用途はプラスチックが主になるだろう。

Organic crystal (有機結晶)

Organic-crystal.png
唯一の直接用途はTitanium crystal(チタン結晶)の原料なので、用途の詳細はチタン結晶を参照。

基本的に Crude Oil (原油) から生産することになるが、有機結晶1/sの生産に化学プラントが12台も必要になるので、中盤の生産ライン立ち上げと終盤のライン拡大の壁として立ちはだかる。

惑星タイプによっては鉱脈として存在する。ワープ解禁後は鉱脈を見つけて採掘すると、生産の手間が一気に省ける。

Titanium crystal (チタン結晶)

Titanium-crystal.png
Structure Matrix (構造マトリックス) の主要素材であるとともに、Casimir crystal (カシミール結晶) の原料の1つでもある。

原料の1つである Organic crystal (有機結晶) の製造には中盤にしては多くの土地と電力が必要になる。その上、相方の Titanium ingot (チタンインゴット) は初の星間輸送必須の素材である。そのため、中盤の壁の1つとして立ちはだかる。

直接の用途は構造マトリックスとカシミール結晶の2つだけだが、カシミール結晶は Quantum chip (量子チップ) の生産に使う。この量子チップは Gravity Matrix (重力マトリックス)Small carrier rocket (小型輸送ロケット)、最上位の施設の生産において必要となるので、この中間品となるチタン結晶も需要が高い。そのため、研究加速にせよダイソンスフィア建設加速にせよ、チタン結晶の生産ラインの拡大が必要になる。

Casimir crystal (カシミール結晶)

Casimir-crystal.png

水素の大量消費先にして Plane filter (プレーンフィルター) の原料の1つ。プレーンフィルターは終盤の重要アイテムである Quantum chip (量子チップ) の原料なので、その生産に必要なカシミール結晶の需要は高い。

材料はチタン結晶・グラフェン・水素と集めづらいものを要求される。前者2つはレア資源で代替できるので、うまく利用すれば楽ができる。また、クリア前に限れば、水素も軌道採集機で採集することと上位のソーターを使うことを意識していれば、大した障害にならない。

問題となるのはクリア後に生産拡大を目指す場合の水素である。カシミール結晶1つにつき水素を12個、組立機MK.III 1台あたり 4.5/s も消費する。そのため、コンベアベルトMk.III と最大スタックで水素を搬送してもカシミール結晶の生産量は 10/s にしかならない。さらに、ベルト側の問題を解決して製造ラインを大規模化すると、今度は物流船の輸送が追い付かなくなる。そのため、ガス惑星の衛星に複数のステーションを置いて往復時間を最短にし、水素をとにかく速く回収させ続ける必要が出てくる*5。したがって、大規模な製造ラインを作ることが極めて困難なアイテムである。

グラフェンに関しては、Fire ice (メタンハイドレート) が製造で出た副生水素をそのまま利用できるので相性が良い。中規模以下のラインなら Ice giant (巨大氷惑星) のある衛星にチタン結晶を持ち込めば、簡単に製造ラインが組める。この場合、メタンハイドレート側から出た水素を Splitter (スプリッタ) で優先流入させ、不足分を巨大氷惑星から採取した分で補うように配置するようにしよう。

また、その圧倒的な水素消費速度を逆に利用し、余剰水素の処分すにも使える。詳しくはこちらを参照。

Graphene (グラフェン)

Graphene.png
ダイソンスフィア建造の中心となる超重要素材。Solar sail (ソーラーセイル)・Small carrier rocket (小型輸送ロケット)・Information Matrix (情報マトリックス)Gravity Matrix (重力マトリックス) の原料として必要となり、さらに、コンベアベルト Mk.III および組立機 Mk.II でも使うため、常に需要が高い。グラフェンの製造規模がダイソンスフィアの建造スピードおよび研究スピードに直結するため、可能な限り製造規模を広げて備蓄ができる程度に生産に余裕を作ることが望ましい。

ワープ航法が解禁されるまでは、Crude oil (原油)Coal (石炭) を活用してグラフェンを生産することになる。開始星系に Fire ice (メタンハイドレート) 鉱脈か Ice giant (巨大氷惑星) があるなら採集・利用することで、グラフェンの大量生産が容易になると共に石炭や原油の枯渇リスクを抑制できる。もし見つからなくても、他星系に進出すればメタンハイドレート鉱脈はレア資源の中ではかなり見つけやすい部類であり、惑星によっては埋蔵量が 10M を超える。硫酸から作るのが面倒ならば、早めの他星系進出を目指そう。このほか、硫酸の海が確保できれば実質石炭のみで製造できるようになるため、こちらを利用する手もある。

Carbon nanotube (カーボンナノチューブ)

Carbon-nanotube.png
最上位の施設や小型輸送ロケットで要求される Frame material (フレーム材料) の主要原料。Proliferator Mk.III (増産剤 Mk.III) や、情報マトリックスの中間素材である Particle broadband (粒子ブロードバンド) にも使用する。

グラフェンとチタンインゴットから製造できるほか、レア素材の Spiniform stalagmite crystal (紡錘状石筍結晶) から直通でも製造できる。

原料となるグラフェンの需要が高いため、原油から作る段階ではなるべく無駄を出さないように製造量を調整しよう。巨大氷惑星またはメタンハイドレート鉱脈から採集・生産できるようになればさほど問題なくなる。Ice field gelisol(氷原凍土)惑星は原料となるチタンとメタンハイドレートが大量に埋蔵されており、大量生産に最適である。

Prism (プリズム)

Prism.png

ガラスを加工した素材。

序盤は建材であるプラズマ励振器にしか使わないためさほど大きな需要はないが、中盤からは Solar Sail (ソーラーセイル) の中間原料として継続的な需要が発生する。

ガラス3つから2つという変則的な製造量だが、プリズムを必要とするレシピはいずれも2つずつ要求するので扱いは難しくない。

Titanium glass (チタンガラス)

Titanium-glass.png
Casimir crystal (カシミール結晶) とともに Plane filter (プレーンフィルター) の原料となるアイテム。

原料はガラス・チタンインゴット・水と個々の入手は容易なものばかりだが、3つとも要求される点が厄介である。3つとも実用的な埋蔵量を持つ惑星は Ice field gelisol (氷原凍土) くらいで、それも潤沢とまでは言い難い。そのため、ある程度の規模のラインを作りたい場合は何かしらの原料を星間輸送する必要が出てくるだろう。

Frame material (フレーム材料)

Frame-material.png
ダイソンスフィアのフレームを構成する強固な素材であり、Carbon nanotube (カーボンナノチューブ)Titanium alloy (チタン合金) の主要消費先でもある。

主な用途は Dyson sphere component (ダイソンスフィアの部品) の原料であり、これから更に Small carrier rocket (小型輸送ロケット) の生産に繋がる。このほか、終盤やクリア後に使う建物や Destroyer (デストロイヤー) の原料としても要求される。

Strange matter (ストレンジ物質)

Strange-matter.png
Gravity Matrix (重力マトリックス) の原料である Graviton lens (重力子レンズ) の材料の1つ。このほか、必要量は限定的ながら Destroyer (デストロイヤー)Quantum Chemical Plant (量子化学プラント)Gravity Missile Set (重力ミサイルセット)Strange Annihilation Fuel Rod (ストレンジ物質対消滅燃料棒) にも要求される。

原料である Particle container (粒子コンテナ) の製造工程が煩雑でラインが大型化しやすい上、ストレンジ物質1つに Deuterium (重水素) を10個も要求されるために重水素製造ラインも大型化しやすい。しかも、ストレンジ物質自身の生産には小型粒子衝突型加速器が必須。そのため、水素・電力・土地を大量使用することになる。水素の確保に軌道採集機をフル稼働させるのはもちろんのこと、電力の確保や生産場所の選定には細心の注意を払いたい。

Critical photon (臨界光子)

Critical-photon.png
光子生産モードのRay receiver(γ線レシーバー)にて、ダイソンスフィアより受け取ったエネルギーから生産される粒子。Miniature particle collider(小型粒子衝突型加速器)でHydrogen(水素)とAntimatter(反物質)に分けるしかないため、具体的な用途については反物質の項を参照。

ツールチップにはEnergy potential(潜在エネルギー)1.2 GJと表示されるが、そのままでは燃料として使用することはできない。

Antimatter (反物質)

Antimatter.png
Miniature particle collider (小型粒子衝突型加速器)Critical photon (臨界光子)Hydrogen (水素) と反物質に分けるようにして作られる。つまり反水素である。臨界光子の生産にダイソンスフィアが必要なので、反物質の生産も同様である。

最初の用途は Universe matrix (宇宙マトリックス) の生産である。宇宙マトリックスはゲームクリアの技術研究である Mission completed! (任務完了!)に要求されるだけでなく、性能強化の無限研究にも使用する。そのため、クリア後もゲームを続けるなら、ダイソンスフィアの出力向上を通じて反物質の増産にチャレンジしよう。

このほか、高品質燃料Antimatter fuel rod (反物質燃料棒) や、最高火力を持つ弾薬の Antimatter Capsule (反物質カプセル) の生産にも利用できる。それぞれ、やりこみプレイにおける大規模発電や高レベルのダークフォグとの戦闘で活躍するだろう。

なお、ツールチップには Energy potential (潜在エネルギー) 600 MJ と表示されるが、そのままでは燃料として使用することはできない。 このエネルギーを活用するには反物質燃料棒に加工する必要がある。


*1 アイテムの情報パネル左上に表示されている。
*2 灰色の「燃料」は、一応は燃料になるが実用性を欠くもの。
*3 星間輸送ステーション+10隻待機の完全な状態にするには240個必要、それを要求と供給で2セット必要
*4 エネルギーマトリックス生産・チタン結晶生産・構造マトリックス生産など、ある程度下流の工程への生産量増加モードでの使用が該当する。
*5 巨大惑星の衛星に水素輸入専用のステーションを用意したとして、その輸送速度の目安は次のとおりである。重力マトリックスを使う性能強化を全完了:250 個/s。物流機エンジンLv12・物流機容量Lv13:650 個/s。これ以上の性能強化では巨大惑星から衛星への輸送速度は伸びない。なお、衛星の軌道半径などに応じて±15%ほど変動する。