システム/【魔石】

Last-modified: 2024-02-18 (日) 00:59:07

アイテム/【魔石】チョコボシリーズ/【魔石】
バトル/【魔法修得値】


FF6

全般

FF6に登場する重要アイテム。
幻獣が死すとき力のみをこの世に残したものであり、大きな魔力を秘めている。
帝国が行ってきた、研究所のビーカーで幻獣から魔力を吸い出すという強引な方法よりも
遥かに大きな魔導の力を引き出すことができる。
幻獣ラムウティナを追ってゾゾの町にやってきたパーティにその存在について教授し、
仲間の魔石を呼び寄せると共に、自らも雷撃によって魔石化、その身をパーティに委ねる。
以後、多くの魔石がパーティのもとに集まり、世界を救う旅の大きな手助けとなった。


装備することで、戦闘中一度に限り魔石に宿る幻獣を具現化させる召喚魔法を使用可能。
また、魔法修得値を獲得することで、ティナやセリス以外のキャラクターも魔法を習得できるようになる。
習得できる魔法や習得の早さは魔石によって異なり、後半に手に入る魔石ほど、
より強力、便利な魔法を習得できたり、効率よく多くの魔法を習得できたりする傾向にある。

  • 習得可能な魔法が複数ある場合でも、魔法修得値は全てに加算される。

さらに、装備者がレベルアップする際、パラメータアップにボーナスが付く魔石もある。
ジハードやバハムートの魔石ボーナスを計画的に使えば、全キャラを最終的にHP9999MP999にすることが可能である(魔石を装備できないゴゴウーマロは除く)。

  • 力や素早さ、魔力のパラメータをアップさせればキャラの使い勝手は大きく変わることとなる。
    マッシュより力が強く、ロックよりも素早いセリスなども育てることができる。

最初の魔石入手時のレベルが低いキャラほど育成の幅は広い。やりこみ要素の一つ。
普通にクリアするだけなら魔石ボーナスを意識しなくても問題はない。


大部分の幻獣は帝国の実験台として力尽きていたりするなどして、入手する時点で既に魔石化している。
そのためか、幻獣の存在が本作のキーとなっているにも関わらず、本編中で幻獣の個性が発揮されるイベントは実のところ少なく、シリーズ恒例となっている幻獣に自らの力を示すための戦いもほとんどない。


消費アイテムとして、使用することで幻獣をランダムに召喚できる「魔石のかけら」も存在する。


ウーマロとゴゴが魔石を装備できない理由は不明。
ゲーム的な視点で言えば、ゴゴはキャラクター性能上でのバランス調整、
ウーマロはランダム行動故の滅茶苦茶な魔法連発を避けるためだろう。

  • ゴゴを魔石ボーナスで強化出来ていたら無茶苦茶な高性能になってしまう。
    • 旧スマホ版ではコントローラーとタッチパネルの二刀流操作でウーマロとゴゴの魔石育成が可能。ウーマロの場合、追加アクセサリーのボーンリストを主軸にした育成方針が単純かつ強力。ゴゴの場合、物理も魔法も高水準でこなせる器用万能型か、武器を装備出来る暴れる使いとしての強烈な個性を最大に活かす物理特化型の2択になるかな。

パーティ一行に力を授けてくれるものという点では従来のクリスタルに近いものがある。
グラフィック的にも意識している節がある(縦長の六角形という形状)。
おそらく、従来のクリスタルが出ない代用も兼ねているのだろう。

  • 高精細化された旧スマホ版では魔石のグラフィックに手が入れられ、角のないラグビーボールのような楕円形になった。
    あえてそこを変えなくても…という気もしなくはないのだが、「魔石はこれまでのクリスタルとは非なる物」という製作サイドの意思表示だろうか…

キャラ育成の際に最も大きな役割を果たすので、
定期的に習得状況やパラメータボーナスを考えて付け替える必要がある。
 
共有できるわけないので、一々外して付け直してを繰り返すのだが、複数パーティで攻略するダンジョンでは手間がかかるし、前に育てていたキャラから外し忘れてダンジョンに入ったりすると面倒。
誰がつけているかどうかはセット画面で確認できるが、そのままひっぺがして装備できるようにして欲しかったと思うのは私だけではあるまい。

  • 「シャドウが装備しています」

12人も装備可能なキャラクターがいるので、魔石の管理が非常に面倒。
ゾーナ・シーカーやビスマルク、オーディーンといった強力なボーナスのある定番魔石の取り合いになってしまう。
個人的には、FF6の仲間キャラの多さとの相性が良くなかったシステムだと思う。

  • 下記の通り、ボーナスのない魔石もそれなりにあり、(魔石入手後)全てのレベルアップにパラメータボーナスをと考えたりするとレベルアップのタイミング(経験値の獲得状況)もつぶさに確認する必要がある。これもまた非常に面倒。
    魔法習得の兼ね合いもあるので全ての魔法を覚えるまでは特定の物を付けっぱなしというわけにもいかないし。

魔石の数だけ幻獣が死んでいると思うと、むちゃくちゃ鬱なシステムである。
サマサの村のケフカ無双は特に堪える。

  • 本作の幻獣のルーツは元々人間や動植物などの生物である(魔大戦時に三闘神の魔力に触れた人間が変貌してしまったのが幻獣)。
    そう考えるとなおさら重い。
    • その昔、VジャンプのFF6の発売前特集(1994年3月号付録)では、
      ラムウ魔石化のシーンを例に幻獣と魔石の仕組みを紹介していたのだが、
      そこでは「やったあ!魔石が手に入ったぞ!!」という正直過ぎるアオリ文が書かれていた。
      「やったあ!!」って…
  • ただし、魔石になったからといって、完全に死んでいる訳ではない様だ。
    ラムウは魔石になった直後とはいえパーティに話しかけているし、モグの夢に出てきて言葉を教えたりパーティの仲間になる様に指示したりしている。
    マディンもゾゾでティナの過去を教えてくれ(明確に話をしたのかはよく分からない描写であったが)、エンディングでは明確にセリフもある。
    劇中ではあまり会話をしている訳ではないが、それでも完全に意識が無い訳ではないのはまだ救いがあると思いたいが、エンディングでは…。

能力値の完璧を目指した場合は、低レベルクリアを強いるシステム。
FF8の「たべる」や強化アイテムみたいに、他に手段があるわけではないので、
能力値カンストを狙うとややシビアなプレイが要求される。

  • もっともFF6は能力値を上げなくてもレベルを適度に上げるだけで十分クリアーできるバランス。
    能力を上げてもそれに見合う敵もいない。

普通にプレイするだけなら、魔導工場までの過度なレベルアップを抑えるだけで十分である。
そこまでで出会った敵を全部倒しても大して差は出ないし、敵を倒していってレベルを上げていた方が断然楽。

  • 魔大陸浮上ぐらいには到達するだろうレベル25前後から吟味し始めても、レベル40の時点で比較してみれば、ボーナスを活用した・していないで目に見えてダメージが違う

シド曰くむりやり幻獣から取り出すより何百倍も魔力向上の効率がいいらしい。
が、序盤のティナらの魔導アーマーの性能を見ていると大して変わらないんじゃね?という気もしてくる。

  • レベル98とか99にならないと覚えられないような魔法を最大でも100回程度の戦闘で習得できると考えれば、
    何百倍の効率というのも過大な表現ではないと思う。
  • 加えて、一部の魔石のみだがレベルアップ時の成長ボーナスもある。
    注入手術も無しに魔力を向上させたり、それどころか筋力や持久力・敏捷性まで鍛えてしまうというのはもはやドーピングどころの騒ぎではない。

「何百倍」なのは威力ではなく効率。
劇中の描写からすると幻獣から直接魔力を吸い出す方法では最終的に幻獣が死亡してしまう(=有限)であるのに対し、魔石からは実質的にほぼ無限に魔力を取り出せるので、その効率は正に段違いである。


キャラクターの成長方向をプレイヤーの自由にできるシステムだが
固有コマンドや装備品から考えてどの能力を伸ばすのが良いかは大体決まってくる。


幻獣を装備することで召喚が可能になったり、技術を習得するという感覚は後のジャンクションとも近いものがある。


ガストラはフェニックスの魔石を自分の秘宝としていたが、シドは魔石の存在自体を知らなかった。
魔法を身に付ける上で効率の良い物の存在を知っていながら研究員に黙っているとは思えないので、恐らくガストラは「魔石とは具体的にどう使えば良いのか」までは知らなかったのだろう。


サマサでのイベントではケフカの「幻獣を魔石化する(=即死させる)秘術」なるものにより大勢の幻獣が虐殺された。
が、この時にケフカが手に入れた魔石がその後活かされた様子はあまりない(ガストラの撃とうとした魔法がそれか?)。
一部の幻獣は魔石化した後もまだ自分の意思を保っているような描写があるので、もしかしたら彼らは魔石にされてもケフカに力を貸すことだけは拒んでいたのかも知れない。
……せめてそう考えないと、あまりに彼らが浮かばれない。

  • 三闘神の強大な力を手に入れた結果、個々の幻獣の力は最早どうでもよくなったのだろう。
    これはこれで無意味に虐殺された幻獣たちが浮かばれないが。
  • 世界崩壊後に手に入る魔石の一部はこの時に魔石化されケフカが捨てたものなのかもしれない。

実は魔石自体の大きさは微妙に分からない。ドット絵から判断すると、1mはある様に見えるがデフォルメ化されているだけで流石にそれは無いだろう。片手で握ることが出来る程度だろうか?
VIIのマテリアと同じく3Dでリメイクされた日には、どの様な大きさに設定されていてもプレイヤーを驚かせてくれることだろう。


中古でSFC・GBA版FF6買って見たが、ラスダン攻略中のデータで魔法こそ覚えているがキャラのレベルが30~50以上とバラつきも多かった。しかし全キャラがHP・MPを除くパラメータがほぼ初期値。
まともに意識して魔石ボーナスを利用できていたプレイヤーは、ゲーム発売当時は少なかったようだ。


魔石を装備できないゴゴ・ウーマロや飛空挺バグで連れ出したレオ将軍等、スロット15のゲストキャラが相対的に弱くなるのを避けるために、彼らに合わせてわざとレベルアップボーナスによる魔石ドーピングを禁止するプレイヤーもいる。

魔石一覧

魔石一覧(太字はGBA版の追加魔法と追加魔石)(ボーナスのカッコ内はピクセルリマスター版での変更)
オーディンとライディーンが二者択一のため、魔石一覧はどうやっても一枠空いてしまう。

FFEX

本作では召喚獣が敵として登場するのもあり、クリスタルドライブ「魔石化」を使って魔石にする事になる。
FF6とは違い召喚獣を召喚したりはできないが、魔石はプレイヤーキャラに登録して使う事ができ、この状態でトランスを使用すると一定時間大幅にパワーアップする事ができる。
さらにその状態だと専用のクリスタルドライブが発動できるようになり、どれも絶大な効果を発揮する。
特にソロプレイではこれをいかに使いこなすかがカギになるだろう。

また、召喚獣とは別に歴代主人公勢の魔石も存在し、特定条件を満たし行商人モグローに話しかける事で入手する事ができる。
これは力を借りるだけではなく、発動中は見た目までそのキャラのそれに変化する。
さらには音楽までそのキャラの原作でのテーマに変化し、ボイスもディシディアでそのキャラの声を担当していた声優のものに変化する。
当然クリスタルドライブにも専用のものがあり、文字通りそのキャラになりきったつもりで闘える事だろう。

因みに外見が変わっても使っている武器は変化しない。剣を捨てて素手で戦うセシルや銃を乱射するバッツの出来上がり。