キャラクター/【メスドラーマ・エルムドア】

Last-modified: 2024-04-09 (火) 09:42:09

FFT

言語別
日本語メスドラーマ・エルムドア
英語PSMesdoram Elmdor
PSPMessam Elmdore
韓国語메스드라마 에룸도어

ランベリー地方の領主を務める侯爵。
ジョブはアークナイトで、固有アビリティは刀魂放気(=引き出す)。
五十年戦争時代は味方から銀の貴公子として慕われ、敵からは銀髪鬼と恐れられた名将。
が、獅子戦争で流れ矢に当たって死亡した(ことになっていた)。
その後ルカヴィの1体である「死の天使ザルエラ」と融合することで復活。
ランベリー城地下墓地にてザルエラとしての本性を現し、ラムザ達に討たれる。


容姿は中世風セフィロスであり、専用武器も正宗
当時のVジャンプにも「FFTにセフィロス登場!?」などと書かれていた。
残念ながらクラウド加入前に戦うので、クラウドの反応を見ることはできない。
稀少武器である正宗に、通常入手不可である源氏装備を纏った、歩くレアアイテム。
白刃取りによる高い回避率に加え、護衛のアサシンも脅威。
剣技で確実にダメージを与えるほか、吸血状態にして100%ダメージを与えられる状態にするのも有効。
(全員吸血状態になると全滅)
どこぞの攻略本ではこれらを盗めると書いてあるが、特性としてメンテナンス持ちらしく、盗むことも破壊することも100%不可能。
刀魂放気は厄介だが、2度目の戦いで使ってくる吸血の方が遥かに厄介。
更に言うなら脇に侍らせたセリア&レディの方が怖い。

  • ちなみに侯爵と言うのは五等爵の第2位、公爵に次いで偉いのだ。
    なんか積極的に前線に出て戦うイメージがあるためそんなに偉かったような感じはあまりしないのだが。
  • 上にも書いてあるが最初は誘拐された姿で登場する。
    …どうやってギュスタヴ程度がエルムドアを誘拐できたんだろう。
    まさかわざと捕まったのか…?
    • 油断しているところを奇襲したのかもしれない。あるいはダイスダーグあたりがエルムドア一行の情報をギュスタヴに流して襲わせたのかも。
    • 不意討ちならオヴェリアでもディリータを刺すことができるのである。
      完全に不意を打たれたなら、そもそも戦闘にさえならなかった可能性も充分ある。
    • 某如くシリーズに代表されるようにムービー中の攻撃動作はシステムに影響されない的な感じでやられたと思われ。聖剣技使えるダイスダーグと言い、トップ層の強者どもは戦闘マップ外では悉く不甲斐ない醜態を晒しているし。
    • ベオルブ邸襲撃の件を考えると骸旅団は奇襲による一撃離脱戦法が得意なようなのでそこまで不思議ではない…と言ってくれ、スタッフ。
  • PSP版ではクラウドの加入時期がPS版より早くなったので
    クラウドをランベリー城戦に連れて行く事が出来るが、特に反応はない。
    エアリスのイベントでクラウドが驚いていた事を思えば反応して欲しかったところではある。
    • まあ単に、銀髪+刀っていう要素が似ていたというだけで、顔は大して似てなかったんだろう。
    • 仮に瓜二つだったとしてもFFTではあくまでゲストでしかないクラウドが本筋に関わるキャラに意味深な反応を示してもシナリオ的に蛇足な気がしないでもない。

ダテレポ+源氏装備+イケメンを全てかなぐり捨てて、聖石によって弱いハエガイコツと化してしまった痛い人。

  • 大抵人の形を捨てると強くなるものだが何を間違えたか弱くなってしまったかわいそうな人(悪魔)。
    ルカヴィになる前が強すぎたから、と言うのもあるが。
  • ただでさえ弱いのに、この時自軍には最強のおじいちゃんがいるためますます…。
  • 上の100%盗めない騒動でレアリティの高さが独り歩きしている気がする。
    …が、FFTの源氏シリーズはHPの上りがいいだけであまり強くはない。(小手だけはなんでも屋キャラに重宝しそうだが)
    性能だけなら帽子・服やローブにもっといいものがあるので気にしなくてもいい。FFTにはこういったコレクターアイテムも結構多い。
  • 城内で倒されると「この体では(倒すのは)無理か」とか言うのでルカヴィになったら勝てると思ったのだろう。
    実際はルカヴィになったら尚更勝つのは無理になったが。
  • ステータス諸々やアビリティは生前より強力だから…。チャージが必要だったりでシステム的に致命的なまでの弱体化だけど…

初戦はハメドるをセットしている上にBRAVEも高く、
レンジ1の武器で攻撃すればほとんどハメドられるので攻撃してはいけない。
(セリア&レディもいるのでする暇もないと思うが)


本編では人間であった時の詳しい性格は分からず、ブレイブストーリーでも人間時のエピソードは美談しか載っていない。
そのため、なんでルカヴィになってしまったのかがいまいち分からないキャラクター。

  • 人間時は実質、Chapter3冒頭イベント「雷神シド」でしかセリフがない(一応Chapter1での救出時に弱ってる声がある)。
  • 名誉に溢れた今の自分の死を恐れていた、生に固執していた…からでしょうか?
  • PSPで容量増えたんだから50年戦争モードとかあってもよかったと思うんだ。
    若き日のバルバネスがシド、エルムドア、ザルバッグとともにオーダリアと戦うって感じの。
  • いつの間にかルカヴィに転生してたので、邪な願望がルカヴィを喚んで融合したというよりは、
    真人間だった頃の戦闘力を買われてなし崩し的にルカヴィ化させられたような気がしてならない。
    数少ない真人間だった時のイベントでも割と普通な人だったし…
    • 敬虔なグレバドス教信者で、実は異端審問官の資格も持ってるから教会とは頻繁に接触してたと考えられる。
      異端審問官は教会内でも超高位だし、元々ヴォルマルフらと面識があったとしてもおかしくはない。
      何にせよ描写不足なことは間違いないが。
      • 教会か神殿騎士団の幹部から聖石を受け取っていて、死んだときに転生したんじゃないかな。ウィーグラフやダイスダーグのように。
        「流れ矢」での戦死も神殿騎士団の暗躍と考えられないこともない。教皇の目的のためにはエルムドアにはいつか死んでもらう予定だったと思うし。
        ラーグ公、ゴルターナ公だけではなくそれに次ぐ有力者のダイスダーグ、ザルバッグとオルランドゥも暗殺するつもりだったわけだから。
      • こと古い時代陰謀の渦巻く時代において、流れ矢で死亡という記録は「公的に表に出せない事情がある」という可能性もかなり高いことは重要。
        ここで死んだエルムドアが都合よくルカヴィになったという事実を考えれば、流れ矢なんて偶発的なものではなくある程度計算された死だったはず。
  • ゴルターナ陣営の会議のシーンでは、台詞こそ少ないものの、ゴルターナ公ブランシュ子爵のように傲慢でもなければ無能でもなかったことはわかる。
    領民に慕われる良い領主だったようなので、ゴルターナ公の提示した無茶苦茶な増税には内心で辟易してたんじゃないだろうか。
    なお同陣営のオルランドゥとは五十年戦争で轡を並べて戦った戦友同士であり、普段どんな会話をしていたのか気になるところ。
    対エルムドア戦でそういう会話イベントがあったら良かったのに。
  • シド「エルムドア殿、なぜそんな姿に!?」骨「貴様にも聖石を預けたのに使えないか…愚かな、ルカヴィになる素晴らしさを貴様にも」シド「ねじりたすき稲妻突き!」骨「にゃー!」
    みたいな?
  • ウィ―グラフが命を助けた(見逃した)貴族であるというのがキーポイントかもしれない。
    エルムドア侯爵の誘拐は本意ではないと言っていたが、勿論個人的な身代金目的の誘拐は大義のために御法度だったと言うのもあるだろうが、一方で圧政を敷く要人は誘拐や暗殺を行っていたことから見て、エルムドアはその類とは見られてはいない事は確かだろう。
    風車小屋での会話で、来たる獅子戦争を見据えた上でダイスダーグの傀儡に変わる事との天秤にかけてそれを阻止したことが読み取れる。

ブレイブ・ストーリーでは「戦死した」と書かれていながら、ルカヴィとなって転生したためか、ラムザに倒されるまでは年齢が表記されている。

  • ザルバッグも同様であり、後にルカヴィの眷属となってラムザに倒されるため、「戦死した」と書かれながら年齢が表記されている。なお偶然にもこの2人はアークナイトである。
    • ザルバッグと同じように死亡後にルカヴィの眷属となり再び戦うバルクは何故か年齢が表記されない。
    • PSP版ではアルガスもルカヴィの眷属となるが、やはり死亡後から復活・再戦までの間に年齢は表記されない。
      こちらは追加シナリオだからだろうか。
      • ルカヴィ化は「転生」で死人じゃないけどルカヴィの眷属はあくまで死人のままだから加齢しないとか?
  • システム的な話で言えば、製作した順序の都合と考えられる。
    「シナリオで大まかにどのキャラクターとどこで戦うかを決める」→「ブレイブストーリーの享年フラグを設定」→「ストーリーの肉付けで話の整合性を取る為に表記だけの死亡を追記」→「PSP版での後付け」
    ストーリーを変更した時に修正しておけよと思うかもしれないが、細部のストーリーは後からいくらでも変わる可能性があるので後回しにされ最終チェックでも修正する余裕がなかったのだろう。
    バルクに関しては終盤にねじ込まれた節があり、またブレイブストーリーの更新が不要になった段階での復活だからと思われる。

最初の挫折ポイント。
あまりに強くて全員モンクに変えたのも良い思い出。

  • 「最初の」挫折ポイント…?
    • リオファネス城が挫折ポイントの塊みたいなもんなので難所なのは間違いではないが・・・

やりはじめの頃は「あーこいつはセリア&レディに殺されて転生したのか…」と思ったが、
ブレイブストーリーを見ると、ルカヴィに転生→セリア&レディを呼び出すの順らしい。
なのでセリア&レディがあんな格好なのはきっとこいつの趣味である。

  • ヘタレな上にムッツリスケベとは!生前真面目だったからはじけちゃったのかな?
  • 一応彼の名誉のために言っておくと、エルムドアとセリア&レディがタイマンで闘った場合はエルムドアの方が有利である。
    ボス系のステータス耐性で仕手はほぼ無効だし、二刀流の攻撃も高いBRAVEによるハメどるや白刃取りに阻まれる。二対一だと分からんが。
    • 白刃取りは二刀流の一発目にしか発動しないので二刀流相手は分が悪い。

獅子戦争時にゴルターナ公陣営にいるのは、誘拐事件後のラーグ公の高圧外交への反発なんだろうか?

  • それもあるだろうが、元々ランベリー領主だし南天側に付くのが自然な流れと思われ。
  • そう考えるのが自然だろう。ウィーグラフが気付いていたダイスダーグの狙いにエルムドアが気がつかない方がおかしい。
    自分を誘拐した側の陣営につくなんて考えられんからな。
  • ダイスダーグ曰く、「どちらの陣営につくかわからないからあらかじめ消しておく」らしいが、そんな危険を冒してまでことを運んだことからエルムドアは十中八九ゴルターナ陣営につくものだと目されていたのだろう。
    • 「わからない」は五分五分では?
    • 問題は敵側に着いたときに予想される危険度が無視できないほど有能で強壮な武将だという点。五十年戦争で実力を十二分に理解しているダイスダーグとしては処理しておきたいというのが本音。味方になっても政敵になるのは見えているので彼からすれば完全な敵であり、上記のセリフは半ば題目に過ぎない。

エルムドアと言えば源氏シリーズで身を固めてるのが有名だが、
初戦のリオファネス城屋上での装備も特徴的である。
村正
黒頭巾
黒のローブ
ン・カイの腕輪

ご覧の通り赤黒い妖刀に頭と体が黒ずくめなのである。
かつては長い銀髪を靡かせて白銀の鎧に身を包んだ男が、
黒ずくめである。

どうしてこうなった

  • 悪役は悪役らしく黒ずくめの格好で高いところに現れなければいけない!
    と言うセオリーを忠実に実行してくれていると言う意味では稀有な存在じゃないか。
    正直ここまで統一されてるとスタッフの遊び心か?と思わないでもないけど。
    • 黒マントの男のパロディだと思ってる俺
      • 装備してるアクセサリがドラキュラマントだったら和氏の壁。
      • とまあこんな具合に黒頭巾を装備してるので彼のジョブは多くの騎士系ジョブと違い、帽子も装備できるようである。
    • リオファネス城の惨劇が起こった時期には公的にはエルムドアは戦死したことになっているので、なるべく衆目に晒されぬよう目立たない衣装で行動しなければならなかったのだろう。黒づくめが目立たないかどうかは置いといて。
  • 2戦目の源氏の鎧も真っ赤(ヘルプでは漆黒)。銀髪はともかく、彼が白銀の鎧に身を包んで戦闘に臨んだことは、実は本編中の戦闘では1回もない。
    お前ホントに白銀の鎧に身を包んだん?
  • 全身黒ずくめは銀髪、吸血と↓の紋章さらに伯爵ではないが貴族なのも合わせてまんま吸血鬼のイメージからだろう。
    白金の鎧は作中では生前から常に黒ずくめなので五十年戦争以降に、少なくとも骸旅団の乱の頃には止めてしまったのだろう。
    • 実際に開発段階のラフ画ではエルムドア男爵(ヴァンパイア)と書かれている。つまりはそういう事なのだろう。
      ついでに表記されいる爵位が「男爵」である。
      過去に本作の後年のリメイクである獅子戦争の公式サイトで「エルムドア男爵」と誤記されていた(後に修正された)事件があったが、もしかしたらこのラフ画の情報が何らかの形で紛れ込んでしまった事によるミスかもしれない。

紋章は、赤バックに黒色でイバラ・コウモリ・上下逆の聖印とかなり不吉な印象。
カトリック的に逆十字もペトロの十字架でOKだし、グレバドス教会的にも畏国的にも別に不吉じゃないのかもしれないけど。


日本刀を武器として愛用したり、源氏シリーズに身を包んでいる処をみると、
実は異国マニアなのかもしれない。

  • 性能としてみてもの上位互換といえる。
    • アークナイトのパラメータ補正率・成長率は侍を上回るが、アビリティに関しては刀魂放気は引き出すの技の一部しかないため完全上位とはならない。

・ギュスタヴ程度に誘拐される
・助けを呼びに行った部下はアルガス1人
・ゴルターナ公の暴走に異議を唱えないイエスマン
・流れ矢にあたって死ぬ
・骸骨になって転生
・部下は男相手に「チューしてあげる」とか言い出す化け物
・リオファネス城にてゲルモニーク経典を探しになぜか屋根の上へ
・大事な経典が目の前なのに部下1人が瀕死になっただけで逃げる
・妹を思う少年の気持ちを利用し嘘ばっかり
・城門前で強力な眷属を出しつくし、城内では以前敗れた3人で挑むことに
・最後は装備なし幽霊や一般モンスターを呼び出してあがく
クソ強いイケメンだが、設定だけ追うとゲーム中でも1、2を争うどうしようもない人である。

  • 一応フォローしとくと、
    ・部下がアルガス一人だけなのは他の部下が骸旅団に皆殺しにされてしまったため。それだけ骸旅団がイヴァリースにとって脅威であるという演出だろう。
    ・ゴルターナ公に反論しなかったのは、自分よりも信頼されているはずのオルランドゥからの言葉すら聞く耳を持たれなかったのを見て「言っても無駄」だと思ったから、と推測できる。
    ・戦場で流れ矢に当たって戦死というのは現実の武将の死因として珍しくはない。有名なところでは平将門など。
    ・自分から骸骨に転生したのではなく、戦死したところを骸骨野郎に目をつけられただけ。
    ・部下の言動は部下がそういう趣味だから(多分)であり、エルムドア本人に責任はないだろう……。
    ・リオファネス城屋上に行ったのは恐らく(この時ゲルモニーク聖典を持っていた)ラムザを追いかけたから。
    ・その他転生後の言動については、本性が「エルムドアの姿をしたザルエラ」である以上はエルムドア本人の落ち度ではない。
    ……しかしどれだけイケメンでも「ギュスタヴ一味に誘拐された」という一点だけはネタにされてしまう。
    まぁ剣を抜く隙もないほど不意討ちが綺麗に決まったとか、そう推測するしかないだろう。
    • これについても上で書かれている通り、オヴェリアがディリータに対してトンベリを決めたり、
      ティータ誘拐事件の時でもダイスダーグがゴラグロス一味に重傷を負わされたりしている。
      不意を突かれればどんな手練れでも案外やられるものなのだ。
      特に後者は警備がしっかりしているはずのイグーロス城での出来事であり、そこへの奇襲を成功させられるだけの実力・戦闘力が骸旅団の生き残りたちにはまだ残っていたということである。
      ギュスタヴがエルムドア誘拐を成功させたとしても実はそこまで不思議ではなかったりするのだ。

FFTA

拠点解放クエストミュスカデ解放戦」でボルゾイクランの残党として「銀髪鬼」なるキャラが登場。
種族はバンガ、ジョブはやっぱりアークナイト
ただし、このアークナイトは神殿騎士の名前を変えただけのものである。
2人のアサシンを引き連れているが、彼女らの名前もやっぱりセリア・レディ。
ただし倒しても変身したりはしない。
この銀髪鬼、リーダーユニットの癖にLVも装備品もジョブ性能も取り巻きのセリア&レディに負けている。

  • …銀髪?
    • 兜の飾り毛が…とか……?

銀「神」鬼と書かれているサイトがあるが、上記の通り銀「髪」鬼が正しい。
エルムドアが元ネタなのだから当然だが。

  • 元ネタ知らない人が「ぎんがみおに」とでも読んで誤変換したのか?
    (正しくはもちろん「ぎんぱつき」)

ボルゾイの再興に燃えているが、マーシュは「今更現れるなんて」とつれない反応。

余談

ベイグラントストーリー」では彼の装備していた源氏の鎧がモンスターとして登場する。