"Sol Cannon"
多言語の合成語だが、意味は「太陽の砲」といったところ。
北米版FF5(GBA)では何故か"Soul Cannon"となっている。
FF5
Lv36、HP22500、MP1000、種族:なし。
攻撃力7、物理倍率2、素早さ55、魔力1。
防御力5、回避力0、魔法防御10、魔法回避10。
弱点属性:雷。無効化属性なし。吸収属性:毒・風・水。
有効な状態異常:スロウ、リフレクのみ。
盗み:通常枠エーテル/レア枠エリクサー。落とすアイテム:ダークマター(100%)。
EXP:40。獲得ギル:100。
ボス系耐性持ち。
ロンカ遺跡外部で遺跡を守る巨大な砲台。
ランチャー2体を伴って現れ、戦闘開始と共に拡散波動砲のエネルギー充填を開始。
7ターン後に波動砲を発射し、その後は4ターンごとに発射。
HPは22500と第一世界の敵の中では群を抜いているが、HPが10000以下になると自滅するため、実質的にはHP12500。
それでもHPが高すぎてラムウだけで倒すのは難しい。
- 自滅の特徴として、他のモンスターのような死亡時のエフェクトが出ない。
爆発して一瞬で消えてしまうエフェクトとなっている。 - 自壊する効果はいましめと言う特殊攻撃によって行われており、耐性無視で即死する処理になっている。
技名は表示されないが、前作の連鎖爆発に近い処理となっている。ランチャーが自滅するのもこの技。
ソル カノン及びランチャーは、HPが1万を切ると爆発四散する。
このような仕様にした理由はおそらく、本体を倒したときにランチャーを巻き添えにする必要があったからだろう。
せっかくだから倒した時に爆発する演出も加えよう、という意図もあったと思われる。
本体を普通にHP0にすると、ランチャーだけ空中に残ってしまうのだ。
- 内部的にはHPが1万を切るとイベントが作動して爆発エフェクト発生+強制死亡ということになっている。
データ/モンスター一覧/FF9のページも参照。FF9で言うところのファイナルアタックがこっちの爆発発生+強制死亡に当たる。
お供のランチャー共々、毒・風・水の3属性を無効化する。
- 空中要塞の砲台なのだから強風への対策は必須であろうし、飛行高度によっては雨ざらしにもなるので防水対策も必須。
毒が効かないのも機械だから当然といえば当然。機械ゆえに雷対策はどうしてもできなかったとも考えられる。
少々強引な解釈になるが、設定と戦闘能力を巧みに織り交ぜていると言えるだろう。 - 同僚のロケット砲・火炎砲・フェニックスの塔で出てくる個体も含め、FF5の機械的なモンスターはこれらの属性は普通に通用する。ソルカノンだけが拘り過ぎているのだろうか……。
風属性無効化の為に直前の戦闘で有効であった「ちけい」が一切通用しなくなっているので注意。
スロウが効く。使うまでもなく力押しで倒せる相手だが波動砲の発射も遅らせられる
実用性はないもののリフレクも有効。
ロンカ遺跡外部のこいつからは通常枠でエーテル、レア枠でエリクサーが盗める他、倒すと必ずダークマターを落とす。
味方サイドの火力が足りないとランチャーの老化ミサイルで回復役が老化し、回復量が波動砲を下回るようになる。
そして追いつかなくなる回復に、ソルカノンはスリップでどんどん拍車をかけ、ついに全滅しかねない。
- ロンカ遺跡外観にたどり着いてからでも帰れる、という事に気が付かないと、左右の砲台撃破後に直行してエーテル切れになる場合も。
一番楽な攻略法は、魔法アビリティで魔力を上げた忍者が雷迅の術を投げてランチャー2機をまとめて片付けつつ本体にも大ダメージを与えること。
- ランチャーは雷が弱点ではないが、術投げの基本威力の高さで相応のレベルなら一撃殺しも可能。
ランチャー始末後の本体は黒魔法や魔法剣のサンダラで攻撃する手もあるが、それらより魔力を上げた忍術の方がずっと強力。 - ランチャーはLv50なのでレベル5デスでも一掃できる。
- 雷のロッドを折っても楽に倒せる。
ピクセルリマスター版なら雷のロッドを装備しながら雷のロッドを折るとさらに大ダメージ。 - 両手持ちを付けた魔法剣士のサンダラ剣連発でも倒せる。
とにかくエスナしか治療方法がない老化ミサイルを受けないことが大事。
ソル カノンの波動砲発射メッセージ(in ロンカ遺跡) | |
---|---|
1ターン | 拡散波動砲エネルギー充填 |
2ターン | 電影クロスゲージ明度20 |
3ターン | セーフティロック解除 |
4ターン | 薬室内圧力上昇 |
5ターン | 対ショック対せんこうぼうぎょオン |
6ターン | エネルギー充鎮128% |
7ターン | 発射!!! |
8ターン | 拡散波動砲エネルギー充填 |
9ターン | 薬室内圧力上昇 |
10ターン | エネルギー充填128% |
11ターン | 発射!!! |
※ 11ターンめの「発射!!!」以降は、8~11ターンの行動を繰り返す。
セリフの元ネタは言わずもがな、かの有名な宇宙戦艦ヤマト。
やってることがSFチックで格好良い。
スペースのある名前をもつ数少ない敵である。
他には「コムサ ベラ」「アルテ ロイテ」「ものまねし ゴゴ」の3体。
- リメイク版だと「オメガ かい」「しんりゅう かい」も追加された。
ソル カノンが7ターンかけて発射する波動砲を、あの最終兵器はタメなしで撃ってくる。流石。
経験値を40持っているので、低レベルの場合はLv4のファリスのみを残して倒す必要があり、平均型の場合はバッツを殺す必要がある。
- オープニングイベントのバッツ単騎で挑むゴブリン連戦と並んで、ゲーム進行上必ず倒さなくてはならない敵にして、「絶対に経験値を得てしまう」敵。
「対ショック対閃光防御」のコールから、このメカは有人兵器である説も流れた。
対ショックも何も、本体は最初から架台にしっかり固定されているわけだし、そもそも閃光をくらって困るのは生物の目(網膜)だろうという事なのだが、遺跡だし、生きている人は普通いないはず。
- 「閃光防御は自動スコープのレンズ焼け防止のため」という解釈もある。どんな機構であれ自律的に照準したり戦ったりしてるなら光学索敵が必要だし、撮像素子は必要以上の負荷が掛かれば劣化する。致命的な損傷でなくても長期自律稼働してるわけだし寿命を無駄に消耗する理由はないだろう。最初から遮光すれば元々の視認能力が下がってしまう。
- 「対ショック」は発射の反動が遺跡自体が大反動を受けるレベルであるため、だろうか。
- 台座が固定されていても、発射のエネルギーが大きければ付け根へのダメージも大きくなる。
おそらく、無反動砲の原理を使用していて、反対側にもエネルギーを射出する用意が出来たということだろう。
- 台座が固定されていても、発射のエネルギーが大きければ付け根へのダメージも大きくなる。
波動砲を発射する側は対閃光防御が必要らしいが、受ける側は目を潰されて暗闇になったりはしない。
配置的には最前列にソル カノン、後ろにランチャー二体がいる(カーソルの初期位置はソル カノン)のだが、
ソル カノンを指すカーソルがランチャーよりも「後ろ(←側)」にあるので単体でランチャーを狙いたい場合混乱する人がいるはず。
初期位置から「←」入力で後ろのランチャー(カーソルは→に移動する)、そこから「↑」で上のランチャーが選択できる。
元ネタといいソル カノンといい、規定容量であるはずの100%を超える量を充填している。
- スペースシャトルには「出力104%」という表現がある。本来の想定より4%高い出力が安定するようになったけど、それを100%にするとシステム全体のプログラムを書き直す必要があるので、その手間を省くために100%を超える出力が使われていた。
- 本来はもっと強力な兵器に搭載する予定の砲を無理やり流用してるのかもしれない。
フェニックスの塔ver
Lv61、HP10000、MP60000、種族:なし。
攻撃力1、素早さ30、魔力25。
防御力40、回避力0、魔法防御0、魔法回避0。
弱点属性:雷。
有効な状態異常:スロウのみ。
行動:はどうほう/ミサイル/でんじば。
操る:不可。はなつ:不可。
盗み:通常枠エーテル/レア枠守りの指輪。落とすアイテム:ハイポーション(6.25%)。
EXP:2500。獲得ギル:0。獲得ABP:5。
ボス系耐性持ち。
第三世界ではフェニックスの塔で壁から登場するモンスターの一つとして登場。
ストップ効果の電磁場やミサイルを使うほか、予告なしで波動砲を使う。
この時のHPは10000で、通常はエーテルだがたまに守りの指輪を盗める。
ハイポーションを落とす。
フェニックスの塔で出てきた場合はランチャーを装着しておらず、自滅もしない。
- フェニックスの塔が壊されないように、細かな改良とデチューンをしたのかな?波動砲は範囲を絞って人だけを狙うようにとか…
FF5(GBA版)
亡者の巣窟の第二グループ二番手に出てくるソル カノン(ロンカ遺跡仕様)はHPが30000に上がっているが、HP10000を切ると自滅する点は変わっていない。
ランチャーにも言えることだが、30000あるHP(ランチャーの場合は12000)を0まで一気に削り切ると、自滅せずに通常の死亡エフェクトをとって消える。
特に「みだれうち」が本体に全て当たったり、二刀流+サンダガ剣で本体を攻撃したりして、本体のみのHPを0にして撃破すると、残ったランチャーが宙に浮かぶという滑稽極まりない光景になる。
- 本体を自滅させればランチャーも一緒に消えるが、HPを0にして撃破した場合、残ったランチャーがそのまま攻撃してくるというデメリットも出る。
再現性がそこそこ高いということもあるため、この光景をわざわざ見たいのでなければ、全体攻撃でランチャーを先に始末するか、サンダガ剣を発動せずに本体のHPが0~10000未満(=自滅)になるよううまく攻撃するなどして、この現象を起こさないようにすること。 - 実は初戦、ひいてはSFC版でもこの現象が起こり得る可能性はあるが、この時点では余程鍛えていなければそうそうこのようなことにはならない。
亡者の巣窟の場合、こちらが十二分に強くなっているためにこの現象が起こりやすくなっているのである。 - 二刀流(の魔法剣使い)がいると簡単に実現できてしまうのが問題。自滅のHPがもっと高ければ…。
フェニックスの塔で壁から登場する場合は、何故かコイツだけモンスター図鑑に倒した数がカウントされる。
レア枠で貴重な守りの指輪を盗めたりと、妙に優遇(?)されている。
上位種にガーディアンが加わった。
FF5(iOS/Android版)
スマホ版ではHP1万を切らないよう一気にダメージを与えても必ず「いましめ」が発動するため、ランチャーだけが宙に残る現象は修正された。
- 亡者の巣窟にて、モスフングスの「はなつ」による耐性無視必中デジョンを本体に当てると、ソル カノンが次元の狭間に放り込まれた後何もない空間3か所が爆発するので、スマホ版ではランチャーは透明になっているようだ。
FF5(ピクセルリマスター版)
ロンカ遺跡戦で経験値40を獲得する仕様は変更されていない。
FFT
FFTでは、モンスターとしては登場しないものの、
サウンドノベルの『ナナイ人生真書』に名前が出ている。
役は第2レースで名前が聞き取れなかったチョコボの『ソルカノン号』。
FFRK
FF5からボスとして登場。
ノーマルダンジョンではロンカ遺跡 1のボス。雷弱点。