アラ

アラは願いを叶えてくれる海の魔女。過去にガラムとナリによって封印されたが、最近、原因不明の理由によって封印が弱まった隙に、自ら封印を破って復活した。

道力を使って契約者の願いを叶える。だが、その願いは大体、意図したものとは異なる結果で叶えられるため、契約者を破滅へと導くこととなる。それにも関わらず、欲に目がくらんだ人々はアラを追い求め、そのたびに不幸を繰り返した。これによる被害が拡大すると、志を持った多くの人々がアラを討伐するために乗り出した。だが、アラは長年にわたり妖力と道力を蓄えてきたため、名高い先人たちですら討伐に失敗するのが常だった。アラが自身の力を過信して陸に上がってこなければ、ガラムとナリでさえ討伐できなかったほど…アラを封印したガラムとナリに深い恨みを抱くようになり、ガラムとナリの狐の皮を剥いで部屋に飾ろうと、復讐の刃を研いでいる。一度敗北した理由は、ガラムとナリの技量は自分よりずっと劣るが、ただ油断してしまったせいだと思っている。そのため、次に戦う時は必ず勝てると大口をたたいている。

アラとの契約条件は供物である。供物についてはアラが望むものがその時に決まり、大体は契約者の大切な何かとなる。だが、美しく高価な供物を要求し、訪れた者が契約を諦めて帰るという運の良いパターンもある。こうして長い年月を経て集められた宝物は、深い海の底にあるアラの邸宅のどこかに隠されているのだが、その価値はラー帝国の皇室の秘庫に匹敵するほどだそう。勇気ある者たちが噂を聞いて海に飛び込むが、水の泡だけを残し、二度と水面に上がってくることはなかった。

アラは契約者が苦しむのを望んで、わざと歪んだ結果をもたらしているわけではない。ただその結果が間違っていると認識できていないだけなのである。これはアラが人間とは異なる存在であり、人間の世界の価値観や道理などを正しく理解できていないからである。

過度な自信とせっかちな性格で、うかつに物事を決めつける傾向がある。過去、自分を討伐するために起きたことも、自分を妬んで起きたことだと思っている。そして、後になって自分の勘違いだったことに気付き、非常に慌てることがある。アラは自分の理想像が傷つくことを避けるために、冷静に振る舞おうと努めるが、触手が感情によって勝手に動いてしまうため、慌てた様子を隠すことができない。

タコらしく、驚異的な再生能力を持つ。人間の部分とタコの部分の両方が本体であるため、どちらか一方が破壊されても再生される。普通は多く残っている部分を基準に再生されるが、どちらを中心に再生させるかはアラの意思によるのだそう。切断され、再生されなかった方はどう処理されているのか、誰も知らない。

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接客マスター_アラ

風船遊び_アラ

2023/10/18

• 基礎防御力
  36→37
• 基礎体力
  970→1020