ロゼッタ

ロゼッタは黒い組織「溜池のスネイク」の創立メンバーにして幹部であったが、現在は組織を離れ、世界中を放浪しているハンターである。

ロゼッタは幼い頃「オオカミの腹の中」と呼ばれる場所で、悲惨な生活を送っていた。「オオカミの腹の中」は貧民街の孤児たちを拉致して、ある組織の戦闘員に仕立て上げるのを目的としていた。そこはひどい拷問とお互いが殺し合う過酷な訓練が日常的に行われる地獄のような場所であった。この地獄の中、ずっと反抗の機会をうかがっていたロゼッタは、志を同じくするオリビアと出会い、協力して一緒に脱走することを決意する。そしてある日、武器を手に入れた2人は「オオカミの腹の中」の関係者を一掃し、施設を跡形もなく焼き払ったのだった。かくして、自由を手に入れたロゼッタとオリビアは、二度と地獄のような経験をしないために、自分たちを守るための組織「溜池のスネイク」を結成したのである。

「溜池のスネイク」が発展するにつれて、ロゼッタとオリビアは組織の運営方針を巡って次第に衝突するようになっていった。弱くとも組員も組織の一部であるのだから守らなければならないと主張するロゼッタに対して、オリビアは弱者は組織を危うくさせる役に立たない存在だと考えていた。対立の果てに、ロゼッタは組織のボスであり最も親しい仲間であったオリビアに決闘を申し込むことになる。激烈な戦いの末、ロゼッタは敗北し、「溜池のスネイク」から去ることになった。ロゼッタの離脱により、制約がなくなったオリビアは、躊躇なく組織を変革し、「溜池のスネイク」に辛うじて残っていた人間らしさはすべて失われてしまった。今に続く「任務に失敗、または敵に敗北した組員は即座に除名処分とする」という掟は、この時に作られたものである。

組織を離脱した後、長らく各地を放浪していたロゼッタであったが、ある日、偶然にも同じく組織に追われていたエルビラが窮地に陥る場面に遭遇し、助けることになる。エルビラは自分も強くなりたいと懇願し、折れたロゼッタは3日の間、自分の指示には何でも従うとの条件を出し、エルビラはこれを受け入れ、一緒に過ごすことになった。最初こそ、無駄なことをやらせて諦めさせようとしたが、やがてエルビラとオリビアの関係を察し、何よりエルビラの本気を確認したロゼッタは、最終的にエルビラのために新しい武器と弟子として認めるとの手紙を残して姿を消したのだった。

ロゼッタは炭酸麦茶のマニアの間では伝説の人物として知られている。ダンジョン王国の「悪魔の道」巡礼には毎年参加しているのだが、4人一組が原則のところ、ロゼッタはひとりで4人分飲めるから問題ないと、単独で挑戦し、成功させている。やり遂げると仕上げとばかりに口直しの1杯を飲むのだが、その時には歓声と拍手が溢れるのが常となっている

警察にとって、ロゼッタは酔うとどこでも眠ってしまう大トラとしても有名である。路上や屋上だけでなく、他人のベッドであっても。ロゼッタが豪快に飲んだ翌朝には、想像もできないような場所で発見されることも度々であるが、眠っているロゼッタを下手に起こそうとしたら、決まって銃を乱射してくるため、対応する警察にとっても命がけである。しかし、当のロゼッタはと言えば、何事もなかったかのように目覚めると、また飲みに行ってしまうのだった。

一覧

画像	名前	コレクション	入手先
	バスタイム_ロゼッタ		ショップ

画像

バスタイム_ロゼッタ