アクション/死に真似

Last-modified: 2025-11-09 (日) 19:16:12

ゲリョスの十八番。死んだフリをする。ピンチに陥るとこれで敵の目を欺く。

目次

モンスターの死に真似

ゲリョス

  • 体力がある程度減ってくると使うようになる。突然討伐した時のようによろめき、そのまま崩れ落ちる。
    初心者ハンターは一瞬歓喜してすぐに剥ぎ取ろうと近づいてしまうが、これこそがゲリョスの罠
    突然トサカが発光した後、呻きながら暴れだし、近寄ったハンターたちを跳ね飛ばすのである。
    更にはなんと落とし穴すら騙してしまうのだから驚きである。
  • シリーズによって死骸の仕様は異なるが、一流のハンターは死に真似と死骸の僅かな違いを見つけ出し、
    容易に死に真似を見破る事が出来るという。主な見分け方は以下の通り。
    当たり判定
    モンスターを狩猟すると(物体に対する)当たり判定が消滅し、端的に言えばすり抜けることが可能になる。
    しかしゲリョスの死に真似中は当たり判定が消滅せず、すり抜けることはできない。
    最も確実な手段だが、近づいて密着しないとわからないため起き上がりから逃げ遅れないよう注意。
    ペイントの色
    モンスターを狩猟するとペイントボールでマップ上にピンク色に表示されているモンスターは灰色に変わる。
    作品によっては、死に真似中にはペイントの色がピンクのままになるため見破ることができる。
    無印のオフラインモード(村クエスト)ではキノコ狩りクエストに出現するのみで、
    ゲリョスがターゲットであるクエストが存在しなかった。
    よって、死んだかどうかの判別がやや難しいが、ペイントボールの色で見破れる。
    が、シリーズによっては、死に真似中でもペイントの色が灰色に変わるので注意。IQ高すぎる
    攻撃に対する喰らい判定
    これはMHX(X)に限られるが、モンスターの死体には攻撃に対する喰らい判定が消滅し、
    斬っても撃っても殴ってもすり抜けるようになる。
    だが死に真似中は喰らい判定が当たり判定と同様に残ったままなので、攻撃すれば血が出て見分けられる。
    ペイントはゲリョス側の仕様変更だが、こちらは作品側の仕様変更によって使えなくなる方法である。

MH~MHP2G

  • 驚くべき事にこの攻撃はゲリョスの技、というより同レベルの難易度として扱われるクエストに登場する
    全てのモンスターの中でもトップクラスの威力を誇り、防具によっては即死級のダメージに繋がる
    弱体化される前のP2Gあたりまではなんとテオ・テスカトルの粉塵爆破と同じモーション値だった。
    ゲーム内のハンターは油断していて防御態勢を取れていなかったのだろうか。
    これによってキャンプへ強制送還されたハンターは数知れない。
    起き上がった瞬間に背後を取られた扱いになって怯み、そのまま攻撃を食らうハンターも多い。
    • 特に凶悪だったと思われるのが無印MHのオフラインモード。
      討伐クエストが存在せず、「特産キノコ捜索網!」にのみ非ターゲットとしてゲリョスが登場する。
      最初の作品であるため当然初心者ばかりで、更に非ターゲット故に後述の見分ける手段も通用し辛い。
      このため、数多くのハンターが犠牲になったものと考えられる。
  • 見分け方は簡単。一頭の討伐が目的ならよろめいた瞬間【目的を達成しました】とテロップが流れる。
    同じく二頭を討伐する場合もテロップが流れれば討伐達成という事になる。
    死に真似中に無敵である作品なら、倒れる最中に攻撃を続けて血が出なければすぐ分かる。
    また、マーキングをしている場合は灰色になっていれば討伐完了、
    ピンクであればまだ息がある(作品によっては自動マーキングですら欺かれる事がある)。
    しかし通常種と亜種同時クエストだと、
    MHP2Gまで「残り一頭です」というテロップが流れないため、もっとわかりづらい。
    どうしてもわからない場合はクエスト詳細の所を覗いてみよう。
    因みに倒れている状態でもダメージを与えられる作品では集中砲火を浴びたり、
    動かない事を逆手に大タル爆弾を仕掛けられた際には、
    そのまま本当に絶命してしまう事もしばしば。
  • たぶん一番分かりやすい見分け方が倒れるゲリョスを通過できるかどうかであろう。
    絶命した瞬間から接触判定が消滅する為、通り抜けることができなかったら死に真似。
  • 参考までにMHP2Gの場合、下位では倒れきるまでBGMと目マークが消えないが、
    集会所上位以上になると死んだフリの瞬間にBGMと目マークが消えるため騙されやすい。
    ただペイントは騙せないらしく、死んだフリの場合は倒れきってからマークが灰色に変わる。
    「マガジン大鳥の陣」のような闘技場での大連続の場合、ペイントの必要がないため
    本気で倒したと誤解してしまい、そのまま近づいてねじ伏せられる可能性もある。
    • もっとも怒り状態であれば目が爛々と輝いたまま死に真似をするのでバレバレである。
      いくら死んだフリと言っても生理現象までは誤魔化せないのだろう。
      …と思われていたが、やろうと思えば出来るようである(後述)。

MH4(G)

  • ゲリョスがMH4に登場したことで、死に真似もリニューアル。
    3シリーズから倒れたモンスターは瞼を閉じるようになったため
    本作では目が輝いているか否かでは死に真似かどうか判別できないほか、
    怒り状態であっても目の周りの赤い模様を完全に消してしまうだけでなく、
    ペイントはもちろんのこと、ターゲットカメラまで欺くという超高性能死に真似となっており、
    騙されて近づいてしまい、そのまま叩き伏せられた人は多いと思われる。
    ただ、過去作からダメージが引き下げられており、同ランク帯の防具であれば即死することはまずない。
    それでも防御力不足だと最大値の半分以上をごっそり持って行かれるので、騙されないに越したことはないが。
    • MH4では必ず体力が1残るようになったので、
      どれだけ攻撃を加えても死に真似中に倒すことは不可能となった。
      トドメを刺そうと躍起になっていると起死回生の一撃をモロに喰らうことになるので、
      死に真似中は余計なことをせず離れておくこと。
    • 逆に体力が1残ることを利用して、起き上がった直後にキックや挑発のパンチで討伐、なんてことも可能。
      蹴り殺されるゲリョスの心情を考えると、少しかわいそう
    • なお、トサカが未破壊で且つ怒り状態の場合は、
      死に真似から反撃に転じる際にトサカがチカチカと光る予備動作が入る。
      トサカが点滅したら大人しく退避しよう。
      ただし、その前にトサカを壊してしまうと起き上がりのタイミングがわからなくなってしまうので注意。
      死に真似中でも頭の部位破壊は可能なため、タイミングを計りたいなら破壊しない方がいい。
      報酬が欲しいなら容赦なく破壊してあげよう。
    • 怒り状態時に死に真似をすると、挑戦者が発動したままになる。
      ついでに毒状態のまま死に真似をすると毒のエフェクトがかかったままになる。
      とはいえ、役に立つのかといえば微妙であるが…
  • 3シリーズでは討伐したモンスターへの攻撃は不可能(すり抜ける)だったのだが、
    MH4では再び死体への攻撃が可能になった
    捕獲体への攻撃は3シリーズ同様すり抜けることを見るに、
    これは死に真似中のゲリョスに攻撃が効くことを疑われないための細工だと思われる。
    ゲリョスの死に真似はゲームの仕様にすら影響を及ぼすのである
    尤も、死に真似中はゲリョスをすり抜ける事は出来ないが
  • 死んではいないが、(MHP2G以前は上位以上であれば、MH4からは下位でも)剥ぎ取りを行うことが出来る
    皮膚ならまだしも猛毒袋等の内臓器官も剥ぎ取れたりする。
    この際の剥ぎ取り確率は通常の剥ぎ取りとは異なっている。
    MHP2G以前の下位・簡単クエストでは復活した時に落とし物を落とす事もある。
    • 剥ぎ取っている最中に暴れだすと当然回避できないので諸刃の剣。
      ただ、位置を微調整すれば攻撃を食らわないで安全に剥ぎ取ることも可能ではある。
      また、MH4では威力が下がったことを利用し、
      防御力に自信があれば喰らうこと前提で剥ぎ取るという超強引な手段も取れる。
    • G級のゲリョスからは死に真似中になんと毒怪鳥の石頭を剥ぎ取る事が出来る。
      自らの心臓を落とすモノブロス以上に無茶苦茶な設定である。
      剥ぎ取られても頭が無くなる様子は無いので
      ひょっとして確認出来ない程の超スピードで再生でもしているのだろうか?
      まあトサカの部位破壊でも石頭が出ることを考慮すると、
      実際のところはトサカなどのごく一部を剥ぎ取っているだけなのかもしれない。
  • 同じくMH4(G)のゲリョス登場ムービーではこの死に真似を披露する。
    ムービーである以上ハンターの攻撃によるものではなく壁を走り、
    天井に到達するもそのまま落下して死んだふり…と言う少し間抜けなもの。
    その後、戦闘中同様頭のトサカが発光し、起き上がるや否や閃光の構えをとって戦闘に映る、という流れになる。
    ムービー中のトサカが発光する演出だが、
    モンハンデビューが同作のプレイヤーの場合はゲリョスとはこれが初対面となるため、
    死に真似からの攻撃への警告を込めていると思われる。

MHX(X)

  • MHXでもゲリョスは続投、死に真似の仕様もMH4(G)と同様である。
    ただし死体への攻撃は再度不可能となり、その関係上余計にバレやすくなった。
    なお、今作では獰猛化個体が存在するが、
    さすがに死に真似でも頭や脚に纏う黒い霧は隠せない
  • 今までのシリーズでは倒れている最中の当たり判定で見分けるのが通例だったのだが、
    今作では倒れている最中は接触判定が残り続ける仕様になってしまった。
    それでも、倒れきってから通り抜けられるかどうかで判断は可能。

MHWilds

  • ゲリョスと共に復活。復活が報じられた際は、ネット上で歓喜の声が挙がった。
    過去作と比較して攻撃力が上がり、今作のゲリョスが持つ最大級の大技として返り咲いている。
    今作では死体斬りも復活しており、死に真似中のゲリョスに攻撃してもダメージ表示が出ないという特殊仕様も追加されたのだが…
    死に真似攻撃の直前に体をピクりと動かす予備動作が追加されたほか、
    討伐されたモンスターの名前の下に表示される「死体」の表記が死に真似時には出なかったり
    何より討伐されたモンスターに反応するはずの導蟲が反応を示さないなど、
    無情にもゲームシステム面からガッツリネタバレされている。
    • ちなみにゲリョスの死に真似時に、時折アルマがセクレトから降りて調査する事もある。
      ゲリョスの特異な生態を観察しているのだろうか。
      勿論、ゲリョスが暴れる前に慌てながらもキチンとセクレトに乗って退避するのでご安心を。
    • 余談だが発売前に公式から公開されたゲリョスの狩猟動画でも死に真似がピックアップされていたのだが、
      サポートハンターの皆さんが一回だけ素材を剥ぎ取り、そそくさと退く姿が話題になった
      これには「絶対わかってるだろ!」というツッコミが相次ぐ事になった。
    • 更に、ゲリョスの登場自体が久しぶりということもあってか、
      新米ハンターがゲリョスの死に真似に騙されて乙ることも多々あるそうな。
      ベテランハンターが新米ハンターを引っ掛けようと『ゲリョスの死体はすぐに消えるので早く剥ぎ取るべき』
      などと広めようとする動きも見られた。

MHF

  • MHFでは一時期剥ぎ取りが可能だったのだが、これでHC素材をも剥ぎ取れることが判明し
    動画等で広く拡散された次のアップデートから剥ぎ取りが不可能となった。
    …が、約半年後のアップデートにおいてこの事象は「不具合」であることが判明。
    その後は再修正が行われ、普通に剥ぎ取り可能になった。
    また、死にまね中の体力に関しても、1残ったり残らなかったりとアップデートでちょくちょく変わっている。
    MHF-G9以降では、体力が1残り、大暴れをする瞬間一瞬だけ体力を0にできるタイミングが存在するが、
    一旦大暴れされると暴れ終わるまで体力を0にできないようになっている模様。

MHSTシリーズ

  • MHSTシリーズのゲリョスは使わない。
    • その代わり……と言えるかは微妙なところだが、MHSTのゲリョス亜種はHPが残りわずかになると、
      「とんずら」と言う特技でその戦闘から逃げ出す。そのため、逃がさずに一気に倒してしまいたい。
      • MHST2では「とんずら」は使わなくなった。

ブンブジナ

  • MHRiseでは狸獣ブンブジナという小型モンスターの新たな死に真似使いが登場。
    こちらは死んだふりをよりそれらしく見せるために、追い詰められると体内に蓄積された可燃ガスを放出し、
    二度も自爆して吹っ飛ばされるという小型モンスターとは思えない程の過激な生態を持つ。
    …が、前出の通りこれは死に真似である為、倒れ伏してガスが抜け切った数秒後にはスックと起き上がり、
    近くに外敵がいる場合はショルダータックルをぶちかましてから脱兎の如く逃げ出そうとする。
    一見どうやっても倒せないアイルーやメラルー、同作のケルビを思わせるかもしれないが、
    こちらはきっちりトドメを刺さないと素材を剥ぎ取れない点に注意。

ドラギュロス

  • MHFでは幻の冥雷竜、覇種冥雷竜が体力を削ると確定で使用する。
    ただしBGMは流れ続けるため、判別自体は容易
    (というか死ぬタイミングが早すぎるので、まず騙されることは無いだろう)。
    この行動を見たら、本家とは異なり即座に離れることを推奨する。
    なぜなら直後に超絶火力の大放電が発生し、ドラギュロスが覚醒、真の力を解放するからである。
    とは言っても、こちらは死に「真似」なのかは不明であるし、
    そもそも冥雷がスパークしていっている時点でなんかおかしいと思うだろうが。

黒龍ミラボレアス

  • 極限征伐戦に登場するミラボレアスも類似した行動を行う。
    こちらはBGMも止まるものの、倒れた後に全身が青い炎で包まれていく他、
    上から巨星が降ってくるため討伐したとは間違えようがない。
    彼のG級スキル「最期ノ閃黒」も合わせて考えると、
    死に真似ではなく実際に一度絶命した後に蘇生している可能性がある。

ディスフィロア

  • 至天征伐戦のディスフィロアは従来の討伐ムービー後に復活するため、
    BGMは止まる上に暫くしないと覚醒せず、
    Lv9999ベースということもあってかなり攻撃しないとその状態にならないため、
    初見では引っかかる可能性が高い。特にBGMをOFFにしていると気づきにくい。
    こちらも死に「真似」とは言いがたい部分が多い。

ドゥレムディラ

  • 天廊第二区におけるドゥレムディラも同様の行動を行う。
    倒れ伏したかと思いきや、不穏なBGMの流れる中で部屋中にオーラが充満。
    あろうことかプレイヤーの視界を氷結させるという暴挙に出た後、
    極征ミラボレアスよろしく壊毒メテオを発動させて戦闘に復帰する。

狂竜化/極限状態

  • 狂竜ウイルスに感染しているモンスターの場合、
    狂竜症発症の前兆行動として一定のダメージを与えると倒れこむ。
    その直後、口元から黒い煙のようなものを出しながら再び起き上がり、
    よりアグレッシブにハンターを襲うなどの危険度が増した状態、すなわち狂竜化状態となる。
    ただし、これは時間経過やダメージにより体内の抵抗力が弱まった結果として、
    ウイルスに侵され始める→気を失う→完全にウイルスに侵される→狂竜化したと考えるのが自然であるため、
    厳密には「敵を欺くためにわざと行う」死に真似とは異なる。
    MH4Gからの新要素である極限状態への移行の場合も全く同じアクションを行う。
  • 起き上がるモーションの関係かモーションは討伐ではなく睡眠と同じ。
    これはゲリョスも同様。どちらかといえば寝たふりと言える。
    • 睡眠と同じになってしまった都合上、牙獣種が狂竜化する場合はなんとも滑稽なことになる。
      牙獣種の睡眠モーションといえば…そう、あの仰向けでお腹ポリポリである。
      一応同じカプコン発売の某ゾンビゲーでもゾンビ化の前兆に体中がかゆくなるというものがあるため、
      狂竜ウイルスに感染した場合にもそういった作用があったりするのかもしれないが。
  • これも本家と同様、倒れこんでいる最中にもダメージが通る他、部位破壊も可能。
    抵抗力を失っているためか、翼爪をへし折ろうがトサカを粉砕しようが
    全く反撃などは行わないため、ここで一気に部位破壊を終わらせてしまうのもアリ。
    • ただし、尻尾の切断に限ってはこのモーション中に達成することは不可能。
      一応耐久値を減らすことだけは可能なため、狂竜化直後に尻尾を切断することはできるが。

モンスターの類似行動

  • 中には死に真似以外の釣り行動で不意打ちを仕掛けようとするモンスターもいる。

マガイマガド

  • MHRiseのメインモンスターであるマガイマガドは、
    転倒したと見せかけてすぐ起き上がって前足で引っ掻くと言う行動を頻繁に取る。
    チャンスだと思って不用意に近づくと、高確率で迎撃されてしまうため気を付けたい。
    ちなみにこれ、現実のネコ科動物もよく取る行動である。

ゲリョス

  • 一部派生作品のゲリョスは、死に真似に飽き足らずあの手この手でハンターを欺こうとする。

MHF

  • MHFに登場するゲリョス特異個体は、この手の釣り行動がやたらと豊富。
    麻痺になったと見せかけて尻尾薙ぎ払いで不意打ちを仕掛けてきたり、
    睡眠になったとやっぱり見せかけて閃光でカウンターを仕掛けてきたりする。

MHOnline

  • MHOnlineのゲリョスは、転倒したと見せかけて死に真似のように暴れる行動を行う。
    一回跳ねるのが予備動作だが、行動中に転倒したようにしか見えないため引っ掛かりやすいようだ。
    ちなみに、不発に終わった場合はキョロキョロ見回す動作を行う。

人間の死に真似

MHX(X)

  • MHXでは「死んだふりの達人」と名乗る人物からのクエストが存在する。
    彼はとあるモンスターに襲われた際に死んだふりを敢行し、そのモンスターをやり過ごす事に成功した
    …までは良かったが、奇しくも「死んだふり」をしたせいで
    今度はガブラスウロコトルに襲われるという災難に遭ってしまう。
    そう、彼らは腐肉食性のモンスター。死肉が大好物なのである。
    幸いにもどうにか食われる事無く逃げ帰ってきた彼はガブラスやウロコトルの危険性を身を以て体験し、
    彼らの掃討を依頼してきたのだった。
    生きるために食おうとした彼らにとってはとんだ災難である

MHR(:S)

  • MHRiseでは「力尽きた?ハンター」なる人物から出されたイベントクエストがある。
    彼も「死んだふり」が特技らしく、
    水没林で不運にもオオナズチの強化個体に遭遇してしまったが、
    相手が古龍にもかかわらずやり過ごすことに成功しているらしい。
    死んだふりをしてごまかしている間に代わりに討伐してやると、
    なんとこちらに「死んだふり」のジェスチャーを教えてくれ、ついにプレイヤー側もふりができるようになる。
    ちなみにその内容は、「突然心臓発作でも起こしたかのように苦しみだし、そのまま倒れ込む」といった具合。
    なお、壁に倒れ込んだら死んだふりをしたハンターが壁に立てかけられたり
    移動不能の崖に倒れ込んだら頭から落っこちた上で、見えない壁に引っかかって犬神家状態になったりと、
    平地以外では腹筋への部位破壊力が抜群なツッコミ所満載なポーズが頻発する。
    MHR:Sの新拠点エルガドの加工屋の屋根に至っては絶妙な位置で屋根の縁に引っかけるとブルブル震えたあと磔になる。
    • まあ、地形に沿って倒れなかったら倒れなかったで壁を貫いたり空中に倒れ伏したりすることになるだろうため、
      どちらにせよ腹筋の部位破壊とツッコミからは逃れられないと思われる。
    ただし、主人公が死んだふりをしたからと言ってモンスターをやり過ごすことはできない。
    一方で、ガブラスやウロコトルに襲われやすくなるようなこともない。
    あくまで「死んだふりの達人」や「力尽きた?ハンター」のふりの技術がそれだけ優れていたと言う事だろう。

余談

  • 現実世界では、一部の昆虫や小動物で擬死行動が見られ、ハムシの類やオポッサムなどが有名。
    字面は擬似的な死、つまり死んだフリだが、実際には反射的な行動ではないかとも考えられている。
    視覚などの性質から「動かないものを認識しにくい」タイプの捕食者の目を逃れたり、
    トドメを刺したと誤認させ攻撃の手が緩んだところを逃げ出すのに役立つようで、
    ゲリョスのように不意を突いて攻撃する為の行動ではない。
    • 人間社会にも「熊に出会ったら死んだフリをすれば襲われない」という俗説がある。
      たまたま助かった例から広まった話のようだが、熊に限らず多くの肉食動物は
      自分で狩ったものでなくとも動物の死骸が落ちていれば遠慮なく食べてしまうので、すすんでやるべき方法ではない。
      熊が腹を空かせていたり、興味を持たれたりしたら
      生きたまま噛り付かれたり爪でズタボロにされて一巻の終わりである
      そんなんでは死に真似中に剥ぎ取られたりそのまま討伐されてしまうゲリョスのことを笑えないだろう。
      • ちなみに、正しい対処法は「声を出さず、目を見たまま目線をそらさず、ゆっくり後ずさりする」事だとされている。
        大声を上げると熊の方も驚いていきなり攻撃してきやすいほか、
        熊は背中を向けて逃げる者を追いかけたがる習性を持っているため。
        また、いよいよ追いつめられてどうしようもない状況になった場合は
        「地面にうつ伏せになって両手で首の後ろを押さえてやり過ごす」*1のが最後の手段として推奨されている。
        こうすることによって致命傷だけはどうにか避けられる可能性が高くなるためである。
      • そもそも、熊が頻繁に出没する時期に生息域で行動するのは常に危険であるため、
        なるべく近付かないか、やむを得ず行動する場合も鈴やラジオを携帯した上で、周囲の警戒を怠らないようにしよう。
        地域によっては熊出没警報などが自治体から出される事もあるため、情報収集も忘れずに。

関連項目

フィールド/死骸
モンスター/ゲリョス
モンスター/ゲリョス亜種
モンスター/ブンブジナ


*1 熊の身長的に、まず人間にとって最も大切な首から上が守りやすくなる。また、腹をすかせた肉食動物は多くの場合、獲物の腹部に食らい付こうとするため、うつ伏せになることでそれも防ぎやすい。手足をもがれて持って行かれたり背中をえぐられたりするのは最早避けられないだろうが、命だけはどうにか助かる可能性は上がるという、まさに最終手段である。