システム/狂竜ウイルス

Last-modified: 2024-08-30 (金) 01:14:23

MH4で登場し、発売前からファンを賑わせた新要素。
その名の通り、MH世界において一種のウイルスという扱いを受けている代物である。

目次

概要

  • ハンターが感染すると狂竜症というステータス異常を引き起こす正体不明の物質
    モンスターに感染する場合と、ハンターに感染する場合の2つのケースがある。

モンスターと狂竜ウイルス

  • 狂竜ウイルスの感染による症状が深刻化したモンスターは、突然倒れこんだ後、
    不穏なBGMと共に口元から黒い煙のようなものを出しながら再び起き上がり、プレイヤーに襲い掛かってくる
    公式では、この症状のことを「狂竜化」と呼称している。
    • ゾンビのように「一度死んだがウイルスによって蘇生した」と思われがちだが、
      生態未確定のクエストでモンスターを放置していると、一撃も攻撃を加えていないのに突然倒れて狂竜化する。
      これは、後述するハンターにおける狂竜化から察するに、
      おそらくこのウイルスは感染からしばらくの間対象を蝕み、ある程度時間を置いた後発症するのだろう。
  • 狂竜化のバリエーションは倒れこんだのち復活、というものだけではなく、
    怒り状態移行時の威嚇を行う事で倒れこむ動作をオミットして狂竜化するパターン(2度目以降の発症時など)の他、
    G級クエストなどでは遭遇したらすでに発症しているというケースがほぼ全てを占めている。
    これにより、G級では狂竜化する直前の倒れ込み中に集中攻撃でダメージを稼ぐといった戦法はほぼできない。
    • なお、途中で狂竜化する場合は必ずハンターがいるエリアで発症する。
      そのため、倒れ込んで発症している間の集中攻撃を逃す心配はない。
  • 発症したモンスターは双眸がナルガクルガの如く妖しく光り、体色も通常時より黒みがかる
    口から漏れる吐息や疲労時に口から垂れる唾液も、見るからに毒々しい紫色へと変化しており、
    感染したモンスターに攻撃を加えた際には、
    噴き出したまでもが毒々しい紫色に変色していることが確認できる。
    フルフル通常種に至っては全身に浮き出ている血管と唇まで変色しており、非常にグロテスク。
    また、亜種や特殊個体などと異なり、鳴き声も通常の個体とは異なった非常に禍々しいものになっている
    • ちなみに、発見時のSEも変わる(狂竜化のSEと同じになる)。
      バサルモスなどは、はみ出ている背中がうっすら黒ずんでおり
      ペイントボールを投げると発見時のSEとして狂竜化時のSEが流れる
      禍々しい外見といい軽くホラーである。
  • 見た目のみならず戦闘力も劇的に変化し、
    • 肉質が変化する(一部モンスターのみ)
    • 行動速度が不安定に変化するようになる
    • 怒り状態に移行しやすくなる
    • 疲労状態の頻度や長さが変化する
    • 一部モンスターの専用攻撃が解禁される
    といった要素が出現するため、通常と違った立ち回りが求められる。
    • 攻撃の変化についてだが、例えば
      • ババコンガ キノコを食べてないとき、毒ブレスを吐く
      • フルフル 電気ブレスに2発目が追加
      • イャンクック パニック走りを2連続で繰り出す
    といった行動が挙げられる。
    この変化によってイャンガルルガやブラキディオスが大幅に強化されており、狂竜化の最も警戒すべき点とも言える。
    • またウイルスの影響なのか、稀にあらぬ方向に攻撃することがある
      この場合、態勢を立て直すチャンスになることもあれば、思わぬ方向からの攻撃で不意打ちをくらうこともある。
      未発見状態では、同じエリアにいる小型モンスターを積極的に攻撃する。
      感染後に自我がどうなるのかは不明だが、少なくともまともな精神状態では無いだろう。
  • 挙動の変化は他にもあり、戦闘中にモドリ玉で離脱。態勢を立て直して狩猟対象の元に戻ったときに
    フィールドにある死骸をスタミナ回復のために食べ始める場面に丁度出くわす事がある。
    ハンターからすればまさに攻撃のチャンスなのだが、脚への怯みでダウンをとると
    起き上がると同時にハンターを見向きもせずに再び死骸に向かい食べはじめる。
    最終的に時間経過でスタミナが回復してようやくハンターと敵対するようになるが、
    これもウイルスによって精神が蝕まれている影響なのだろうか。
    • なお、肉質変化は全身一律である。
      硬化するモンスターもいれば軟化するモンスターもいるが、元々が硬いモンスターは柔らかくなることが多く、
      逆に元々が柔らかいモンスターは硬化して戦いづらくなる物が多い。
      例えばゲネル・セルタス+10%と劇的に軟化するのに対し、アルセルタス-14%と異常に硬くなる。
      通常種・亜種で肉質変化が異なることも多く、
      ジンオウガに至っては通常種が5%硬化に対し亜種は5%軟化と完全に真逆である。
      ちなみに、最も軟化の度合いが大きいのは上記のゲネル・セルタスの10%で、
      最も硬化の度合いが大きいのはなんとドスランポス-18%である。
    その他、狂竜化状態のモンスターの攻撃を小型モンスターが受けると問答無用で即死する
    ブレスや突進などはもちろん、足踏みのダメージですら即死するため少しシュールなことも…。
  • 基本的には狂竜化したモンスターとは高難度クエストで戦うことが多くなる。
    モンスターが狂竜化するクエストには、『生態未確定』というアイコンが表示される。*1
    MH4Gでは、狂竜化したモンスターのターゲットカメラのアイコンに『狂竜化』の文字が表示されるようになった。
  • ギルドクエストに出現するモンスターも狂竜化することがあるが、
    ギルドクエストでは「生態未確定」のアイコンが表示されない。
    そして高レベルになる程狂竜化する確率は上がっていき、
    最高レベルのレベル100に至っては狂竜化確定となる。
    元々攻撃力が高くなっている所に狂竜化されると、
    モンスターの種類によっては文字通り一瞬の隙も無く一気にBC送りにされることも
  • 高難度クエストでの登場が非常に多く、MH4Gでも引き続き狂竜化モンスターが登場することを見ると、
    MH4の村ストーリーで元凶だったシャガルマガラを倒した後になって
    狂竜化したモンスターが出現するクエストが一気に増えていることが分かる。
    これについては以下の通り、幾つかの考察が存在する。
    • 主人公が倒したシャガルマガラの影響が本格的に表れた。
      シャガルマガラの討伐には成功したが、すでに広まった狂竜ウイルスの感染は止められず、
      それによって狂竜化モンスターが出現し出したというもの。
    • 別個体のゴア・マガラがウイルスを撒き散らしている。
      シャガルマガラが討伐されたことにより生き残ったゴア・マガラ*2の影響とする。
      MH4GやMHXでもゴア・マガラの出現が確認されている辺り、信憑性は高い。
    • 極限化(後述)したセルレギオスが既に狂竜ウイルスの拡散を開始していた。
      MH4Gで存在が確認された極限セルレギオスが元凶とするもの。
      極限個体は狂竜ウイルスの感染源となる性質を持つことが判明しており、
      MH4におけるエンディング後の時点で既にセルレギオスに極限個体が出現していたと考えれば辻褄は合う。
    • 狂竜化したモンスターが他のモンスターに攻撃することで感染が広がっている。
      設定上は小型モンスターも狂竜化し、他のモンスターに襲い掛かっているということも踏まえると、
      狂竜ウイルスの伝染は既にかなり広がってしまっている可能性もある。
  • 一般に竜と呼ばれる種族のみならず、牙獣種や甲虫種、果ては人間にも感染、発症するが、
    データ上では覇竜アカムトルム崩竜ウカムルバス希少種、そして古龍種には感染個体が発見されていない*3
    世界観上で一定以上の強さを持つ生物には感染しないのか、
    元の個体数が少ないために感染した個体が発見されていないだけなのかは不明。
    • ただ、ゲーム上の強さでは古龍・古龍級生物より狂竜化一般モンスターが手強い、ということも少なくない。
      世界観上で強大無比なモンスターたちがゲーム上では…という事象は今に始まったことではないのだが。
    • さらに言えば、世界観上は確認されているものの、発症した小型モンスターに遭遇することもない。
      タフなイーオスはともかく、アプトノスやケルビは抵抗力が弱すぎてすぐに死んでしまうのだろうか?
      まあ、突如狂竜化されて暴れられてもそれはそれで面倒なので、妥当な調整とも言えるのだが。
    また現在のところ、怒り喰らう狂竜化イビルジョー激昂した狂竜化ラージャンは発見されていない。
    特殊な状態になると狂竜ウイルスは効かなくなるのだろうか。
    もしくは、どちらも年老いた個体や寿命が短い個体であるため、
    さらにウイルスに感染したらすぐに死んでしまうという可能性もある。
    元々そこら辺の狂竜化モンスターより狂竜化してる動きしてるし
  • MH4Gでは、団長の口から狂竜症を発症したモンスターは長くは生存できないことが明かされている。
    上記の様子から考えてもまともな寿命を保てる様には到底見えないし、
    後に明かされた裏設定のシャガルマガラの繁殖形態からすると
    むしろ感染したら直ぐ死んでくれないと困るので、納得の話ではあるが。

ゴア・マガラの狂竜化

  • 狂竜化を引き起こす元凶である「狂竜ウイルス」そのものを操るゴア・マガラについても、
    狂竜化」という形態が存在する。
    しかしながら他のモンスターの狂竜化とは特性が全く異なり、
    こちらの「狂竜化」はゴア・マガラ独自の強化形態という印象が強い。
    詳細はゴア・マガラの個別記事を参照のこと。
  • 恐らく、ゴア・マガラの狂竜化は「狂竜ウイルス」自体とはあまり関係がなく、
    ジンオウガの超帯電状態と同様、種族特有の生理的な強化形態であるものと思われる。
    ゴア・マガラの狂竜化に、「ここから退く気はない」と外敵に警告するという、
    生物として至極真っ当な根拠があるという点もその仮説を裏付けている。
    (というか、同種の体組織又はその中の成分が自身に致命的な悪影響を与えるなど
    を除けば種の生存という観点からしてまず有り得ない)。

極限状態

  • MH4Gに登場する、狂竜ウイルスの力を克服した状態の個体。詳しくは当該項目を参照。

ハンターと狂竜ウイルス

MH4~MHXX

  • ハンターが狂竜ウイルスに感染したモンスターからウイルスを含んだ攻撃を受けたり、
    ゴア・マガラなどが発生させるウイルス溜まりを踏むと狂竜ウイルスに感染し、
    プレイヤー名の下に感染の進行度合を示すゲージが出現する。
    このゲージは時間経過で少しずつ増えていき、ウイルスを含んだ攻撃に触れると大きく上昇する。
    そして最大まで溜まることで狂竜症を発症する。
    ウチケシの実を使うことでゲージをある程度減らすことができるものの、
    この方法で狂竜症を完全に治癒することはできない。
    • どの攻撃がウイルスを含んでいるかはモンスターによって異なる。
      物理的接触であっても感染しない攻撃も一部あるし、
      逆に飛び道具であってもウイルスを含んでいる攻撃もあり食らってみないと判別が難しい。
  • 狂竜症を発症してしまうと、自然回復ゲージ(ダメージを受けた時の体力ゲージの赤い部分)がなくなる上、
    狂竜ウイルスを含む攻撃を受けた際のダメージが増加してしまう。
    なお、毒と同様、一定時間が経過すると自然治癒し元の状態に戻る。狂竜症は60秒経過で完治する。
    また、キャンプのベッドで寝れば即座に完治する。さすが睡眠である。
    当たり前というか残念というか、モンスターのように蘇生したりダークサイドに堕ちたかのようになったりはしない。
    • 赤ゲージが出現しなくなる効果だが、毒のようなスリップダメージや
      ブレイヴスタイルのイナシなどでは通常通り赤ゲージが出る。
      あくまで被弾による赤ゲージが出なくなるだけである。
      また、自然回復効果自体が無くなるわけではなく、
      何らかの要因で赤ゲージが出現すればその部分は自然回復していく。
    • また狂竜症発症中は、マガラ種や極限状態モンスターが生成するウイルス溜まりに踏み入れると
      猛毒状態をも超える猛烈なスピードでスリップダメージが発生する
      狂竜症発症中にいつの間にか長い赤ゲージが出来ていた場合は、大体コレが原因。
      非常に危険なので、狭いエリア等での戦闘は避けたほうが良い。
  • しかし、ウイルスに感染した状態で、狂竜症を発症する前にモンスターに攻撃を繰り返すことで
    ウイルスを克服することが可能。ウイルスを克服したハンターは狂撃化」状態となり、
    武器の会心率を60秒間15%上昇させることが出来る。
    狂竜ウイルスによる凶暴化を理性で押しとどめ、自身の力の増加に転じさせた結果という説が有力。
    • ちなみに、ウイルスを克服する際は、実は感染源のモンスターを攻撃する必要は無い
      小型モンスターでもいいし、それどころか大型モンスターの死体でも構わない。
      八つ当たりで弾かれる岩なんかを殴り続けても克服できてしまう。
      また、武器による攻撃だけでなく、シャドウキックでも克服することができる。
      初回の克服にはなんでもいいから16回攻撃を当てる必要があり、以降4回ずつ必要な攻撃数が増えていく。
      武器種によっては感染を繰り返すことで克服が困難になることも。
    • ウイルスに感染すると、体が紫色の粒子を帯びた黒い煙のようなものに覆われる。
      攻撃を繰り返すと粒子の色が水色と変色していき、最終的にシャキーン!!という音と共に発光、
      体が紫色のオーラのようなものに覆われて狂撃化状態となる。
      • この色変化はゴア・マガラの翼膜の色変化と同じである。
        あちらの場合、逆の水色→青→紫と変化し、紫状態で感覚能力がピークに達したときに狂竜化する。
        紫に近付くほど狂竜ウイルスの濃度が濃くなっている、といったところだろうか。
  • このように、狂竜ウイルスは従来のステータス異常とは異なり、
    状況によってプレイヤーにとって不利にも有利にもなり得るという極めて特殊なものである。
    • 端的に言えば「戦うと元気になる」「戦わないと病気になる」といったものである。
      攻撃による興奮で抵抗力を高めているのだろうか。
      また、ハンター以上に攻撃しまくりなモンスター達が克服出来ないのは、
      克服自体が理性があって初めて成し得るものだということかもしれない。
  • 一応この狂竜ウイルス対策のスキルである「無我の境地」というスキルも存在する。
    しかし、シャガルマガラの素材から作られる防具一式を製作できるようになるまでは
    お目にかかれないため、残念ながらオフラインの攻略には使用できない。
    また、バイオドクターにも、新たに狂竜症の発症時間を短くするという効果が備わったため、
    こちらも狂竜ウイルス対策のスキルと考えることもできる。
    ただし前述のようにプラス効果も持っているためか、
    ウイルスの感染そのものをシャットアウトできる手段は例外を除くとほとんど存在していない。
  • 初めて狂竜症を発症した場合、看板娘から狂竜症の説明とチュートリアルが入る。
    なお解説挿入のトリガーは「狂竜症を発症すること」であるため、
    場合によっては団長からの挑戦状のシャガルマガラ討伐後などに解説が挿入されることも
    こんな状況に陥るプレイヤーはそういないだろうが、
    もしかしたら、とんでもないタイミングで挿入されたチュートリアルに
    唖然とした人もいるかもしれない。
  • なお、オトモアイルー(もちろん野生のアイルーも)は狂竜症を発症する様子がないことから、
    アイルーおよびメラルーは狂竜ウイルスに耐性があるのではないかと推測されている。
    人間と会話ができるほどの知能、人並みの理性を持っていることから、
    ウイルスがもたらす影響はモンスターより人間に近い(=狂暴化しない)のかもしれない。
    • システム的に言えば彼らは体力ゲージの赤い部分がないし、
      そもそもゲーム中には感染した小型モンスターがいないので、そういう意味でも仕方ないのだろう
      (ムービーには感染した小型モンスターが出るので、
      もしかしたら感染したアイルーがいるのかもしれない)。
    • ぽかぽかアイルー村DXではアイルーも狂竜化しているが、
      その場で立ち止まってブチ切れるだけで少し経てば回復するという効果に留まっている
      (まぁ本編の感染モンスターみたく凶暴無比な性格になっても困るが)。
      外伝作品ということで世界観が共通しているのかは不明だが、
      この描写を見ると、アイルーにウイルス耐性があるというよりは
      狂竜化自体、アイルーには大した影響は無いということなのかもしれない。
      これによるカルチャーショックが起きないのが気掛かりだが……
    しかしMHXではニャンターの場合、ハンターと全く同じ症状が出ることから
    やはりアイルーも狂竜ウイルスの影響を受けることがわかった。
    その一方でオトモとして出撃した場合は変わらず狂竜症を発症することはない。
    ニャンターとしてくらった場合とオトモとしてくらった場合でどうして異なるのか、
    そして現状モンスターでありながら唯一人間と同じ症状が出るということであり、謎が深まるばかりである。
    狂竜ウイルス研究所の研究の進展が待たれるところである。
    いずれにせよウイルス耐性に関していえば知性・理性に比例していると言うことか。
    まぁメタ的に解釈するならあんまり攻撃しないオトモは間違いなく発症するだろうし、
    赤ゲージもないしどうせすぐ撤退するから感染させてもそれほど意味無いということなのだろうが
    • ちなみに、ゲーム的にはニャンターは狂竜ウイルスの仕様と非常に相性が良く、
      一般的なブーメランニャンターが貫通ブーメランの技を発動させてマガラと戦えば
      簡単に克服して狂撃化状態となれる。ハンターが苦労したのは何だったのかと思うほどあっけなく。
  • MHXでは狂竜化モンスターは登場しないが、狂竜ウイルスを操るマガラ種は続投を飾ったため、
    ハンターが受ける状態異常としては引き続き登場する。
    • 必然的に狂撃化での会心率補正を狙えるのは対マガラ種戦だけに限定されてしまうこととなったが、
      MHXで追加された新要素・狩技の一つ『狂竜身』を使うことで、
      マガラ種以外のモンスターとの戦闘中にも意図的に狂撃化を狙うことも可能。
      ただし、通常の感染と同じく克服する必要がある点には注意。
    • また、感染中のエフェクトも4シリーズから若干変更されており、
      光の粒子がハンターの周りをフワフワと漂うものとなった。
      4シリーズの煙のような表現と比べてエフェクトが派手になったことに伴い、
      鎮静過程に於ける色の移り変わりがより視認しやすくなっている。
      ちなみに克服段階の色が水色の2段階表示に変更され、青色のエフェクトが無くなった。

MHR:S

  • MHR:Sでは、マガラ族の復活に伴い当システムも再登場した。
    克服するための条件が、「攻撃回数」から「ヒットした攻撃の累計モーション値」に変更され、
    武器種間における克服しやすさの格差が軽減された。
    • 繰り返し感染した場合、克服に必要なモーション値が増加していく。
      1回目の感染であれば、攻撃の累計モーション値が600を超えるだけで良いが。
      感染するごとに必要値が100ずつ増し、5回目の感染で最大の1000を求められる。
    • 克服後は1分間、会心率+15%の効果がある。
    • 攻撃を繰り返すと、画面に表示されている狂竜ゲージの色が
      粒子エフェクトの色と同様にに変化する仕様が追加された。
      また、克服直前になると白く点滅するようにもなったため回復までが分かりやすくなった。
    • 環境生物のロクロッヘビを使用すると、即座に克服状態になれる。
      それと同時に3分間狂竜ウイルスに感染しなくなる
      下記スキルによる感染は遮断しない為、気兼ねなく併用が可能。
  • 更に、発動すると自発的に狂竜ウイルスに感染する新スキル「狂竜症【蝕】」も登場。
    上述の「狂竜身」に効果が似ているが、こちらはモンスターと会敵した時に自動で発症する
    基本的にはシャガルマガラや渾沌に呻くゴア・マガラの防具についており、装飾品でも発動可能。
    Lv1~Lv3の3段階あり、レベルが高い程効果が高くなるがLv1だけでも十分すぎる性能を持つ。
    • 効果は克服前であれば攻撃力と属性値が上がり、回避性能&体術の効果が付与され、
      克服すると克服前の効果は消えるが狂撃化時の会心率ボーナスがアップするというもの。
      LV3では再感染までの時間が延長される。
    • 狂竜症感染時に体力が徐々に減る(毒と同様赤ゲージになる)デメリットがある為、
      これを逆手にとって死中に活や逆上スキルで攻撃力を上昇させる事が出来る。
      克服後は死中に活、逆上の効果は得られなくなるものの、もともと狂撃化自体に攻撃&会心率上昇効果があり、
      加えて狂竜症【蝕】効果で更に増強されるという、ハイリスクハイリターンなものになっている。
    • マガラ種絡みのクエストに向かう際、上述のようにアイルーは問題なく連れて行ける
      …だけでなく牙獣種であるはずのガルクに対しても特に規制はされていない。
      ガルクの狂竜化への対策は既に完備しているということなのだろうか?
      • この辺りを言い出すとメタな話となるが、マガラ種絡みのクエストに盟勇も連れて行けなくなる
        システム上の問題も出てくるので目を瞑ったのかもしれない。
        逆手にとって盟勇のオトモアイルーも見てみたかったあなたも間違っていない。
        なお、盟勇は普通に狂竜症を発症する。攻撃一辺倒のルーチカは発症しにくく、
        逆に回復サポート主体のヒノエは発症しやすい傾向か。
        システム上の問題について「操竜でウイルスばらまきまくってるだろ」と言うのは更にいけない。
      • オトモガルクははじめからカムラの里の民、つまり人間にオトモとして飼育された個体であることから
        野生の個体より格段に高い理性や知性を持っているものと見られる。
        アイルー村DXで狂竜化したアイルー達の様子(軽症)も見るあたり理性や知性が狂竜化の重症化を抑える鍵となるのだろうか?
        ストーリーズでマガラ種が登場したとき、つまりオトモンが感染する事態が発生した時にハッキリすると思われる。*4
  • Ver.15では、同じく狂竜ウイルスに関連したスキル「狂竜症【翔】」が新登場。
    こちらはウイルスを克服すると、一時的に翔蟲ゲージが1個増えるという効果があるが、
    このスキル自体には自動でウイルスに感染する効果は無い。

MHF

  • MHFにも、遷悠種ゴア・マガラの登場したMHF-Zで同時に狂竜症及び狂撃化が導入された。
    効果もメインシリーズと殆ど同じで、狂撃化状態では会心率が15%アップする。
    ただ、昨今のMHF(特にG級)の環境では会心率100%を簡単に達成する手段が幾らでもあるため
    まだそれらが用意しにくい非G級か、100%を超えた会心率を攻撃力に転化させる閃転スキルが無いと、
    狂撃化の恩恵は薄いかもしれない。
    • 独自仕様として2段階目の狂撃化が存在し、狂撃化中に更なる攻撃を行うことで到達することができる。
      この状態では会心率が更に5%上乗せされるのに加えメインシリーズと大きく異なるエフェクトが発生し、
      ハンターの上半身は影のような黒いオーラに包まれ、その中で眼が赤く光るという不気味な状態になる。
    • 狂竜症はハンターの状態異常として存在するのみであり、
      現在のところMHFのモンスターが狂竜化するという事は無いのでご安心を。

ウイルスの正体

  • ゴア・マガラも翼の鱗粉に「生物に何らかの影響を及ぼす作用がある」とされている。
    PVでは鱗粉らしきものを遠距離攻撃に使用していると思われるシーンがあり、
    さらにこの遠距離攻撃を受けたハンターが狂竜ウイルスに感染したと思われる状態に陥っている。
    このため、早い段階からゴア・マガラと狂竜ウイルスとの間に何らかの関係があることが示唆されていた。
  • 鱗粉を吸引したモンスターに神経系の異常や抵抗力の低下といった謎の症状が見られたため、
    ギルドではゴア・マガラの鱗粉を「狂竜ウイルス」
    ウイルスに感染することで現れる症状を「狂竜症」とそれぞれ定義した
    つまりその正体は病原体ではなく、「ウイルス」と名付けられたゴア・マガラの鱗粉、
    及びシャガルマガラの操る謎の物質だったのである。
    • ただし、狂竜症にかかったモンスターが体内で狂竜物質を生成するようになるのであれば
      現代医学のウイルスの定義にも当てはまることとなる。
      これら現実におけるウイルスの定義は後述の「余談」を参照。
    • ゴア・マガラは噛みつきやブレスなど、鱗粉に全く関係のない攻撃でもハンターを狂竜ウイルスに感染させる。
      まさか鱗粉を口から吐き出しているわけではないだろうから、
      ゴア・マガラの体内器官にも鱗粉に含まれるウイルスと同様の物質、
      ここで言うところの「狂竜物質」が存在する、ということだろうか。
  • この謎の物質の結晶が狂竜結晶と思われる。
    そのため、狂竜結晶を研究すればこれの正体が導き出せるかも知れない。
    最近発見されたこと、生態系の中でも危険と言われるモンスター以外はウイルスに感染し、
    危険に晒される危険性があるためか、MH4の時点では研究は一切進んでいなかった。
    しかし、MH4での事件を受けてギルドも本格的な研究を開始したのか、
    MH4Gではドンドルマに"狂竜ウイルス研究所"という施設が設置されている。
    なお、この結晶はシナト村マカ漬けに使われている。
    また、欠片でもその力を十分なぐらい秘めているようだ。
    それにしても、体内に結晶が生成されてしまう狂竜症とは、さながら痛風の様でもある。やはり痛いのだろうか。
    • 狂竜結晶、及びその欠片はゴア・マガラ、シャガルマガラと
      狂竜化したモンスターを狩猟した際入手することが可能。
    • なお、狂竜ウイルスは狂竜症を発症したハンターの武具に付着しているらしく、
      狂竜ウイルス研究所の立てかけられている武器は狂竜症を発症したハンター達が
      研究のために提供してくれたものだという。
  • その後薬品にすることができたようで、
    上述の通りMHXにて狩技という形でこれを服用し、自ら狂竜ウイルスに感染することが可能になった。
    • 狂竜結晶関連は落とし物となり竜のナミダなどと同じく精算アイテムとなったわけだが、
      これによりギルドの方でも研究が進んだのかもしれない。
      あるいは研究の結果、素材としての価値がないか私的利用させると危険だと判断されたのかもしれない。
  • その後の開発者へのインタビューにおいて、シャガルマガラの操る狂竜ウイルスが持つ驚くべき特性が明らかとなった。
    詳細はこちらにて
  • 「ウイルス」という名称の謎の物質である、という扱いであるが、
    「(現実世界で言うところの)ウイルスではない」と明言されているわけでもない。
    古龍種であるシャガルマガラ、及びその幼体であるゴア・マガラの操る物質であるため、
    いかんせん「生物がウイルスを生成できるわけがない」などとも言えない。
    ウイルスは生物の細胞中でしか増殖できず、また結晶化できる、という点は狂竜ウイルスの特徴に合致している。
    実は本当にウイルスの特徴を持つ生体物質なのかもしれない。

余談

  • 狂竜ウイルスの存在は、東京ゲームショウ2012でMH4がプレイアブル出展された際に初めて公開された。
    ただ、その前から、公式ウェブサイトのティガレックス討伐の紹介欄では
    従来とは違う事象のティガレックスが見られる可能性も!?」という煽り文句が書かれており、
    何らかの新要素が存在することが示唆されていた。
  • 「狂竜化」「狂竜症」「狂撃化」と名称は多少ややこしく、混同している人は結構多い。
    それぞれ別の状態を表しているので、勘違いを防ぐためにも間違えないように覚えよう。
    • ターゲットカメラのアイコンでは「狂竜化」と表示されるが、
      MH4Gの一部の狂竜化モンスター狩猟クエストのサブターゲットの欄に、
      ○○(モンスターの別名)の狂竜症沈静化」という表記が見られる。
      このことから「症状の名前」と「モンスターがその症状にかかっている事」を細かく呼び分けている事が分かる。
  • ギルドではゴア・マガラの鱗粉そのものを「狂竜ウイルス」と呼称しているが、
    もともと鱗粉はチョウやガなどの体毛が変質したもの(上皮細胞がキチン化が進行したことで死に、
    羽から離脱するようになったもののこと)を指し、ウイルスとはまったくの別物である。
    なお、現実世界のガの仲間の中にも鱗粉に毒性があるものもいるが、
    これは幼虫の頃持っていた毒針毛が繭や成虫になってからも体表に付着しているためであり、
    もともと鱗粉に毒素が含まれているわけではない。
    毒素も触れると肌に炎症が起こる程度で、吸い込んでも重篤な病気を発症するといったことはない。
    以上のことから考えると、ゴア・マガラの持つ鱗粉は、
    現実世界におけるそれとは根本的に異なるものであると思われる。
    • また、生物の体組織が他の生物に侵入するとウイルスのように振舞うというのは実は現実にも存在し、
      寄生蜂のDNAには卵を産み付ける標的の生物に侵入するとウイルスのように機能し、
      宿主の免疫を弱める等の寄生蜂の幼虫が育つのを補佐する機能があるのだとか。
  • ウイルスとは何かというと「病原"菌"」という人がいるが、
    これはよくある勘違いで、実際にはウイルスと細菌は全くの別物である。
    というのも、現代生物学では生物を「細胞を持ち、自力での代謝や増殖をする存在」と定義しているが、
    ウイルスは独自の細胞を持たず、生物の細胞に寄生し乗っ取ることでのみ生物的な自己増殖を行う存在で、
    そもそも生物の定義に当てはまらないのだ。ウイルスを病原菌ではなく「病原」と呼称するのもこのためである。*5
    なお、ウイルスと言う言葉が日本語として定着する以前は「病毒」などと呼ばれていたようで、
    現在でも現代中国語でウイルスを病毒と翻訳している。
    • 細菌類との決定的な違いとして、ウイルスは化学物質のように結晶化して精製することが可能。
      これも狂竜結晶に相通じるものがあるが、現実世界のウイルスは結晶化しても感染性を持つので、
      密封しない限りはおいそれとポーチに突っ込んでおけるようなものではない。
    • なお「ウイルス」の正しい発音・名称だが、アルファベットでの綴りは「virus」であるが
      言語による読みの違いなどから
      「ウイルス」「ウィルス」「ウィールス」「ビールス」「ヴァイラス」など様々であり、
      全世界共通でこれが正解と言うものは無い。
      ただ、日本では「日本ウイルス学会」によって「ウイルス*6」が正式名称として採用されており、
      モンハンのゲーム内でも「ウイルス」の表記が使われている。
    • 非常に簡単な構造をしている(それ故に変異も起こしやすい)ことで有名なウイルスだが、
      実を言うとウイルスよりさらに単純な構造をした「ウイロイド」と言う病原体もある。
      こちらはウイルスと違いタンパク質の殻すらなく、
      1本の環状RNAが剥き出して存在しているだけと言う、驚くほど単純な作りである。
    • 先述のように、現代ではウィルスは飽くまで物質であり、生物ではないと言う見解がある一方で、
      その性質や、細菌に匹敵するほど巨大かつ遺伝情報の多いウィルスも見つかっていることから、
      ウィルスを物質ではなく生物群の一つであると考える研究者も存在している。
      その中でもユニークな説として、ウィルス粒子そのものはウィルスの本体ではなく、
      ウィルス粒子に感染した細胞こそがウィルスの本体である、というものが存在する。
      これは、DNAを細胞の本体と仮定した場合、ウィルス遺伝子が注入された細胞は、
      それまでとは別生物に変化しているとも考えることもできるためである。
      突拍子もない説のようにも思えるが、実は紅藻という藻類の一種の中には、
      他の藻類の細胞に自分の細胞核を挿入し、その細胞を乗っ取ってしまうものが存在する。
      その場合、乗っ取られた細胞を細胞核の持ち主である紅藻と定義できるのならば、
      ウィルスの場合もまた理の当然として遺伝子を挿入された細胞こそウィルスそのもの、
      と考えることにも無理はないと言えるかもしれない。
    • 基本的に、種類を問わず人間を含むほぼ全ての生物にとって百害あって一利なしの厄介者とされているウイルスだが、
      何とそのウイルスを逆に利用してガンを治すというウイルス療法なる治療法も研究されていたりする。
      ガンが細胞の無秩序な増殖による病気であることに着目し、
      ガン化した細胞を人体に無害なウイルスに感染させて死滅させるという発想の転換とも言うべき方法で、
      既に研究はそれなりに進んでいるとみられる。
      また、かのiPS細胞は既に分化済みの体細胞にある遺伝子を組み込むこと
      であらゆる組織の細胞に分化できるようにするのだが、
      その遺伝子の組み込みはウイルスが感染した細胞の遺伝子を書き換える性質が利用されている。
      いずれはウイルスに対する人々の認識も大きく変わっていくのかもしれない。
  • 狂竜ウイルスという名称は、実在の病気である狂犬病および
    その原因となる狂犬病ウイルスから拝借されているのだと思われる。
    狂竜ウイルスでの例のように、狂犬病は感染すると狂暴になるというイメージも存在するが、
    実際は脳神経がウイルスに侵されることで感覚器や神経系に異常を起こして様々な錯乱行動をとり、
    最終的には神経麻痺で死に至るという病気で、凶暴な反応を見せるようになるのは錯乱の一例でしかない。
    • 狂犬病は現在でも治療法が確立されていない病気で、発症したらほぼ100%の致死率である。
      対処法は予防ワクチンによって事前に感染を防ぐ事が唯一確実な手段とされており、
      感染後は早期ならばワクチン投与で発症を回避できる望みもまだ残っている。
      日本国外では毎年5万人以上の犠牲者が出ているという推計に対して
      発症してしまった後で回復した症例は記録上世界で10人いるかいないか程度であり、
      回復しても麻痺などの重大な身体障害が残る事が多い。
      現在の日本国内で発症者は確認されていないが、海外渡航の際には厳重に警戒すべき感染症である。
    • また、日本国内では犬の方に対しても「狂犬病予防法」に基づき
      年に一度のワクチン接種が義務付けられている。
      接種の記録が無い犬が次々と人を咬むというニュースが近年でも報告されているため、
      犬を飼う場合はくれぐれも義務を忘れないでおきたい。
    狂竜ウイルスの場合は浴びたハンターが生きていることから、
    モンスターへの場合とは異なって人間へは悪影響はあれど直接の致死性はないようだが、
    もしも狂犬病ウイルスと同じようなものだったらと考えるとぞっとする話である。
    まあウイルスに侵され発症しても数分足らずで回復するハンターが異常と言われればそれまでだが。
    • 発症すると自制を失って暴走し始めるという意味では、どちらかと言えば後者の方が近いのだが、
      あるムービー中のイーオス達の挙動を見る限り、前者の要素も多少混じっているようだ。
  • 発表された当初は「ウイルス感染」、「バイオハザード」などと呼ばれていた。
    ウイルスに感染した敵キャラクターと戦うというシステムは、
    カプコン製作のバイオハザードシリーズを彷彿とさせるものがあるが、この狂竜ウイルスは言うまでもなく、
    雨天時に用いる道具の名前を冠する企業が作った人工物ではない。
  • MHSTでは「黒の凶気」と呼ばれる現象が発生しているが、黒い霧のような見た目であることや、
    黒の凶気に侵されたモンスターは正気を失って暴れまわるなど、狂竜ウイルスとの類似点が非常に多い。
    更に、黒の凶気は植物さえも黒く染め上げて枯らすなど、
    狂竜ウイルスには見られなかった危険性を孕んでいる。
    • もっとも、描写がされていないだけで狂竜ウイルスにもこのような効果はあるのかもしれないが。
    なお、この黒の凶気はゴア・マガラ等が起こしている現象ではなく、
    MHSTにはマガラ科のモンスターは登場していない。
  • 先述の通り、MHXおよびXXでは狂竜化関連のシステムは登場せず、
    差し代わるような形で類似した強化形態である「獰猛化」が登場した。
    が、此方は此方で疲れなかったり、攻撃がやたら痛かったり、何より体力が跳ね上がっていたりと
    従来の強化方法とは別のベクトルでプレイヤーに不利な要素が搭載されており、
    狂竜化のほうがまだマシだったと思う人も多い。
    逆にハンターが不利になる仕様や極限化にあった理不尽な専用攻撃がないのは
    ストレスをあまり感じずに狂竜化より楽しめるという意見も多い。
    • 余談だが、狂竜化モンスターはMHX系列には登場しないだけで、
      世界観的にはゴア・マガラやシャガルマガラが出現した時点でどこかに存在しているハズである。
      廃止した理由についてはニンドリの5月号でMHXのプロデューサー、一瀬泰範によると
      「MH4であった狂竜化はゴア・マガラを主軸としたストーリーで進んでいくものではないためカットした」
      と今後のシリーズ作品には出さないと思わせるようなコメントを残している。
      察するにMHX(X)の龍歴院のハンターは各地の依頼を請け負っていて狂竜化モンスターにまで手が回らない為、
      他のハンター(それこそMH4系列の主人公だろうか)が代わりに処理をしているといったところだろう。
      つまり狂竜ウイルスに関する話はMH4及び4Gで完結していると捉えても良い。
    • MHR:Sで再びゴア・マガラが登場したが、モンスターの狂竜化はやはり存在しない。
      今作には傀異化という強化個体システムが存在するが、
      こちらはキュリアという生物が他のモンスターに噛み付くことで
      これが保有する毒性の強いウイルスに感染して狂暴化してしまう事が原因。
      薬師のタドリ曰く、キュリアのウイルスは狂竜ウイルスに近い構造ではあるが、
      あくまで狂竜ウイルスそのものとは無関係に発生している。
      実際、ゴア・マガラ及び渾沌に呻くゴア・マガラには傀異化個体も確認されている他、
      シャガルマガラに関しては、あろう事かキュリアとの共生状態に至り2種のウイルスの力を得た個体も出現している。
  • 上述の通り、古龍種モンスターは通常狂竜ウイルスには感染しない…のだが、
    実はダレン・モーランは狂竜ウイルスに感染した個体が登場した事がある
    …と言ってもモンハンの話ではなく、同じカプコン製作の『MARVEL VS. CAPCOM:INFINITE』での出来事であるが。
    またこの時のダレン・モーランは、同作の黒幕・ウルトロンΣが撒き散らしたΣウイルスにも感染しており、
    かなり特殊な状況に置かれていたが故の発症と考えた方が良いだろう。

関連項目

モンスター/ゴア・マガラ
モンスター/渾沌に呻くゴア・マガラ
モンスター/シャガルマガラ
モンスター/傀異克服シャガルマガラ
システム/極限状態 - モンスターが狂竜ウイルスを克服した状態。
システム/生態状況
システム/属性やられ
システム/マカ錬金屋
システム/狂竜ウイルス研究所
アイテム/狂竜結晶
アイテム/抗竜石
アクション/狂竜ブレス
アクション/狩技 - 「狂竜身」で能動的に狂竜ウイルスを利用できる。
スキル/狂竜症【蝕】 - 同上。ただしこちらの効果の方がよりハイリスク・ハイリターン。
スキル/狂竜症【翔】 - 狂竜ウイルスに関連したスキル。基本的には上の【蝕】とのセットで運用される。

他作品での類似要素

※注釈は初登場作品
システム/獰猛化 - MHX
システム/歴戦の個体 - MHWorld
システム/傀異化 - MHR:S
世界観/黒の凶気 - MHST
世界観/凶光化 - MHST2


*1 『モンスターハンター』では表示されない
*2 本来、シャガルマガラは昇華後にウイルスをばら撒き、他のゴア・マガラを脱皮不全に追い込むことで排除してしまう。
*3 これら以外にもドスジャギィを始めとした一部モンスターには狂竜化個体が発見されていないが、モンスターデータ知識書などを見るにデータ上はしっかり存在している。
*4 オトモンもライダーを介することでオトモガルクと同等の理性や知性を得ているはずであり、彼らが狂竜化した際に軽症以下で済んだのなら生死を分かつ要素であることが証明される。
*5 ただし明らかに生物的な要素も持っているので、未だに生物か非生物か、そもそも生物の定義とはなんかのかという議論が燻っているのも実情となっており、その場合は「非細胞生物」といった呼称がされる。
*6 ラテン語の「ウィールス」に由来する表記。それ以前は「ヴィールス」や「ビールス」のような表記がしばしばみられたが、これはドイツ語由来である