- 種族
- 牙竜種
- 別名
- 怨虎竜(おんこりゅう)
- 英語表記
- Magnamalo
- 危険度
- MHRise:★7
- 登場作品
- MHRise
目次
生態・特徴 
- 全身を覆う甲冑のような甲殻、兜飾りを想わせる独特な形状の大きな角、
そして先端部の甲殻が左右に展開する構造となっている槍のような尻尾が特徴の大型の牙竜種。
執念深く獲物に襲い掛かり、骨ごと捕食するという獰猛な性質を有しており、
怒気を感じる恐ろしい面構えや、鎧兜を想わせる厳めしい甲殻は怨念に満ちた亡霊武者と見紛う威圧感を持つ。
さらに身体の至る個所から「鬼火」と呼ばれる、妖しげな紫色に光る特殊なガスを立ち昇らせており、
その禍々しい迫力と恐るべき攻撃性から、ハンターズギルドからは《怨虎竜》とも呼ばれる。
- 屈強な肉体の大部分は紺藍色の鎧を連想させる重厚な甲殻に覆われ、
その間に突起のように立ち並ぶ黄色い甲殻が縞模様を形成している。
また目元や腹面は暗い樺色の体色が目立つ。
頭部にある複雑な形状の角は、兜飾りである前立や脇立を彷彿とさせる他、
目元を避けるように膨らんだ頬の甲殻は、まるで武者が付ける面頬のようである。
この頬の甲殻には巨大な牙が格納されており、捕食を行う際には垂直に立ち上がって獲物を抉る。
また、口から煙る様に鬼火を噴き出している場合もあり、ただならぬ威容となっている。
前脚には黄色い突起が並んでおり、その間を縫うように紫色の器官が並んでいる。
この黄色い突起の一部はマガイマガドの怒りに呼応して展開され、刺々しい見た目になる。
前脚の側面からは後部へと伸びるように腕刃が生えている。
この腕刃は爪が発達したものであり、刀のような切れ味を持つ。
普段は前脚に沿う形で畳まれているが、場合によっては左右それぞれで大きく開くこともある。
- マガイマガドの部位の内、最も特徴的な部分は槍を連想させる尻尾である。
この槍刃尾は中央の太い部分に重なる様に二つの刃のような甲殻が付いており、
マガイマガドの行動に応じて左右に展開し、まるで十文字槍のような様相を呈する。
竜の鱗をも容易に突き破るこの尻尾を、突進の勢いを利用して前方へ突き出したり、
ダイナミックに振り回して獲物に攻撃を仕掛ける様は荒々しくも優美である。
- 非常に重厚かつ力強い外観を有していながらその動きは俊敏かつ滑らかであり、
他の大型牙竜種に引けを取らない運動能力と圧倒的な破壊力を誇る。
それだけでも対峙するとすればかなりの脅威となるが、
その戦闘力をさらに引き上げるとされるのが、身体から立ち昇る「鬼火」である。
この鬼火はマガイマガドが他のモンスターを骨ごと喰らうことで生じるもので、
口だけでなく尻尾や腕部、背部からも放出されている様子が見られる。
鬼火は衝撃に反応して炸裂する性質を有しており、攻撃の際にこの鬼火を獲物や外敵にも纏わせ、
追撃によって爆裂させる事で決定的な致命傷を与えて仕留める。
また、尻尾を振り回す遠心力によって独特な音を立てながら紫色に燃え盛る鬼火の塊を
距離を置いた外敵へ向けて次々に射出する遠距離攻撃や、
周囲に撒き散らした鬼火を一斉に炸裂させる範囲攻撃も可能。
さらには大量の鬼火を一度に炸裂させ、その爆風を利用する事で瞬間的に加速する荒業を持ち、
この技を応用する事で空中においても急制動と急加速を可能とする。
実際に本種は地上戦だけでなく空中戦でも相当な戦闘力を発揮することで知られ、
飛行する外敵に対しても凄まじい跳躍力と爆風を利用した急加速で以て追い縋り、
場合によっては一方的に地に叩き落としてしまうこともある。
その屈強な体躯が想像以上の機動性で、地を駆け空を舞い襲い来る様は脅威そのもの。
一切容赦の無い苛烈な猛攻で獲物を追い詰める姿は悪逆無道とまで評される。
- 極めて獰猛で危険なモンスターである事は間違いないが、
基本的に出現自体は稀であり、大規模な被害を齎す事は少ない。
ただし「百竜夜行」が発生している地域やその周辺では非常に活動的になり、目撃報告も急激に増加する傾向がある。
近年の研究により、これは数多のモンスターが一度に出現する「百竜夜行」という現象そのものが、
マガイマガドにとっては莫大なエネルギーを確保する絶好のチャンスとなっているためと考えられている。
獲物を確保できる限り、マガイマガドは無限にも等しい驚異的な生命力を保持し続けるため、
十分な実力を持つハンターであろうと、ただそのまま正面から挑むだけでは完全に撃退する事は極めて困難。
討伐を目指すならば、事前に「百竜夜行」とマガイマガドを完全に分断するような特別な対策が必須となる。
概要 
修羅の妄執鬼火となりて 哀れな竜に 纏い付く
「せめて一太刀」悲壮の覚悟 鎧兜の禍威 に挑むも 合掌
もはや敵なし 鬼気の餓竜
- MHRiseは妖怪をモチーフとしたモンスターが多数登場しており、マガイマガドもその影響を受けている。
モチーフは妖怪からはやや外れるが「鎧武者の亡霊」で、また「人魂」も取り入れられている。
マガイマガドの容姿はまさしく鎧武者の擬獣化とでも言うべきものであり、かなり異質な見た目である。
最初に目に付くであろう角は左右に長く伸び、まるで戦国武将の兜飾り(鍬形と呼ばれる形の脇立)に見える。
頬に当たる部分の甲殻も、張り出してまるで面頬*2のような形に発達していると同時に、
その内部には巨大な刃物のような牙が格納されており、それが展開する事で更に恐ろしい形相*3となる。
そのほかの甲殻も「縅毛で綴られた甲冑」のように見え、和装らしさが感じられる。
また、前腕部には刀のような部位が後部に伸びて物々しさを印象付けられる。- また、尻尾には武将など強者の武者をイメージさせる要素が色濃く取り入れられている。
マガイマガドの尻尾は左右に展開する構造になっており、広げた際の様子がまるで槍のようなのである。
この形態の槍は「十文字槍(十字槍)」と呼ばれ、様々な攻撃手法(突く・引っ掛ける・薙ぐ)が取れる一方、
使いこなすには習熟が必要であり、陣形を組んで使用する際には横の刃が干渉しあうため適していないなど、
一般的かつシンプルな槍と比べ「単身で戦う強者の得物」という傾向が強い武器である。
この様な特異な発達を遂げた尾を持つことからも窺える通り、マガイマガドは尻尾の扱いが巧みである。 - また、甲殻は金色の突起が立ち並ぶことで縞模様を形成している部分が存在する。
これはアジアの虎をモチーフとした部分であり、マガイマガドの別名にも反映されている。
- また、尻尾には武将など強者の武者をイメージさせる要素が色濃く取り入れられている。
- マガイマガドの大きな特色として、身体から発する紫色の「鬼火」なるものが挙げられる。
口から燻らせるだけでなく、尻尾や腕部、背部から立ちのぼらせている場面が確認できる。
そのビジュアルはややファンタジーじみており、色んな意味で注目されていた。
- Riseの舞台である「カムラの里」とは浅からぬ因縁を有するモンスターである。
作中より50年前に起きた原因不明の災禍「百竜夜行」と時を同じくしてカムラの里を襲撃しており、
当時の里に壊滅的な打撃を与える悲劇を齎したとされる。- 当時の百竜夜行に立ち向かっていたフゲン、ハモン、ゴコク、コガラシも交戦しているが討伐までは至らなかった。
この中でもハモンは本編中に孫のイオリがマガイマガドに襲われた事でさらに因縁が深まる事になった。 - 当時の状況の一部はRiseのPVにて断片的に語られているが、百竜夜行とマガイマガドの関連性は不明。
PV第4弾では百竜夜行そのものとは別途言及されており、疑問点が多い。
少なくとも現状は「百竜夜行の原因である」とする作中の見解など見られない。マガイマガド自身は百竜夜行には一切関係ない。
そこに現れるモンスター達を捕食しに来ているだけであり、単なる便乗者である。
しかしその時の満腹状態のマガイマガドは常軌を逸した生命力を誇るらしく、
かつて剣を交えたハモン曰く「喰らい続けている限り弱らん」とのこと。
里クエストでは彼の製作したからくりを使って百竜夜行から引き離し、主人公が単独で交戦する事になる。- 百竜夜行の真の原因は強大な古龍に怯えたモンスター達の大移動であるが、
その影響を受けないマガイマガドは古龍をも恐れぬ頂点捕食者の一角であるとも考えられる。- 「強大な古龍の影響で集結したモンスターを手当たり次第に喰らう」という意味では、
ネルギガンテと類似した生態であるとも言えるか。
- 「強大な古龍の影響で集結したモンスターを手当たり次第に喰らう」という意味では、
- 百竜夜行の真の原因は強大な古龍に怯えたモンスター達の大移動であるが、
- 当時の百竜夜行に立ち向かっていたフゲン、ハモン、ゴコク、コガラシも交戦しているが討伐までは至らなかった。
- pv3にてリオレウスとの縄張り争いが公開された。お互いにらみ合い、先制攻撃にマガイマガドが尻尾一閃。
後退して辛くも避けたリオレウスが、地上戦は不利とみたのか翼を広げて空中へ逃げる。
が、マガイマガドは凄まじい瞬発力を発揮して跳躍、空中のリオレウスに一瞬で追いついて猛然と食らいつく。
空中で激しく争う両者、だが食らいついたままリオレウスを抑え込んだマガイマガドは、
まるでリオレウスを操るようにハンター目掛けて急降下、間一髪避けたハンターの背後で、
爆発とともにリオレウスがダウンする、という衝撃的な展開である。- 空の王者と言われるリオレウス相手に、これほど凄まじい空中戦をやってのけ、
あまつさえハンターすら爆破に巻き込もうとする戦闘力と凶暴性をまざまざと視聴者たちに見せつけた。
- 空の王者と言われるリオレウス相手に、これほど凄まじい空中戦をやってのけ、
- 登場ランクは里クエストでは☆4→☆5の緊急クエスト、
集会場下位でも☆2→☆3の緊急クエスト、上位では最高ランクの☆7で登場する。
戦闘能力 
- 逞しい四肢を用いた攻撃に加え、巧みに尻尾を用いた攻撃が特徴的。
大きな特徴として「頭・胴体・前脚・尻尾に鬼火を纏うことで行動が段階的に変化する」点、
「追いつめられると甲殻を展開した特殊な形態へと移行する」点が挙げられる。
これらの特性と怒り状態の変化が加わることで多彩な行動パターンを有するため、
「現状のマガイマガドは何が強化されているのか」を把握することが攻略のキーポイントとなる。- 鬼火を纏ってしばらく経つと、咆哮と共に周囲に大爆発を発生させて、鬼火の勢いが増す。
この鬼火は色味も明るくなっており、当然ながら強化されている状態である。
そのまま放置していると鬼火を一気に開放して行う大技を発動してくる。 - 鬼火を纏った部位は柔らかくなる。前脚と背中が特に顕著。
鬼火を纏っている部位を攻撃し怯ませると鬼火が爆発してダメージと共にダウンし、さらに鬼火が全て消える。
隙が多めとは言え激しく動くマガイマガドの動きを止めるチャンスであり、
そして厄介な技を封じることもできるので、積極的に狙っていきたい。
- 鬼火を纏ってしばらく経つと、咆哮と共に周囲に大爆発を発生させて、鬼火の勢いが増す。
- 鬼火弾や、鬼火を纏った部位による攻撃を受けると鬼火やられを発症する。
この状態で攻撃を受けると爆破やられのように誘爆して追加ダメージを受けてしまう。
対処法は何度も回避をするか、納刀して疾翔けを行う、または一部の鉄蟲糸技を使うことでも解除できる。
疾翔けで解除すると鬼火がその場に残り、マガイマガドの攻撃で誘爆してダメージを与えられる。
1回目だけだがダウンも奪えるため、こちらが一方的に不利とはならない、珍しい状態異常となっている。- 厳密にはこの鬼火爆発によるダウンには何らかの個別の耐性値が存在しているようで、
これが上昇する事で、2回目の爆発では体勢を崩さなくなる仕組みになっているらしい。
その為、やろうと思えば何発も鬼火爆発を当て続ける事で2回以上ダウンを取ることも可能だが、
耐性の上がり幅が非常に大きくかなりの回数当てなければならない為、戦術として現実的とは言い難い。
- 厳密にはこの鬼火爆発によるダウンには何らかの個別の耐性値が存在しているようで、
- 戦闘のテンポ感についてはジンオウガに通じる部分があり、個々の動作はパワフルだが隙が目立つ。
このため大振りな攻撃動作に生じる隙を狙って攻撃していくことになる。
ただ、マガイマガドはエリアを広く使い動き回って攪乱するような行動が多い。
鬼火弾などを交えて技巧的に攻めてくるため、それに適宜対応しないとペースを握られがちである。- この性質を補強するものとして、体に鬼火を纏った際の行動追加が挙げられる。
マガイマガドは一度攻撃対象から距離を取った後に飛びかかる技を有しているのだが、
両腕鬼火纏い時はそれをキャンセルし空中で起爆した爆風を用いて視界外まで一気に移動する。
空中で突如軌道を変える様子は派生作品に登場していた「爆速」を売りにした武器種を彷彿とさせるもの。
これに限らず鬼火を纏うことで「行動の択」が発生するため、不意を突かれやすい。
特に、前脚の怯みから派生するタックルは、一拍おいて攻撃してくるため、隙が少なく非常に厄介。 - この性質を補強するものとして、体に鬼火を纏った際の行動追加が挙げられる。
- 十字槍のような尻尾を用いた攻撃は非常に多彩であり、
ストレートに叩きつけたり、下段に構えてから一気に振り上げたり、
構えから急速に距離を詰めて思い切り突き出したりなどの攻撃を行ってくる。
どれも素早く、そして強力だが予備動作の判別は容易であり、隙も大きい。
しっかりと見極めて反撃をしよう。
- 前脚を使った攻撃も強力で、ジンオウガのお手に似た攻撃や、叩きつけてから正面をなぎ払う攻撃等を行う。
お手は前脚に鬼火を纏っていると爆発が付随し、さらに2回連続で行うようになる。
また、他の攻撃からコンボで繋げてくることもある。
見切りやすい上に隙も大きく、反撃しやすいので逃さないようにしたい。- 正面のなぎ払いは、出の速さに対して威力がかなり高い要注意技。
前脚に鬼火を纏っているとここでも連続で爆発を起こしてくる。
近接武器は常にこの攻撃が来る可能性に備えておきたい。
- 正面のなぎ払いは、出の速さに対して威力がかなり高い要注意技。
- 頭に鬼火を纏っている時、強力なコンボ攻撃を行ってくる。
前方に噛みついてハンターを上空にかち上げた後、鬼火の大爆発により追撃するというもの。
追撃まで食らうと大ダメージは免れないが、
上空で翔蟲受け身を使えばコンボから抜け出すことができる。
- 噛みつき→尻尾薙ぎ払いを2回繰り出す攻撃も使用してくる。
攻撃動作はゴア・マガラのそれに近く、威力もそこそこあるためしっかりと回避をしよう。
他にゴア・マガラに似た攻撃として左→右へと体をくねらせながら突進するものがある。
こちらは翔蟲受け身が不可能となっている。
- 纏った鬼火が明るくなってからしばらく経つと、必殺技を放ってくる。
カメラが引いて全身から鬼火を放出しながら咆哮するのが合図であり、
軸合わせの後にガスを撒きながら突進、すぐに左に転回して元の位置まで戻ると、
今度はガスの爆発の勢いを利用した高速の突進を放つ。
初撃の突進に当たると大きくかち上げられ、そのままだと最後の突進を喰らってしまう、
つまり、この大技も上記のようなコンボ攻撃となっている。
初撃の突進をかわしても転回に巻き込まれる可能性があるので油断は禁物。
この技の後は全身の鬼火が消えるか、あるいは弱まる。- 突進の速度が凄まじいのは勿論の事、突進前の軸合わせや広範囲の鬼火爆発、最後の滑空突進が相まって
範囲内で全ての攻撃を回避し切るのは最早無理といっても過言ではなく、この技のせいで乙を重ねるハンターも少なくない。
…が、この技には決定的な弱点があり、最初の突進をマガイマガドに対して左側へ回避すれば
次の旋回に被弾しない上、鬼火ガスの範囲からも逃れられる。
このため、残すは最後の滑空突進を回避するのみとなり、回避難度がグッと下がる。
またこの技を使う直前に確定行動として宙返りしながら後方へ下がる動作を行うため、
全身の鬼火が活性化した状態で宙返りバックステップを行った場合はこの技が来る合図と覚えておくと良い。
- 突進の速度が凄まじいのは勿論の事、突進前の軸合わせや広範囲の鬼火爆発、最後の滑空突進が相まって
- 上位クエストでの行動パターンの強化点が多く、サマーソルトの直後に空中で鬼火爆発のブーストで体勢を変えて尻尾を叩きつける、
周囲を薙ぎ払うように噛みついてハンターを上空に打ち上げ爆破するといった下位では見られなかった技を披露する他、
一度に鬼火を纏う部位の数が増加し*6鬼火による行動の択が更に増える。
- 尻尾を切断すると、十字槍の先端の刃先がポロッと取れて地面に突き刺さる。
そのため尻尾のリーチが大幅に短くなる、と言った弱体化は起こらない。なんならバサルモスの方が切れる長さは長い。
武具 
- ゲーム本編とは別売のamiibo*7にて「マガイマガドの重ね着装備」が紹介されている。
「禍鎧封具」というシリーズ名で、マガイマガドの甲殻をベースとしたボディースーツのような見た目である。
特徴的な鬼火についても紫色の帯のようなもので再現されている。
ハンター用、アイルー用、ガルク用の3種がそれぞれ対応するamiiboの読み込みで入手できるとのこと。
- また、禍鎧封具とは別にマガイマガドの装備が確認されている。銘は禍鎧であり、こちらが本来のマガイマガドの装備である。
太刀の武器紹介動画にてハンターが着用しているもの。
- 武器性能は高めの攻撃力に青ゲージ、並の爆破属性といったあたり。
スキルで会心率を上げれば超会心運用も十分できる。
爆破属性故に相手を選ばず、マガイマガドの登場タイミングも加味すればとりあえず作って攻略に持ち込むには最適なカテゴリ。
特筆するなら、マガイマガドのヘビィボウガンは現状貫通ヘビィではトップクラスだと言われている。
また、百竜強化では鬼火やられ中に攻撃力が上がる"怨虎竜の魂"を付与できる。- 気になる競合相手は同じく物理性能で勝負するナルガ武器。
物理ダメージだけで見た場合はそこそこの差でナルガ武器の期待値が高く、スキルで盛ろうにもその差は開くばかり。
しかしながら爆破属性を考慮した場合、手数とモンスターの耐性によってはいい勝負になる。
ナルガ武器は弱点特攻+超会心の運用で肉質の柔らかい部分を狙うのが主流のため、リーチや機動力の問題で弱点部位を狙いにくい武器ならばこちらの方が使いやすいだろう。- ちなみにMHW:Iでは覚醒武器のおまけ程度の爆破属性が前提であっても、大剣ですら無属性強化並の期待値になっており、
それよりも武器倍率が低く属性値が高い環境ではさらに爆破の占めるダメージは増加する。
また、百竜夜行だと連発する爆破のおかげで状態異常のミッションを埋めやすく、強い兵器をはやく使えるなどのメリットもある。
このあたりで差別化したい。
- ちなみにMHW:Iでは覚醒武器のおまけ程度の爆破属性が前提であっても、大剣ですら無属性強化並の期待値になっており、
- 気になる競合相手は同じく物理性能で勝負するナルガ武器。
- 防具性能は非常に貴重な匠SPを保有する他、新スキルである鬼火纏を持つ。
鬼火纏は現状マガドシリーズと護石以外には付かない為、このスキルの運用を考える場合はほぼ使うことになるだろう。- 鬼火纏は文字通り鬼火やられに関連するスキルとなっており、Lv3以上でモンスターの怒り状態に呼応して自動的に鬼火やられを発症するようになる。
怨虎竜の魂を活かすならなるべく鬼火やられを維持するように立ち回りたい所だが、
疾翔けなどで自発的に解除しないと一定時間で爆発し、周囲の味方にダメージを与えて吹き飛ばすため、
特にマルチプレイでの運用に注意を要するスキルでもある。
- 鬼火纏は文字通り鬼火やられに関連するスキルとなっており、Lv3以上でモンスターの怒り状態に呼応して自動的に鬼火やられを発症するようになる。
- 直接マガイマガドの武具とは関係がないが、本作では装飾品の生産が再び可能となっている。
もちろんマガイマガドの素材を用いる装飾品も存在するのだが……攻撃珠【2】に、よりによって逆鱗が必要。
MHWorld同様攻撃スキルは最大Lv7なので、最大レベルまで装飾品を揃えるなら逆鱗も7枚必要ということである。
余談 
- 一部ゲーム誌ではデザイン段階のマガイマガドの姿が公開されている。
PV内のマガイマガドはジンオウガやネルギガンテと同様に地面にやや這うような姿勢を取っているのだが、
デザイン画の多くはオドガロンのようにスラッと足を直立させた姿勢の絵が多い。
後の体験版や製品版でも非戦闘状態限定で足を直立させながら移動する様子が確認されている。
- MHRise体験版第2弾では「熟練者向け」として本種の討伐クエストが実装されたのだが、
かなりシビアな調整に加え、ステータスが固定された装備、更に15分という短い制限時間から
とんでもない強敵となっており、SNSでも阿鼻叫喚の声がいくつも上がった。
たしかに隙はあるが見極めが難しく攻撃が差し込みづらく、
さらに転んだふりをし起き上がりながら攻撃するなど熟練ハンターであるほど虚を突かれやすい点もあり、
利用できるギミックは全て使うつもりで挑まなければ時間切れ・3乙が必至であった。
あるものは全て使え。それでこそ現大陸に生きるハンターだ。- こんな経緯から「体験版の時点でトラウマになった」というハンターが続出したが、
同時に「隙はしっかりあり、攻撃をよく見れば攻撃と回避のメリハリある戦いができる」
「それでいて油断すると一気に体力を持ってかれる緊張感のあるモンスター」と高く評価する声も多く、
発売前からかなりの高評価と多くのトラウマを得ることとなった。
- こんな経緯から「体験版の時点でトラウマになった」というハンターが続出したが、
- 大社跡のエリア12などで休憩を取る姿が確認されている。
後述の通りモチーフの一つが虎であるためか、その様はまるで毛繕いをする猫のよう。
厳つい見た目や高い戦闘力に反して、なかなか可愛らしいモーションとなっている。
もし目にする機会があればじっくり観察するのも良いだろう。
もっとも、時間に限りのある体験版ではそんなことも言ってられないだろうが…
- MHP3rdのメインモンスタージンオウガとは、種族以上に共通する部分が少なからずある。
例えば、本領を発揮する際には甲殻が展開するとともに
外部由来の何らかのエネルギーを纏い、かつ肉質が軟化する事や、
素早くダイナミックだが予備動作や後隙の大きい動きが目立ち、
大技をコンボで放ってくる点などが挙げられる。- 同時に対になる部分もあり、デザイン面で見ると、
ジンオウガは全体的に明るい色使いでかつ王道的なスタイリッシュさを
感じさせるのに対し、マガイマガドは暗い色合いが目立つと共に
外観も別名通りに畏怖の感情を刺激する禍々しさを感じさせる。
生態面でも、ジンオウガの電気は雷光虫との共生で得ているのに対し、
マガイマガドの鬼火は獲物の捕食で得ているのもまた対照的と言える。
また、モチーフがイヌ科動物かネコ科動物かというのも対になっていると言えるか。
- 同時に対になる部分もあり、デザイン面で見ると、
モチーフについて 
- 他のMHRiseに登場するモンスターは元となった妖怪がある程度明快である一方、
マガイマガドについては特定の妖怪をモチーフにしたという言及はされていない。
公式的には「古来からある武者の亡霊のイメージ」とされており、包括的でややぼんやりとした言及である。
一方、身に纏う鬼火については明らかに亡霊の側に漂う炎をイメージしたものである。
- それに合わせて動きや体格については、別名にある通りアジア地帯に広く君臨する「虎」が
モチーフにされていると公式メッセージで明らかにされた。
虎はパワーとスピードを兼ね備え、巨体にも関わらず大変に身軽な動物である。
飛ぶ鳥を跳びかかって捕らえたり、ゾウの背中に乗った人間に跳躍で襲い掛かるほどジャンプ力も凄まじい。
重厚な巨躯を持ちながら、飛竜相手に互角以上の空中戦を演じるマガイマガドに相応しいモチーフといえるだろう。- また、虎は中国の志怪小説や伝奇小説において頻出する動物であり、人喰い虎や人虎の怪談は枚挙にいとまがない。
本朝に野生の虎は生息していないが、輸入された虎の怪談は広く語り継がれている。
そういった文化的背景、妖怪との親和性の高さという意味でも本作のモンスターとして相応しいといえる。
- また、虎は中国の志怪小説や伝奇小説において頻出する動物であり、人喰い虎や人虎の怪談は枚挙にいとまがない。
- 「怨念を抱く」「兜を被った武者姿」「名前の近似」などといった要素から、
巷では日本三大怨霊の一つとも数えられる武士「平将門」公を連想した人も居たようだ。
- 妖怪の鵺(ぬえ)もモチーフの一つではないかという説も挙がっている。
別々の動物が一つの身体に宿るキマイラのような妖怪であり、
平家物語に登場する鵺は猿の顔、狸の胴体、虎の手足、蛇の尾をしていたとされる。
猿のように赤らんだ顔や、黄色がかった白色の甲殻が筋状に並ぶ虎のような手足、
そして鎌首をもたげる蛇のような尾などの姿から連想されたようである。
また、鵺はヒョーヒョーという気味の悪い声で鳴く*8と言われており、
この辺りは鬼火やられ時などで聞こえる寝笛に似た音と通じるものがある。
- 魔物・怪物が集結する同社の対戦格闘ゲームにおいて、鎧武者の呪いに取り憑かれたキャラクター
が登場しており、
デザインや鬼火(人魂)を武器にするなどの共通点もある。
- 名前については重ね着装備よりそのまま「禍鎧(マガイ)」を由来としているようだ。
- 概要や戦闘能力の欄でもちらほらと触れられているが、
どことなく過去のメインモンスターを彷彿とさせる要素、モーションが多い。
公式から言及されているわけでなくあくまで憶測・こじつけの域を出ないが、
過去にハンター達に狩られてきたメインモンスター達の怨念というのも
モチーフの一つになっているのかもしれない。- 具体的には以下のような点が挙げられる。
- 火球を飛ばして攻撃する→リオレウス
- モチーフとなった動物が虎→ティガレックス
- 前脚に刃状の器官がある→ナルガクルガ
- 執念深い性格→ラギアクルス
- 種族が同じ
でアオアシラをいじめたりしている→ジンオウガ - 武器が爆破属性、一部攻撃に爆発を伴う→ブラキディオス
- 粉塵爆発、噛みつき・尻尾のコンボ→ゴア・マガラ
- リオレウスと空中戦を行う→セルレギオス、ライゼクス
- 切断した尻尾が地面に突き刺さる、尻尾を地面に叩きつける動き→ディノバルド
- 腕や尻尾に鬼火を纏い攻撃を強化する→ガムート
- プレイヤーが有利になる状態異常→タマミツネ
- 鬼火を推進力にした高速移動→バルファルク
- NPCとの因縁持ち→鏖魔ディアブロス
- 捕食目的で他のモンスターを襲う→ネルギガンテ
- 尻尾を槍に見立てた動き→バルファルク、イヴェルカーナ
前述の鵺モチーフ説の補強にもなるかもしれない。 - 具体的には以下のような点が挙げられる。
マガイマガド戦闘BGM『悪逆無道』 
- 使用作品
- MHRise
- MHRiseのメインモンスター、怨虎竜マガイマガドの戦闘曲。
Riseの楽曲はコーラスの使用や和楽器の多用などが旧作よりも目立っており、
パッケージを飾るマガイマガドについても和風を強く意識した楽曲となっている。
ゲーム本編の発売に先駆ける形で、Spotifyを皮切りに各種音楽配信サイトにて配信されている。- 曲名にある悪逆無道とは「(人の道や)道理に外れた、酷い悪事を行う」ことを指す語。
百竜夜行という災禍に乗じて逃げ惑う民を襲い喰らうマガイマガドに相応しい語であろう。
"悪"を冠する曲名はMHシリーズにも幾つか存在するが、やや浮いたネーミングである。 - 海外版の曲名は『Barbarous Beast』で、野蛮な獣、残酷な獣といった意になる。
- 曲名にある悪逆無道とは「(人の道や)道理に外れた、酷い悪事を行う」ことを指す語。
- RiseのPV第1弾
など広報段階でも発表当時から使用されていた楽曲で、
マガイマガドの紹介シーンに合わせて流れていたため当初から彼のテーマ曲だと考えられていた。*9- このPV1では実際の曲とメロディの順番が入れ替えられており、
サビの部分が先に流れ、本来はサビの直前に流れるメロディへと繋がるようになっている。
- このPV1では実際の曲とメロディの順番が入れ替えられており、
- 曲の特徴として「平曲」「浄瑠璃」「歌舞伎」など日本古来の芸能からの影響が見られる。
琵琶が象徴的に用いられており、イントロでは単体で使用される場面もある他、
曲の全体に渡って使用され、時にリズミカルに、時に主旋律を際立てるように掻き鳴らされる。
この琵琶に重なる様に鳴り物が加わり、やや西洋風の音も加わることで疾走感のある曲調になる。- 琵琶といえば盲目の琵琶法師が弾き語った「平家物語」のイメージが強い。
後年に普及し浄瑠璃や歌舞伎で多用された三味線と比べて重くやや暗い音を奏でるため、
怨霊などが現れた際に使用されることがある。
亡霊武者というモチーフが明言されている怨虎竜を強く印象付けるものであろう。 - イントロで琵琶に重なるように用いられる笛*10も怪しげで印象的。
これは歌舞伎における「寝鳥(ねとり)」をイメージした物だと考えられる。
寝鳥は「この世の者ではないもの」が現れる場面を表現するために流される音で、
人魂などがふわふわと浮遊する感覚を演出するものとも言われている。
鬼火を纏って行動するマガイマガドの存在感に一役買っているといえよう。
過去作で言えばMHFに登場した化け狐のようなモンスターの曲に類例が見られる。
- 琵琶といえば盲目の琵琶法師が弾き語った「平家物語」のイメージが強い。
- 歴代のメインモンスターの楽曲の中では有数の「禍々しさ」に傾倒した曲想。
流石にゴア・マガラの楽曲ほどの極端な恐怖感はないものの、
不安定に掻き鳴らされる琵琶と、男声を中心としたコーラスが妖しさを演出する。
イントロを過ぎるとリズミカルでありつつも追い立てられるようなメロディが展開され、
「風雲急を告げる」とでもいうような焦燥感を煽る曲想になる。- 大きな特徴としてサビへの移行部分が挙げられる。
琵琶を印象的に用いた部分を挟んだ後、徐々に音が増えていってサビに移行する……
と思いきや、それらのメロディを堰き止めるように琵琶が鳴らされて一度鎮まり、
一瞬の間を置いてからサビへと移行するという展開になる。
和笛の主旋律とコーラスを中心とし、琵琶などの和楽器が多数組み込まれている。
物々しく聴き応えがありつつもどこか混沌とした曲想となっており、
跳梁跋扈するマガイマガドの姿をより際立てている。- PV1においては妖怪をモチーフにしたモンスター群を紹介する場面にて使用されているが、
「妖怪大進撃」のようなこの場面に、サビ部分のイメージが見事に一致している。
マガイマガドどころかRiseという作品自体の印象付けに一役買った曲と言えよう。 - また、PVで使用されていた部分はあくまで一部に過ぎず、
続けてやや抑え目な曲想ながらも伸びやかな部分へと移行する。
こちらは悪逆無道のマガイマガドに立ち向かう狩人をイメージしたものだろうか。
- 大きな特徴としてサビへの移行部分が挙げられる。
素材 
- 怨虎竜の鱗
- マガイマガドの鱗。
頑丈で小振りなので、柔軟な動きを引き出しつつも、相手の牙を弾く。
より上質なものは「上鱗」と呼ばれ、マガイマガドの尽きぬ闘志が宿るという。
- 怨虎竜の甲殻
- マガイマガドが纏う甲殻。
甲冑のように分厚く、生半可な攻撃ではビクともしない。
より上質なものは「堅殻」と呼ばれ、マガイマガドの恨みにより硬質化したとされ
どんな攻撃を受けても決して屈しない硬さを誇る。
- 怨虎竜の腕刃
- マガイマガドの腕にある刃状に発達した爪。
素材のままでも、刀のような切れ味を誇る。
幾多の獲物を両断し研ぎ澄まされたものは「妖腕刃」と呼ばれる。
- 怨虎竜の刀殻
- マガイマガドの背にある刀状の甲殻。
刃こぼれしたような形状は戦闘の激しさを思わせる。
より上質なものは「妖刀殻」と呼ばれる。
- 怨虎竜の兜角
- マガイマガドの雄々しい角。
志半ばの武士の怨念が込められたような、厳かな雰囲気が漂う。
強者に勝ち、その血肉を喰らうことでより大きく発達するとされており、
名称の兜の如く大きくなったものは「剛兜角」と呼ばれる。
- 怨虎竜の槍刃尾
- マガイマガドの十字槍のような尾の刃。
尾が放つ突きは、隙を見せた獲物の土手っ腹を貫く。
部位破壊に成功すると、折れた刃が地面に突き刺さる。
- 怨虎竜の霊結晶
- マガイマガドが生成するガス結晶。
常に噴出している可燃性のガスが、揺れる紫の灯火に見える。
刻を経て濃縮されたものは「魂結晶」と呼ばれ、その爆発力は想像不可能。
- 怨虎竜の逆鱗
- マガイマガドの体から稀に発見される、不吉に光る逆鱗。
今にも飲み込まれそうな深い紫色。
- 怨虎竜の紫玉
- マガイマガドの体内で稀に生成される宝石。
禍々しき魂を封じたかの如く、紫紺色の煌めきが宿る。
関連項目 
シリーズ/モンスターハンターライズ
モンスター/ジンオウガ - パッケージを飾った牙竜種仲間であり、生息地も近いと考えられるモンスター。
モンスター/ゴア・マガラ - 禍々しい見た目のメインモンスターであったり何かと似ている。共通するモーションもある。