モンスター/マガイマガド

Last-modified: 2024-04-19 (金) 08:27:57
種族
牙竜種(竜盤目 四脚亜目 怨虎竜上科 マガイマガド科)
別名
怨虎竜(おんこりゅう)
異名
悪逆無道
英語表記
Magnamalo
危険度
MHRise・MHR:S:★7
登場作品
MHRise, MHR:S, MH-R
狩猟地
大社跡, 寒冷群島, 溶岩洞, 獄泉郷, 翡葉の砦,

目次

生態・特徴

全身を覆う甲冑のような甲殻、兜飾りを想わせる独特な形状の大きな角、
そして先端部の甲殻が左右に展開する構造となっている槍のような尻尾が特徴の大型の牙竜種。
一度見つけた獲物を執念深く追い回し、仕留めた獲物は骨すら残さず捕食するという獰猛な性質を有しており、
古龍種やそれにも匹敵するとされる強大なモンスターを相手にしても一切の躊躇いを見せず襲い掛かる
怒気を感じる恐ろしい面構えや、鎧兜を想わせる厳めしい甲殻は怨念に満ちた亡霊武者と見紛う威圧感、
さらに身体の至る個所から「鬼火」と呼ばれる、妖しげな紫色に光る特殊なガスを立ち昇らせており、
その禍々しい迫力と恐るべき攻撃性から、ハンターズギルドからは《怨虎竜》とも呼ばれる。
屈強な肉体の大部分は紺藍色の鎧を連想させる重厚な甲殻に覆われ、
その間に突起のように立ち並ぶ梔子(くちなし)色の甲殻が縞模様を形成している。
また目元や腹面は暗い樺色の体色が目立つ。
頭部にある複雑な形状の角は、兜飾りである前立や脇立を彷彿とさせる他、
目元を避けるように膨らんだ頬の甲殻は、まるで武者が付ける面頬のようである。
この頬の甲殻には巨大な牙が格納されており、捕食を行う際には垂直に立ち上がって獲物を抉る。
肉食の牙竜種の中でも屈指の咬合力を誇り、一度喰らい付けば自分の半身ほどもある獲物でも逃がさず、
その気になればそのまま顎の力だけで投げ飛ばしてしまう事もできる。
また、口から煙る様に鬼火を噴き出している場合もあり、ただならぬ威容を呈している。
前脚には黄色い突起が並んでおり、その間を縫うように紫色の器官が並んでいる。
この黄色い突起の一部はマガイマガドの怒りに呼応して展開され、刺々しい見た目になる。
前脚の側面からは後部へと伸びるように腕刃が生えている。
この腕刃は爪が発達したものであり、刀のような切れ味を持つ。
普段は前脚に沿う形で畳まれているが、場合によっては左右それぞれで大きく開くこともある。
マガイマガドも自身の腕刃の殺傷力については理解しているようで、
休息中に前脚の手入れをしている様子も確認されている。
マガイマガドの部位の内、最も特徴的な部分は槍を連想させる尻尾である。
この槍刃尾は中央の太い部分に重なる様に二つの刃のような甲殻が生えており、
マガイマガドの行動に応じて左右に展開し、まるで十文字槍のような様相を呈する。
竜の鱗をも容易に突き破るこの尻尾を、突進の勢いを利用して前方へ突き出したり、
ダイナミックに振り回して獲物に攻撃を仕掛ける様は荒々しくも優美である。
非常に重厚かつ力強い外観を有していながらその動きは俊敏かつ滑らかであり、
他の大型牙竜種に全く引けを取らない運動能力を有している。
起伏の激しい大社跡の山々を軽々と跳び越える凄まじい跳躍力を持ち、
その瞬発力は離陸して逃れようとした飛竜に後から跳んで追いつくほどである。
パワーとスピードを併せ持ち、圧倒的な破壊力を誇る本種は、それだけでも対峙するとなればかなりの脅威となるが、
その戦闘力をさらに引き上げるとされるのが、身体から立ち昇る「鬼火」である。
この鬼火はマガイマガドが喰らった他のモンスターの骨を体内で分解する過程で生じるもので、
口だけでなく尻尾や腕部、背部からも放出されている様子が見られる。
鬼火は衝撃に反応して炸裂する性質を有しており、攻撃の際にこの鬼火を獲物や外敵にも纏わせ、
追撃によって爆裂させる事で決定的な致命傷を与えて仕留める。
また、尻尾を振り回す遠心力によって独特な音を立てながら紫色に燃え盛る鬼火の塊を
距離を置いた外敵へ向けて次々に射出する遠距離攻撃や、
周囲に撒き散らした鬼火を一斉に炸裂させる範囲攻撃も可能。
さらには大量の鬼火を一度に炸裂させ、その爆風を利用する事で瞬間的に加速するという荒業を持ち、
この技を応用する事で空中においても急制動と急加速を可能とする
実際に本種は地上戦だけでなく空中戦でも相当な戦闘力を発揮することで知られ、
飛行する外敵に対しても凄まじい跳躍力と爆風を利用した急加速で以て追い縋り、
たとえ高い飛行能力を持つリオレウス強大な古龍種であっても、地上に叩き落としてしまう
その屈強な体躯が想像以上の機動性で、地を駆け空を舞い襲い来る様は脅威そのもので、
極めて危険なモンスターとして知られる爆鱗竜バゼルギウスが縄張りに侵入してきた際には
これを一蹴したという記録も残されている。
また、外敵によって窮地に追い込まれると腕刃や刀殻を全て展開し、
随所に鬼火を纏った「鬼火臨界状態」と呼称される形態に変化し、更なる猛撃に打って出る。
一切容赦の無い苛烈な猛攻で獲物を追い詰める姿は悪逆無道とまで評される。
纏う鬼火は時間経過で量を増し、満ちた後は臨界点を想起させる赤紫色に色を変え、
これに呼応するようにマガイマガドの攻撃も苛烈さを増していく。
一方、鬼火を纏っている箇所は外部からの攻撃に脆くなっており、衝撃により誘爆することも少なくない。
通常の鬼火であれば最も多い背中のもの以外は該当部位の鬼火の霧散と怯みに留まるものの、
変色し限界寸前まで高まった鬼火は制御しきれないのか全部位への誘爆するほどの規模になり、
それほどの爆発に巻き込まれたマガイマガドは衝撃やダメージに耐えきれず大きく倒れこんでしまう。
マガイマガド自身もその危うさを理解しているのか、鬼火が最大まで高まった際は
大量の鬼火を惜しげもなく振り撒きながら突撃し、怯んだ怨敵を空中から急襲し大爆発を巻き起こす大技
大鬼火怨み返し」を放つことで状態をリセットする。
極めて獰猛で危険なモンスターである事は間違いないが、
基本的に出現自体は稀であり、大規模な被害を齎す事は少ない。
ただし「百竜夜行」が発生している地域やその周辺では非常に活動的になり、目撃報告も急激に増加する傾向がある。
近年の調査により、これは数多のモンスターが一度に出現する「百竜夜行」という現象そのものが、
マガイマガドにとっては莫大なエネルギーを確保する絶好のチャンスとなっているためと考えられている。
獲物を確保できる限り、マガイマガドは無限にも等しい驚異的な生命力を保持し続けるため、
十分な実力を持つハンターであろうと、ただそのまま正面から挑むだけでは完全に撃退する事は極めて困難。
討伐を目指すならば、事前に「百竜夜行」とマガイマガドを完全に分断するような特別な対策が必須となる。
なお、数は限られるがマガイマガド自体が「百竜夜行」の群れに加わり襲来してくるケースも確認されている。
このことが原因で過去に壊滅的な被害を受けたという人里も存在している。
ただし、この場合でもあくまでマガイマガドはエネルギーの確保に執着しているらしく、
迎撃設備の破壊や障害物の突破を試みるよりも、
直接迎撃に出向いたハンターや同時に出現した群れのモンスターに対して積極的に攻撃を仕掛けていく傾向が見られる。
なお、目撃事例は稀ではあるが、エネルギーを求めてか環境適応能力そのものは極めて高く、
真逆の環境である寒冷地帯と火山地帯の両方でその活動が確認されている。
雄の個体は常に自分の縄張りを拡大させようとする習性を持っている。
これは複数の雌個体を囲い、自分の縄張りの中で子育てをさせるため、
そしてより広い縄張りを持つほど多くの雌や子を生育させることができるためである。
独特な形状の角は雌に対するアピールに用いられるが、一生に一度しか生えず、折れてしまうと元に戻らない。
角の折れた雄のマガイマガドは雌へのアピールの手段を失い、繁殖がほぼ不可能となってしまうが、
縄張りの拡大に固執するようになり、より獰猛な性質となる。
なお、雌個体は雄個体に比べて角が小さく目立たない。
マガイマガドの素材から生み出される武器には鬼火を想わせる独特な紋様が浮かび上がり、
まるで「何か」を封じ込めているかのような禍々しい雰囲気を醸し出している。
一説にはそれはマガイマガドやその犠牲者の怨霊であり、
内なる狂気を鎮めるために獲物の血肉を求め、破壊の限りを尽くし、新たな怨恨を生み出していくという。
そして武器以上にふんだんに素材を投入された防具に至っては「禍鎧」と呼ばれ、
禍を以て使用者を取り囲み、その魂さえも獲物と見做して一切を貪り喰らうという恐ろしい噂まで語られている。

概要

修羅の妄執 鬼火となりて 哀れな竜に 纏い付く
「せめて一太刀」悲壮の覚悟 鎧兜の禍威(マガイ)に挑むも
 合 掌 
もはや敵なし 鬼気の餓竜 
  • MHRiseは妖怪をモチーフとしたモンスターが多数登場しており、マガイマガドもその影響を受けている。
    モチーフは妖怪からはやや外れるが「鎧武者の亡霊」で、また「人魂」も取り入れられている。
    マガイマガドの容姿はまさしく鎧武者の擬獣化とでも言うべきものであり、かなり異質な見た目である。
    最初に目に付くであろう角は左右に長く伸び、まるで戦国武将の兜飾り(鍬形と呼ばれる形の脇立)に見える。
    頬に当たる部分の甲殻も、張り出してまるで面頬*2のような形に発達していると同時に、
    その内部には巨大な刃物のような牙が格納されており、それが展開する事で更に恐ろしい形相*3となる。
    そのほかの甲殻も「縅毛で綴られた甲冑」のように見え、和装らしさが感じられる。
    加えて、前腕部には刀のような部位が後部に伸びて物々しさを印象付けられる。
    • また、尻尾には武将など強者の武者をイメージさせる要素が色濃く取り入れられている。
      マガイマガドの尻尾は左右に展開する構造になっており、広げた際の様子がまるで槍のようなのである。
      この形態の槍は「十文字槍(十字槍)」と呼ばれ、様々な攻撃手法(突く・引っ掛ける・薙ぐ)が取れる一方、
      使いこなすには習熟が必要であり、陣形を組んで使用する際には横の刃が干渉しあうため適していない、
      振り回した際に自身の乗馬を傷つけやすく騎乗戦闘に不向きであるなど、
      一般的かつシンプルな槍と比べ「単身で戦う強者の得物」という傾向が強い武器である。
      この様な特異な発達を遂げた尾を持つことからも窺える通り、マガイマガドは尻尾の扱いが巧みである。
    • さらに、甲殻は金色の突起が立ち並ぶことで縞模様を形成している部分が存在する。
      これはアジアのをモチーフとした部分であり、マガイマガドの別名にも反映されている。
  • マガイマガドの大きな特色として、身体から発する紫色の「鬼火」なるものが挙げられる。
    口から燻らせるだけでなく、尻尾や腕部、背部から立ちのぼらせている場面が確認できる。
    そのビジュアルはファンタジーじみており、色んな意味で注目されていた。
    • この鬼火はマガイマガドが他のモンスターを捕食した際に発生したガスを由来とするものであり、
      ゲーム内で百竜夜行のチュートリアル終了時のムービーでアオアシラを咥えた状態で登場
      更にはクエストの登場ムービーでトビカガチを殺害し捕食する様子が描写される。

MHRise

  • Riseの舞台である「カムラの里」とは浅からぬ因縁を有するモンスターである。
    作中より50年前に起きた原因不明の災禍「百竜夜行」と時を同じくしてカムラの里を襲撃しており、
    当時の里に壊滅的な打撃を与える悲劇を齎したとされる。
    • 当時の百竜夜行に立ち向かっていたフゲン、ハモン、ゴコク、コガラシも交戦しているが討伐までは至らなかった。
      この中でもハモンは本編中に孫のイオリがマガイマガドに襲われた事でさらに因縁が深まる事になった。
    • 当時の状況の一部はRiseのPVにて断片的に語られているが、百竜夜行とマガイマガドの関連性は語られていない。
      PV第4弾では百竜夜行そのものとは別途言及されており、疑問点が多く見受けられ、
      発売日を迎えるまで「百竜夜行の原因である」とする作中の見解などは見られなかった。
      真相

      マガイマガド自身は百竜夜行には一切関係ない。
      そこに現れるモンスター達を捕食しに来ているだけであり、単なる便乗者である。
      しかしその時の満腹状態のマガイマガドは常軌を逸した生命力を誇るらしく、
      かつて一戦交えたハモン曰く「いくら攻撃を加えても喰らい続けている限り弱らん」とのことで、
      この時点での猛き炎や強者揃いのカムラの里の力を結集しても、倒すことは不可能だという。
      里クエストでは彼の製作したからくりを使って百竜夜行から引き離し、主人公が単独で交戦する事になる。

      • 百竜夜行の真の原因は強大な古龍に怯えたモンスター達の大移動であり、
        古龍に匹敵する力を持つはずのラージャンですら逃げの一手を選んでいる。
        そうした古龍によって生じた現象に積極的に介入して食料確保を行うあたり、本種の特異性がうかがえる。
        • 件の古龍は通るだけでも環境を大規模に破壊する存在であり、その危険性は言うまでもないのだが
          マガイマガドはリスクを承知で敢えて百竜夜行を食らいに来ていることになる。
          消費するエネルギーを補うために多量の獲物の確保が必須であるマガイマガドにとって、
          獲物が大挙して押し寄せる「百竜夜行」はリスクを補って余りあるリターンがあるということだろう。
        • 類似した生態を持つモンスターにはガブラスがいる。
          彼らもまた古龍の危険性を理解した上で、
          それによって発生する屍肉を喰らいに集結する生物である。
          また、現実世界においてもクマやアナグマ、猛禽などは野火事が起きた時に
          火事から逃げ回る獲物を狩猟する生態がある事が知られている。
        • 「強大な古龍の影響で集結したモンスターを喰らっていた」という意味では、
          渡りを行う古龍を襲撃していたネルギガンテとも類似しているとも言えるか。
          ただし、古龍渡り自体は強大な古龍の影響が生じる以前から発生していた現象であり、
          古龍が発生させる災厄に乗じて食料確保を行っていたこちらとはやや実態が異なる。
      • ちなみにハモンが作ったからくりとは、要は餌の類である。
        熟成作用を持つビシュテンゴの腹袋に、百竜夜行で手に入れたモンスターの生肉を入れると、
        熟成された肉が強烈な匂いを放つようになり、その匂いでマガイマガドを誘引する……というもの。
        これを百竜夜行から外れるように配置することでマガイマガドは肉の匂いに釣られて、
        大社跡まで誘き出すことに成功している。
  • 登場ランクは里クエストでは★5昇格を懸けた緊急クエスト、
    集会場下位でも★3昇格のための緊急クエスト、上位では最高ランクの★7で登場する。
    メインターゲットとなるクエストでは多くが大社跡で相手取るものになるが、
    他にも多くのクエストに非ターゲットモンスターとして登場する。
    特にVer.2.0以降から追加されたドス古龍ヌシの単体クエストに配置されている事がある為、
    操竜を用いれば強敵相手に非常に頼もしいモンスターとなる。
    また、高難度クエストである「いざ挑め、覇者の行列」や「猛者たちの酒宴」にも登場する為、
    メインモンスターらしく戦う機会は非常に多く用意されている。
    後述の百竜夜行や百竜ノ淵源にも登場する為、
    マガイマガド相手の立ち回り方やマガイマガドの操竜には慣れておくといいだろう。
    • また、2021年12月24日にはマガイマガドの強化個体を狩猟するクエスト
      炎の如く、日々を力強く生きろ」が配信される事となった。
      MHRiseの中でも指折りの高難度クエストとなっているため、自信のあるものはぜひ挑戦してみるといいだろう。

戦闘能力

  • 逞しい四肢を用いた攻撃に加え、槍のような尻尾を巧みに用いた攻撃が特徴的。
    牙竜種でありながら、その骨格はいわゆるマガラ骨格と共通する部分が多いようで、
    過去作でメインモンスターを務めたゴア・マガラやバルファルク、
    ネルギガンテらと類似するアクションも見受けられる。
    ただし、古龍種ではないため彼らとは違い背に翼は持たない。
  • 操って来る属性は「鬼火」であり、今作における爆破属性枠となる。
    火属性ではないため、火耐性で軽減はできない。
  • 本種の大きな特徴として「頭・胴体・前脚・尻尾に鬼火を纏うことで行動や弱点属性が段階的に変化する」点、
    「追いつめられると甲殻を展開した特殊な形態である“鬼火臨界状態”へと移行する」点が挙げられる。
    本体と鬼火の二つの段階的な変化が組み合わさることで多彩な行動パターンを有するため、
    「現状のマガイマガドは何が強化されているのか」を把握することが攻略のキーポイントとなる。
    • 鬼火を纏った部位は柔らかくなり、前脚と背中で特に顕著になっている。
      鬼火を纏った状態の背中、もしくは明るい鬼火を纏った部位に攻撃し怯ませると
      鬼火が爆発して大ダメージと共にダウンし、さらに鬼火が全て消える
      隙が多めとは言え激しく動くマガイマガドの動きを止めるチャンスであり、
      そして厄介な技を封じることもできるので、積極的に狙っていきたい。
      • この特殊ダウンは、部位へのダメージ蓄積値と麻痺の蓄積値が同一の場合特殊ダウンの方が優先される
        なので、運良く蓄積値を同一にできていれば特殊ダウン解除後に即座に麻痺も取れることになるので
        大きなチャンスとなる。
      • なお、背中を除いた紫色の鬼火を纏っている部位を攻撃して怯ませた場合、その箇所の鬼火を消せる。
        ダウンはしないが、後述するように鬼火を纏った部位の攻撃は熾烈なのでその抑制になる他、
        肉質も軟化しているので積極的に狙おう。
    • 鬼火臨界状態は残り体力によって怒り状態が変化したものであり、
      咆哮と共に周囲に大爆発を発生させて、刀殻に加えて牙と腕刃を展開し鬼火を纏う部位が増える。
      爆発と咆哮の二段構えの攻撃になっており、至近距離でカウンター突きや防御系の鉄蟲糸技を使うと
      咆哮だけガードして爆発が直撃するので注意。
      他にも尻尾叩きつけやかち上げ鬼火かみ等がコンボに追加され、
      状態を解除した後も追加された行動は戻らないため、油断はできない。
    マガイマガドは時折後ろの脚で立ち上がり周囲に鬼火をばら撒き爆破するが、
    これは背中に鬼火を纏うか鬼火の色を変化させる、鬼火においての形態移行技である。
    色の変化した鬼火色味が明るくなり先述の通り背中以外でもダウンを取れるようになるが、
    その分動きも激しくなる上に時間経過で鬼火を一気に開放して行う大技を発動してくる。
  • 鬼火弾や、鬼火を纏った部位による攻撃を受けると鬼火やられを発症する。
    この状態で攻撃を受けると爆破やられのように誘爆して追加ダメージを受けてしまう。
    対処法は何度も回避をするか、納刀して疾翔けを行う、または一部の鉄蟲糸技を使うことでも解除できる。
    この際疾翔けで解除すると鬼火がその場に残り、マガイマガドの攻撃で誘爆してダメージを与えられる
    1回目だけだがダウンも奪えるため、こちらが一方的に不利とはならない、珍しい状態異常となっている。
    形態解除と共にダウンさせる機会は割と多い。
    自分で出した鬼火や形態解除で転びまくる姿はちょっとマヌケ
    • 厳密にはこの鬼火爆発によるダウンには何らかの個別の耐性値が存在しているようで、
      これが上昇する事で、2回目の爆発では体勢を崩さなくなる仕組みになっているらしい。
      その為、やろうと思えば何発も鬼火爆発を当て続ける事で2回以上ダウンを取ることも可能だが、
      耐性の上がり幅が非常に大きくかなりの回数当てなければならない為、戦術として現実的とは言い難い。
  • 十字槍のような尻尾を用いた攻撃は非常に多彩であり、
    大上段からストレートに叩きつけたり、下段に構えてから一気に振り上げたり、
    構えから急速に距離を詰めて思い切り突き出したり大きく薙ぎ払うなどの攻撃を行ってくる。
    どれも素早く、そして強力だが予備動作の判別は容易であり、隙も大きい。
    そのため、しっかりと見極めて反撃をしよう。
    尻尾付近に陣取っていると尻尾を地面に叩きつけて払うような行動も見せる。
    • 尻尾に鬼火を纏っている時は、距離を詰めてからの行動で鬼火ガスをまき散らす。
      また、距離を取るようにステップしながら尻尾を振り回した後に突き出し、
      円柱状に鬼火を放出するという大技「尾槍・鬼火螺旋突き」が解禁される。
      リーチが長く後述の大技同様の凄まじい威力を誇るが、横への範囲は狭いので平行に動けば避けやすい。
      前後の隙が大きいので攻撃前に接近できれば大チャンスとなる。
      • ちなみにMH-Rにおけるマガイマガドのタッグ技はこの攻撃になっているのだが、
        こちらでの名称は「怨禍・尾槍螺旋突き」。
    • 尻尾に鬼火を纏っていて、距離が開いていると尻尾を振って鬼火弾を発射する事がある。
      鬼火弾は歌舞伎における「寝鳥」の笛の音*4のような音を立てながら飛来する。
      この鬼火弾はマガイマガドの体を貫通してくるので懐に潜り込んでも油断は禁物。
      まるでいつぞやのジンオウガ亜種である
      • この鬼火弾を発射するモーションは少々特殊で、
        動作中に攻撃をする、または一連の動作を完了すると即座にキャンセルし別の攻撃を繰り出すようになっている。
        この構え自体もタックルと同一のものとなっているため、後隙の大きい技は極力控えよう。
    • 少し溜めを入れた後に跳び上がって尻尾を叩きつける攻撃は、単体ではあまり脅威ではないが、
      背中に鬼火を纏っていると繰り出してくる、後述の大鬼火怨み返しの簡易版と出だしが同じである。
      あちらは大技の締めであり威力も高く、更には多段であるとまともに食らいたくない要素が多いため、
      安置になる真下へと急ぐのが楽な対処法なのだが、そこは丁度この技の狭い射程圏内と被る。
      あちらの方が高く跳ぶ、溜めが長いなど違いを見極められれば対処は楽なので、焦らず対処しよう。
  • 前脚を使った攻撃も強力で、ジンオウガのお手に似た攻撃や、叩きつけてから正面をなぎ払う攻撃等を行う。
    お手は前脚に鬼火を纏っていると爆発が付随し、さらに2回連続で行うようになる。
    また、他の攻撃からコンボで繋げてくることもある。
    見切りやすい上に隙も大きく、反撃しやすいので逃さないようにしたい。
    • 正面のなぎ払いは、出の速さに対して威力がかなり高い要注意技。
      前脚に鬼火を纏っているとここでも連続で爆発を起こしてくる。
      近接武器は常にこの攻撃が来る可能性に備えておきたい。
    • 猫のようにごろんと転がり怯んだように見せかけて
      起き上がりざまに前足で引っ掻いてくるなどの厄介な動きもある。
  • 頭に鬼火を纏っている時、強力なコンボ攻撃「かち上げ鬼火かみ」を行ってくる。
    前方に噛みついてハンターを上空にかち上げた後、鬼火の大爆発により追撃するというもの。
    追撃まで食らうと大ダメージは免れないが、
    上空で翔蟲受け身を使えばコンボから抜け出すことができる。
    • 二つの行動が連続しているため分かりづらいが、
      噛みつき部分が拘束攻撃、爆破部分がフィニッシュ攻撃である。
      つまり通常のガードやハイパーアーマーを貫通する*5
    • 大抵は同時に周囲に鬼火ガスをまき散らして爆発を起こすが、
      コンボ本命の大爆発は口元から発生しており、
      噛み付きそのものを避けても判定の大きい口元の爆発に当たることはあるので
      近づく際には注意したい。
  • 纏った鬼火が明るくなってからしばらく経つと、必殺技大鬼火怨み返しを放ってくる
    カメラが引いて全身から鬼火を放出しながら咆哮するのが合図であり、
    軸合わせの後にガスを撒きながら突進、すぐに左に転回して元の位置まで戻ると、
    今度はガスの爆発の勢いを利用した高速の突進を放つ。
    初撃の突進に当たると大きくかち上げられ、そのままだと最後の突進を喰らってしまう、
    つまり、この大技も上記のようなコンボ攻撃となっている。
    初撃の突進をかわしても転回に巻き込まれる可能性があるので油断は禁物。
    この技の後は全身の鬼火が消えるか、あるいは弱まる。
    • 突進の速度が凄まじいのは勿論の事、突進前の軸合わせや広範囲の鬼火爆発、最後の滑空突進が相まって
      範囲内で全ての攻撃を回避し切るのは困難で、この技のせいで乙を重ねるハンターも少なくない。
      …が、この技には決定的な弱点があり、最初の突進をマガイマガドに対して左側へ回避すれば
      次の旋回に被弾しない上、鬼火ガスの範囲からも逃れられる。
      このため、残すは最後の滑空突進を回避するのみとなり、回避難度がグッと下がる。
      またこの技を使う直前に確定行動として宙返りしながら後方へ下がる動作を行うため、
      全身の鬼火が活性化した状態で宙返りバックステップを行った場合はこの技が来る合図と覚えておくと良い。
  • 噛みつき→尻尾薙ぎ払いを2回繰り出す攻撃も使用してくる。
    攻撃動作はゴア・マガラのそれに近く、威力もそこそこあるためしっかりと回避をしよう。
    他にゴア・マガラに似た攻撃として左→右へと体をくねらせながら突進するものがある。
    この突進はマガイマガド正面に非常に広い判定を持ってる上に発生も早く、くらうと翔蟲受け身が不可能となっている。
  • MHW以降のジンオウガやオドガロンのように、怯みをキャンセルして攻撃してくることがある。
    特に、前脚の怯みから派生するタックルは、一拍おいて攻撃してくるため、隙が少なく非常に厄介。
  • 戦闘のテンポ感についてはジンオウガに通じる部分があり、個々の動作はパワフルだが隙が目立つ。
    このため、大振りな攻撃動作に生じる隙を狙って攻撃していくことになる。
    ただ、マガイマガドはエリアを広く使い動き回って攪乱するような行動が多い。
    鬼火弾などを交えて技巧的に攻めてくるため、それに適宜対応しないとペースを握られがちである。
    MHW以降の調整としてハンターが大火力のアクションを出すのに
    ある程度時間がかかる武器種が多い事から、攻撃は大きく離れるか緊急回避かで安全確実に対処し、
    攻撃後に近付いて隙を叩くだけの戦法はダメージを稼ぎ辛く、長期戦になりやすい。
    そのため攻撃を受け止め即反撃する、もしくは安置に素早く潜り込んで攻撃するように心がけ、
    尚且つそのように畳み掛けられるような位置取りをどれだけ確保できるかが重要となる。
    この辺りが時間制限の短い体験版マガイマガドを阿鼻叫喚の高難易度に押し上げていた要因の一つであり、
    ハンターの戦法や武器種によって、印象が大きく分かれやすい一因であると言える。
    • この性質を補強するものとして、体に鬼火を纏った際の行動追加が挙げられる。
      マガイマガドは一度攻撃対象から距離を取った後に飛びかかる技を有しているのだが、
      両腕鬼火纏い時はそれをキャンセルし空中で起爆した爆風を用いて視界外まで一気に移動する
      空中で突如軌道を変える様子は派生作品に登場していた「爆速」を売りにした武器種を彷彿とさせるもの。
      これに限らず鬼火を纏うことで「行動の択」が発生するため、不意を突かれやすい。
      また、似たようなモーションでとびかかり自体を強化し爆発と共に突っ込んでくる攻撃もあり
      フェイントなのか本命なのかを見極めないと被弾につながる。
      フェイントは発生が早く、通り過ぎるだけで判定がない。
      本命のタックルはためが大きいので、突っ込んでくるのが遅い場合は気を付けよう。
      フェイントの後は尾を使った突進突きや薙ぎ払いが飛んでくる。
    • また、隙が分かりやすいとは言っても大きいものは相応の大技の後くらいで、
      動き回る割には長々とした威嚇はあまり行わないため、マルチでは細かく追いかける必要がある。
      更にマガイマガドの厄介な点として、チマチマとしたダメージの蓄積では鬼火状態を中々解除できず、
      結果、先述の大技の発動を許してしまうというリスクにも繋がる。
  • 上位クエストでの行動パターンの強化点が多く、
    サマーソルトの直後に空中で鬼火爆発のブーストで体勢を変えて尻尾を叩きつける、
    周囲を薙ぎ払うように噛みついてハンターを上空に打ち上げ爆破する等、追加・強化される技が多い上に
    一度に鬼火を纏う部位の数が増加し*6鬼火によって強化される技を存分に振るってくる。
    ただし、その代償として鬼火纏いによる肉質軟化の恩恵をより多く受けられる上、
    鬼火誘爆でのダウンを狙える機会も多くなり、上手く攻め込めば素早く狩猟完了に持っていくことが可能。
    マガイマガドの攻めのメリットにするのではなく、
    狩猟時間短縮のメリットに変えるためにも、是非ともマガイマガドの立ち回りを練習し、
    自らのメリットを最大限享受できるようになりたいところ。
    • 上位の追加モーションは鬼火爆発を使用するモーションが多い、
      モーションの後に鬼火爆発が起こる位置を把握しておかないと手痛い反撃を食らう。
  • 弱点属性は水属性、次いで雷属性と金属を思わせる弱点になっているが
    前述の鬼火を纏った部位は水属性が効きにくくなるため
    ほとんどの箇所に鬼火を纏うようになる上位では雷属性の方が有効に働くことも多い。
    • とはいえ変化するのは頭部、前脚、背中、尾先の4か所で
      前脚の判定は腕刃がかなりの範囲を占めているので影響はさほど大きくなく、
      背中は地上からは狙いにくい。尾先は雷属性のダメージが上昇するが水属性には影響がなく、
      頭部はそもそも物理肉質が柔らかいため多少の属性変動はあまり問題にならないなど
      近接では正直ほとんど気にしなくても良いレベル。
    • 肉質の変動がない部分はほぼ水>雷。特に後脚と胴体は水属性の通りがかなり良いので
      ガンナーで水冷弾を利用するならこのあたりがねらい目。
      鬼火を纏う箇所を主に狙う立ち回りなら電撃弾の方が通りが良いが、
      鬼火を纏った箇所は弾肉質もかなり下がる一方、
      鬼火を纏っていないと弾肉質は腕刃、尾先を除いて非常に硬いので*7
      鬼火のない場所を狙うことを想定するなら水冷弾主体のボウガンの方が役立つかもしれない。
    • 「~竜種」に分類されるモンスターとしては例外的に、龍属性があらゆる状態において一切通用しない。
      ここまで徹底的に龍をシャットアウトするのは他にはジンオウガ亜種や火竜希少種ぐらいであり、
      「~竜種」の通常個体としてはかなり珍しい特徴である。
      牙竜種は「~竜種」の中でもジンオウガを始めとして全体的に龍の通りが渋い傾向にはあるとはいえ、
      本種はその中でもどちらかというと牙獣種寄りなのかもしれない。
  • 全身の部位耐久値がラージャンに匹敵するレベルで高く、
    部位破壊に必要な蓄積ダメージも多いため、部位破壊の難度は高め。
    「ただ倒すだけなら楽だが、(全)部位破壊を狙うと難度が跳ね上がる。」と主張するハンターも多い。
    そもそもマガイマガドは、攻撃後にゆっくりと姿勢を戻すことで隙を作り出しているタイプのモンスターなので、
    他のモンスターのように頭や尻尾をその場に留めて棒立ちすることが少なく、
    攻撃後の無防備な状態であってもどこかしらの部位が大きく動いている場合が多い。
    そのため、狙った部位を集中攻撃するのが非常に難しいのである。
    • 頭は怯み値こそ200だが、破壊値は800と実に4回分ものダメージを与えなければ壊せない。
      おまけに判定が小さく、闇雲に攻撃すると胴や前足に吸われやすいので、
      ピンポイントで部位を狙えるアクションで集中攻撃するか、
      罠やスタンを併用して拘束するなど一工夫する必要がある。
    • 背中は怯み自体は一度で破壊できるが、位置が高くて狙いづらく、
      地上からではスタンや特殊ダウンでダウンさせた時くらいしか安定して狙えない。
      鬼火を纏うと肉質が格段に軟化するので、その時に畳み掛けるのが吉か。
    • 尻尾も基本的には高く反り上げてばかりで、一部の攻撃の終わり際に少々下がる程度。
      おまけに高耐久値なので破壊には中々難儀する。
    とはいえ、頭を破壊すると低確率ながら紫玉や禍玉が手に入り、
    腕刃や背中の刀殻は、部位破壊を逃すと入手率が一気に下がってしまう。
    マガド装備の性能は総じて優秀だが、その生産・強化にはこれらの部位破壊素材も容赦なく要求されるので、
    期待値を上げるためにもなるべく多くの部位を破壊しておきたいところ。
    • 尻尾を切断すると、十字槍の先端の刃先がポロッと取れて地面に突き刺さる。
      そのため尻尾のリーチが大幅に短くなる、と言った弱体化は起こらない。なんならバサルモスの方が切れる長さは長い。
      切断したエリアによってはなかなか見つけられない事もしばしば。
      ちなみに、切断すると鬼火を纏っていない状態での尻尾先端の肉質判定(弱点)が消滅する。

縄張り争い

  • 作中ではシリーズの看板たるリオレウスとの縄張り争いが存在し、PV3でも事前公開されていた。
    内容としては、お互いにらみ合い、先制攻撃としてマガイマガドが尻尾一閃。
    尾の一撃を回避しつつ滞空に転じたリオレウスに対し、
    マガイマガドは凄まじい瞬発力を発揮して跳躍、空中のリオレウスに襲い掛かる。
    高空から振り落とすリオレウスに対し、鬼火爆破による連続空中跳躍で追い縋るマガイマガド。
    最初はリオレウスが振り落とすも、マガイマガドは再度空中跳躍で再度リオレウスに組み付き、
    組み付かれたリオレウスは体勢を崩し仰向けになり、マガイマガドはその隙に叩きつけようとするも、
    リオレウスは身を翻して避ける。
    またも空中跳躍で組み付いたマガイマガドに火炎ブレスを薙ぎ払ったリオレウスだが、
    それと同時にマガイマガドは鬼火爆破で一気に空中跳躍して突撃を仕掛け、取っ組み合ったまま地面に激突
    衝突と同時に盛大な鬼火爆破が生じる、という衝撃的な展開である。
    • マガイマガドが割合ダメージを受けることはなく、勝利と言える縄張り争いだが、
      マガイマガドが空中に飛び上がったタイミング(急降下直前)でリオレウスが吐いた火炎放射が直撃しており、
      同時にマガイマガドが同士討ちダメージを受けつつ火やられを発症する。
      • マガイマガドは空を素早く飛ぶリオレウスに鬼火爆破による空中跳躍で対抗し、
        そして飛んでいるリオレウスも一度はそれを振り落とし、反撃も与えている迫力ある縄張り争いとなっている。
    • この縄張り争いには特殊な仕様が存在しており、
      フィニッシュの急降下は必ずエリア内のいずれかのハンター目掛けて行われ、
      更に激突時の鬼火爆破に巻き込まれたハンターはかなりのダメージを食らう
      空の王者と言われるリオレウス相手に凄まじい空中戦を繰り広げる様子のみならず、
      プレイヤーにまで被害を及ぼすという極めて珍しい仕様は大きな衝撃を与えた*8
    また、ほぼ同モーションでアケノシルムおよびベリオロスとの縄張り争いも存在する。
    こちらは急降下直前の振り払いからブレスがオミットされているという差異があり、
    マガイマガドがノーダメージで勝利する縄張り争いとなっている。
    ベリオロスは過去作においてリオレウスと同格とされていただけに疑問を感じるという意見もある。
  • Ver.2.00から追加されたバゼルギウスとも縄張り争いを行う。
    モーションは殆どがvsリオレウスのそれの流用となっており、
    落下直前にブレス*9で反撃されたマガイマガド側がダメージを受けつつ火やられを発症するが、
    そのままマガイマガドが押し切ってバゼルギウスを地面に叩き伏せる。
    偶にバゼルギウスが反撃を外すことがあり、その場合はノーダメージかつ火やられを発症せず地面に叩きつける。
    • バゼルギウスはリオレウスを相手にノーダメージで勝利する恐暴竜イビルジョー金獅子ラージャン
      互角に近い縄張り争いを繰り広げる生態的強者であり、ほぼ互角の強さを持つとされる。
      そのバゼルギウスに他ならぬリオレウスのモーションがそのまま流用されている点には意外さ、
      人によっては不自然さを感じたプレイヤーも多かったようだ。
    • ただしダメージを受けるタイミングが他のどのモンスターとも違い、
      また同時に実装された古龍と同じモーションを使っていないことから、
      意図的に差をつけていると考えられる。
      後に発売された設定資料集「百竜災禍秘録」のマガイマガドの頁には
      「侵入者であるバゼルギウスを一蹴*10するほどの猛威」との文言があり、
      少なくともマガイマガドとバゼルギウスの縄張り争いは、前者の快勝という扱いのようだ。
      ただし同じくリオレウス相手に勝利するラージャンやイビルジョーはバゼルギウスと引き分けであり、
      一方的な展開になる理由は戦法の相性によるものと解釈するのが無難だろう。
      Rise時点ではラージャンと古龍の縄張り争いが消去されていたこともあり、
      古龍種と他のモンスターに明確な隔たりがあるという設定であったと考えられる。
  • 驚くことに、古龍種たる炎王龍テオ・テスカトル鋼龍クシャルダオラとの縄張り争いも確認されている。
    〆の急降下&鬼火爆破までは相変わらずvsリオレウスの縄張り争いの流用だが、
    こちらは急降下攻撃&鬼火爆破を受けた古龍種側がダウンせず、
    逆にカウンターの粉塵爆破or風ブレスを炸裂させてマガイマガドを怯ませる流れとなっている。
    また、縄張り争い終了後はマガイマガド側が操竜待機状態に移行する。
    • 大きな差異として、急降下直前の反撃被弾時*11とカウンターを食らった際に同士討ちダメージの他に
      地面に激突した直後にマガイマガド側が割合ダメージを受ける。
      強大な大型古龍を相手に空中戦を繰り広げ、急降下攻撃まで仕掛ける様は圧巻だが、
      フィニッシュ直後に怯む仕様があり*12、全体としては本種の方がやや劣勢であると取ることが出来る内容である。
      鬼火爆発を用いた空中突進など、他のモンスターには無い動きで古龍をも翻弄し大技を食らわせるも、
      古龍側はダウンせずに反撃を浴びせるといった形で、
      メインモンスターとしての株を保たせつつ古龍種の格を同時に演出する縄張り争いとなっている。
    • 危険度と報酬金が古龍級生物を一ランク下回るマガイマガドに
      大型古龍との縄張り争いが存在することが発覚した際は、多くのプレイヤーから驚きの声が上がった。
      同様の例としては屍套龍ヴァルハザクに挑みかかるオドガロン種が存在したが、
      既存モーションを流用する形で古龍との縄張り争いが実装され、
      なおかつ古龍側にもダメージが発生するのは本種が初である。
      • 危険度に関しては、マガイマガドは本来滅多に人前に現われないモンスターとされており、
        そもそも人の脅威となるケースが珍しい為に一般モンスター並みに定められているという可能性はある*13*14
        一方で、マガイマガドの実力はその生態ゆえに喰らった獲物の数にも左右される部分があり、
        上記の通り獲物を大量確保できる百竜夜行の発生と同時期に出現している作中個体が
        平時よりも強大化している可能性は否定できない。
    • なお、設定資料集「百竜災禍秘録」おけるテオ・テスカトルの頁には
      「百竜夜行に乗じて活発化した怨虎竜マガイマガドと衝突、これを退けた*15」との記載があり、
      上記の考察が概ね的を射ていることを窺わせる内容となっている。
  • MHRise時点での描写を総括すると、通常の飛行モンスターに対してはその能力を活かして完勝し、
    天空の王者であるリオレウスや指折りの危険生物であるバゼルギウス相手には反撃を許すものの勝利を収め、
    古龍種相手には善戦し渡り合うものの、最終的には手痛い反撃を受け劣勢といったところだろうか。
    • そもそもマガイマガドは地上を主戦場とする牙竜種であり、翼をもつ外敵に対して空中戦を挑み、
      あまつさえ撃墜するという内容自体が相当に衝撃的である。
      そして、今のところマガイマガドが縄張り争いを行う相手は、全て飛行能力を持っている。
      本種の優れた跳躍力や瞬発力、鬼火爆破による機動力が、飛行能力を持つ空中の相手に対しても対応できるという事か。
  • MHR:Sで登場した特殊個体である怨嗟響くマガイマガドに関しては、
    古龍種かつ本作のメインモンスターであるメル・ゼナと本作屈指の拮抗した縄張り争いを行い*16
    ドス古龍との縄張り争いにおいても、操竜待機状態になるモンスターはドス古龍側に変化している。
    従って、少なくとも特殊個体のマガイマガドは古龍種との戦闘で勝るとも劣らないことが判明した。
    このことから、特殊個体と通常種の間には大きな差があると思われる。
  • MHR:Sでは通常個体は新規の縄張り争いがなかったが、
    タイトルアップデートVer.14にて復活した古龍種、冰龍イヴェルカーナとの縄張り争いが完全新規モーションで追加された。
    最初にイヴェルカーナが空中に舞い上がって氷纏い、マガイマガドが鬼火臨界状態に形態移行する。
    初手はマガイマガドが飛びかかるが、イヴェルカーナは躱して尻尾突きを2回繰り出し、初撃は回避されるも2撃目を命中させる。
    続く三撃目を見切ったマガイマガドは避けると同時にイヴェルカーナの尻尾に噛み付いて振り回し、
    力任せに投げ飛ばして反撃に転ずる。
    しかし、イヴェルカーナにうまく滞空を維持され、追撃の飛び掛かりも空を切る。
    マガイマガドのパワーとスピードを警戒したのか、イヴェルカーナは極低温ブレスで咄嗟に反撃し、
    前脚を凍結させて動きを止め、上から全身を氷漬けにしようとブレスをチャージする。
    万事休すかと思われたマガイマガドだが、前脚の力で凍結を強引に振り解きつつ、
    鬼火爆破によってイヴェルカーナにダメージを与えて〆となる。
    なお、操竜待機状態になるモンスターはランダム。
    鬼火爆破と同時にマガイマガドの鬼火臨界状態が解除され*17ダメージと同時にイヴェルカーナの氷纏いが解除される*18
    • これは通常個体が形態移行や地上戦をする唯一の縄張り争いである。
      操竜待機状態の対象はランダムであり、
      古龍には劣勢と目されていた本種が互角といえる縄張り争いをしたことに驚く声も上がった。
    • テオ・テスカトル、クシャルダオラとの縄張り争いと比較すると、
      • マガイマガドが必ず鬼火臨界状態(≒全力を出した状態)になる
      • 空中戦ではなく、地上戦を行っている
      という違いがある。
  • これらの一連の縄張り争いの結果を鑑みると、通常個体は古龍に匹敵しうるものの、
    お互い余裕を残した状態では一歩及ばず、怒り状態を超え出し惜しみなしの状態ならば
    能力を解放した古龍と互角に渡り合えるものと思われる。
    • 実際に能力を解放した古龍と引き分けるのは珍しい事例ではあるものの、
      例えばラージャンは闘気硬化、エスピナスや怒り喰らうイビルジョーは怒り状態など、
      古龍が形態変化せず争う場合は相手も余力を残しているものが殆どであり、
      少なくとも通常個体のマガイマガドが突出したものであるとは言い難い。
      そうした相手に肩を並べるバゼルギウスに対しての優勢は、やはり互いの能力の相性によるものが大きいと考えられる*19

操竜

  • 操竜状態は鬼火を纏っているかそうでないかで性能が大きく変わる。
    基本的には使いやすいモンスターであるため、道中にいれば積極的に操竜したい。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は移動距離の長い飛びかかり。
      強攻撃の当てやすい間合いに詰めつつ、相手を怯ませる効果がある(ヌシ除く)。
      ただし発生速度はそれほどでもないため、やはりメインの攻撃はAの突進突きで良い。
    • 弱攻撃2(→+X)は入力した方向に走りつつ、鬼火弾を1発飛ばしてからの飛びかかり。
      鬼火弾のダメージは上記飛びかかりの半分程度と物足りないが、遠距離から安全に攻撃可能。
      鬼火弾後に回避で中断すれば遠距離攻撃だけを撃てるので、怯まないヌシへの牽制もできる。
      ただし、威力の割にモーションが長いので、利便性は下記の尻尾叩きつけに劣る。
      弱攻撃後は強攻撃に派生できるので、たまに立ち回りに混ぜてみると便利な時もあるだろう。
      見栄えも少しスタイリッシュに。
    • 弱攻撃3(↓+X)は尻尾叩きつけ。
      飛びかかりよりも溜め時間が長いが威力は高め、自分の位置をずらさず攻撃できる。
      弱攻撃→強攻撃コンボの始動には最適な技。操竜大技前の強攻撃&回避ラッシュで
      時間が余りそうな時に1発挟んでコンボに組み込むとダメージを伸ばせる。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は鬼火纏の有無にかかわらず突進突き。
      突進と突きのそれぞれに攻撃判定があるので、近距離で使うとダメージが2回出る。
      尻尾が鬼火纏状態であれば、鬼火ガスによる爆破の追撃が時間差で3発発生し、
      全モンスター中でも屈指の瞬間ダメージを叩き出せる。操竜における最強技の一つ。
      以上により尻尾が鬼火纏状態である事が前提とはいえ、その使い勝手の良さはあの超攻撃的生物に匹敵する。
      そして味をしめたハンターにオトモマガドのように連れまわされている。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は鬼火を纏っていない時はジャンプからの尻尾大車輪になる。
      高火力の単発攻撃だが出が遅い。単発でダメージを稼ぎたい時用の技。
      翔蟲が足りているのなら上記の突進突き&回避を連発した方が強い。
      • 尾に鬼火を纏っている時は円柱状の長距離攻撃"尾槍・鬼火螺旋突き"が放てる。
        突進突きよりも威力は劣るが、射程が長い上に後退しながら撃つため敵の反撃を受けづらい。
        遠くからこの攻撃だけを連発してもかなりのダメージを稼げるので、
        動きのよくわからないモンスターに対抗する時にはもってこいの技。
    • 操竜大技(X+A)は体験版で数多くの狩人を葬ってきた超必殺技の"大鬼火怨み返し"。
      突進→旋回して突進→ジャンプして体当たりの3連撃。
      尻尾に炎を纏っている場合、↑+Aの突進突きをした方がダメージが出る為、
      振り落とされる覚悟があるならギリギリまで↑+A攻撃を行うのも手。
  • このように操竜性能はトップクラスであり、わりと冗談抜きで彼の金獅子と並び 操竜最強クラス。
    マガイマガドを操竜最強たらしめている原因は↑+Aの異常なまでの攻撃性能の高さ。
    同じくマガイマガドの↓+Aは威力、射程共に強力で、某破壊の権化の↓Aと酷似した性能。
    あちらと同じく遠距離から↓+A連射が最適解で↑+Aの出る幕はない…と思いきや
    ↑+Aは↓+Aよりモーションが短い。
    どのくらい短いかと言うと、マガイマガドの↓+Aを撃っている間に2回使えるくらい短い。 
    また、フルヒットすれば↓+Aより↑+Aの方がダメージが高い。
    参考までに、場合によって変わるがだいたいの威力は↓+Aが450、↑+Aが600。
    要は450ダメージを撃っている間に1200ダメージを叩き込めると言う事。
    更に、基本的に操竜大技は強攻撃より威力が低く、モーションも長いので
    わざわざ操竜大技を撃つより振り落とされるまで強攻撃を打ち続けた方が結果的に高いダメージになることが多いのだが*20
    マガイマガドの操竜大技は他の操竜大技より頭一つ抜けて強い*21
    長いモーションに見合った高い威力を誇り、当然ダウンもするので非常に強力であるが故に
    最早乗らない手は無いのは言うまでもない。流石はメインモンスターと言ったところか。
    そのため、マガイマガドがいたら積極的にライドオン操竜してモンスターをボコボコにしよう。
    • さんざんここまでベタ褒めしたが、これはあくまでも尻尾に鬼火を纏っている時の話。
      マガイマガドの操竜は尻尾に鬼火を纏っているか纏っていないかで技が変わるのだが、
      纏っていない時は追撃の爆発が起きないのでダメージ効率が大きく落ちてしまう。
      そのため、マガイマガドを操竜する際は尻尾に鬼火を纏っている時を強く推奨する。
      基本的にハンターを発見した際の咆哮により鬼火を纏うので、
      咆哮をする直前にクグツチグモを使うとちょうど鬼火を纏った瞬間操竜待機状態になる。
      この通りマガイマガドは臨戦態勢にして鬼火を纏わせる必要があるので、ラージャンと違いやや手間ががかかる。
      カウンター系の鉄蟲糸技がある武器なら発見時の咆哮に合わせるとやりやすい。
    • なお、ターゲットがマガイマガドのいるエリアに合流して先制攻撃を仕掛けた場合など、
      非鬼火纏いのマガイマガドを操竜せざるを得ない場面は少なからず発生する。
      その場合↓+Aが大幅に弱体化するため、↑+Aの連打で立ち回ることになる。
      鬼火あっても基本↑+Aなので操作自体はあまり変わらないが
      鬼火の追加ダメージこそないが、それでもダメージ効率では上位クラスだったりする。
      • ちなみに、マガイマガドは百竜夜行にも登場する事があるが、
        ウツシ教官が使用可能な場合に限り、彼を呼べば操竜可能にする事が出来る。
        ……が、百竜の場合は強制的に鬼火なし状態のマガイマガドとして乗ることになる。
        戦力的に大したことが無い上に、爆破状態異常をバラ撒く事ができない。
        操竜後も鬼火状態が消えたままになる為、防御力が上がったままになる等、
        デメリットの方が多いので早々に倒して御退場頂こう。
    • ここまで操竜大技の大鬼火怨み返しとA攻撃が強力であることを述べてきたが、
      X攻撃も多彩かつ使いやすいものが揃っている。

百竜夜行

  • Ver.1.1.2までは設定やストーリー上の都合からか百竜夜行クエストには出禁登場しなかったが、
    Ver.2.0.0以降赤☆7の百竜夜行において乱入するようになった。
    ストーリーで作成されたからくりでも対処しきれないほど状況が激化しているということだろうか。
    また、乱入した際にはBGMもマガイマガドのBGMに切り替わり、場を盛り上げてくれる。
    • 登場するwaveになると追加ボーナスサブ任務の"マガイマガドの撃退"が発生する。
      この任務は評価値が高く、他の百竜サブ任務が2つ未達成でもSSが狙えるほど。
  • タイプはヌシなどと同様の特殊型だが、高台を破壊するなどの行動は行わず枠も銀色となっている。
    他のモンスターと比較すると体力・攻撃力ともに高く設定されている。特に体力は体感できるレベルで高い。
    行動のメインは強襲型に近く、最初から全身に鬼火を纏ってハンターに積極的に攻撃してくる。
    ただしそれだけでなく、射撃型のように遠距離から鬼火を使ってこちらを狙撃することもある。
    餌を求めて乱入しているという設定から他のモンスターを攻撃することがあり、
    攻撃されたモンスターはダメージを受けて群れの大物ですら操竜待機状態となる*22
  • 特殊な行動として一定時間が経過するとヌシのように大技を発動、関門に大ダメージを与えてから自主退場する。
    第一関門だった場合は一撃で破壊されてしまうため、戦線が一気に崩れる危険性もある。
    なるべく早急に対処したいところだが、前述の通り他のモンスターと比べて体力が高く、手間がかかる。
    マガイマガド自身が他のモンスターを攻撃して操竜待機状態にするため、操竜を使用して戦うと良い。
    また、状況的に危険だと判断したならば反撃のドラ、里のツワモノ等も惜しみなく駆使して退場してもらおう。
  • この大技を放った後の退場の仕方はほかのモンスターと違い特殊で、
    MHW以前の牙獣種のように凄まじい跳躍力で大ジャンプ、そのまま空の彼方に消える。
  • マガイマガドを撃退した時の個別報酬は、
    何故かマガイマガドの素材はあっても一枠のみでほとんどは重鎧玉や瑠璃原珠などとなっている。
    ただ、どちらも貴重かつ需要が高いので有難いかもしれない。
    やはりボーナスキャラクターなのでは…。

百竜ノ淵源

  • Ver.3.0でついに再び姿を現したイブシマキヒコナルハタタヒメ
    龍宮砦跡でまずイブシマキヒコを追い詰めると地面に大穴が空いて下層に移動。
    現れたナルハタタヒメが瀕死のイブシマキヒコを喰らい、百竜ノ淵源ナルハタタヒメと化して最後の決戦に移り、
    そして戦闘の最中、百竜ノ淵源ナルハタタヒメが迫り来る何かに向かい威嚇するように咆哮する。
    するとカメラアングルが上空を映すように一転し、大穴の上から全身に鬼火を纏った激怒状態のマガイマガドが乱入する
    現れた理由については様々な憶測が寄せられるが、
    とにかく百竜ノ淵源ナルハタタヒメに大技を叩き込むも…反撃を受け操竜待機状態に移行する。
    • 操竜終了後、マガイマガドはそのまま立ち去ってしまう。
      そもそもどのような理由で姿を現したのかも不明な上に、
      そこから何故踵を返すことにしたのかなど、謎の多い乱入である。
      過去作をプレイしたハンターならどことなく既視感を覚えるかもしれない。
      わざわざやってきて操竜させてくれるさまはまさにオトモマガドである
      色々と気になる点はあるものの、メインモンスターとラスボス戦で共闘するという
      シチュエーションが熱いものであることは間違いない。
      操竜大技の発動と同時に英雄の証が流れ出すのも相まって、
      ハンターの気分を盛り上げる良い演出となっている。
      古龍の襲来により引き起こされた百竜夜行と、その犠牲となった百竜の亡骸を喰らう怨虎竜。
      百竜の淵源たる古龍を打ち倒す決戦の場へと彼を突き動かしたのは、百竜の怨念による、
      「せめて一太刀」入れんとする悲壮の覚悟だったのかもしれない。
      • マガイマガドにとって、餌となるモンスター達の大移動である百竜夜行は
        一時的には大きな狩猟場となるものの、長期的に見ればモンスター達の移動によって
        餌の確保が難しくなるため、決して良い事ばかりではないと言える。
        その生態からエネルギーの確保が至上命題であるが故に大人しく他のモンスターとの同道を選べず、
        便乗して餌を狩るしかないという点では彼も百竜夜行の被害者だったと言えるだろう。
      • 因みに操竜に失敗したり大技を放たずに終えたりするとBGMはそのままなので、
        『百竜ノ淵源』を流しながらナルハタタヒメを倒す事も一応可能。
      • 操竜に成功しようが失敗しようが立ち直るとすぐに撤退してしまうため、
        ここで現れるマガイマガドを討伐することは残念ながら不可能。
    • ちなみにマガイマガドの乱入は高確率ではあるが確定でなく、
      クシャルダオラやテオ・テスカトルが乱入してくるケースもある。
    • なお、この乱入周りの演出については設定資料集でも軽く触れられているが、
      百竜ノ淵源ナルハタタヒメが放つ烈しい力の影響を受けた、以上のことは特に書かれていない。
      • 少なくともナルハタタヒメを食料とみなして参戦したことを示唆するような文言はない。
        一方でマガイマガド自身の設定資料には「より強大なエネルギーを蓄えようとする習性があり、
        そのため古龍種に対しても攻撃を仕掛け捕食を試みようとするのではないか」との考察があるため、
        確定ではないものの参戦の理由としては現状一番濃厚といえるか。
      また、マガイマガド以外の大型モンスターも竜宮砦跡に向けて動いていたという設定から、
      マガイマガド(と古龍種)のみがナルハタタヒメに触発されていたわけではないようである。
    理由が語られないとはいえ、装備の整わない体験版でフルボッコにされ
    ストーリー上で強敵として対峙した相手との、最終決戦での共闘。
    この熱い展開に心奪われた者も多いのではないだろうか。

MHR:S

  • MHR:Sでは因縁深いカムラの里に関連するストーリーは展開されないが、
    マガイマガド自体はマスターランク帯にも進出する。
  • MHW:Iの特殊個体モンスター達のようにマスターランク帯では上の特殊個体に置き換わる……
    という訳ではなく、通常個体もマスターランクに姿を見せる。
    ただ、特殊個体との兼ね合いか登場ランクはMR3とかなり早い。
    上位までと異なり、ジンオウガやリオレウスより前のランクでの登場に驚いたハンターも多いのではないだろうか。
  • 特殊個体が登場する為通常個体は変化も控えめかと言われればそんな事はなく、
    眼前を大きく爆破しながら後退したり、尻尾を後方に突き刺して爆破したり、
    サイドステップで視界から消えてからの尾槍突き等強力な技を習得した。
    また既存技の強化については鬼火螺旋突き二連発という定番の強化に加えて、
    立ち上がっての周囲爆破時に内側にもタイミングの早い爆破が追加された。
    大技の威力も非常に高く、MR3というランク帯ながらその強さはMR4のモンスターに勝るとも劣らず、
    しっかり前作メインモンスターの意地を見せた格好だろう。
  • ちなみにMR30ではなんと百竜ノ淵源ナルハタタヒメが再臨を果たすのだが、
    ドス古龍らと異なりマスターランクではマガイマガドは乱入しなくなっている。
    代わりに今作のメインモンスターであるメル・ゼナが乱入者に加わっているため、
    パッケージモンスター同士でバトンタッチした形と言えるか。
  • 加えて、上述の通りマスターランクではイヴェルカーナとの縄張り争いが追加されている。

傀異化

  • 前作のメインモンスターである本種にも、傀異化した個体も登場。
    特殊個体とはまた違った狂気的な赤色に染まったマガイマガドは一見の価値アリ。
    Ver.10.x.時点ではMR3までのモンスターにのみ傀異化が存在したが、
    その中でもEX★4と最も高いランクでの登場となる。
    入手できる素材はガランゴルムベリオロスナルガクルガと同じ傀異化した牙。
    なかなか錚々たる面子であるため、牙が欲しい場合は慎重に相手を選ぼう。
    • 傀異化モンスターはいずれも非常に高い攻撃倍率と異常なタフさが売りだが、
      マガイマガドもその例に漏れず超強化された攻撃力と圧倒的な体力を持つ。
      また、鬼火やられ劫血やられの2段構えの状態異常が輪をかけて厄介な上、
      大鬼火怨み返し傀異バーストという二重のタイムリミットとの戦いにもなる。
      そもそもマスターランクモーションが強いということもあり、
      同ランクの中でも油断できない相手に仕上がっている。
    • 一方で、傀異核を纏う部位は剣士でも比較的攻撃しやすく、
      鬼火纏いの解除ダウンも別で発生する為、ダウン中に一気に核破壊も狙えると、
      付け入りやすい隙はしっかりと残されているため、
      戦いにくいという事もなく順当な強敵になっていると言えよう。
  • ちなみに、傀異鈍化が発生しても鬼火の状態は維持される。
    そのため通常個体と比べ大ダウンの回数を多く取れるため、うまく立ち回れば傀異化個体のほうが楽に戦える。
    鬼火が明るくなった状態のまま疲労するという、通常では見られない状態になることもある。
    ただし、この状態でも大鬼火怨み返しは使ってくるので注意。

MH-R

  • ヨツミワドウに続き、第二弾コラボとして本作にも登場した。
    「マガイマガド討伐戦」と大々的に銘打たれ、マガイマガドが大ボスとして登場する他、勿論オトモンにすることも可能。
    デフォルメがなされてもやっぱり威圧的な風貌は変わらず、かなり異彩を放っている。
  • 多数のモンスターが凶暴化する大厄災の気配を感じ取ってフェルジア大陸へ渡ってきたらしい。
    この際にハッキリと「海を渡って」と書かれているため、どうやら泳ぐことができるようだ。
    まさか船に紛れてきたとかガスのジェット噴射で長距離飛行してきたとかでもあるまいし。
  • 討伐戦クエストではとにかく執拗に爆破やられを狙ってくるうえ、
    特性効果の「誘爆の鬼火」で爆破やられ状態の味方が攻撃を受けると即起爆させられるため、
    爆破耐性持ちのライダーやオトモンが必須クラス。
    爆破対策が完璧なら大きく危険度は下がるのだが、
    それでも単純な物理火力の高さもあり、一筋縄ではいかないクエストである。
  • 状態異常はずぶ濡れと毒が有効。
    特にずぶ濡れは前回コラボで実装されたヨツミワドウが高確率で付与できるため、
    ぜひ採用してやるといい。

オトモン

  • 敵としては厄介な爆破やられも味方に回ると心強い
    高確率で敵に爆破やられを付与できる技を多数覚え、
    特にタッグ技の「怨禍・尾槍螺旋突き」は1バトル中に1回しか使えないが、
    敵全体に威力500の遠距離攻撃を行い、80%の確率で爆破やられを付与するという性能を持つ。
    また、爆破やられ中の相手に与えるダメージが増える「追撃・爆破」の特性も持つため、
    うまくSPを調整して爆破やられ中に高火力技を叩き込む態勢を整えておきたい。
    しかし、爆破やられ耐性が高い~効かない相手には真価を発揮できなくなるので、
    クエスト開始前に相手の耐性は確認しておくよう。
  • 属性耐性は水が-50%と図抜けて低く、雷も-25%と危険域。
    ある程度汎用的に使える爆破やられではあるが、水属性の敵相手には連れて行かない方が無難だろう。
  • タッグ候補としては、やはりライダー側も「追撃・爆破」持ちで揃えて更なる火力を追求したいところ。
    具体的には禍鎧マガツキライラあたりが該当する。
    特に禍鎧マガツキとは装備もお揃いで見栄えがいい。
    また、他のライダーでもライダー技のみを使うという場合なら、
    爆破度外視のステータス底上げ目的でマガイマガドを採用するというのも悪い選択肢ではない。

武具

  • ゲーム本編とは別売のamiiboにて「マガイマガドの重ね着装備」が紹介されている。
    禍鎧封具」というシリーズ名で、マガイマガドの甲殻をベースとしたボディースーツのような見た目である。
    特徴的な鬼火についても紫色の帯のようなもので再現されている。
    ハンター用、アイルー用、ガルク用の3種がそれぞれ対応するamiiboの読み込みで入手できるとのこと。
  • また、禍鎧封具とは別にマガイマガドの装備が確認されている。
    銘は禍鎧であり、こちらが本来のマガイマガドの装備である。
    太刀の武器紹介動画にてハンターが着用しているものがそうであるが、
    いかにも武者と言った感じの鎧であり、和風な雰囲気の本作とはマッチした見た目である。
  • 武器性能は高めの攻撃力に青ゲージ、並の爆破属性といったあたり。
    スキルで会心率を上げれば超会心運用も十分できる。
    爆破属性故に相手を選ばず、マガイマガドの登場タイミングも加味すれば
    とりあえず作って攻略に持ち込むには最適なカテゴリ。
    特にライトボウガンはスキルが揃えば頭一つ抜けた汎用性を発揮する一丁として、
    Ver.3.9.1まで非常に注目されていた。詳細は該当項目参照。
    ライトボウガンばかり注目されていまいち影が薄いが、ヘビィボウガンも散弾ヘビィではトップクラスの性能である。
    また、百竜強化では鬼火やられ中に攻撃力が上がる"怨虎竜の魂"を付与できる。
  • 防具性能は非常に貴重な匠SPを保有する他、新スキルである鬼火纏を持つ。
    鬼火纏は上位までではマガドシリーズと護石以外には付かない為、
    このスキルの運用を考える場合はほぼ使うことになるだろう。
    • 鬼火纏は文字通り鬼火やられに関連するスキルとなっており、
      Lv3以上でモンスターの怒り状態に呼応して自動的に鬼火やられを発症するようになる。
      怨虎竜の魂を活かすならなるべく鬼火やられを維持するように立ち回りたい所だが、
      疾翔けなどで自発的に解除しないと一定時間で爆発し、周囲の味方にダメージを与えて吹き飛ばすため、
      特にマルチプレイでの運用に注意を要するスキルでもあった。
      • Ver.10.0.2以降は味方に爆発が当たらないようになったが、自爆のダメージは普通に食らうため注意。
        元々状態異常を自発的に発動させるスキルである以上、当たり前ではあるが。
      • Ver.2.0からは復活した瑠璃原珠を使って装飾品を作成できるようになった。
        ただ怨虎竜の魂結晶と火竜の上鱗はともかく妃蜘蛛の灯腹が必要になる上に、レベルも最大の3となっている。
  • 直接マガイマガドの武具とは関係がないが、本作では装飾品の生産が再び可能となっている。
    もちろんマガイマガドの素材を用いる装飾品も存在するのだが……攻撃珠【2】に、よりにもよって逆鱗が必要
    MHWorld同様攻撃スキルは最大Lv7なので、最大レベルまで装飾品を揃えるなら逆鱗も7枚必要ということである。
    • 他の装飾品も砲術珠【2】防音珠【3】早填珠【1】爆師珠【1】
      剛刃珠【2】斬鉄珠【2】爆破珠【2】短縮珠【2】と各方面からお呼びがかかる有用なラインナップ。
      肝心の鬼火珠【3】は空気だが…。
      もちろんこれらまでレア素材を用いるというわけではないが、装飾品を揃えるつもりなら乱獲することになるだろう。
      • 特に厄介なのが背中破壊で出る妖刀殻。
        自然に破壊できるような部位ではないが、
        かと言って捕獲やターゲット報酬で困らない程出るわけではないのに大量に要求される。
    • 逆鱗は下位個体からも入手できるので、上位のハンターが下位マガイマガドを乱獲にやってくる
      マガイマガドにとっては迷惑極まりない事態も発生している模様。
    • そして、匠珠【3】には無情にも紫玉が要求される。
      当然5つ揃えるなら紫玉の要求数も5個である。
      お陰様で逆鱗に困る事は無くなった
      幸いVer.2.0で匠付きの防具もかなり増えたため、装飾品を大量に使う場面はほぼないが……。
    • Ver.2.0にて追加されたクシャナ装備にも匠が搭載されているが、スロットは非常に貧弱。
      匠をLv5まで引き上げようという場合に声がかかるケースが多い。

余談

  • 一部ゲーム誌ではデザイン段階のマガイマガドの姿が公開されている。
    ゲーム内のマガイマガドはジンオウガと同様に地面にやや這うような姿勢を取っているのだが、
    デザイン画の多くはオドガロンのようにスラッと足を直立させた姿勢の絵が多い。
    後の体験版や製品版でも非戦闘状態限定で足を直立させながら移動する様子が確認されている。
  • MHRise体験版第2弾では「熟練者向け」として本種の討伐クエストが実装されたのだが、
    かなりシビアな調整に加え、ステータスが固定された装備、更に15分という短い制限時間から
    とんでもない強敵となっており、SNSでも阿鼻叫喚の声がいくつも上がった。
    たしかに隙はあるが見極めが難しく攻撃が差し込みづらく、
    更に転んだふりをし、起き上がりながら攻撃するなど熟練ハンターであるほど虚を突かれやすい点もあり、
    利用できるギミックは全て使うつもりで挑まなければ時間切れ・3乙が必至であった。
    …総司令の「あるものは全て使え」とはよく言ったものである。
    • こんな経緯から「体験版の時点でトラウマになった」というハンターが続出したが、
      同時に「隙はしっかりあり、攻撃をよく見れば攻撃と回避のメリハリある戦いができる」
      「それでいて油断すると一気に体力を持ってかれる緊張感のあるモンスター」と高く評価する声も多く、
      発売前からかなりの高評価と多くのトラウマを得ることとなった。
      そしてRise本編がかなり難易度が低めに設定されていることもあってこれがRiseの最難関クエスト扱いされることも...
      • 後に強化クエストが配信されたが、
        装備フリー・入れ替え技フリー・制限時間も通常同様の為、
        依然体験版マガドこそ最難関という声も多い。
        発売前時点と発売から半年以上経った時点ではマガイマガドはもちろん、
        ライズのシステムへの理解も深まっているだろうから単純な比較は難しいのだが
    • メインモンスターと戦える体験版としては、MHXXのバルファルク、MHWβ版のネルギガンテ
      そしてMHW:Iβ版のイヴェルカーナが存在していたが、
      これらのモンスターは制限時間に余裕があるため、操作にある程度慣れば回復を重視していても討伐可能であった。
      対してこちらは短めの制限時間により回復の時間すら与えてもらえないことが多く、
      更に装備の貧弱さから尻尾の一突きで昇天という事態もザラにある。
      さらに製品版と比較して空中にいるハンターに対する判定が明らかにきつく、
      例えば前腕を地面につけて薙ぎ払う攻撃ではハンターが地上にいれば
      後脚のかかと側から密着していても当たらないが、
      そこから飛影や飛翔蹴りなどを発動すると飛び上がった瞬間に被弾する。
      このジャンプ殺しの異次元判定はどうやら直撃扱いのようで、ヒトダマドリを集めていないと
      前腕を振るっているマガドの後脚に触れて即死という受け入れがたい事故も発生しうる。
      総じてこれまでの体験版と比較しても高難易度に仕上がっていたと言える。
  • 大社跡のエリア12などで休憩を取る姿が確認されている。
    どっしり腰を落ち着けて腕刃のお手入れをしているようだが、
    モチーフの一つが虎ということもあってかその様はまるで毛繕いをする猫のよう。
    厳つい見た目や高い戦闘力に反して、なかなか可愛らしい仕草となっている。
    もし目にする機会があればじっくり観察するのも良いだろう。
    この生態行動の後には落とし物もするため、素材集めと言う観点でも最後まで観察するのは有効な手段である。
    • 更にネコ科の動物モチーフゆえか、足の裏に肉球がある
  • 大社跡を舞台としたクエストでは初期位置がエリア12のパターンが多く、
    暫くすると水場のエリア10へと移動することが多い。
    このエリア移動の際の挙動がかなりダイナミックで、巨体を軽々と跳躍させながら、サブキャンプのすぐ脇の足場や、
    エリア6とエリア13を繋ぐ細道の崖の上など、高所から高所へ次々に飛び移って降りていく姿が見れる。
    • 体験版に於いてのマガイマガド狩猟では、サブキャンプへのファストトラベルもない都合上、
      大社跡の中でもメインキャンプから最も遠い位置であるエリア12へ向かうにはガルクの足でもかなり時間が掛かる。
      体験版をプレイしたハンターの中には短い制限時間の中、到着して早々に
      エリア10へと移動し始めたマガイマガドを追い掛ける羽目になった者もいた。
  • 寝床で寝る際にはネコ科らしく体を丸めて眠りにつくが、
    シビレ罠で捕獲するとわざわざ大の字になってから昏睡する失われた野生
    腹側の毛皮が真っ赤になっているので壮絶な戦いの上での討ち死にをイメージしている可能性はあるが、
    普段の恐ろしさと比べてやたらとギャップがある寝姿である。
    山頂で腹を掻きながら寝ている超攻撃的生物といい勝負ができるかもしれない。
    なお、捕獲時にわざわざひっくり返るといえばアイツだが今作は不在。
  • MHP3のメインモンスター雷狼竜ジンオウガとは、種族以外にも共通する部分が少なからずある。
    例えば、本領を発揮する際には甲殻が展開するとともに
    外部由来の何らかのエネルギーを纏い、かつ肉質が軟化する事や、
    素早くダイナミックだが予備動作や後隙の大きい動きが目立ち、
    大技をコンボで放ってくる点などが挙げられる。
    • 同時に対になる部分もあり、デザイン面で見ると、
      ジンオウガは全体的に明るい色使いでかつ王道的なスタイリッシュさを
      感じさせるのに対し、マガイマガドは暗い色合いが目立つと共に
      外観も別名通りに畏怖の感情を刺激する禍々しさを感じさせる。
      生態面でも、ジンオウガの電気は雷光虫との共生で得ているのに対し、
      マガイマガドの鬼火は獲物の捕食で得ているのもまた対照的と言える。
      性格(性質)面でもかなり対になっており、ジンオウガが強者にしか極力興味を示さないのに対し、
      マガイマガドは自身から逃げ惑う者を執拗に狙う。同じ『武』をイメージさせながらも、
      種として持っているプライドという点で真逆である。
      また、モチーフがイヌ科動物かネコ科動物かというのも対になっていると言えるか。
  • 発売前のPVでは操竜状態のリオレウスとマガイマガドが対峙するシーンが描かれた。
    赤く明るい火炎ブレスのリオレウスに対し、紫の禍々しい鬼火のマガイマガドはの対比のよう。
    リオレウスの背に乗ったハンターが禍々しい新モンスター=マガイマガドに立ち向かう姿はなかなか熱い。
  • 今でこそ存在感のあるマガイマガドだが、初期の頃は影の薄い存在とも言われていた。大きな理由として
    • 恒例のトラウマクエストが無い
    • 上位の方は緊急クエストとしてではなく、セレクトクエストの一つとして登場する
    • 今作の目玉である百竜夜行には登場しない(アップデートにより登場するようになる)
    • 古龍以外のメインモンスター恒例のみんなのトラウマ扱いされやすい2頭同時狩猟クエストが無い
    の4つが挙げられた。
    トラウマクエストは非G級作品では恒例となっていたが、それに対してマガイマガドは直接戦闘の機会がないうえに、
    ムービーでもその戦闘能力をほぼ目にしないまま決戦に突入するため、因縁やトラウマを感じる暇がない。
    緊急クエストではないというのはどこかで聞いたことのある話だが、今作の緊急クエストは
    多くが新モンスターが充てられており、残念ながら上位の枠には入れられなかったのだろう。
    里も集会所も充てられなかったに比べれば余程マシである
    ストーリーの都合上仕方がないとはいえ、目玉要素である百竜夜行に出てこなかったのも大きな痛手と言わざるを得ない。
    しかし大型アップデートで一部の百竜夜行にも乱入するようになり、ヌシモンスターたちの単体クエストにも乱入、
    テオ・テスカトルやクシャルダオラ戦にも乱入し、しかも縄張り争いまで繰り広げる。
    極めつけには真のラスボス戦にも乱入してハンターと共闘するという、
    一転してこれでもかと活躍し注目を浴びたメインモンスターとなった。乱入ばかりじゃないかとツッコんではいけない
    今後の活躍にも期待である。
  • 偶然かどうかは定かではないが、今作で初登場したフィールドのみに棲息しているという特徴がある。
    メインモンスターとして新フィールドの紹介に勤めてくれている……のかも知れない。
    • MHR:Sでは登場フィールドは増えなかったが、特殊個体のほうは城塞高地や水没林にも現れる。
  • 琵琶法師の語りの中でも合掌は中々に印象的。他プレイヤーが乙った時や宝玉が出ないと嘆いた時。
    腹の底から声を張り上げ全力で合掌してやろう。勿論一種の煽りなので相手は気の知れた仲間だけにしよう。
    • TGS2021の公式番組「カプコンオンラインプログラム モンスターハンタースポットライト」では、
      メインモンスターと言う事もあってかマガイマガドの登場ムービーでの琵琶法師の語りが生で披露された。
      もちろん合掌もきっちりと言ってくれていた。その瞬間はコメントも「合掌」で埋め尽くされた。
  • MHRiseとの連動要素がありDLC第1弾でオトモガルクが登場したMHST2でも堂々と参戦する事を期待されていたが、
    そちらには登場はしていない。
    開発者のインタビューで「MHRiseからはガルク以外登場させるつもりはない」と言われてはいたので
    残念ながら当然と言えば当然なのだが。
    前述の通りMH-Rでストーリーズ仕様のモデルを獲得出来ているにもかかわらず出演できないのは
    中々もどかしい思いを感じてしまうが、
    まだMHRiseも発売されて日が浅いからという事なのだろうか*23
  • 2023年6月7日放送のモンスターハンターライズ:サンブレイク スペシャルプログラム Finalでは、
    ライズのモンスター狩猟数ランキングで1位の名誉に輝いた。これは怨嗟に響めいても仕方ない
    里クエのラスボスということと、メインモンスターということが響いたか。
    また武具の項にあるように、強力な装飾品の多くに素材が必要となることも関係していると思われる。

モチーフについて

  • 他のMHRiseに登場するモンスターは元となった妖怪がある程度明快である一方、
    マガイマガドについては公式でも「古来からある武者の亡霊のイメージ」とやや抽象的で、特定の妖怪の名前などは挙げていない。
    鬼火を纏っているのも、亡霊の側に漂う怪火のイメージだろう。
  • 動きや体格については、別名にある通りアジア地帯に広く君臨する「虎」が
    モチーフにされていると公式メッセージで明らかにされた。
    虎はパワーとスピードを兼ね備え、巨体にもかかわらず大変に身軽な動物である。
    飛ぶ鳥を跳びかかって捕らえたり、ゾウの背中に乗った人間に跳躍で襲い掛かるほどジャンプ力も凄まじい。
    重厚な巨躯を持ちながら、飛竜相手に互角以上の空中戦を演じるマガイマガドに相応しいモチーフといえるだろう。
    • また、虎は中国の志怪小説や伝奇小説において頻出する動物であり、人喰い虎や人虎の怪談は枚挙にいとまがない。
      本朝に野生の虎は生息していないが、輸入された虎の怪談は広く語り継がれている。
      そういった文化的背景、妖怪との親和性の高さという意味でも本作のモンスターとして相応しいといえる。
    • こういった獰猛で危険な性質により、中国などの東アジアでは虎は古くから武勇や王者の象徴とされ、
      同じく権威や皇帝の象徴とされたと同格の霊獣であり、
      同格の二者を表すものとして「龍虎」なる言葉があるほどである。
      古龍にも襲いかかる恐れ知らずな性格や、
      劣勢ながらも渡り合い、全力全開の状態なら互角にやり合える強さはここから来ているのだろう。
    • 左右に刃が開く十文字槍のような尾を持つマガイマガドだが、
      虎と十文字槍と言えば、朝鮮の役で虎を退治したと伝わる戦国武将、加藤清正が有名。
      清正は短い刃が片方だけに突き出た片鎌槍を愛用していたが、
      後に「十文字槍の片方が虎と戦った際に咬み折られ、片鎌槍に研ぎ直して使い続けた」という伝説が作られている*24
  • 「怨念」「兜を被った武者姿」「名前の近似」などといった要素から、
    巷では日本三大怨霊の一つとも数えられる武士「平将門」公を連想した人も居たようだ。
  • Riseのラスボス、イブシマキヒコとナルハタタヒメを討伐しに行く「百竜ノ淵源」のクエストには
    マガイマガド、炎王龍テオ・テスカトル、鋼龍クシャルダオラのいずれか1体が乱入してくるようになっている。
    つがいとなったラスボス2頭を夫婦神であるイザナギ、イザナミに重ねて、
    この乱入者3頭も日本神話における三貴子に見立てられるのではと考える人もいる。
    炎龍は燃える太陽の『天照(アマテラス)』、
    鋼龍は(すさ)ぶ嵐の神の側面も持つ『素戔嗚(スサノオ)』、
    百竜を喰らい暗闇に鬼火を燻らせる怨虎竜は「夜の食国(おすくに)」や「滄海原の潮の八百会(しおのやおえ)*25を統べる『月詠(ツクヨミ)
    …という具合だが、これはあくまで能力やイメージから連想されたものに過ぎず*26
    それぞれの神様もイザナギが産んだ*27存在で、敵対した逸話も無い。
    類縁もない別種の生物として捕食や縄張り争いのためやって来たらしき3頭とはまるで共通性が無いとも言え、
    今のところ公式な言及もない。
  • 妖怪の鵺(ぬえ)もモチーフの一つではないかという説も挙がっている。
    別々の動物が一つの身体に宿るキマイラのような妖怪であり、
    平家物語に登場する鵺は猿の顔、狸の胴体、虎の手足、蛇の尾をしていたとされる。
    猿のように赤らんだ顔や、黄色がかった白色の甲殻が筋状に並ぶ虎のような手足、
    そして鎌首をもたげる蛇のような尾などの姿から連想されたようである。胴体の狸はハブられた。
    また、鵺はヒョーヒョーという気味の悪い声で鳴く*28と言われており、
    この辺りは鬼火やられ時などで聞こえる寝笛に似た音と通じるものがある。
  • 鬼火はビジュアル面だけでは無く、発生原理も人魂の要素が取り入れられている。
    日本では古くは土葬が多かった為、人骨から抜け出たリンが発火し、人魂が生じると言い伝えられていた。
    故に他のモンスターの骨を喰らうことで鬼火が生じるメカニズムが設定されたのだろう。
  • リオレウスなどと比べれば「マガイマガド」という名前には異質な語感もあるが、
    ゲーム中ではこの語感に合う漢字が充てられた単語があるため、漢字から由来した名前と考えられている。
    前半の「マガイ」については登場ムービーで言及されている「禍威(マガイ)」や、
    DLCで販売された重ね着装備の名称「禍鎧(マガイ)」の両方が掛けられているのだろう。
    「マガド」の方については、狩猟称号で「禍怒(マガド)」の文字が充てられているが、
    魑魅魍魎が現れる時間帯、つまり百鬼夜行が起こる時と言われている
    逢魔時(オウ“マガド”キ)」「大禍時(オオ“マガド”キ)」から来ているのではないかという考察も存在する。
    • ちなみに、「禍鎧」はマガイマガド狩猟数40の称号であり、「禍怒」の称号は狩猟数50で得られる。
  • 英名は「Magnamalo」だが、前半部分はラテン語で「偉大な」「大いなる」を意味する
    「Magnus」の女性形の「Magna」からで間違い無いだろう。
    後半の「malo」は麻呂ではなくスペイン語で「悪い」や「邪悪」を意味する。
    直訳すれば、「大いなる悪」という意味になり、まさにモンスターを食い荒らし非道の限りを尽くす
    悪逆無道たるマガイマガドの猛威をこれ以上なく表していると言えるだろう。

素材

怨虎竜の鱗
マガイマガドの鱗。
頑丈で小振りなので、柔軟な動きを引き出しつつも、相手の牙を弾く。
より上質なものは「上鱗」と呼ばれ、マガイマガドの尽きぬ闘志が宿るという。
更に厚いものは「厚鱗」と呼ばれ、硬さとしなやかさを合わせ持ち、どんな攻撃も受け流す。
怨虎竜の甲殻
マガイマガドが纏う甲殻。
甲冑のように分厚く、生半可な攻撃ではビクともしない。
より上質なものは「堅殻」と呼ばれ、マガイマガドの恨みにより硬質化したとされ
どんな攻撃を受けても決して屈しない硬さを誇る。
最上質のものは「重殻」と呼ばれ、
縄張りを築く戦いの中で溢れる怨みを糧により硬質化したという。
怨虎竜の腕刃
マガイマガドの腕にある刃状に発達した爪。
素材のままでも、刀のような切れ味を誇る。
幾多の獲物を両断し研ぎ澄まされたものは「妖腕刃」と呼ばれる。
幾多の獲物を斬り伏せてきたものは「覇腕刃」と呼ばれる。
刃こぼれは壮絶な戦いを証明している。
怨虎竜の刀殻
マガイマガドの背にある刀状の甲殻。
刃こぼれしたような形状は戦闘の激しさを思わせる。
より上質なものは「妖刀殻」と呼ばれる。
特に硬質な刀殻は「獄刀殻」と呼ばれ、強烈な憤懣が籠められている。
  • マガイマガド素材の中でも特に集めづらい
    背中の部位破壊報酬として高確率で出るが、背中は破壊しづらく、
    剥ぎ取りでは入手できず、基本報酬や捕獲では入手確率が低くなっている。
    しかも破壊報酬でも1個しか出ない
    それでいて当然下位・上位・マスターランクで別素材が存在する上に特殊個体にも専用の刀殻が用意されている。
    MHRiseでは武具の作成・上位強化・マスター強化・怨嗟最終強化には大体平均2個、
    ランス・弓などは4個などそれぞれ要求されたり…。
    それだけならまだいいのだが、同作では上位の妖刀殻は集中や業物といった
    強力なスキルの装飾品に複数要求されるため、悩まされる事となる。
怨虎竜の兜角(とかく)
マガイマガドの雄々しい角。雌へのアピールに使用する。
一生に一度しか生えないため、折れてしまうとその雄の個体は繁殖ではなく縄張りの拡大に注力し、
その結果非常に気性が獰猛になると言う。
志半ばの武士の怨念が込められたような、厳かな雰囲気が漂う。
強者に勝ち、その血肉を喰らうことでより大きく発達するとされており、
名将の兜の如く大きくなったものは「剛兜角」と呼ばれる。
より成長したものは「獄兜角」と呼ばれ、燃え盛る炎のような怒りを感じさせる。
怨虎竜の槍刃尾(そうじんび)
マガイマガドの十字槍のような尾の刃。
尾が放つ突きは、隙を見せた獲物の土手っ腹を貫く。
頑丈さとしなやかさを併せ持つ尾は「靭槍刃尾」と呼ばれ、
興奮すると更なる血肉を求めて巨大な鋭い十字槍と化す。
  • 部位破壊に成功すると、折れた刃が地面に突き刺さる
    そして如何にも可食部が少なそうな見た目通り、よろず料理のラインナップには入っていない。
怨虎竜の霊結晶
マガイマガドが生成するガス結晶。
常に噴出している可燃性のガスが、揺れる紫の灯火に見える。
刻を経て濃縮されたものは「魂結晶」と呼ばれ、その爆発力は想像不可能。
最上質のものは「魂魄(こんぱく)結晶」と呼ばれ、燻る紫煙は静かながらも力強く揺らめく。
  • (こん)(ぱく)』とは聞きなれない単語だが、これは中国の道教における概念であり、
    精神を支える「魂(こん)」と肉体を支える「魄(はく)」という二つの気のこと。
    「魄」に関してはMHXのラスボスであるオストガロアのレア素材名にも使われている。
怨虎竜の逆鱗
マガイマガドの体から稀に発見される、不吉に光る逆鱗。
今にも飲み込まれそうな深い紫色。
  • MHRiseでは特に需要の高い攻撃珠に使用されたため、
    同じく需要の高い匠珠に使用される紫玉共々多くのハンターから乱獲されている。
    今まで散々百竜夜行を喰らってきた報い…かもしれない。
    そして百竜夜行にも乱入するようになった。まぁそこでも返り討ちに遭うのだが
怨虎竜の紫玉(しぎょく)
マガイマガドの体内で稀に生成される宝石。
禍々しき魂を封じたかの如く、紫紺色の煌めきが宿る。
怨虎竜の禍玉(かぎょく)
怨虎竜の体内から稀に見つかる宝石。
禍を秘めた紫紺の石は美しく危険な輝きを放つ。

関連項目

モンスター/怨嗟響めくマガイマガド
シリーズ/モンスターハンターライズ
BGM/マガイマガド戦闘BGM
モンハン用語/メインモンスター
システム/鬼火やられ
システム/百竜夜行
クエスト/百竜夜行:龍虎カムラ夜討
クエスト/炎の如く、日々を力強く生きろ
武器/マガド武器
防具/禍鎧シリーズ
モンスター/ティガレックス - "虎"に縁があるメインモンスターの先輩。


*1 MHXXは古龍種のバルファルク鏖魔ディアブロスの二枚看板だったため。
*2 甲冑に付属する顔面を守るための防具。単純な防御効果だけでなく、人の怒りの表情などを模した形状とする事で示威効果を付与したものもある
*3 この様子はパッケージイラストや捕食シーンで見られる。
*4 歌舞伎下座音楽のひとつ。いわゆるお化けが出る時のヒュードロドロと言う音のヒューの部分。
*5 噛みつき部分のガードはガード強化なしでも可能。爆破部分はガード不可。
*6 頭・前脚・尻尾の3箇所の内、下位クエストでは通常時は1箇所、鬼火臨界状態時は2箇所まで鬼火を纏うが、上位クエストでは通常時から2箇所に鬼火を纏い、鬼火臨界状態は3箇所全てに鬼火を纏う。
*7 頭ですら鬼火をまとっていなければ肉質30とMH3時代の煌黒龍を思わせる硬さ。
*8 他にはWorldシリーズでのナナ・テスカトリとネルギガンテの縄張り争いが存在する。
*9 バゼルギウスが反撃を外した際に火球が飛んでいくため、爆鱗ではない。
*10 色々な意味を持つが、この場合は「簡単に相手を負かす」の意。
*11 ただしリオレウスとは異なりこの反撃は外れやすく、特にテオ・テスカトルの場合は本来あるべき薙ぎ払いが行われないためかほぼ当たらない。
*12 ただし、古龍側を確定で操竜待機にする怨嗟響めくマガイマガドも同様の仕様となっている。
*13 危険度は強さの他にも影響力が少なからず反映されており、それらを合わせて人間視点から判別したものと推察される。過去作においては強さランクによってその種の生態的地位が示された例もあり、少なくとも今作においては危険度とモンスター同士の戦闘能力は全く比例しない。
*14 ただし過去作においては遭遇率の低さは考慮されていないと思われる。同様に通常は人類との接触が皆無のセルレギオスは、設定上互角とされるリオレウスと4G、Xシリーズ両方で同危険度になっている。4Gにおける初遭遇時点でこの位置付けであるため、その後大量に現れた事で上昇した遭遇率は考慮されていないはずである。
*15 こちらも色々な意味があるが、この場合は「向かってくる相手を負かす」の意。
*16 ちなみにこの時の戦いは他のモンスター相手と違い、終始地上戦である。
*17 最初から鬼火臨界状態の場合は解除されない。
*18 最初から氷纏い状態の場合は解除されない。
*19 実際、バゼルギウスは他のいずれの争いでも爆鱗によって逆境を覆しており、独特の空戦能力でそれと飛行の二つの強みを同時に潰してくるマガイマガドは天敵と呼んで差し支えないほどに相性が悪いと考えられる。
*20 操竜大技を撃っている時間に武器で攻撃出来るため。もちろん操竜大技を当てればダウンするが、やはり操竜大技のモーションが長すぎるので…マルチなど例外もあるが。
*21 きちんと当てれば、↑+Aのダメージをも上回る。
*22 この時の操竜待機状態はウツシ教官のように撃退判定時のそれとは別扱いであり、マガイマガドに操竜待機状態にされたモンスターに撃退判定をだすと再度操竜待機状態になることがある
*23 MHST1において同様の境遇であるディノバルドは、MHX発売から1年近く経過しMHXXの発売も間近という頃にDLCに追加されている。
*24 戦の中で折れたという異聞もあるが、現存する清正の槍は最初から片鎌の形で焼き入れされており、造り直された形跡がない
*25 八百=たくさんの潮流が会する=集まる場所
*26 テオは雄の炎龍だが天照は女性神格。月詠は名前の通り月や夜空に関連付けられ、マガドの武者や亡霊に関する神様ではない。口から食物を生む女神に腹を立てて殺害するという乱暴者っぽい逸話はあるが…喰らう側というよりは、食うものを生み出した側である。
*27 夫婦の子として産まれたとする場合もあれば、鏡や、禊をしたイザナギの体から現れたとする場合もある。
*28 ちなみに、妖怪の「鵺」とは元々「鵺(と言う鳥)に似た鳴き声で鳴く妖怪」と言う意味なのだが、その本家本元の鳥の「鵺」の和名は「トラ」ツグミである。