モンスター/ブンブジナ

Last-modified: 2021-05-04 (火) 16:58:18
種族
牙獣種
別名
狸獣(りじゅう)
英語表記
Bombadgy
登場作品
MHRise
狩猟地
大社跡

目次

生態・特徴

カムラの里の近辺などに生息する小型モンスター。
全体的に丸みを帯びた身体と背中に並ぶ棘などが外見的な特徴で、一目見た印象は狸に近い。
その姿からハンターズギルドからは《狸獣》とも呼ばれている。
雑食性の牙獣種モンスターだが、性格はケルビなどの草食獣に匹敵するほど大人しい。
縄張りの侵入者に対して鳴き声を張り上げて威嚇する事はあるが、
自分から積極的に攻撃を仕掛ける事例は少なく、モンスターの中でも危険性は特に低い部類と見做されている。
「引火液」と呼ばれる揮発性の強い体液を持っており、
普段はこの体液が気化したガスを体内に溜め込んでいるために身体が丸々と膨らんで見えている。
この膨らんだ身体が強い衝撃を受けると、体外へガスが漏れ出すと同時に爆発し、
自分ごと周囲を吹き飛ばすという過激な性質を秘めている。
しかし、この行動は外敵に対する捨て身の反撃ではなく、ブンブジナなりの自衛手段であり、
爆発はあくまで小規模に留まり、その爆発によってブンブジナがそのまま命を散らせてしまうわけではない
(ガスが体外に漏れるほどの外的ショックそのものが原因で結果的に命を落としてしまう場合はある)。
ブンブジナの生態を知るハンターは、その性質を他のモンスターの狩猟の際に利用する場合もあるという。
肉は食用になり、引火液も武器の素材などに利用される事がある。
また、前述したようにハンターがブンブジナの性質を狩猟に利用する場合もあるなど、
利用価値は決して低くないモンスターと言える。
また、ユーモラスな外見や大人しい性質からか、
一部地方ではブンブジナを模したぬいぐるみや置物、日用品なども販売されており、
なかなか人気のあるモンスターと言っても過言ではない。

概要

  • MHRiseで新登場した牙獣種
    何気に小型モンスターとしての牙獣種はMH2のコンガブランゴ以来15年ぶりの新種となる。
  • 灰色の短毛に短い耳と四肢、丸い尾、そしてずんぐりむっくりの体型は戯画化されたタヌキそのもの。
    その見た目に違わず、別名もそのまんま「狸獣」である。
  • 剥ぎ取ると生肉を手に入れる事ができる。
    大社跡のエリア1に群れでいる事が多いので、序盤の肉集めは彼らに頼ることになるだろう。
    ただし大社跡にはガーグァやケルビ、ブルファンゴ等も生息しているため、
    今作では一つのフィールドから複数種の肉を剥ぎ取る事が可能。
    アイテムとしては全部生肉として処理されるが。
    • 狸の肉というとあまり食べられそうにないと思われるかもしれないが、
      カチカチ山の狸汁に代表される様に日本では昔から食べられてきた食材である。
      獣臭は確かにするが、そうした食材は臭いが取れるまで処理して調理する事が多いので、
      料理として食卓に出される時にはあまり気にならないだろう。
      ただしブンブジナは引火すると爆発する液を体内に貯めているので
      食用として適しているかは甚だ疑問だが……。
    • あるいは食用に適した肉が得られる点はアナグマがモチーフとも考えられる。
      アナグマも狸とひとまとめに「ムジナ」と呼ばれていた動物であるが、こちらの肉はジビエの中でも絶品と名高い。
      濃厚な甘みのある脂と旨味の濃い肉質が特徴で、かつては専門店があったほど。
      昔話の狸汁とはこちらを指すという説も。
    • ちなみに当作では、メインシリーズ皆勤賞だったドス生肉アプトノスがリストラ登場しない。
      他に生肉役のモンスターは何匹か既存のモンスターが登場しているものの、
      ブンブジナはアプトノスの枠を埋めるモンスターになるのでは?という予想もあったが
      1回しか剥ぎ取れず、生肉ではなく引火液の剥ぎ取れる確率もそこそこ高いため
      アプトノスの代わりとは言い難い結果となった*1生肉枠としてはポポのほうが適任だろう。
  • おとなしい性格であり、ハンターが近寄っても警戒に移るまで間がある。
    たとえ攻撃されても逃げ惑いながら威嚇の鳴き声を上げるのみである。
    • 基本は四足歩行だが、後ろ脚を広げて座り込む姿も見受けられる。
      普段にも増してでっぷりと下半身を膨らませ、丸っこい三角錐のシルエットでくつろぐ光景に
      可愛げを感じるか醜悪さを感じるかは人それぞれだろう。
  • ゲーム内説明でも示されているとおり、ブンブジナの最大の特徴は爆発することである。
    一定のダメージを受けると突然その場で爆発し、はるか後方にバウンドしながら吹っ飛んでいき
    さらにトドメとばかりにもう一度爆発して横っ飛びし、仰向けに倒れ込む。
    • こう書くと一気に危険生物度が増してしまうが、この爆発にハンターは巻き込まれない
      巻き込まれたモンスターは普通にダメージを受ける。
      説明にあるように、ブンブジナのこの過激な生態は昔から狩猟の一助となってきたのだ。
      カムラの里の住人はブンブジナの爆発をいなす技術でも身につけているのだろうか。
    • 2匹以上を同時に同じ方向に吹っ飛ばすと、お互いの爆発でダメージを与え合ってしまう。また大型モンスターが近くに居る場合に攻撃を加えるとまるで誘導装置でもついてるかの如く大型モンスターの方へ飛んで行き爆破ダメージを与える。
  • この爆発は体内に含まれている可燃・爆発性のガスを体外に排出して発生するものである。
    吹っ飛んで仰向けに倒れ込んだブンブジナは、穴の空いた風船のごとくしぼんでいく。
    ……が、なんと2回も至近距離で爆発に巻き込まれたにも関わらずブンブジナは死んでいない*2
    2秒ほど死んだ振りをした後にスックと起き上がり、
    近くに外敵が残っていれば八つ当たりとばかりにショルダータックルを1発かまし、
    その後は一目散に逃げ始めてしまう。
    ショルダータックルの勢いは強いが吹き飛ばされることはなく、しりもちをつくに留まる。
    • 前述のとおり、ブンブジナが爆発するのは身を守るためである。
      とはいえ自爆に等しい爆発2回を経てもなぜ五体満足でいられるのか、体構造に謎は多い。
      超小型の魚竜爆砕ボクサーもびっくりである。
      • 現実世界でもミイデラゴミムシという虫が100度の高熱ガスを噴き出す例があるが
        こちらは噴き出す直前に化学反応を起こしてその熱エネルギーを武器としている。
        とはいえ100度の物体が至近距離にあるのは間違いなく、それに対する自衛構造が備わっているので
        ブンブジナもまた同様にゼロ距離爆破の衝撃を和らげる体になっているのだろう。
        ガスで膨れた体がエアバッグのように衝撃を吸収し、体内へのダメージを防ぐなどしているのかもしれない。
        そう考えるとガスで膨らまない頭部を守るために
        その反対側である尻から爆発が発生することにも合理性が認められる。
        おならが爆発するなんてそんな漫画じみた理屈ではない…はずである

余談

  • その名の由来は「ぶんぶく茶釜」と「ムジナ(狢)」をかけ合わせたことは想像に難くない。
    ムジナはアナグマ・タヌキ・ハクビシンを総称した呼び名であり、
    地方によって呼び名としての「タヌキ」や「ムジナ」が
    種としての「タヌキ」「アナグマ」「ハクビシン」のどれを指すか・総称するかもまちまちである。
    • ちなみに雑貨屋の福引景品にはブンブジ茶釜というものがある。茶釜内部からブンブジナが顔を出している見た目の、
      銅製らしき置物で後ろからはしっかり尻尾も出ている。
      説明文によるとカムラの里に伝わる御伽話を基に作られた狸獣の茶釜...らしい。火にかけても破裂しないとのこと。
    • MHRiseのモンスターの例に漏れず妖怪の名前も入っており、それもムジナである。
      キツネ、タヌキ同様人を化かすとされており、「袋狢」と呼ばれた個体?もいる。
      中には化かすに留まらず人を何人も殺す凶悪なヤツもおり、それをおおむじなと呼び畏怖したという。
      目も鼻も口もない顔の妖怪"のっぺらぼう"の正体はこのムジナだという説もある。
    • もしかすれば、爆発を表す英語の擬音 "Boom" とも掛けられた名前かもしれない。
      ちなみに英語名の "Bombadgy" は爆弾 bomb とアナグマ badger のかばん語とみられる。
  • 死んだふりをするのはおそらくタヌキがモデルになっている事からだろう。
    タヌキは「擬死」という防御反応をする動物の一種で、この種の動物は天敵等の
    危険に遭った時、体を硬直させ動かなくなることで身を守る。*3
    人間が鉄砲等を撃った時、当たっていなくても銃声に驚いて気絶してしまい
    あたかも弾があたったかのように倒れているタヌキを回収しようと
    人間が手を伸ばすと気がついて逃げ去る…という事があるとされており、
    「死んだふりをする」と言われる事もある。「狸寝入り」の語源ともされる
    (なおタヌキが生息しない地域ではキツネやポッサムが同じ事をすると言われている)。
    普通に考えたら体内のガスでニ度も爆発したら絶命は免れないところだが、
    それ故に死を演じる能力としては非常に巧妙である。
  • 里クエストを進めていくと、飴屋のコミツから依頼サイドクエストを提示される。
    その内容はというと、ブンブジナが爆発する瞬間を写真に撮ってきて!(要約)
    ……幼子故の残酷さであろうか。
    • ちなみにこの依頼を達成するには「爆発する瞬間」そのものを撮影する必要はなく、
      ふっ飛ばされてから身体がしぼみ切るあたりまでを捉えられれば成功となるようだ。
      • もちろんブンブジナのベストショットを捉えたいハンターは満足するまで爆発させてよい。
        オトモに頼る、猟具生物を有効活用する、小タル爆弾を使うなど
        シャッターチャンスに備えつつ爆発させる手段はいくつもある。
    • この依頼を達成することで、狩猟笛「狸獣の草笛」の製作が解禁される。
      言わずもがな、この武器もブンブジナを模したデザインだが
      どちらかと言えば現実における「タヌキの置物」の意匠に近くなっている。
      • 属性は言うまでもなく爆破
        覚醒なしで小型モンスターの武器が爆破属性を纏うほぼ唯一の例であり、
        本作では非常に希少なマガイマガド武器以外の爆破武器でもある。
  • 「爆発する生物なんて流石モンハン世界だな」と思われるかもしれないが、
    実は自爆する生物自体は現実にもいる。
    その名もジバクアリ、またの名をバクダンオオアリという環境生物にいそうなアリで、
    刺激臭のある粘性の毒液で味方に注意喚起しつつ敵の動きを封じ、あわよくば道連れにする
    という、群れの為に己の命を投げ出す凄まじい昆虫である。
    この行動はオートサイシス(Auto-thysis)と言われている*4
    ジバクアリ以外にも、ゲネル・セルタスのページにもあるように
    シロアリやアブラムシなど社会性昆虫の兵隊カーストには自爆攻撃やこれに近い行動をみせる虫がいる。
    さすがに爆発した後、何食わぬ顔で生きている、なんてことは無いが。
  • ブンブジナからは毛皮系統の素材を剥ぎ取ることは出来ないが、
    現実世界のタヌキはかつて毛皮目的で頻繁に狩猟されていた。
    というのも、タヌキの毛皮は耐久性や柔軟性に優れていたり、
    毛が長くて柔らかい等、加工するのに非常に便利であり、
    その汎用性の高さや便利さから高級な毛皮として扱われていた。
    ことわざの「捕らぬ狸の皮算用」は
    タヌキの毛皮が高値で売れるものの代表だったため生まれたものである。
    ブンブジナの毛皮もフサフサとして素材用途がありそうなものだが、
    他のモンスターの毛皮の方が素材として優秀なため剥ぎ取っていないのだろうか。
  • 発売前にCapcomChannelが「映像見聞録」という名称でMHRiseの新要素等を紹介する動画があるが、
    こちらでブンブジナも紹介されていた。
    しかし、タイトルが何故か「環境生物紹介」になっているという不思議な事になっている。
    まぁ爆発するガスが狩猟に利用できるので本作の環境生物とは似た立ち位置ではあるが……。
  • かつてMHOには河狸獣というビーバーをモチーフとしたモンスターと、その亜種に当たる砂狸獣
    というモンスターがいたが、ブンブジナとは同じ牙獣種であることを除けば無関係である。

素材

狸獣の引火液
ブンブジナの体液。可燃性で揮発しやすい性質。危険が迫ると、ガスを噴出し身を守る。
武具の素材となるが、付与される属性は爆発だったり火だったりとまちまち。
無属性ガンランスの素材にも要求されるのは砲撃の点火薬としての用途だろうか。

関連項目

武器/狸獣の草笛? - ブンブジナを模した狩猟笛
武器/吹吹チャガンマン - 牙竜種が看板を務めた和風作品で登場した元ネタ繋がり。入っているのは狢ではなく化け猫
モンスター/ゲリョス - 戦闘中に死に真似を行う。
システム/環境生物/提灯オバケムシ - 自爆によって防衛を行う生物仲間。
アクション/死に真似


*1 「初期フィールドに現れ、剝ぎ取り回数が一回の、生肉が取れる牙獣種モンスター」と言うのはかつてのブルファンゴのそれである
*2 それまでの攻撃で体力が0になっていた場合はそのまま死ぬ
*3 「危ないのに動かない?」と思われるかもしれないが、抵抗することで攻撃者を刺激し肉体を損傷させられてしまう危険を回避する生存戦術なのだという。獲物の無抵抗を確認した攻撃者が手を緩めた隙を、全力で突くための布石なのだ……が、そのまま命を落とすことも少なくない。相手が自動車の場合は特に
*4 ギリシャ語で「自己」を意味する「autos」と「犠牲」を意味する「thysia」の造語