中国の大手パブリッシャー「テンセント」がカプコンの監修のもと開発した、
モンスターハンターの中国向け完全新作。
中国での表記は「怪物猎人 Online」。
2019年12月31日にサービス終了となった。
目次
概要 
- テンセントとカプコンのMHFチームとの協同制作タイトル*1。
ゲームベースは「モンスターハンターフロンティアG」(現・MHF-Z)ということになっているが、異なる点は非常に多い。
2013年6月から5度のベータテストを経て2015年12月17日に正式にサービスが開始された。
- 世界観は独自のものだが、本拠地は見た目こそ違うものの、
モンスターハンターフロンティアと同じくメゼポルタとなっている。
- ゲームエンジンにはCrytek社のCryEngine3*2を使用しており、
そのグラフィックはMHWorldと同等クラス。
正式サービス開始時の2015年時点における高グラフィックス作品と言えば、
MH3G HDver.やMHFのHigh Grade Editionが挙げられるが、
それらをも大きく上回るグラフィックということで日本国内でもかなり話題になった。
また、それを活かしてか炎ブレスなどが当たった草原が焼け野原になったり、
クエスト中に時間経過で天候が変わったりするなど、演出面も強化されている。
- モンスターはシリーズお馴染みのものの他に、
開発時点から多数のオリジナルモンスターが存在することが発表されていた。
未実装のものも含めるとその数は20種類以上で、
MHF同様オンラインゲームということもあり、アップデートで拡張され続けていく。
また、MHO独自のフィールド・武器・防具も複数存在する。
- モンスターのモーションはMHP2G以前(及びMHF)のものに近いが、
リオレイア*3が広範囲に拡散するブレスを放つなど独自のアクションや仕様を有する。
また、MH3以降のシリーズで導入されたモンスター側の疲労システムも実装されている。
ハンターのモーションはMH3シリーズのものをベースに、新しいものが幾つか追加されている。
- 使用可能武器種は、当初は片手剣、大剣、双剣、太刀、ハンマー、ライトボウガン、弓だったが、
後にランス、ガンランス、狩猟笛、スラッシュアックスが追加され、合計11武器種となっている。
ヘビィボウガン、操虫棍、チャージアックスは存在しない。
また、上記の通りベースはMHFだが穿龍棍などのオリジナル武器種も存在せず、
スラッシュアックスも"F"ではない(一部アクションはスラッシュアックスFから流用されているが)。
- 2019年に入ってから更新頻度が今までよりも落ちていたため訝しんだ人もいたようだが、
サービスを終了する旨が4月9日に公式サイトに記載された。
サイトによれば「日本との契約期間が終了したため」とのこと。
独自システム 
- キャラクターメイキングは基本的には他のシリーズと同じ様式ではあるが、
顔は複数の雛形をベースにパラメータによる詳細な変更が可能。
また、一度キャラクターを作った後でも性別を含むキャラメイクのやり直しができる。
- MHFの「ロビー装備」に近い「時装」が存在する。
この時装はクエストでも見た目が反映される仕様になっている。
また、MHFの外装変更やMHXXの防具合成に近いコンセプトを有する「幻化」もある。
こちらは、自分の所持している装備を用いて、
実際に装備している防具と見た目上の防具を異なるものにするというものである。
なお、これらとは別に頭装備の表示をオンオフすることが可能。- 余談だがかつてサービス展開されていた台湾でのMHFでは、
ロビー装備のままクエストに行ける仕様が存在していた(現在の台湾版MHF-Gにはこの仕様は無い)。
時装はこれに近い仕様と言える。
- 余談だがかつてサービス展開されていた台湾でのMHFでは、
- 調合は各アイテムのレシピ本を購入することで可能になる。
調合は100%成功し調合書で確率を高めるといったようなことはない。
- MHOの農場はMHPシリーズの農場に非常に近く、MHFのマイガーデンとは異なる。
施設のアップグレードに必要なポイントは農場管理人から与えられる任務
(基本的に農場やフィールドでの採集)を達成することで得られる。
このポイントでしか購入できない商品もある。
また登録された友人同士でお互いの農場を行き来することが出来る。
友人の農場でも採取することが出来るが回数には制限がある。
- MHOにも、MHF同様大討伐クエストが存在するが、その相手はなんとシェンガオレン(など)である。
MHFとは異なり全プレイヤーが同一画面上で戦闘を行うものとなっている。
- さらに本作では以下の独自要素が存在する。
- 奥義
- MHXにおける狩技に近いシステム。
3つの共通奥義(緊急回避と覚醒)と2つの武器奥義の計5つの中から3つを選択する。
共通奥義は時間の経過で使えるようになり、武器奥義は攻撃を加えることで使えるようになる。- なお、この仕様は2016年12月に行われたメジャーアップデート後のものであり、
それまでは以下のようなまた別のシステムとなっていた。
武器奥義も以下の過去仕様から大半が変更され、一部は狩技から輸入されているものもある。通常攻撃より遥かに大きな威力を持つ必殺技。
奥義は各武器カテゴリごとに2つあるが、クエストで使える奥義は選択中のもののみである。
奥義は奥義ゲージを1ゲージ溜めることで初めて使えるようになる。
ゲージは自然に15分で1ゲージ溜まる。またダメージを受けることでも溜まる。
ゲージは最大で2本(2周)まで溜まり、1度の発動で1本(1周)消費する。
奥義によってはダメージ以外の副次効果がある(ハンマーで落とし穴を作れる等)。
またゲージを他のプレイヤーに渡すことも出来る。
- なお、この仕様は2016年12月に行われたメジャーアップデート後のものであり、
- 天賦
- こちらも2016年12月に変更され、初期能力としての統合となった。
これは各武器のアクションや効果を拡張する、いわゆるPerkのようなシステムであり、
武器ごとに9種あり(1ランクにつき3種で、ランク3まである)、同時に6つまで装着可能であった。
- 覚醒
- こちらもまた、奥義や天賦の仕様変更と合わせる形で廃止となり、
奥義のひとつとして統合された。- 旧仕様としては、鍛冶屋で武器を覚醒させるとクエスト中に一定回数攻撃を加えるたびに
約30秒間、覚醒状態になり攻撃力、防御力、会心率、移動速度が大幅に上昇、
覚醒には3つのランクがあり、より高いランクほど付与される効果が増えるというものであった。
- 旧仕様としては、鍛冶屋で武器を覚醒させるとクエスト中に一定回数攻撃を加えるたびに
- 狩装
- 同じ流派の5部位の防具とお守りの計6つを全て装備したとき初めて効力を持つ装備。
全てを装備すると各流派の固定技能に加え、100種の技能の中から好きなものを選択することが出来る。
初期状態では大半の技能がロックされており、指定された素材などを集めてアンロックする。
もちろん好きなだけ技能を選択できるわけはなく、各技能にはポイントが割り当てられており
選択した技能のポイントの合計が現在の限度ポイント以下でなければならない。
- オークションハウス
- 多数のユーザ間でアイテムの売買が可能。
ただし売買することができるのは未バインドのアイテムのみである。装備の売買はない。
MHO登場モンスター 
- 当初はMH2に近いラインナップ+MHOオリジナルモンスターであったが、
後にMHP2(G)以降のメインシリーズ産モンスター、MHFオリジナルモンスター、
そしてシェンガオレンの亜種など従来シリーズに存在しなかった既存モンスターの亜種などが、
アップデートによって続々と追加されている。- また、MHX(X)の獰猛化にも似たようなシステムとして、
「奇烈態」(英名“abnormal state”)が導入されている。
奇烈態のモンスターは赤いオーラを纏い、行動や肉質が変化している。
- また、MHX(X)の獰猛化にも似たようなシステムとして、
- ちなみにMHOでは、国内版の別名に相当する漢字表記の名前をモンスター名として使用し、
カタカナ表記のモンスター名は使用しない。
ただし後述するが英語表記、つまり横文字の名前が存在しないわけではない。- ババコンガの名前が「桃毛獣王」になり、
「桃毛獣王は桃毛獣の王」という説明文が有ることから、
国内版のドス系モンスターの別名が小型モンスターの漢字名になり、
ドス系モンスターはそれに「王」を付けた漢字名になっている模様。 - また、既存のモンスターの英語表記は、従来の英語表記と同じままである。
- 中国語では「竜」と「龍」の字は区別しない。
よって、オリジナルモンスターに関しては古龍種と思われるものでも、
本項目では「竜」で統一している。
- ババコンガの名前が「桃毛獣王」になり、
- 甲殻種
- 盾蟹(ヤオザミ)
大名盾蟹(ダイミョウザザミ)
葵盾蟹
鎌蟹(ガミザミ)
将軍鎌蟹(ショウグンギザミ)
剣豪鎌蟹
武鎌蟹
砦蟹(シェンガオレン)
鎧岩砦蟹
紅蓮砦蟹
尾晶蝎(アクラ・ヴァシム)
灰晶蠍(アクラ・ジェビア)
多殻蟹(タイクンザムザ)
鬼狩蛛
駭狩蛛
- 牙獣種
- 野猪(ブルファンゴ)
野猪王(ドスファンゴ)
御五相大野猪
桃毛獣(コンガ)
桃毛獣王(ババコンガ)
金毛獣王
雪獅子(ブランゴ)
雪獅子王(ドドブランゴ)
炎獅子
金獅子(ラージャン)
響狼(カム・オルガロン)
雌響狼(ノノ・オルガロン)
河狸獣
戦鬼河狸獣
砂狸獣
剣極狼
剣刹狼
【未実装】寄生獣
【未実装】氷尾豹
- 鳥竜種
- 藍速竜(ランポス)
藍速竜王(ドスランポス)
黄速竜(ゲネポス)
黄速竜王(ドスゲネポス)
紅速竜(イーオス)
紅速竜王(ドスイーオス)
白速竜(ギアノス)
白速竜王(ドスギアノス)
大怪鳥(イャンクック)
青怪鳥(イャンクック亜種)
毒怪鳥(ゲリョス)
紫毒鳥(ゲリョス亜種)
黒狼鳥(イャンガルルガ)
独耳黒狼鳥
眠鳥(ヒプノック)
銀眠鳥(ヒプノック希少種)
傾雷鳥(ファルノック)
金眠鳥
砂雷鳥
氷雷鳥
【未実装】毒行鳥
- 飛竜種
- (ガブラス)
雄火竜(リオレウス)
蒼火竜(リオレウス亜種)
銀火竜(リオレウス希少種)
雌火竜(リオレイア)
桜火竜(リオレイア亜種)
金火竜(リオレイア希少種)
烈焔女王
電竜(フルフル)
紅電竜(フルフル亜種)
一角竜(モノブロス)
白一角竜(モノブロス亜種)
断刃一角竜
角竜(ディアブロス)
岩竜(バサルモス)
砂岩竜
晶岩竜
鎧竜(グラビモス)
黒鎧竜(グラビモス亜種)
轟竜(ティガレックス)
炎轟竜
迅竜(ナルガクルガ)
氷牙竜(ベリオロス)
棘竜(エスピナス)
舞雷竜(ベルキュロス)
呑竜(パリアプリア)
冰狐竜(デュラガウア)
冥雷竜(ドラギュロス)
蛮竜(グレンゼブル)
黒穿竜(メラギナス)
- 魚竜種
- 砂竜(ガレオス)
砂竜王(ドスガレオス)
水竜(ガノトトス)
溶岩竜(ヴォルガノス)
【未実装】電浆魚
【未実装】砂竜魚
【未実装】巨砂鯨
- 古龍種
- 幻獣(キリン)
老山龍(ラオシャンロン)
鋼龍(クシャルダオラ)
錆鋼龍(錆びたクシャルダオラ)
霞龍(オオナズチ)
炎妃龍(ナナ・テスカトリ)
炎王龍(テオ・テスカトル)
浮岳龍(ヤマツカミ)
嵐龍(アマツマガツチ)
呑淵竜
燎淵竜
荒厄竜
御五相荒厄竜
【未実装】氷晶獣
【未実装】闘逆竜
実装されたオリジナルモンスター 
電甲虫(电甲虫) 
- 巨大なカブトムシのようなモンスター。英名“Lightenna”。
ただし後ろ脚がバッタのそれのような形状となっており、全体のシルエットとしてはカンタロスとほぼ同じである。
また飛行能力にも長けており、地上に降りてくることもあるが、
大半はアルセルタスのようなホバリング状態での戦闘となる。
- 電気をボールのようにして撃ち出したり、羽を広げて放電する攻撃を持つ。
フルフルなどのように発電器官あるわけではなく、羽を擦ることにより静電気を発生させ、
頭部にプラス、尾部にマイナスの電荷を蓄えることで、電気攻撃を可能にしている。
緋甲虫(绯甲虫) 
- 電甲虫の亜種。英名“Poikilos Lightenna”。*4
砂漠地帯に棲み、体色が赤く、龍属性を扱うようになっている。
この体色は、体表面の微細構造による構造色とされている。*5
炎獅子や炎轟竜のように赤くなったからといって、やはりそこは甲虫種、火属性を扱うわけではない。
- 龍属性を扱う甲虫種にはMHST(2)の大蝕龍蟲がいるが、
緋甲虫の龍属性の起源も大蝕龍蟲と同様に謎とされている。
通常種が雷属性を扱い、亜種が龍属性を扱うようになるのは、
ジンオウガ亜種、ドラギュロスに続いて3体目である。
鬼狩蛛 
- オフィシャルサイトの説明文に以下の様にあるので、新種のモンスターの模様。
「山奥の密林で、巨大な蜘蛛の巣と巣に掛かった大型モンスターの死体がしばしば見つかるが、
蜘蛛の巣を作ったモンスターを見かけたことは無かった。
とある女性研究者が熟練ハンターパーティーの保護の元で調査して、
甲殻種に属するが詳細な分類が不明な、巨大な異形の蜘蛛を発見した。」
- ネルスキュラのように糸を出して攻撃してくる(糸を踏むと一定時間移動速度が低下し、
大量に吐く糸を直接食らうと一定時間全く動けなくなる)ほか、
鋏を叩きつけながら突進したり、糸で体を天井に吊り下げ振り子のようにして体当たりしてきたりもする。
骸狩蛛(骇狩蛛) 
- 鬼狩蛛の亜種。英語では“Dread Baelidae”。
鬼狩蛛が出す糸はプレイヤーの動きを制限するだけだが、骸狩蛛の糸は同時に毒、または麻痺の効果を持っている。
また鬼狩蛛は1つの箇所、1方向に糸を付着させるのに対し、骸狩蛛は同時に複数個所に付着させることが多い。
骸狩蛛も糸で天井にぶら下がるが鬼狩蛛とは異なり円を描きながら糸をばら撒く。
河狸獣(河狸兽) 
- 英語表記は"Caeserber"。
「河狸」は中国語でビーバーのこと。
その名のとおり、ビーバーのような姿や生態の牙獣種。
- 爪を活かした鋭い一閃や回転攻撃を始めとした肉弾攻撃を得意とするほか、
倒木を口に咥えて武器とする、爪や尻尾で土砂を飛ばして相手を攻撃する、
河を泳ぐといった特異な行動も見られる。
- なお、ビーバーをモチーフとしたモンスターだが、骨格や基本となるモーションは、
ババコンガやドドブランゴといった猿型の牙獣種のものが流用されているようだ。
また、鳴き声そのものもババコンガと非常によく似ている。
- また、戦鬼河狸獣と呼ばれる特殊個体も実装されている。
返り血を浴び、爪や目などが赤く染まっている.
ただし、特殊個体といっても、通常の河狸獣に比べ攻撃速度が上がるといった変化のみである。
- 公式サイトで戦闘曲が視聴できるが、斷流の利爪~ケセルベル(激昂 ver.)となっていることから、
これが日本名であると思われる。
砂狸獣(沙狸兽) 
- 上記の河狸獣の亜種と思われるモンスター。
英語表記は“Yellow Caeserber”。
「沙」は中国語で「砂」に当たる文字のため、砂漠地帯に棲む河狸獣の亜種、
我々の使う日本名にするならケセルベル亜種のようだ。
- 原種に見られるような引っ掻きや回転攻撃、土砂を飛ばす攻撃のほか、
地面に潜ってからの奇襲戦法や、高威力の体当たりといった、
原種には見られない攻撃を見せる。その代わり、生息地が異なるためか、
倒木を振り回したり水中を泳ぐといった行動は確認されていない。
剣極狼(剑极狼) 
- 英語表記では“Slicemargl”。見た目は狼に近いが行動は大猿型モンスターに近い。
両腕には大きく突き出た多数の骨があり、それを飛ばしたり地面に刺して攻撃するのが特徴。
骨が刺さったエリアはまきびしのようになり、踏んでから動くとダメージを受け続ける。
(旧)雪山を含む寒冷地に生息しているため、行動の面では、棘をつけたドドブランゴといっても過言ではない。
剣刹狼(剑刹狼) 
- 剣極狼の亜種に該当。英名“Purple Slicemargl”。
森林や湿地地帯に生息し、両腕の骨は麻痺や毒といった状態異常攻撃を持つようになっている。
通常種が寒冷地域に生息し、亜種が森林地域に生息するという、
メインシリーズにもMHFにも見られないパターンの珍しい亜種である。
(逆の例はガララアジャラなどがあげられる。)
砂雷鳥(沙雷鸟) 
- 英語表記は“Chramine”。
種族は鳥竜種。全身は砂色で、その姿はゲリョスに似ているが、頭部にタテガミらしき物が生えている。
怒りだすとタテガミが逆立ち、クチバシの先端部が紅色に染まる。酔っぱらいに見えなくもない。
- 名前通り砂と雷を操るモンスター。喉元に袋を有し、掘り返した砂をその袋に溜め込む。
それを帯電させて吐き出すことで、暫くすると爆発する地雷として用いてくる。
また、羽ばたきで風圧を発生させて地雷の位置を移動させる行動も見られる。
帯電した液体を放つこともあり、その様子は傾雷鳥を連想させる。
氷雷鳥(冰雷鸟) 
- 砂雷鳥の亜種。英語名“Ice Chramine”。
雪山に生息し、体表に氷が張り付いている。
原種と同様、爆発性の分泌液を吐き出すが、爆発時に周囲を凍らせるほどの低温を誇る。
劫竜(劫龙) 
- 砂漠に生息する獣竜種のモンスター。公式の英名はなく、海外ファンからは“Disaster Wyvern”と呼ばれている。
腕と頭部の形状が盾のようになっており、ブラキディオス顔負けレベルで腕を使った攻撃を得意とする。
腕などに空気の噴射口がついており、噴射によって推力を得ることでこちらとの間合いを一気に詰めてくる。
呑淵竜(吞渊龙) 
- 砂漠に出現したモンスター。英語表記は“Tartaronis”。
見た目はこいつらに似ており、
名前からはこいつを連想させるが、れっきとした古龍種である。
エイにも海亀にも似た外見で、巨体にも関わらず砂漠の熱風を利用して滑空するように飛ぶことができる。
大きな砂嵐など異常気象も引き起こす。
燎淵竜(燎渊龙) 
- 火山に現れた、呑淵竜の亜種。英名“Infernal Tartaronis”。
通常種に比べて体色は白みを帯びているが、口内や腹面は熱を蓄えて赤々と輝いている。 - 身体の側面から火山弾を放つ、熱風の竜巻を起こす、ヒレを羽ばたかせて熱波を飛ばす、口から極太の熱線を放つなど、
「燎(かがり火)」の名に相応しい攻撃を持つ。 - フィールドには発射角を調節できる大砲が設置されており、地上に落ちた火薬岩を装填して発射することができる。
当然、火薬岩は卵のような運搬型アイテムであり、抱えている間は体力をじわじわと減らしてくるのだが… - クエスト中はフィールドに大雷光虫のような小型モンスターが湧き、ハンターの邪魔をしてくる。
攻撃で蹴散らすとあるアイテムを落とすが、なんとこのアイテムは
“消臭玉のように地面に叩きつけると、その場に体力を徐々に回復させるスポットを作る”
という効果を持っている。
これを活用することで、火薬岩を運んでいる味方をサポートしたり、
定点攻撃と同時に回復をしたりすることができるようだ。
荒厄竜(荒厄龙) 
- 異名は「末日浩劫」。
英名は“Merphistophelin”であり、由来は恐らく悪魔の「メフィストフェレス」。
- かなり独特なシルエットをしており、下へ曲がったような形状の口を持つ。
フォロクルルの口に近いか(もちろんクチバシではないが)。
胸部が開くような形状をし、その中に紫色に輝く水晶を持つ。
翼には翼膜が存在せず、翼という手のような雰囲気を感じさせるが、
能力を発揮すると同時にそのエネルギーが皮膜のような役割を果たす。
しかし翼膜無しでも飛ぶ。
- 骨格としてはよく見慣れたもので、ミラボレアス種と同じ。
モーションの殆どはミラボレアスのものが流用されており、
行動速度もそれに準じる上あろうことか一部の咆哮もミラボレアスと同一なため、
後述の能力を除けばミラボレアスのコンパチモンスターといった感が強い。
なおカメラやfpsの影響で小柄に見えるが、元となったミラボレアスと同程度のサイズを持つ。
かの黒龍と同じ大きさ、同じモーション、同じ声のモンスターが汎用フィールドを徘徊する姿はインパクト抜群である
- 本種の最大の特徴は、上述した胸の水晶である。
この水晶は属性エネルギーを吸収する力を秘めており、
荒厄竜は、対峙した相手が放つor武器の属性エネルギーを吸収し、蓄え、
それを開放することで火、龍の属性に対応した形態変化を行う。
さらに、本種の特殊個体である御五相荒厄竜は''火、水、雷、氷、龍の5属性に対応した
形態変化を行う''という前代未聞の能力を持つ。能力的にむしろ煌黒龍に近いのでは...
解放後の荒厄龍の姿は水晶も含め、その属性の色が強く現れた体色に変化する。- また、断崖でリオレウスに襲われ絶体絶命のハンターの背後から現れ、
放ったブレスをわざと受け止めることでブレスのエネルギーを吸収、
飛翔してレウスに絡みつき、
吸収した火属性エネルギーの解放による爆発攻撃だけでリオレウスを退けるという、
生態ムービーも用意されている。その後の矛先は勿論…
だがムービー終了と同時にクエストクリアになるので攻撃を受けてもダメージを喰らうことはない
- また、断崖でリオレウスに襲われ絶体絶命のハンターの背後から現れ、
- ミラボレアス骨格ではあるが、存在自体は公式サイトにて普通に紹介されており、
「禁忌のモンスター」とは違って特に情報規制などは行われていない。
骨格が共通するだけで、あくまでも扱いとしては「通常の古龍種」なのだろう。
星竜(星龙) 
- MHOの看板モンスター。英語は"Estrellian"。
森の奥に潜むモンスターで、飛竜種のような翼を持たず、牙竜種のような強靭な四肢を持つ。
このモンスターの周囲には“星羽蝶”という小型の生物が多数確認されており
(名前は蝶だが外見は甲虫である)ハンターと対峙したときにはこの星羽蝶と連携して攻撃する。
ジンオウガと雷光虫の共生関係を彷彿とさせるが、
彼らの詳しい関係はまだ不明である。
この蝶を身に纏うことで自身の形態を変化させるとのことだ。さながら雅翁龍である。
いやモチーフにしたのか?
- 星竜は3つの形態を持ち、時間の経過またはダメージの蓄積で形態を変える。
瀕死になると第三形態から第一形態に戻る(倒さなければ再び形態は変わっていく)。
第一形態はさっぱりした見た目でおとなしく、第二形態では多数の棘が生えたような凶暴な外見になる。
第三形態では金色の小さな羽根が多数生え、華やかな外見になる。
第二形態では体の一部が硬化するのも特徴。
やはりイナガミの近縁種なのだろうか……。
星竜本体はどの形態でも基本的に物理攻撃(体当たり、噛み付き、尾)を行い、形態が変わるほど激しくなる。
星羽蝶は第二形態から星竜を護衛するようになり、第二形態では地面に刺さり自爆する。
第三形態ではプレイヤーへ体当たりしたり、足元から飛び出て自爆するなどの行動を行う。
- 名称はMHOユーザーからの投票で決まったようで、星竜のほかに候補となっていたのは、
「冥竜」「星刻竜」「星鳴竜」「獄冥竜」「冥星竜」「星妃竜」「幽冥竜」「焔冥竜」など。
禍星竜(祸星龙) 
- 星竜の亜種。異名は「厄兆残光」。
白い甲殻を持ち、紫色の残光を纏うが、生態や生息地などは一切不明。
星羽蝶を地下に潜らせ、操るようになっているのが特徴である。
英名“Doom Estrellian”。
滅星竜(灭星龙) 
- 星竜の希少種。英名は“Arbiter Estrellian”。
こちらは亜種とは正反対で黒い甲殻に覆われており、更に他の星竜よりも角が大きい。
また耳は、星竜や禍星竜のように赤ではなく、わずかに明るい茶色に変化しており、
更に滅星竜だけの特徴として、下の薄い顎に3組の赤い羽のような刺が生えている。
そして星竜種の特徴である残光はなんと最初から纏っており、本種は赤色の残光を纏う。
- 希少種が原種や亜種よりも危険な存在であることはモンハンシリーズでは周知の事実ではあるが、
滅星竜は基本的に温厚とされる星竜とは正反対で非常に凶暴とされており、縄張り意識も非常に高く
他の大型モンスターは勿論、例え同族の原種や亜種であっても決して容赦はせず、侵入者には必要以上の猛攻を加える。
それでも相手が縄張りから立ち去らない場合、相手が絶命するまでその攻撃が止むことはない。- この凶暴性は生態ムービーでもしっかりと描かれており、自身の縄張りを荒らすモノブロスに対して攻撃。
なんとたった2発でモノブロスが瀕死に追い込まれそのまま撤退するという展開が繰り広げられる。
また、本種が他の星竜を縄張りから追い出した際には何らかの自然災害が発生したことから、本種は自然災害の創造者とも呼ばれるようだ。
- この凶暴性は生態ムービーでもしっかりと描かれており、自身の縄張りを荒らすモノブロスに対して攻撃。
特殊個体 
- 上述の戦鬼河狸獣と御五相荒厄竜に加え、メインシリーズのモンスターのMHOオリジナル特殊個体も登場している*6。
- 剣豪鎌蟹:ショウグンギザミの特殊個体。血しぶきを浴びたかのように爪や甲殻が赤く染まっている。
常時、爪を出した状態になっているのが特徴である。 - 独耳黒狼鳥:イャンガルルガの特殊個体。独耳となっているが、両耳が欠けており、爪やくちばしの一部などが赤い。
行動の変化は通常種とほとんど変化がなく、戦鬼河狸獣と同様、ほぼ強化個体といってもよい。 - 烈焔女王:リオレイアの特殊個体。棘などが
やはり赤く染まっている。
肉質の硬化が主な変更点である。 - 断刃一角竜:モノブロスの特殊個体。角が折れており、マオウや鏖魔を彷彿させる。
モーションがターボ化されていたり、いくつかの技が追加されている。 - 晶岩竜:バサルモスの特殊個体。バサルモスの幼年体とされており、グラビモス亜種のような体色をしている。
バサルモス亜種のように岩を振り落とす行動が追加されている。
- 剣豪鎌蟹:ショウグンギザミの特殊個体。血しぶきを浴びたかのように爪や甲殻が赤く染まっている。
独行種 
- 本作オリジナルの種区分。
群れをなすことなく単独で行動するモンスターであり、亜種などに近い。
- 独行種は、金毛獣王(ババコンガ)、鎧岩砦蟹、紅蓮砦蟹(共にシェンガオレン)、
砂岩竜(バサルモス)、金眠鳥(ヒプノック)、葵盾蟹(ダイミョウザザミ)、
武鎌蟹(ショウグンギザミ)、炎獅子(ドドブランゴ)、炎轟竜(ティガレックス)の9種が存在する。
それぞれの詳細は独行種の記事を参照してもらいたい。
未実装オリジナルモンスター 
設定画のみ公開されているモンスター。
掘竜(掘龙) 
- 2014年3~4月にデザイン画が公開された
モンスターの1つ。
異名は「地底の掘削機」。
- 種族は獣竜種。
しかし、発達した前脚を持ち、四足歩行をする点など、外見はどちらかといえば牙竜種に近いものがある。
発達した顎や四肢を用いて岩石や地面を掘り進む能力を持っているらしい。
草食竜王(草食龙王) 
- 2014年3~4月にデザイン画が公開された
モンスターの1つ。
異名は「草食種の頂点」。
- 種族は草食種。
外見はかつて実在した恐竜のステゴサウルスと酷似しており、背中に板のようなものが並び、
尻尾には棘や棍棒のようなものが認められる。
名前から判断するに、ドスファンゴやババコンガのような大型モンスターだと推測されるが、
仮に実装されたとすれば、シリーズ初の草食種の大型モンスターということになった*7が、
結局実装されずにサービスを終了してしまった。
- ちなみに、「草食竜」とつくが、アプトノス*8やリノプロスと関連性があるかどうかは不明。
爆蛉虫 
- 2014年3月下旬にデザイン画が公開されたモンスター
の1つ。
異名は「跳躍の暗殺者」。
- フンコロガシとアリを足して2で割ったような外見を持つ甲虫種モンスター。
設定画では口から糸を吐いているような描写があるが…。
寄生獣(寄生兽) 
- 2014年3~4月にデザイン画が公開された
モンスターの1つ。
異名は「分離合体」。
- 同名の漫画とはおそらく無関係。
電浆魚(电浆鱼) 
- 2014年3~4月にデザイン画が公開された
モンスターの1つ。
異名は「電気爆発」。
- 二股の尻尾と口の脇の大きなヒレが特徴。見た目の骨格的には両生種に似ているが、種族は魚竜種とされている。
- 电浆とはプラズマのこと。液体をばら撒いたり、尻尾に電流を流して相手を麻痺させることができるらしい。
- 設定画には、砂の中から飛び出しヤオザミを丸呑みにするという、
ハプルボッカの登場ムービーを彷彿とさせる様子が描かれている。
砂竜魚(沙龙鱼) 
- 2014年3~4月にデザイン画が公開された
モンスターの1つ。
異名は「砂漠の魚雷」。
- 鼻先の鋭い角と、鋭そうなヒレが特徴。
例えるなら、アノルパティスとガノトトスを混ぜて、より滑らかで鋭い流線型にしたようなイメージ。
- ガレオスと紛らわしい名前だが、設定上も当初はドスガレオス亜種だと思われていたらしい。
氷尾豹(冰尾豹) 
- 2014年3~4月にデザイン画が公開された
モンスターの1つ。
異名は「雪山の旋風」。
- 名前通り、ヒョウをよりたくましくしたようなモンスター。
すばやい動きが得意で、あのナルガクルガを髣髴とさせるほどだという。
- 第5の手足とされる尻尾を使った攻撃をよく用い、サマーソルトやビターンのほかに、
尻尾で雪玉を掘り出して投げたり、尻尾でハンターをつかんで投げたり後ろ足で蹴飛ばすなどの行動をするらしい。
- 設定画には、幼体と思われる小さな氷尾豹がじゃれあったり親に寄り添っている様子も描かれている。
ベリオロスの幼体を彷彿とさせ、なかなかかわいい。
毒行鳥(毒行鸟) 
- 2014年3~4月にデザイン画が公開された
モンスターの1つ。
- ゲリョスをより凶悪にしたような見た目のモンスター。
- 翼が腕としての機能も持っており、クルペッコに似た直立気味の姿勢をとっている。
- 他のモンスターの巣から尻尾と翼で卵を盗み出し、顎のトゲで殻に穴を開け中身を食べてしまう。
二つ名もそのものずばり「机敏的窃贼」(直訳:ずる賢い泥棒)である。- 使用する部位こそ違うが、このあたりの生態設定はどことなく掻鳥に引き継がれている気がしなくもない。
氷晶獣(冰晶兽) 
- 2014年3~4月にデザイン画が公開された
モンスターの1つ。
異名は「氷原の賢者」。
- 4本のねじれた左右非対称の角、賢そうな雰囲気をかもし出すあごひげ、氷に覆われた翼と尻尾が特徴。
獣と名前につくが古龍種である。
幻獣キリンと同じ命名法則だろう。そのキリンも亜種は氷属性だが関係はないだろう。
- 羽ばたいて氷の破片を撒き散らしたり、相手を凍りつかせてしまう能力を持っている。
氷晶獣と戦うためには、周囲を暖める特殊な装置が必要になるらしい。
巨砂鯨(巨沙鲸) 
- 2014年3~4月にデザイン画が公開された
モンスターの1つ。
異名は「砂海の潜艇」。
- マッコウクジラを彷彿とさせる発達した頭部が特徴。
見た目の骨格は海竜種に似ているが、設定は魚竜種とされている。
- 聴力が発達しており、目は退化している。
地下に潜るときに音爆弾を使うと、頭が埋まったまま身動きができなくなるらしい。
- 地上から攻撃を受けると、砂の渦を作り外敵に反撃する。地上の様子を見極めるのが大切になるようだ。
闘逆竜(斗逆龙) 
- 2015年4月にデザイン画が公開された
モンスター。
- ユニコーンをモチーフとしたモンスターで、大きな一本角が特徴。
黒い甲殻を持ち、怒り状態では燃えるような赤い光を発する。
ページに思いっきりユニコン・ダムガンとかフルアマ・ユニコン・ダムガンとか書いてあるけど気にしない
登場フィールド 
通常のフィールド 
- 晓风山谷
- 森丘や孤島に相当する、いわゆる「最初のフィールド」。
各所に大滝や巨木が点在し、
まさに大自然といった趣のフィールドとなっている。
- 隐士之森
- 晓风山谷と同じく森林系のフィールドだが、
こちらは鬱蒼と茂った木々により暗い雰囲気を醸し出している。
ここからは貴重な薬になる草木が採れると言うが、
とあるモンスターの伝承より、ハンター以外の立ち入りは禁じられている。
- 雷鸣沙海
- 特殊な砂が大部分を占める砂漠。
「雷鸣」(雷鳴)という砂漠にしては珍しい名称は、
この砂が風に巻き上げられると電気を発生させることによる。
- 昆贝尔湿地
- 陰鬱とした景観の湿地帯。
かなり厳しい環境のようだが、それに適応した強大なモンスターも姿を見せる。
また、エリアの一部には座礁船が存在する。
- 喧嚣群岭
- 所々に積雪地が点在する岩場。
寒冷地を好むモンスターや、
複雑な地形を乗り越えられる翼を持つモンスターが生息する。
- 黯幕之森
- 大きな遺跡が隠された暗い森。
入り組んだ岩場や枯れ木には巨大な蜘蛛の巣が見られる。
- 艾丝特湖地
- 高所から低所へかけての地形が特徴的なフィールド。
高所帯では溶けかかった雪が、
地下には青く輝く巨大な結晶や地底湖が存在する。
- 伊鲁法雪山
- 雪と氷に覆われた雪山。
しかしその環境ならではの特産品も存在し、
街の住民からは高額で取引されるほど。
- 旧王的陵寝
- 各所に風化した遺跡が見られるフィールド。
多くの草食種が集う過ごしやすい地だが、
それを狙う肉食モンスターも多く集まる危険な地でもある。
- 升月之地
- 雷鸣沙海に続く砂漠系フィールドだが、
こちらはより過酷な環境であり、生息するモンスターも凶暴なものばかり。
しかし、夜間に見える月は非常に美しい。
- 鬼怒间火山
- 猛烈な熱気に包まれた火山地帯。
度々起こる噴火が付近の人々には悪霊の怒りによるものと考えられ、
それがフィールド名の由来にもなっている。
- 萤宿山涧
- 水辺の多い森林地帯。
序盤に赴ける類似フィールドよりも強力なモンスターが現れる傾向にある。
- 古塔
- 古代文明の遺跡である塔。フォンロンの古塔とはまた別物。
いくらかは風化が進んでいるものの全体としては原型を残しており、
一部エリアの床などはまだまだ新しくさえ見える。
- 冰凌极地
- 山岳地帯である伊鲁法雪山とは異なり、こちらは海に面した寒冷地帯。
全面的にホットドリンクが必要な極寒のフィールド。
特殊なフィールド 
- 竞技场
- 本作独自の闘技場。
頑強な建造物で囲まれているが、中心部は平地となっている。
- 大石城湖
- 広大な湖が広がるフィールド。
船に乗り、水辺に生息するモンスターとの水上戦を行う。
- 岩流地
- 火山地帯に位置する岩場。
この地に住まう強大なモンスターとの戦場となる。
- 热砂战线
- ほとんどの障害物が見られない拓けた砂地。
空を舞う超巨大古龍が確認されている。
- 无止沸境
- こちらも火山地帯のフィールド。
热砂战线のものと酷似したモンスターの目撃情報がある。
- 烽烟城塞
- モンスターを食い止めるために建設された城壁。
度々、巨大な甲殻種の侵攻に遭う。
- 若叶河谷
- 豊富な防衛設備を構える迎撃施設。
超巨大モンスターに影響されてか他のモンスターが姿を見せることもある。
- この他、特殊フィールドとしては「霊峰」が輸入されている。
余談 
- 「いつ日本で正式にサービスが開始されるのか」と期待されることもあったが、
本作が言語を変えてそのまま日本国でサービス開始することはないと当初から断言されていた*9。
小野義徳氏*10によれば、オンラインゲームとは、すなわち"サービス"であり、
その国や状況にあったカルチャライズがそれにあたるらしい。
つまり、単なるローカライズやHD化などといった次元ではなく、
「モンスターハンターオンライン」は中国用に特化させていることから、
日本でサービスすることはまず前提としていないのだという。- それでも、こちらのオリジナルのモンスターやハンターのアクションについては、
日本版の各シリーズに調整や改変を行い導入位はしてもいいのではという意見はやっぱりある。
そのままというのは前述通りいかないだろうが、それ位は夢を見て待っていてもいいかもしれない。
- それでも、こちらのオリジナルのモンスターやハンターのアクションについては、
- なお、日本国内からはMHOをプレイできないという訳ではなく、
詳細は割愛するが特定の手順を踏めば普通にプレイは可能であった。
もっとも、言語は全て中国語で進められるなどの事情によりハードルはかなり高いが。
MHFの話題を取り扱っているネトゲ実況2にもMHO専用のスレッドが存在していた*11。- ただし、時期不明ながら手順の一部が中国からしか行えなくなり、
日本からの新規登録が不可能となった。
もっとも、それ以前から登録していた人ならば引き続きプレイは可能だったが。
- ただし、時期不明ながら手順の一部が中国からしか行えなくなり、
- 本作で使用されるオリジナル楽曲の制作は
株式会社ユニークノート*12とVanguard Soundが担当している。
また、ハンターの音声は江口拓也氏と大西沙織氏が担当している。
- 中国で公式に展開された初のMHシリーズながらシリーズファン向けの要素も多く、
当初ティガレックス戦では流れなかった専用BGMが2016年のとあるクエストで初使用されたり、
通常より小さく弱いモンスターの狩猟クエストにて、
設定画としてのみ存在していた幼体とそっくりなブラキディオスが登場するなど、
随所にファンサービスが仕込まれている。
公式サイトには簡単なシリーズ年表も存在する。
サービス終了告知においても、「導きの青い星が輝かんことを」
「狩人よ、前へ」といった他シリーズの印象的なフレーズが引用されている(もちろん中国語でだが)。
- サービス終了後の動向は、同じオンラインゲームで言うとMHFは公式サイトがメモリアルサイトとなり、
台湾版MHFだと特に更新もなくサイトが現存しているが、
こちらはサイトそのものが消失してしまっている。
関連項目 
シリーズ/モンスターハンターフロンティアオンライン
システム/独行種
ゲーム用語/ハンターブレイド - こちらも中国のオンラインゲーム。ただし、このゲームにカプコンは一切関与していない。