頭を使ってどつくこと。ヘッドバットとも呼ばれる。
プロレスや空手などの技が有名。
目次
モンスターの頭突き
- 頭で押しあって優劣を決める動物がいるように、
モンスターも頭を武器に頭突きをかましてくる種がいる。
ディアブロスに代表される角竜種のほか、ブラキディオスやドボルベルクなどが有名か。
頭に角や牙など、攻撃的な形状のものが認められる場合は、頭突きしてくる可能性を疑ったほうがいい。
基本的には身体全体でぶつかってくる突進よりも威力は低いが、例外もある。- 本項では、主に中型モンスターや大型モンスターを中心に概要するが
小型モンスターであってもアプケロス、アプトノス、ケルビ、などが使って来る。
- 本項では、主に中型モンスターや大型モンスターを中心に概要するが
- 頭を動かした影響で二次的に振られる翼や尻尾に巻き込まれることもある。
頭部に比べればダメージは低いが、よく動きをみて巻き込まれないように注意しよう。
- 見た目の映像的には「頭から突っ込んで攻撃して来る」様にも見えるので混同されがちだが
突進とは微妙にカテゴリが異なるので注意。- 例えば、小型モンスターの場合では、リノプロス、ブルファンゴなど
見た目には頭から突っ込んで来るが、アクションとしては「突進」に該当する。
- 例えば、小型モンスターの場合では、リノプロス、ブルファンゴなど
代表的な頭突きの種類
ボルボロス
- 重い頭を地面に叩きつける。
威力はさほどでもないが、通常種は泥、亜種は雪が飛び散り、
それに触れると泥まみれ(雪だるま)状態になってしまう危険な技。
さらに亜種は後退しながら2連続で繰り出すことがある。
食らってしまったら、二次被害を出さないように注意しながら落ち着いて解除しよう。
MHWからは泥まみれ状態は削除されたものの、威力が大きくなりふっとばしも起こすようになった。
MHRiseの操竜では↓Aで発動。範囲が狭く当てにくいが、頭部が泥纏い状態だと3つの泥玉が同時に飛び散り、
追加ダメージとともに水やられを与えることができる。
ジンオウガ
- 体を大きく仰け反らせた後、頭に生えた角を利用して前を頭突く。
攻撃力自体はやや低めだが繰り出す際の動きがかなり早く、正面にいると避けにくい。
MHP3・3Gでは吹っ飛ばし効果を持っていたが、MH4以降は尻もち効果に変更。
これだけ聞けば弱体化に思えるかもしれないが、代わりに通常種・亜種問わずに、
頭突き後に間髪入れずダイナミックお手や尻尾ビターンなど強力な攻撃に繋げてくるようになった。
これにより、スーパーアーマー状態ではない限り追撃を食らいやすくなってしまった。
一応頭突きに当たった場合でもすぐに回避すれば、そういった追撃は避けられるようになっている。
ちなみにMHP3でも、稀に頭突きから尻尾叩き付け、さらに飛びかかりと連続で攻撃を仕掛けてくる事がある。
この場合、事前に振り向く前に怒り移行時の咆哮のようなモーションで軽く吠えるような動作を行うので、判別は容易。
また、最後には確定で威嚇をするので、頑張って全てかわしたいところ。
ブラキディオス
- 額の粘菌を活性化させた後、突き出した角を地面に突き立てる。
地中に粘菌を仕掛け、爆破させてくる予備動作なので危険。
- 直線爆破
- かなり後ずさりしてから勢いよく地面を抉り、そのまま直線上を爆破させる。
かなり広範囲をカバーしているため、遠距離では回避が困難。
なお、頭突き本体で攻撃しようとし、予備動作無しで頭突きに入ることもあるため注意。
ちなみに爆破よりも頭突き本体の方が威力が高く、その威力は土下座をも凌ぐ。 - 十文字爆破
- その場から動かずにおもむろに頭を突き立て、
地面が光ったと思う間もなく十文字に爆破が発生する。
ブラキディオスを中心として、内側から3つの同心円上に発生する。
2列目や最外層は少しずらして爆破してくることもあり、迂闊に近づけない。 - 粘菌配置
- MH4から追加されたアクション。
非怒り時に直線爆破と同じモーションで超巨大な粘菌塊を地面に付着させる。
粘菌は広範囲に広がるので、3Gの時のように隙をついて攻撃することが難しくなった。
MH4Gの猛り爆ぜるブラキディオスが繰り出す場合、頭部の粘菌が活性化している際には
地面に角を突き立てた瞬間に爆発する。
- また、MHW:Iではシンプルな頭突き攻撃も習得した。
性質としてはジンオウガのものに近く、ハンターを転ばせて追撃を仕掛けてくる。
アルバトリオン
- 突進の終点で角を突き上げハンターを上空に打ち上げるほか、
一瞬身を引いた後対象に向かって角を突きだす攻撃を繰り出す。
後者はある程度予測しておかないとまず避けられないほどのスピードで繰り出される上に、
中途半端なガンナー装備では余裕で即死する大ダメージと極めて危険。
なお頭突き時に突き出す前脚にもダメージ判定が存在する。
また、MHP3からはその場で前方を2回振り上げる攻撃も追加されており、
頭部に引っかけられると遥か上空に打ち上げられてしまう。
龍炎モードだと火炎竜巻で起き攻めされる可能性が高いので注意。
- MHW:Iでは龍雷を纏うようになり、それに伴って龍属性やられを付与するようになった。
ライゼクス
- 特徴的なトサカを用いた複数の頭突き攻撃を有する。
前進しながら左右に頭を振り回す攻撃、
トサカを地面に叩きつけ、そのまま前に振り上げる攻撃、
滞空しながら真下の標的に向かってトサカを打ち据える攻撃が存在する。
前者2つは頭部が電荷状態だと雷属性を宿すようになり、リーチが伸びる。
また、滞空頭突きは頭部が電荷状態の時のみ繰り出し、鋏尾拘束からの追撃として使ってくることが多い。
ちなみに疲労時には噛み付きとトサカ振り上げを続けて繰り出すコンボを使ってくるが、
モーションも隙も長いのでどちらかというとボーナス技に近い。
ディアブロス
- MHXXで初登場の鏖魔ディアブロスは、通常個体には無かった、独自の頭突き攻撃を持ち合わせている。
頻繁に繰り出してくるため、鏖魔との戦闘においては予備動作である構えを見て、
どの頭突き攻撃が来るか把握する必要がある。- 初期段階から使うのは、上体を起こしてから地面に思い切り頭を振り下ろす攻撃。
振り下ろした後は地面に角が突き刺さり、僅かながら隙ができる。
前方へのホーミングが強烈な分後方には届かないため、予備動作を見たら脚のそばを通って回り込むと安全。
暴走状態になると2連続で繰り出すようになり、更に狂暴走状態になると下記の地面抉りへの派生が追加される。
極め付けに超特殊許可クエストでは最大3連続にまで回数が増えるため、
回避殺し・起き攻めの危険性がぐっと増える。 - 暴走状態では頭の先を地面に擦り付けるようにし、角で地面を抉り取る攻撃が解禁される。
公式名称は「地表角抉ぐり攻撃」。
低く唸りつつ頭部から蒸気を立ち昇らせるのが予備動作。
喰らえば吹っ飛び【特大】、ガード性能+2のランスで受け止めてもノックバック発生と、
控えめな見た目とは裏腹に凶悪な威力を持っている。
上述の通りコンボで使ってくることもあるので注意。
なお、狂暴走状態ではこの技の強化版と言える狂暴走大回転攻撃を繰り出してくる。
- 初期段階から使うのは、上体を起こしてから地面に思い切り頭を振り下ろす攻撃。
- MHRiseでは鏖魔の動きを踏襲しているヌシ・ディアブロスも、これらの頭突き攻撃を使ってくる。
- 通常種の方も、MHR:Sでのマスターランクにて振り下ろし頭突きのみを継承した。
振り下ろす回数は1回のみで連続攻撃は仕掛けてこないが、攻撃のタイミングが変わっているため
鏖魔やヌシに慣れているハンターほど引っかかりやすくなっている。- また、溜め動作の後に真下へ向かって全力の頭突きを繰り出す攻撃も習得。
こちらは鏖魔やヌシには無かった完全新規モーションとなる。
- また、溜め動作の後に真下へ向かって全力の頭突きを繰り出す攻撃も習得。
アケノシルム
- 傘のような巨大なトサカを用いた頭突き攻撃を主力としている。
特徴的な鳴き声を発しながら2回連続で繰り出してくる他、踏みつけから続けざまに出してくるコンボ攻撃も持つ。
滞空状態から単発で放ってくることもある。
モーションとしては従来の大型鳥竜種が使っていたついばみ攻撃に近いが、
なんと序盤のモンスターながら吹っ飛び【特大】の効果を持っており、
被弾するとその場で地面に叩きつけられ、翔蟲受け身で離脱しないと追撃が確定する。
直撃を免れたとしても周囲に風圧が発生するため、後隙を狩らせてくれないことも。
紅蓮滾るバゼルギウス
- MHR:Sにて「猛進頭突き」という名の頭突き攻撃を獲得。
じりじりと歩み寄りながら大きく振りかぶって真下に頭突きをかます攻撃で、
振り下ろしたと同時に頭部付近に爆発が発生する。
大技の一つとして認識されており、発動時にはカメラが引き、ハンターがボイスによる警告を発する。
厄介なことに頭突きと爆発はそれぞれ別個の判定となっており、下手にカウンターを仕掛けると
2段ヒットにより潰されてしまう可能性がある。
幸い爆発の範囲はそこまで広くないため、動き続けていれば引き離すのは難しくない。
ラヴィエンテ
- 数種類の型があり、どれもエリアほぼ全域が攻撃範囲となる。
3連続で行うものは地面直撃と同時に大量の石つぶてが放出され、
これに当たると複数回ヒットでほぼ確実に気絶状態になってしまう。
初回に当たると気絶→最後の追撃で1乙という事態になりかねない。
また、頭突きの直後に地中で咆哮し、軽い噴火活動などの現象を誘発することもある。
カム・オルガロン
- 左右の前脚で引っ掻いた後、一瞬力を溜めてから前進しつつ繰り出す。
身体を使って突進するように頭突きを行うので全身に攻撃判定があるが、
厄介なのはカム・オルガロンの特徴でもあるその攻撃力。
特に剛種カム・オルガロンの頭突きは半端なものではなく、
くっと力を入れてから頭突きをするだけなのに防御力700では一撃で死ぬほどの威力を持つ。
根性スキルがないと開幕からBC送りになる場合もあるので剣士にとって恐るべき攻撃である。
特異個体は一度繰り出した後、間髪入れずにもう一度頭突きを行ってくるので引っかからないように。
グレンゼブル
- 頭部の鋭利な角を用いた頭突きを使ってくる。
ボルボロスのように突き立て、間髪入れずに振り上げハンターを突き上げたり、
半歩引いてからのボディプレスのついでとばかりに角で地面を抉ってきたりする。
当然あのグレンゼブルなので威力も始末に負えない。
特に特異個体が繰り出す、角を地面に突き立てて岩盤を悉く粉砕する大技は
同ランク帯の防具では一撃死が免れないほどのとんでもない威力を持つので絶対に食らいたくない。
モノブロス特異個体
- 実際に攻略本で「ヘッドバット」と呼ばれる技を持つ。
顎を地面に打ち付けてから超震動を発生させ、
間髪入れず角を向けて頭を振り上げる攻撃技。
ただの頭突きではなく一旦ハンターの動きを止めるという動作があるため、
攻撃を確実に回避したいのならば耐震+2の発動を求められる。
ハルドメルグ
- 3回連続で行うが、本命は付随する流体金属による攻撃。
頭を地面にぶつけると地面から流体金属が隆起、正面3方向へ進んでいく。
フルフルのブレスが3連続で来るようなものであり、前方での回避がやや難しい。
この攻撃を行った後は、頭に液体金属を纏い直すため隙が生まれる。
派生技
地中急襲
- 最も代表的な頭突きの一例。地中から鋭利な頭部(の角)を使って襲いかかる。
ダイミョウザザミは自身の頭部ではなく背負っている頭骨を突き上げる。
頭のみならず、全身に判定があるので注意。
また、自ら起こす震動で動きを封じてから繰り出すコンボ攻撃も存在する。
主な使用者はディアブロスやモノブロス、ダイミョウザザミ、ショウグンギザミなど。
角振り上げ
- ディアブロスや牙獣種でおなじみの技。
- ディアブロス
- MHP2Gで初登場したアクションで、MHFのエスピナスのモーションを逆輸入したもの。
半歩引いたあと、左→右と勢いよく頭突きをかます。
当てられると華麗に宙を舞い、大ダメージ。
尻尾も同様に振り回されるが、こちらにもバカにならないダメージが発生する。
また、突進の最後に急ブレーキし、地面を掬い上げるように角を振り上げるモーションも存在する。
疲労時には使用頻度が上昇する代わりに、多大な隙を晒すようになる。
- エスピナス
- 基本的には、ディアブロスの物と同一モーション。
(モーションの実装は、MHFでのエスピナスの方が先である)
こちらは、追加で毒状態となり、高い攻撃力も相まって、非常に厄介である。
MHR:Sからはハンターをホーミングするタイプの角振り上げも使ってくるようになった。
- 牙獣種
- ラージャンやゴウガルフが多用する、走り込んでからの角振り上げ。
ダッシュに当たっただけならあまりダメージはない
(それでもあの2種のことなので削りダメージとしては容赦無い)が、角部分でどつかれると大ダメージ。
カウンター
- イビルジョー、ドボルベルクに特有の行動。
怒り時に(怒り喰らうイビルジョーは常に)頭を怯ませると、
仰け反りはするものの即座に頭突きをかまして反撃してくる。
頭部を怯ませたらタイミングを見計らって股下を抜けるか、左右に回避しておこう。
ぶちかまし
- ディアブロス、モノブロス特有のモーション。
身体を半歩引き、間髪入れずに頭を突き出す攻撃を出してくる。
見てからではまず反応出来ないが、タメが足りないせいか威力は低め。
ライトニングブレード
- 二つ名持ちモンスターの一角、青電主ライゼクスの扱う大技。
頭部が青電荷状態になっている際に繰り出してくる。
モンスターの攻撃の中でも指折りの威力を誇り、被弾すれば余程防御力・雷耐性が高くない限り死が見える。
強力な個体になるとお手やダイソンなど他の技から繋げてくるパターンが追加されるので、
一つ一つの行動に合わせた対処が必要となる。
- MHR:Sではなんと通常種も使ってくるように。
流石に青電主よりリーチは短く、威力もやや控えめなものとなっているが、
こちらはガード不可であることが最大の相違点。
首伸ばし
- フルフルおよびギギネブラの系統の骨格で使われる。
文字通り、首を伸ばして遠距離の相手を頭部で急襲する攻撃で
鞭状に広く蛇行する攻撃軌道を持つため、咄嗟の対処が難しく
近接の剣士を振り飛ばすのみならず、適正距離のガンナーの不意を突いて来る厄介な小技である。
存在自体が異形なために見た目には「頭突き」と称するには程遠いが、一応は頭突きとなる。
なお、洞窟などでは天井から地面に向けて首を伸ばし、そのまま拘束攻撃へと派生するが
こちらは噛み付き(丸呑み)となるため別扱い。
ついばみ
- イャンクック、イャンガルルガなどの鳥竜種が多用する。
勢い良く頭を振り下げ、鋭利なクチバシで抉る様に連続攻撃で、
隙は小さいが四回連続で突ついて来るパターン、
大きく振りかぶって、二回、地面ごと突き刺して来るパターン、
ハンターとの距離を意識しつつ、それらを巧妙に使い分けて来る。
特に、高難度の怒り時となると威力の高上も然ることながら、
間合いが読み辛く、出が速いので避けにくく、こちらが迂闊に攻撃に入る隙が無い厄介な連続攻撃である。- 厳密には「頭突き」とは微妙に異なるカテゴリではあるが、
主に、後者の大振り二回の大技が「頭突き」として称される場合があるため記随する。 - 上記の通り、鳥竜種の中でもアケノシルムはついばみではなく頭突き攻撃を主力としているが、
「大型鳥竜種といえばついばみ攻撃」という先入観があったためか、
登場直後はついばみを使っていると誤認されていた時期もあった。
- 厳密には「頭突き」とは微妙に異なるカテゴリではあるが、
余談
- ディアブロスは生態ムービーにおいて、頭突きで縄張り争いをしていることが示唆されている。
- リノプロスもまた、ハプルボッカの登場ムービーにおいて頭突きで争っている姿が確認できる。
- 序盤から中盤に於いて「双頭の龍」と称されるオストガロアの触腕攻撃は
まさしく「二つの頭部による連鎖的な頭突き攻撃」を彷彿とさせる独特の動きを見せる。
この性質は終盤の最終戦以降に於いて本体が正体を現した後にも意識的に踏襲され、
序盤に「双頭の龍」を彷彿とさせた二本の触腕に、それぞれ他のモンスターの頭骨や頭殻を装備して
「二つの頭部による連鎖的な頭突き攻撃」を思わせる苛烈な殴り付けを繰り出して来る。*2
ちなみにオストガロア本体自体が、自らの頭部で頭突きを行う事は無い。*3