アクション/お手

Last-modified: 2023-12-30 (土) 17:41:47

目次

現実世界における「お手」

  • 掌に前足を置かせるという、犬の基本的な芸の一つ。
    お手というと犬に覚えさせる印象が強いが、
    猫などの他の動物にも覚えさせることができる。
  • 本来『犬が前足で相手の体を触る仕草』は、
    デリケートな肉球を相手に見せて信頼や服従を示すという、自分より位の高い相手へ送る敬意として、
    古く祖先の狼から脈々と受け継がれている本能に基づく行動である。
    その本能を「お手」という形で刺激して、飼い主との序列を学ばせるのである。
  • 因みに前脚で行うのが「お手」。前脚で行うのは「おかわり」と呼ばれる。
    • 奇しくも、下記本項にて解説されている攻撃行動は、いずれもが一撃目となる。
      そして連撃を行う場合は「おかわり」とでも言わんばかりにの追撃が来る。
  • MHRiseでは、ガルク待ての指示を出して近づくと、
    後述のお手っぽいモノではなく、この正真正銘のお手が出来る。

モンハンにおける「お手」

ジンオウガ(亜種金雷公ヌシ)

  • 主にジンオウガとその亜種、特殊個体の使う前脚を連続で叩き付ける攻撃のこと。
    「飼い主(ハンター)に対し全力でお手を繰り出す」ように見えるため「お手」という愛称で呼ばれているが、
    お手というにはあまりに激しすぎるのでダイナミックお手と呼ばれる事も。
    シリーズを追うごとにバリエーションが増えており、公式ガイドブックで技名が公開されているものを挙げても
    • 連続前脚攻撃
    • 高出力前脚攻撃
    • 電撃前脚攻撃
    • 浴びせ前脚攻撃
    • 電撃浴びせ前脚攻撃
    • 電撃浴びせ連続前脚攻撃
    • 反撃前脚攻撃
    と非常に豊富なラインナップが揃っている。
  • 攻撃範囲こそ狭いものの非常に追尾性能が高く、サイズ変動の影響を大きく受ける。
    威力もかなり高く、一気に体力を奪われてキャンプ送りにされてしまうことも多い。
    また、連続攻撃な上に攻撃判定は回数分しっかり発生するため、
    うっかりガードしてしまうと最悪ガードクラッシュしてしまう
    (ちなみに、1発目と3発目をガードすると大きくノックバックするが、
    2発目だけは何故かガードしてもあまりノックバックしない)。
    • 超帯電(龍光まとい)状態だと伴う雷撃によって攻撃範囲が広がるが、
      速度が上がる関係で追尾性能が低下するため、タイミングが合えばむしろ回避しやすくなる。
    • 正確に狙ってくる関係でPTプレイではラグの影響を受けやすく、
      お手が終わったと思ったら予想外の位置に瞬間移動していることがある。
  • MHP3、MH3Gでは、後ろ足や尻尾など身体の後方に対して極めて強い判定を持ち、
    懐に潜り込んで反撃とするハンターほど被弾率が高くなる。
    逆に前方の判定が意外なほど狭いため、一発ごとにジンオウガから離れるように転がれば回避しやすい。
    MH4以降は逆に前方への判定が極めて強くなっており、
    3Gまでの回避方法に慣れたハンターたちはことごとく辛酸を舐めさせられる羽目に。
    入れ替わるように今度は下半身にかけてのホーミングが弱くなっているため、
    後ろ足や尻尾に潜り込むように逃げ込めば簡単にやり過ごすことができる。
  • 攻撃判定は一瞬であり、慣れれば回避性能なしでも簡単に回避出来る。
    お手終了後の隙に頭や脚を攻撃しやすいメリットもあるため、慣れてきたら狙っていくといい。

MH3G

  • MH3GのG級では、3発目をキャンセルして出が早くなったボディプレスに繋げることがある。
    また、歩行から滑り込むようなモーションの予備動作で繰り出してくることもあるほか、
    全体的に回避タイミングをずらしてくるようになっている。

MH4

  • MH4の超帯電状態の上位個体は、二回目のお手の前に電力をチャージして
    膨大な雷を前脚に纏わせ、高出力・高威力の超帯電お手を繰り出してくる。
    • 亜種はMH3Gの時から一転して全くといっていいほど行わないが、
      ギルドクエストのレベル76以降の個体に限り、
      バックジャンプから前述した滑り込むような予備動作で上位仕様のお手を繰り出す。

MH4G

  • MH4GのG級個体は3回目のお手が復活。
    のみならず通常状態でも超帯電お手を繰り出してくる。モーションが新規のものになっており、
    大きく振りかぶってからの超高出力、超捕捉のダイナミック超帯電お手を繰り出す。
    回避のタイミングが今までとは異なっているが、慣れてしまえば回避することは可能である。
    • ただし、この強化版お手の真髄は、通常のお手と組み合わせたり
      ダイナミック超帯電お手3連発とパターンを変えることにより
      「回避のタイミングをずらしてくる」点にある。
      この攻撃は亜種も使ってくる。
      狂竜化極限状態の特性である行動速度ランダム変化も合わさった場合、
      回避タイミングを掴むのは難しく、状況次第では回避そのものが難しくなることもある。

MHX(X)

  • MHXに登場する獰猛化個体はMH4上位仕様のチャージお手を繰り出す際、
    2段目にオーラの纏った前脚を使う場合、碧と赤の稲妻が交互に点滅する
    非常に派手だが目によろしくないので、狩猟の際は
    部屋を明るくして画面を近くで見ないようにし、適度に休憩を挟むべきだろう。
  • 金雷公ジンオウガは真帯電時のお手をした際、前方に落雷を発生させる。
    また、お手からの新たな派生として二連続サマーソルトを習得している。
    後者は速度も速いため、迂闊な接近は被弾に繋がりやすい。

MHW:I

  • MHW:Iで復活した際には、
    地面を引っ掻いて電力を解放し、跳び上がって宙返りした後に
    碧色の軌跡を描きながら前脚を思い切り叩きつけるという、
    ウルトラダイナミックお手とでも言うべき派手な必殺技を披露。
    見た目通り威力は絶大であり、標的を変えながら連続で繰り出してくるので、
    ジンオウガの視線には常に警戒しなければならない。
    また、怯みをキャンセルしてお手で反撃するカウンター行動も手に入れた。

MHR(:S)

  • MHRiseで登場した個体は、通常のお手を終えてからそのままの姿勢でチャージ動作に繋げる新モーションが追加。
    更に、特定の行動の〆としてMH4Gのダイナミック超帯電お手を繰り出してくるようになった。
    上位で解放されるモーションではなく、下位の時点で備えている。
  • MHR:SのMR個体は、4GやIBでも見られなかった完全新規のお手として、
    のしかかるように前足を叩きつけてくるハイパーダイナミックお手を習得。
    前方へのホーミングが極めて強い上に間髪入れずに2連続でぶっ放してくるため気が抜けない。
    更に怒り状態になるとこのお手を2連続で繰り出した後に雷爪撃に繋げてくる。
  • MHRiseで登場したヌシ・ジンオウガは、お手を絡めた大技を使ってくる。
    落雷を放ちサマーソルトで飛び上がった後、空中で力を溜め間髪入れずに急降下しつつお手を繰り出すというもので、
    更に続けてサマーソルト→お手をもう1セット繰り出してくる。
    この空中チャージお手とでも言うべき部分は、威力もさることながら追尾性能が高く、
    被弾すると地面に叩きつけられるタイプの吹っ飛び効果を有している。
    つまり1回目のお手を喰らってしまうと翔蟲受け身を取らない限り追撃が確定するという凶悪な技。
    しかも2回目のサマーソルトも間を置かずすぐに放ってくるため、ちょっとでも判断が遅れれば
    たとえ翔蟲が残っていたとしても追い討ちを喰らうことになる。
    • また、怒り時にはサマーソルト→空中チャージお手を単発で繰り出す、
      大技の簡易版のようなコンボを頻繁に使ってくる。
      追撃の恐れこそないものの、痛いのは変わらないので当たらないに越したことはない。
      むしろこのコンボで回避の感覚を掴んでおくと良いだろう。

MHF

  • MHFの遷悠種ジンオウガはお手のバリエーションが豊富。
    基本的に捕捉性能は然程優れるわけではない(3Gまでに近い)が、
    地面を砕くことで攻撃範囲を広げ、強引に当てようとしてくる。
    通常時は2~3回、超帯電状態時は3連続の物が基本となるが、
    • 2、3回目をキャンセルして身を翻した後、背面ボディプレスを仕掛ける
    • 3回目のお手にディレイを効かせ、攻撃タイミングをずらす
    • 左前脚でアッパーを行いつつ跳躍、瞬時に降下して地上を急襲する(G級限定技「昇牙竜撃」)
    • 1回目のお手の直後にサイドステップで撹乱し、間髪入れず素早いお手を繰り出す(亜種限定)
    • 1回目のお手の直後にサイドステップで撹乱し、長い溜め動作から地盤を砕く強力なお手を放つ(亜種限定)
    などの派生が存在するため、これらの見極めができないと非常に戦い辛い相手になっている。
    特に3番目の派生が強烈であり、前方広範囲を掬い上げるようにして攻撃する。
    これに当たるとかち上げ状態になり、
    降下してくるジンオウガの追撃で根性を貫通して即死しかねないという凶悪技。
    左前脚(向かって右側)の時のみ行うため、意識しておくと攻撃チャンスを増やしやすい。
    • なお、お手を挟まない単発版の昇牙竜撃も存在している。
      こちらは体勢を維持したままバックステップするのが予備動作であり、判別し易い。
    極み吼えるジンオウガは通常個体の派生だけでなく、更なる派生が追加されている。
    3段目のディレイお手に放電が追加されている他、全方位雷光弾を繰り出すことも。
    更に、特異個体キリンの電光石火のように瞬間移動後にお手や昇牙竜撃を繰り出すことすらある。
    また、体力を減らすと超帯電状態を超える雷オーラのエフェクトを纏い始めるが、
    この時は全てのお手が放電と地盤砕きの付加された広範囲攻撃と化すため、
    より一層危険な攻撃に変貌する。

MHST(2)

  • MHSTでは通常種の「雷タックル」→「雷迅掌」(MHST2)、
    亜種の「龍タックル」→「龍神掌」(MHST2)という技として登場。
    加えて、ジンオウガ及びモーションが同じコラボオトモンの1体である
    クレナイゴウカミの通常パワー攻撃がお手となっている。
    • さらに、ジンオウガ系統の絆技である「クロスハイボルト」(通常種・亜種)、「クロスギガブレーカー」(金雷公)は
      空中に飛びあがって落下しながらエネルギーを纏った右前脚を勢いよく叩きつけるというものになっている。
      ある意味究極のお手といえるかもしれない。

マガイマガド怨嗟響めくマガイマガド

  • マガイマガドもネコ科のくせに同じ牙竜種メインモンスター・ジンオウガ先輩やガルクに負けじと繰り出すことがある。
    通常時は1回のみだが、前脚が鬼火纏状態の場合は2回に増え、鬼火やられを付与する爆発が発生する。
    …とはいえ全体的に行動がスローであり、追尾や威力も高くは無く、むしろ対処はしやすい。
    • 大きく溜めてから鬼火を振り撒き回転させた後にコンボでお手を1回繰り出してくる攻撃は引っかかりやすいので、
      しっかり回避してから反撃に転じよう。
  • ちなみに骨格自体はゴア・マガラのものである。
    ただし後述の通りゴア・マガラは翼脚を用いてお手を繰り出すが、マガイマガドは翼脚を持たず、
    同様にマガラ骨格でありながら翼脚の代わりに前脚を使ったお手を繰り出すネルギガンテのそれから
    溜め動作を省略した独自のモーションでお手を使ってくる。

類似行動

  • 「お手」と呼ばれることは少ないが、
    前脚や翼脚などを垂直に近い角度で振り下ろしてくる攻撃は他にもある。

ゴア・マガラシャガルマガラ

  • MH4では、狂竜化時のゴア・マガラ、及びその成熟体であるシャガルマガラが、
    大きく振りかぶってから翼脚を叩き付ける攻撃を行ってくる。
    この攻撃は左翼脚→右翼脚と順番に繰り出す場合と、右翼脚で一回だけ叩き付ける場合がある。
    またこれとは異なるモーションで右翼脚を叩き付ける拘束攻撃も使ってくる。
    • さらに強力な技として、地面をハンターの背丈を超える程の勢いで隆起させる両翼脚叩き付け攻撃、
      所謂「両手」を繰り出してくる場合があるが、
      これを受けると大ダメージ+かち上げと傍から見ても微笑ましくない光景が繰り広げられることになる。
      ちなみに、こちらは一部で「土下座」と呼ばれていたりいなかったり…。
  • MH4Gに登場した渾沌に呻くゴア・マガラの場合、
    右翼脚叩き付けと拘束攻撃の際に上記の土下座のような岩盤隆起が伴うようになる。
    攻撃範囲が大きく広がっているため、余裕を持った回避を心掛けたいところ。

ゴグマジオス

  • MH4Gで初登場したマガラと同じ骨格を持つゴグマジオスも同一モーションのお手と土下座を使う。
    動きは非常にスローだが、その巨大な翼脚により広い範囲を攻撃してくるので油断はできない。
    ラスボス古龍から繰り出されるその威力はもちろん規格外そのもの。

ティガレックス荒鉤爪ティガレックス

  • あのティガレックスもMHR:SのMRで取得。公式で「旋回攻撃」という名称が付けられている。
    前足を大きく振りかぶって跳躍し、岩盤を抉る一撃を放つ
    予備動作がわかりやすく出も遅いものの、強烈な攻撃である上にホーミングも強く、
    怒り状態だと回転攻撃や岩飛ばしに派生することがある。
  • MHXで初登場した荒鉤爪ティガレックスは左前脚を地面に突っ込む程の勢いで振り下ろし、
    時間差で地中から謎の爆発(?)を起こして地面を粉砕するという大技を使用してくる。
    振り下ろしの部分に当たると大咆哮をも超えるダメージを受けて猛烈な勢いでぶっとばされ、
    爆発に当たるとカチ上げられるという二段攻撃になっている。爆発の瞬間には震動も発生する。
    怒り時には叩き付け時にも震動が発生するようになる上に、爆発の範囲も広がるため回避が困難になる。
    • なおこの謎の爆発の正体は一切不明。
      不自然だったのかMHXXでは修正され、
      温泉を掘り起こしたような水蒸気爆発のようなエフェクトに変更された。
  • G級個体は振り向きお手を習得。
    公式CGを彷彿とさせるポーズで力を溜め、振り返ると同時に前脚を大地に叩きつける。
    そして単発の爆発ではなくブラキディオスの前方爆破のように一直線に連鎖爆発を起こし、
    遠く離れたハンターをも地盤と共に吹き飛ばす
    咆哮歩き、ドリフト突進、単発お手と様々な攻撃から派生する性質も相まって、使用頻度は恐ろしく高い。
    この攻撃の存在により、荒鉤爪を背後から攻める行動に非常に大きいリスクが伴うこととなった。

バルファルク奇しき赫耀のバルファルク

  • MHXXのメインモンスターであるバルファルクは、
    前足を小さく振りかぶった控えめのお手というかジャブの後、
    最大の武器である翼脚を使った凄まじいお手を繰り出してくる。
    二回目のお手は翼脚の向きによって攻撃方法が異なり、現在のバルファルクの状態が
    彗龍形態(噴気孔が後ろ向きの状態)と龍気形態(噴気孔が前向きの状態)のどちらか、よく観察しておくことが重要。
    彗龍形態時はやや間を置いてから翼脚の先端を突き刺す動作に、
    龍気形態時はほとんど間を置かずに翼脚を広げて叩きつける動作になる。
    前者は攻撃範囲が狭い代わりに追尾性能が高く、後者は追尾しない代わりに
    回避程度では逃れられないほどの広範囲攻撃と、どちらのお手も厄介。
    最初のジャブに当たっていると無敵時間で回避できたりするが
  • MHRiseで装い新たに登場した奇しき赫耀のバルファルクも使用。
    翼脚が彗龍形態時のものは更に精度が高まっており、多少離れていても正確に距離を詰めてリーチを伸ばしてくる。
    龍気形態時の叩きつけは食らうと無敵時間が発生せず、翔蟲受け身で脱出しないと
    高い攻撃力からの追撃で全快からのBC行きという事態になりかねない。
    怒り状態では追撃が増え、彗龍形態では「ジャブ→突き刺し→突き刺し」、
    龍気形態では「ジャブ→叩きつけ→ジャブ→叩きつけ」という流れになる。
    通常・怒りとは別に龍気活性時には突き刺しと叩きつけに爆発する龍気を地面に埋め込む追撃が加わり、
    範囲・手数共に攻撃の危険度が格段に高まる。
    また、ジャブに当たっていると無敵時間で回避どころかちょうど起き上がる頃に一回目の突き刺しの龍気爆発と二回目の突き刺しに襲われる。
    翔蟲受け身をしてもその精度によって受け身狩りの危険性が付きまとう。
    総じて、XXの通常個体の戦闘テンポに慣れているとかえって引っ掛かりやすい作りになっている。

タマミツネ(天眼ヌシ希少種)

  • ジンオウガの因縁的存在と言える柔の使い手ことタマミツネがMHXXにてまさかの習得
    小さな前脚から繰り出されるそれは見た目に似合わず威力が高く、
    おまけにお手本家のジンオウガに劣らず気絶に陥り易いので注意が必要。
    怒り時は2回連続で放ってくるので、初撃を避けても油断なく。
  • XXではG級限定行動だったが、MHRiseでは下位から使用してくるようになった。
    通常種のものは怒り時でも1回のみとなっているが、ヌシのものはXXよろしく2連続となっている。
  • 希少種は上述のお手の他、強化形態である白焔状態の時はジンオウガよろしくチャージお手を繰り出すようになる。
    片腕に炎を纏わせたまま上体を起こして力を溜め、目の前を打ち据えると同時に大爆発を起こす。

オドガロン(亜種)

  • 新大陸の新たな牙竜種である惨爪竜オドガロン
    前足を攻撃に多用するため、「お手」のレパートリーが多彩。
    左右どちらからも出してくる「おかわり」や
    怯みキャンセルからの「飛びかかりお手」、噛みつきから「お手」後にしっぽで薙ぎ払うコンボなど、
    素早く翻弄してくる上に裂傷を引き起こすので危険極まりない。

ネルギガンテ悉くを殲ぼすネルギガンテ

  • MHWorldのメインモンスターにして古龍を食らう古龍こと滅尽龍ネルギガンテは、
    凶悪な前脚を用いた豪快な攻撃を次々と繰り出す。
    内容も内容で、牽制技に近い素早い叩き付けのほか、地面を抉り取りながら繰り出す薙ぎ払いに近い叩き付け、
    上半身を大きく擡げ、衝撃波を発生させつつ大地を穿ち割るほどの勢いで叩き付ける『滅尽掌』、
    滞空状態から全体重をかけて渾身の叩き付けを繰り出す滞空滅尽掌』など、
    殺意満点のお手が目白押しとなっている。
  • 『滅尽掌』系列の技は、前脚を思いっきり地面に突き刺すと同時に生えた棘を粉砕させて周囲を蜂の巣にする
    滅尽掌、滞空滅尽掌ともに繰り出す直前までハンターを狙ってホーミングし続けることもあり、
    攻撃範囲だけ見てもそこいらのお手とは比較にならないほど厄介。
  • アイスボーンのマスターランクに登場する悉くを殲ぼすネルギガンテは、
    金剛棘をお手と共に飛ばしてハンターを裂傷状態に陥らせる、より危険度の高いものとなっている。
    この技は『不倶戴天』という名が付いており、HPを一定量削られるごとに使ってくる。

オロミドロ(亜種)

  • タマミツネに似たモーションでお手を繰り出す。上位個体は2連続で使用する。
    動作は緩慢になっているがその分精度が上昇しており、上体を大きく持ち上げるため
    どこまでが攻撃範囲か分かりづらいのが厄介。
    この攻撃の後に尻尾なぎ払いに派生することもある。

イブシマキヒコ百竜ノ淵源ナルハタタヒメ

  • イブシマキヒコは上空からお手を繰り出す。
    直線方向の追尾がやたらと強く、イブシマキヒコから離れるように回避してもきっちり追いかけてきて殴られる。
    横方向へは多少緩いようなのでイブシマキヒコが近づいてきたタイミングで横に回避しよう。
    怒り状態では周囲に上昇気流を発生させたあと、叩きつけた前脚を軸に回転して尻尾なぎ払いを行う。
    超大型モンスターの巨体故に尻尾なぎ払いは範囲外に逃げるのが困難なため、上昇気流で避けるのが望ましい。
  • そしてイブシマキヒコの力を得た百竜ノ淵源ナルハタタヒメも似たモーションでお手を行うが、
    攻撃方法が変化していて上空で雷エネルギーを溜めたあと高威力のお手を行い、かつ三方向に落雷を落とす。
    お手に当たってしまったら早急に翔蟲受け身したいが、タイミングによっては落雷にも当たるので注意。
    こちらはイブシマキヒコとは違って離れるように回避して避けることができるが、ちょうどその位置に落雷が来るので注意。
    カウンター技を狙う場合はお手を普通に避けて雷に合わせるのも一手。

ガランゴルム

  • 片手を振り上げてから地面を叩くシンプルな攻撃。
    殴りつけているようにも見えるが、ちゃんと手の平で叩いているのでモーション的にはお手の部類である。
    腕に何も纏っていない時は無属性だが、怒り状態になり付着物を纏うと、
    溶岩を装備した右腕は火属性、苔を装備した左腕は水属性を宿すようになる。
    また、右腕のお手の後には地面に爆破やられを付与する粉塵まで撒かれる。
    お手の後隙は腕を攻撃して付着物を剥がすチャンスになるが、付着物の爆発によって攻撃範囲が広がっているため注意が必要。

ルナガロン

  • 二足歩行かつ氷纏い状態が最大の時、2回連続でお手を行う。
    ルナガロンの技の中では地味な方だが、油断は禁物。後隙も少ない。
  • 烈禍襲来クエストに登場する個体は1回目のお手で直線状に、
    2回目のお手で周囲に地割れを発生させる。
    攻撃範囲はそこまで広くなかったルナガロンのお手だが、
    地割れの追加により雑に離れるだけでは被弾しやすくなっている。

メル・ゼナ

  • ドス古龍骨格ながらバルファルクと同じように翼を使い、翼爪で突き刺すようにお手を繰り出す。
    しかしそこは怪力で知られる吸血鬼をモチーフとしているだけあり、岩盤を粉砕するほどの破壊力を誇る。
    基本的には単発攻撃だが、血氣活性状態では二連続で使ってくるため受け身狩りの要素も持つようになる。
    見た目通りの強烈な威力だが、メル・ゼナの攻撃の中では比較的範囲、追尾共に控えめであり、
    攻撃後には威嚇を挟むため、反撃や回復などの猶予は十分にある。

ガイアデルム

  • 翼を捨て巨大なもう一対の腕として発達した翼脚を用い、大規模なお手を披露してくる。
    マガラ骨格を持つ超大型モンスターということで性質的にはゴグマジオスと似ているが、
    こちらはお手の後に翼脚をなぎ払ったり身体ごと回転したりと攻撃範囲を拡大させる行動が多い。
  • 第二形態(冥流解放状態)では吸い込みでハンターを引き寄せたところにお手を繰り出すパターンが追加。
    強制的に攻撃範囲内に引き込まれるため、回避のタイミングを見誤ると被弾は免れない。
    さらに両翼脚を乱雑に何度も振り下ろし、狂ったように周囲を叩きのめす攻撃が解禁。
    剣士だとこの間は手出しができないため、安全な位置で待機する他ない。
  • 第三形態(冥流奔騰状態)では膨大なキュリアのエネルギーの影響で、翼脚を叩きつけた瞬間に爆発が発生する。

傀異克服クシャルダオラ

  • MHR:Sで登場したキュリアの影響を克服したクシャルダオラも習得。
    前脚に風を纏い、左右で一回ずつ目の前を打ち据える。
    風を纏って叩きつけるために本体よりも攻撃範囲が広く、傀氣脈動状態では風の色が特有の黄金色に変化し威力も増大する。
    さらに使用頻度もそこそこあるので、まずはこれの対処を覚えることが討伐への第一歩と思っておこう。
    操竜中ではスティック↑入力+Aボタンでこの技を放つ。
  • 余談だがドス古龍骨格名物のネコパンチも当然使えるため、
    ネコパンチとお手の両面持ちという珍しい特徴まで持っている。

ミ・ル

  • MHF-G2で登場した黒狐竜ミ・ルは、パワー形態時に似た技を使用。
    この形態の特性である"力"を最大限活かし、大きく振りかぶって左前脚と右前脚で地面を交互に殴りつける。
    特に2回目の威力が凄まじく、地面が豪快に砕き割れて岩盤隆起が発生する
    (この叩き付けでは地面に突き刺さった前脚を引き抜くモーションが入る)。
    前脚に当たろうが広範囲の地割れに当たろうがダメージは全く同じで、
    その強烈かつ派手な見た目通り、防御力1500でも食らえば一撃で即死
    脅威の破壊力と攻撃範囲、左右での連続攻撃、範囲外でも震動の余波がくるなど厄介な要素が多い。
    • 特殊個体である”妖し化ける?????"の場合、全ての形態の特徴を複合した最終段階においては
      パワー形態ならではの「お手」をスピード形態の速度で繰り出し、
      さらには結晶形態の特徴も合わさり結晶化やられ効果が追加されているなど、厄介な技となっている。
      このため、根性スキルで耐えたとしても、結晶化による制限で追撃を免れるのが至難の業。
      高速の二連打を見切って何としても回避したいところ。
    • 大きく振りかぶって上から叩き付ける、おかわり連続で攻撃するという部分から、
      MHF感謝祭 2012でMHF-Gの発表と同時に公開されたムービーでは、
      レックス骨格のミ・ルを牙竜種と勘違いするプレイヤーもいたとか。

ドゥレムディラ

  • 「右腕を叩き付けた後、そこを軸として尻尾を地面に擦って地盤を隆起させながら1回転する」
    という技を使用する。
    基本的にはお手そのものの威力は低いのだが、その予備動作の短さから、
    ドゥレムディラ自身が用いる状態異常である壊毒と噛み合い極めて凶悪な攻撃となっている。
    さらに続く回転により、ガードもめくられやすい。
    そのあまりの危険性の高さから、軸合わせ後や正面では常に警戒する必要があるといえる。
    • 極み傲るドゥレムディラでは左腕の叩き付けがさらに高速化しており、
      脅威度はさらに跳ね上がっており、本種における最も危険な技の一つとなっている。

関連項目

アクション/ネコパンチ
アクション/踏みつけ