かつて龍の荒ぶりし時、
歌姫は歌い、祈珠をかかげ、
儀式にてこれを鎮めんとしけり。
されど今、未曾有の力の襲来に、
歌姫は臥し、歌の源たる
「天籟の祈珠」は漆黒に染まれり。
いざ、幾万の狩人たちよ。
今こそ立ち上がり、「新たなる祈珠」へ
己の意思を捧げよ。
目次
概要
- MHF-G10.1より導入された、パローネ大航祭に代わる定期開催イベントの一つ。
その名の通りメゼポルタの歌姫が関わるイベントである。
- MHF-Z大型アップデート以降は「歌姫狩衛戦・真説」に改題され、
「歌姫狩衛戦」という題としては第3回(テスト開催の第0回も含めると総計4回)で終了となった。
「真説」からは開催回数がリセットされている。
- ストーリーとしては、MHF-G10より開催されていた『黄昏にたゆたう詠唱曲』の続編にあたる。
『黄昏にたゆたう詠唱曲』においての大まかな流れは以下の通り。
『黄昏にたゆたう詠唱曲』ストーリー
- 第1節『暗影漂う前奏曲』
- ある時期から、歌姫に不調がみられるようになる。
それは帝征龍グァンゾルムの出現と時を同じくして発生していたため、
原因はグァンゾルムにあると判断された。
しかしグァンゾルムの威勢が鎮まった後も、歌姫の様子に明るい兆しは見られなかった。
- 第2節『鳴り止まぬ受難曲』
- グァンゾルムの出現以降、何らかの力を感じてか各地の古龍が荒ぶっており、
歌姫本人の申し出により龍の怒りを鎮める儀式を執り行うこととなる。
儀式には、「霞龍の大宝玉」「炎王龍の大宝玉」「鋼龍の大宝玉」、
以上の3種の宝玉が大量に必要であり、
ハンターは宝玉を集めるため、古龍の討伐へと赴く。
- 第3節『歌声を支える交響曲』
- 皆に勧められるがままに歌姫は睡眠をとり、歌姫を元気づける宴も開かれた。
しかし歌姫が元気を取り戻し、天籟の祈珠を手に歌い始めたのも束の間、
歌姫は力なく倒れ、何かを伝えようとしていたが倒れ臥してしまった。
天籟の祈珠には漆黒の渦が広がっていた。
- 第4節『黄昏にたゆたう詠唱曲』
- 三日三晩かかる龍の怒りを鎮める儀式を執り行うと、
3日目の空が白み始めた頃に天籟の祈珠に広がった漆黒の渦は消えていき、
その輝きを取り戻した。
しかし歌姫は一向に目を覚まさず、誰もが途方に暮れていた。
そんな中、レジェンドラスタのレイラが新たな祈珠を持ってやって来た。
その祈珠は、天籟の祈珠よりも龍の怒りを鎮める力が強まったものだというが、
まだ祈りの力が込められていないともいう。
黄昏の中、新たな儀式の準備が始まろうとしている。
- 『黄昏にたゆたう詠唱曲』はWEBサイトにてストーリーが展開されるコンテンツであり、
提示された課題に全G級ハンターが挑み、その結果を反映して報酬やストーリーが変化していった。
歌姫狩衛戦もその方向性を踏襲しており、
全ハンターの動向によって褒賞が変化するというシステムが取り入れられている。
- 「歌姫狩衛戦」というネーミングは、「守衛」に「狩」(しゅ)をかけたものだろう*1。
狩護防具と同じような命名法則とみられる。
ただし、歌姫がコンテンツにどう絡むのかはMHF-G10.1とMHF-Z以降で趣が異なる。
- MHF-G10.1時点では「MHF-G10での各種展開の続編」という側面が大きく、
G10.1メインビジュアル(倒れ臥した歌姫と抱きかかえる男性ハンターという構図*2)、
また導入部分にあたる『黄昏にたゆたう詠唱曲』のストーリー展開から、
「歌姫をモンスターの脅威から守護する」という印象の強いコンテンツであった。
- 歌姫狩衛戦・真説ではコンテンツの概要が掘り下げられており、
- 「歌玉を集めることで、損なわれてしまった歌姫の能力を取り戻す」祈祷の章
- 「力を高めた歌姫と共に、迫り来るモンスターからメゼポルタを守る」戦歌の章
- 「迎撃戦にて特に功績のあった猟団が褒賞を受ける」歌迎の章
という各章の目的・役割が以前よりも明確化されている。
歌姫狩衛戦・真説では「メゼポルタを守る」部分に重きを置いているようだ。
歌姫狩衛戦開催時の流れ
- 歌姫狩衛戦は、1週目が「祈祷の章」、2週目が「戦歌の章」という2章構成で行われる。
歌姫狩衛戦・真説では3週目の「歌迎の章」が追加され、3週間・全3章構成となる。
- 参加はHR2から可能(一部報酬はG級昇級後より得られる)。
無料体験中のトライアルコースでも歌玉を捧げたり、報酬を受けとることができる。
戦歌の章の「猟団迎撃戦」は、一部内容を除き、猟団に所属(レベルは不問)していればHR帯から参加可能。
歌迎の章の特別猟団部屋は、条件を満たした猟団に所属する全てのハンターが利用可能。
祈祷の章
- 歌姫狩衛戦1週目に開催される章。
様々な効果を持つ祈珠を選択して『歌玉』を捧げる。
広場のデメトリアに話しかけて「歌姫狩衛戦」を選択後、
力を込めたい祈珠を選択するとモンスターの狩猟で歌玉の入手が可能になる。
狩人祭をプレイしたことがある人は、「狩人祭の魂」と同じようなものと考えるとよいだろう。
形としては順序が逆になった狩人祭の入魂祭に近い。
ちなみに対象の祈珠は1日1回変更ができるようになっている。
一度変更すると、翌日昼12時の集計完了まで変更はできない*3。
- なお狩人祭の魂と違い、自動的に祈珠に力が注がれるため「入魂」に該当する作業は必要ないが、
祈珠を選択しないと歌玉自体の入手ができないので注意。
一度選択した祈珠は自分で変更するまで選択され続けるようだが、
当該週は、最初にログインしたら祈珠を選択するクセを付けるようにするといいかもしれない。
歌玉を入手できる大型モンスターを狩猟すると「歌玉を得た」という旨のメッセージが出るため、
それが出ない場合は祈珠の選択し忘れである可能性がある。
- 昼12時の集計完了時点で選択した祈珠のLvが最大値に達した場合、
クエスト帰還後、もしくはログイン時点で祈珠の変更画面が出る。
新たな祈珠を選択せずに変更画面を閉じた場合は、
選択し直さない限りは最大Lvの祈珠に引き続き歌玉を込めることとなる。
これでも(少なくとも個人達成報酬などの面に関しては)なんら問題はない。
- なお他の祈珠を選択すると、それ以降は最大Lvの祈珠を選択できなくなる。
- 昼12時になると各サーバーごとに全ハンターが獲得した歌玉が集計され、
1日のうち最も歌玉の集まった祈珠のみ、祈珠が強化される。
祈珠にはレベルが設定されており、一定値以上強化されるとレベルが上がる。
そしてレベルが上がると祈珠の効果も高まっていく。
- なお定期メンテナンスのある水曜日に関しては、定期メンテナンス開始までが歌玉の集計期間となる。
つまり上がるレベルは、祝日などでメンテナンス前倒し・延長等がなければ合計7レベルとなる。
- 歌玉はモンスターによって得られる数が決まっているが、一部クエストを除くどのクエストでも入手可能。
ただし、G級ハンターがHR5のクエストをクリアしたり、HR7ハンターがHR1クエストをクリアするなど、
ランク不相応のクエストでは歌玉の入手量が減る(HRハンターが混ざっている場合は緩和される)とのこと。
また、撃退では入手できない。
HR5以上のハンターについては、同ランクのクエスト(G級の場合は全G級クエスト)をクリアすると、
入手できる歌玉の量が増加する。
後述のボーナスターゲットはG級クエスト/G級モンスターが指定されているケースが多く(全部ではない)、
本格的な歌玉の回収はG級昇級後からと言った所である。
- 第2回より、モンスターの部位破壊を達成することで入手歌玉数が増加するようにリファインがなされた。
ちなみに「部位破壊によりスコアが増加」というリファインは、パローネ大航祭でも過去に行われている。
- また、狩人祭ボーナス試練や、パローネ大航祭ボーナス航路に相当する、
「ボーナスターゲット」が1日3回設定される。この対象に選ばれると歌玉の量が増加する。
対象だが、モンスター・クエストだけでなく「フィールド」が対象になることもある。
上記システムと異なり、対象は当日のものに限るがゲーム内で確認可能。
祈珠によって対象モンスターが異なっているので注意。
ちなみに第0回ではボーナスターゲットの補正は2~46倍まで確認されている。
入手できる歌玉の量は、G級ハンターの場合概ね700~1400前後となるように調整されていたようだ。
なおボーナスターゲットの時間は当初1回2時間だったが、第1回より1回4時間に延長された。
祈珠
- 歌姫狩衛戦・真説の公式サイトによると、以下の祈珠が用意されている。
この内「鏗鏗の祈珠」を除いた3~4個が選択可能なものとして設定され、
上で書いたように1日1回、サーバー単位でもっとも多くの歌玉が集まった祈珠のレベルが上がる。
なおレベル上限は3で、レベル1でカンストするものもある。
- 基本的に祈珠の効果は、「戦歌の章」期間中に「祈歌」を聴かないと発動しない。
また祈珠の中には、1度の祈歌有効期間中に効果を発揮できる回数が制限されているものもある。
- 封属の祈珠
- 火/水/氷/雷/龍耐性が上昇する。
最大レベルで全耐性+30の効果が得られる。
- 封火の祈珠
- 火属性の耐性値が上昇する。
- 封水の祈珠
- 水属性の耐性値が上昇する。
- 封氷の祈珠
- 氷属性の耐性値が上昇する。
- 封龍の祈珠
- 龍属性の耐性値が上昇する。
- 封雷の祈珠
- 雷属性の耐性値が上昇する。
- 強撃の祈珠
- 武器の会心率が上昇する。
最大レベルの場合、会心率+100%の効果が得られる。
- 歌護の祈珠
- 女神の抱擁と同様の効果が発現する。
Lvを最大まで高めると、魂の再燃と同等の効果までもが発揮される。
(不退ノ構発動時は無効)
- 結集の祈珠
- クエスト参加中の人間PTメンバーの数に応じて、人間プレイヤーの攻撃力が強化される。
Lv1が上がると、対象となる人数=上昇する最大攻撃力が増えていく。
NPCはカウントに含まれない。
- 不動の祈珠
- モンスターがプレイヤーと同エリアにいる間、エリア移動をしなくなる効果が発揮される。
- 打明の祈珠
- 打撃系統武器での攻撃時にダメージがより通りやすくなる。
属性ダメージは対象外。
- 変続の祈珠
- モンスターが状態異常にかかった際の持続時間が長くなる。
- 弾起の祈珠
- 弾系統武器での攻撃時にダメージがより通りやすくなる。
属性ダメージは対象外。
- 断力の祈珠
- 切断系統以外の攻撃でもモンスターの尻尾が切断可能となる。
- 斬刃の祈珠
- 切断系統武器での攻撃時にダメージがより通りやすくなる。
属性ダメージは対象外。
- 風韻の祈珠
- 体力ゲージが自然回復する祈珠。
レベルが上がると回復速度がUPする。
- 万雷の祈珠
- モンスターへの属性ダメージが増加する祈珠。
- 暴風の祈珠
- 斬れ味の減少を無効化する効果を持つ。
祈歌が有効な間常時無効化する訳ではなく、無効化できるクエスト回数が決まっており、
一定のクエスト回数クリアで効果が消滅する。
Lvを上げるとそのクエスト回数上限が増えていき、Lv3だと祈歌時間中に使いきれないほどの回数となる。
消費特効と非常に相性がよい祈珠である。
人気が非常に高く最優先でレベルが上げられる傾向にある。
- 鏗鏗の祈珠
- プレイヤーの任意で選択できない祈珠。
プレイヤーがどの歌玉を選択したかに関係なく、サーバーごとの合計歌玉数に応じてLvが増えていく。
Lvが上がると、ギルド貢献ポイントと交換できる品目が増加する。
具体的には後述するが、この祈珠のみ祈歌を聴いていなくても、
戦歌期間に当該レベルのアイテム交換が常時可能である。
かつてはこれも選択可能な祈珠の一つであったが、
報酬にまともに影響するという関係から、初開催から2017年6月まで常に最優先で選択され続け、
プレイヤーから「序盤は他の祈珠を選択しても意味が無い」という指摘や、
選択可能な祈珠に無い開催回においてはそれに対する批判も多く上がっていた。
そのため、2017年7月以降はこの効果のみ独立して設定されるようリファインされた。
祈祷の章の報酬
- 各定期開催イベント同様、この章の時から個人向けの報酬が受け取れる。
祈祷の章では、歌玉を集めた数に応じた「個人達成報酬」が得られる。
パローネ大航祭の「個人スコア報酬」に相当するものとなっているようで、
ギルド貢献ポイントや、大航祭報酬で得られていた「蜃気楼の金剛砂」が得られる。
新特殊武器である、祈歌武器の生産素材も入手できる。
- なおこの個人達成報酬の判定に使われる歌玉のみ、
追加課金コースのプレミアムコースが有効な場合は入手量が2倍になる。
それ以外の要素(サーバー累計の歌玉数、祈珠のLvUP判定に使われる歌玉数、
各種ランキング、戦歌の章で入手できる「ギルド貢献ポイント交換」の判定に使われる歌玉数)
には一切影響しない。
この機能はパローネ大航祭の個人到達スコア2倍効果を引き継いだものであるが、
歌姫狩衛戦で入手できる歌玉はプレミアムコースの他特典の影響を全く受けない。*4
また、第0回時点では17万歌玉以降の報酬が用意されていなかったこともあり、
入れるメリットは薄かった。
- また、1日1歌玉を捧げることで「毎日報酬」を受け取ることができる。
パローネ大航祭のG級技巧武器関連アイテムや、歌姫武器の生産素材が入手できる。
この毎日報酬は日々報酬が変わるのではなく、参加した(歌玉を獲得した)日数に応じて変化していく。*5
- ちなみにパローネ大航祭のスコア報酬と異なり、一定スコア以上に到達した場合報酬は打ち止めになる。
ただ、後述の「戦歌の章」で貰える貢献ポイントの量に関わってくるため、稼ぎが無駄になるということはない。
戦歌の章
- 歌姫狩衛戦2週目に開催される章。「いくさうたのしょう」と訓読みする。
- サーバー全体での歌玉の数に応じ決められた回数内で、上記の祈珠効果を「祈歌」として発動可能になる。
祈歌を聴けるのは祈祷の章で歌玉を1つ以上捧げた全てのハンター。
また、祈歌効果を得たハンターの「祈歌武器」が強化される。
- 歌姫狩衛戦・真説では戦歌の章期間中に「猟団迎撃戦」が開催される。
猟団所属済みハンターに対して恩恵の強い要素となっている。詳細は後述。
- 祈祷の章にて複数の祈珠が強化された場合、その全ての祈歌効果が同時に発動する。
制限時間は1回につき60分間となっている。
祈歌を聴ける回数は上述したようにサーバー全体の歌玉数で決定され、
G10.1までは最大25回、Zからは最大30回が設定されている。
- 祈歌武器には様々な特殊効果が設定されており、戦歌の章にて聴ける「祈歌」に連動して発動する。
初開催時にはスラッシュアックスFのみに存在していたが、現在では全武器種に存在する。
詳細はこちらを参照。
戦歌の章の報酬
- パローネ大航祭にあったランキング報酬システムが存在し、
歌玉を集めた数を個人、猟団別に競い、報酬を得ることができるようになっている。
- また、それとは別に「ギルド貢献ポイント交換」が可能。
これは個人と、自分が所属する猟団で集めた歌玉の数に応じてギルド貢献ポイントが獲得できるというもの。
パローネ大航祭における「航路別ランキング報酬(参加賞的な物も含めた)のギルド貢献P」
に変わるものと言えるか。
- 上述したように「鏗鏗の祈珠」はこの期間中ギルド貢献ポイントのラインナップが増え、
いつでも交換が可能になっているが、これはアイテムだけでなく、
ギルド貢献ポイントと交換できるアイテムに「歌スキル」というものが追加される。
祈珠のレベルが上がると、交換可能な歌スキルの種類が増える。
歌スキルは1クエスト1回だけ機能する特定スキルの自動発動効果で、任意のものを1つだけ発動可能。
纏めて複数個交換してもらうことで複数回のクエストで機能するようになるが、
別の歌スキルを発動させてしまうとストックされていた分も消えてしまうので注意。
Lv0/Lv1/Lv2のラインナップは基本大きくは変わらないが、Lv3のラインナップは毎回異なっている。
- MHF-Zアップデートで追加された、歌姫狩衛戦・真説のメイン要素。
戦歌の章期間に配信される猟団所属ハンター用コンテンツで、
MHF-Zのメインビジュアルを飾る、同アップデートの目玉の一つと位置づけられている。
コンセプトは「メゼポルタに迫る多数のモンスターを猟団員総出で迎撃する」というもの。
詳しくは、上記リンク先の迎撃戦クエストの記事も参照されたし。
- 猟団迎撃戦は実装当初、猟団所属のG級ハンターにのみ参加資格が与えられていたが、
2017年2月1日のアップデートより、HR帯の猟団所属ハンターも参加できるようになった。
但し後述する通り、一部の内容はG級のハンターでなければ参加(利用)できない。
- 猟団に所属(猟団レベルは不問)さえしていれば一応個人個人でも迎撃戦クエストに参加可能だが、
猟団員と同行することで追加のボーナスを得ることができる。
- 主体となるのは、迎撃拠点を舞台とし、モンスターが連続で登場する「迎撃戦クエスト」。
更に2017年2月8日からは、同日から登場した新モンスター・焔嶽龍ケオアルボルの襲撃から迎撃拠点を守る、
G級ハンター限定のコンテンツ「緊急迎撃戦クエスト」が追加された。
いずれも、クエスト中で条件を達成すると得られる「迎撃ポイント」が鍵を握っており、
このポイントを猟団全体で蓄積することによって戦況を変化させていくのが特徴である。
- ストラテジーゲームのような専用MAP画面(戦況エリア)が猟団毎に用意されており、
メゼポルタ広場に居ながらモンスターの侵攻状況が確認できる。
モンスターを迎撃していくことで、専用MAP上に表示される敵が押し戻されていく。
また、2017年7月からは特定のマスに「宝箱」が設置され、その拠点を奪い返すことで、
猟団所属ハンターの全員に「宝箱報酬」が得られるようになった他、
寄り道とも言える「分岐ルート」が追加された。
当初は一定時間経過で防衛に失敗してペナルティが発生する企画もあったようだが、
本実装時にオミットされている。
- 分岐ルートは「中立地帯」となっていて通常の迎撃戦クエストでは攻略することができず、
分岐ルートに派生できるマスまで攻略を進める事で「分岐ルート用クエスト」が出現し、
そのクエストで得た迎撃ポイントが一定値に達することで攻略したと見做される。
なお、分岐ルートの先には宝箱が設置されている事が多いようである。
- 注意事項として、迎撃ポイントによる獲得エリア数は現在のマップにしか反映されない。
このため、現在のマップの獲得エリア数以上にポイントを獲得しても、
個人報酬では無駄にはならない一方、獲得エリア数の面では無駄になってしまう。
獲得エリア数を重視したい場合、
必要なポイントを獲得したら次のマップに更新されるまで休息を取る、というのも賢い選択である。
- なお分岐ルートについても同様で、
そのマップが有効な時に条件を満たさないとエリアを獲得できない。
分岐ルートが現れたら、出来るだけ早めに分岐ルート用クエストをクリアして、
エリアを獲得してしまうと良いだろう。
- 猟団迎撃戦では、「守衛部隊」という専用NPCを参戦させる「迎撃戦略」という仕様があった
(2018年9月のMHF-ZZ大型アップデート実装に伴い廃止)。
この部隊を形成するNPC「狩衛士」はG級のハンターのみ雇用可能で、
ハンター一人につき1名雇うことが可能となっていた。
狩衛士の雇用はメゼポルタ広場に居る御付きのネコが担当する。
使用武器や強さは事前選択可能であり、能力に応じたギルド貢献ポイントを消費する。
この狩衛士が4人までPTに同行することで、擬似的に8人でモンスターに挑戦することが可能となる。
- なお、同行が決定してから24時間の間は狩衛士の設定変更や同行解消は行えない。
また、雇用主のプレイヤーが途中離脱した場合、狩衛士はクエストに残留する。
この辺りがNPC名ではなく部隊単位で扱われる所以となっているのだろう。
- 守衛部隊は雇用画面で選択する度に名前・性別・性格が変わる。
パターンは少ないが、専用の台詞も用意されている。
狩衛士の動きとしては概ねラスタに準拠しており、
最大(初回時は2300GP)まで貢献Pを投下した場合は烈種武器を用いてアグレッシブに攻撃する、
シビレ罠を置いてくれるなど、戦力としてはなかなかのもの。
だが貢献Pを減らした場合、味方プレイヤーをかち上げてくるなどの報告も上がっていた。
猟団迎撃戦の報酬
- 迎撃戦クエストで得た迎撃ポイントや奪還したエリア数に応じて報酬を得ることができる。
個人で得たポイントによる報酬と、猟団全体で奪還したエリア数に応じた報酬の2種類である。
- 個人達成報酬では、辿異防具カタンテ・リカンテZシリーズの生産素材や、
スキルカフなどを入手することが可能。
猟団達成報酬では、一定エリアの奪還に成功することで後述の「特別猟団部屋」利用権が得られる。
- なお当初カタンテシリーズは祈歌防具として紹介されたが、
カタンテシリーズはれっきとした辿異防具であるため、その記述は削除されている。
- 更に、両者の報酬では「歌迎の調べ」という利用権も得ることが出来る。
これはギルド貢献ポイントのようなポイント制になっているようであり、
同一アカウント内の複数のキャラクターで歌迎の調べを獲得した場合、
その中で最も多く獲得したキャラクターの獲得数が歌迎の章で反映されるようになっている。
- ちなみに猟団迎撃戦の報酬は、次に猟団迎撃戦が開催されるまで受け取りが可能。
歌迎の章
- MHF-Zにて追加される新章。歌姫狩衛戦の3週目に当たる。
戦歌の章期間中に配信される「迎撃戦クエスト」の成果が影響する。
「迎撃戦クエスト」で好成績を収めた猟団は、この期間中に特別猟団部屋を利用可能となる。
- 具体的には上記の迎撃戦において、
モンスターからエリアを40マス以上奪還することが条件となる。
これは個々の猟団で判定されるため、猟団同士の競争で奪い合うという性質のものではない。
初回時点では40マス奪還には60万近い迎撃ポイントが必要であったが、
第3回からはポイントが半分に緩和された。
ただし、それでもさすがに1人や2人程度では厳しいので、多くの猟団員の協力が不可欠となるだろう。
余談だが分岐ルートもこのマスに含まれている。
- 特別猟団部屋には通常猟団部屋の各種機能が一通り備えている他、
専用のショップ、歌姫の特別ステージ、歌姫の御付きのネコなども用意されている。
また、特別猟団部屋限定のクエストも受注できるようになる。
歌迎の章期間中(一週間)のみ利用可能であり、その後は元の猟団部屋を利用することになる。
- 特別猟団部屋の機能は下記の通り。
- 現在の猟団ランクにかかわらず、猟団部屋Lv3の機能が使用できる。
- 猟団ショップの「チケット交換」に品目が追加される。
- ボートに乗っている御付きのネコから、「天籟の祈珠」を消費せずに歌姫の歌を聴くことができる。
なお、歌のムービーは発生せず(効果は即座に発生する)、プレイヤーが動ける状態で歌を聴くことができる他、
その歌の効果はその時部屋内にいる全ての猟団員に適用される。
- 専用の猟団部屋プーギーが3匹登場し、全てのプーギー服が解放される
- 現在の猟団ランクに関わらず猟団冒険ネコを使用可能(冒険先・入手品は通常と変わらない)
- 「歌迎特別アイテム交換」(後述)を利用できる。
- 歌迎特別アイテム交換では、先述した「歌迎の調べ」を利用し、
特別なアイテムと交換してもらうことができる。
第一回ではイーリスピアス(他シリーズで言う三眼のピアス)や、
ハーヴェスト、メランシリーズの外装解放券や、リアルオGX・レウアスGXの精錬珠と交換可能。
変遷、リファイン
歌姫狩衛戦 第0回~第3回
- イベント自体はG10.1アップデート当日の2016年7月13日より開催となったが、
その時点では第0回とし、その結果を踏まえてゲームバランスの調整が実施された。
なお、いわばテスト回ではあるが、褒賞や祈歌武器の入手も可能であった。
- このような設定となった理由としては、
過去の定期開催イベントの初回開催時の反省*6から来ているものと見られている。
実際、2016年7月20日(第0回の祈祷の章終了時点)の運営レポートにおいては、今村運営D曰く
「今回の開催では、まだまだ皆さんを満足させるには至っていないと痛感しています」との発言もあった。
- 第1回では、個人達成で受け取れるギルド貢献ポイントの量が上方修正
(正確には目標の引き下げ)、祈歌の使用回数に関わるサーバーの累計歌玉数ノルマの大幅緩和、
ボーナスターゲットの時間延長が実施された。
- 第2回では、かつてパローネ大航祭に存在していた「部位破壊ボーナス」が設定され、
更に個人目標報酬の追加も実施された。
- 第3回はMHF-Gナンバー最後の開催となり、
MHF-Z以降は「歌姫狩衛戦・真説」と名を改められた。
歌姫狩衛戦・真説
- 第1回から「歌迎の章」が3週目の章として追加され、
第3回では戦況マップの各エリア奪取に必要な迎撃ポイントが従来の約半分に緩和された。
- 2017年7月のMHF-Z 10周年記念アップデートでは、以下のリファインが実施される。
- 猟団迎撃戦拠点MAPに「分岐ルート」を追加。
上で触れた「寄り道」で、分岐ルートに到達することで専用クエストが出現、
それをクリアすると分岐先に進むことができるようになる。
- 戦歌の章にて「ボーナスクエスト」追加。
多くの迎撃Pを入手できるクエストが期間限定で配信される。
- クエスト初クリアボーナスの追加
各開催時の祈祷・戦歌の章期間にて、初回クリア時に通常より多くの歌玉・迎撃ポイントが入手できる。
- 辿異ボーナスの追加
祈祷・戦歌の章期間にて、辿異種を討伐すると多くの歌玉・迎撃ポイントが入手できる。
後述するが迎撃戦クエストにこれまで辿異種は姿を見せなかったが、
このリファインにより、今後は辿異種が参戦する可能性は高い。
- 「鏗鏗の祈珠」の常設・別枠化
これまで、報酬にまともに直結する関係で開催回全てで最優先で選択されていた
(ため、最初の数日間は祈珠選択の意味がほぼないに等しい状態になっていた)「鏗鏗の祈珠」が、
「祈珠選択」から切り離されて独立し、
サーバーの歌玉入手合計に応じて効果がUPされるようになる。
また、1歌玉以上獲得していれば、祈歌を聴かなくても常に効果が適用されるようになる。
- 武器勲入手可に
GR500以上のハンターは、G級の迎撃クエストをクリアすると、
討伐モンスター数に応じた数の武器勲を入手可能となる。
余談
- システムとしては狩人祭がかなり近いものになっているが、
報酬受け取り期間に相当する戦歌の章は単純に報酬を受け取って終わり、ではなく、
その週は常に何かしらの恩恵が発生することになる。
その点で従来の定期開催イベントとは一線を画すといえるか。
また、クエストの縛りが原則存在しないこと、トライアルコースでもほぼ全機能を利用できることから、
これまでの定期開催イベントでは最も間口が広く、またプレイヤーの活動を制限しないものとなっている。
- 第0回開催時に行われたアンケートの設問でも「クエストの縛りがないこと」をポイントとしてあげている。
一方でこれは「イベント専用のクエストがない」という難点と見ることもできるため、
それを良くなかった点として回答することもできるようになっている。
- 狩人祭では各種定期開催イベントの褒賞などを強化できる「絆ポイント」を入手できるが、
歌姫狩衛戦への使い道はまだない。
- 『黄昏にたゆたう詠唱曲』が開催されたG10では新たなる古龍種であるグァンゾルムが実装され、
オオナズチ、テオ・テスカトル、クシャルダオラのドス古龍3種が一斉にG級へと登壇した。
この4体はいずれもが『黄昏にたゆたう詠唱曲』と関わる形での実装となった。
更に、続くG10.1ではルコディオラの特異個体とG級個体、キリンのG級個体も実装されるという、
G10から続けてこれまでにないほど古龍種がフィーチャーされたアップデートとなっている。
古龍たちと密接に関わった『黄昏にたゆたう詠唱曲』の続編がこの歌姫狩衛戦であり、
ストーリーには「未曾有の力」とあること、また歌姫狩衛戦の特設サイトには
「かつてないほど強大な龍の脅威が、メゼポルタに訪れようとしている」と記されていることから、
歌姫狩衛戦と連動して新たなる古龍が実装される前触れであるとの考えもある。
実際、2017年2月からは「焔嶽龍ケオアルボル」という超大型古龍が、
歌姫狩衛戦に非常に密接に関わる形で登場を果たした。
- なお「未曾有の力」に関しては、MHF-Zより実装される辿異種を指しているとも考えられる。
事実、辿異種が実装されるMHF-Zアップデートにてコンテンツ名が「歌姫狩衛戦・真説」に改題され、
PVでは辿異種相手に歌姫が陣頭指揮を執っている姿が映っており、
更に辿異種のコンセプト*7は「未曾有の力」に当てはめても何ら違和感のない存在である。
MHF-Z以降辿異種が登場する迎撃クエストは存在しなかったのだが、
10周年記念アップデートにて「辿異種を討伐することで多くの迎撃ポイントを入手できる」
リファインが行われ、第10回より迎撃クエストに辿異種が登場する事が発表されている。
- ギルド貢献ポイント交換にはG級技巧武器への強化派生を持つ過去のイベント武器の素材も追加されるが、
基本的にG級技巧武器段階への強化(ボウガンは直接生産)に関わらない素材はフォローされていない。
第1回開催では特にそれが顕著になっている(いずれもG級技巧武器入手には支障をきたさない)が、
一方で何故かG級技巧武器とは無関係な「親愛なる仲間の印」*8が残存していたりする。
- また、第1回では祈歌期間時点でのアイテム交換リストにおいて、
サイレントディケイドの親方印およびHCでのキー素材が欠落しており、
そのままでは一からG級技巧武器まで強化できないという問題が指摘されていた。
これは実際にアイテムが交換可能になる戦歌期間で無事訂正されている。
関連項目
登場人物/歌姫
武器/祈歌武器
システム/ストーリークエスト
システム/迎撃戦クエスト