モンスター/グァンゾルム

Last-modified: 2023-10-22 (日) 10:46:41
種族
古龍種
別名
帝征龍(ていせいりゅう)
英語表記
Guanzorm
登場作品
MHF
狩猟地
雲見砦

目次

生態・特徴

雲見砦と呼ばれる古代の建造物に棲みついた古龍種。
従者として小型の飛竜種エギュラスを従えており、絶対的な存在として君臨している。
四肢に加えて翼部を有した骨格は、代表的な古龍のクシャルダオラなどに類似している。
グァンゾルムの翼は強靭で、端部がギザギザとした翼膜は尾の中程まで伸びるほど巨大。
翼膜には燃え盛る炎を連想させる紅白の模様があり、大変目立っている。
頭部には三本の鋭角と、その周りに複数の小さな角が左右対称に生えている。
金色で眩く輝く角は、正対すると金の王冠を被っているかのように見える。
四肢の爪や翼爪、身体の各部に見られる突起もまた金色であり、絢爛な印象を受ける。
尻尾にも鋭い剣棘が生えており、この尻尾による攻撃は脅威となる。
一方、全身は漆黒の龍鱗に覆われており、各部の特徴をより際立たせている。
その堂々たる佇まいは、飛竜を従える「王」と呼ぶに相応しい風格を感じさせる。
一般的なモンスターと比にならない程の咆哮、風圧、震動を起こす姿が確認されている。
その風圧は一度受ければ為す術無く遠くへ吹き飛ばされ、
震動を受ければ身動きを取ることもままならず、
そして咆哮はかの轟竜のように、発した直後に空気が破裂した音が鳴り響き、
そのあまりの音量に耳を塞ぐだけでは無理なのか、耳を塞いだ上で長時間倒れ伏せてしまう。
また、咆哮はエギュラスへの指令に用いたり、意図的に上述の音量で敵対者に浴びせると言った事も行うようだ。
グァンゾルムが雲見砦に棲みついて以来、かの砦には誰も寄りつくことがなくなった。
このモンスターを狩猟するため雲見砦へと向かったハンターは数知れないものの、
無事に戻ってきたハンターは今までに一人もいなかった。
故に判明している情報は少なく、極めて危険な存在であるとされる。

概要

  • MHF-G10にて登場した新モンスター。
    ドス古龍と似た骨格を有し、MHFでは10種目となるオリジナル古龍種*1
    2016年2月頃からビジュアルのみが公開されており、名称は3月25日から明かされた。
    • 狩猟解禁はG10アップデート当日の2016年4月21日。
  • フォワード.1のルコディオラ以降、数多くのオリジナル古龍種が登場してきたMHFだが、
    その中でも屈指の「西洋のドラゴン」らしい正統派な風貌を持つ古龍である。
    体色はやや緑がかった黒色であり、どことなくゴジ○ジュニアを思わせる色合いである。
    頭頂部には金色の巨大な角が生えており、正面から見ると立派な王冠に見える。
    曰く「王の風格を持つモンスター」とのことで、ファンタジー感はかなり強い。
    王の風格を持つ帝、というからイメージは帝王だと考えられる。
    • また、「討伐に向かったハンターが無事に戻ってきたことがない」という英雄譚風の設定は、
      西洋のドラゴン、ひいては伝説の黒龍にも通じる部分がある。
      更に火属性と龍属性を扱い、グァンゾルムの武器に宿る属性も火と龍の複属性である炎属性となる。
      とことん西洋風ドラゴンらしい存在である。
    • 骨格はディスフィロアと共通*2であり、四足歩行で首を高く持ち上げた基本姿勢を取る。
      この骨格の大元となっているのはクシャルダオラのそれだが、
      こちらも西洋風ファンタジーに登場する正統派ドラゴンといった評を得ている。
  • 古龍種としての能力は明らかになっていない*3が、
    グァンゾルムの周囲には「エギュラス」という飛竜種小型モンスターが付き従っている
    別名の「帝征龍」の由来も、彼らを統べるこの生態によるものだろう。
    • この主従関係は「エギュラスを洗脳している」といった特殊能力に依るものではないらしく、
      あくまでエギュラスの臆病な性格故に築かれた関係であることが、形態移行時の描写から窺える。
    • 呼び出されたエギュラスは、背景の個体とは異なり独特のオーラを纏っている。
      これがグァンゾルムの能力に依るものか、はたまたゴゴモアのような演出の一環なのかは不明。
    また、グァンゾルムの激情に合わせて周囲の天候が変化する現象が起こる。
    これもグァンゾルム自身の能力が発現したものと推測される。
    環境への影響力はMHF-Gに登場するモンスターの中でも屈指のものであり、
    これこそが彼が元来持つ特殊能力である可能性も十分ある。
    一方、こちらの能力は独力で行使できないような描写があり、異論も存在する。
  • 動いている姿はプロモーションムービーにて確認可能。
    • プレビューサイト第3回更新まで、新規追加が告知されていたモンスターはグァンゾルムのみ。
      MHF-G10のプロモーションムービーも第3回時点では公開されていなかった。
      MHF-G以降の整数の大型アップデートでは、G級進出や烈種・始種・遷悠種など要素が多く、
      大抵第2~3回更新までに追加モンスターが別途公開されていたため珍しい部類に入る。
    • 上記のムービーでは他のG10追加モンスターが一瞬しか映っておらず、
      ナルガクルガに至っては登場すらしないため、全編に渡ってグァンゾルム戦がメインとして扱われている。
  • G10の新イベント『黄昏にたゆたう詠唱曲』に関わるモンスターの1体で、
    同イベントで討伐対象となる古龍のトップバッターとして登場した。
    メゼポルタの歌姫の力とも関わるが、ストーリーとは全く異なりWebを中心に展開される。
    このストーリーにおいては、グァンゾルムの発見と時を同じくし、
    歌姫の持つ特殊な力が失われつつあることが発覚。
    直接の原因はグァンゾルムというより、グァンゾルムを初めとした古龍達の怒りによって、
    歌姫の持つ「天籟の祈珠」の輝きが失われてしまったことにあり、
    グァンゾルムらの討伐が成し遂げられたのち、龍の怒りを鎮める儀式を行うために
    G級オオナズチ、G級テオ・テスカトルといった大型古龍を討伐していくことになる。
    • なお、歌姫の力はとある古龍由来のものである。
      古龍の力に別の古龍の力が関わってくるのだとすれば興味深い事象である。
    • このイベントページではグァンゾルムの討伐に至るストーリーが掲載されているが、
      「特に影響の強そうなG級のグァンゾルムを少しでも多く討伐してほしい」という一文がある
      (当イベントは全ハンターのグァンゾルム討伐数の合計に応じて報酬が変わる仕様である)。
      ストーリーでは後にドス古龍も同じような形で討伐が依頼されており、
      グァンゾルムもドス古龍同様、世界観上で複数体存在していることが明確である。
  • グァンゾルムは演出が大変凝っており、複数のムービー演出が入る
    エリア1進入時、形態変化時、クエスト達成演出が全て特殊なカメラアングルとなっており、
    これらすべてをスキップできるのも特徴的な仕様となっている*4
    特に、エリア1進入時の演出はラヴィエンテ猛狂期に近い。
    • G級で特殊ムービー演出を持つモンスターは上述のラヴィエンテ猛狂期を除くと、
      いずれも極限征伐戦に対応した強力なモンスターばかりであり、通常のG級モンスターでは異例となる。
    • エリア進入時の演出を飛ばすと解りやすいが、開始時のグァンゾルムは眠っている
      進入不可の場所に居るため、ヒプノックエスピナスのような先制攻撃は行えない。
      玉座のような岩場で微睡む姿は妙に優雅。
    • ムービーをスキップしてもグァンゾルムの動作までスキップされるわけではなく、
      通常画面で同じ動作をしている。
      エリア1進入時やクエスト達成時は問題無いが、形態変化時は複数のモーションに攻撃判定があり、
      勿論スキップした上で被弾すればダメージを受ける。
  • ヤマクライに続き、MHFオリジナルモンスターとしては2種目のサイズが記録されない古龍となっている。
    ただしヤマクライと同様に超大型モンスターかと言えばそうでもないようで、
    そのサイズは目測でも(サイズにもよるが)ディスフィロアと大差なく、
    同骨格の超大型モンスターであるアルバトリオンと比較するとかなり小柄である。

クエストについて

  • グァンゾルムはHR5(かつてのHR100)より剛種として登場するが、この時点では撃退のみ可能
    従って剛種討伐の証は存在せず、「帝征龍撃退の証」のみが入手できる仕様となっている。
    • 剛種オディバトラスも撃退の証が存在するモンスターだが、
      あちらはHCモード専用の剛種討伐クエストが実装されているため、証が2種類存在する。
    • また、MHF-G以降は極めて珍しい「汎用素材を排出するボスモンスター」である。*5
    剛種のグァンゾルムは第一形態のみで終始し、
    ある程度ダメージを与えて怒り状態になると同時に飛び去って撃退となる。
    グァンゾルムは高く舞い上がらないため、エリア外へゆったり移動する姿を見送ることになる。
  • G級ではハンターズクエストとして配信されており、当然ながら討伐が可能となっている。
    難易度は★7で、HCモードにも対応しているという一般的な配信方法になっている。
    • 上記剛種の撃退仕様や、ムービーシーンの存在から極限征伐戦での登壇も噂されたが、
      通常のグァンゾルムは極限征伐戦などの高難易度クエストとは関わらない存在である。
    • なお、現状では広報段階で用いていた技が一つ欠けている状況になっている
      (第二形態怒り時から用いる5way竜巻を第一形態の姿・エフェクトで使う画像がある)。
      このため「現状のグァンゾルムはまだ実力を出し切っていないのでは?」といった声も聞かれた。
      何らかの事情でオミットされたのか、はたまた高難易度クエストで使用するのかは不明。
      開発途中と思われるSSやPVが公開されるのはこれまでにも前例があるため*6
      前者の可能性の方が高そうではあるが。
      なお、後述するが真の力を解放したグァンゾルムは別に存在する。

戦闘概要

  • グァンゾルムには二つの形態が存在し、それによって外見や攻撃方法が大きく変化する。
    狩猟フィールドである雲見砦は、グァンゾルムの攻撃が激しくなるごとに背景が変わる。
    この形態変化はグァンゾルムの残り体力が条件となっている。
    • また、外殻の変化以外に「翼膜が黒く染まり、炎が噴き出す」様も確認されている。
      これはグァンゾルムの怒り状態であるらしく、第一、第二形態ともに翼膜が変化する。
      公式では2つの形態を有することになっているが、
      一定体力で怒り状態になり、以降は通常状態に戻らないため、事実上は4形態あることになる。
    • 形態移行時、怒り移行時の咆哮後はほぼ必ず特定の行動を行う。
      この性質を理解していれば連戦も有利になるだろう。
  • 体格も大柄であり、しかもディスフィロアのように頭の位置が高い姿勢であるため、
    頭部への攻撃チャンスは限られている。
    頭部怯み時にダウンするのは大半のドス古龍と共通だが、それを狙うのは難しい。
    • ただし、グァンゾルムは攻撃技の種類がディスフィロアより乏しい。
      具体的には左右尻尾振りを有していない、バックジャンプは予備動作限定などの特性を持つ。
      結果的に行動の選択肢が少ないため「後方のハンターには素直に軸合わせする」確率が高い。
    • また、90°超の軸合わせを行う際には、頭の位置が低くなるモーションを取る場合が多い。
    • これら2点を活かした「振り向き時の低い頭に高火力の一発を打ち込む」戦法の効果が高い。
      打点の高い単発攻撃を持つ大剣、ハンマー、スラッシュアックスFなどでは、
      これを意識すると頭部怯みダウンを容易く誘発できるようになっている。
      ただし切断武器は頭部は弱点ではない(G級の場合、肉質25~20)ため注意が必要。
  • グァンゾルムの最大の特徴として「更なる妨害手段を扱う」点が挙げられる。
    その手段は「超咆哮」「超風圧」「超震動」の3種で、何れも既存の咆哮、風圧、震動の強化版となっている。
    これらは、スキル「超高級耳栓」「暴風圧無効」「耐震+2」、
    及び、それら全てを複合する「豪放+3」スキルで防ぐことが出来ない物となっている。
    後に辿異種や、一部のG級通常モンスターと遷悠種が用い、身近な存在となってきたが、
    これら「更なる妨害手段」を初めて用いたのはこのグァンゾルムであり、
    グァンゾルムの個性であると同時にこれらの元祖と言っても良いものとなっている。
    • これら妨害要素は、対応する防護スキルと辿異スキルをセットにする事で無効化する事が可能である。
      一方、これらの妨害要素は攻撃手段、及び搦め手として用い、
      以前の咆哮、風圧、震動と異なり、動きを封じる妨害要素として用いる事は無い。*7
      グァンゾルム自体は攻撃のメリハリが極めて強いモンスターとなっており、
      これら妨害要素の発生も、その例から外れていないため、
      無効化していなくても十分戦うことは可能であるが、
      この妨害手段による拘束からの被弾、後述する防御面等もあり、
      「G級通常モンスター枠の中では屈指の強敵」という評は少なからず見受けられる。
  • 特異個体クシャルダオラのように、閃光効果時にカウンターを行ってくる。
    アルバトリオンの形態移行時のように地面でクルクル回った後に飛びあがり、
    上空から無数のブレスで周囲を攻撃し、〆に特大ブレスを真下に放った後に墜落して隙を晒す。
    • 第二形態では超風圧や超咆哮が追加されるため、脅威の度合いが大幅に増す。
      無属性六華閃舞を発動するとこれを行ってくる上に、
      ちょうど無敵時間が切れるあたりで超咆哮を行うため、咆哮への被弾がほぼ確定する。
      さすがに特大ブレスを放つまで拘束されるようなことは無いが、注意が必要である。
  • G級の耐久力は★7G級モンスターの中ではかなり高く、流石にポボルバルムほど無茶な数値ではないものの、
    攻撃を見切って発生する明確な隙に攻撃を差し込んでいかなければ時間がかかる。
    また、剛種とG級では肉質が極端に異なっており、
    G級は元来の弱点である翼・尻尾(斬武器の場合。打と弾は頭と尾)以外は極めて硬い
    始種や遷悠種同様、弱点を集中的に狙う場合とそうでない場合で狩猟時間に大きな違いが出る。
    物理肉質は段階が進むごとに若干だが硬化していく。
    この特性上、弱点を明確に狙わない
    (上に、大抵は打点が低く、あまり有効とは言えない単純麻痺属性片手剣が選択される)
    NPCを連れたシングル狩りでは時間がかかってしまいがちである。
    パートナーに打点の高い武器を持たせるなど工夫したいところ。
    どうしても時間がかかるというなら人間の4PTでの狩猟をすることも検討したい。
    属性に関しても基本的には物理弱点にしか効かないようになっており(一部例外有)、
    形態変化に応じて龍属性が良く効くようになっていく。
    • グァンゾルムはディスフィロアに比べ明らかに大きい(サイズ変動しないと言うこともある)ため、
      なおの事硬い肉質に触れてしまいやすい。
      その巨体と翼の構造故に、穿龍棍の空中戦も困難を極める。
    • 幸い尻尾はほぼ常時狙えるようになっている
      (先述したとおり、後方への明確なカウンター技がないのも大きい)のと、頭と尻尾を下げる行動が多いため、
      打点の低い武器でも立ち回れないことはない。
      そのような武器種で挑む場合、硬い肉質を突破できる手段を用いるのも手だろう。
      全体防御率はあくまで通常水準のG級モンスターなので、搦め手が機能しやすい。
      なお第二形態怒り状態では、その尻尾すらも弱点特効の対象範囲外となる。
      従って機動力を底上げする意味でも纏雷スキルが非常に有効なものとなっている。
    • このような特性があるため、実装直後の討伐タイムには極端な差が見られた。
      他のG級モンスターや始種・遷悠種と大差ないタイムでソロ討伐を果たすハンターが多く見られる一方で
      「遷悠種や始種などと比較しても明らかにタフすぎる」という声も上がっていた。
      2015年以降のMHF登場モンスターに見られる「弱点を正確に狙い続ける立ち回り」か、
      「スキルの革新を行い、有効打を与えやすい状況に持ち込ませる」かのどちらかを行う事が、
      有利に戦うために重要なモンスターであると言える。
      • ちなみにグァンゾルムの体力が半分になるタイミングは、
        第2形態怒り状態移行直前とかなり遅い。
        この形態は言わずもがな、攻撃が最も苛烈になる形態であるため、
        慣れていない状態ではうかつに手を出せずに手数が減ってしまうことも、
        「タフすぎる」という意見と関連していると見られる。
    • なおディスフィロアと異なり、
      前脚と後脚で肉質が異なる(弾かれエフェクトの発生有無が変わる)事が確認されている。
      ただしその差は誤差レベル(それでも1.5倍に相当するが)であり、
      最大の弱点はまた別に存在する、と言われている。

第一形態

  • 炎ブレスや火炎竜巻などの火属性を中心とした攻撃を行う。
    また、エギュラスを呼び出し、ハンターを攻撃させたり連携攻撃を行ったりしてくる。
    エギュラスは自発的に行動することはなく、グァンゾルムの指示で陣形を組んで襲ってくる。
    つまり逆に言えば死角から不意打ちを喰らってグァンゾルム本体の攻撃に被弾する、
    というようなストレス要素は無い。
    印象としては、G級や特異個体のドスガレオスに近い攻撃方法を得意とする。
    • エギュラスは「エリア外へハンターを放り捨てる」という即死攻撃を有している。
      このように厄介な技を持つ一方、エギュラス自身が独自に動き回ることはない。
      実質的には「グァンゾルムの技の一部」として機能しており、文面ほどの脅威はない。
    • グァンゾルム自身もスリップダメージの攻撃などで攻めたててくるものの、
      単発、かつ大きい動きで繰り出されるためそこまで強烈な攻撃は少ない。
      予備動作から攻撃を見切り、適切な対応が取れればエギュラスによる事故以外はそこまで脅威ではない。
  • なお、剛種クエストではエギュラスによる即死技を用いない。
    そのためグァンゾルム本体の行動を注視することで攻撃への対処がしやすくなる。
  • 特徴的な行動は下記の通り。
火炎放射
陣形を組んだエギュラスと連携しながらの火属性ブレス。
横に並んで正面へと一斉に放ったり、十字に交差するように放つため、範囲が非常に広い。
風纏い
グァンゾルムが力を溜めると同時にエギュラスが周囲を飛び回り、
グァンゾルムの周囲に激しい気流が発生、これを放出して周囲へとダメージを与える。
風が放たれる方向は固定である様子。
薙ぎ払い火炎放射
甲高い咆哮を行う予備動作の後、火属性ブレスで前方を薙ぎ払う。
同時にエギュラスが周囲に火炎放射を行い、ちょうどグァンゾルムを囲むように炎の壁ができあがる。
これで受けるスリップダメージは軽視できないので、極力グァンゾルムに近寄りたい。
最後に羽ばたきで炎を拡散させ、自身の周囲に群がるハンターもろとも吹き飛ばす。
回避の準備も忘れずに。
エギュラス滑空
上記の火炎放射と似た予備動作の後、ドゥレムディラのように一気に上空へ飛び去る。
直後に上空から8体のエギュラスが降下し、次々とエリア内を滑空し始める。
このエギュラスに当たってしまったハンターは脚で拘束された後、
一切抵抗できないままエリア外へ投げ捨てられて即死する
第一形態で有無を言わさず即死させる技はこれくらいしかないため、特に警戒したい。
なお剛種クエストでは使用しない。
前方ブレス
前方へ単発ブレスを吐き、その反動で後方へと退く。
その直後に薙ぎ払い火炎放射で元いた場所を焼き払う。
直前のブレスは長いチャージを要している分、
G級防具の防御力では第一形態、かつ非怒り状態からでも即死しかねない程の高い威力と、
それなりの範囲、長めの判定持続力を持つので正面は必ず避けたい。
グァンゾルム本体に近い場合、
反動で退く際、全身に当たり判定が発生することに留意したい。
ウインドカッター
最初に羽ばたきで風圧を起こし、
直後に前方へ向けて尻尾を振って4つの空気の刃を起こす。
第二形態怒り時は羽ばたき時に超風圧が発生し、当たり所が悪いとそのまま引き裂かれてしまう。
真正面には飛ばせない(途中で左右に2つに分かれてしまう)ため、
特にガンナーは下手に接近するより分かれるのを利用して位置取り回避したほうが安全であることが多い。
ちなみにカッターの当たり判定は見た目に反してかなり後ろ側にある
後述する、第二形態怒り状態から用いる炎の竜巻とは、攻撃範囲で相互に補い合っている関係にある。
二連前脚叩き付け
ドゥレムディラのようなモーションで、地面に2回前脚を叩きつける。
第二形態では叩きつけ時に二連超震動が発生する強烈な妨害技として機能する。
突進→滞空
頭を下げた動作から突進し、その勢いのままで滞空へと移行する。
突進で狙ったハンターの位置によって、直後に派生する技が決まるという性質を持つ。
突進によってハンターとの位置が離れた場合、斜めに降下しつつ飛び掛かってくるが、
滞空するグァンゾルムの真下にいる場合はボディプレスに変化する。
第二形態ではボディプレス時に超震動が発生するため、追撃が難しくなる。
超咆哮歩き
怒り状態移行後の確定行動として使用し、その後も通常使用してくる。
予備動作として、軸合わせを行った後に軽く足踏みをするので、それで判断しよう。
ハンターを緩やかに捕捉しながら、前方に直線状の超咆哮を発しつつ歩行する。
最後はターゲットとなるハンターへ向けてジャンピングプレスを行い追撃する。
プレスの間隔は距離問わず一定であるため、対処したいのであれば感覚を掴むと良い。
当たり前だが、超咆哮による拘束を受けると被弾が確定するので、注意。

第二形態(G級クエスト)

  • 体表が黒ずみ龍属性の雷を纏った禍々しい形態。
    剛種は第一形態までで撃退なので、この強化はG級限定の要素。
    黒く染まった身体、赤い眼光は飛竜UNKNOWNを彷彿とさせる。
  • この形態では従者の事すら構わぬ狂王に変貌し、
    エギュラスは狂王を恐れてか姿を消すため、グァンゾルム単独で戦闘する。
    • 形態移行時の演出では、あろうことか呼び寄せたエギュラスを噛み殺す
      サマーソルトのような動作で宙返りするのだが、その際に後ろに居たエギュラスに喰らいついているのである。
    • 体験会では「小型飛竜種を使った驚くべき方法でさらにパワーアップ」とされており、
      グァンゾルムにとってエギュラスは非常食扱いである可能性が考えられる。なに、?
    • 前述の通り、ムービーをスキップするとこの際の行動に攻撃判定が発生する。
      特に注意すべきは捕食後に放たれる龍属性オーラで、被弾すると見た目通りの大ダメージを受ける。
      また、エギュラスを捕食する際の口にも判定があり、前足付近にいるとこちらに被弾してしまう。
  • 岩盤を引き抜くと同時に粉砕する攻撃や、上空から極太の龍属性ブレスを放つ攻撃など、
    第一形態より強烈な攻撃を繰り出す。
    また、この段階より火属性と龍属性を複合させた炎属性の攻撃(見た目は龍属性寄り)を行うようになり、
    更に超震動、怒り時は加えて超風圧が解禁され、今までより防護スキルを用いた攻めが行いづらくなる。
  • 主な技は下記の通り。
上昇炎放射→ボディプレス
形態移行ムービー直後の確定行動。以降も時折使用する。
グァンゾルム自身が上昇しながら、元いた場所に炎属性のブレスを吐き掛ける。
真下の広範囲が炎の海と化し、スリップダメージで一気に体力を削られてしまう。
暫くしてグァンゾルムがボディプレスを仕掛けてくるため、根性潰しになりがちな行動。
また、ボディプレスで巻き上がった炎がまるでメテオのように周囲一帯へ降下する。
メテオ中は、グァンゾルムは威嚇行動で隙を晒す。
時折と書いてあるが、ハンターがグァンゾルムのエリア全体攻撃以外の攻撃が届かないところに居ると、
取り敢えずこれとばかりに連発してきたりもする。
バックジャンプブレス
一回バックジャンプを挟んだ後、前方中距離へ巨大な炎ブレスを吐く。
範囲が尋常ではない程広く威力も高いものの、スリップダメージはない。
バックジャンプで滞空に移行しなかった場合は十中八九この技が来る。
無双襲撃戦では至近距離にブレスを落とす。
どちらも落とす距離が決まっているため、それを把握すれば対処は非常に簡単であるといえる。
超風圧&炎の竜巻
第二形態怒り時の確定行動。以降から常時使用してくる。
右翼で周囲に超風圧を起こした直後、左翼で前方5方向へ炎の竜巻を放つ。
ウインドカッターの隙間を縫うように竜巻が配置されるため、
ウインドカッターの軌道を覚えていれば位置取り回避が簡単になり、
逆にこちらの配置を覚えればウインドカッターの位置取り回避が容易になるという、
相互に補い合っている性質が見られる。
グァンゾルム本体からではなく、
周囲に発生させるために腹下に潜り込むとやはり当たらない弱点も共通している。
極大炎ブレス
グァンゾルムを討伐する上で絶対に対処しなければならない攻撃
こちらに詳細があるため、是非参照してもらいたい。

極み統べるグァンゾルム

  • MHF-G10.1下の2016年7月27日より開催された「無双襲撃戦~龍帝覚醒編~」に登場する、
    グァンゾルムの特殊な個体。
    「帝王の更に上」ということなのか、初解禁時は「皇帝」として紹介されてもいた。
    極み○○という命名則は2016年現在のMHF史上最高難度クエストである
    極み喰らうイビルジョー」「極み吼えるジンオウガ」に続くものであり、俗に言う第3の「極み個体」にして、
    MHFオリジナルモンスター初の極み個体であり、無双襲撃戦初の古龍種である。
    ただし、その方向性自体は両者とは微妙に異なるものとなっている。詳しくは後述。
  • 通常のクエストであればグァンゾルムは雲見砦奥の岩場に鎮座しているのだが、
    極み統べるグァンゾルムは岩場には佇んでおらず、不気味な雰囲気のままエギュラスが複数上空を飛び回る。
    と思いきや、なんとエギュラスが龍属性のブレスを吐き出し、周囲が龍属性の炎に包まれ、
    直後に炎が金色に変化する(よく見ると中で龍属性がスパークしている)。
    そしてその炎の中にグァンゾルムが飛び込み、特大の咆哮を放つ……というムービーになっている。
    また咆哮の直後、それまで曇天だった雲見砦に大雨が降るようになる。
    • このムービーは例によってキャンセル可能だが、
      炎に触れると高速のスリップダメージを受けてしまい、
      グァンゾルムの咆哮は初期位置でも大ダメージを受ける(そこから少し後退すれば避けられる)。
      従っていつもの感覚で突入すると丸焼けになってしまうという初見殺しが仕込まれている。
  • 炎に飛び込んだグァンゾルムは体色が大きく変化しており、
    金銀色の豪華絢爛なカラーリングに更に禍々しくなった翼膜が特徴。
    更に体の節々が炎上しており、その姿はまるでたてがみを持ったかの様。
    使用する炎、龍属性共に金色に変色しているが、これは真性の炎属性だからなのか*8
    開幕、従来通りのブレスを放ったエギュラスも後々同じく金色の炎を吐くことから、
    極み統べるグァンゾルムの力によって変質したものかは不明。
  • 雨天候の中で激しいエフェクトの攻撃を多用するため、
    非常に重い負荷が発生し環境によっては処理落ちが発生することがある。
    PS3と言ったコンシューマー機や、特に重い設定のHigh Grade Editionでは、
    処理落ちによる事故が多発する可能性もあるので注意したい。

戦闘概要

  • 基本的にはG級ハードコアクエストのグァンゾルム第二形態怒り状態がベースとなっており、
    最初から第二形態怒り時の技を使用してくる。
    また極み統べるグァンゾルムは「狂王」ではないためなのか、エギュラスとの連携技も多数使用する。
    従って、第二形態でオミットされていた技も繰り出してくる。
    そして元から冗長だった攻撃技は全体的に動きが高速化されており、
    隙の大きかった極大炎ブレスは全く別の技に変化している。
  • 一方、正面、側面、背面へ危険度が攻撃によって違うと言った点、
    大技とその後の隙のメリハリが強いなどグァンゾルムの特性はそのまま継承されており、
    一部対処しづらかった技(超風圧&炎の竜巻)などは回避しやすいように調整されているようである。
    長時間ハンターが反撃できなかったエギュラスの連れ去りと極大炎ブレスはオミットされており、
    攻撃技についても、防御力によるダメージ軽減が多くの技で機能する。
    高速化された攻撃はいずれも元々の技の間隔が長くハンターの手が出しにくい状態から繰り出すものであり、
    超風圧&炎の竜巻は逆に技の間隔が延び、回避しやすくなっている。
    後述するようにタフネス面も一定の配慮が見られることから、
    新技への対処が出来れば理不尽さは感じさせない仕様となっているようだ。
  • 極み統べるグァンゾルムは防具入手のための撃退クエスト「荒天の中、残火は消えゆく」と、
    チャレンジ向けの討伐クエスト「篠突く雨、曇天に帰さん」の2つに分かれている。
    撃退クエストは普通のグァンゾルムより必要体力が低く設定されており、
    慣れたプレイヤーなら普通のグァンゾルムより早くクリアすることも容易である。
    一方の討伐クエストは、元気のみなもとや応援コースによる攻撃力上昇効果が無効化される点、
    制限時間が10分しかない事などは他の「極み個体」と同様であるものの、
    体力としては至天征伐戦モンスターや渇喰パリアプリアと大体同じぐらいの水準に留まっている。
    従って、PTの場合、極み統べるグァンゾルムに慣れる事や、
    超越秘儀などを上手く使っていく事が前提だが、
    不退、火事場、秘伝スキルなどが無くても十分クリアできる余地がある事が確認されており、
    至天ディスフィロアなどを10分未満で討伐できる装備と、
    グァンゾルムの攻撃を的確に見切って反撃していける腕前があれば、
    完全ソロでも討伐可能である事が様々な熟練ハンターによって確認されている。
    極み個体の「制限時間と体力」については不満も多く見られたことから、
    極み統べるグァンゾルムはある程度それを反映している節が見受けられる。
    • 極み統べるグァンゾルムを討伐すると、
      「極み統べるグァンゾルム討伐」の称号として「君臨せし者」が入手できる。
      他の極み個体と違って「○○を極めし者」という表記ではない*9
      耐久力の変化もあり、どちらかと言えば至天征伐戦をより高難度にしたクエストと言えるだろうか。
    • なお耐久力が常識的な範疇に収まっているとは言え、苛烈な攻撃で3乙失敗してしまう可能性はある。
      ただし、武器種格差を考慮してか肉質は少し変化しており、
      低打点武器種でも弱点と呼べる部位が存在するようになった。
      が、逆に言えばそれだけなので対グァンゾルム戦の基本については一切変わっていない。
      他の極み個体より弱いという訳ではないので誤解なきように。
    • 主に強いメリハリを持ちつつ、
      超咆哮、超風圧、超震動を用いて攻めるのがグァンゾルムの強みであるため、
      これらを辿異スキルで無効化すると格段に攻めやすくなる。
      と言っても時期が大きく異なるため、無理に意識しなくても良い部分ではあるが。
  • 主な新技・変化した技は下記の通り。
3連火炎暴風
極み統べるグァンゾルム戦において厳重注意すべき技の1つ。
覇種テオ・テスカトルのような3回連続で炎の暴風を放つ技。
覇種テオとの違いとして、全ての暴風が打ち上げ判定になっていることが挙げられる。
従って1発目に被弾してしまうと、残り2発の直撃は免れない。
一発一発の火力は決して高くないが、3発直撃すれば根性を貫かれてしまうだろう。
2発目に直撃した場合も残体力によっては危険なので注意。
なお、1、2発目はグァンゾルムの正面にしか暴風が起こらないが、
3発目はグァンゾルム自身をも巻き込むようにして暴風が起こる関係上、特別に範囲が広くなっている。
この攻撃は使用頻度がそれなりに高く、予備動作も非常に短いため、瞬時に判断が求められる攻撃となる。
軸合わせ後に行うため、深追いをせず軸合わせ中に攻撃をやめれば対処しやすい。
直立ブレス
後ろ脚で大きく立ち上がり、着弾時に炸裂するブレスを放つ。
ガンナー対策と言える攻撃であり、後ろ脚に張り付いている近接には当たらない。
ただし後述のエギュラス突進攻撃と予備動作が酷似しており、そちらは前脚の着地と同時に判定が発生する。
そのためどちらか見極められない場合、前脚の着地の際に回避を行うのが最善といえる。
エギュラス突進攻撃
前脚を思い切り地面に叩き付け、超震動で怯んだハンターに対してエギュラスを呼び寄せて攻撃する技。
まるでミサイルのように大量のエギュラスが突撃してくるのだが、
震動で怯んでいるため回避することは現実的ではない。
一連の動作のため、震動を回避してもエギュラスは突っ込んでくる。
エギュラスを使役している間は隙を晒すが、密着していても本体側面であれば当たる。
安全なのは尻尾真下となるので、叩きつけを回避したあとは潜りこむとよい。
なお叩きつける前脚に被弾しても大ダメージ+打ち上げとなり、
そのままエギュラスの追撃で根性を貫通される場合があるので注意したい。
超咆哮→チャージブレス炸裂
辿異スキルによる無効化が成されていない場合、
最も警戒を要する必要がある、極み統べるグァンゾルムの最大技。
直線状の超咆哮を、グァンゾルムから見て右→左へとなぎ払って正面のハンターを拘束し、
直後に中空にチャージブレスを生成、間髪入れずに炸裂させる
範囲自体は従来のものに比べ狭くなっている
(グァンゾルムの尻尾先端まではギリギリ届かない程度)が、
引き換えに、直前の超咆哮に拘束されると、必ずチャージブレスに巻き込まれる性質を持つ。
チャージブレスのダメージ性質は通常個体が用いる極火炎ブレスと全く同じであるため、
真根性スキル等による防護は一切通用しない。
極火炎ブレスを置き換える形となっているため、
極み統べるグァンゾルムは極火炎ブレスを用いることは一切ないのだが、
一方で、必殺技として低頻度ながら、いつでも繰り出せる点で強化されている。
極めつけに超咆哮の予備動作が非常に短い。
軸合わせで必ず正面に捉えられる関係上、
辿異スキルによる対策が無い場合は、上述の3連火炎暴風と併せて常に警戒したい。
(こちらにも詳細が記載されているため、併せて参照されたい。)

武具

  • 武器は双剣、太刀、ハンマー、弓、ヘビィボウガンと、
    G10からの新武器種であるスラッシュアックスFがある。
    剛種武器系統G級武器系統があり、王道に関わる銘が特徴的。
    剛種武器系統は第一形態、G級武器は第二形態を連想させる色合いとなっている。
    • スラッシュアックスFは真っ先に公開されており、解禁初日から作成可能と喧伝されている
      (ただし、G級覇種武器の作成には剣斧魂が必要なので、まずは他のスラアクFを作って魂集めをする必要がある)。
      G10アップデート~2016/5/25までに生産できた唯一のLv強化G級武器及び始種武器だったこともあり、
      作成数は非常に多かったようだ。
    • 「帝征弓」は弦が特徴的な見た目をしており、グァンゾルムの翼膜を幅広に使っている。
    剛種武器系統は烈種の古龍であるガルバダオラの素材による烈種武器化、
    そして始種の古龍トア・テスカトラの素材による始種武器化が可能で、
    回避距離UPスキルが自動発動する。
    いずれも物理重視で設計されており、烈種武器の時点でG9.1で実装された始種武器すらも超える攻撃力が特徴的。
  • 双剣・太刀・ハンマーはリーチ長である。
    またヘビィボウガンはMHFのボウガン史上初となる「Lv1/Lv2通常弾の装填数が12発」である
    (それまでは最大でも9発であった)。
    G10でヘビィボウガンの通常弾圧縮リロードが強化されたため、それを意識した設定であると思われる。
  • 防具は剛種防具「グァンシリーズ」とG級防具「帝征/帝王Gシリーズ」が用意され、
    新スキル「消費特効(SP名は贅撃)」を備えるのが特徴。
    このスキルは剣士の斬れ味、弓のビン消費を増大させる代わりに、攻撃力を高める効果がある。
    弾は対象外であるため、ガンナー防具の帝王シリーズは弓用防具として紹介されている。
    • デザインは全体的にグァンゾルムの意匠が多く盛り込まれている。
      黒光りする外観に金の角をあしらい、背中にはグァンゾルムの翼膜が取りつけられている。
      その姿はマントを羽織った王者の風格に満ちており、胴と頭はグァンゾルムらしさが良く出ている。
      女性ガンナー装備は正面がパンモロだったりする
      上記はグァンシリーズの外観であり、G級防具では第二形態を模した外観に代わる。
      特に赤黒く染まったマントが強烈な印象を残す。
    • かなりモンスターのイメージが強い防具のため、杉浦EPは先行体験会にて
      「人気が出ないかもしれない」と語っていたが、蓋を開ければそれなりに好評であったようだ。
    • 一部では「(戦国BASARAの)織田信長っぽい」と言われることもある。
      禍々しさも合わさった和風なイメージ、「地獄の覇者」の異名から、
      彼をモチーフの一つにしたと思われるジンオウガ亜種も、
      遷悠種モンスターとして登場しているので、
      カプコンのセルフオマージュとして狙っているのかも知れない。
  • なお、極み統べるグァンゾルムは専用の装備を有さない。

余談

  • 開発コンセプトは「王道」「原点回帰」。
    これは攻撃を見極め、適切な手段(フレーム回避、ガード、立ち位置)で対処して反撃する事や、
    モンスターに対して有効なスキルをプレイスタイルに応じて適切に選択する必要性がある、
    というグァンゾルムの作りを表している。
    既存スキルでは対策ができない咆哮や振動、風圧など確実に対処が必要な要素を多く持つのは、
    近年多く見られる高火力+絶対防御によるごり押しへの対策であると思われる。
    また、前述の通り西洋のドラゴン然としたグァンゾルムのビジュアルや、
    モンスター寄りになっている防具デザインなど、他にも「王道・原点回帰」要素が散見される。
    • 実際に持続時間が長くてフレーム回避が出来ず、
      GG以降人気であった「フレーム回避でゴリ押す」スタイルが通じない攻撃が存在する。
      しかし、一方でその攻撃は位置取りで回避できる他にガードも有効となっており、
      かつその後でしっかり攻撃チャンスを見いだせる等、決して理不尽ではない設計になっている。
      もちろん、MHFらしい「フレーム回避が有効な攻撃」もしっかりと存在しており、
      これらによって「フレーム回避以外にも、しっかりとした選択肢が存在する」という、
      モンスターハンターというゲームの基本部分をユーザー達に再認識させることに成功したと言える。
  • 名前が物凄く言いにくいモンスターである。
    もっとも、MHFにはドゥレムディラという先例もあるので、その内定着するのかもしれない。
    名前の由来については、グァンが中国語または韓国語で「国王」を意味し、
    ゾルムはドイツ語で「激怒」の意味の「ゾルン(Zorn)」から。
  • 実装前はオトモを連れている古龍ということで、戦闘中の妨害を危惧する声や、
    どこぞの「本体は岩」な古龍の二の舞にならないか不安視する声も聞かれたが、
    前述の通りエギュラスは普段は積極的に外敵を襲わずグァンゾルムの指示に従って行動し、
    またエギュラスを従えるのは第一形態のみであるため杞憂であった。
  • 「帝征龍グァンゾルム」と呼ぶと遊戯王OCGのカード群『征竜』に似ているというネタがある。
    名前自体がMHFでもやや珍しく、別名にある"征"の由来が不明であったことも一因だろう。
    「手札から帝征龍グァンゾルムを特殊召喚!!」
    • ちなみに「帝」の方にも該当するモンスター群が存在する。詳細は省くがこちらもかなり強力なカードである。
      「衛蛇竜エギュラスをリリースし、帝征龍グァンゾルムをアドバンス召喚!!」
      つまり帝と征竜という強力なカード名を連想させる(特に征竜はモンハンシリーズにおける
      全盛期のブラキ武器並の使用率を誇っていたほどのパワーカードだった)ため、
      帝征龍という名を聞いた一部の決闘者ハンターは嫌でもこのモンスターたちが頭をよぎったとか。
    • グァンゾルムの登場する2016年には本家作品で遊戯王とのコラボクエストが配信された他、
      公式Twitterが同年4月1日に投下した文章間違いなく遊戯王ネタ*10だったことも
      上記のネタの一因になっているのかもしれない。
    • さすがにこちらは偶然であると思われるが、
      G10プレミアムパッケージの特典の1つにグァンゾルム(と他のモンスター数種)のカードがある。
      残念ながら攻撃力や守備力は書かれていないので、遊戯王ごっこは不可能。
  • 2016年4月16日~17日に愛知と東京で行われた体験会において、グァンゾルムの狩猟が先行体験できた。
    どちらの会場でも、極少数のPTしか討伐成功できなかったという。
    エギュラスのハンターを砦から落とす行動や、
    第二形態の苛烈さに対応できず3乙によるクエスト失敗が目立ったようである。
  • 解禁後のイベントでは25万頭が討伐されている。
    集計期間6日間、実装直後という情報の乏しい中での数値である。
    黄昏にたゆたう詠唱曲のストーリー内では討伐数そのものはおぼろげにされており、
    ネットゲームというMHFの特性上前例は多数存在するが、
    何十万頭の古龍が討伐されたという数字はいろんな意味でインパクトがある。
    なお後にテオ・テスカトルとオオナズチも概ね同じ目に遭っている*11
    • グァンゾルムは「無事に戻ってきたハンターは今までに一人もいなかった」設定の持ち主であるが、
      それに全く見合わない討伐数が露呈してしまったことも相まって、相対的にネタにされてしまった。*12
      上述の通り、弱いどころかG級モンスター全体で見ても相当な強豪ではあるのだが。
      G10.1ではそれを払拭するためか、MHF史上最強モンスターの称号である「極み」を引っさげて再臨した。
      結果的には上述したように、極み統べるグァンゾルムによって
      「グァンゾルムらしさ」が再認識される事になり、その評価が更に高まる事となった。
  • 王道、原点回帰と言った個性を打ち出し、それがユーザーから認められているグァンゾルムであるが、
    当初はスラッシュアックスFと共に、MHF-Zの看板を務める予定だった。
    この事実が明らかになったのは、MHF10周年メモリアルブック内に掲載されているインタビューからで、
    「王道、原点回帰と言った部分でMHシリーズらしいモンスターに仕上がった」ことや、
    「MHFフォワードの顔が古龍種のルコディオラだったので、MHF-Zの顔も古龍種にしよう」という意図のようである。
    しかし、既にPS4版でのサービスインをMHF-Zに併せる形で決定していたため、
    MHF-Zとなる予定であった2016年4月アップデートをMHF-G10にリナンバリングしてGのトリとして実装に踏み切り、
    今日でMHF-Zの顔として知られる「極ノ型、辿異種」をMHF-Zの目玉とする方向に転換した模様。
    この流れはスムーズに行き、結果的には成功という形で開発陣も納得したようである。
  • 2019年2月1日~2月4日に開催されていた第137回公式狩猟大会において、
    G級韋駄天杯及びG級猟団対抗韋駄天杯では極み統べるグァンゾルムがターゲットとして設定された。
    現在では公式狩猟大会において、唯一極み個体がターゲットとなった回であり、
    通常の無双襲撃戦のクエストとはステータスの設定が異なるものの、最速で48.93秒で討伐されてしまった。
  • シリーズクエスト、ミズキと歴史を振り返るでは9年目に登場。
    グァンゾルムが棲み着いたことが雲見砦が荒廃した原因であると語られている。
    本種の討伐は「帝征龍を倒せる狩人が誕生したことが、メゼポルタにおける最大の功績の一つじゃ」と
    ギルドマスターに言われる程の偉業であった模様。

素材

  • 剛種のグァンゾルムには固有素材が無い
    これはルコディオラ同様、古龍種汎用素材が設定されているため。
    ルコディオラの実装から実に5年振り、汎用素材を出す剛種としてみても、
    フォワード.4のクアルセプス以来実に4年振りに汎用素材を出す剛種モンスターということになる。
    • G級では当然固有素材が存在する。
      G級でのみ固有素材が存在するモンスターは通常狩猟可能なものでは初であり、
      昇格試験のシャンティエンを含めても2番目である。
      極み統べるグァンゾルムには専用の素材が存在しない(通常個体と同じ)。
帝征龍の鱗
とてつもなく硬いグァンゾルムの鱗。
体表を隙間なく覆い、あらゆる衝撃から身を守る。
帝征龍の皮
鱗の下に広がるグァンゾルムの皮。
衝撃吸収や保温などに優れ、右に出る素材は存在しないそうである。
帝征龍の血
グァンゾルムの体内を流れる血。
その色は闇より深く、触れるだけで飲み込まれそうになるという。
  • 余談だが、大半の古龍種には血液系素材として古龍の血が設定されている中、
    グァンゾルムは固有素材としてのを持つ初の古龍種となっている。
帝征龍の爪
荘厳なグァンゾルムの爪。
それを見たものは、恐怖故にひれ伏せざるを得ない。
帝征龍の翼
尻尾まで広がる大きな翼膜が特徴のグァンゾルムの翼。
強烈な威厳と偉大な何かを感じる。
グァンゾルムの怒りに応じ、見た目が大きく変化していく。
帝征龍の尻尾
鋭い刃のようなヒレが付いたグァンゾルムの尻尾。
自らを誇張し、逆らう者を切り裂く。
帝征龍の紅玉
グァンゾルムの体内で生成される稀少な宝石。
鈍く輝くさまは、まさに王者の風格を表す。
俗に言う「G級希少素材」だが入手率はかなり高く設定されている(尻尾剥ぎ取りからも入手可能)。
ただしグァンゾルムのG級武器では強化に2個使う。
帝征龍の秘髄
剥ぎ取りが最も困難であるグァンゾルムの髄。
全ての秘密がここに詰まっている。
厳かな棘
重々しい雰囲気をまとった棘。武具工房へ持っていくと、何かに加工してもらえるかも。
特定のアップデート記念クエストの報酬のみで入手可能であり、グァンバレッタの製作に必要。

関連項目

モンスター/エギュラス - グァンゾルムが従えるモンスター。
フィールド/雲見砦 - 居城とする建造物。
登場人物/歌姫 - 「黄昏にたゆたう詠唱曲」のストーリー上で関わりを持つ。
スキル/贅撃 - グァンゾルム防具に付与されるスキル。
クエスト/無双襲撃戦 - 極み統べるグァンゾルムが出現する≪超難関クエスト≫、『龍帝覚醒編』に関する紹介あり。

グァンゾルム素材を用いた装備

武器/帝征双剣 - 剛種双剣(G級武器も併記)
武器/絶帝征剣斧【聖王】 - G級スラッシュアックスF(剛種武器系統も併記)


*1 分類不明のモンスター(ドゥレムディラなど)を考慮しない場合。
*2 更に元を辿れば、MHF-Gには登場していないアルバトリオンと同じ姿勢である。
*3 特殊な性質は多数確認されているが、古龍種としての象徴的な能力が不明となっている。
*4 これは、基本的に連戦が前提となるMHFでは、ムービー演出が歓迎されにくい傾向にあるが故の処置と思われる(シャンティエンやかつてのルコディオラの例など)。
*5 これはシャンティエン以来
*6 炎上せず色だけが炎上形態となった覇種テオ・テスカトル等
*7 攻撃対処の結果、そうなってしまうケースはある。
*8 龍属性の雷が金色に変質した、と言うのはメラギナスの闇属性に前例が見受けられる
*9 討伐数は他極み個体の称号説明文にも記載されている
*10 アニメの次回予告『城之内死す』の内容を基にした「ハンター、力尽きる!」なるツイートがなされていた。
*11 G10の追加G級古龍の1体であるクシャルダオラはイベントの特性上討伐数が明かされていないが、最低でも10万頭強は討伐されている事がうかがえる。
*12 ゲーム内の討伐数としては、MHF運営の想定(30万頭以上)よりは少ない