モンスター/ガストドン

Last-modified: 2024-08-30 (金) 01:15:20
種族
草食種 (獣脚亜目 板角竜上科 ケストドン科)(※分類は草食種。進化系統上は獣竜系)
別名
なし
英語表記
Gastodon
登場作品
MHWorld, MHW:I
狩猟地
龍結晶の地, 導きの地

目次

生態・特徴

龍結晶の地に棲まう草食種モンスター。
頭部を包み込むように生えた褐色の体毛が特徴で、頭殻から伸びた角も相俟って猛獣のような外観を呈する。
後脚に比して前脚はごく小さく、四つん這いにはならず獣竜種のように二足で歩行する。
生物的な特徴は同じく新大陸で発見されたケストドンに酷似し、近縁種と見られる。
ただし彼らと異なり、ガストドンには性別による外見の違いが見られない。
数匹単位で群れを形成し、岩場や溶岩地帯で活動する。
非常に攻撃的で短気な性格であり、縄張りへ侵入されただけで怒りだす。
興奮状態になると頭部の毛や身体の一部が赤々と輝きだし、非常に目立つ。
外敵に対しては発達した脚力と尖角による刺突力を活かした突進を繰り出し、テリトリーから追い出そうとする。
その気性の荒さは尋常ではなく、倍以上の体格差のある相手にも果敢に襲いかかるほど。
しかしリオレウスなど、強力なモンスター達には奮戦も虚しく捕食されてしまうことが多い。
また背中に環境生物を乗せている姿も見られるため、害のない生物には攻撃を加えないようだ。

概要

  • MHWorldで初登場した、草食種の小型モンスター。小型獣脚類とバイソンを合わせたような見た目をしている。
    ケストドンと同様に獣竜種型の骨格を持つ、近縁種である。
    ただしガストドンは雌雄で外見が大きく変化しないため、別の名称や性別記号を使って呼び分けることはしない*1
  • 小型モンスターの中でもとりわけ攻撃性が高く、近寄っただけで戦闘状態に突入する。
    普段は丸まって寝ていたりそこら辺を歩いている程度だが、
    こちらを見つけるなり鳴き声や頭を地面にガンガン叩き付ける威嚇を行って突進してくる
    その単細胞で見境の無い突進という点ではブルファンゴリノプロスの後継者と言えよう。
    そして彼らと同様にハンター達の恨みを買う運命にある
  • その好戦的な性格を反映しているのか、小型モンスターとの戦闘を回避できるスキル「威嚇」が
    全く効果を発揮せず、隠れ身の装衣を身に付けていても一瞬だけ戦闘状態に移行してしまうことがあった。
    大型モンスターとの戦闘中にも構わず突っ込んでくる上にスキルによる抑制も効かないため、
    邪魔されたくないなら掃除するしかないという状況となっていた。
    大抵は戦闘の巻き添えで勝手に骸になっているが。
    • しかし、Ver.4.00にて隠れ身の装衣の効果が発揮されるように修正された。
      その後も長らく威嚇の方は適用外だったのだが、
      Ver.10.11でようやくガストドンにも効果を発揮するようになった。
  • 珍しいことに、怒り状態が存在する小型モンスターである。
    怒り状態になると白い吐息を漏らすようになり、身体が紅く染まる。岩場エリアだと分かりやすい。
    同じく怒り状態を持つ小型モンスターのブランゴと異なり、
    ガストドンは自発的に怒り状態になるため、いつの間にか血相を変え、真っ赤になっていることがある。
  • このようにいかにも「乱暴者」のイメージのガストドンだが、珍しい環境生物のゴワゴワクイナ
    背中に乗せていることがある
    厳つい見た目のガストドンにゴワゴワクイナがちょこんと乗っている様子は、なかなかに和む。
    ガストドンはこちらを視認するなり敵対する性質があるため、
    同じくゴワゴワクイナを乗せていることがあるモスよりも捕獲の難易度は高め。
    双眼鏡で遠距離から様子をうかがい、隠れ身の装衣を着てゆっくり近づく必要がある。
  • 龍結晶の地にてガジャブーと友好関係を結ぶことで、ガストドンをオトモダチにすることも可能。
    ただし、攻略本に未記載のためステータスについては不明な点が多い。
  • MHW:Iではある理由からちょっとした注目を集めていた。
    クリア後にいけるフィールドである導きの地にはガストドンが生息していないにもかかわらず、
    オトモダチライドで呼び出せる事があった為、疑問に思われていた。
    後に大型アップデートで溶岩地帯が追加される事が判明し、その布石であった事が判明した。
    • ちなみに、同じ理由で氷雪地帯が追加されるのでは?とウルグも注目を集めていた。
  • 次作のMHRiseには未登場。近縁種のケストドンは砂原に登場するが、
    ガストドンは現大陸には棲息していないのだろうか。
    • 今作はかなり小型モンスターが多く、火山地帯である溶岩洞にもリノプロスズワロポスを始めとして
      非常に多くのモンスターが集う激戦区なので、リストラも致し方ない事だったのかもしれない。

武具

  • 頭防具の「ガストホーン」のみが存在。上位防具のためα・βの2種類が製作可能。
    イベントクエストを利用すれば上位最序盤で製作できるが、防御力は48となんとゾラマグナを超える。
    両バージョンでひるみ軽減Lv1を備えており、α版は爆破やられ耐性Lv1、β版はLv1スロットを持つ。
    ひるみ軽減はこのガストホーンを除くと、ラスボスの防具にしか付与されていない貴重なスキル。
    とはいえ、ひるみ軽減の装飾品は比較的出土しやすい為
    ひるみ軽減のためだけにガストホーンを採用するのは実用的ではない、とされていた。
  • しかし上位が通過点となる現在、MHW:Iの上位ではガストホーンもかなり有効。
    耐衝珠は単に出やすいというだけで確定入手方法は存在しない上、
    狙って掘るなら「我が名はヴォルガノス」等が受注できるHR50は欲しいところだが
    そこまで行く時間があればMRを進めたほうが手早く強くなる。このため、
    ひるみ軽減の装飾品を掘らずに済むという一点で価値が出てくるようになった。
    現在では一部コラボを除く全イベクエが常駐しているため上位昇格後即入手可能、
    MHW時代の競合だったゼノラージクロウは素材の入手運ですぐ手に入らないケースもあるため、
    場合によってはそのままEXガストホーンに繋ぎひるみ軽減の発動を暫く頼り続ける手もある。
    上位帯では頭装備の競合自体も竜王の隻眼が入手可能な終盤までかなり少ない為
    一度作れば上位終盤までも活躍してくれるだろう。
    • 現在はガーディアンシリーズからの上位序盤の乗り換え先としておそらく最有力の一角。
      防御力はややダウンする上に上位昇格後という難易度の節目に体力増強が1減ってしまうのは手痛いが、
      運よく体力珠Ⅰを入手出来れば換装で失った体力増強SP1もガストホーンβのLv1スロットで補える。
      ガストドンは本来龍結晶の地で初登場であるが現在は上位昇格直後から即挑戦可能なイベクエに登場し、
      現在は一部コラボを除く全イベクエが常駐でもある為、上位昇格後即入手が可能。
      マルチプレイを気にするなら真っ先に向かうといい。
  • EXガストホーンはひるみ軽減と爆破やられ耐性がα、β共に付くようになった。
    防御力も初期116とマスターランク序盤の水準は保っている。
    スロットはα版がLv1×1、β版はLv4×1+Lv1×1となっている一方、
    αとβのスキルの違いはひるみ軽減がαは2、βは1というもの。
    爆破やられ耐性の値は変わらないため、基本はβで問題ない。
    • 後に登場するEXゾラマグナヘッドβと比べると、あちらは爆破やられがLv2スロット1つに置き換わる。
      防御力も初期160あるため基本的にあちらは上位互換ではあるものの、
      制作時期がストーリークリア後であることを考えればEXガストホーンも充分活躍の余地はある。
    • なおMR帯でも上位帯同様、頭装備の火力スキルの水準は暫くの間低めで竜王の隻眼と大差ない場合が多い。
      悉く耐衝関連の装飾品に恵まれないのであればストーリークリアまでの運用も視野に入るだろう。

余談

  • 獣竜種と類似した特徴を持つモンスターであるが、後に公開された生態樹形図では
    ケストドンと共に獣竜種が属する獣脚亜目に属しており、
    猛牛竜バフバロとも近縁であることが判明している。
    • ケストドンにしてもそうだが、獣脚亜目に属しているからといって獣竜種という訳ではない。
      モンスター図鑑にも掲載されている通り、本種の分類はあくまで草食種である。

素材

ガストドンの堅殻
ガストドンの上位素材。剥ぎ取りで入手できる。
強固な材質で防具によく使われる。
ガストドンの尖角
ガストドンの上位素材。剥ぎ取りで入手できる。
特殊な材質で、限られた装備に使われる。

関連項目

モンスター/ケストドン - 近縁種
環境生物/ゴワゴワクイナ


*1 個体によって体格の違いはあるが、これが雌雄の違いによるものかは不明。