モンスター/モス

Last-modified: 2024-07-11 (木) 19:18:09
種族
草食種(偶蹄目 モス科)
別名
なし
英語表記
Mosswine
危険度
MHX・MHXX:★1
登場作品
MH, MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MHX, MHXX, MHWorld, MHW:I, MHF
狩猟地
森丘, 密林, 旧密林, 沼地, 旧沼地, 樹海, 峡谷, 彩の滝, 古代樹の森, 大蟻塚の荒地, 瘴気の谷, (最果ての地, 高地)

目次

特徴・生態

緑色が一面に広がる背中と額に皿を乗せたような角質が特徴のブタの仲間。
背面には苔が生えており、緑色に見えるのはそのためである。
草食性で大人しく、殆ど食べることしか考えていないかのような行動パターンを持つ。
それほど大規模な群れは作らず、単独または2~3頭程の小さなグループで行動することが多い。
個体にもよるが、時には肉食竜が接近していても危機感を抱くような仕草さえ
殆ど見せなかったりすることもある呑気な性格。
優れた嗅覚で地面を嗅ぎまわり、常に餌となる物を探して辺りをうろうろしている。
キノコ類、その中でも特にアオキノコが大好物で、
キノコが採れる温暖な気候と適度な湿気のある地域に生息している。
モスが頻りに匂いを嗅いでいる場所からは、良質なキノコが採れることが多い。
苔生した背中に直にキノコが生えている場合もあるが、
何故かこれを同種と分けあったり自分で食べたりする様子は確認されていない。
基本的に外界には全くと言っていい程無関心だが、
一度でも危害を加えられると防衛本能が働き、穴を掘ってその場から退避したり、
個体によっては硬い額を突き出して突進による反撃を仕掛けてくる。
前脚で地面を蹴り出したら突進の合図。
他のモンスターと比較すれば攻撃力は低いが、
一般人にとっては十分、脅威になり得るだろう。
肉は食用になり、食性も相まって珍味として高級食材として扱われることもある。特に脚の部分が美味しいらしい。
ただし、そのまま調理する場合はしっかり洗わないと苔まで食べる羽目になる。
温厚なため家畜化もされているが、飼料の大量生産が難しく規模は小さい。
そして、新大陸古龍調査団の調査により、「新大陸」でも生息が確認されている。
新大陸では主に「古代樹の森」の他、「大蟻塚の荒地」、
食物が乏しく、有害な微生物の多い「瘴気の谷」での目撃例も存在する。
新大陸の個体は主に単体でキノコ類を食している他、
現大陸の個体に輪をかけて穏やかな性格であり、攻撃された場合の抵抗も威嚇に留まっている。
しかし、ある時に新大陸古龍調査団の大団長と料理長によって捕獲された個体群は、
ハンターを視認するなり敵視する凶暴な性格であった他、
通常の個体を大きく凌駕する体躯と生命力、そして膂力を持ち合わせており、
調査団では期間限定で、それらの個体を相手取って腕試しを行うクエストが執り行われていた。
又、本種の背中では時々「ゴワゴワクイナ」という希少な環境生物が目撃されており、
一部のハンターはその環境生物を捕獲する為にモスの背中を確認するという。


派生作品の種・個体

最高に貧弱なモス
ある時メゼポルタ地方にて出現した、史上最高に貧弱とされるモスの一個体
噂に違わず一撃でも有効打を与えれば即力尽きるほどに貧弱で、
ギルドからは強力な防具やアイテムの使用などは一切不要と判断されるほど。
まともにモスを狩れないハンターでも狩猟経験を掴めるまたとないチャンスとして
ギルドから大々的に告知され、大きな騒ぎとなった。
しかし、あくまで貧弱なのは耐久面のみであり、
やはりモンスターとしての恐ろしさが全くの皆無というわけでは無い。
攻め手を間違えれば相応の結果が待っており、撤退を余儀なくされるハンターも確認されたという。
以上に述べたのは、あるイベントのためにメゼポルタギルドが期間限定で流布した特殊なモスの噂である。
通常、モスと言えばそれこそモンスターとしては非常に貧弱であり、
ハンター用の武具が多少でも扱えるのであれば、然したる苦労も無く狩猟する事が可能である。
しかしこのイベントの際に用意されたのは、一線級の武具を振りかざそうとも全くダメージを与えられず、
逆にハンターを一撃で蹴散らすほどの凄まじいパワーを誇る、明らかに普通ではないモスであったとされる。
謎のモスの攻略のために多くのハンターが頭を捻ることとなり、イベントは大いに盛況したが、
期間が終了した後は何事も無かったかのように騒ぎは鎮静化、ギルドの対応も平常のものに戻った。
なお、このモスらしきモンスターの詳細については現状一般のハンターには公開されておらず、
ギルドに問い合わせてもあくまでイベントのネタとして用意されただけであるとして明確な回答は無い。
ところがこのイベントが終了した現在でも、
時折件のモスらしき存在が確認されたという噂が一部で囁かれることがある。
中にはそれらしき存在と交戦したと語るハンターも現れているが、その正体や真偽のほどは不明。

概要

  • 背中に苔を生やしている草食種のモンスター。
    基本的に人畜無害なのだが、攻撃を受けると怒ってハンター目がけて突進してくる。
  • ハンターやモンスターの攻撃どころか、風圧を受けても怒りだす少々短気なモンスター。
    特に、初期作品ではどんな場合であっても怒りの矛先は何故かハンター達に向く
    八つ当たりしないでほしいものである。
    • ブルファンゴのようにふっ飛ばされたりはしないが、
      鬱陶しくて仕方がないので大型モンスター戦の前に狩られることもしばしば。
      吹っ飛びでなく転倒を伴う攻撃でありブルファンゴに比べてダメージは少ないものの、
      大型モンスター戦時における危険性はモスの突進の方が遥かに高い。
      ブルファンゴの突進はふき飛ぶ関係で運良く攻撃が当たらないことも多いが、
      モスの突進の場合その場に尻餅をついてしまい、その直後に大型モンスターの突進や火球が来ようものなら……。
    • ちなみに、走り出した瞬間に食らった場合はふっ飛ばされる。
      ケルビやアプトノスのように逃げてくれればこっちも手出しはしないのだが…。
  • 固有の素材として『モスの苔皮』が存在し、これを使ってモスシリーズの防具を作ることができる。
    しかし、モスの苔皮は中々剥ぎ取れないので本気で狙うのなら採集ツアーでモスを狩りまくる必要がある。
    • シリーズによって発動スキルが大分異なるが、MHGやMHPを除いた殆どのシリーズで微妙な性能である。
      あくまでフェイク系と同系統の装備なのでこんなものだろう。
      詳しい性能はこちら
      なお、MHGとMHPに関してのみ言えば割と大真面目に一線級の性能がある
    • フルセットで装備したときの外見は着ぐるみのように見えるランポスーツ等とは異なり
      リアルなまま擬人化されたモスといった感じである
      愛嬌に乏しく可愛げの欠片もない不細工な装備だが、シュールな笑いを呼ぶためか変な人気がある。
  • その面倒臭さの割に体力は低く、倒すこと自体は非常に簡単なモンスターである。
    そのため、動画サイトではモスを石ころやキックで倒すネタ動画や、
    全身モスシリーズに固めた動画などを観ることができる。
    • また、大型モンスターとの交戦中に放っておくとHPの低さからいつの間にかモスが累々と横たわっている事がある。
      特にMH2の沼地エリア6ではテオ・テスカトルに焼かれ横たわるモスが後を絶たない。
  • 初期シリーズでは森と丘のエリア11にてモスが地面を嗅ぎ回っていることがあり、
    この時に限り、通常は存在しない採取ポイントが増えているクエストがある。
    「モスの習性を利用して採取ポイントを探してね」という開発陣の思惑も垣間見える。
    • MH2以降も一応モスがキノコのポイント、及びそれ以外のポイントも嗅ぎまわることはあるが、
      キノコが明確に見えるポイント以外では採取できなくなった。
      かつてはキノコ採取クエストもそれなりにクエスト欄を埋めていたものの、
      最近の作品になるとかなり数も減り、その少ないクエストでもそれ程キノコ数を要求されなくなった、
      あるいはただのサブターゲット扱いが殆ど、という仕様に変更されたことが背景にあるのだろう。
      地味ではあるが、野性を利用するという数少ない元来のモンハンのゲーム指向を表した仕様であった。

MH3(G)

  • MH3からは姿を見せなくなってしまったが、
    MH3とMH3Gには、食材の中に「モスポーク」という肉がある。
    どうやらモスの肉らしく、これまでモスから剥ぎ取ってきた肉はこのモスポークだったのかもしれない。
    ただしチャナガブルの登場する食材探索クエストをクリアした後は食材の内容が変わり、食べられなくなってしまう。
    なお、これを調理するビストロ・モガのコックアイルーによると酢ミソで食べるのが一番美味いらしい。

MH4

  • 今作では『モスジャーキー』という食糧アイテムが登場。
    調理する必要はなくいつでもモスの肉を食べられるようになった。
    タンジアチップスと同様に体力の赤ゲージを回復する効果を持っており、
    場合によっては回復薬グレートすら超える回復効果になるので、
    多くのハンターが重宝するアイテムである。
    • テキストに「噛めば噛むほど味わい深く顎も鍛えられる」とあり、
      現実のポークジャーキーに近いものであると考えられる。
    続編のMH4Gでは厄介な裂傷状態を即座に回復できる効果も追加されたので、
    モスジャーキーの需要は更に増したと言えよう。

MH4G

  • MH4Gではイベントクエストで得られる報酬からモスフェイクが登場。
    防御力は低いが装備することでキノコ大好きを発動できるのでモス装備としては上々な性能である。
    • キノコ大好きは次作MHXでも続投。
      モス本体の復活に併せてモスの素材で作成する5スロ装飾品も登場し、これが意外と有用な物だった。
  • MH3以降の本家シリーズにおいては一部アイテムに名前を見られるのみにとどまり、
    なかなか登場の機会に恵まれていなかった。
    MH4Gでは同じ境遇にあった同期のアプケロスが復活登場したため、
    草食種モンスターの中でモスだけがご無沙汰という状態であった。
    • が、本家プレイヤー間では元々そこまで人気がない、というか性質上嫌われる傾向にあったので、
      需要自体は小さく復活要望などは特に見られなかった。
      それどころかモスを遥かに超える底知れぬウザさからネタに事欠かないクンチュウが登場した手前、
      今となっては(過去作仕様のままで)復活したところで特に印象にも残らないとまで言われる始末であった。

MHX(X)

  • MHXでは彼のホーム(?)である森丘と共に久しぶりの復活を果たす。
    剥ぎ取れる素材などはほとんど変わっていないが、
    他のモンスター達とは別のベクトルで行動面が大幅に強化された。
  • まず、大型モンスターから攻撃されても殆どハンターに八つ当たりしなくなった
    それどころか、大型モンスターがエリアに現れたり、攻撃を受けたりすると地面に潜って逃げていく
    その後、たまに地中から現れることもあるが、大型モンスターの姿を見ると再びそそくさと地面に潜る
    彼らにもようやく危機意識が芽生えたのだろうか。
  • また生態面も強調されており、エリアにキノコの採集ポイントがあるとあからさまに反応を示し、
    オルタロスの如くそちらへと一目散に向かっていく。
    それがレアポイントである場合はブタだがネコまっしぐらと言わんばかりに突進していく
    以前はただ歩いているか、辺りの臭いを嗅いでいるか、闇雲に突進を繰り返すだけだったが、
    それに対して今作のモスはかなりリアクションが豊かで、生き物らしさが上がったと言える。
    • 妨害能力が大幅にダウンしたために以前より空気気味にはなったが、
      同時に毛嫌いされることもほぼなくなった。
      生物感も増したおかげで人によっては案外可愛らしく思える……かもしれない。
  • 更に今作ではモス愛護団体」なる組織が存在することが判明。
    しかも彼らから「モスを守るためのクエスト」が提示されるという前代未聞の展開に。
    後述するMHFの悪ノリがこっちにまで移ったのだろうか?
  • 非常に地味なことだが、少なくともMHXではいくら気絶値を加えても、眩暈を起こすことはない。
    …だから何だという話ではあるが。
    • モスの防具でもMHでは気絶無効が発動し、MHG・MHPでも気絶のスキルポイントが付く。
      シリーズを追う毎に気絶のポイントは付かなくなってしまったが、もともと気絶に強いのかも知れない。

MHWorld

  • 新大陸が舞台となるMHWorldでも登場している。
    テクスチャが変更されており、苔がやたらと疾走感溢れる感じになっている。
  • 古代樹の森、大蟻塚の荒地、更には骨だらけの狩猟地である瘴気の谷にも姿を見せる。
    たしかに菌類が豊富でキノコも見掛ける瘴気の谷は良い餌場なのかもしれないが……。
    古代樹の森では樹上エリアで姿を見掛けることもあり、少々驚くかもしれない。
    なお、本作にて彼の居るところには必ずキノコが自生しており、
    逆に言うとキノコの無い場所にモスはいない。
    苔皮などが欲しければ、キノコのあるポイントを重点的に回ろう。
    MHXシリーズに輪をかけて無害なモンスターとなっており、微笑ましさすらある……かもしれない。
    ちなみに背中の苔皮は食性によって変わるのか、登場フィールドによって背中の色が異なっている。
    • 瘴気の谷では激レア環境生物の「ゴワゴワクイナ」を背に乗せていることが極稀にある。
      その姿はモスの背中に巨大なコブが出来ているかのよう。
    • 又、今作のモスはMHXXまでとは違い、気絶させることが出来る。
      ……やはり頭の片隅に置いておくだけで十分な話だが。
    • そして2019年元日のイベントクエストにて、5頭のモスが大団長と料理長によって闘技場に放たれた、
      モスはモスでもモスのモス」というクエストが登場した。
      しかし、アステラの小さな配膳アイルーによれば、彼らは何だか変わったモスに見える、との事らしいが…?
      詳しくは当該記事を参照されたし。

MHW:I

  • マスターランクでも上位と変わらない場所に出没するが、渡りの凍て地は極寒に加えてキノコが殆ど生えていない為か出現しない。
    また、導きの地にも姿を見せることはない。
  • MHW:Iではフィールドを徘徊する小型モンスターの背に乗る事ができモスもそれに対応する、するのだが
    モスの場合は背に乗るといつもの徘徊ルートを急に外れ、何もないフィールドの地面を漁り始める。
    すると、マンドラゴラやドキドキノコといった希少なキノコを次々と見つけだす。
    さながら現実のトリュフ探しの様であり、中々の頻度で探り当てるので、
    キノコが欲しいときはモスに頼ってみるのも良いだろう。
    植生研究所で増やせば良くねってツッコミは禁句

MHF

  • MHFでは何故かモスがネタ要員として重宝されている。
  • 例えばMHFには、「モスの恩返し」なるクエストがある。
    なんでも、キノコの産地を荒らされたモスの群れが、あろうことかモス仲間のグラビモス亜種と闘技場で戦っており、
    それに同情した依頼人がモスの救援をハンターに依頼するというものである。
    クエスト自体はモス5頭が倒される前に、グラビモス亜種を狩猟すれば成功となるというもの。
    しかし、相手はなぎ払いビームを乱射するグラビモス亜種なので、
    何らかの方法で攻撃を封じなくては即座に失敗となってしまう。
    難易度の割に、報酬は猟団チケットが確定1枚など非常に寂しいことになっている。
    一応、やけに入手しづらい割りに用途がほとんどない「モスの苔皮」が基本報酬で手に入る。モス死んでるやん
    非常に貴重なクエストであるのだが、正直ありがたみが全然ない。
    • しかし、モスがキノコの恨みでグラビモス亜種に戦いを挑むとは、なんとも壮絶な話ではある。
      確かに、力の差なんてまったく省みずにハンターに八つ当たりしてくるモスであるからして、
      相手が何だろうと引く気は全く無いのだろうが、野生に生きる者としてそれはどうなんだろうか
    • ちなみに、このクエストの依頼人はキノコ収集家であるのだが、このクエストの前に、
      「モスにおいしそうなキノコを横取りされたから報復してほしい」という旨のクエストを依頼もしている。
      40頭ものモスを討伐した挙句、特産キノコを30個とってこいという内容のクエストで、
      こちらは確定報酬でモスの苔皮が1個手に入る。やっぱりありがたみはない
    • 狩人祭においては、デイリークエストに「【祭】超・毎日モス入魂!」が現れる。
      特に捻りもなく、闘技場でモスを2頭狩るだけで200魂がもらえるというお得なクエスト。
      ちなみにモスの配置については後述のクエストを彷彿とさせるものになっている。
    MHFでは、モスの苔皮が基本報酬に含まれるクエストは上記の3つのみ。
  • また後年には「機械槍耐久テスト」なるクエストで、
    65頭ものモスを一人で狩るというお題が提示されたこともある。
    フィールドには何故か直線上に配置されたモスたちがいるため、突進で纏めて虐殺できてしまう。
    道中には別のモスもいるあたり、ネタ臭しかしない。
  • 彩の滝のエリア3には横穴が存在するのだが、
    そこをくぐり抜けていくとモスがたった1匹でフゴフゴと歩き回っている
    キノコも生えていない小さな空間で何をしているのか。
  • 元々MHFにてモスがネタ要因として注目されるきっかけになったのは、
    4月1日限定で配信されたクエストの存在であろう。
    最初に配信されたクエストでは、モス4頭が討伐対象なのに破格の報酬を貰うことができた。
    受注したハンターを待ち受けていたのはなんと……。
    その後2012年4月1日には、古龍種をも上回る強さを持った超凶悪なモスが登場するクエストが配信された。
    詳しくはこちらを参照のこと。
  • MHFでHCチケットの消費が3枚から1枚になったのもこのモスのおかげ。
    かつて秘伝防具を作るために、なんどもクエストを受けなければならなかったが
    チケット消費が3枚だったころに「萌芽の樹海」でモスを4匹倒し、
    HCチケットを手に入れる方法が流行していた。
    しかしあまりに単調な作業のため、マクロを使うものが出現。
    本スレに動画がアップロードされて大騒ぎになり、MHFの運営もtwitter上で警鐘を鳴らす。
    その後この事件をきっかけにHCチケット消費は1枚となり、このクエストも廃止された。
    この問題はとても衝撃的だったようで、公式大会や運営レポートなどで何度も取り上げられている。
  • 2019年度の12thアニバーサリーでは「ときめくモス探究者【宝】」というクエストが配信された。
    こちらは闘技場にいるモスを15頭討伐することで「ときめきコイン」という
    秘刻印などと交換できる有用なアイテムを貰える非常に美味しいG緊急クエストなのだが、
    そこに登場するモスが異常にでかい
    具体的なサイズは不明なものの目視する限りでは通常の最大金冠ドスファンゴ*1と同等以上の大きさと思われ、
    初見であれば闘技場に入った瞬間度肝を抜かれることだろう。
    残念ながら2019年末でのサービス終了が決まってしまったMHF-Zではあるが、
    どうやら最後の最後までモスをネタにするスタイルは貫いていくようである。やはり愛されてる
  • これらの通り、MHFではモスが何度も(ネタ要員として)ピックアップされている。
    おそらく小型モンスターでは最もMHF運営に愛された存在なのだろう。
    同様の理由でMHFユーザーからも(ネタ的な意味で)愛されているようだ。
    ただし公式プレビューサイトやプロモーションムービーでモス自身が登場することは皆無であり、
    モスが(色んな意味で)フィーチャーされるクエストでも、
    基本的にその存在自体が隠蔽されている(だからこそネタになるのだが)事が多いため、
    アイルーやプーギー、グークなどとは異なり、まるで地下アイドルのような存在であると言える。
  • ネ実では以下のAAが用いられている。
     
           ε ⌒ヘ⌒ヽフ
          (   (  ・ω・) フゴ
           しー し─J
    
    どこかで見たことがある?気のせいです。

余談

  • モス(Moss)とは英語で「苔」という意味。
    苔が生えた姿そのままを表したネーミングである。
    英語表記はMossとSwineの造語になっている。
    Swine(スワイン)は「(文学的・専門的見解での)豚」「イノシシ属」「豚野郎」といった意味。
    因みに、「Wine」だけだとドイツ語でワインの事になる。
    • 決して某ハンバーガー店ではない。*2
      また蛾も英語でモスと呼ばれるが、綴りが『Moth』である。
    • 飛竜の方のモスは恐らく違う由来であると思われるが
      モス飛竜の方も「苔」に関して色々と由縁があり、絶妙にややっこしい。
      仔細は後述。
  • 特徴・生態の欄にもあるが、モスはブタであることがモンスターリストで明言されている。*3
    (我々が暮らす)現実世界に存在する生物と同種であるかのような記述があるのは他にはファンゴ一族ぐらいである*4
    • 現実世界の豚は糞以外の畜産物を生きたまま採取できない*5と言う点を除けば、とても優秀な家畜である。
      増えやすい・成長が早い・土地が狭くても平気・体が丈夫・肉も皮も余さず利用できる、
      雑食性で人間の残飯や汚物も食べてくれる*6などの特性から、世界中で飼養されて愛好される。
      ただしイスラーム・ユダヤなどでは宗教上の理由で豚肉を忌避したり、
      そうでなくても水を大量に要求し、他の草食系家畜と異なりその辺りの雑草などを栄養源にし辛いこと、
      また群れる性質が無いのであちこちへ連れて歩くのが難しいことから、水の乏しい乾燥地帯には向かず、
      家畜の群れを率い、生きたまま利用する遊牧民にも敬遠されるという向き不向きが極端な家畜である。
      • なお乾燥に強い品種の牛が数日に一回の給水、駱駝に至っては2週間に一度の給水で済むのに対し、
        豚は半日でも給水が絶たれると体調を崩して、最悪死に至るというデリケートさを有している。
        砂漠で生まれた宗教であるイスラームやユダヤにおいて忌み嫌われるのも無理はない性質であるが、
        モスの場合も湿潤を好む苔を背負っている関係上、湿気や水が豊富な地域を好むものと推測できる。
        体力の低さも相まって、あまり丈夫なモンスターとは言い難い。その割には血の気が多いけど。
    • 基本的にはイノシシを品種改良・家畜化したものがブタであるとされているが、
      モスについては言うまでもなく野生のモンスターである。
      未開の地であった新大陸にも生息していることから家畜が野生化したものとも考えづらい。
      MH世界ではまた違った基準でブタとイノシシの呼称を使い分けているのかもしれない。
      • そもそもイノシシ科であるブタと違ってモスはモス科に属している以上厳密には異なる種族とみなしてもいいだろう。
  • キノコ好きという設定は、現実世界のブタがトリュフ(キノコ)採りに使われていたことから付けられたものと思われる*7
    ただし現実のブタはトリュフ、つまりキノコを食べはするが特別好きというわけではない。
  • べつに言わなくてもいいことではあるが、バサルモスグラビモスとは一切関係がない。
    つまり、モス→バサルモス→グラビモスと、ポ○モンみたいに進化成長することはないしされても困る
    そもそもバサルモスやグラビモスは鉱物を中心に食べる上、飛竜種に分類されるモンスターである。
    あんな殺人光線をボンボン吐きまくる危険なモンスターの真の幼体がコイツだったなら、
    全国のハンターがモス殲滅大作戦に駆り出されるだろう。
    また、体に苔が生えているという共通点からヤマツカミやドボルベルクが進化系として挙がることがある。
    勿論ネタとしてであるが。
    • などと言っていたらなんとMH4ではバサルモスにが生えてしまった。
      生息地の違いが原因であって、モスとは一切関係ない。
      • しかしMHXXでは生息地に関わらず、
        たとえ火山であってもバサルモスには苔が生えている(生えるようになった)
        が、だからと言ってモスとは一切関係ない。
        十中八九MH4からグラフィックを流用した結果である。
    • 更に、MHF-G7には体表にが生えたグレアドモスというモンスターが登場。
      勿論モスとは一切関係ない。
      というかどちらかと言わずともバサルモスグラビモスとの近縁種である。
    • MHXXでは、いよいよこれをネタにしたと思しきクエストが登場。
      集会酒場G★4の「沼地の冒険」がそれで、内容としては獰猛化グラビモス1頭の狩猟なのだが、
      依頼主はグラビモスの狩猟をハンターへ託す一方、
      「本気になった俺の実力は…モスを狩れるんだぞ!」と言っている。
      というかMH世界に於いてもこいつらはそういう扱いなのだろうか……*8
    • MHWorldでは新たな「~モス」仲間、ベヒーモスが登場。
      当然だがあちらの方がゲームのクリーチャーとして大先輩*9であるので、
      決して混同しないようにしよう。
      さらに言えばあちらの名前の由来は神話生物であり、格が違うなんてレベルではない。
      そもそも綴りからして違うし…(ベヒーモス(Behemoth)、苔(moss))
      そして当然ながらモス→バサルモス→グラビモス→ベヒーモスへと進化もしない
      というか飛竜の方とは共演すらしていない
  • 実はプーギーと意外な関わりがある。
    豚同士…とかではなく、なんとプーギーがまだ制作される前、
    マスコットモンスターの候補としてモスの子(子モス)が上がっていたのである。
    元々ダミーで作られたその子モスは何故か担当者に気に入られ、
    何故か「これじゃいかん(笑)」と思った制作者が必死で作り直し、
    結果採用されたのがプーギーと言われている。
    採用されなかったが、子モスの試作画はハンター大全などのモス紹介欄で見ることができる。
    • このような背景があったからかMH4Gではモスそっくりになるプーギーの服ことモスのきもちが登場。
      これにより、なんと擬似的にだがモスが飼える
      4GからMHを始めた一部の人はこれがモスを知るきっかけになった人もいるかもしれない。
      勿論着ているのはあくまでプーギーなのと、
      ある程度デフォルメされているのもありモスとは違って可愛げがある。
  • MH-Rに登場するライダーの1人「レオネス」は火の都市ヴァルクスで教官も務めているが、
    彼女は教え子の新米たちをモス扱いで罵倒している
    その中の1人である新米ライダー「アン」はその罵倒に快感を覚えているらしい。
    まさかそういう方面でも豚扱いだと言うのだろうか……
    ただ、実を言うと彼女はモスが大好きなので、大切に思う気持ちの裏返しなのかもしれない。

素材

生肉
小型モンスターから剥ぎ取れる食用の生肉。
モスの肉は市場では主に「モスポーク」と呼ばれており、特に脚の部分が美味しいと評判。
しかし苔が生えている事が多いので、しっかり洗ってから調理する必要がある。
「モンスターハンターストーリーズ RIDE ON」では、屋台料理として、
「モスポークの串焼き」が存在する。とても美味しく、村人からの人気は高い。
ハンターの間では草食種のモンスターの肉は全て「生肉」と一緒くたに扱われるため、
現時点では「モスポーク」というアイテムとしての登場はない。
モスの頭
その名の通り、モスの頭。一応素材として使う事が出来るが、極めて需要が低い。
売却価格もモンスターの素材としては驚くほど安く、素材として見られていない地域も多い。
それどころか素材として扱われている地域でも持っている人は少なく、
所有者は例外なく「物好き」と言われる。
モスの苔皮
苔で覆われたモスの皮。たまにキノコまで生えている。
ひんやりとした触り心地は何とも言えない。
苔は落とさずそのまま素材として扱う。
又近年の調査で、特に強靭な個体からは「モスの厚苔皮」という分厚い皮が剥ぎ取れるようになった。
意外と剥ぎ取りが難しく、モスから得られる素材の中では最も貴重な素材。
…と言うより、モンスター図鑑を見る限りでは皮しか剥ぎ取れない。
  • 尤も、この素材を必要とする機会なんてそうそうないから然したる事では無い…
    と言いたい所だが、マカ錬金の材料や、食材「キングトリュフ」入手の為の納品物、
    そして茸好の護石Iの生産材料等、何気に有用な場面もあるので、
    頭の片隅にでも留めておくと良いかもしれない。
  • MHXでは逆鱗等と同レベルのレア度5に設定されているが、実際入手確率も逆鱗並みに低いため、
    なかなかお目に掛かることのできない素材となっている。
    尤も、これを必要とする武具や装飾品は非常に少なく、ストッパーになりにくいのが幸いか。
    しかし、MHWorldにおいては、以前よりも非常に高い確率で入手できるようになった。
    MHXXでは、モスの厚苔皮がなんと天鱗などと同じレア度9に設定されている。これがレア度9って…

関連項目

防具/モスシリーズ
アイテム/モスジャーキー - 本種の肉を使用した食べ物
モンスター/ブルファンゴ - 突進モーションがほぼ同じの小型モンスター


*1 一部のイベントに出てくるネタのような大きさのものではなくあくまで普通のクエストの最大金冠
*2 ちなみにハンバーガー店の方は「MOS」
*3 MHXXまで。MHWorldでは小型モンスターといった表現に改められている。
*4 アイルーとメラルーは「ネコに似ている」と表現されている。こちらは世界観/ネコを参照
*5 例えば豚のミルクは、乳房が多すぎる上にミルクを溜めておく乳槽が発達していないので量を搾るのが面倒極まりなく、まともに利用できない。ただ後述するようにキノコ掘りなどには使えるので、絶対に殺さないと使い道が無い訳では無い
*6 いわゆるボットン式便所には、便槽を兼ねた豚小屋に排泄物を落とし、豚の餌の一部として処理させるタイプがあった。時代が下って人々の衛生意識が高まったことにより、豚便所は姿を消していった
*7 トリュフブタ、トラッフルホッグと呼ばれる
*8 プレイヤー視点なら笑い話だが、素人が野生のブタを仕留められるのは案外バカにならない
*9 余談として、ファイナルファンタジーシリーズのベヒーモスが初登場したゲームは1988年発売の『ファイナルファンタジーII』、対して本種の初登場は2004年発売の『モンスターハンター』であり、その差は16年である。