- 種族
- 獣竜種(竜盤目 獣脚亜目 板角竜上科 バフバロ科)
- 別名
- 猛牛竜(もうぎゅうりゅう)
- 英語表記
- Banbaro
- 登場作品
- MHW:I, MHNow
目次
生態・特徴
- 新大陸古龍調査団によって確認された「渡りの凍て地」などに生息する大型の獣竜種。
非常に巨大な双角を有しており、後述の特徴も合わせ《猛牛竜》という別名でも呼ばれている。
かねてより新大陸にて生息が確認されていたケストドンやガストドンとは近縁の関係にあるが、
体格は彼らの数倍にも達し、モンスターとしての危険性は段違いに高い。
ちなみに「バフバロ」という名前はとある獣人族が用いる古い言語の音に由来し、
「渡りの凍て地」に住む獣纏族ボワボワは、バフバロを畏怖と尊敬の対象として見ているという。
- 背部を中心に豊富な白い体毛で覆われた肉体は、獣竜種の中でも重厚な部類に入る。
その外観から寒冷地での生息に特化しているように見える(実際、比較的低温の環境を好む傾向はある)が、
開閉する甲殻やその仕組みを断熱材や放熱板のように活用し、
自分で体温を調整して様々な環境下に進出する事が可能。
一般的な獣竜種と同様に前脚は非常に小さいが、後脚は逞しく侮れない突進力を支えている。
足の形はやや変則的で、中央の指が大きく発達しているため特徴的な足跡が残される。
頭部は体格に比べると小さいが、片方だけでも頭部の倍以上はある巨角が迫り出しているため、
全体的なシルエットは非常に大きく見え、威圧感がある。
鼻先は丸みを帯びているが、興奮すると普段は鼻を覆うように倒れている小さな角(鼻角)が立ち上がる。
これと同時に背面にある甲殻も展開され、やや攻撃的な様相を見せるようになる。
本種最大の特徴はやはり2本の巨角で、頭部よりも前方上方へと複雑に伸びている。
外敵に対してはこの角を存分に振るうことで、対象をテリトリーから排除しようとする。
また、この巨角を用いた猛進は特筆すべき突進力を有しており、
両角を地面に突き立てつつ進み、進路上にある岩や木々を巻き込みながらも止まることはない。
むしろ、角に引っかかった異物を用いて標的に追撃を加えることもある。
沼地でも泥土を吹き飛ばしながら猛進し、火山地帯の高温の岩に対しても怯まない。
ただし、突進することに集中しているためか突進中は外部からの刺激に弱く、
はじけクルミやハジケ結晶をぶつけることで転倒したとの証言が寄せられている。
また、突進力を生み出す後脚への攻撃も有効だとされる。
- 恵まれた巨体を有するモンスターであるが、性格は基本的に温厚な部類に入る。
これは食性が木々を食む草食であるためで、ハンターを見つけても出合い頭に襲ってくることはない。
時折木の近くで角を使って地面を掘り起こしている姿を見掛けることがあるが、
その目的は季節に関わらず安定して得られる木の根を求めているためとみられる。
また、湧き出ている温泉のそばでくつろいだり、水分を補給している姿が目撃されている。
一方で縄張り意識は高く、外敵と認めた者に対しては角を用いて積極的に排除しようとする。
怒れるバフバロは周囲に構わず突進を繰り返す為、安易な接触は危険を伴う。
その様子はまさしく別名通り暴れ猛る牛のようである。
- 「渡りの凍て地」では自らの食料である木々が生える森や雪原を中心に広範囲を歩き回るが、
雪原を住処とするブラントドスとは敵対し、縄張り争いを繰り広げることがある。
雪原に君臨する飛竜として知られるベリオロスにも果敢に挑みかかるが、
素早い身のこなしに翻弄され、一方的に痛めつけられる場面も見られる。
- 雄々しく立派に発達した角や毛皮は泰然自若にして勇猛果敢な傑物の証と称され、
それを素材とした武具は相対した者に無言の威厳を示す。
概要
- MHW:Iより新たに追加登場する大型モンスター。獣竜種に属する。
頭部に大変目立つ立派な双角を持ち、雪原を突進する様子は別名「猛牛竜」に恥じぬ姿である。
獣竜種よりも牙獣種を思わせる外観に加え、明らかに獣竜種の中では最大級の角を持つ。
それ故、ガムートと見間違える程。
- あまりにも大きい角が目立つが、体格自体もMHWに登場する獣竜種では恵まれている部類に入る。
牛らしい見た目から推測できる通り、食性は基本的に草食。
大柄な体躯に巨大な双角を持ちながら草食という慎ましさはディアブロスの前例に通ずるものがある。
性格は穏やかで、ハンターが近くをうろついていても大した反応を見せないほど。
一方で縄張り意識は強く、一旦怒りに触れると激しい排斥を受けることとなる。
特に別の大型モンスターが居る場合はすぐ臨戦態勢に突入するため、乱入されると面倒である。- 前方に大きくせり出した双角が特徴的な本種だが、実際には鼻先にも立派な角がある。
これは普段は畳まれていて怒り状態にならないと展開されないが、
展開した姿はドスガウシカというよりドスコーカサスオオカブトである。
また、体毛があるため判り辛いが背部にある甲殻も怒り時に展開される。
- 前方に大きくせり出した双角が特徴的な本種だが、実際には鼻先にも立派な角がある。
- 体毛に覆われた姿や、角で雪を掘り返して根を食べる習性から、
ガムートなどと同様いかにも寒冷地限定のモンスターと思われがちである。
しかし、実のところこのモンスター、見た目のわりに生息域が半端なく広く、
MHW:Iではなんと砂漠や火山帯を含めたすべての汎用フィールドに登場する。
- 部位破壊可能箇所は角(右左で二段階)、右後脚、左後脚、切断できる尻尾。
- プレイには全く支障は無いが、報酬画面では「両前脚破壊」と誤記されている。
属性面は、よく燃えそうなモッフモフの毛皮を持つことからさぞ火属性がよく通るのだろう…と思いきや、
第一弱点はまさかの龍属性。予想外過ぎる…。- 古龍種以外で龍属性を第一弱点とするモンスターはシリーズを通して非常に珍しく、
MHW系列では他に(希少種を除く)リオス種とイビルジョー2種、そしてラドバルキンが該当するぐらいである。
その次は雷が効くが、ここまで来ると属性に期待してはいけないレベル。
状態異常や罠なども一通り有効だが、草食なので当然罠肉は無効。
- 巨体とは裏腹に本体の剥ぎ取り回数は3回。切断した尻尾も巨大だが、剥ぎ取れる回数は1回。
MHW:I
- MHW:Iではマスターランク序盤の相手として遭遇することになる。
「渡りの凍て地」の広範囲を歩いて回るが、特に序盤から解放されているエリア群を徘徊するようだ。
食糧である木の生える森付近は雪原が広がっており、そこが主な活動範囲となる。- MHW:Iでは最速でブラントドス が出現する最初の任務探索時に遭遇することとなる。
この段階では発見しても名前は表示されないが、後述する縄張り争いは発生させられる。
MR上がりたてで装備が整っていない場面であるため、できれば活用したいところ。
- ブラントドス討伐後、再び渡りの凍て地の任務探索を行った際に出現。
このバフバロは主人公たちに襲い掛かるほど気性が荒く、補給路確保のために討伐対象となった。
なお、この任務探索/任務クエストにはベリオロスが登場する。こちらも縄張り争いが存在する。- 当該任務探索では一部エリアの道が倒木で寸断されており、通り抜けできない。
しかし、初期BCへファストトラベルを行うとエリア1~4側へと侵入できるという小技がある。
ご丁寧に専用セリフまで用意されており、開発陣もある程度織り込み済みといったところか。
探索中のイベントではバフバロがエリア4~6間の倒木を吹き飛ばすことで通行可能になるが、
上述の小技で分断されているエリア4側に行ってもバフバロに遭遇することはできない。
- 当該任務探索では一部エリアの道が倒木で寸断されており、通り抜けできない。
- MHW:Iでは最速でブラントドス が出現する最初の任務探索時に遭遇することとなる。
- 縄張り争いはブラントドスと(氷刃佩く)ベリオロス相手に行う。
- バフバロの餌場である雪原はブラントドスの縄張りでもあり、お互いに譲れない場所である。
縄張り争いの流れはボルボロスVSジュラトドス戦に準じている。
両者の実力は拮抗しているようで、お互いにダメージを与えあう引き分けとなる。
- 雪原に君臨するベリオロスおよびその特殊個体にも果敢に突進で挑むが、流石に相手が悪すぎたようで、
突進をひらりと躱された上で強引に組み付かれ、鋭い牙を突き立てられる。
そしてそのまま吹き飛ばされ、一方的にダメージを受ける惨敗に終わってしまう。
- バフバロの餌場である雪原はブラントドスの縄張りでもあり、お互いに譲れない場所である。
- 上記の通り、渡りの凍て地だけでなく様々な場所に進出する。
モンスターリストによれば6つの一般フィールド全域に出没すると記載されている。
かのハラペッコや爆弾魔を彷彿とさせる様相だが、彼等と同じく餌を探して遠出を繰り返しているのか、
はたまたかのセルレギオスの例の如く、大きな脅威から凍て地を捨て逃れて来たかは不明である。
仮に後者の理由が正しければ、幾らか原因には心当たりが有るが、果たして…?
ただし、その食性を鑑みると全てのフィールドに適応するのは正直無理がある。- というのも、特に龍結晶の地などは小型モンスターのガストドンが生息こそしているものの
自生している植物の数は決して多くはなく、大型モンスターのバフバロの腹を満たすのに
十分な量があるとは言い難い為である。
とはいえ、龍結晶の地は地脈の影響で膨大な養分を擁していることが予想され、
バフバロ達もその養分を求めてふらりと来ているのかもしれない。
なお、龍結晶の地ではエリア2の植物の根っこを掘り返して食事している姿が見られる。
- 明らかに不自然になっているのが瘴気の谷で、ここでは生態行動時に腹が減ることはない*1。
流石に死骸だらけの不毛の地では食料がなかったのか、特に何かを食べる様子もない。
一体何故この地に訪れたのだろうか?谷に落ちてそのまま帰れなくなった個体だとでも言うのだろうか。
…あるいは瘴気の谷の特性上、文字通り死に場所を求めて来た可能性も考えられるが…。
- というのも、特に龍結晶の地などは小型モンスターのガストドンが生息こそしているものの
戦闘能力
- 巨体から繰り出される肉弾技が主な攻撃手段で、特に角を用いた攻撃が多数存在している。
角による攻撃は多彩で、本種のメインウェポンといっても過言ではない。
序盤の相手ということもあって直線的な攻撃が多いが、後述するギミックによる搦め手も警戒を要する。
なお、動作は鈍重であるため、新要素であるクラッチクローを安定して使える場面は多くなっている。
…が、その分突進や角振り回し後退、叩き付けなどといった妨害行動も多いので
狙い過ぎると痛い目を見るということもしっかり教えてくれる。- ティガレックスなどと同様、戦闘する場所の環境に応じて属性やられを用いてくる。
渡りの凍て地においては、一部の攻撃で氷属性やられに陥ることもある。
- ティガレックスなどと同様、戦闘する場所の環境に応じて属性やられを用いてくる。
- 角を利用した攻撃の割合が高く、軽い頭突きや角による前方薙ぎ払い、
前方を角で三連続で払いつつ後退する行動や、頭を大きく振り上げてから勢いよく角を突き立てる攻撃もある。
始動が早い技もあるため、いくら隙が多いとはいえ無策でクラッチクローを仕掛けるのは危険。
- また、角を用いて地面を掘り返し、大岩を飛ばす行動も有している。
ブレスこそ使用しないものの、これによって遠くにいるハンター相手にも攻撃してくる。
- バフバロの最も脅威になる行動は「突進」。角を地面に突き立てながら強引に走ってくる。
本種が行う突進の特徴は、進路上にある物を巻き込みながら突進を続けること。
巻き込むものは岩や薙ぎ倒した倒木などで、その物体依存で突進の性能も大きく変動するようになっている。
いわゆるドリフト突進でもあるため、気絶させられるとハメ殺されかねない。
ただ、折り返しにはやや時間が掛かるため落ち着いて対処したいところ。- 基本的に突進に巻き込まれるのは岩。
バフバロはこれを突進の終わりに振り向きながら地面へ叩き付けることが多い。
このような叩き付けを行った地点には石の破片が設置される。
この破片はバフバロの攻撃が当たった際に弾け、周囲に飛散する設置技となっている。- また、突進を止めた勢いで岩を遠投するといった行動を取ることもある。
突進を躱して即座に反撃できるガンナーには特に刺さりやすい攻撃であるため、動向に警戒したい。
- また、突進を止めた勢いで岩を遠投するといった行動を取ることもある。
- 恐ろしいのは森のあるエリアなどで発生する倒木を巻き込んだ場合。
なんと突進の横幅が引っかかっている倒木の分も増え、一気に脅威が増す。
また、岩投げと同じ要領で木材を投げ飛ばす技も有しており、当然その分攻撃範囲も広くなる。
- 渡りの凍て地では前述の通り氷雪を巻き込むため、当たると氷属性やられを受けてしまう。
陸珊瑚の台地では水分が豊富なのか、喰らうと水属性やられを誘発する。
- 大蟻塚の荒地では沼地の泥を跳ねのけて進み、その泥が側面に撒き散らされるが、
これに触れてしまうと泥はまり状態になってしまう。場所がかなり判り辛いため注意。
- 瘴気の谷でも岩をぶつけてくるが、この岩は瘴気を纏っている。
その為、この岩に当たると瘴気やられを引き起こし、体力上限が一気に減る。
瘴気の谷や導きの地の瘴気地帯で戦う際はウチケシの実を持っていくことを推奨する。
- 龍結晶の地に現れる個体はなんと巨大な火薬岩を角に巻き込む。
しかも突進中に地面がえぐれて溶岩が溢れ出すため、
通った場所が熱ダメージが発生する地形にしばらく変化する。
最後の叩き付けも火薬岩が爆発、飛散した岩により広範囲へダメージが広がるので非常に危険。
ご多分に漏れず火属性やられにもなるので、相手するのに一番厄介なフィールドとなり得る。
火薬岩が大きくなったマスターランクのウラガンキンが同じエリアにいるとエリア中火薬岩に埋め尽くされる。
- しかし、実は最も脅威になるのは闘技場で戦う時であり、
なんと突進が常に倒木を巻き込んだものになる。
マップが広い代わりに装備が固定される闘技大会、
装備が自由な代わりにマップが狭い特殊闘技場の両方で繰り出してくるため、
前者は火力、後者は避け辛さがそれぞれ脅威と化す。
「何度か」と述べた通り一度では転ばないが、回数自体は蓄積するようなので
いずれかの弾を拾える場所ならば狙っていくといいだろう。- なお、この巻き込む岩にはボワボワが巻き込まれる場合があるようだ。
これが観察依頼として出ていたら地獄だっただろう
- 基本的に突進に巻き込まれるのは岩。
- 前述したように動きは鈍重で肉質も柔らかく、慣れたプレイヤーなら大して脅威になるモンスターではない。
しかし、こいつが真価を発揮するのは乱入時である。
無駄にデカい身体はハンターと目標モンスターを隔てる壁となり、
そして突進とフィールドによって様々な効果を持った岩で戦況を滅茶苦茶に掻き乱していく。
不動の装衣を着込んで突進を無視しようにも、ダウンしているメインターゲットを押して
ハンターから遠くに持っていってしまうという新手の妨害まで習得している。
まさに乱入して邪魔をするために作られたようなモンスターで、
しかも前述した通り渡りの凍て地だけでなくあらゆるフィールドに出現する可能性があり
普段は大人しいのに他の大型モンスターがエリア内にいる時は即座に臨戦態勢に入るという徹底ぶりである。
バフバロがいるとまともな戦いにならないのは確実なので速やかにこやし弾をぶつけたい。
まあ、中々逃げなかったり目標モンスターと一緒に逃げていったりするのだが
いっそのこと、デカい図体を利用してぶっ飛ばしの的や弾にしてしまおう。
時間に余裕があり、クリアタイムも気にしないのであれば先に始末するのも手。- バフバロの攻撃はともかく、動きを止められる咆哮は耳栓Lv3で無効化することが可能。
メインターゲットに隙を晒すことが無くなるため、これだけでも大分対処が楽になる。
- また、いわゆる2回組の場合、スリンガー弾としては粘着石を落とすため
メインターゲットのモンスターに当てることでスタンを狙う、なんてことも可能である。
間違ってバフバロに当たることを防ぐため、バフバロを追い払ってから打ち込みたいところ。
- バフバロの攻撃はともかく、動きを止められる咆哮は耳栓Lv3で無効化することが可能。
MHNow
- MHW:I登場以降はメインシリーズはおろか派生作品にもお呼びがかからず、
登場作品1作のみという寂しい状況が続いていたのだが、MHW:I発売から約4年が経過した2023年冬に転機が訪れる。
モンハン初の位置情報ゲームであるMHNowの第1弾大型アップデートにて、
告知アートにバフバロ装備の弓ハンターが写っていたのだ。
そして、新たなゲーム内告知によりMHNowへの出演が正式に決定。
バフバロ初の派生作品デビューを飾る事となった。- なお、MHST2で出番が無かった新大陸出身モンスターが今作の参戦によって
初の派生作品デビューになったという事例は多く、
ドスジャグラス、ドスギルオス、ジュラトドス、ラドバルキン、ツィツィヤック等が挙げられる。
- 同アップデートではジンオウガやベリオロスなど、
時期に合わせて寒冷地に生息するモンスターが複数追加されており、
バフバロもそうした1体として選出されたのだと考えられる。
同じ雪国出身の同期兼ライバルが恨みがましい目で見てくる
- 余談も余談だがその告知アートでは雪降る市街地の中に雄牛の銅像が鎮座しており、
それがかなり存在感を放っていたためか、バフバロ参戦の噂と共に銅像=バフバロというネタ、
ないしバフバロの参戦を示唆しているのではないかという考察も見られた。- Nianticの担当者によれば、この銅像はニョーヨーク金融街にある実在の銅像をモデルにしたものであるようだ。
- なお、MHST2で出番が無かった新大陸出身モンスターが今作の参戦によって
- 実際に相見える事が出来るのは、プレシーズンストーリーのクリア後となる。
『雪華散らす碧雷』ではスペシャルクエスト9つクリアで挑める「地を鳴らす猛突進」、
『春景裂く乱入者』と『嵐が誘う泡沫の宴』ではチャプター5緊急クエストで出現する。
登場はあのラドバルキンよりも後になっており、
ランクも★2のラドバルキンより1つ上の★3からになっている。
MHW:Iで最序盤モンスターとして遇されていた過去を鑑みるとなかなかの出世と言えよう。
骨鎚竜に猛牛竜と、重量級の獣竜種が連続するためかなり威圧感がある- ラドバルキン同様、クリアするとフィールドに湧くようになる。
全ての汎用フィールドに登場していたMHW:Iとは違い、出現エリアは森林と沼地のみとなっている。
- ラドバルキン同様、クリアするとフィールドに湧くようになる。
- 戦闘概要としては、相変わらずデカい図体と巨大な角による範囲攻撃が脅威となる。
角を突く攻撃や尻尾回転、大きく振りかぶって地面に頭突きするような攻撃は、
予備動作も分かりやすく避けやすい部類ではあるものの、当たらないと慢心していると当たりがち。
特に巨大な角によって予想以上に範囲が広くなっているため、安全策を取るなら早めの回避を心がけたい。- 震動・咆哮の両方を使ってくる点も厄介。
大振りな攻撃に付随している震動は、範囲が狭く後方に陣取っているだけで当たらないのだが、
咆哮は全範囲に判定があり獣竜種特有の予備動作がほぼないものになっているため、
知っていなければ避ける事はまず不可能。
大技を加えようとした瞬間に繰り出してくる事もあり、少々煩わしい。
また、本作の振動はガード不可なため、振動をガードしてカウンター技の起点にすることが出来ない。 - 角を使った攻撃は予備動作時に振りかぶるのだが、
この時に攻撃を当てようとするとスカッと空振りしてしまう事も多い。
特に狩猟開始時に溜め攻撃を繰り出そうとすると、高確率で角を引かれてこちらの攻撃を避けてくるので注意。 - 角を突き刺し大岩を掬い上げ、真正面に投げつけてくる攻撃も健在。
正面に居座るとかなり危険だが、今作はブシドースタイル譲りのジャスト回避があるため積極的に狙っていきたい。
- 震動・咆哮の両方を使ってくる点も厄介。
- 本種最大の特徴にして脅威である突進攻撃は健在。
無論突進時に物を巻き込む習性も相変わらずで、
通常時の場合は岩を巻き込みUターンした直後にその場で岩を叩きつけるが、
MHW:Iと違い岩は設置物と化さず叩きつけと同時にそのまま破壊される。- ただし、今作では制限時間が75秒と短い事とそもそも突進自体が後述の怒り状態移行と同時に
確定で繰り出す以外では滅多にお目にかからない技となっているので、
大多数のハンターたちの間では突進は怒り状態でしか行ってこない行動と認識されてしまっている程である。
- ただし、今作では制限時間が75秒と短い事とそもそも突進自体が後述の怒り状態移行と同時に
- 戦闘中盤で強制的に怒り状態へ移行し、直後に突進を確定で行ってくるのだが、
注意すべきは今作では怒り状態時だとフィールドに関わらず巻き込む物があの悪名高き倒木になっている。
当然、倒木によって横に異常な程当たり判定が広くなり、
2回往復してからの締めに倒木を投げつけてくる仕様も同じとなっている。- 本作は納刀や緊急回避がオミットされ、モンスターを軸にハンターが周囲を回るゲームシステムなため
横回避を続けても倒木の範囲外に逃げることは困難。
この突進攻撃が来たら予め距離を大幅に取るか、若しくは被弾するリスクを背負ってのジャスト回避を狙う他ない。
特に近接武器にとっては攻撃を付け入る隙が無くそのまま時間切れになり、
ガンナーであっても横への異常な程の広さで攻撃を食らってしまう事態も起こり得る。
- その上、突進攻撃事態はメインシリーズ同様長々と行う。
同時に実装されたラドバルキンは回転攻撃に温情が加えられているというのに、
こちらには何の変更も加わっていない。
75秒という短い制限時間の中で突進攻撃が奪う時間はかなり大きな物となるため、
本作における突進攻撃はメインシリーズ以上にハンターにとって悪魔となるのである。
- 後脚を部位破壊するとダウンさせられ、肉質も弱特対象になる程柔らかくなる上、
片方でも部位破壊しておくと突進開始後すぐに転倒しダウンすることがあるので、
剣士は頭部より後脚を狙った方が狩猟が楽になるかも知れない。
- 本作は納刀や緊急回避がオミットされ、モンスターを軸にハンターが周囲を回るゲームシステムなため
- 一方で、上記のような行動に対する調整の為か体力がかなり低く設定されており、
推定では何と全大型モンスター中最低値となっている。
同じく、体力が低く設定されているボルボロスは高レベルになると泥を纏っている事で肉質が硬くなってしまうが、
本種は常時柔らかい頭と部位破壊によって後脚が弱点部位となるので、
攻撃を果敢に与え続け、部位破壊と怯みを誘発し続ければ、ハメ殺しのようにスムーズに狩猟する事も可能。
厄介な突進攻撃をされて何も出来なくなるか、あるいはバフバロに何もさせずに終わらせるか…という、
特にハンターの立ち回りの巧さや経験が色濃く出るモンスターになっていると言えるだろう。
(主に剣士で)こちらが手を出せない攻撃を多く使ってくる高体力の亜種モンスターたちにも見習ってほしいものであるやはりと言うべきか、今作最強と名高い貫通矢の黒弓と非常に相性が良い。
初手の岩飛ばしは横回避でスルー、角叩きつけは振動範囲外に居座ってスルー、
突進は無敵のSPスキルでカバーといった具合。
岩や倒木にヒットしてもダメージは通り、角目掛けて溜め3連打をするだけであっさり討伐できる。
本種の低い体力に低確率ながら竜玉のかけらが入手できる角の部位破壊を2回もできる為、
慣れたハンターからはドスジャグラスに代わる周回対象として乱獲されている。- 恒常モンスターのため、バフバロは2024年4月実装のモンスタートラッカーで指定可能である。
高ランク個体を楽に周回し、竜玉のかけら獲得に貢献できることだろう。
- かつて、バフバロが繰り出す岩と倒木のオブジェクトに状態異常値が蓄積されるというバグが存在していた。
半年もの間そのままだったが、2024年6月のver.77にてようやく修正された。- この修正の副作用かは定かではないが、岩と倒木の投擲速度が僅かに低下した。
岩飛ばしが最も判りやすく、クルルヤックの岩と同じスピードだったものが
大きさに見合った速度になっている。
だがこれによって、修正前の感覚で挑むと確実にジャスト回避に失敗してしまう。
回避タイミングを少々遅くするよう心掛けよう。
- この修正の副作用かは定かではないが、岩と倒木の投擲速度が僅かに低下した。
武具
雄々しく立派な毛皮は、泰然自若
にして勇猛果敢な傑物たる証。
- ベータテスト版などで武具が確認されていた。
ただし、この時の性能は製品版とは異なっていたことが分かっている。
- 武器は大剣、太刀、双剣、ハンマー、ガンランス、スラッシュアックス、ライトボウガン、弓の8種類と何気に多い。
ガンランスのみ一発生産に対応しており、
固有の見た目はなく、大剣以外は骨の汎用デザインにバフバロ素材で加工したものとなる。
高めの攻撃力で、スロットLv4が1つあり、属性解放で氷属性を得るのが共通した特徴。
近接武器は斬れ味が悪く、ほとんどは匠でも青が伸びるのみとなっているが、
双剣だけは匠Lv1から白ゲージが現れる。
- 防具「EXバフバロシリーズ」は日本人のイメージする「ドワーフ」がモチーフとなっている。
豊富な毛皮と特徴的な角を取り入れた見た目であり、落ち着いた見た目もあって暖かそうな印象を受ける。
人によってはミルウッド騎士シリーズ、と言えば通じるかもしれない。男性用の胴なら梟でも
ただし、女性装備は太腿がむちむち大きく露出しており、雪原にいると大分寒そうに見えてしまう。- スキルはキノコ大好きや早食いに体力増強など、生存性に長けるスキル群が用意されている。
またメイル、アーム、コイルにはMRの新スキル「攻めの守勢」が付いており、
総合的に武器や胴の解説文にある「泰然自若」を表すかのような構成になっている。
その一方で頭に真逆の意味を持つ逆恨みがあるのはどういうことなのだろうか
なお、ベータテスト版では別のスキルが発動していた。 - 耐属性面では氷>水の順に耐性がある一方、雷に若干のマイナス耐性を有する。
火属性にも案の定弱いようだが、意外にも龍属性に対する耐性が最も低くなっている。 - ドワーフっぽい種族はMH4で登場している。
だがバフバロと違い、地域に根付いた文化を持っている。
新大陸には当分来なさそうなので残念ながら比較は出来そうにない。 - 男性用は前述の豊富な毛皮も合わさって、ガムートシリーズのようにゴツく大柄に見える。
- スキルはキノコ大好きや早食いに体力増強など、生存性に長けるスキル群が用意されている。
- オトモ装備は「EXバフバロネコα」。
武器の「EXバフバロネコドールα」は名前通りテトルーの人形。
見た目は普通の人形だが素材に角を使う打撃武器である。性能は可もなく不可もなくといったところ。
防具は「バフバロネコフードα」と「バフバロネコスーツα」。
防寒性は抜群らしく、ダッフルネコシリーズよりも更にモコモコな暖かそうな防具。
それはもうふわっふわのもっふもふでありオトモ防具の中でもトップクラスの可愛さ。
瞬く間にハンター達のハートを鷲掴みにした。
またそのシルエットから「アビスに潜ってそう」と考えるハンターも少なからず存在する。
余談
- その目立つ角と体毛から、巷では「ドスガウシカ」と呼ぶ人も見受けられる。
ドスポポことガムートとの力関係が気にならずにはいられない
なお、ガウシカはMHWには登場せず、バフバロ発表時もPVなどにその姿は映っていなかったが、
2019年のE3試遊版にてしれっと渡りの凍て地に登場し、復活が確定したという経緯がある。
- 名前の由来はスペイン語で野蛮を意味する「バルバロ」と闘牛の英語バッファローから。
- 名前の元ネタの判明以前から、「猛牛」という別名、名前の語感から、
バッファローが由来ではないかと推察する人も多くいた。
一方で見た目や生態という観点ではドボルベルクの方がバッファローに近く、
バフバロはどちらかというと山羊やジャコウウシ、ヘラジカ、カリブー等を合わせた様な姿をしている。
- また、名前の響きが某モビルアーマーと類似していることもネタにされやすい。「バフ・バロだぞ!」
- 名前の元ネタの判明以前から、「猛牛」という別名、名前の語感から、
- 明らかに獣寄りな見た目でありながら龍属性が最大弱点というギャップや、
どこにでも出没する点、闘技場の地面から倒木を無尽蔵に掘り出したりする点から、
冗談交じりで実は古龍種なのでは…?と言われる事も。
実際のところ闘技場の地中が謎空間になっているのは今に始まった事ではないのだが
- どう見ても寒冷地のモンスターでありながらどのフィールドにも登場するという特徴を持ち、
乱入時には邪魔になる行動ばかりする上に武器も防具も一線級とは遠く、素材の使い道も少ないということで
やはりと言うべきかプレイヤーからはおおむね不評。
Riseに登場していれば乱入がメリットになりうることもあったのだが…- 特に問題になるのが装飾品救済のイベントクエストである「鳴神上狼、荒事を成す」に高頻度で乱入すること。
ただでさえ戦いづらい古代樹の森で狩猟もへったくれもない三つ巴の乱闘が始まることも珍しくない。
- 公式の配信にて、乱入して暴れ回るバフバロに対し辻本Pが発した
「もぉ~、バフバロ邪魔やわ~」という悲痛なセリフは有名。
素直に共感する声もあるが、邪魔だと分かっているなら何故出した、
今からでも調整しないのかという否定的な意見も少なからずある。
- 一方で外伝作品であるMHNowでは
その低い体力と部位破壊の多さのおかげで竜玉のかけらを集めるのに最も効率がよく、装備も中々に有用なものが多い。
そのため、上級者ハンターたちの間では本家シリーズの評判とは真逆の大人気のモンスターと化している。
- 特に問題になるのが装飾品救済のイベントクエストである「鳴神上狼、荒事を成す」に高頻度で乱入すること。
- 天鱗、天殻や固有の玉石の様なレア素材は無い様で、大竜玉があてがわれている。
大物揃いの獣竜種でこの仕様は結構珍しく、
他に竜玉を持つ獣竜はボルボロスとラドバルキンしかいない。
揃って縄張り争いで難儀する方である。
素材
- 狂走エキス
- 強走薬の素材となるモンスター由来のエキス。
木々などを薙ぎ払い、縦横無尽に駆け回るバフバロの驚異的な持久力の源なのだろう。
- 猛牛竜の重殻
- バフバロの重圧な甲殻。茶褐色のゴツゴツとした甲殻で、後ろ脚を中心に発達しているのが見て取れる。
武器から防具まで幅広く活用される、汎用性の高い素材。
MHNowでは下位素材と思われる「猛牛竜の甲殻」および良質な素材である「猛牛竜の良質な甲殻」が手に入る。
- 猛牛竜の重甲
- バフバロの重圧な背甲。白い毛皮に覆われていて目立ちにくいが、首から上半身を中心に発達していると思われる。
こちらも汎用性が高く、幅広い用途に使われている。
MHNowでは下位素材と思われる「猛牛竜の背甲」が手に入る。- 重甲は目立たない一方、新大陸においては毛皮それ自体を素材としては入手できなかった。
武具に使われていた毛皮は甲殻や背甲の周辺に生えていたものごと剥ぎ取られていたのだろうか。 - ちなみに、背甲は両脚を部位破壊した際にも入手できる。背甲とは
- 重甲は目立たない一方、新大陸においては毛皮それ自体を素材としては入手できなかった。
- 猛牛竜の靭尾
- バフバロの強靭な尻尾。甲殻と毛皮に覆われた巨大な尻尾で、その強靭な材質から防具に主に利用される。
MHNowでは下位素材と思われる「猛牛竜の尻尾」が手に入る。
- 猛牛竜の巨大な角
- バフバロのトレードマークとも言える、特徴的な頭部の角。両角の部位破壊で入手しやすい。
ディアブロス以上に太く大きく発達した赤褐色の双角であり、
湾曲し正面へ伸びた先端部分が幅広くそり返った、いわば「へら」のような形状となっている。
その堅固な材質から、主に武器の加工素材として用いられる。
導きの地に生息する個体のものは「古強者の巨大な角」と呼ばれ、
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の巨大な角」と呼ばれる。- その堅牢さは描写される限りでもモンスター全体でトップクラスであり、
突進中に引っ掛けた倒木や積雪、土砂を巻き込んでもなお折れず、部位破壊が起きても先端が少し欠ける程度。
バフバロ同士のぶつかり合いなど凄まじい負荷がかかる条件下でもなければ、根元から折れる事はないだろう。
- その堅牢さは描写される限りでもモンスター全体でトップクラスであり、
- 猛牛竜の毛皮
- バフバロから入手できる白い毛皮。
MHNowで追加された固有素材で、装備生産など幅広い用途に使われる。
関連項目
モンスター/イビルジョー - 同様に広域に出現する獣竜種
モンスター/アンジャナフ亜種 - 同上。
モンスター/ドボルベルク - 同様に草食の獣竜種。巨大な両角を持つ事も共通するほか比較的近縁な種とされる。
モンスター/ブラントドス - 渡りの凍て地でのライバル
モンスター/ケストドン - ゲーム上では別種だが、生物分類学上では近縁。
モンスター/ガストドン - 同上。