にじさんじ語録集/ゲーム・楽曲名関連/は行

Last-modified: 2024-04-26 (金) 00:43:05

8番出口(はちばんでぐち)

当wiki内まとめページ
KOTAKE CREATE制作のホラーゲーム。
無限に続く地下通路で「通路に異変がなければそのまま進む」「通路に異変があればすぐに引き返す」というルールのもと、8番出口を見つけて外への脱出を目指す。通路に起こる「異変」はいかにもホラゲーらしくてわかりやすいものから、サイゼリヤの間違い探しのような妙に細かいものまで様々。
2023年11月末にリリースされると、翌12月に入った途端にじさんじライバーによる配信が爆発的に増加。ホラゲーに分類されるゲームではあるものの、いわゆるジャンプスケア的なものは少なめで、ホラゲーがあまり得意でないライバーやリスナーでも比較的配信・視聴がしやすいというのも特徴的。この点は、本作の前に流行っていたジャンプスケア系の極地とも言えるホラゲー『DON'T SCREAM』と好対照である。作品の評判を受けて『エスカレーター』をはじめとしたフォロワータイトルも登場している。2024年4月17日にはNintendo Switchへの移植が発表され即日配信開始された。
配信的にはだいたい1時間もあればクリアできるボリューム感もポイントだが、ライバーによってはルールをあらぬ方向に解釈したり通路をずっと駆け抜けていってしまうなどして妙に沼ってしまうケースもあり、そのうち「廊下(通路)が長い」「扉が小さい」などの存在しない異変を幻視するようになってしまうこともあるとかないとか。また、延々と続く地下通路の中で同じく向こうから延々と歩いてくるおじさんを心の拠り所にし始めるライバーもチラホラ見られた。

バニーガーデン

2024年4月にqureateからリリースされた「心が清らかなお紳士様向けの恋愛ADV」。Steam(PC版)のほか、なんとSwitchにもリリースされている。
qureateはいわゆる美少女ゲームに特化したメーカーであり、にじさんじでも『プリズンプリンセス』や『廃深』などのタイトルを配信するライバーがいたが、本作はリリース直後より配信でのプレイも多く、女の子とのコミュニケーションを楽しんだり、資金を稼ごうとギャンブルに没頭する様が見られる。中には、作中の女の子たちに同期や知り合いのライバーを重ねて見てしまうライバーもいたとかいないとか。
また、本作の流行の副次的効果として「(サムネに使ってもらうためなどの理由で)ライバーのバニー衣装のファンアートが増えた」という噂が……。女性ライバーが唐突にバニー姿のファンアートをねだる投稿をしていたら本作をプレイする前兆である。
なお、公式サイトには「ASMRパートの動画配信は禁止」との記載があるが、にじさんじライバーの配信に関しては「ASMRパートは切り抜き禁止と明示した上で配信OK」となっているようである。ASMRパートを聞いて悶えるライバーの姿は、配信やアーカイブでお楽しみください。

薔薇と椿(ばら - つばき)

公式サイト(原作), Switch版紹介サイト
NIGORO製作のアクション&アドベンチャーゲーム。華族の淑女たちが「おビンタ」で争う「ビンタアクションゲーム」。本作の歴史は古く、2007年にFlashゲームとして公開され、2020年3月にスマートフォン版がリリースされていたが、2023年9月にNintendo Switch版『薔薇と椿 ~お豪華絢爛版~』が発売されるとにじさんじ内での配信が増えた。
かつて華族の栄えた時代を舞台としており、ストーリー内のセリフは、名詞にやたらと「お」が付けられる(「おビンタ」など)、「だうしてくれやうかしら」といった旧仮名遣ひ*1を多用する、といった独特なものになっている。また、あからさまに『ストII』モチーフなコンティニュー画面を始めとして非常にパロディネタが豊富。あまりに豊富すぎてネタのすべてを拾えるライバーがいないほど。
配信では『お豪華絢爛版』が用いられることがほとんどであるが、Switchゆえに操作方法が「Joy-Conを持ってビンタのように振り回す」というものになっているため、配信は1~2時間程度に収まることが多く、翌日に筋肉痛を訴えるライバーが続出している。

ぱんぞう屋( - や)

公式サイト(ハイパー)
パンダのような姿をした宇宙警察の「ぱんぞう」を中心とした子供向けブラウザゲーム集を提供している老舗サイト。現在はオリジナルのサイトは閉鎖され*2、ぱんぞう屋ハイパーが運営されている。管理人はつるおかけんじ氏。
サイト開設から実に20年以上を数えており、数知れぬ小学生達を自宅や学校のパソコン室で熱中させてきた。
可愛い絵柄でゲーム内容もシンプルながら難易度が高めのゲームが多い。現在はゲームの発表当時から家庭用PCのスペックが劇的に向上しているため、想定以上のゲームスピードとなっているゲームもある。
ただし2020年現在「Adobe Flash」すら過去のものになりつつある中、更に過去のものである「Adobe Shockwave」で多くのゲームが動いているため、現行のブラウザやプラグインでは機能しないものも多い。そのため一部はHTML5版があったり、専用ブラウザでプレイできるなどの措置も行われている。
にじさんじでは思い入れのあるゲームとしてジョー・力一がMinecraft以来のゲーム配信でこちらを選んだ。こちらメインのコラボ配信も何度も行っており「助手席システム」ということで弄ってもらい続ける、またはコラボ相手と交互にプレイして弄り合うスタイルを取っている。ピンボール形式で景品となる飴を親父からむしり取る「スペースボール」が特に人気。20周年記念サイトでは歴史コーナーに力一の名が刻まれた

ファンタシースターオンライン2(PHANTASY STAR ONLINE 2)

公式サイト
セガが運営しているオンラインRPG。通称「PSO2」。
元となる『ファンタシースター』シリーズはSF的な世界を舞台としたRPG作品群で、30年以上の歴史があるロングセラータイトル。
初代PSOは2000年に発売された国産オンラインゲームの先駆け的存在。2012年にローンチされた本作はオンライン版最新作にあたる。
鷹宮リオンPSO2に人生を破壊されたと語っている
元々海夜叉神神田笑一らがプレイしていたが、2021年6月に大幅なリニューアルが施された「ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス」が公開されたことでにじさんじ内でもプレイヤー数が増加している。

ブラッドボーン(Bloodborne)

フロム・ソフトウェア、SIE JAPANスタジオ共同開発のアクションRPG。略称「ブラボ」。
ビクトリア朝時代のイギリス*3をモデルに、「狼男・吸血鬼」をはじめとしたゴシックホラー要素、「クトゥルフ神話」に因むコズミックホラー要素を加えた独特の世界観の中、「血の医療」の街「ヤーナム」を訪れた記憶喪失の主人公を操り、過去を探る唯一の手掛かりとなる自筆の走り書き「青ざめた血」の謎を追う。
いわゆる「フロムゲー」「死にゲー」と呼ばれるジャンルであり、何度も死にながら少しづつ攻略を進めていくゲーム。
参考:当wikiのブラッドボーンまとめ

フリージア/Uru

Uruの3作目のシングル楽曲。TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(第2期)の後期エンディングテーマ曲。
ガンダムシリーズにおける「仲間たちの絆」をしっとりとした声で歌い上げられた名曲…なのだが、ネット上では諸般の事情から何かとネタとして扱われることが多い。
にじさんじにおいては、町田ちまなど歌声に定評のあるライバーがこの楽曲を歌唱している。とくにちまは通常歌唱の評価も高い一方で、「にじさんじD(ダジャレ)-1グランプリ」にて審査員の爆笑と優勝を勝ち取った「ダジャレージア」を筆頭に、ルー語Ver.フリージア、円周率フリージア、スパチャージアなど、狂気の発想で生まれた数々の替え歌を作り出している。遂にはフリージアだけ延々歌い続ける耐久枠を深夜の思い付きで開始し、8時間かけて計100ループ(うち最終20週は1番のみ)を完走した。

ブルーアーカイブ

当wiki内まとめページ
NEXON Gamesが開発、日本ではYostarが運営する、2021年にリリースされたアプリゲーム。
プレイヤーは数多の学園で構成される巨大学園都市キヴォトスに赴任した「先生」として、キヴォトスに暮らす「生徒」たちにまつわる様々なエピソードに関わることになる。

にじさんじでは2022年後半ごろから卯月コウましろなどのライバーが継続的に配信でプレイしており、その後アンジュ・カトリーナ栞葉るりなどもプレイし始め、いずれも(様々な意味で)好評を博す。そして、2024年に入り本作が3周年を迎えたあたりから、更にライバーによる配信が増加傾向にある。
配信では笑いあり涙ありのストーリーを楽しみながらも、一癖も二癖もある生徒たちにライバーの性癖が暴露されるケースが多い。また、にじさんじアプリに追加されたアイテム機能を使ってオリジナルのヘイローを付けて配信するライバーも見られる。

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク

公式サイト
当wiki内まとめページ
セガ、Colorful Palette共同開発の、iOS, Android向けリズムゲーム+アドベンチャーゲーム。通称「プロセカ」。
セガが手掛けてきた『初音ミク Project DIVA』シリーズの延長線上に位置する。共同開発元のColorful Paletteは『バンドリ!』のリズムゲーム『ガールズバンドパーティ!』(ガルパ)を開発したCraft Eggの子会社で、本作のためのスタジオとして設立されたという経緯を持つ。
リズムゲームとしては様々なボカロ曲や、ボカロPとして知られるクリエイター陣による書き下ろし楽曲を、初心者から超上級者までが様々な難易度で楽しめる。また、アドベンチャーゲームとしてはオリジナルキャラクター達と、初音ミクらバーチャル・シンガー達によるストーリーが繰り広げられる。

体験版アプリの配信開始に伴い、屈指の難易度を誇る「ヒバナ -Reloaded-」に挑戦するキャンペーン企画に音ゲーマーとして知られる社築が起用された。また、初の公式大会『RAGEプロジェクトセカイ 2020 Winter powered by AQUOS』の本戦では社築が解説として招かれ(発表時の本人のコメント)、以降の公式大会でも解説を任され続けている。
他には、エリー・コニファーDEEMO等での経験を活かし、高難易度曲に挑戦。『RAGE PARTY 2021 powered by SHARP』の「プロセカエキシビションチームマッチ」では、社築と共にチーム社軍団のメンバーとして出場もしている。

本作の配信を行うにじさんじライバーも国内外を問わずボカロ・音ゲー好きを中心に増加を続けており、2023年1月にはプロセカ公認大会「にじプロセカ大会 2023 Winter」が開催されている。

ポケットモンスターシリーズ

公式サイト
当wiki内まとめページ
鬼才・田尻智氏率いるゲームフリークの…と言うよりも、もはや日本を代表するビデオゲームの一つ。通称「ポケモン」。
ふしぎないきもの「ポケットモンスター」を捕まえ育成してバトルするという、RPGに収集要素を取り入れている点が特徴的。1996年2月の第1作『ポケットモンスター 赤・緑』以来現在まで数多くのシリーズタイトルを重ねて世界的ヒットを記録し、様々なジャンルの派生タイトルが展開されるほか、アニメや実写映画なども制作されるなど、国内外問わず幅広い年層にまで認知されている。
メインシリーズは子供向けながら、大人でもクリアの難しい「バトルフロンティア」と呼ばれる超高難易度施設も存在し、対戦ツールとしても非常に人気がある。

20年以上も続くシリーズタイトルであるため既プレイのリスナーから有力な情報が集められる利点がある一方で、モンスターの性格や個体値などの「厳選」について意見がヒートアップしやすいという難点も抱えている。また、ポケモントレーナーである主人公やライバル、捕まえたモンスターに「ニックネームをつける」というシステムがあり、ライバーがどんな名前を付けるかも見所の一つ。対人戦では「Let's Go! ピカチュウ/イーブイ」の配信者が集った天開司主催のピカV杯でも多くのライバーがエントリーし、それに向けての準備や特訓、また本戦で大いに盛り上がった。

にじさんじにおいても、かねてよりポケモン有識者は数多く、好きなポケモンを挙げたり「頭脳明晰容姿端麗ポケモンマスター」など、会話にポケモンを織り交ぜてくる例も少なくない。実際にゲームをプレイする実況配信も人気があり、2019年初頭からは「Let's Go! ピカチュウ」「Let's Go! イーブイ」のプレイ配信も盛んになっていた。2019年中期以降は「プラチナ」「オメガルビー」「X」「ウルトラムーン」など、DS~3DS世代の作品の配信も盛んに行われている。
その勢いはとどまるところを知らず、2019年11月に発売された第八世代となる「ソード」「シールド」では、発売前からプレイを宣言しているライバーがなんと50名前後おり、同作による天開司主催の大会「剣盾にじさんじ杯」には34名が参加というとんでもない盛り上がりをみせた。
以降、派生タイトルやリメイク作品も多数リリースされ、そのたびに配信も行われている。そして、2022年11月にはついに第九世代となる新作「スカーレット」「バイオレット」が発売。発売月の時点ですでに国内外のにじさんじライバー70名以上が配信でプレイしている。

ポケモンユナイト

ポケモン社*4と中国の天美工作室群(TiMi Studios)が共同で制作したMOBA*5
フィールド上にいる野生ポケモンを攻撃して捕まえ獲得したエナジーを相手チームのゴール(タワー)にシュートすると自チームのポイントになり、ゲーム終了時により多くのポイントを獲得したチームの勝利となる。
『League of Legends』(LOL)などに代表される一般的なMOBAと比べると、レーンが上下の2つだけだったり、ミニオンがいなかったり、試合中の装備の購入という概念がなかったり、制限時間10分で決着が付いたり……と、MOBA初心者にも遊びやすいように簡易化されている部分が各所にあるが、それでもなお奥の深いゲーム性は健在。
2021年6月に行われたネットワークテストの時点ですでにポケモン好き・MOBA好きライバーの配信も多く、7月の正式リリース日にはにじさんじライバーによる対戦会も開かれるなど盛り上がりを見せた。同年9月には参加ライバー40名8チームによるカジュアル大会「にじさんじポケユナ大会」も開催されている。また、元にじさんじネットワークのふぇありすが上位ランカーとして積極的に配信・情報発信を行っている。

Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)

ポケモン社とSELECT BUTTONが共同で開発し、2023年7月にリリースされたスマホアプリ。アプリを起動したスマホを枕元に置いて眠ると、睡眠時の状態を情報収集して分析してくれる。
しっかりとした睡眠を取ると「ねむけパワー」が大きくなり、集まってきたポケモンの寝顔を調査して図鑑を作る、というポケモン要素もしっかりある。
アプリの性質上配信でプレイされることは流石にないが、アプリに記録された睡眠情報などをTwitterに投稿するライバーは多い。のだが、どうにも睡眠時間が少なかったり睡眠が浅かったりするケースがまま見られ、リスナーに健康状態を心配されたりしている。

ポーカーチェイス

当wiki内まとめページ
C-betが開発・運営するオンラインポーカーゲーム。2021年8月17日にオープンベータテスト開始、8月31日に正式サービス開始。
最大6人で競うバトルロイヤル形式、各プレイヤーごとに配られる2枚の手札と全プレイヤーが使える最大5枚の「コミュニティ・カード」を使って役を作る「テキサス・ホールデム」ルールを採用しているのが特徴。
当初からVTuberを起用したプロモーションを展開しており、サービス開始直前の2021年8月24日に、葛葉社築花畑チャイカドーラによる告知番組「にじさんじポカチェ部」が放送された。これを機ににじさんじ内でもプレイするライバーが広がり、2022年と2023年の正月三が日にはエクス・アルビオが主催*6する「NIJISANJI NEW YEAR CUP OF POKER」が開催された。
にじさんじ外でも、2022年5月17日にはにじさんじに縁深い天開司と、以前からテキサス・ホールデムを得意としていた因幡はねるの共催で「つかねるポーカー杯」が開催。にじさんじからは樋口楓文野環でびでび・でびるレイン・パターソンが出場した。


*1 若干インチキなものも混じっている。本文で引用されている「だうして」はその一例(正しくは現代仮名遣いと同じ『どうして』)。
*2 かつては小学館のサイトに居を構えており、ゲームの他にデジコミ(Web漫画)もメインコンテンツであった。また、個人制作の範疇に留まらずNHKアニメ化、商業ゲーム化、単行本出版、更には食品メーカーのマルハ(現マルハニチロ)とのコラボも果たしている。
*3 イギリスそのもの、という設定では無い
*4 ここで言う『ポケモン社』とは、ポケモンシリーズの共同開発元である任天堂、ゲームフリーク、クリーチャーズが合弁で設立した「株式会社ポケモン」を指す。
*5 「Multiplayer Online Battle Arena」を略したもので、個性の分かれたキャラを選択し強化しつつ相手本拠地の破壊を目指す三人称リアルタイムストラテジー。LOLなどに代表されるゲームジャンルであり、TiMi Studiosは『Arena of Valor』というMOBAの開発元としても知られている。
*6 2023年大会は成瀬鳴も加わる。