◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【シガキ・サイゼン】 ◆殺◆
登場エピソード
「この衝動と義手だけは真実だ。俺はこのトーフヤ襲撃で鬼になろう。俺のテッコで全てを叩き壊してやる」
人物
- 非ニンジャ。サカイエサン・トーフ社工場の元従業員。
- 働きながらプロの墨絵師を目指し研鑽を続けていたが、トーフプレス機で右手を失った事で、彼の人生は狂い始めた。
- なお、トーフプレス機は忍殺世界の架空設定ではなく、実在する。
- 会社に労災補償で利き腕の代わりに与えられた武骨な戦闘用サイバー義手「テッコ」は全く力の加減ができず、それが原因で職を失った上に莫大な賠償金を背負わされる。
- さらに「テッコ」は墨絵のような繊細作業に向いていない上に、ネオサイタマ特有の重金属酸性雨に弱く、維持に金がかさむという悪夢めいた代物であった。
- 無人スシバーでの一言「マグ…いや、タマゴだ」は、マケグミの悲哀を表した実際使いたい名言。
- どちらも百円であり、上記はコイン投入後の発言であり、値段で悩んだわけではない。量や栄養で悩んだが、単に一皿のスシも良く考えて注文せねばならないということであろう。
- 理不尽に生活を奪われ、サツバツとした世界に足を踏み入れていく際の葛藤はニンジャスレイヤー=フジキドのそれと重なる部分も大きい。
- 台湾版書籍では「志垣・最善」と表記されている。
- 後に発表されたニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ特別編:キャラ名の漢字表記まとめでは「志垣 斎禅」表記になっている。
- 第一回人気投票でも高い支持を得て5位にランクイン。最初期のエピソード登場キャラだが、未だに非ニンジャの一般人としては異例の人気を誇る。
- 非ニンジャの脇役でありながら書籍版第1巻の登場人物名鑑に登場している。
- アニメイシヨンでの担当声優は東地宏樹=サン。アニメにゲーム、吹き替えと多岐にわたる活躍をしているベテランである。
- 頼れる兄貴キャラを演じることが多い氏だからこそ、妙に情けない「アイエエエ!」の叫びは一聴の価値あり。
外見
- 年齢は三十がらみ。髪はカール気味。キリストのようにやつれた顔に鉛色に濁った目。
- 色褪せたケブラー・トレンチコートを羽織り、「ブッダが大好き」と書かれた墨だらけの薄汚いTシャツを着ている。
- 右手の「テッコ」は普段、トレンチコートの袖の中に隠れているようだ。
- アニメイシヨンでは生身の腕よりも二周り以上は太い、シオマネキじみた異形の姿となっており、一目で墨絵を始めとする精密動作が不可能だと見てとれる。
ワザ
テクノカラテ
- 薬物と極限状態、そしてサイバネティック義手の力によって引き起こされたケミストリー反応によって開眼した彼の用いるカラテ。
- このカラテに開眼した彼は非ニンジャの一般人であるにも関わらず、Y-10型のクローンヤクザを遥かに上回る戦闘能力を獲得していた。
ストーリー中での活躍
- ソウカイヤの工作に巻き込まれ、ビホルダーの扇動と薬物で怒りを燃やしたシガキはサカイエサン・トーフ工場襲撃に参加。そこで開眼したテクノカラテによって大立ち回りを演じる。
- サカイエ家の人間をぶちのめし、大トロ粉末や札束を手に入れたシガキだが、そのワザマエに目を付けたビホルダーに操られニンジャスレイヤーと戦うことに。
- 不意を突きニンジャスレイヤーを一撃で壁へ吹き飛ばしたものの、ナラク状態になったニンジャスレイヤーの相手にはならず窓から投げ落とされる。
- 幸か不幸か、爆風で煽られた工場の垂れ幕に落下中に包まれたおかげで、シガキは墜落しても即死はしなかった。しかし、体は軽くないダメージを負い、手に入れた大トロ粉末や札束は全て風に巻き上げられてしまった。
- 原作ではテッコは無事だが、アニメイシヨンではテッコすらニンジャスレイヤーに破壊されてしまった。ショッギョ・ムッジョ!
- 地に仰向けに倒れ、ニンジャのイクサという暗く躍動的なモチーフを見上げるシガキ。彼のその後の生死は不明である。
- 第1部終盤で彼と思われる人物がジェノサイドと会話しているが、本人であったか明言はされず、その後は不明である。
- アニメイシヨンでは最終話のラストシーンにて、ジェノサイドと共に登場した。
- 以前と同型のテッコを付けているのが確認できる。新調したのだろか。
- 以前と同型のテッコを付けているのが確認できる。新調したのだろか。
- アニメイシヨンでは最終話のラストシーンにて、ジェノサイドと共に登場した。
- ザ・ヴァーティゴ=サンへのインタビューから転じて、正体不明の人物に対してとりあえずなんかすげえ強くなったシガキ・サイゼンが成り代わっているのではないかと疑うというネタが存在する。ただしこれはあくまで与太話の類なので、使い所にはくれぐれも注意だ。
一言コメント
- シヨンでカットインした墨絵のごとく、後に本当に隻腕の墨絵師になれたといいなぁ -- 2019-10-29 (火) 19:34:03
- あのまま野垂れ死んでたりネヴァーダイズの混乱さえ生き延びてれば四部時代のサイバネならもはや普通の腕レベルで運用出来そうだよね -- 2019-10-29 (火) 22:13:06
- ↑2 ニンジャスレイヤーのテーマがあるなら「人間は、不条理があっても、もがきながら生きていくほかない」だと思うのですよ。 -- 2020-06-10 (水) 09:39:32
- 途中投稿失礼。だから、シガキ=サン、ランペイジ=サン、あるいはフジキド、フジオ、その他大勢の登場人物が突然望まぬ力や災難に見舞われて、それはそれとして前に進もうとする様を繰り返し描いていると思うのです。 -- 2020-06-10 (水) 09:44:24
- その…アマルガム=サンって… -- 2020-12-14 (月) 00:03:53
- 実際ネゴシエイター=サンとは別人ではあるが・・、それは無いと思いたい。 -- 2020-12-14 (月) 05:59:09
- このエピソードに一度だけの登場とか勿体ないよな -- 2022-12-01 (木) 09:57:59
- ヤクザ天狗=サン、ガンドー=サンに並ぶモータルの強者。更に言うと前二者のようなワザマエもない。それが不意打ちとはいえニンジャスレイヤー=サンに有効打を与えられたのは、彼のテッコは銃弾と同じく忍者耐久力で防げない武装だったのだろうか?なんにせよ作中屈指のキンボシオオキイだ! -- 2023-06-06 (火) 13:36:38
- リアルのエンジンもスターター紐があるタイプはバッテリーを必要としない、旧型とはいえ軍用ならではの信頼性重点かも知れない。戦闘中に何度も停止しては再始動出来てるのも最初から閉所でカラテを発揮する為に開発されたんだろう。物理書籍版紹介イラストではFalloutのパワーフィストみたいに拳部分が大柄で、これでは筆が上手く掴めないのも納得だ・・・。 -- 2023-12-11 (月) 18:48:50
- 現実ではボクサーのパンチですら時速30㎞超える程度の速度でしかないことを考えると、時速200㎞のピストン運動は実際コワイ!おまけに速いだけでなく、戦闘用の合金であることを考えると拳よりも硬度や重量は高いはずなので、そのエナジーは通常のパンチの100倍くらいあってもおかしくない -- 2024-01-14 (日) 19:11:14