ニンジャスレイヤー

Last-modified: 2021-10-08 (金) 07:44:14

◆忍◆ ニンジャ名鑑#01 【ニンジャスレイヤー】 ◆殺◆
妻子を殺され、自らも致命傷を負ったサラリマン「ケンジ・フジキド」が正体不明のニンジャソウルを取り込み地獄の淵から蘇生した。
人間離れした身体能力と全てのニンジャへの激しい憎悪が、彼の強さの源だ。


初めに◆重点な◆

  • この項目では、「第1部から第3部における主役=ニンジャスレイヤー」である「フジキド・ケンジ」について説明しています。
  • 「ニンジャスレイヤー」の共通点は、ナラク・ニンジャというニンジャソウルが憑依していることです。詳細は当該項目へ。

ネタバレ注意

  • ニンジャスレイヤーがフジキドからマスラダに入れ替わった経緯を知りたい方は、「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」をお読みください。
  • 「ニンジャスレイヤー=ナラクが憑依した存在」は上記の二人以外にも存在します(キルジマ・タカユキなど)。
    • この点についての詳細はナラクの項目を参照してください。ただし、特に第3部の重大なネタバレに触れていますのでご注意ください。


登場エピソード

  • 主役につき、他のキャラクターが重点されるエピソードでない限り基本的に登場している。

参考までに:彼が『登場しない』エピソード(第1部~第3部)

ヤモト・コキ主役回

ダークニンジャ主役回

ヤクザ天狗主役回

ストライダー主役回

ジェノサイド主役回

サヴァイヴァー・ドージョー関係

タカギ・ガンドー主役回

サークル・シマナガシ関係

ユカノエーリアス・ディクタスシルバーキー)主役回

敵対組織関係

鷲の翼編

その他単発エピソード

 

「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
「ニンジャ殺すべし。慈悲はない」


人物

本作の主人公。本名フジキド・ケンジ
元々は中流サラリマンとして妻フユコ、長男トチノキと共に暮らしてきたが、ある年のクリスマスイヴにその運命は一変。ニンジャ同士の抗争に巻き込まれた彼は致命傷を負い、妻子を目前で殺害された。
だがその時、正体不明のニンジャソウル「ナラク・ニンジャ」がフジキドに憑依。全ニンジャの抹殺を掲げるナラクによって、フジキドはニンジャを殺すニンジャ「ニンジャスレイヤー」として蘇った。
妻子の仇として、全ての悪しきニンジャとニンジャスレイヤーは戦い続ける。


性格・信念

すべてを失ったがゆえか或いは元々の性分なのか、性格的には「ストイックな堅物」の部類に属する。言葉遣いも堅苦しく、時代がかった言い回しを好んで使う。ただし、親しい人間には時折冗談を漏らす。義理人情にも厚い。一方、邪悪な人物や宿敵に対してはモータル・ニンジャの別なく慈悲のない暴力を行使し、そのために自身がどれだけの傷やハードワークを負うことになっても意にも介さない。また、舌戦を含め彼らの尊厳を踏みにじることに対してもなんら呵責を覚えず、むしろ戦術の枠を越えて私情で行っている節さえ見受けられる。
一言で言えば「冷徹な復讐者」であるが、その心情及び信条は物語が進むにつれ様々な変遷をたどる。

 

誕生当初はナラクの暴走によりこの世全てのニンジャに対して無差別に殺意を振りまき、モータルの命すら顧みずにいたが、フジキドの本心としては家族の仇であるソウカイヤに与するニンジャ以外を殺すことに躊躇を覚えていた。
そんな折、ドラゴン・ゲンドーソーユカノに救われたことで全てのニンジャが邪悪ではないと知るも、自らとナラクが抱えるニンジャへの怒りや憎悪は抑えきれずにいた。
そして、様々なニンジャの暴虐やニンジャソウル憑依者の変貌をソウカイヤとの戦いの中で見ていったフジキドは、ニンジャとは「為ればいずれ人間性を失う者」「簡単に非道を働ける者」という認識を持つようになり、どんなニンジャに対しても基本的には心を許さないスタンスをとっていく。

 

しかしながら、自らの憎悪のまま相手が「ニンジャだから」というだけの理由で問答無用の殺戮をすることは、自身が忌避する「人間性を失ったニンジャ」そのものの所業であるともフジキドは考えており、何より、感傷に揺れる人間らしい心を彼は失ってはいない。
そのため、ソウカイヤと無関係の少女ニンジャ、ヤモト・コキを見極めたうえで殺さないと決断したり、悪に堕ちた師匠の忘れ形見を葛藤ののち一度は見逃すこともあった。
その後、ニンジャソウル憑依者となっても暴力衝動や狂気に屈さず人間性を失っていない者たちとの出会いや、内なるナラクとの対話・制御を経たことで、ナラクの憎悪に流されることなく自らの意思で殺すべきニンジャを見極め、人々に理不尽な暴虐をもたらす全ての悪しきニンジャのみを殺すことがニンジャとなった自分に与えられた宿命だと考えるようになる。
さらには「強者に蹂躙される弱者」という構図に何度も直面したことで、ニンジャに限らず、理不尽な抑圧や他者の命をいたずらに弄んで省みぬ者たちの無自覚な悪意に対する怒りも内包するようになる。

 

悪しきニンジャに対しては徹底的に無慈悲だが、相手ニンジャが殺害対象たりえるかの判断は全て自分の基準で行うため、たとえ完全に善良だと言い切れないニンジャが相手でもフジキドが「この相手は今は殺さなくてもよい」と思ってしまえばその場では殺害対象にはならない。逆に、フジキドが「この相手は殺すべきだ」と思えば殺害対象になってしまう。
とは言え、フジキドは人を一方的に虐げる者が発する邪悪な殺気を感じ取れるため、殺気を隠せないサンシタ相手であれば殺すべきか否かを即座に判断できる。敵対者が使役する戦闘員やニンジャの非道な陰謀に積極的に加担する者に対しては、例えモータルでも容赦はしない。
また、ニンジャとの戦闘中やむを得ず民間人を巻き込んだり、自らの目に入り手が届く範囲外の人命救助は諦めることもある。

 

表にはほとんど出さないが、フジキドは復讐者としての己の身勝手な在り方に苦悩し、何度も自問自答を続けている。ある時、敵ニンジャにその在り方を糾弾された際には、無意識にカラテが鈍ってしまうほどには葛藤を抱え込んでいる。
後に第3部でとある「修行」を行い、「誰に何を言われようが、自分の行動で生まれる結果は善きにせよ悪しきにせよ全て受け入れていく」という答えを見出し、己のエゴを鍛え直した。

 

フジキド自身は、こういった感傷に揺れる心(人間性)こそが自分をニンジャの邪悪性から守る最後の拠り所であり、自身が人間性を失った時こそがセプクをする時だと考えている。
そんな彼の周囲にはやがて仲間が集まっていく。その中にはニンジャである者も少なくない。彼らと共にいる時は、被害が及ばぬようにフジキドは無意識にナラクを抑え込んでいる。
とはいえ、基本的には彼らと一定の距離を置いており、例え自らに友好的な人物であっても万一の時には即座にスレイする覚悟を固めている。

 

また、フジキドは己がアンダーグラウンドな存在、社会の外にある利己的な復讐鬼であると考えており、それゆえ「社会の問題」に対し、当事者として関わろうとはしていない(関わる資格はないと考えていた)。
しかし、第3部の敵組織であるアマクダリネオサイタマ政府に密接に食い込んでおり、アマクダリと戦うことがネオサイタマ市民の運命に大きく影響を与えうる状況になってしまう。
そんな彼が己のスタンスを捨ててアマクダリに戦いを挑んだのは、第3部での戦いを通し、自身もネオサイタマの生きた住人で自我ある当事者であり、それゆえ選択と決断からは逃れえない、という事実と向き合ったためである。
死者も同然の社会外の存在であるという己の立場をやめ、ネオサイタマの市民として己が属する世界を歪めるアマクダリの非道に怒り、これまで同様、誰のためでもなく、結果ネオサイタマが滅びようとも関係なく、ただエゴのままに戦うことを選んだ。

 

なお、フジキドは、殺したニンジャの名前を全て記憶している。


外見

それは赤黒のニンジャだった。赤黒の!

  • ニンジャ装束の色は赤黒。「ほとんど」だそうなので、ウキヨエを描かれる方はご留意重点。
  • 黒い髪に、鋭く虚無的な黒い目をしている。書籍版の設定画においても、光の無い"死んだ目"としてデザインされている。しかし憎悪や怒りなどの精神状態の昂ぶりや、己の中のナラクの作用により、時折目が赤黒く輝く。
  • 精悍な顔つきと描写される。街中でホストの勧誘に声をかけられるなど、作中世界においても容貌は良い方であるようだ(ただし、「ホスト・スカウトは誰にでも声をかける」との情報も)。
    • いまだサラリマン時代の習慣が抜けず、ヒゲが伸びれば剃り、髪もある程度の長さに保つようにしている。
  • また作中でたびたび「背の高い男」と描写される。ニンジャスレイヤープラス身長一覧表によると身長181cm。
  • 作品舞台はサイバネ技術が普遍化しており、彼の敵対者のみならず協力者にもサイバネ置換者が少なからずいるが、彼自身は全身一か所たりともサイバネ化していない。
  • ナラクと深い合一を果たしたことにより、瞳が戦闘中は赤い(または赤黒い)光を放ち、通常時においても虹彩は終生赤いままとなった。
  • マスターマインドらとのイクサ中、ニンジャ頭巾が破れた状態でナラク状態になった際は髪が白色に変化した。
  • これはナラクと深い合一を果たしたからなのか、それとも以前からナラク状態の際には頭巾の下で髪が白くなっていたのかは不明。

「ドーモ、イチロー・モリタです」


風評

ソウカイヤ、ザイバツ、アマクダリといった悪のニンジャ組織にとっては存在そのものがひとつの災厄であり、「ネオサイタマの死神」「ニンジャ殺しのニンジャ」、ソウカイヤ壊滅後は「ベイン・オブ・ソウカイヤ」とも称される。

 

第3部の時点で、フリーランスや直接関係していないニンジャの間では、『かつてネオサイタマを牛耳っていたソウカイヤと事を構え、ヘマをしでかしてほとぼりを冷ましにキョートへ逃げ、その後、ソウカイヤを滅ぼしたザイバツも消滅した頃に、これ幸いと再び闇社会へ戻ってきて、ニンジャ殺しを再開した狂人』と思われているらしく、都市伝説めいた通り魔的存在として認識されているらしい。

  • これはアマクダリによる情報操作の結果であり、ラオモト・カン殺害はフジキドではなくザイバツの仕業ということにされている。

その他

  • 決め台詞は「ニンジャ、殺すべし」。そしてWasshoi!
    • 前者は、Tokyo Otaku Modeで公開されている英語版原作によると「Ninja shall perish!」。ちなみに、アニメイシヨン24話では同名の曲「ニンジャ・シャル・ペリッシュ」(「ナラク・ウィズイン」のアレンジメント版)が使用された。
  • 一人称は「私」もしくは「俺」、たまに「己」も使する。ナラク化時は「儂」。二人称は「オヌシ」。
     
  • 普段はマルノウチ・スゴイタカイビルを縄張りとしており、屋上のシャチホコ・ガーゴイルの上で佇んで周囲のニンジャの気配を探っている。
    • マルノウチビルは妻子の墓標の代わりである。頻繁に殺害したニンジャの生首を持ち去り、ビル屋上のシャチホコ・ガーゴイルの口に詰め込んでいるのは、亡き妻子へ手向けるセンコ(線香)である。
  • 今までにスレイしたニンジャの一覧はこちら
  • 「イチロー・モリタ」という偽名を使って一般人に変装し、街で情報収集を行っている。なお、この名前を聞いた人間はすぐに偽名と看破することが多い。
  • 活動資金は敵から奪った金品やナンシー・リーのハッキングによる電子入金の他に、解約した各種保険や貯蓄が主となっている。
     
  • 学校はソザワ・ハイスクール出身。担任教諭のマイヤマ=サン曰く「実直で真面目な少年だった」とのこと。
  • 両親は既に他界している。

「ズルッ!ズルズルッ!ズルズルッ!」


不明な点への考察等

フジキドは目を開けた。長い格納を抜け、サラリマン時代に戻り、ネタバレの世話になっているのかと。

  • 妻子の名以外のサラリマン時代のプロフィールは不明な点が多い。
    • 最初の上司にして恩人が副係長なので、平社員の可能性もあるが、彼を追い抜いている可能性も一応ある。
    • 年齢については、この役職に関する憶測とトチノキの享年(5歳)から二十代後半~三十代前半とする推測が多い。
    • 後述の弁舌の達者さから職種は営業だったのではないかという憶測もある。
  • 「無理をすればクリスマスには贅沢が出来る」レベルの生活水準から、今でいう中流家庭だろうと推測される。
    • 家族と向かったセルフ・テンプラレストラン「ダイコクチョ」は中所得者向けである。
    • 中所得者向けがたまの贅沢……ということではあるが、将来に備えての貯蓄もしていたので妥当なところであろう。
  • 「フジキド家の最後の男」と呼ばれていることから、婿入りで姓が変わったのでなければ、兄弟などの親族も既にないものと推測される。

設定

  • 「SLAYER」は「死を引き起こす者」を意味する単語。つまり「NINJA SLAYER」はそのまま「ニンジャを殺す者」という意味となる。
  • オーディオドラマアニメイシヨンでの担当声優は森川智之=サン。各種アニメ・ゲームを始め、トム・クルーズ=サンやユアン・マクレガー=サンなどの吹き替えで活躍するお方である。過去に自身の代表主演作『宇宙の騎士テッカマンブレード』のヒサツ・ワザのシャウトでマイク2本をスレイした逸話を持つ声量で「ジゴクめいた声」を表現している。
  • 物理書籍版PVでは「藤木戸 研二」の漢字表記が確認できる。ただし台湾版の物理書籍では「藤木戸 健二」表記であり、この時点では統一された公式の漢字表記は存在していなかったと思われる。

ワザ・ジツ

ナラク化を別とした場合、他の多数のニンジャに見られるユニーク・ジツの類は持たず、接近戦ではチョップやケリ・キック、ジュー・ジツといったベーシックなカラテや暗黒武術「チャドー」、遠距離の相手とはスリケン投擲で戦う質実剛健な戦闘スタイルをとる。
ネオサイタマ電脳IRC空間のキャラクター紹介によると、戦闘時のジツ:カラテ比率は0:10程度とのこと。

 

「ノー・カラテ、ノー・ニンジャ」の戦闘哲学が根付く作品の主役だけあって、その類稀なる身体能力の高さと、圧倒的とも評される攻守いずれもハイレベルでバランスの取れたカラテのワザマエはそれだけで脅威。
一対一でニンジャスレイヤーとまともに戦えるのは極めて少数の手練れのみで、並程度の力しか持たないニンジャでは複数で囲んだとしても傷を負わせるのがやっとというありさま。
敵から武器を奪ったりその場にあるものを武器に転用することも多く、乗り物の運転も難なくこなす。
戦略・戦術眼もヤバイ級で、とっさの場面でも的確過ぎる状況判断が可能。加えて、殆どの大物ニンジャについての知識を有するナラク・ニンジャのアドバイスもあり、初見殺しのジツが少なくない本作にあって大きな優位性を獲得している。

 

無論、主人公の宿命として苦戦する場面もあるが、大抵は連戦による疲労や怪我のダメージが蓄積していたり、精神的に動揺していたり、多対一だったり、もしくは相応の実力者を相手にした場合と、苦戦要因がしっかり整っている(?)場合がほとんど。
一方で距離を置いた戦闘ではスリケンを用いた攻撃手段しか持たず、そのためフロストバイトは「射撃戦に弱い」と見立てたが、それはあくまでもフロストバイト視点からの相対的な話に過ぎない。ツヨイ・スリケンやヘルタツマキといった強力なワザを有しており、そもそも並のニンジャ相手ならば悠々と射撃を掻い潜って攻撃してくる。
何度か毒を受けたこともあるが、チャドー呼吸による自浄能力があるため、むしろ他のニンジャよりは耐性があると言えよう。

 

加えて口喧嘩にも実際ヤバイ級のワザマエを持ち、敵ニンジャとの戦闘前の舌戦で精神的優位に立つこともしばしば。相手の態度や長所・経歴などを逆手に取った皮肉、ハイクと近代医学を交えたポエットな比喩まで幅広く使いこなす。
ニンジャそのものを否定する存在ゆえか、その舌鋒はニンジャとしての秩序を説く相手には別格の切れを見せる。サンシタならば強烈な憎悪を受けて戦意を喪失することも。
実際、ファフニール曰く「言葉の投げ合いもカラテ」であり、精神を揺るがせば肉体の集中が削がれ、敗北に至るという。
誰が言い出したか、ついたあだ名が「バトウ・ジツ」「ドクゼツ・ジツ」。巧みな舌鋒もまた、ニンジャスレイヤーの戦いを支える立派な戦術の一つなのである。


使用アイテム

悪夢の具現!禍々しい書体で「忍」「殺」の二文字が彫られたメンポ!

◆武器◆

名称機能・性能
スリケンニンジャの飛び道具としては一般的なもの。
その投擲速度は時速200キロを超えるらしい。
血液から生成することも可能。
ドウグ社製マキビシ江戸時代には使用が禁止されていた非人道兵器。
地面にばら撒くことで強力な敵に対し有利に働いたり、敵を足止めする効果を持つ。
現地調達はできない工業品。
聖なるヌンチャク第2部中盤にて入手した「真なる三神器」の一つ。詳細後述
ヌンチャク第3部中盤にてマスターヴォーパルから借り受けたのを契機に再びヌンチャクを使い始めた。
彼のカラテをもってすれば通常のヌンチャクでも銃弾の雨を弾き返し、敵ニンジャの武器・防具を打ち砕く強力な武器となる。
ただしニンジャのイクサに耐えられずよく壊れるので、連戦の際は壊れた個所を修復しながら使用している。
ドウグ社製ヌンチャク第3部終盤にてアガメムノンのデン・ジツ対策のために用意された。
一方がドリームランド埋立地地中深くより掘り出された産業レリック鋼を、もう一方がフジ樹海の変性した黒檀を素材にしており、それをナノカーボンの鎖で繋いでいる。
  • 無論、上記以外の武器をその場に応じた状況判断で用いるケースもある。
    • ブラックドラゴン戦では、ドラム缶からUNIXアクションゲームのアイテムめいて出てきたヤリを用いている。
    • フォレスト・サワタリ戦で見せた武器の投げ返し合いや、ニーズヘグ戦でのヘビ・ケン逆利用など、時には敵の武器を利用した立ち回りも見せる。
    • 暗殺野球勝負では、ルールに則ってバットを用い、打ち返したボールで敵を返り討ちにした。
    • ただし、妻子の命を奪った武器であるカタナは意図的に使用を忌避しているらしい。

◆防具◆

  • ニンジャ装束
    上述の通り赤黒の装束。作品内では珍しい、極めて忍者らしい拵えで、描写されることは少ないが頭巾もワンセットになっている。
    • 身に纏う物なので防具の項に入れたが、いかなナラクが血液から生成したものとはいえ、布であることに変わりはないらしく、これ自体が何らかの防御効果・特殊効果を持っているわけではない。
    • 物語序盤、まだフジキドが自分の意思で装束の生成ができなかった時期は、自作のものを用意し、それに着替えるシーンがあった。
  • 忍殺メンポ
    鼻から下を覆う一般的な鋼鉄製覆面。恐怖を煽る字体で「忍」「殺」のカンジが彫金されている。
    • ナラクの炎から生成されたもの、自身で作ったもの、ドウグ社製のものが確認されている。
    • ナラクの影響を強く受ける部位のようで、ナラクの力が解放されるとたびたびジゴクめいた形状に変形し、硫黄の息や蒸気が吐き出される。
  • ブレーサー
    篭手。これもナラクの炎から生成されたものと自作したものの2種類あるが、後により性能の良いドウグ社製のものに変えた。
  • ドウグ社製ブレーサー
    第2部中盤で新調された強靭な合金製の篭手。ヤワな武器では文字通り歯が立たない。出っ張りに敵の刃を絡める「十手」めいた使い方も可能。
    • 第3部終盤にて、ドリームランド埋立地地中深くより掘り出された産業レリック鋼を素材にした新たなブレーサーが製作された。
  • レガース
    脚甲。目立たないが一応存在している。ナラクの炎から生成されたもの、自身で作ったものの2種類が確認されるが、ドウグ社に製造を依頼しているかは不明。
  • 宇宙服
    トコシマ区データ博物館より盗み出した宇宙服。元は灰色だったが、後に赤黒にペイントされ、頭部に「忍」「殺」とショドーされた。
    背中にフックロープを収納する機構が備わっており、掃除機のコードめいてワイヤーが吸い込まれる。

◆道具◆

名称機能・性能
ドウグ社製巻き上げ機構付きフックロープ様々な局面で多用されるフック付きロープ。
実際便利であり、何度もフジキドの命を救ってきた。
ロープ部は特殊カーボンナノチューブ製で、電気や刃を通さない。
巻き上げ機構は腰のポーチ内に入っている。
原作者による初期スケッチはこちら(要ニンジャスレイヤープラス購読)。
強化マルチタッパースシや現場で回収した遺留品など、様々なものを容れて持ち運ぶ。
オマモリ・タリスマンニンジャ装束の下、首から下げているオマモリ袋。
自室から持ち出したくしゃくしゃの家族の写真が数枚入っている。
他にも、解毒アンプルや銀の鍵などの大事な品をしまうのに使っているようだ。
イチロー・モリタ変装セット正体を隠し身分を偽るために使う、コートとハンチング帽の変装セット。
どこからともなく取り出し、一瞬で着替えるという見事なハヤキガエ・ジツをたびたび披露している。
ニンジャ・ピル薬草やマグロ粉末など様々なものを混ぜて作ったらしい丸薬。
解毒用や気付け用などがあり、もっぱらモータルに対して使う。
懐のキンチャク袋に常備。
ニンジャ花火相手の気を逸らすために用いる花火。
ネズミ花火めいたもの、ヘビ花火めいたもの、ケミカルな色の煙を放つものの三種類が確認されている。
暗黒非合法システムネオサイタマのネットワーク上に「ニンジャ」という単語が流れる瞬間を常時監視する他、マッポやヤクザのネットワークの一部からキナ臭い案件やニンジャ情報を傍受する、複数台のUNIXによって構成されたシステムの総称。
マッポ無線も傍受でき、大都会に生きる暗黒非合法探偵の目となり耳となるデバイスである。
ヤクザ天狗の立ち回り方にインスパイアされたのかもしれない。
ドウグ社製IRCボウガンネットワーク端末の仕込まれたIRCボルトを発射する黒鉄のボウガン。
ボルトを対象に打ち込むことで限定的なハッキングを遂行でき、ずば抜けたハッカー能力を持たぬフジキドであっても若干の力技に出られる。
名刺「ニンジャスレイヤー」とだけ書かれた他には何の情報も無い、黒いカード。
ニンジャスレイヤーの血が染み込ませてあり、自らのソウル痕跡を辿る発信機となる。

 

◆乗り物◆

  • 乗り物はほぼ敵ニンジャからの鹵獲品。ニンジャの乗機に相応しく高性能であるためか、長期間使い続けていることが多い。しかし、熾烈なイクサの中で別の第三者に借りパクされたり、撃墜されて完全に喪失することもしばしば。次なる愛機を強奪される(する)ニンジャは一体、誰か。
  • 特派員シリーズなどで車などを使ったケースもあるが、それらは潜入捜査のためにレンタルした車両であるため、記載から除外している。
名称機能・性能
アイアンオトメ高度UNIX制御が可能な1200CC(第3部では1330CC→1350CCに改善)ヘルヒキャク社製最新式インテリジェント・モーターサイクル。
バジリスクの乗り物だったものを強奪した。
優れたAIを有し、自動走行も可能。他の乗り物と違ってカラーリングは黒鋼色
やはりというか「忍」「殺」のペイントが施してあった。
サーフボード何の変哲も無い波乗り板だが、ニンジャ身体能力を駆使すれば推進装置無しでも海上を疾駆する乗り物と化す。
セスナやはりというか敵ニンジャが使用していたのを奪って入手。
機体を赤黒に染め、両翼にそれぞれ「忍」「殺」と金字が入った黒い太陽のペイントを施している。実際痛々しい禍々しい。
登場回数こそ少ないが、速度、高度共に旅客機に追いつけるだけのスペックを有している。
スノーモービル常人には到底乗りこなせないレベルの出力を持った(ふざけた)赤黒いスノーモービル。
その車体の前面には当然のごとく「忍」「殺」の文字が刻まれている。
スキーセット一見、何の変哲も無いスキー板とストックだが、鋼鉄製の特注エッジでマシンガンの弾丸を弾いたり、ハイデッカーの軍勢を断首殺できる。
見事なストック捌きでパラレルターンを決めていた辺り、スキーヤーとしてのワザマエも一流のようだ。

「……そこまで狂ってはいない」

名称機能・性能
ミサイルそもそも乗り物じゃない……が、搭乗回数はセスナやスノーモービルに匹敵する

ニンジャスレイヤーが披露したワザの一部

太古の暗殺術「チャドー」の構え!なればそこから繰り出されるのは……

◆カラテ◆

  • チョップ
    忍殺世界における「カラテ」の基本技にて骨子。ニンジャスレイヤーのそれは肉をもそぎ落とす。
  • ポン・パンチ
    腰を沈めたタメの予備動作から踏み込んで放たれるパンチ。相手が怯んだ時に繰り出すことが多い。ポンは"クラッシュ"の意で、つまりは形意拳の「崩拳(ポンチュアン)」。
  • ポムポム・パンチ
    斜め上45度に繰り出す対空迎撃カラテ。カワイイなアトモスフィアを感じさせる名だが、イギリス海軍で実際に使用されていた対空砲・ポムポム砲に由来する。
  • マネキネコパンチ
    マネキネコめいた型で放たれるパンチか。ショートレンジのカラテ攻防で効果を発揮する。
  • 低空ジャンプパンチ
    アイサツ後の急襲など、イクサで先手を取るのにこれを多用する。
  • ローリングソバット
    伝説のカラテ技。回転してひねりを加えた後ろ回し蹴り。
  • メイアルーアジコンパッソ
    カポエイラの技。決め技として使われることも多い。
  • アルマーダ・マテーロ
    同じくカポエイラの技。
  • ボディチェック
    暗黒カラテ技。強烈な踏み込みから放たれる、肩から背中にかけてを用いた体当たり。八極拳の「鉄山靠」だろうか。
  • ダーカイ掌打
    大きく踏み込みながらの掌底。八極拳の「打開」。
  • パウンド
    マウントポジションになって顔面を連続で殴打する、いわゆるグラウンドパンチ。
  • ブリッジ
    多くのニンジャが使用する回避動作。
  • ドラゴン・ウシロ・アシ
    ドラゴン・ニンジャ・クランに伝わる伝説のカラテ技。空中から腰を捻って叩き込む痛烈な後ろ回し蹴り。
  • ドラゴン・クロウ・ツメ
    短い踏み込みから相手の心臓めがけてヤリめいた素手のチョップを突き出す技。ニンジャスレイヤーは多くの場合相手の心臓を掴み出して握りつぶす。ハートキャッチ(物理)
  • ドラゴン・ノボル・ケリ
    ドラゴン・ニンジャ・クランに伝わる伝説のカラテ技。ブレイクダンスめいた動きで回避をしつつ相手を螺旋状に蹴り上げる攻防一体の足技。

ジュー・ジツ

相手の攻撃をいなす技術の他に組み技や打撃技、あげくプロレス技やスリケン・ジツまでも含まれる。

  • アラバマオトシ
    上空で羽交い絞めにし、諸共に落下して相手の脳天を地面に叩きつける。実際飯綱落とし。
    決め技として使用されることも多い。フーリンカザンを駆使し閉鎖空間内で天井を蹴って加速度UPしたり、上空落下中の高高度で使用することで必殺度倍点……なのだが、高いワザマエの持ち主には耐えられたり、外されたり、逆に使われたりするケースもある。
  • アルゼンチン・バックブリーカー
    相手を仰向けに肩に乗せ、そのまま自分の首を支点として相手の背中を弓なりに反らせて背骨を痛めつける技。
    プロレス技のはずだが作中では立派なジュー・ジツである。
  • カマキリケン
    跳躍後、敵頭上付近で宙返りしながら二連続の逆さ蹴りを繰り出す、ジュー・ジツの高難度アーツ。ミョルニール相手に使用。
  • カマキリ・トビゲリ
    跳躍後、斜め上から側面回転しながら蹴りかかる暗黒カラテ技。ニーズヘグ戦で奇襲攻撃に用いた。
  • サマーソルトキック
    伝説の暗黒カラテ技。ニンジャの首を撥ねるほどの破壊力を誇る。
    ワイバーン相手に使った、某待ち軍人めいて膝立ち姿勢でカラテ蓄積を行い、跳躍力と回転力をおよそ三倍にして二度の蹴りを叩き込む、エクストラ・サマーソルト・キックというバリエーションもある。
  • ツヨイ・スリケン
    後述。ジュー・ジツなのにスリケンナンデ!?
  • ネックカット・ナゲ
    跳び上がって両足首で相手の首を挟み、そのまま空中で自らの身体をスイングさせて相手を放り投げるワザ。
  • パイルドライバー
    ジュー・ジツの禁じ手。上下逆さまの状態で持ち上げた相手を小跳躍の後、杭打機めいて脳天を地面に叩きつけ粉砕するワザ。
    我々の世界におけるプロレスのパイルドライバーとほぼ同じである。コンクリートや岩盤上などで決めれば殺傷力倍点。
  • パワーボム
    ジュー・ジツの禁じ手。相手の体を肩で担ぎ上げた状態から尻餅めいて腰を落とすと同時に地面に背面から叩きつける大技。
    我々の世界におけるプロレスのパワーボムとほぼ同じである。

チャドー

カツ・ワンソーが編み出した暗殺拳の体系。ドラゴン・ニンジャ・クランにも伝わっており、フジキドも学んだ。使用の際には体力と精神力を著しく消費する。
開祖であるドラゴン・ニンジャは集合無意識領域「サンクチュアリ・オブ・ドラゴン」にチャドー暗殺拳を秘匿しており、クランの者達はチャドー呼吸を極めた末に精神をこの領域へとダイヴすることでチャドー暗殺拳を己のものにするとされる。この神秘体験は無意識のうちに行われ容易に忘れ去られてしまうので、一連の体験を記憶として自覚するには、さらに高度な修行を必要とする。
フジキドのチャドーはこの領域に自由に入るまでには未だ至っていない。

  • チャドー呼吸
    「スゥーッ!ハァーッ!」と特殊な呼吸を行うことによってニンジャ回復力をさらに高め、カラテの生産量を増やしたり解毒したりする。自らのセイシンテキを強く保つ際にも使われる。体力・精神力の消費はないようだ。
  • タツマキケン
    きりもみ状に回転しながら両脚をカマのように振り、敵の首を狩る血も涙もない暗殺技。両脚の代わりに両腕を使う変則タイプもある。
  • アラシノケン
    回転した状態から、軸足へ蹴り、脇腹へ拳、跳びながら肩へ肘、さらに上昇しながら側頭部に蹴りと、一瞬で四度の打撃を放つ禍々しい技。四撃をほぼ同時に叩き込むことができた場合は4ヶ所のカラテ衝撃が増幅共鳴し、敵の肉体を内部からグズグズに破壊してしまう。
  • グレーター・ウケミ
    物理的ダメージや熱エネルギーをタタミへと逃がすチャドーの奥義。ジュー・ジツでは無いようだ。Twitter版では「ウケミ」だったが、書籍化に伴い変更された。
  • サツキ・ジキツキ
    「サツキ」と「ジキツキ」という対のカラテからなる表裏一体のチャドー奥義。
    • サツキ
      ジキツキの対となるチャドー奥義。
      研ぎ澄ませたカラテをほんのコンマゼロゼロ数秒間に集束することで、瞬間的に極めて鋭く儚いムテキ・アティチュードを構築し、敵の打撃を無効化する高度なチャドー防御。
      この後はシームレスにジキツキへと移行する。
      絶体絶命の危機にあったフジキドが「サンクチュアリ・オブ・ドラゴン」から獲得したワザ。
    • ジキツキ
      ジキ・ツキとも。ジュー・ジツの処刑的打撃技と描写されたこともあったが、アニメイシヨンの公式サイトにある翻訳チーム作用語解説によれば、ジキ・ツキはチャドーの技の一つとされている。
      左掌を前に突き出し、右拳を弓のように引いた動作から、全身のバネを使い、前へ踏み込み、直線的なパンチを繰り出す技。
      サツキの一撃により動きを封じられた相手に対して放つのが真のジキツキである。
  • ツヨイ・スリケン
    後述。ナラクが使用したりジュー・ジツの奥義ともされるが事情は不明。
  • 対掌打専用防御技術
    掌打の蓄積ダメージを拡散する専用防御技術。
  • ドラゴン・トビゲリ
    ドラゴン・ニンジャ・クランに継承される伝説の暗黒カラテ技。溜めを作り、狙いを定め、唐突な嵐のごとく、完璧に均整の取れた蹴り姿勢で放たれる決断的飛び蹴り。
    ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨンの公式サイトにある翻訳チーム作用語解説によれば、ドラゴン・トビゲリはチャドーの技の一つとされている。
    ドラゴン・トビゲリに限らず、「マスターチャドー」たるドラゴン・ニンジャのクランで継承されるカラテ技はおおむねチャドーの技なのかもしれない。

◆スリケン・ジツ◆

  • ツヨイ・スリケン
    ジュー・ジツの奥義。両足を大きく開き、腰を落としてスリケンを構え、上半身に縄のような筋肉が浮き上がるまで力を込めて放つ強力なスリケン投射。
    第2部以降は全体的なカラテ威力のインフレもあり、使用頻度は落ちている。しかしカウンタースナイプや戦闘ヘリの撃墜など、ここぞという場面での使用が光る。
    • ツヨイ・スリケン8枚同時投擲
      指の間に挟み込んだ8枚のスリケンを全てツヨイ・スリケンとして同時に投擲するワザ。ナラク共振&極限まで深めたチャドーあってこその一撃。
      なお、一枚一枚の威力はツヨイ・スリケンを単発で投げた時よりも低いらしい。
  • ダブル・ツヨイ・スリケン
    両手をクロスさせた状態から、ツヨイ・スリケンを2枚同時に放つ恐るべきワザ。放たれたスリケンはDNA螺旋めいた絡まり合う軌道を描いて相手に襲い掛かる。コワイ!
  • ヘルタツマキ
    高速自転し、360度全方位へ膨大な数のスリケンを投げる大群虐殺技。しっかり狙って投げているので味方を巻き込むことはない。
    • 初期のナラク化暴走状態では、味方どころかモータルも平気で巻き込んでいた。
    • 自身の水平方向にしか対応できない弱点があるが、フジキドはこれをジャンプからの空中前転と絡めることでカバーしている。
  • 赤熱スリケン
    ナラク共鳴中に使用された、黄泉の鍛治場の炉めいて赤熱したスリケン。ズンビーに対しても実際有効なダメージを与えることができる。

◆その他のワザ◆

  • シラハドリ・アーツ
    文字通り「真剣白刃取り」である。両手の平で白刃を挟み止めるのだが、双方のニンジャ膂力の相乗効果で肉厚な刃のザオ・ケンですら折る。ワイバーンのドリル尻尾を止めたこともある。
  • 浮遊能力
    主に第1部の初期連載エピソードにおいて散見される能力。腕を左右に広げた状態で空中で高速回転することにより、ヘリコプターめいて空中を浮遊するワザ。
    さらには片腕のみ広げた状態での浮遊も成し遂げた。タツジン!
    • さすがに荒唐無稽が過ぎたのか、連載が進むにつれてこのワザは登場しなくなった。そして書籍版では完全に存在を抹消された

ナラクの力

「フジキドよ……己を捨てよ。ワシに身体をよこせ、フジキド!!」

  • フジキドに憑依するナラク・ニンジャの力が解放された時、ニンジャスレイヤーの戦闘力は増大する。ある意味、これが「ニンジャスレイヤーのユニーク・ジツ」とも言える。
  • 第3部ともなると、フジキドのカジバ・フォースめいたこの力が敵対組織にも認知されており(ナラクの存在自体は知られていない)、アマクダリの参謀アガメムノンはこの力を「ニンジャスレイヤー・アブノーマル・リアクション・アゲンスト・カラテ・アージェンシー」(Ninjaslayer Abnormal Reaction Against Karate Urgency)と称している。
    • 直訳すると「カラテ窮地に対するニンジャスレイヤーの異常な反応」とでもなろうか。頭文字を繋げると「N・A・R・A・K・U」となり、偶然にも「ナラク」となる。
 

この時に開放されるナラクの力は以下の通りである。

  • 身体能力やカラテ技能が格段に向上する。その際は野獣めいたアトモスフィアを放ち、戦闘スタイルも「前屈姿勢で獣じみた構えの野蛮なジュー・ジツ」などと称される。
  • 赤黒い「不浄の炎」が肉体に現れ、そのまま接触状態にある敵を焼き滅ぼす武器となる。不浄の炎は肉体だけではなく相手のニンジャソウルやコトダマ自我そのものを焼き尽くすこともできる。
    • この炎も「カトン」に分類されており、実際カトン・ジツ使いの中でも上位なのではないかという説もある。
    • 自らの血液を重油めいて燃やしたり、血や不浄の炎を黒い金属に変えて防具のように使うこともできるようになる。また、自らの傷を焼き塞ぐ(切断された手首すら繋ぐ)回復手段にもなる。
  • ナラクの力を用いた際は瞳に変化が現れ、さらにナラクの顕現が進むと、メンポは禍々しい形に変形し吐息は蒸気のようになる。
    • 禍々しく変形したメンポは、書籍化の際にわらいなく=サンによって、牙めいた形のメンポとして表現された。後に、本編においても"顎門"の形状であると明記された。
       
  • ナラクの力の発現の方法は大別して以下の二通りがある。

◆フジキドがナラクに肉体を明け渡した状態◆

  • ナラクがフジキドの肉体を操っている状態。ナラクの力が大いに引き出されるが、それでもかつてのナラクには及ばないらしい。
    • いわゆる「ナラク状態」「ナラク化」(ヘッズスラング。作中でこの名称はほとんど使われない)などと呼ばれる状態。
  • この状態のフジキドは瞳(この場合は虹彩と瞳孔を合わせて)がセンコめいて小さく凝縮し、赤く輝く。ナラクが表に出てきている度合いで片目、両目と凝縮する瞳の数が変わる。
  • 危機に陥ったフジキドが状況打破のためナラクに体を明け渡す場合、ナラクが強引にフジキドの肉体の制御権を奪う場合などがある。
  • 凄まじいカラテで窮地を脱することはできるが、あらゆるニンジャを殺そうとする凶暴な意思のままに周囲を省みない戦い方をし、制御できなければ自我をナラクに乗っ取られ暴走し続ける危険性がある。
 
  • 第1部
    • ナラクはフジキドの肉体支配を虎視眈々と狙っており、度々フジキドに体を明け渡すよう唆していた。
      • そのため、第1部初期のフジキドは自我を掌握され、制御不能の暴走状態に陥いることが多々あった。
    • 第1部最終決戦においてフジキドがナラクを受け入れ、どちらかが一方を支配するのではなくお互いが共存して力を出すようになった。
      • ナラクの力を解放しながらお互いが臨機応変に一つの肉体を操っている。
         
  • 第2部
    • ラオモトとの決戦以降、ナラクが休眠状態に陥り、さらにナラクの力だけを引き出す手段(後述)の獲得などで体を明け渡す機会がほとんどなかった。
    • ニンジャへの怨念を外部から取り込んで、僅かな間だけ休眠状態から復活し、危機に陥ったフジキドの肉体を操ることがあった。
       
  • 第3部
    • ナラクに肉体を明け渡しても以前のように制御不能の暴走状態に陥らず、フジキドがニンジャスレイヤーとしての手綱をしっかり握るようになる。
      • 第1部最終決戦のように、ナラクの力を解放しながらお互いが臨機応変に一つの肉体を操っている。
      • この状態でフジキドとナラクの意志の同調が進むと、ニューロン内でそれぞれの精神が高速トモエ回転を始め、両者の自我が溶け合おうとする。
      • この状態を繰り返すたびに、フジキドは自我と人間性がナラクに蝕まれるように感じているらしい。
    • ある種の和解を果たしている両者だが、それでもナラクの暴走や意識乗っ取りの危険性を孕んでおり、未だ油断はできない。

◆フジキドがナラクの力のみを引き出している状態◆

  • フジキドが己の意識はそのままにナラクの力のみを引き出している状態。不浄の炎やカラテと身体能力の向上などの基本的な能力もそのまま使うことができる。
  • これには以下のパターンが存在する。
     
  • ドラゴン・ゲンドーソーによってナラクが封印されている場合
    • 「メナス・オブ~」でゲンドーソーによってナラクのソウルが封じられ、自分の意思のままナラクの力を行使できるようになった。
    • しかし、ダークニンジャの撃退や窮地を脱する時などここぞという時にしか使わなかったため、使用回数は少ない。
    • 封じられてはいるものの、妖魔が跋扈する闇の時刻とされるウシミツ・アワーになった時は封印が緩み、フジキドの目を赤く光らせたり肉体を動かすなど何らかの反応を見せる。
    • 時間の経過と共にナラクの封印は緩んでしまったため使えなくなった。期間限定の状態である。
       
  • ナラクのニンジャソウルを燃料のように消費している場合
    • ラオモト戦の前半で見せた、己の意思でナラクを抑え、ニンジャソウルを燃料のように消費している状態。
    • この状態の維持には凄まじい精神力を有する上に、ラオモトとヘルカイトの攻撃を受けたことで早々に解除されてしまった。
    • この状態の時のフジキドの瞳は普段と変わらない黒目である。
       
  • ラオモト戦後のナラク休眠期間
    • 休眠しているナラクのうわ言めいた憎悪を命綱のように握り締め、その力のみを汲み取る状態。
    • フジキドが大きなダメージを受け瀕死の状態に陥った際、自己防衛機能めいてナラクの力の一部が強制的に引き出されたりもする。
    • この時は片目がセンコのように小さく赤くなり、身体能力やカラテは向上するものの黒い炎の発現は見られない。
       
  • ナラク復活後
    • 第2部でのナラク復活後(正確には聖なるヌンチャク入手後)、フジキドの意思にナラクの意思が融け込むことで、ナラクに意識を乗っ取られることなくナラクの力のみを使えるようになった。
    • この状態の時は、フジキドの両目の大きさはそのままに、瞳に炎が宿り赤く光るようになる。
    • この状態は作中で「共振」(または「共鳴」)と呼ばれ、フジキドは己の意思のままにナラクの力を使えるが、この状態時はニューロンに同化したナラクと意思疎通ができない。
    • この状態では、お互いの意志が瞬間的に高次トモエ相乗カラテ内燃機関と化し、大いなるカラテをもたらす。
    • 共振(共鳴)解除後はナラクとの繋がりが遠くなったり、強制的にナラクが一時的な休眠状態に陥る為、連続使用は不可能。
       
  • 第2部終盤から
    • 原因は不明だが(共鳴の連続使用によりナラクの邪悪意思の侵蝕が進んだためか?)、フジキドは第2部終盤からはナラクの力のみを引き出す共鳴・共振を従来の形で使わなくなった。
      • 共鳴によって表出するものがナラクの力のみではなくなり、ナラクの邪悪意思までもが表出するようになった。
    • 極限まで研ぎ澄ませた自らのカラテ・意思力・チャドーによってナラクの意思を抑えながら力のみを引き出し、同時に自我を強引に維持するような共振・共鳴の形をとるようになった。
      • この時のフジキドは、ジゴクめいた声にナラクのような古めかしい口調で話すようになる。
    • 実際危険な綱渡りめいた状態であり、油断をするとナラクの邪悪意思が多く表面に出てきてしまう。
    • この状態でも、フジキドの両目に炎が宿り赤く光るということは変わらない。
      • しかし、大義を忘れ憎悪に身をやつしすぎた際には、フジキドの意識を保ったままでありながら両目がセンコめいて収縮する。
 
  • 第3部においては、ナラクとフジキドの意識が両立した状態とナラクの力のみを引き出す共振・共鳴を、まとめて「共振」と総称しているようだ。
  • フジキドがナラクと深い合一を果たしたことにより、瞳の虹彩が通常時においても終生赤いままとなり、ソウルの昂ぶりで瞳が赤く(または赤黒く)発光するようになった。
    • ナラクとの共振が深まると、瞳の赤い光が収縮し、赤い瞳の中心にセンコめいた赤黒い光が灯るようになる。
  • 深い合一により、以前よりもナラクの力を容易に引き出せるようになった。
    • 従来の共振時にはあった口調の変化やナラクのニューロン同化もないまま、赤黒い炎の発現や血液の金属化ができる。
      • 無論、より深く合一するとナラクのニューロン同化や口調の変化が始まる。
    • 反面、ニューロン同化時にナラクと自分の結びつきが強くなりすぎることがあり、その際はチャドー呼吸によって自分の中のナラクの存在を認識し、結びつきを解さなければならない。
    • 「オイランドロイド・アンド・アンドロイド」においてナラクの力を使用した後、片方の瞳が永遠に発光状態になってしまった。
  • 従来のようにナラクに体を明け渡すことも可能であり、その際は以前と同じく両目がセンコめいて収縮し、メンポは禍々しい顎門状に変形する。
  • チャドー呼吸と精神力によって、ナラクと自身の肉体の主導権の割合を変動させることができ、片目のみが収縮しメンポは通常の形状という姿にもなれる。

聖なるヌンチャク

「モータルの怒りを!知るが良い!」

  • 第2部中盤において手に入れた新たなる力。三種の神器の一つである、黒檀めいた黒いヌンチャク
  • 凄まじい硬度を持ち、ニンジャの激しいイクサに晒されても傷ひとつつかない。
  • 普段はU字型に堅く閉じられているが、ナラクの力でヌンチャクを開放することにより使用可能となる。
    • ヌンチャクの開放はナラクにとって負担であるらしく、ヌンチャクでの戦闘直後はナラクがしばらく休眠に入る。
  • ナラクの力を受けるとヌンチャクのそれぞれの棍棒が赤黒の煙を炎を纏って赤熱化し、さらにヌンチャクのそれぞれの棍棒の端に「忍」「殺」のカンジが浮かび上がる。
    • これはナラクの内に眠る「ニンジャに虐げられたモータル」の怒りのエネルギーが、ヌンチャクを通して発現することによる現象のようだ。
    • 赤熱化したヌンチャクは紅い軌跡を描き、破壊力が増大する。
  • 棍棒と棍棒を繋ぐ鎖は、棍棒底面から超自然的な原理で外に引き出されている造りのようだ。
    • 棍棒から引き出される鎖の量は、ナラクの力を注ぎ込まれることで超自然的な力で変化させることができる。
    • 十メートル以上の鎖を引き出すことが可能。
  • 第3部からは装備していない。

コトダマ空間認識能力

「そして、今話しても、今のあンたには、意味がない」

  • バーバヤガによって、不完全ながらコトダマ空間認識能力を開かれた。
  • これにより、UNIXを通じ、ニンジャ身体能力による物理キーボードの高速タイピングとチャドー呼吸を用いてコトダマ空間を認識できるようになり、ナンシーやシバカリほどのスマートさは無いものの、ハイ・テックに疎いニンジャスレイヤーでもある程度ハッカーめいたことができるようになった。

一言コメント

「おちおちコメントもできんな、このwikiは」

◆ここでの連載の実況はヤメテ◆猥褻が過ぎる発言はちょっとやめないか◆