Duca degli Abruzzi

Last-modified: 2023-10-22 (日) 22:12:35

ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ級軽巡洋艦
ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ

Duca degli Abruzzi.jpg

装甲厚の詳細

Duca degli Abruzzi 000.jpg

性能諸元

・基本性能

Tier6種別プレミアム艦艇
艦種巡洋艦派生元-
国家イタリア派生先-
生存性継戦能力32,500
装甲6-145mm
・防郭 0-1mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
対水雷防御ダメージ低減16%
機動性機関出力101,000馬力[hp]
最大速力35.0ノット[kt]
旋回半径680m
転舵所要時間8.9秒


隠蔽性 通常主砲火災煙幕
海面発見距離10.7km14.5km12.7km4.9km
航空発見距離6.4km9.5km9.6km-


射撃管制装置船体モジュール主砲射程最大散布界
-mod.114.5km137m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
-152mm L/55 OTO 19342基×2門
2基×3門
HE弾 2,300(10%)
AP弾 3,400
7.5秒24.0秒
専用UG2基×2門
2基×3門
SAP弾 3,850(0%)
AP弾 3,100
10秒


副砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
-100mm/47 OTO 19284基×2門HE弾 1500(6%)7.5秒4.5km


魚雷船体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
-533mm2基×3門(3門)13,36771.0秒12.0km51kt1.0km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
-20mm/65 Breda 19392基×1門52.0km
20mm/65 Breda 19354基×2門14
37mm/54 Breda 19324基×2門463.5km
100mm/47 OTO 19284基×2門264.0km


・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界
2Damage Control System Modification 2-min.pngダメージコントロールシステム改良2-15%:消火時間
-15%:浸水復旧時間
Steering Gears Modification 2-min.png操舵装置改良2-20%:転舵所要時間
Propulsion Modification 2-min.png推力改良2-50%:最大出力への到達時間
3Concealment System Modification 1-min.png隠蔽システム改良1-10%:被発見距離
Steering Gears Modification 3-min.png操舵装置改良3-40%:転舵所要時間
-80%:操舵装置修理時間
Target Acquisition System Modification 1-min.png目標捕捉装置改良1+20%:最大視認距離
+20%:魚雷発見距離
+50%:敵艦強制発見距離

・開発ツリー

開発ツリー
Abruzzi
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(0)
 
主砲
Main Battery-min.png152mm L/55 OTO 1934購入クレジット
0

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:x 秒
消耗品の準備時間:x 秒
十字キー上
水中聴音I.png水中聴音x 回消耗品の動作時間:x 秒
消耗品の準備時間:x 秒
魚雷発見:-x km
敵艦発見:-x km
十字キー右
水上戦闘機I.png水上戦闘機x 回消耗品の動作時間:x 秒
消耗品の準備時間:x 秒
HP:x
秒間平均ダメージ:x

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

ドゥーカ・デリ・アブルッツィ級軽巡洋艦は、イタリアの嚮導 (コンドッティエリ) 型軽巡洋艦としては、最高かつ最も強力な艦級でした。前級に比して兵装が強化され、防御力は大幅に向上していましたが、速力は低下していました。

解説

  • 概要
    初心者で購入を検討されている方へ
    イタリアTier6プレミアム巡洋艦。
     
  • 主砲
    ツリー艦と同じくHE弾とAP弾を使用する。他の6インチ砲艦と比べると、装填速度は若干速いが門数が少なく投射量で劣る。全体的に火力が向上している同格と比較すると低火力な性能と言える。ただし、初速が速く弾道も素直なため、中距離の駆逐や遠距離の巡洋にも命中を狙いやすい。
    第3砲塔の射角が47°と非常に悪いため攻め込むのは苦手。
    この艦もアップデートでSAP弾を搭載可能になった。強力な軽巡洋艦が跋扈するTier帯であるため、SAP弾の使用は一考に値する。
  • 魚雷
    ダオスタと同じ性能。
    自身の隠蔽よりも長射程の12kmで、雷速は51ktと遅い。
    射角が広く装填速度も早いため牽制用に置き魚雷する運用に向いている。前衛の駆逐の邪魔をしないようにマップを良く見て運用しよう。
    浸水率が低く(220%)、命中しても浸水はあまり期待できない。
    この数値は浸水を取り難いドイツ駆逐の数値よりも悪い。*1
  • 対空
     とても貧弱。長距離~近距離の秒間ダメージが全て100以下である。
    素直に見方に頼ろう。
  • 機動力
     直進35ktと優速。同格内では2位(1位はShchorsの35.5kt)。
    紹介文の通り、ダオスタと比べると「速力は低下していました」がマッチ帯の中では十分速い。
    問題は転舵性能の方で、Helenaに近い数値であり良いとは言えない。
  • 生存性
     艦首まで伸びた30mm装甲帯が特徴的で、敵戦艦へ(やむを得ず)突撃する場合に適切な角度を維持することで「喫水線に当たった弾を全て跳弾できる(=艦首からバイタルを抜かれづらい)」・・・大和を除く。
    限定的だが、舷側上部の20mmはシャルンホルストやグラーフシュペーの283mm砲弾を弾ける。これらの船と相対する時に覚えておいて損はないだろう。
    バイタルパートは完全に内部に隠れているが、装甲帯とバイタルパートの間に空間がほとんどない。このためAP弾の信管の作動時間が早い艦艇*2の主砲弾でも貫通するとバイタルパートに届いてしまう可能性があるかもしれない。
  • 隠蔽性
    非常に良好。隠蔽の悪いティア6帯において唯一ティア7とも渡り合える数字である。
  • 消耗品
     水中聴音/観測機の2つの消耗品のみ。
    PC版とは違い修理班を所持していない、無茶をするとあっという間に沈むため不用意な行動は控えるべきである。。
  • 総評
     大型艦への火力が出づらいこと、隠蔽が良いことを踏まえると、積極的な駆逐支援で戦況を作る艦だと言える。
    対巡洋艦では自身と相手の弾道を考慮して、有利の取れる距離から攻撃しよう。この船にはそれを実現する速力と隠蔽がある。

史実

イタリア王立海軍(レジアマリーナ)が建造した最後の条約型軽巡洋艦である。
フランス海軍が建造した大型駆逐艦に対抗するために、防御よりも速力を重視した設計になっている。基準排水量は約10,000tと重巡洋艦並にあり、当時の世界的に流行した「重巡の艦体に軽巡の砲を多く載せる」を行っていると言える。
アブルッツィ級2隻は1939年のアルバニア侵攻に参加し、大きな戦闘こそなかったもののデビュー戦を無事終える。第二次世界大戦勃発後は英海軍相手に何度か砲火を交えるものの、折からの石油不足と天下の英海軍相手に苦戦を強いられた伊海軍は港に引き籠ったため、アブルッツィ級は活躍の機会がなかった。
結局1943年のイタリア降伏までにアブルッツィ級は戦果に恵まれることなく、連合国海軍に参加。その後地中海での哨戒任務につくことになる。
 
アブルッツィはどちらかと言えば戦後に活躍が多かった艦である。
第二次世界大戦終結後もイタリア海軍に所属。王位を退ぞいたヴィットリオ・エマヌエーレⅢ世を亡命先であるエジプトまで輸送したり、王制廃止に伴いポルトガルに亡命するマリーア王妃を輸送する任務を遂行している。1954年に、当時ユーゴスラビアと帰属権を争っていた国連管理地域「トリエステ自由地域」の北半分がイタリアに返還される(南半分はユーゴ領に)。アブルッツィは駆逐艦3隻とともに返還後のトリエステに入港し、同年11月に行われた伊大統領の記念式典においてもアブルッツィが参加している。
1956年にはアブルッツィが伊海軍旗艦に就任。1961年にはミサイル巡洋艦に改装された2番艦ジュゼッペ・ガリバルディに伊海軍旗艦の任を引き継ぐ。同年5月に退役、解体処分が決定……なのだが、アブルッツィにはもう一仕事が残されていた。
それが1962年に公開された英伊合作映画「巨艦いまだ沈まず*3」において、英戦艦ヴァリアント役として出演。かつて敵として戦った英国艦を演じるとは、なんとも奇妙な巡り合わせであろうか。
この映画はソフト化はされておらず、現代では合法的に視聴することはできないが動画サイトでゴニョゴニョすると視聴可

小ネタ

艦名の由来

艦名の由来となったのは、アブルッツィ公(ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ)ルイージ・アメデーオ・ディ・サヴォイア・アオスタ。探検家・登山家として世に広く知られており、北アフリカにある標高5000m以上のセイントイライアス山に最初に登頂するなどの実績がある。また、世界で2番目に高い山であるK2の登頂にも挑戦している。こちらは途中で断念してしまったが、このとき彼が通ったルートは「アブルッツィ稜」としてK2の標準的な登山ルートとして広まっている。

コメント欄

  • これ使い心地はどうなん? -- 2023-05-17 (水) 06:50:59
    • 射角最悪、装甲貧弱、でも機動力だけはあるからSAP使って駆逐を追い回すにはいい性能。ただし煙幕がないから一度見つかると装甲薄いからかこれでもかと弾が飛んでくる。総評としてはかなりの玄人向け。HEは正直採用価値が薄い気がする -- 2023-05-17 (水) 10:04:27
      • はえー 艦長はニンベリの方がいいのかな?ルイージより転舵特化できるしな 買おうかなー -- 2023-05-17 (水) 11:54:26
      • ニンベリ15レジェ2で操舵装置改良3を載せた場合680mの4.1秒になったから参考までに -- 2023-05-17 (水) 21:11:19
      • ↑インスピは?射程のクズネツォフと転舵のボルチモア? -- 2023-05-17 (水) 21:57:23
      • ↑クズネツォフ、三川軍一にしてる -- 2023-05-17 (水) 22:20:04
  • 発煙装置が欲しいね。隠蔽いいから隠蔽特化で運用してる。あんま活躍できてない気がするけど駆逐をあっさり刈り取れてるせいか異様に勝率高い。頑張れば隠蔽7.9kmまで縮められるぞ -- 2023-05-17 (水) 21:39:47
  • やっぱこいつ楽しいし強いな。HE運用してるとDPMと発火率の低さが目立つけどSAPにすると油断してる格上戦艦とかにも結構いいダメージ入ったりするし隠蔽切り転舵推力にしても素の隠蔽が英軽巡ぐらいあるから持ち前の速力もあってそうそう沈まないしTier6は迷ったらとりあえずこいつかタリンにしてる -- 2023-06-28 (水) 12:24:33
    • アブルッツィは射角が悪いと聞いたのだけど、その辺りの使い心地はどうなの?購入を検討中。 -- 2023-06-28 (水) 13:44:24
      • 射角は悪いけどそもそも一部の軽巡を除き軽巡は敵と砲撃戦をする艦種ではないから狙われだしたら隠蔽に入るまで発砲を控えれば射角の悪さはそう気にならないかな。基本の立ち回りは駆逐の護衛(自艦の隠蔽+0.1kmから駆逐の隠蔽を引いたぐらいの位置取り)って感じでやれば隠蔽をずっと割られ続けることもそんなにない -- 2023-06-28 (水) 14:32:26
      • ↑ちょっと例えが分かり辛いから補足しておくと自艦の隠蔽10.7kmだとして暁(アプデ+迷彩)の5.8kmを護衛するとして暁との距離を(10.7km+0.1km)-5.8km=5km離れた場所にいれば暁が敵を発見または発見された場合こちらは隠蔽を維持できるってこと -- 2023-06-28 (水) 14:45:16
      • 4番砲塔の射角がとんでも無く広いから防御姿勢取りつつ3/4の火力が出せる。後ろ向きの時の1番砲塔も広いかは忘れた -- 2023-06-29 (木) 23:52:47
      • 実は悪いのは射角ではなく斉射角なだけで射角そのものは割と広いんだよね(ただし3番砲塔を除く) -- 2023-07-01 (土) 10:20:25
  • こいつの隠蔽は間違いなく駆逐を除いた全艦艇の中でトップ。それを活かして隠蔽雷撃や駆逐を潰すのが役割。SAPの斉射は無傷の戦艦なら1万程度削れるし駆逐軽巡なら視界に入り次第乱打していい。スピードも早いしかなり強いと思う -- 2023-09-07 (木) 08:59:35

*1 レーベレヒト・マースの227%よりも低い。
*2 イギリス戦艦・巡洋艦、アメリカ軽巡洋艦
*3 原題は「The Valiant」 アレクサンドリア港襲撃をモデルとしている