概要
各遠征には最終目標が設定されている。
最終目標への指針としてコンパスを使う遠征と、ジンバルを使う遠征が存在する。
基本的に最終目標となるロケーションは船からある程度離れた場所に設置される。
また、複数のストーンサークルを探すケースなども、それぞれのロケーションはある程度分散して配置される。
要するに、ローグライクで言う「階段降りたら次の階段がすぐ近くにあった」というラッキーが望めず、リソース管理を強制される仕組みになっているということ。
しかし言い換えればある程度目星をつけて動けるということでもある。
遠征目標のロケーションのアイコンは、周囲が黄金の月桂冠で飾られた枠の中に2つの渦が重なって楕円形の一つの図形になっているもので、最終目標であることがすぐにわかるようになっている。
また、これらのロケーションはイベント用の保護がかかっているため、紫の霧に飲み込まれることはなく、神殿掠奪などで裂け目が広がっても何らかの形で通路が残る模様。
要はリソースさえ管理できるなら取り返しのつかない事態には陥らないということ。
キャンペーンモード専用遠征
汎用遠征
黄金のピラミッド
「純金で作られたピラミッドのうわさもある。そんなものが見つかれば本当に素晴らしいだろう……」
最もシンプルで最も簡単な遠征目標。ピラミッドのロケーションを探し出し、調査すれば終了。使用指針はコンパス。調査に特別な条件や操作などはない。
ピラミッドは船からは遠くになるようになっている。
埋もれたピラミッドを探す
「黄金でできたその巨大な寺院は、ずっと昔に大地に飲み込まれたのだった。しかし伝説によれば、再び寺院を出現させる方法があるという……」
2か所ないし3か所の浮上装置のロケーションを解放し、ピラミッドに到達すればクリア。使用指針はジンバル。封印を解くまではピラミッドは見えない状態になっている。
これに限らずジンバルを使う遠征は「近づいている」ということしかわからず、常にジンバルに注意を払わないとどこに目的があるのかわかりづらい。
浮上装置とピラミッドは等間隔に配置されるようになっており、かつピラミッドが一番遠くに設置されるようになっている。
また群島では浮上装置とピラミッドが必ず一つの島につきひとつずつという配置になるのでわかりやすくはあるが、先にピラミッドを見つけてしまった場合海を渡る回数が増えかかる日数が多くなりがちなので気を付けよう。
ピラミッドを調べると浮上装置の位置がわかりマップに即座に記入されるのでピラミッドが先に見つかってしまっても時間さえ許せば悪くはない。
封印されたピラミッドの解放
「黄金のピラミッドが見つかったが、内部の宝は謎めいた機構で封印されている。」
最難関の遠征目標。使用指針はコンパス。ピラミッドは見えているが封印が施され、入れないようになっている。
ピラミッドの封印を解くための「鍵の機構」は遠征によって必要数が2~4個と異なる。入手方法が限られているが慣れると逆に発見しやすくなる。
鍵の機構の場所はもちろんコンパスには出ないため、きちんと地図を制作することが求められる。
鍵の機構が揃わないままピラミッドに到着した場合、クリアはできないが鍵の機構の必要数が分かる。
- 鍵の機構の入手方法
- 神殿の秘密を探す、神殿の祭壇の略奪、村の支配者への頼み事、貿易商人との取引、勧誘員との取引、シャーマンの小屋での取引、ビーストシャーマンのドロップで入手可能。
このうち神殿の祭壇の略奪と支配者の村での選択は鍵が不足している場合必ず発生するので、見つからない場合はどちらかを目指すと良い。
行方不明の探検家を探す
「最高の探検家の一人と連絡が取れなくなった。見つけ出して彼らの仕事の手助けをする。」
同じスポンサークラブに所属していた探検家を探しに行く遠征。使用指針はコンパス。冒険者は船から遠い何かしらの村に関わるロケーション(島民の村、村人の小屋、聖地)にいる。
行方不明者を発見すると、スロットを使わない仲間としてパーティに加わり、正気度が大きく(35)回復。そして探検家が探していた宝の地図とスコップ3つを渡され、一緒に探すことになる。宝を掘り出すと遠征目標達成となる。
宝の地図自体は普通のものと同じだが、宝の場所は一度地図上に?で表示されるようになっているのではるかにわかりやすい。
さらになんらかの理由でスコップがない場合でもなんと素手で何とか掘り出せるようになっている。(宝の内容が劣化するとのこと)
探検家を見つけた場所から宝が遠い場合もあるので、探検家はとっとと探してしまい、そのあと宝の場所を把握した後ゆっくりと探索しよう。
試練と三角測量
「私たちは島々についてほとんど理解していないのだ。これらの奇妙な島々を調査して知識を深めよう。」
2~4か所の測量地点を調査すればクリア。使用指針はジンバル。測量する地点は事前に指示されており、マップに表示される。
浮上装置の場合と同じく等間隔に配置されるのと、群島の場合はやはり測量地点が島ごとにひとつとなるので注意。
測量地点を調べると正気度が15回復する。
全ての測量地点を調査後も遠征を任意で続行でき、その後完了させたくなったら再度最後の測量地点を訪れれば完了を選択できる。
石の中の地図
「環状列石が謎の失われた宝への道を開くという……」
2~5か所のストーンサークルを調査してクリア。測量地点と違い、マップに表示されていないので自力で発見しなければならない分難易度はやや高い。
こちらも等間隔に配置かつ、群島の場合は島ごとに配置になるので気を付けよう。
伝説の怪物
「伝説の巨大な獣が、この人里離れた島にいるという話を聞いたことがある。獣が存在するという証拠を入手する。」
洞窟に生息する伝説の怪物を倒すと遠征目標達成となる。使用指針はコンパス。
怪物は自分たちで倒すこともできるが、生息する洞窟の場所がわかったあとなら島民の村で島民たちを説得し、怪物退治にけしかけるという方法もある。ちなみにラックスラボの観測気球で洞窟だけを発見(到達ルート不明)でも問題なく島民をけしかけられる。ストーンサークルの読み取りで発見することもできるので、運が良ければほんの数十日でクリア可能。
島民の説得は多めの青ダイスチャレンジ、もしくは評判8以上で無条件での説得に切り替わる。
説得に成功した場合、島民と一緒に自動で洞窟に行くモードになり、正気度を消費せずに洞窟まで戻ることができるので、村を最終移動先としたギリギリまでの探索が可能。
日数は普通に経過するので気を付けよう。失敗した場合、評判-1。
この方法で目標達成すると怪物の動物トロフィーだけ分けてもらえる。
キネトグラファー所属かつフィルムリールが余っている場合、撮影という形で証拠を入手することができ、緑ダイスチャレンジが必要となる。
島民の説得に失敗した時などには有効でもあるがフィルムリールを一つ使用するうえに追加の名声は特に入らないので基本やる必要はないだろう。
宝物と守護者
「過去の冒険でストーンサークルから移した地図を辿って、伝説の宝物を見つけよう。」
こちらも洞窟に住む守護者(大型モンスター)が出てくる遠征。大きな違いは現場で「盗み出す」という方法もあるということ。(重めの緑ダイスチャレンジ。探索ダイスではない)
あくまで宝の入手が目的なので必ずしもモンスターを倒す必要はない。
こちらでも島民は怪物に困らされているらしく、説得してけしかける方法も依然可能。
虹の蘭
「貴重で繊細な虹の蘭がついに見つかったのだ!研究のために標本を採取する。」
虹の蘭という希少な植物を探しに行く遠征。島の奥深くにある「虹の滝」を見つけ出し、船に持って帰ると目標達成となる。使用指針はコンパス。
すべての遠征で唯一、船まで戻る必要があるので、ギリギリの日程で滝にたどり着くのは危険なので注意。
さらにこの遠征では「虹の守護者」という特別な徘徊ユニットがいるのだが、これらは最初は休眠していて無害なものの、虹の蘭入手後は探索者パーティを目指して一斉に追跡を開始するので戦闘になる可能性はかなり高い。徘徊ユニットに有効なアイテムでごまかすことはできる。倒しても評判は低下しないようになっている。
虹の守護者はそこまで強くはないのだが戦闘が得意ではないパーティは対策を講じておこう。奇襲には注意。
なお、DLCで船のリモコンを購入しておけば蘭入手から即ゴールも可能。
行方不明の宣教師
「私たちの伝道師の一人と連絡が取れなくなった。なぜ連絡が止んだのか調査して突き止める。」
行方不明の宣教師を助けに行く遠征。
この遠征は特殊で、島に上陸時まず島民から接近され、こちらの派遣した伝道師が現地であがめられる神を侮辱し怒らせたため近いうちに生贄にされるとの警告を受ける。この時問答無用で評判が-2される。(この時島民との初接触イベントも同時に起こる。)
この遠征には時間制限があり、180日経つと宣教師は生贄にされ死んでしまい、失敗となってしまう。100日、150日経過ごとにメッセージが表示され、宣教師の救出が促される。
宣教師は必ず神殿に捕まっており、目的地の神殿はゴールマークがつくので発見さえすればわかりやすい。
たどり着き「神殿に入る」を選ぶと、神官と武装した戦士が現れ、立ちはだかる。ここで「島民を説得して彼を解放させる」と「攻撃!」の選択肢が出現。
- 島民を説得して彼を解放させる→ダイスチャレンジ青(評判によって難易度が変化)
- 成功→宣教師は解放され、遠征完了となる。
- 失敗
- 攻撃!→島民と戦闘となり、勝てば宣教師が解放され、遠征完了となる。
180日経過して失敗するとパリに返されるが、失敗によるゲームオーバーを迎えることはない。ただしクリアするまでこの目標が遠征目的になり続ける。
日数制限が短いこの遠征は難易度が高い上、島を探索する暇がなく、スコアや装備を稼ぐのが難しくうまみは少ない。
挑む場合はクロノメーターが非常に役立つのでオススメ。また群島はサラマンダーフェリーの仕様上日数がかかりやすく、選ぶと難易度はより高くなる。乾燥地帯の磁気山脈によるミスディレクションも厄介なため、クリアできない場合はこれらの島を避け、さらに移動補助に優れたタイシアカデミー、もしくは観測気球で超遠距離のロケーションを見つける可能性に賭けてラックスラボを選ぶと少しはマシになる。
