Charger

Last-modified: 2022-06-29 (水) 16:40:11

その名の通りChargeスキルをメインとし、一撃の威力に全てを賭けたビルド。
防御力に不安が多いので前衛でも後衛でもなく、遊撃のような役割を担います。
パーティプレイ時にはそれなりの判断力が必要で、
ノックバックや足の速さを生かした戦い方をすることになります。
アクションゲームが好きな人におすすめです。

構想

とにかくダメージが低いと意味がないので装備もスキルもダメージ重視。
相手からの反撃を受けにくいように、レンジの長い武器を選ぶのもポイントです。
また、パラディンの特権であるレジ上限上昇や専用盾は使用しないので、足りない部分は適宜チャームや防具にルーン、ジュエルをはめて補うことになります。

戦い方

盾を持たないChargerにとって、攻撃は最大の防御です。危ない敵には優先的に殴りかかりましょう。
特にHellでのUnique敵は発見次第最優先で殺すのが基本。敵集団が襲ってくる前にUnique敵を始末してしまうのが理想です。
また、足が速い敵(Act1で大量出現するBlackRogue等)に考えなしに突っ込むのは止めましょう。自殺行為です。
この手の敵は囲まれやすく、Chargeが通常攻撃に化けてジリ貧状態に陥る上、盾が無いのであっという間にLifeを削られてしまいます。
危険なMODを持ったUnique敵が混じっていた場合は特に危険。
Shaft着込んでいようがアッサリ殺される事もあります。


展開オーラは基本的にFanaticismですが、移動や後退にはVigorといった使い分けも必要です。
Chargeの特徴であるノックバックは、壁際のモンスターやアクトボスには通用しないので、Charge→一歩離れる→Chargeという高速動作が必要になります。この時に走るとDefenseが0になって危険なので、歩いて離れるようにしましょう。

パーティプレイ

取るスキルの数が少ないので、スキルではなく操作で味方を援護することになります。
蘇生する敵を優先的に攻撃したり、後衛に接近している敵をChargeで押しのけ、味方の範囲攻撃から外に出た敵を中に押し込む、Vigorで走り回って敵をまとめるなど周囲を常に見張り、それに対応していく牧羊犬プレイが求められます。

また、他のメンツがFanaticismを展開している場合は、展開オーラをシナジーMAXのMightに切り替えるくらいのことはしましょう。

良い点

物理ダメージが大きく、また、重い鎧を着こんで大型武器を振り回すので、見た目にもまさに騎士。
ZealotHammerdinに比べると不便なところも多いビルドですが、趣味ビルドというほどでもなく、熱く戦うことができます。

欠点

単体攻撃なので、範囲攻撃のビルドに比べると疲れます。
Iron Maidenが天敵です。ソロの時はOblivion Knightを見たら後退するのが賢明です。
4方を大群に囲まれると通常しか出せなくなるため、突破が難しくなる=死亡率が一気に高まります。Mightなどが付いてるとまず助からないでしょう。
また、Charge中に凍結などのスロー効果がかかるとスローのまま突進して非常に危険です。
チャージバグというものが存在します。突然Chargeができなくなる現象ですが、武器をスワップするか、それでも直らなければ一度部屋を抜けると回復します。



※Chargeバグ
Chargeに移動しました。

スキル配分

Offensive Auras

Defensive Auras

Combat Skills

  • Charge: 20
    (ここまでに必要なポイントは87)

スキルオプション

  • Conviction
    物理無効対策として裏に投擲武器を使うなら取っておいた方が良いです。命中率が違いますし、Gimmershredならかなりの威力UPも望めます。もちろんパーティープレイにも有効です。
  • Holy Shield
    裏に盾を持って戦うつもりがあるならどうぞ。なお、裏で発動して表武器にSwapしてもDefボーナスは持続しないので、それ目当てに取るのは無意味です。
  • Redemption
    個人的には、余りポイントの行き先として強く推します。
    回復性能が上がるだけでなく、Chance to redeemの確率向上により死体を早期に消すことができるため、こっちの単発攻撃を尻目に続々と蘇生ラッシュを仕掛けてくるグレーターマミー系の相手が相当楽になります。特にタル墓やWSKで効果を実感できます。
  • Salvation
    レジが不足しがちなビルドなので、装備が整っていないのなら1pt振っておくと役立ちます。
  • Zeal
    囲まれ対策にあると便利。しかしそのままZealotになってしまう可能性が高いので、振らない方がいいでしょう。

このビルドはスキルやシナジーによってDamage+が1000-2000%クラスになるため、他のビルドと比べるとFanaticismの占める重要度は相対的に低く、実は展開オーラとして鉄板というわけではありません。

筆者のサンプルではFanaticism展開で16k、展開なしで13kに落ちる程度であり、戦闘中に他のオーラを展開していても攻撃力は実用レベルを下回らないのです。
その3kが小さいとは言いませんが、母数の中で占める割合は低いため、別のオーラを展開してみても面白いと思います。
ただし、FanaticismにはARボーナスや傭兵の攻撃速度アップの効果もありますので、ダメージ以外の部分も考慮しておいた方が良いでしょう。

ステータス配分

  • Str:装備の要求値。通常はThe Cranium Basherを目標にするなら253ですが、手に入りにくいのでRW Obedience発動Cryptic Axeで妥協するなら132になります。RW Death(Ethereal Colossus Sword)なら136です。
    ダメージも上がるので、(生き残れる範囲で)振れるだけ振るのがお勧めです。
  • Dex:初期値(最終の目標がRW Obedience発動Cryptic Axeなら83)
    ※裏武器をLaceratorにする場合は122、Gimmershredなら108と高めなので、ある程度は振り込む必要があります。ですが、ブーストを利用して極力Dexに振るポイントを抑えたいところです。
  • Vit:残り全部
  • Ene:初期値

装備

手数が少ないので%で発動する効果はあまり当てになりません。
大事なのは「レジ」と「凍結無効」と「吸い」。
武器に威力を求めるとどうしても重くなるため、Strブーストも稼ぎたい所。
IAS、ブロック率は不要な分、他の近接職より装備の幅は大きいです。

装備例

最終装備

資産ない人&自力ゲット派の人向け

装備はあくまで一例です。

装備オプション

防具の最優先は凍結防止、次にライフ・マナ吸いとレジです。
IM対策の裏武器は手頃なものがなければ弓でも構いません。
吸いがしっかりあればかなりの量を回復できるため、両手持ちの割にはかなりタフです。
通常攻撃も高いダメージなので、マナバーンを食らっても一発で相当量回復できます。
ただし囲まれるとあっさり死ねるので注意。

PI対策はGimmershredBaranar's StarRW HarmonyHellrackあたりになりますが、
性能と盾を持てる点を考えるとGimmershredが1歩抜きん出ていると言えるでしょう。
しかしARに難があるため、Convictionの範囲内で投げないと中々当たりません。
RW FamineもChargerなら使いこなせます。ITDもあるので命中も心配ありません。
ただ、使用ルーンと使い回しを考えると非常にコストパフォーマンスは悪いです。

ブロック率、IASに関しては全く気にしなくていいので、外見を気にしながらいろいろ試してみるのがいいと思います。
何気に使い道がないと言われるTyrael's Mightが実用的なのがおもしろいところ。
ブーツにInfernostrideを選択すると足から炎を吹きながら走るChargerになります。是非一度。

装備の自由さ

このビルドの良いところのひとつとして、攻撃速度を問われない、ということがあります。
それは、WW馬場の右手武器にしか使えず且つ敢えて選択されないようなもの、両手持ちでWWが6ヒットしないものなど、誰も見向きもしないようなアイテムを活用できることを意味します。

無難に鉄板アイテムを揃えるのも悪くはありませんが、不人気アイテムの活用方法を見出すのも楽しいもので、例えば筆者は、Hellslayerを使用しています。
Damは16kに達するため一撃で済む雑魚も多く充分な性能になっており、またVitやStrへの大幅なブーストもGoodで、ガイコツやEthを嵌めて使っていますが使用感は決して悪くありません。

その他、良好な可変値のものが手に入ったらBonesnapを二段階Upgradeしたり、専用のものを誂えてあげるとキャラに対する愛着も湧きます。

その他

RW Death or RW Breath of the Dying


一般的にEth RW Deathの方がいいとされています。その理由として、
Deathの場合、DeathHighlord's WrathGore Rider致命打がほぼ100%になります。
一方BotDは、一発当たりのダメージはこちらが高くなります。
致命打の確率を考えるとDeathの方が平均値は高くなる、ということでDeathが選ばれるようですが、それがベストとは限らないようです。
参考url:http://www.diabloii.net/forums/threads/charge.741082/

ここの計算によると、
Eth Death Decapitator (perfect 400% ED)、Eth BOTD Thunder Maul (perfect 415% ED)
どちらもスキル振り、Jewelなどの追加%EDも同じ場合

  • Eth Death Decapitator = 100% critical strike = 42047 average damage
  • Eth BOTD Thunder Maul = 67% critical strike(Guillaume'sHighlords(level 99) Gore)= 41886 average damage
    となり、200ほどの違いしかありません。
    Highlord'sをlvl90で計算しても、40882平均で1200程度です。
    つまりレベルが上がるに従って、両者の差は縮んでいくということになります。

そうなると、DeathのDS以外のMOD次第でどちらを選ぶかということになります。
主なものとしてDeathは、50%CB・ARボーナス・マナ吸い。
BotDは、-25%Target Defence・両吸い・60%IASPMH・30ステータスブースト。
DeathのCBはBOSS戦を有利に。BotDのIASとディフェンスダウンは、囲まれて通常攻撃に化けた場合、生存につながる可能性が上がります。
どちらが優れているというわけではありません、自分のスタイルに合わせるといいと思います。

育成

傭兵を盾にしてダメージの大きい武器を使っていればNormalクリアは楽勝だと思います。
Lv27になったら是非RW Insightを持ってみて下さい。要求ステータスの関係で殆どVitに振る余裕は無くなってしまいますが、Partizanベースで発動するとNMまでの雑魚は本当に一撃で倒せます。マナを気にせずChargeし放題になり、Chargerの楽しい部分を存分に味わえます。
序盤からChargeにこだわらないなら、下級セットでもわりと楽に進むことができます。

傭兵

基本はAct2傭兵The Reaper's Tollを持たせるのが便利です。Hell入りする前には是非用意しておきたい所です。

  • Might兄貴・・・ダメージを追求するなら。
  • Defiance兄貴・・・死亡率が下がるのでお勧めです。
  • Holy Freeze兄貴・・・囲まれにくくなるのでお勧めです。
  • ローグ・・・本体の動きが激しいせいか、囲まれて死にやすいです。しかしIM対策にはばっちり。

注意点

キャラ構成の一例はこちらに。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/9972/1070972589/186
おかしなところなどありましたら加筆修正などよろしくお願いします。


Dexの振り方についてとChargeバグについて加筆しておきました。
LA馬場:チャージバグについて加筆。
by ビルド晒しスレの186書いた人

コメント


*1 しかしこれを表で使うだけの資産があるなら、素直にEth Deathを使った方がいいのだが。
*2 ブースト無しのCharge+FanaticismだけでEDamは1748%に達するため、+300%EDamの優先度は低いです。
*3 ただしFHRの関係上杖と槍は除く。