【ふなのりのほね】

Last-modified: 2024-04-19 (金) 10:32:16

DQ3

重要アイテムの一種。
【幽霊船】を発見するのに必要な謎の骨で、これが無いと幽霊船は現れない。
 
見た目は豚骨とか手羽みたいな感じの骨で、呪文か何かのような文字が刻まれ、吊るすための糸でぐるぐる巻きになっている。
これが何の骨なのかは不明だが、幽霊船はふなのりのほねが指し示す先のエリアに停泊していて、なおかつこれが無いと現れない。もしかして在りし日の幽霊船(奴隷船)の乗組員の遺骨なのだろうか?
 
元々は【海賊の家】に住む海賊達が所有していたが【グリンラッド】【老人】に譲ったらしく、そのために【へんげのつえ】と交換しなくてはならない。ちなみにこの杖、【エルフの隠れ里】【いのりのゆびわ】を買うためには必須(しかも買えるのはそこだけで、モンスターも落とさない)なので、悔いのないようにしてから明け渡すこと。
もし買いそびれたら宝箱や【イシス】女王の寝室から手に入るたった4つを大事にやり繰りしなければならず、なんでこの爺さんに渡したのかと言いたくなるところだ。
まあ経緯がどうあれ、爺さんが持つ骨とへんげのつえとの交換を要求する以上、これを渡さなければならないのは変わらないのだが……。
 
なお海賊たちは「ふなのりのほねを使ったから幽霊船に出くわした」などと言っているが、船乗りのほねは幽霊船をそこに呼び出すのではなく、方位磁針のように特定の方向(幽霊船の停泊しているところ)を指し示す仕組みになっている。なので海賊たちはこれが指し示す方角を探索した結果幽霊船に会って怖じ気づき、あの爺さんに押し付けたとでもいったところなのだろう。
 
ゲーム内では「きたに○○ ひがしに○○」と言ったように、今いる位置からどの方向に直線距離で何マス移動すれば幽霊船のいる位置に着くかを教えてくれる。これはDQ1における【おうじょのあい】と同様の効果である。
 
で、その幽霊船は【ロマリア】の近海にあるのだが……適当な場所で使ってバカ正直に船で向かおうとすると陸地を迂回する必要が生じてめんどくさいので、今作から目的地を指定できるようになった【ルーラ】を使うといい。
例えば、【アリアハン】で使うと「きたに110 にしに108」と言われるので、とりあえずアリアハンの北方にある【ジパング】あたりに飛んでみて、もう一度使えば「きたに38 にしに92」と言われる…というふうにルーラ移動を繰り返せばロマリアと【アッサラーム】の間ぐらいの海上にいることは目星がつくだろう。
ちなみに、本作の地上マップは256×256マスになっているが、北か西に128を超えるとそれぞれ南と東方向の距離に切り替わる。
なお、現在であればちょっと調べればロマリア近海にいるという情報は簡単に手に入るし、大まかな出現場所を事前に知っているなら座標を調べるまでもない。直接出向けばすぐ幽霊船は見つかる。
 
なおこういうフラグ的アイテムのお約束なのか、プレイヤーが「幽霊船はロマリアの近海に出没する」ということを知っていても、このアイテムの入手イベントは飛ばせない。交換元となる変化の杖には有益な使い道があり、FC版ならば【アイテム増殖・保持技】で手元に残せるが、それも叶わぬリメイク版では用を済ませてから潔く明け渡そう。
ちなみにFC版では幽霊船出現後に船乗りの骨をバシルーラで隠したりバグ技で消したりしても、幽霊船が消えるわけではない。つまり、内部的には船乗りの骨がフラグアイテムなのではなく、ただイベントによるフラグで幽霊船が出現しているだけのようである。
実際に、幽霊船の出現前にバグ技で船乗りの骨を作り出したところで幽霊船が出現しないことからも、それが裏付けられる。
結局のところこのアイテム自体には座標を知る機能しか付いていないようだ。
 
また、【おうじょのあい】と同様にGPS代わりに使うこともできる。と言っても幽霊船が動き続けていては使い物にならないので、幽霊船を何らかの方法で足止めする必要がある。
まず、【ランシールバグ】中にリセットして冒険の書が異常状態にあるときは、幽霊船が動かない。この場合は幽霊船が特定の座標(恐らくは次作でいう【透明気球】の待機位置)にいるので、絶対座標が計測できる。これはアレフガルドにいても座標が共有されるので同じ。
ランシールバグ状態に無くても、アレフガルドにいるときは幽霊船の座標は動かないようなので、相対座標の計測に使える。

小説版

入手経緯はゲームと同じだが、ロマリア周辺のシシリア海に投げ込む事で幽霊船を呼び出すという使われ方になっている。

アベル伝説

【海峡の門】の宝箱に入っていた。
当初【モコモコ】はただの骨だと思っていたが、それを見た【バハラタ】によって船乗りの骨であることが判明した。
 
吊るすと骨の先が青く光って【ラーのかがみ】のある方角を指し示す。鏡を手に入れるべく【亡霊の島】を探す【アベル】たちの道しるべとなった。
ラーのかがみのある隠し部屋を発見すると役目を終え砕け散った。

蒼天のソウラ

5巻で登場。
アズリアマルチナがジャング海賊団にさらわれた際、ソウラ【エクステンション・ライン】を用いてジャング一家クルーの骨から作成。
海賊船の方角を示す事でパブロッキが海賊船の行方をアギロア礁島群だと判断する材料になった。