DQ7
現代の【海底都市】で海の魔物を治めているボスモンスター。体色は紫色で、ヒレは赤色になっている。
どうやら【グラコス】には子供がいたらしいが、グラコスの妻(夫?)が誰なのかは不明。
ちなみに本人の弁では、過去のグラコスは1世であるらしい。
過去のグラコスより弱くては拍子抜けになってしまうので仕方ないが、平和な現代の海底都市を治めているわりには、魔王に力を与えてもらっているはずの過去のグラコスより強い。もしかしたら先祖から力を受け継いでいるのかもしれない。
英語版での名前はPS版・3DS版共通でGracos V……日本人が聞くと、昭和の合体ロボの雰囲気ただようネーミングである。
通常攻撃の他になぎ払い、【ヒャダルコ】、【こおりのいき】、【もうどくのきり】を使用する。
使用する技は【つなみ】がヒャダルコに変わった以外に初代から大きな変化はないが、3人パーティーで挑む場合は【ろうがくし】がいない分手数と肉壁が減るため、少し辛いかもしれない。
ストーリー上はすぐに倒す必要はないので、【メルビン】を仲間にしてから挑もう。
撃破後は降参し宝と引き換えに命乞いをして来る。
断ると「海の魔神の宝を やろうと言っておるんだ。すごい!こりゃあ もらわなきゃソンだ!」と必死にセールストークのような発言をしてくる。
しかし渡してくるのは本人もよく分からんという【ふしぎな石版?】。
人間に敗北したことの口止め料も兼ねているので、メンツを気にする態度が情けないと【マリベル】に言われてしまう。そればかりか、こんな主を持った海底都市の住民も哀れだと言われてしまう。しかし、彼の場合は先祖と違って人間世界に攻め入ったわけでもない。
喧嘩を売ったのは主人公たちの方なので、いささか酷である(マリベル自身が基本誰に対しても口が悪い性格なので別にこの場面に限って辛辣という訳ではないが…)。
なお、彼の平和的な統治はマリベルの評と違い住民の反応も良好である。
ちなみにこの石版を貰う瞬間はPS版DQ7屈指の【フリーズ】ポイントでもある。
【オルゴ・デミーラ】が復活する前に倒さないと戦えなくなり、【モンスターずかん】が完成しなくなるので注意。
オルゴ・デミーラ復活後に会いに来ると、今後の海底都市の在り方について悩んでいる。
曰く、魔物として魔王を尊敬してはおり、戦いに協力すべきだとも思っているが、今の静かな暮らしも心地よく感じており、また平穏な生活を望む住人たちに人間との戦いを強要することもしたくないらしい。
海底都市の住民に慕われているのも解る気がする。
主人公たちが魔王を倒すために旅を続けていると知るや、「手土産」として遠回しな言い方ではあるがオルゴ・デミーラを倒してくれとばかりに【デーモンスピア】をくれるので、ありがたく頂戴しよう。
とはいえ、「【はなす】」コマンドを使った時のリアクションから見て、やはりパーティーメンバーも複雑な心境のようだ。
主人公達に襲い掛かった目的は理不尽な殺戮ではなく、リーダーとして住人達の平穏な生活を守る為。立場的に誰かのひ孫をよぎらせたプレイヤーもいただろうが、そちらよりちゃんとした統治者らしいのはポイントであり、直接モノもくれる。先祖グラコスとは違いコイツに関してはそんなに悪い奴ではないというか、なかなかイイ奴と思ったプレイヤーも多かったろう。
リメイク版
オルゴ・デミーラ復活後でも戦うことが出来るようになったので、モンスター図鑑埋めのタイミングを案じる必要は無くなった。
また、魔王復活前に会っていない場合でも、石版を貰った後に一度海底都市を出ればデーモンスピアをくれるようになった。
DQ10オンライン
【魔法の迷宮】にてグラコス強とのペアで出現。
【かがやくいき】や属性耐性を下げる【ブレイクブレス】を吐くほか、強化された【タップペンギー】を呼ぶ。
詳しくはこちらを参照。
ジョーカー3
自然系Sランク。先祖と共演を果たした。
グラコス×4で誕生するからか能力値はグラコスとよく似ており、守備力に優れるがあとはそれなり。
なお攻撃力はコイツの方がちょっとだけ高く、守備力はグラコスの方が上。能力値合計は僅差で先祖のグラコスが上回る。初代の意地だろうか。
特性は、固定が【氷結系のコツ】、あとはノーマルボディ、【氷結ブレイク】、+25で【まれにバーハ】、+50で【星のまもり】。
超生配合で【神の踊り手】。【メガボディ】で【AI2回行動】、【ギガボディ】で【スカウト%アップS】、【超ギガボディ】で【ときどき青天の霧】。
ちなみに5代前の先祖は「高祖父母」、5代後の子孫は「来孫」というのだが、4体配合の特性上孫の代で誕生する。
まあ日本史を見れば分かるように、初代から5代目=来孫というわけでもないのだが…。