【ハーケンディストール】

Last-modified: 2020-04-14 (火) 21:32:28

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する陸戦騎【ラーハルト】の必殺技。
槍を高速回転させた後 大きく振り回して弧を描いた衝撃波を発生させ、対象を切断する。
その威力たるや、【鎧の魔槍】の攻撃力も手伝って【オリハルコン】すらも容易く切断出来る程で
更に槍のリーチの高さと衝撃波の広範囲ぶりもあり、大多数の相手を迎え撃つのにも高い効果を発揮する。
ラーハルトのあまりの凄まじいスピード故に、槍の太刀筋が一瞬の閃光のようにしか映らない。
同じく槍を使って高スピードで標的を切り裂く技に【海鳴閃】があるが、威力は段違いである。
作中トップクラスの圧倒的なスピードの持ち主であると共に槍術の達人であり、
針の穴を通すような正確無比な槍術の腕前を持つラーハルトだからこそ成し得る神業と言えよう。
必殺技大全によると突進しながら敵を切り裂くタイプと飛び上がって渾身の一撃を放つタイプの2タイプあるらしいが
どちらもハーケンディストールと呼ばれている。【アバンストラッシュ】のアローとブレイクのようなものか。
 
物語の序盤の佳境で【バラン】率いる竜騎衆を迎え撃つ時、【ヒュンケル】との対決の際に初披露。
桁違いのスピードを誇るラーハルトの攻撃に対するカウンターにヒュンケルは【ブラッディースクライド】を繰り出すが、
既にそれを見越していたラーハルトは最初の一撃に手甲を投げつける事で欺き、その直後にこの技の一閃をお見舞いし、大打撃を与える。
然し後にこの戦いの決着を付ける時にはヒュンケルにこの技を誘い込まれ、
彼が咄嗟に用意した【アバンのしるし】のチェーンを鎧の魔槍と交差させて、【グランドクルス】をカウンターで放たれ打ち破られた。
 
ちなみに、ヒュンケルに対して放ったのは、2回とも飛び上がって渾身の一撃を放つタイプである(どちらも明らかに上空から放っている)。
ヒュンケルの状態からして、技を使わずに槍で一突きにしていれば、そのままとどめを刺せていたのだが、「それではオレの気が収まらん!」とこの技で直接真っ二つにしたかったようだ。
 
その後バランの竜の血により復活し、ダイ達の救助にバーンパレスへ駆けつけ
【マキシマム】に追い詰められたヒュンケルと【ヒム】の前に現れた時には
マキシマム率いるオリハルコン戦士軍団の兵士(ポーン)5体に対してこの技(突進しながら敵を切り裂くタイプ)を繰り出し、
ただのひと振りで しかも「魔槍が展開していない状態で」瞬く間に兵士達全員の肢体を両断して、軍団を全滅させている。
そこでは大胆にも丸々2ページ分活用した見開きでその凄まじさが描写されており、圧巻の一言に尽きる。
突進タイプを繰り出したのは、この時が初めて。
 
尚、【真・大魔王バーン】との最終決戦でも、ヒムと【アバン】の同時攻撃でこの技を繰り出しているが、
【天地魔闘の構え】【フェニックスウィング】によって弾き飛ばされ、決め手となる場面には見舞われなかった。
 
「ハーケン(Haken)」は、ドイツ語で鉤、もしくは鉤印のことで、英語のhookに相当する単語。
元来は武器そのものを意味する言葉ではないが、UFOロボやFF、漫画【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】【グノン】の武器などのアニメ・ゲーム作品の創作が武器としてのイメージを定着させた模様。
然るに、鎧の魔槍の切っ先を鉤に見立ててのネーミングといった所か。
「ディストール」は、ディストールリング(デザインに絞りを入れた指輪)などの例から察するに、英語の【distort(歪める、絞る、捻る)】から来ているものと思われる。
なお、「JUNP COMICS PERFECT BOOK 1 ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の決定版呪文&必殺技◆大事典での英語表記は【Haken Distall】。