【闇竜シャムダ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:08:35

概要

【ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城】【ラスボス】
タイトルにある闇竜とはこいつのことで、【光の女神】と対を成す闇の神である。
強大な闇の力を有し世界征服を目論んだゆえに封印されるという、【暗黒神ラプソーン】と似た設定を持つ。
彼らを封じこめた自体が聖なる力を持つ偶像として人々に敬われてきたという点も共通している。
また、ラスボス(裏ボス)が邪神聖なる竜と対をなしているDQ11とは関係性がちょうど逆になっている。
 
「ドラゴンクエスト」なのにもはやシリーズでも珍しくなった西洋ドラゴンのラスボス。しかも喋らないラスボスという意味でも珍しい。
外見はDQ10の【大地の竜バウギア】や、DQM2の【しん・りゅうおう】、イルルカの【ジェノシドー】に似ている。
同じ「闇竜」を冠するモンスターにDQ9の【闇竜バルボロス】がいる。

ヒーローズ1

経歴

光の女神と違い人格らしいものが存在するのかが一切不明で終始無口であるため、詳細は他の登場人物の口を通して語られる。
【ヘルムード】は不当に貶められ封印されたと言っていたが、光の女神によれば、もともとは光を司る自分と対になる存在として共に世界の調和を保ってきたが、時代と共に光と闇の均衡が崩れ、力を増したことで世界征服の野望を抱くようになったために地中深くに封じられたという。
封印されてからは【世界樹】の根によって力を吸われ、発散され続けている。
今作の世界樹が放つ光はこのシャムダの闇を変換したものである。
 
物語終盤、【ヘルムード】によって世界樹の力が弱められたことで封印が解け、地上に出現すると【エルサーゼ】に侵攻を開始。【アクト】【メーア】たちの攻撃もバリアで阻み、物ともせず侵攻し続けた。
だが、勇気に目覚めた【ホミロン】によって光の腕輪の力が引き出されたことでバリアを失うと、足を止めて主人公たちと激突。最後は激闘の末に討伐された。
 
経緯は不明だが闇竜にまつわる伝説が『V』の世界に異世界の物語として伝わっていることが判明している。
  
戦闘BGMはDQMシリーズの【強大な魔物に挑戦】のテンポを遅くしたもの。

攻略

最初はエルサーゼに向かってゆっくりと進撃するが、上述の通りこの時点ではバリアを張っており、1ダメージしか与えられない。
エルサーゼの城門に到達するとイベントとなり、本戦へと移行する。闇と光のバランスが崩れているらしく、戦いの舞台は異空間のような場所。
こちらの動きを封じたり、足元を爆発してきたりと厄介な技が多い。
HPが少なくなってくると上空へ飛び上がりドルマで一方的に攻撃してくるが、一定時間経つとバトシエの砲撃で落とされる。
 
その後は空中にフィールドを展開しこちらを打ち上げるため空中で戦う事になる。
闇の炎、【れんごく火炎】【ジゴスパーク】など強力な技で攻撃してくる。近付いて一気に必殺技をぶつけても良い。
 
全体的にガード不能技が多いためみかわし主体で戦うといい。

因みに本戦闘の流れはシャムダと戦闘開始→HPを半分削るとイベント→戦闘再開、という二段階の流れだが、テリーを使ってハイテンションループに持ち込むと倒すまでシャムダがダウンしっぱなしになる為、イベント全てすっ飛ばして倒し、エンディングを見る事が出来たりする。
バトシエ形無しである。

ジョーカー3

ヒーローズ2の発売が近かった事もあってか参戦。
???系統のSSランクで【ギガボディ】。ドラゴン系でないのはやはり「闇の神」故なのだろう。
 
【破壊神シドー】【大魔王ゾーマ】と言う豪華な組み合わせの配合でのみ作成可能。
ヒーローズ1本編では表ボスがこちらだったのに対してゾーマの方が裏ボスだったのはご愛敬。
 
固定特性は【闇ブレイク】
他は【いあつ】【つねにマホカンタ】【つねにアタカンタ】
プラス値が25で【れんぞく×5】、50で【AI2回行動】、超生配合で【いきなりバイキルト】が追加される。
さらに超ギガボディ化で【全ガード+】が解禁される。
 
能力はHPが最高値の2000・次いで攻撃力と守備力がやや高め以外は抑え目な性能。
但しヒーローズ1本編でも攻撃が通らなかった事の再現か、常時アタカンタかつ常時マホカンタと言うまるで【スラ・ブラスター】の様なとんでもない組み合わせの特性を持っている。
息・踊り・体技以外はほぼ封殺していると言って過言ではなく、相手次第では完封もありうる。
 
但しこれらの特性の両立の影響でかなりHPを殺してしまっている。
また、本作はテンション上昇によるダメージ貫通率が上昇している為万能とは言いづらい。
小型化させる場合はこれらの特性を外してしまった方が対小型戦では立ち回りやすい。
シャムダのHPは基準値2000である為、999ダメージ×2を耐えられるのは相応に大きい。
 
【エスターク】と配合する事で【真・災厄の王】が生まれる。
 
初期スキルは【闇竜シャムダ】
呪文・息・体技に耐性・スモールキラーまで揃うと言う屈指の優良スキルである。

ジョーカー3プロ

基本的には無印版から変化はないが、今作では素材の破壊神シドー、大魔王ゾーマ共に配合難易度が上がったため、間接的にコイツの配合難易度も上がってしまった。
とはいえ素材の2体は共に異世界の魔王やディスク報酬で入手できるのは変わらないので、それらを駆使して生み出そう。前作を所持しているならそちらから直接連れて来てしまうのも手。
合体特技は【地獄落とし】、合体特性は【超やみのはどう】

テリワンSP・イルルカSP

DQMJ3Pでの人気かテリワンSPに内定。
【しんじつの扉】【黄金郷】のぬしとして登場するほか、【竜王】×【バルボロス】の闇竜の同胞的な組み合わせでできる。
3PからAI2回行動、ドルマ(闇)ブレイク、いあつ、いきなりバイキルト、つねにアタックカンタ(+50)が引き継がれ、いきなり黒い霧(+25)が新設。
素早さが500前後故に命中率に難があるものの、物理魔法へのシャットアウト、2000前後のHP、圧倒的火力で人気に。HPが高くないため【つるぎのまい】等で瞬殺されることも少なくないが。
専用スキルの闇竜シャムダも相変わらずの良性能。
【ゾーマ】との配合で【真・魔王ザラーム】を生み出せる。

ぬしとして登場する個体は【超あまい息】【ジゴスパーク】【しゃくねつ】【おぞましいおたけび】【黒くかがやく炎】【ダークブレイク】をランダムに使用する。
おそましいおたけび、超あまい息で動きを止めてくるので休み・眠りの耐性を持つモンスターを連れていくのがオススメ。【フバーハ】【ぎゃくふう】でブレス対策をすればなお楽に戦える。
 
ちなみにこんなナリだが性別は♂♀両方存在する。
 
イルルカSPでは、新生配合することでテリワンSPで没収されていたつねにマホカンタが戻ってくる。
さらに超ギガボディ化させるとDQMJ3(P)同様に全ガード+を習得…するのだが、強力な特性のオンパレードなせいで新生配合時に特性を入れ替えなくてもデメリット特性が付いてしまう。

DQMSL

2019年8月31日に実装され、魔王・神獣王フェスで排出される。ここでも???系。
Sランク時は「シャムダ」名義。リーダー特性は全員の最大HP+20%。特性はAI2回行動。
特技はランダムに6回 賢さ非依存のドルマ系呪文「ダークタービュランス」とみかわし不可、マヌーサ無効、軽減無視、敵全員にレベル依存でドルマ系の体技、命中時確率で体技封じ・行動停止にする「闇の天地」。

SSランクに転生させると体色が濃くなり、身体の模様が発光し両手に炎を宿した闇竜シャムダとなる。
リーダー特性は全員の最大HP+20%防御力15%アップさせる「闇の世界の王」。
特性はAI2-3回行動、つねにマホカンタ、闇竜のオーラ(常に行動停止を防ぎ開幕で自分の能力アップ)、ドルマブレイク。
特技はランダムに6回 攻撃力依存の無属性斬撃かつ???系に威力2倍。自身の攻撃と素早さを1段階上げる「崩壊裂き」と先制で1ターンだけ斬撃&体技を2.5倍にして反射し、自分が受けるダメージを半減にする「闇竜の構え」。
新生転生するとリーダー特性は全員の最大HPとドルマ系斬撃ダメージ+25%アップさせる「闇を司る竜」に。
特性はAI3回行動、つねにマホカンタ、真・闇竜のオーラ(常に行動停止を防ぎ開幕で自分の系統攻撃力・系統防御力20&アップ、系統素早さ50%アップ)、ドルマブレイク、自動MP回復。
特技はランダムに6回 攻撃力依存のドルマ系斬撃かつ???系に威力2倍。味方全体のドルマ系ダメージを20%上げる「魔壊裂き」を習得。

ドラけし!

ヒーローズイベント「闇竜と世界樹の城」で実装。
巨大敵として登場し、強敵チャレンジボスでは範囲内のドラけしを消す特殊行動を持つ。レベルは50~99までの10刻み。
有効的なドラけしは【アクト】【メーア】【イーメス】。前者、中者はドラポン限定の星6だが入手できなくてもイベント報酬のイーメスならダメージが通る。
その後後半ではイベント報酬で獲得できる扉を使って戦うことになる。

ドラけしはシャムダLv.99を倒すと獲得できる星5の緑属性で、スキルは横一閃の範囲を物理攻撃する「ダークブレイク」。

余談

世界の調和を司る存在でありながら世界そのものに牙をむくようになったシャムダであるが、その原因となったバランスの不均衡そのものは、人間と魔物の数が増えたことで悪しき心の力も増加していったことで生じている。
ファンタジーものでは「光=善」、「闇=悪」という図式が半ばお約束的なものになっているが、世界の調和を保つ存在として光の女神と同等の立場であったこと、闇竜を狂わせた原因の一端を人間自身が担っていた事実も踏まえれば、ヘルムードの「不当に貶められた」という言葉もあながち間違いとは言えないかもしれない。
この辺りは小説版DQ7におけるオルゴ・デミーラに通じるものがある。ただ、そちらの場合は不死身のためいつか復活を果たすこと、魔王の復活までに負に傾きすぎた人々の心を正しい方向に導くことができれば穏やかさを取り戻して復活するだろうと語られているのに対し、シャムダの場合はそのような設定は存在しない。闇の力を司る存在を欠いた世界が今後どうなるのかは不明である。