「ケアル」、「ケアルラ」、「ケアルガ」の3段階からなる癒しの力で体力を回復させる魔法。
癒しの力とは植物がイメージらしく、キーブレードを掲げると葉や花のエフェクトが浮かぶ。
- 「癒しを」(FM版:「Healing!」)
アビリティの「リーフベール」を装備していると、ケアル系の魔法が効果を発揮するまで無敵状態になる。
敵はグリーンレクイエムが使用する。
- 他の魔法と同じくFFから流用した名称であるわけだが、「ケアル」という名前はスクエニに商標登録されているので他社は許可なしに使えないとか。
作品によって回復量の計算が「加算式」(KHI,3D,KHIIIなど)、または「乗算式」(KHII,Daysなど)に分かれる。
前者の場合は多少魔法力が低くても十分な回復量が期待できる半面、魔法力を上げても劇的な回復量の上昇は望めない。後者の場合はこれらの関係が丸々逆になり、ステータスが伸びると劇的に回復量が伸びていくようになる。
中にはCOMのように回復量が完全に固定の作品もある。
- 乗算式でのLv1攻略は魔法力がほとんど上がらないため、ケアルを使っても回復量は雀の涙。
その分アイテムの価値が上がるとも言える。
KH
HPを回復させる魔法。消費MPは1。ソラとドナルドが使用できる。
「ケアル」はディープジャングルでクレイトンを倒して「癒しの力」を手に入ることで修得でき、以降は「癒しの力」を手に入れるごとに「ケアル(最大MP×3+9)」→「ケアルラ(最大MP×3+27)」→「ケアルガ(HP全回復)」と強化される。
- 2つ目の癒しの力はネバーランド・海賊船(甲板)を訪れること、3つ目はホロウバスティオンの鍵穴封印後に書庫にいるエアリスと話すことで入手できる。
3つ目はサブイベントを突破する必要がないが強制入手でもないため、欲しいなら自分から話しかける必要がある。
使用時はソラか仲間1人を対象に選び、HPを回復させる。ショートカットから使う場合でも対象を選ぶ必要があるため、急ぎの回復の時でもちゃんと入力できるようにしておきたい。
コマンドを選択してから回復するまでのタイムラグが大きく、その間に敵に攻撃されると魔法が中断してしまう。オリジナル版ではリーフベールは無いので、妨害されないように立ち回りを考える必要がある。
ストップ系と同じく、パワーアップするにつれてエフェクトが変化する。
- ケアル:掲げたキーブレードの先端から数枚の葉が舞い落ちる。
- ケアルラ:四葉のクローバーの葉が対象の周りを回る。
- ケアルガ:黄色のベル状の花が頭上で揺れる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズでのソラのアピールアクションの一つとしてこのケアルガも登場している。ただし単なる演出であり付随効果は一切ない。
地面に這いつくばっているホワイトマッシュルームにかけると喜ばせることができる。
3回連続でケアル系の魔法で喜ばせると、ケアル免許皆伝やうるおいの魔石が手に入る。
相当接近していないと対象に選ぶことができないため、狙う時は落ち着いて入力したい。
大自然のいやし
ターザンのアビリティ。
大自然の力を借りてHPを回復する。
ケアル系の魔法と同じ効果のアビリティ(ディフェンス技)で、ソラが癒やしの力を得ると共に強化される。必要APは3、消費MPは1。
キュアポーション
アリエルのアビリティ。
ケアルの詰まったポーションを取り出して使う。
ケアル系の魔法と同じ効果のアビリティ(ディフェンス技)で、ソラが癒やしの力を得ると共に強化される。必要APは3、消費MPは1。
KHFM
ケアルは「最大MP+15」、ケアルラは「最大MP+27」、ケアルガは「最大MP+36」に性能が低下しており、瀕死からの一発回復は難しくなった。
ケアル使用時はダメージを受けなくなる新アビリティ「リーフベール」の登場により、回避手段としても大きな活躍をするようになった。
その強さは他のシリーズでも同様だが、低コストで連続使用可能な今作は特に活躍できる作品といえるだろう。
同じくFM版で強化を受けたストライクレイド共々、お世話になったプレイヤーも多いのではないのだろうか。
モード選択でプラウドを選んでクリアした場合、バトルレポートを見る事が出来るのだが、その中に『仲間にケアルをかけた回数』という項目があったりする。
- プラウドモードの強敵達から猛攻を受けて余裕が無く、最終的に1桁だったというプレイヤーも少なくないだろう。
非戦闘時の回復ならテントとかもあるし。
COM
「ケアル」はマジックカードの『ケアル』を使用することで、ケアル系の上級魔法は『ケアル』のカードのストック技として発動する。
『ケアル』のカードは最初から解禁されている。CPは25(1)~43(0)。
「ケアル」はキーブレードを掲げて自分の体を癒す魔法。回復量は50。
動作を開始してからHPが回復する(「Recover」の表示が出る)までタイムラグがあり、その前にカードブレイクされると回復せずに中断されてしまう。
『ケアル』を2枚ストックすると「ケアルラ(150回復)」、3枚ストックすると「ケアルガ(300回復)」が発動する。
KHIのように、ケアル系を使った時に現れるエフェクトは、葉っぱ→四つ葉のクローバー→スズランの花と変化していく。
ケアル系の魔法はグリーンレクイエムの「ケアルアップ」とウィザードの「マジックアップ」のエネミーカード効果で強化できる。
ラクシーヌに倒されそうになった1人で戦うソラの元にドナルドが駆けつけ、ケアル系の魔法をかけて助けるというシーンがある。
- グラフィックと効果音から察するに恐らくケアル。Re:COMではケアルガに変更された。
『ケアル』カードを使用するストック技
【ケアル系の魔法技】
- ケアルラ
- ケアルガ
同じ回復系の魔法技であるミラクルギフトは『ケアル』のカードを使わないが、ケアルアップとマジックアップの効果を受けない。
【その他のストック技】
Re:COM
動作を開始してからのタイムラグがほぼ無くなった。
- しかしリフレクトやブレイクで止まるので油断は禁物。できるだけ数字の大きい物を入れるか、相手の行動をブレイクしながら使うと確実。
KHII
使用時にMPを全て消費し、必ずMPチャージ状態になる仕様となった。
どんなにMPがあっても一発で使い切るが、逆に他の魔法が使えないぐらい少なくても使用可能。
そのためちょっとダメージを受けたら即回復というチキンプレイや、敵の大技をリーフベール+ケアル連打ですり抜けるようなゴリ押しはできなくなった。ただしケアル系魔法を使用した直後の僅かな間はダメージを受けない為、MPの使い損になったというケースは少ない。
使用後はMPが回復するまで慎重に戦ったり、アイテムの運用も視野に入れる必要がある。
即座にMPチャージ状態になれるという点から、チャージバーサクやドライヴブーストを任意タイミングで発動させることができる。
連続で使えなくなった代わり、近くの仲間も同時に回復できる。ただし対象以外の回復量は半分になる。
ショートカットから使う場合はターゲットを選択するコマンドが省略され、ソラに対して直接発動する。
これによりKHIでの入力の煩雑さが改善され、より緊急時の回復を安全に行えるようになった。
イベントシーンではホロウバスティオンの大決戦時にエアリスがユフィにケアルガを唱えている。
フォームチェンジ中は回復量が強化される。
ウィズダムフォームでは威力補正が2倍になり、マスターフォームとファイナルフォームでは威力補正が全ランク共通で×30.0にも跳ね上がる上、対象以外への回復量も等倍になる。
ソラのHPの最大値は120なので、マスターとファイナルでは魔法力が4あれば完全回復することを意味する。
ソラの魔法力はレベル1時点で6あるため、下記のクライシスハーフ効果中かつレベル1縛りの時でも気にする必要はまず無い。
ビーストキャッスル1周目のクリア時に一個目のケアルエレメントを入手して習得する。
以降はホロウバスティオン2周目のグーフィーとの合流時にケアルラ、100エーカーの森:「星空の丘」のおはなしをクリアするとケアルガに強化される。
ドナルドが使うものは「ドナルドケアル」というアクションアビリティとして登場し、シンバのアクションアビリティとして「大自然のいやし」が、リクのアクションアビリティとして「キュアポーション」が再登場した。
KHIIFM
クライシスハーフが発動している時はケアル系による回復量も半減してしまう。
- 窮地の中で首の皮を繋げやすいアビリティではあるが、気になるようであればポーション等で補う事をお勧めする。
Days
「ケアル」はこれまでと同じような仕様だが、「ケアルラ」は自動で徐々にHPを回復し(所謂リジェネ)、「ケアルガ」はその場にHPを回復する空間を作り出すというものになっている。
本作にリーフベールは存在しないが、ケアルは魔法Lvが上がるにしたがって発動後に無敵時間が発生するようになる。また最高レベルのLv5になると、発動中にガード可能な攻撃を弾き返す効果が追加され、ガード可能な攻撃に対しては発動中も無敵になる。ガード不能攻撃に対しては無力。
ストーリーモードのミッションではシオンが「ケアル」を使用する(DAY72以降)。
パートナーの中でケアル系の魔法を使うのはシオンのみ。
本作にはリーフベールが存在しないが、ケアルの魔法自体の仕様として無敵や弾きが発生するため使い勝手は良い。ただ高レベルになると最大HPの上昇に回復量が追いつかなくなってくる。それでも半分程度は回復できるため充分と言えば充分だが…。
ケアルラは1回の回復量こそ低いものの総回復量は非常に高く、ガッツなどを発動して攻撃を受けながら戦う場合のサポートに非常に有用なものとなっている。
ケアルガは基本的にマルチプレイ用の魔法ではあるが、回復量自体はケアルラを凌駕するため、立ち位置をほぼ変えずに戦う場合はソロプレイ時にも利用価値がある。
BbS
デッキコマンド制の採用により、あらかじめデッキにコマンドを装備しておく必要がある。
一度使用するとゲージが溜まるまで再使用ができないというのはKHIIに近いが、複数個装備することでこの問題は緩和できる。
マジックコマンドの中でもゲージ蓄積速度がかなり遅いため、マジックヘイストの重要度を引き上げる要因にもなっている。
通信プレイ時などに仲間も回復するフレンドケアル系のコマンドが登場した。
この他、ディメンションリンク限定のコマンドで白雪姫なら「先生」、シンデレラなら「フェアリーヒール」を使用するとケアルラに似た技(効果はケアルガ以上)が発動する。
イベントシーンではヴァニタスに消されそうになったヴェントゥスの元に王様が現れ、ケアル系の魔法を唱えてヴェントゥスの傷ついた体を癒している。
何よりラスボスであるテラ=ゼアノートがテラ編ラストとラストエピソード1戦目でそれぞれ最大3回まで使用する印象が強いだろう。
coded
デバッグアビリティ?の一種として登場。
デバッグゲージを消費してHPを回復する。
バージョンアップするたびにケアル→ケアルラ→ケアルガと名前が変わり、回復量が増える。
Re:coded
BbSと同じくデッキコマンドの1つとして登場。
下位の魔法であるケアルでもコマンドのレベルを上げれば回復量は充分であり、対してケアルラやケアルガはコストが高くデッキを圧迫してしまうので、ケアルの方が使い勝手が良いというものになっている。
ではケアル以外は全く使えないかというと、実はケアルガには意外な使い道がある。「ドナサンダガ」に変換されるコマンドの内、1番消費メモリが少なく(11%)唯一8個積むことが出来るのだ。ホロウバスティオン最速攻略を目指す上でドナサンダガをガン積みしたい時はケアルガを使うといいだろう。
- ちなみにアルティマニアには、準備にも実践にも時間がかかるものの、CRLv100のケアルを8つセットして連発し、クロックゲージが満タンになったらフィニッシュコマンドを発動することを繰り返せばどんな強敵にも負けないという戦法が紹介されている。これはボス戦だけではなくシステムエリア攻略にも有効である。システムエリアではダメージを受けるとSPを落としてしまう上、「たたかう禁止」や「アイテム使用禁止」などのフロアトライアルがあると戦いづらい。その点ではマグネラデッキも有利だが不測の事態でゲームオーバーになればSP半減でリスクが大きい。そこでCRLv100のケアルをデッキに8つセットし、「敵のいないところでケアル連発→敵のいるところまで移動しフィニッシュコマンド(雑魚敵一掃にはメガフレアがいいだろう。ただしダメージブロックが多い場合は敵がいないうちに他のフィニッシュコマンドや魔法で壊すこと)→フィニッシュコマンドで敵が倒れなければ敵が引っ込むまで退却してケアル連発」を繰り返せばほぼノーダメージでフロアを攻略することが出来るのだ。ただし「回復コマンド(または魔法コマンド)禁止」の時は適宜ハイエーテルなどを使うこと。これでホロウバスティオンの13階システムエリアも時間はかなりかかるが確実に攻略できるはずだ。
3D
今作では距離を問わず、スピリットを含めた味方全体を回復する効果となっている。
ソラやリクが使う物は主にワンダニャンやキングダニャンのアビリティリンクで入手できる。
ワンダニャンやイイフラワーなどのスピリットもピンチの時にケアル系を使用してくれる。
スピリットたちの成長に従って魔法もケアルラ→ケアルガと成長していく。
スピリットにはMPやコマンドリロードの概念は無いため、短いペースで何度でも使ってくれる可能性がある。
フリックラッシュでもワンダニャンなどのカードで登場。
回復量はケアルが「魔法力+50」、ケアルラが「魔法力+100」、ケアルガが「魔法力+200」。
アビリティ「ケアルアップ」で回復量をブーストできる(1つにつき+30%、最大3つまで)。
ワンダニャンを育成すれば序盤から容易にケアルガが手に入るが、序盤の最大HPでは回復量が過剰な上リロードも余計にかかる。
ぶっちゃけ本編クリアまでならケアルラで十分で、シークレットポータルの強化版ボスや裏ボスを相手取ろうかという頃にやっと必要になるかどうか、というレベル。
- 今作はハイポーションの回復量が非常に大きく、アイテムアップがあればケアルガすら上回る回復効率を得られる。
アイテムにはリーフベールは適用されないためアイテムのほうが優れるというわけではないが、手持ちのケアル系では回復量が心もとないならアイテムを採用する余地は大きい。
回復エフェクトが若干変化しており、ケアルガでは頭上に透明でピンク色をした花が咲き誇る。
- 過去タイトルのようなベル状ではなく、蓮や睡蓮のようなもの。
χ
いつもの魔法ではなく、アタックカードにセットするスキルの一種として登場する。(→アビリティ/【ケアル】)
Uχ
アビリティとして登場した。
KH0.2
キャッスル・オブ・ドリームの城下町で1つ目の歯車を壊した際のイベントでケアルガを使用可能になる。
基本仕様はKHIIと同じく、使用時にMPを全て消費する。
アクアは魔法攻撃が鍵となるため、これを使うタイミングには気をつけたい。
KHIII
トワイライトタウン初回訪問時のデビルズウェーブ撃退で習得する。
以降はモンストロポリスのジェル・オブ・ホラー撃破でケアルラに、キーブレード墓場のデビルズウェーブ撃破でケアルガに強化される。
- ケアルガ習得時のアナウンスは通常の魔法コマンド習得のような画面右上ではなく、ボスの撃破演出でホワイトアウトした画面中央にメッセージウィンドウが出て「ケアルガの魔法を覚えました!」と表示される。
基本的な仕様は使った直後は無敵という特徴がない事以外はKHIIと同様。KHIIIの仕様として走りながらの発動に対応している。
本作ではアクセサリーにのみ付いているケアルコンバータの存在により、MPをギリギリまで消費せずいきなり使うことでフォームチェンジ及びキーブレード変形を素早く発動させる選択肢もあるが、MPチャージ時に発動するアビリティの種類が減り性能も低下しており、相対的に価値が低下した。
……が、これは通常難易度での話。クリティカルモードでは非常に重要かつ強力なクリティカルチャージを習得できるため、チャンスがあればこれでMPを使い切ってから攻め込む選択肢が生まれている。
無論、ただでさえリスクがきついため、使うべきタイミングはしっかり見計らう必要がある。
「オーシャンケアル」は存在しないが、水中でもそのまま使用可能。ただし他のオーシャン系魔法と同様、動きながら使うことはできない。
回復量はケアルは「80+魔法力」、ケアルラは「120+魔法力」、ケアルガは「160+魔法力」。
周囲の仲間も同時に回復し、その場合の回復量は固定値の部分を半分にして計算される。
特定の条件を満たすと使えるシチュエーションコマンド「ケアルガン」は魔法力に関係なく完全回復できる。
本作では魔法のランクを予め設定することで消費MPと性能を切り替えることができるが、ケアル系はランクに依らずMPを全て消費するため、上位魔法を習得した後は下位のケアルをわざわざ設定する意味は無い。
- ショートカットの付け替えを忘れないように。
ドナルドはKHII同様に「ドナルドケアル」を使用する他、特定の場面で操作キャラクターとなるリクとアクアが「ケアルガ」を使用可能。
共闘キャラクターのカイリが「ケアルラ」を、王様、アクア、シオンが「ケアルガ」を使用する。
ケアルガン
フルコース効果でアビリティ「ケアルガン」を得ている状態に限り使用可能になるケアル系の強化魔法。
シチュエーションコマンドのゲージが満タンになった時、25%(ソラのHPが25%以下なら+25%、HP25%以下の仲間がいるなら一人につき+10%)の確率でコマンドが出現する。
パーティー全員のHPを全回復する。
使えるのは1回のバトルで1回きりとなっている為、使いどころに注意。
ケアル系統なのは確かだが、このコマンドはリーフベールの効果を受け付けない。
- 恐らく「魔法コマンド」ではなく「シチュエーションコマンド」である為。
KHIIIRM
追加シナリオ「Re Mind」において、操作キャラクターとして選択できるようになったロクサスとカイリが「ケアルガ」を使用可能。
MoM
キングスコール使用時にHPが0になると、王様が「ケアルガ」を1度だけ使用してくれる。
これによりHPを全回復して復活することができる。
また、ダブルプレイモードでは「フレンドケアルガ」のアビリティシンボルがターゲットとして出現する。