スキル/加護

Last-modified: 2024-10-06 (日) 01:53:27

被ダメージに関わるスキル。といっても、防御とは関係ないスキルである。

目次

概要

  • 効果は「被ダメージ時一定確率でダメージを軽減or増大させる」というもの。
    本来なら防御力の都合で直撃即乙になるようなダメージでも
    本スキルが発動すればギリギリ助かる…というようなシチュエーションを生み出せる特殊な生存スキル。
    肝心な時に全く発動しないこともザラにあるが。
  • なおダメージ軽減効果はモンスターの攻撃がハンターに直撃した場合だけでなく、
    一部武器種のガード時に発生した削りダメージも軽減してくれる。
    これにより、ガード性能と併用して防御能力を限定的に擬似強化することも可能。

MHXXまで

  • スキルポイントによりプラススキルの「精霊の加護」では4分の1の確率で被ダメージが0.7倍になり、
    マイナススキルの「悪霊の加護」では4分の1の確率で被ダメージが1.3倍になる。
    スキル発動時はハンターの周囲に白い光が舞い、SEも鳴るのでわかりやすい。
    • 敵の火力が跳ね上がるG級でも生存率が上がるのは有難いが、
      あくまで確率なので発動しないときは発動しない。
      防御をこれに頼った被弾上等な立ち回りは避けたいところ。
      「発動してくれたらラッキー」ぐらいの心構えでいよう。
  • そのままでは即死になる大ダメージでもこれが発動すれば生き残る事もあるが、
    所詮確率なのでアテにするには不安。そういう目的で付けるなら根性の方が確実である。
    元々即死しないだけの防御力があるが、ダメージ自体は軽視できない程度に食らう状況で
    使わされる回復薬の量を抑える、といった用途が最も期待通りになってくれるだろう。
    • 敵の一撃毎が大きな負担となるガンナーにとっては、ある種の命綱ともなる。
      特にG級などではガンナーがどれだけ装備を鍛えても即死は免れないという状況も珍しくないので、
      多少防御が下がってでも加護を装備した方がいざという時の生存率が上がる可能性は高まる。
  • 他のマイナススキルに比べると、悪霊の加護は目にする機会が多い。
    なぜか一線級の実戦装備一式を組むと、これがくっついてくることが多いからである。
    また、聴覚保護の装飾品にも加護のマイナスポイントがあるので、
    装飾品で無理矢理に耳栓を発動させようとすると、大抵悪霊に取り憑かれる。
    確率発動とは言え、かなり危険なマイナススキルなので優先して消したい。
  • MH2とMHP2では1スロ1ポイントの装飾品しか作れなかったが、
    MHP2G以降は1スロ2ポイントの装飾品が作製可能な5スロスキルの一つとなった。
    生存率を上げてくれるのでもっと使われてもいいはずなのだが、シリーズによっては人気は今ひとつ。
    やはり確率発動故の不安定さが要因か。
    また、上述の通りマイナスのSPがつくことが多いので、5スロスキルとは言え
    実際に発動に持って行くには6スロ以上必要なことが少なくないのも要因だろう。
    • MHP2Gでは、1スロで2ポイント上げられる神護珠の作製には崩竜の腹鱗が要求されてしまう
      (つまりウカム後)という作製時期の遅さもある。
    • MHP2G以降の作品でも上位の終盤でやっと作製できるようになることが多い。
      MH3G以降のG級がある作品では入手可能になった後にG級が来るため、
      G級序盤で手軽に防御性能を上げる手段として有効である。
      • MH3rdと3Gでは初期装備、もしくはそれに準ずるユクモノ防具で発動するようになっており、
        序盤のプレイヤーを下支えするスキルとしての側面も持つ。
    • MHXでも金火竜の素材に勇気の証Gと1スロ2ポイントの神護珠のハードルは高い。
      ただし、1スロ1ポイントの加護珠なら下位でリオレイアの素材があれば作成できる上、
      光るお守りでも加護+7のポイントを持つ物も存在するため発動そのもののハードルは幾分か安易になった。
      P3rd版ユクモノに続いて初期装備のベルダーシリーズ一式で発動する一方で、
      キリンシリーズ、ゴールドルナシリーズ、マスターシリーズ、燼滅刃シリーズなど
      作製難度が高いベテランハンター向けの終盤装備にも付いている場合がある。

MHWorld

  • MHWorldではスキルポイントが廃止されたことに伴い、
    スキルが細分化されてLv1~3までに変更。
    レベルによる変動は発動確率が上がるのではなく、ダメージ軽減の割合値となっている。
    発動時には右上に通知が出るようになっている。
  • Lv1で15%軽減、Lv2で従来の30%軽減、Lv3で50%軽減である。
    限定特典の「追い風の護石」には攻撃Lv1と精霊の加護Lv1がついていたりと
    序盤からお世話になりやすく、装飾品のスロット枠もLv1なので発動も容易。
  • また、ネコの防御術やカスタム強化の防御力強化などの
    ダメージ軽減系の効果とは重複せず、発動率・軽減率それぞれの高い数値が適用される
    例:ネコの防御術【小】(発動率1/8、軽減率30%)と精霊の加護Lv1(発動率1/4、軽減率15%)が同時適用中の場合、
    発動率約1/4、軽減率30%となる。
    • 余談だが、装飾品の売却額はレア度別で統一されており、レア5の装飾品は100zなのだが、
      この加護珠だけ何故か一回り低い50zと不当な扱いを受けている。

MHW:I

  • 極意スキルの登場で精霊の加護のレベル上限を突破することができるようになり、
    発動時には最大Lv5まで上げられるようになった。
    Lv4の時点で発動時のダメージを60%もカットできるうえ、
    Lv5なら軽減率こそ据え置きなものの、発動確率が約40%まで上がっている模様。
    元の発動確率が25%程度と考えると、大幅な確率アップとなる。
    確率なので過信は禁物だが、体感できる程度にはダメージ軽減が発動する。
    装衣などを駆使すれば、一撃で体力全てが消し飛ぶような大技を受けても、
    体力の2~3割が削れる程度で済んだりする場合もある。
  • 初心者に特にオススメのスキル…と言いたいのだが、極意スキルが発動できるのは
    MR解放後、強敵リオレイア希少種の防具。
    とはいえ、マスターランクの歴戦モンスターの攻撃は
    防具の最大強化だけでは防ぎきれないものも多く、
    防御力やスロットも優秀なので、有用なスキルなのは間違いない。
    • また精霊の加護Lv3に関しては防衛隊装備確定で付く為、
      前作よりも初心者はこの恩恵を受けやすくなった。
      ただ当の防衛隊装備が何分硬く、特に下位のうちは精霊の過保護も同然である。
  • このスキルを上限突破するには、金火竜装備を複数装備する必要があった。
    しかし、その必要数は2部位であり、比較的容易に発動可能。
    その為、他の3部位で発動するスキルや極意と共存したりすることも可能。
    赤龍武器と合わせれば、4部位系との共存も可能となる。
    さらには、胴と腰の2部位だけで精霊の加護Lv5を満たすことができる他、
    体力増強を備える頭、弱点特効を備える脚と他の部位も優秀。
    • 最終アップデート追加のEXドラゴンシリーズの2部位シリーズスキル"継承"の全極意解放でも上限突破可能。
      当のドラゴン一式もスキル・スロット共に優秀、火力と加護を両立することも難しくなくなった。
      またそのドラゴンを作る過程でも超火力のミラボレアス相手に加護は活きやすく、
      Lv5ともなれば頭を破壊できていない状態の第三段階のブレスを耐えられる事すらある。
      剣士はもちろんのこと、ガンナーすらミラボレアスや歴戦王イヴェルカーナのブレスを耐えられることもある。
  • また、加護スキルを含むレベル4スロットの装飾品も登場。
    匠や痛撃といったスキルと複合しているものも確認されており、発動自体も容易に。
  • 不動の装衣・改はLv1スロットが2つ空いており、ここに加護珠を詰めると
    不動の装衣のハイパーアーマー効果では裏目に出る多段ヒットの攻撃にも耐えられる可能性が出てくる。
    そういう時に限って発動しないのは狩人の常であるが。

MHRise

  • 極意スキルが存在しない為、レベルは3段階に戻った。
    効果もworldと同様にLv1で15%軽減、Lv2で30%軽減、Lv3で50%軽減となる。
  • 初期装備のカムラシリーズの頭に1レベル付加されており、
    MHP3やMHX同様にゲーム開始直後から恩恵を受けられる。
  • 勿論装飾品も存在する。
    竜玉を要求されるが、そこまで出にくい素材ではないので作成難易度は低い。
    • しかし、サイズがスロットLv2になってしまった。
      Lv2の装飾品は火力スキルを筆頭に多くの有用なスキルが属している為、
      それらに押されてどうにも付けにくいスキルとなっている。
      幸いにも当作は翔蟲やモンスターの挙動などを含めて難易度が抑えめであり、特段積まなくてもどうにかなりやすい。
  • 比較的負担の軽い使い方としては、Lvで確率が変動しないことを利用し
    Lv1だけ発動させて即死回避の保険とする手がある。
    特に山頂ラージャンあたりになると
    ガンナーはともかく剣士だともう少し耐久を上げれば即死はなくなるケースが多く、
    ここで精霊の加護をLv1入れるだけでも運次第でその防御ラインを超えられる可能性が出てくる。
    Lv2装飾品の競合は確かに多いが、1枠で即死を回避できる可能性を作れると考えれば
    悪い選択肢ではないだろう。
    • 一方でガンナーだとLv1では追いつかないケースも多いが、
      必須スキルの多さを考えるとLv2以上を目指すよりおだんごド根性やヌリカメの方が保険として適任だろう。
      尤もガンナーならそもそも喰らわないように練習するというのが一番実の入りが大きいか。
  • MHWorldでは防御術とは効果の重複はせず発動率、軽減率がそれぞれ高いほうが適用される仕様になっていたが、
    本作では再び重複するようになった。
    同時発動すると両方発動しない、どちらか片方のみ発動する、両方発動するというパターンに分かれるようになった。

MHR:S

  • 装飾品に加護珠II【4】が追加された。
    エルガド到着早々に作成可能であり、G級相当でモンスターの火力が上がっているため、
    序盤では持てあましがちなLv4スロットに嵌めて対策するのも手。
    • めちゃふせ栗だんごを跳び竹串でLv4化すると精霊の加護Lv3と同様の効果に増幅されるので、
      貴重な防具スキルや装飾品スロットは使わずにうさ団子で生存措置を取るのが初期のトレンドだった。
  • だがアップデートが進むにつれ、強力なモンスターが次々に追加。
    この辺りのモンスターや特別討究に至ってはうさ団子だけでは間に合わないレベルの苛烈な攻撃を繰り出してくる。
    狂化を使うという手もあるが、それ以外のスキル構成でこうしたモンスターと対峙するなら多少火力スキルを削ってでも
    本スキルのLv3とうさ団子の併用を視野に入れるべきだろう。
  • 傀異錬成でも付くが、なんと内部的なコストが最低値になっている。
    防御やらひるみ軽減やらの装飾品ならLv1スロットで対処されるスキルと同じランク帯であり、
    比較的付きやすい割にスロット的なお得感が強い。

MHNow

  • 本編とは違い、軽減率は最低で50%、Lv1~3は発動確率が上昇し、
    Lv4以降は軽減率がより上昇するといった形に仕様変更されている。
  • MHW:I以外ではあまり重要視されることのない本スキルだが、MHNowでは極めて重要なスキルとなっている
    • 無尽蔵に回復できる本編と違い、体力≒ソシャゲのスタミナかつ
      回復薬が超貴重アイテム(課金要素)なため被ダメージは極力減らさなければいけない。
      また、高ランクになってくると1回の被弾で力尽きるのがデフォルトとなってくるため、
      確率でリスクを減らせる本スキルは屈指の課金節約スキルと言える。
    • スキルを発動させる部位はウルムー腰装備が人気。
      パオウルムーは中盤から出現するため素材が集めやすいことと、
      腰装備は競合が起こりにくい箇所のため、呪いの装備と化している人も多いようだ。
    • さらに、漂移錬成の実装によりこのウルムー腰にはグレード8で最大2つまでスキルを付けられるようになった。
      これにより、火力スキルとの両立も可能になった。

類似スキル

ネコの防御術

  • 【小】と【大】があり、【小】は8分の1、【大】は4分の1の確率で被ダメージを7割にする。
    見ての通り【大】は精霊の加護と全く同じ効果である。
    また、加護とは重複可能なので、両方発動させると生存率はかなり上がる。
    • ネコの防御術同士の【大】と【小】はさすがに重複不可能。
      食事に対する固定スキルで【大】が、日替わりスキル部分に【小】が出ていて両方発動する、
      と言うケースがたまにあるが、その場合は【小】の方がグレーアウトして無効になる。
  • 有用性自体はスキルの加護と似たようなもので、あくまで確率であり即死攻撃を緩和するには頼りないが
    食事スキルゆえに負担無く付ける事ができ、特に他に必要なスキルが無い場合は
    とりあえずでつけておいても役に立つ。
  • 上述にもあるがMHWorldでは重複はせず、
    ダメージ軽減、発動確率いずれも効果が高いほうが適用されるようになった。

英雄の盾

  • MHX(X)で登場した防御系スキル。
    こちらは確率では無く、効果適用時には確実に発動して
    対象ダメージを0にして、その攻撃に付随する状態異常効果の一部を無効化する。
    ただし、発動制限が極めてシビアで加護とは別の意味でアテに出来ない上
    発動するにもスキルポイント事情が重く、非常に使い所が難しい。

審判

  • MHFに登場する、同じく確率で発動する防御系スキル。
    効果は「1/8(上位スキルは1/4)の確率で受けたダメージをゼロにする」という内容で、
    加護よりもずっと強力になっている。
    ただし、マイナススキルの効果も加護とは比較にならないほど凄まじい
    詳しくはリンク先を参照。
    • ちなみにMHFにはこのページで述べている「加護」のスキル系統は存在しない。
      MHFにおいてはこの「審判」というスキル系統が「加護」の立ち位置である。

精霊王の加護

  • 狩猟笛の旋律効果の1つ
    必要な音色は、もしくは
    MHXXまでは被ダメージの減少割合こそ加護スキルと同じだが、
    時間制限があるからなのか発動確率は2分の1と高い。
    MHWorld以降は被ダメージを5割に、発動確率は約3分の1に変更された。
  • MHXX以前の作品では精霊の加護やネコの防御術の効果を無効にしてしまう
    旋律の維持ができている間はそれらのスキルが無駄になってしまうので、
    この旋律を使う場合は他のスキルに付け替えた方がいいだろう。
    • MHWorldでは発動中のこれら類似のスキル効果のうち、
      発動確率と軽減率それぞれが一番高いものが発動するようになった。
    • MHRiseでは各効果ごとに個別に発動するようになり、
      スキルと旋律を同時に付与した場合は、
      「スキルのみ発動」「旋律のみ発動」「どちらも発動」と、3パターンの発動が確認できる。
      スキル・旋律共に発動した際はダメージ軽減率が乗算され、より被ダメージを軽減できる。
  • MHXXまではオトモアイルーに対しては効果がなかったが、
    例外的に、MH3Gのチャチャ及びカヤンバには精霊王の加護が有効だった。
    MHWorld以降はオトモにも旋律がかかるようになった。オトモダチなどのNPCに対しても発動する。

極限強化【防御】

  • MH4Gから新たに登場した極限強化をされた武器を装備した際に付く特殊効果の1つ。
    極限強化【防御】を施された武器を装備すると防御力が+60された上で、
    精霊の加護のスキルと同じダメージ軽減効果が発動する。

カスタム強化

  • MHWorldで登場したカスタム強化の内、防御力強化を施した際に付く特殊効果。
    防御力にボーナスと、一定確率でダメージを30%軽減する効果が付与される。
    武器によっては複数回同じ強化を施すことができ、重ねるごとに防御力ボーナスと軽減確率が上昇する。
  • MHWでの防御力ボーナスと確率は以下。
    • 1段階目:防御力ボーナス+10、発動確率20%
    • 2段階目:防御力ボーナス+20、発動確率25%
    • 3段階目:防御力ボーナス+30、発動確率33%
  • MHW:Iでは効果が上昇。4段階目も追加された。
    • 1段階目:防御力ボーナス+15、発動確率15%
    • 2段階目:防御力ボーナス+25、発動確率25%
    • 3段階目:防御力ボーナス+35、発動確率35%
    • 4段階目:防御力ボーナス+50、発動確率45%、ダメージを50%軽減

関連項目

スキル/気まぐれ - +10で「精霊」、-10で「悪霊」が発動する道具関連スキル