モンスター/傀異克服シャガルマガラ

Last-modified: 2024-11-20 (水) 12:41:48
種族
古龍種(古龍目 廻龍亜目 マガラ科)
別名
天廻龍(てんかいりゅう)、天廻龍克*1
英語表記
Risen Shagaru Magala
危険度
MHR:S:★10
登場作品
MHR:S
狩猟地
城塞高地, , 獄泉郷

目次

生態・特徴

主に観測拠点エルガドの周辺地域にて発生している≪傀異化≫と呼ばれる現象により
異端な力を手に入れた天廻龍シャガルマガラの特殊な個体。
そもそも、《傀異化》とは新種の寄生生物『噛生虫キュリア』に寄生されたモンスターが、
キュリアから送られた過剰なエネルギーと毒素により暴走する、という恐るべき現象である。
しかし、ハンターズギルドの調査により一部の強力な生物、主に古龍種はキュリアによる暴走を抑え込み、
逆にキュリアの力を完全に我が物として「共生関係」へと変化させる事が可能であると判明した。
ギルドはこの現象をハンターにとっての更なる脅威と捉え、《傀異克服》と新たに呼称する様になった。
中でもシャガルマガラは元より性質が近い狂竜ウイルスを司る古龍であることもあってかキュリアとの相性が良く、
彼らの毒素への免疫はもちろん、キュリアの許容・受容力も高いという。
その特性故か、現在までに確認された傀異克服古龍のなかでも、
本個体は傀異克服バルファルクと並んで特に危険度が高い種類と見なされている。
キュリアによる暴走を克服したことにより外見に顕著な変化が見られており、
体色は通常種と比べ色褪せたような銀色となり、角や翼の縁などは黒ずむように変色している。
またその変化は外見のみにとどまらず、戦闘時は通常のシャガルマガラにも増して多量の狂竜ウイルスを扱うのが特徴。
狂竜ブレスは威力・炸裂範囲がより強烈なものと化している他、
翼脚を用いた格闘の際には地中から噴出させる狂竜ウイルスの爆発を合わせ、攻撃範囲を大きく広げる様子が確認されている。
以上のように翼脚や口腔を起点として狂竜の力を行使するため、特に正面方向への攻撃能力が高くなっている。
加えて拘束した相手には通常種以上に執拗な追撃を仕掛ける様子も見られ、
生半可な腕ではこの個体に近づく事も逃げることも叶わず、圧倒的な力で叩き潰されるのみである。
また、怒りが頂点に達すると、
傀氣脈動状態」と呼ばれる、傀異克服個体特有の強化形態に移行する。
この状態では角や翼、尻尾の先端を中心に橙色の眩い光を放つ様になるなど、著しく外見が変化する。
この状態になったシャガルマガラは扱う狂竜ウイルスの量が更に増加する上、
興奮によって平常時以上の俊敏性を発揮するようになる。
ただでさえ凶悪な攻撃範囲がより一層拡大し、加えて高い機動力によって矢継ぎ早に攻撃を仕掛けて来るため、
歴戦のハンターであっても一瞬の判断ミスが命取りになるだろう。
なお、先述のように正面方向へは苛烈な攻撃を仕掛ける本個体ではあるが、
側面や後方が比較的無防備である点は通常のシャガルマガラと変わらない。
一方で頭部に攻撃を集中した結果、シャガルマガラが大きく怯んで倒れ伏したとの報告も上がっており、
猛攻を掻い潜りながら急所を一気に叩くという、極めてハイリスクな戦法もまた有効であるようだ。
あらゆる攻撃行動に注意を要する傀異克服シャガルマガラだが、
中でも警戒すべきは莫大な狂竜ウイルスを拡散、自身の前方の一点にその全てを収束させ、強烈な大爆発を引き起こす大技。
マスターランクの素材で鍛えた防具でも耐え切れぬ桁外れの威力を誇り、
さらに周囲に発生させた狂竜ウイルスの爆風の柱によって獲物を前後不覚に陥らせるのみならず、
収束地点に向かって弾き飛ばし、確実に滅却せんとする驚異の技である。
この様に、本個体は通常のシャガルマガラとは一線を画す実力を誇る強力な個体である事と、
傀異克服古龍の未知数の危険性から、狩猟に臨む為には極めて厳しい条件が課されており、
最たる危険度を持つモンスターの一つとして扱われている。
また、より強力な攻撃行動を見せる個体も確認されており、
該当個体の討伐はより信頼の篤いハンターに限って依頼されている。
なお、本個体から剥ぎ取れる素材はキュリアの影響故か変異を起こしている物も存在し、
この素材を用いる事で、今までのシャガルマガラの物とは異なる力を持つ武具を作成できる。
先述したように圧倒的な戦闘能力を持つこのシャガルマガラから素材を得る事は困難を極めるであろうが、
その装備は苦労に見合う唯一無二の性能を持った武具として、エルガドで注目を集めている。

概要

  • MHR:Sの大型アップデート第5弾となるVer.15.0で登場したシャガルマガラの特殊な個体。
    爵銀龍メル・ゼナの従える飛行生物、噛生虫キュリアに寄生され、
    彼らの持つエネルギーと毒素により暴走しかけるも、古龍種としての並外れた生命力により、
    暴走を抑えて共生関係を築き、その力を我が物としてしまったシャガルマガラであり、
    現状のところ最後に登場した傀異克服古龍となっている。
    • ゴア・マガラ渾沌に呻くゴア・マガラは克服できず傀異化個体となっており、
      やはり成熟した古龍と古龍未満の分類とではキュリアの力を抑え込めるか否かなど、
      大きな格の違いがあるのだろう。
    • 傀異克服の結果、美しい純白だった体色は薄暗い紺色に変化している。
      そのため、本体の体色と禍々しい狂竜ウイルスとの対照性が印象的だった元のシャガルマガラに対し、
      通常個体以上に激しく散布される狂竜ウイルスの元で暴れ回る本種の姿は、
      さながら悪魔や堕天使といった印象を与えるものとなっている。
      渾沌に呻くゴア・マガラが「白いゴア・マガラ」ならば、さしずめ本種は「黒いシャガルマガラ」と言える。
  • モンスターの特殊な強化状態の中で更に強化された状態で言えば、
    MH4Gの極限状態や、MHW(:I)の歴戦王等が挙げられるが、
    傀異克服古龍はハンターノートにおいて通常種とは別種として扱われている。
    もちろん狩猟数やサイズも別カウントになる他、なんと操竜すら通常種とは異なる独自のものになっている。
    このため極限状態や歴戦王などと同じ「強化個体」でありながらも、
    他の傀異化個体とは違って今作における特殊個体に近い扱いになっており、
    内部的には「別のモンスター」という処理が為されているようだ。
    この事から、モンスターリスト内の扱いにおいては、
    今までの二つ名MHW:I以降の特殊個体、及びヌシなどに近い扱いと言える。
  • 受注可能になる条件は、傀異克服バルファルクのクエストが解放されるMR160を超えた、MR180
    MRの観点で言えば最後に解放されるモンスターであり、
    報酬金も単体クエストとしては破格の10万z越えと、その危険度が戦闘前から現れている。
    また、狩猟地が塔の秘境となっている。傀異調査クエストの狩猟地に獄泉郷共々追加されたと見ると、
    キュリアの影響は日々広がり続いているということだろうか。
    • ちなみに、本種によってシャガルマガラは塔の秘境にも出現することが判明した。
      城塞高地に出現した個体と同じくゴア・マガラを追いかけて来た、
      もしくはシャガルマガラ自体が傀異化モンスターの発する生命力に惹かれた
      といったことが要因として考えられるか。
  • 次のアップデートとなるボーナスアップデート(Ver.16.0)では特殊個体である原初を刻むメル・ゼナのみの追加となり、
    MHR:SはこのVer.16.0を以て大型アップデートを終了した為、本種が最後に追加された傀異克服古龍となった。
    • いわばMHW:Iにおける最後の歴戦王であるイヴェルカーナや、
      MHRiseにおける最後のヌシであるジンオウガなどと同様のポジションと言える。
    • なお、キュリアを取り巻くストーリーについてはここで完結した訳ではなく、
      次回のアップデートで追加された原初を刻むメル・ゼナ戦に引き継がれていく事となる。
      数多のモンスターを傀異化に導き、何種もの大型古龍と共生関係を結んできたキュリアの行く果てとは…?

MHR:S

  • MR180に到達するとM★6に「傀異克服:シャガルマガラ」というクエストが追加される。
    傀異クエストでは傀異克服バルファルクと共に最上位のEX★9ランクのモンスターを務める。
    • 傀異討究クエストではLv131以降から姿を見せ始め、傀異化素材は破傀の○龍血系を担当。
      Lv271以降は赤オーラアイコンの強化個体となり、モーションが更に強化される。
      傀異研究Lv241到達で解放されるEX★9傀異クエストの個体もこちらの強化個体になっている。
    • M★6のクエストに登場する個体は、体力・攻撃力ともに他の傀異克服古龍より倍率が一回り高くなっている。
      傀異討究クエストでは他の傀異克服古龍と同様の倍率であり、低レベル帯の個体はM★6の個体より体力・攻撃力ともに低いため、
      どうにもM★6の個体に勝てない……という場合はこちらで慣れておくのも手。
      ただし低レベル帯では決戦場フィールドのクエストは出現しないため、ヒトダマドリは都度集める必要がある。
  • 狩猟開始直後の段階でも元から強化された要素が複数確認できるが、
    体力が一定以下になると力を溜めるモーションから小爆発を起こし、更に傀氣脈動状態へと移行する。
    この爆発にはダメージ判定もあるが、傀異バーストに比べると範囲と威力はかなり小さい。
    • この状態に至ったシャガルマガラの攻撃はそれまで以上に苛烈になり、
      攻撃力と行動速度の上昇、各モーションの更なる強化、必殺技の解禁といった要素の結果、
      自分の正面広範囲に対しての遠近を問わない怒涛の連続攻撃能力を獲得する。
      また傀氣脈動状態への移行時と後述の新必殺技の使用時限定だが、
      ランダム範囲への地雷発生が付随し、これが通常個体よりも大幅に数と速度を増やしている。
    • 傀氣脈動状態では殆どの威嚇モーションが前方に首を振るような従来の動作から、
      頭を一瞬上げる動作になり隙がない上に、武器種や立ち回りによっては攻撃を空振りさせられやすくなる。
    • 苛烈な猛攻を掻い潜って攻撃し続けるのは困難ではあるが、
      傀異鈍化と同様、傀氣脈動状態はダメージ蓄積により解除可能で解除時に大ダウンも発生する。
      ただし一定時間経過で再び傀氣脈動状態に移行し、瀕死時はこの速度が更に上がる。
    • 通常種と同様、頭部への一定ダメージ蓄積でも特殊ダウンは発生するが、
      こちらはダウン時間が短くなる強化に加えて、ダウン時に大きく吹き飛んで遠くに転がるのもあり、
      傀氣脈動状態を解除した時ほどのダメージチャンスにはなってくれない。
    • 傀氣脈動状態では通常個体がHP50%以下から行う形態変化後と同様に、周囲がウイルスで薄暗くなる。
      傀氣脈動状態に移行する際に地雷が付随している点も踏まえると、
      「身を翻しながら飛翔し、空中で翼を広げて咆哮する」という通常個体でお馴染みの形態変化モーションは、
      傀氣脈動状態への移行モーションに置き換わっているようである。
      とはいえこの形態変化モーション自体は完全にオミットされているわけではなく、
      後述する新規の大技を放つ際に行ってくる。
  • 同じEX★9仲間である傀異克服バルファルクと比べると、プレイヤーからの評価は様々。
    正面に立つのは危険だが腹下から尻尾にかけては比較的安全というマガラ種共通の特徴は本種も同様だが、
    こちらは傀異克服により行動速度がさらに加速している。
    死角となる下半身側に張り付ける機動力があれば比較的討伐も安定するが、
    それが出来る武器種と出来ない武器種で格差が生じてしまっているのが現状。
    • ガード可能な武器種でガード性能煽衛を採用し、鉄壁の守りで迎え撃つ戦術も有効だが、
      ガード強化が無いと防げない狂竜圧縮砲(ビームブレス)の出が恐ろしく早くなっている上に、
      これまた恐ろしく出が速く、翼脚で正面を撫でる様に引っ掻く攻撃が凶悪なガードめくりを見せる。
      ガード受付範囲が広いランス・ガンランスではあまり問題にはならないが、
      狭い片手剣・大剣・チャージアックス・ヘビィボウガンでは翼脚方向に45°ほど角度調整しないと防げない。
      被弾すると意外と痛い上に尻餅をつくので、その後の体勢を立て直し辛くなる。
      使用頻度はそこまで高くないとは言え、拘束攻撃の出が速いのも警戒対象。
      大剣とチャージアックスの場合、下手にガードすると
      怒涛の連続攻撃によって斬れ味が凄まじい勢いで落ちていくので注意。
    • 大きく動きながらの攻撃やコンボが増えた上、大半の攻撃にウイルス爆破が伴うためカウンターも高難度。
      カウンターに求められるあらゆる要素を他のモンスターに狙う時以上に完璧に噛み合わせないと、
      成功させても攻撃が外れたり、後隙に攻撃を重ねられて逆に大ダメージを負う羽目になる。
    • 翼脚の扱い方を筆頭に、細かい仕様も相手の有利に働く場面が多い。
      ダウン時の暴れで位置を大きくずらされるのは
      ドス古龍(特にクシャルダオラ)などにも見られる挙動ではあるが、
      本種はダウン状態でも翼脚を開いたままもがくため殊更引っ掛けられやすい。
    • 先述したように特殊ダウンもあるがこれは他の行動不能状態を上書きするため、
      『麻痺等の長い拘束にかかった直後、特殊ダウンが発生し距離を離されて最速で復帰してしまう』
      というパターンが頭部への攻撃が難しい故に非常に起こりやすく、チャンスがチャンスにならない事が多い。
      他にも数少ない隙になる威嚇モーションで頭を一瞬上げてタイミングをずらすなど、
      武器種や立ち回りによっては攻めづらくなる厄介な調整が端々に見られる点も評価の割れる一因だろう。
      いずれにせよ、歴代でも特に機敏なMHR:Sのハンター相手だから許される攻撃性ではあるだろう。
    足元がお留守な一方で、正面150°の扇範囲は剣士・ガンナーを問わず超危険地帯。
    傀氣脈動状態では通常個体を早送りにしたような速度で、狂ったような連続攻撃を繰り出してくる上に、
    近・中・遠の全距離に対し、様々な軌道のバリエーション豊かな攻撃を仕掛けてくる為、
    正確に対処しきれなければ命が幾つあっても足りない。
    出が早い攻撃と遅い攻撃、精度が高い攻撃と低い攻撃、攻撃後の地雷爆発が早い攻撃と遅い攻撃を、
    絶妙に混ぜこぜにしつつ矢継ぎ早に繰り出し、常にハンター側に二択三択を強いてくるのも厄介なポイント。
    滅茶苦茶に動くその体躯にハンターが引っかけられる事も多く、こちらの攻撃は外された挙げ句、
    別のダメージ判定へ押し込まれる等の位置ズレ事故も頻発。
    • 動きが高速化したことは強化だけでなく、フレーム回避のやりやすさにも繋がっているが、
      いずれにせよ警戒すべき攻撃を絞れる股下はともかく、頭前正面で全攻撃を捌こうとするのは難易度高め。
    • 特に頭前正面に居座った相手に対する執拗さたるや、設置地雷の遅延爆発も合わさって、
      「リスクを承知の頭狙い」か、「安定を取った後脚狙いか」という
      戦略上の二択がかなりのハイリスクハイリターンになっており、
      武器種によっては前者をあきらめざるを得なくなることもあるだろう。
      前述の狂竜砲も来るタイミングを把握できればカウンターで迎撃しやすい他、
      2連続爆発ブレス後に明確な隙もあり対処しやすい。
      また、回避性能をLv3まで発動させれば翼脚を使った攻撃の大半がフレーム回避が容易になるため選択肢に上がるだろう。
      溜めの長い攻撃も含めて軸合わせの甘い攻撃が多く、範囲の外に離脱しやすい回避距離UPを発動させるのも有効。
    • というかニュートラル状態のシャガルマガラの正面範囲では、攻撃どころか迂闊に薬を飲むのさえ危ない
      いくつかの攻撃後には確定威嚇が入る為、体力が危険な状態でも冷静に攻撃が途切れるのを待とう。
    総じて肉質が非常に柔らかい頭部、攻撃が手薄で比較的安全な後脚という弱みを代償に、
    側面からの攻撃を肉質の硬い翼脚でガードしつつ、頭を狙おうとノコノコ正面に来たハンターを容赦なく狩る。
    あるいは足回りが悪い武器種をサイドステップ・バックステップを駆使した高速機動で翻弄しつつ、
    側面取りや背面取り、自分有利の攻撃範囲にハンターを強引に収めつつ上から叩くモンスターに仕上がっている。
    人によって強弱や好悪の評価が一定しないのは、小細工抜きに全てが強い傀異克服バルファルクと違い、
    弱点の頭部周辺に陣取るハンターを逆に狩るような攻撃方法
    人や武器種によって突きやすさの変わる足元の明確な隙が同居している点が大きいのだろう。
    • また、慣れていないと狂竜ウイルスを克服するのにも一苦労する。
      狂竜ウイルスを含む攻撃を受けるとゲージは加速するのは相変わらずなので、
      何度も被弾し、もたもたしているとあっという間に狂竜症にかかってしまう。
      特に双剣と強属性チャージアックスの場合、
      立ち回りの面では好相性なものの物理ダメージの割合が低く克服しにくいため一層危険。
      ウチケシの実で時間稼ぎをする手もあるが、上述した通りシャガルマガラの正面は通常の回復ですら危険地帯である。
      時間経過で体力が削れていく狂竜症【蝕】を発動している場合はなおのこと注意が必要。
    • 双剣や弓で採用率の高い狂化を発動していた場合、
      ウイルスの克服に失敗して狂竜症を発症してしまうと狂化スキルの体力減少が最速で固定されてしまい、
      癒やしのヨツバ鳥を使わない限りマトモに機能しなくなる。
      傀異克服シャガルマガラの攻撃の捌き方に慣れていないと圧倒的な手数により、
      被弾の度に必要となる疾替え2回で狂化の蓄積ダメージを頻繁に繰り返して
      十分に攻撃ができずやがて狂竜症を発症してしまったり、
      最悪の場合、疾替えの書・朱の瞬間に発生の速い翼脚フックを差し込まれることになりがち。
      シャガルマガラのウイルスに苦しめられる様はさながら狂化スキルの元の持ち主である
  • 部位耐久値は通常個体から変わらず良心的で、破壊王なしでも瀕死前にほぼ全破壊が可能なレベル。
    背面から狙える尻尾切断や翼破壊に至っては、通常個体以上に簡単に達成できる。
    この点でも、おぞましいほどに部位耐久値が高く殆ど部位破壊ができない傀異克服バルファルクと対照的になっている。
    • 部位破壊が比較的容易という性質と劫血やられによる回復が行えないことを踏まえると、
      回復のために血氣スキルを投入するのも選択肢に上がるか。
      立ち回り上破壊済み部位を狙う事も多く、特にガード可能武器で待ち構える戦術では恩恵を享受しやすい。
    • ただし角の破壊は話が別で、上記のように高速化と爆発で極悪な危険度となった正面に居づらくなったせいで、
      頭部を狙えないハンターだと両角の破壊はほぼ無理に近く、良くて片角(第1段階)しか壊せないレベルである。
      幸い傀異克服個体専用の素材は下記の破傀玉のみなので、角が必要な場合は通常個体の方を回すと良いだろう。
  • 肉質は特に変わっていないので龍属性や火属性は引き続き有効。
    特に第一弱点の龍属性は傀異調査クエストではあまり出番がない状態だったので、
    倉庫でホコリを被っていた龍属性武器を投入するチャンスにはなっている。
    しかしながら、龍にせよ火にせよ通りやすい部位を狙い続けるのは極めて危険である上に、
    部位耐久値の低さも相まって最も効く翼脚は素早く破壊できてしまう=属性の通りが悪くなってしまう。
    一方で通常個体同様、毒の耐性値/耐性上昇値が全モンスターで最も低いという特性は変わっていない。
    体力を考えると15s/450dmgはダメージ源としては心許ないが、
    物理・属性弱点を常時狙えるほどの隙がまるでなく、安定して狙える部位は物理はともかく属性の通りがあまりよくない。
    殴れないタイミングでもダメージを積み上げる選択肢としては毒武器も悪くはないだろう。
    第二弱点属性だが火属性も持つエスピナス亜種武器を投入するのも手か。
  • 上で軽く触れたが、本種を周回しているプレイヤーも一定数いる。
    操竜のダウンに加えて傀氣脈動状態の解除によるダウン、塔の秘境ではオニクグツガスガエル
    電転虫発射の技閃光玉までフル活用してハメに持ち込み、
    頭に龍属性火力を叩き込むことで無理やり倒し切ってしまうことができる。
    • 傀異克服シャガルマガラを周回するメリットとして、単純にEX★9故に調査Pが多い、
      同じく周回先として選ばれやすい傀異克服オオナズチより強化verになるのが遅いというのもあるが、
      傀異錬金術・覇気1枠分の200ポイントを1つで工面できる破傀の濃龍血が稼げるのが大きいだろう。
      傀異克服バルファルクと違っていつでも属性が通用するので、周回時間の安定性を好むハンターも多い。
      あちらは2~3分程度のハメ周回の手順が確立されているため、あくまで普通に戦う前提の話ではあるが。
      逆に言えば、バルファルクの前脚への攻撃が安定する、もしくは属性の依存度が低い武器種ならあちらの方がいいだろう。
      • クエストランクの高さによる単純な精気琥珀の量の多さ、護石錬金のコスパの良さから、
        最終的な周回目標はシャガルマガラかバルファルクの2択になりやすく、
        そのため先に述べたダウン時の挙動など、
        他のモンスターにも見られる厄介な点への批判が当モンスターに集まりやすくなってしまっている。
  • 怒り状態での攻撃のほとんどが付随する地雷によって多段化する特性上、同士討ちダメージが尋常ではなく高い。
    決戦場フィールドでは、その攻撃力を遠慮なく相方へと叩き込んでくれる。
    決戦場フィールドにおける複数狩猟の傀異討究クエストは、相方の体力に応じて2体目以降が出現する為、
    シャガルマガラの合流後はひたすら逃げ回っていても、相方は大体すぐに瀕死になる。
    逆に闘技場でのガルク落としに頼る場合は相方がダメージを稼ぎにくいということでもあり、
    高レベルの克服シャガルを倒し切れるモンスターはごく一部の強豪に限られる。
  • 傀異克服シャガルマガラにのみ存在する特殊要素として、
    獄泉郷や塔の秘境のBGM上書き処理を無効化し、自身のBGMを適用する*3という仕様がある。
    • 他の傀異克服古龍や原初を刻むメル・ゼナにも存在しない豪華な仕様だが、
      なぜ本種のみがこのような扱いを受けているかは不明。
      しかし、傀異克服古龍に選出された古龍の中で唯一村クエストのストーリー上のラスボスを務めた過去がある事*4
      最後に追加された傀異克服古龍である事、
      過去作では必ず決戦場フィールドで専用BGMを流した一騎打ちが基本だった*5ため、そのオマージュである説など、
      いくつか理由は思い浮かぶところだが、真相はどうなのだろうか。
    • 特殊な仕様を有する一方、BGMの優先度自体はバルファルクを除く他の傀異克服古龍達と同程度な模様。
      上記の仕様が関係しない汎用フィールドの城塞高地で狩猟をする際は、
      ヌシモンスターや奇しき赫耀のバルファルク、原初を刻むメル・ゼナにはBGMを上書きされてしまう。

主な攻撃方法

  • キュリアの力の賜物なのか、通常の個体より能力が強大になっているのは他の傀異克服古龍と同様。
    この傀異克服シャガルマガラは莫大な狂竜ウイルスを有するようになっており、
    通常状態でもゴア・マガラやシャガルマガラの大技をガンガン繰り出してくる。
    動作自体も全体的に機敏になっており、回避距離UP等がないと回避しきれない事もしばしば。
    更に渾沌に呻くゴア・マガラの技も一部繰り出してくるので、
    言うなればMHR:Sにおけるマガラ種の集大成とも言える個体となっている。
  • 下記に、傀異克服した事により追加・強化された技を記す。
    尚、技名は現時点において全て仮称である。
    • 傀異討究クエストLv271以上や傀異クエストでは依頼書のアイコンにオーラが描かれた強化個体が登場する。
強化薙ぎ払い狂竜ブレス
ゴア・マガラから継承したモーション。
頭を斜め上に持ち上げた後近場を薙ぎ払うように口元で3回爆発させる技。
攻撃後確定で威嚇を行う。
注意点としてサイドタックルと予備動作が似ているので誤認注意。
翼爪ひっかき/翼脚薙ぎ払い
振り向きながら半円を描くように翼爪で地面ごとひっかく。
怒り、傀氣脈動状態では翼脚薙ぎ払いとの共通仕様として直線状に地雷による追撃が発生する。
ハンターが前方にいる場合は翼脚で薙ぎ払う様に攻撃し位置関係でその場・踏み込みなどを使い分けてくる。
技の出が速く被弾アクションが尻餅なので、いつの間にか削られている事もしばしば。
比較的安全な後脚近辺に張り付いている時の被弾要因その1。
外周方向への判定が強い一方、判定は半円状の軌道を描いている爪部分にしかなく、
胴体部分には攻撃判定が無いドーナツのような当たり判定をしている。
予備動作が見えた時点でシャガルマガラ本体の身体の中心に飛び込むように前に踏み込むと回避しやすい。
逆に臆して後方や横など本体から遠ざかるように動いてしまうと高確率で被弾する性質を持つ。
傀氣脈動状態では追加の爆発の範囲が広く、また爆発までの時間が遅いので
尻餅をついた際は翔蟲受け身ですぐさま離れないと爆発にも当たってしまう。
  • 強化個体は攻撃後に強化ウイルス爆破やサイドタックルに派生&爆発が遅くなり、
    爆発と同時攻撃してくることがある。
ウイルス弾投擲
首を捻り爆発するウイルス弾を遠くに飛ばす攻撃。通常個体も用いる攻撃だが、
この攻撃のあとにステップを挟みすぐに次の攻撃を繰り出してくるので避ける準備をしておくと良い。
連続翼脚攻撃
いつもの翼脚による攻撃だが、一撃を振り下ろす毎に正面に直線状に地雷が発生する上、
傀氣脈動状態になるとなんと3連続で行ってくるようになる。
ステップを踏んだあとに攻撃対象が近いとこの攻撃方法を使ってくる事が多い。
強化個体だとステップの後に翼爪ひっかきを行ってから翼脚で追撃してくる。
さらに体力が一定値以下*6の場合はそのまま強化翼脚叩きつけに移行してくるため、実質的に4連続攻撃の形となる。
攻撃回数の多さから起き攻め、受け身狩りの性能も高い。
懐に潜り込もうとしても自ら後退して位置合わせを行ってくるため、一度回避できても油断はできない。
しかし横軸の追尾は多少甘くなっており、ダッシュしながら薬を飲んでいる時や片手剣抜刀時の移動、
ハンマーや弓の溜め移動程度の速度であればサテライト移動で全ての連撃を避ける事が可能。
また、体力が一定値以下だと翼脚叩きつけに確定で派生する=攻撃後に威嚇を行うので攻撃のチャンスでもある。
実は地雷の判定は翼脚の判定と共有であり、
翼脚に当て身やハイパーアーマーで被弾判定を受けると直後の地雷には当たらない。
  • 強化個体は直線上の地雷に加えて左右に短い地雷が追加され3wayとなり、正面での回避が更に困難となる。
    この左右に追加される地雷の判定は翼脚や直線上の地雷とは独立しており、
    翼脚叩きつけを当て身やハイパーアーマーで受ける際に横移動しているとこちらを踏んでしまう。
    更に翼脚叩きつけへの派生の解禁が早くなり、
    ウイルス弾投擲からのステップ、翼爪ひっかきと瀕死時の翼脚叩きつけの2連続化も合わせると脅威の7連続攻撃となる。
強化翼脚叩きつけ
お馴染みの「土下座」こと左右の翼脚を叩きつける攻撃だが、
こちらも同様に傀氣脈動状態では出現する地雷の規模がとんでもないことになっており、
シャガルマガラの正面から扇形に通常の地雷の倍以上の規模で爆発していく。
加えてこの地雷、他の攻撃に比べて発生が非常に遅く、
隙だらけとみて殴りかかるハンターを容赦なく罠にかけてくるため要注意。
攻撃範囲も腹下までカバーするため、安地と思って殴ってると吹っ飛ばされる。
ダイナミック土下座ここに極まれり。
  • 強化個体は瀕死時に2連続土下座を行う。
    2回目の予備動作は非常に短いため油断大敵である。2連続土下座をする場合は1度目に爆発が発生しない。
強化ウイルス爆破滑空攻撃
その場で飛び上がって滑空してくる攻撃だが、
傀氣脈動状態では攻撃直前に巨大な地雷を左右に設置し、
駆け抜けていく際に爆破していき攻撃範囲をカバーする。
当たり判定が修正されたことで滑空自体はそれなりに当たりにくくなったものの、
巻き込まれないようにするにはかなり厳しい攻撃。
モーションはかなり大ぶりのため、見てから予備動作中のシャガルマガラの下に移動すれば当たらない。
地雷は遠目に観察するとまるで空港の侵入灯のように見えなくもない。
ダイナミック着陸もここまで進化すると恐ろしい。
通常個体と違い後隙が削除されており即座に再行動して来るため危険性が大幅に増した。
サイドステップ2way狂竜鱗粉爆破/サイドステップ3way狂竜鱗粉爆破
シャガルマガラが使用していたバックジャンプ狂竜ブレスのサイドステップ版。
狂竜ブレスの範囲が広くなっている他、シャガルマガラが大きく回り込むため
本種と距離を取られないようにしよう。
傀氣脈動状態になると2連続で放ってくるようになる。
はじめに首を持ち上げた方向と逆向きにステップするので追いかけ、
2回目はそのままシャガルの後ろに抜けてしまうのが安全。
2回目も動きを見切って飛ぶ方向に動ければ攻撃チャンスだが、近距離だとかなり攻撃発生が早いので注意。
1回目に被弾した場合、翔蟲受け身を取ると2回目に刈り取られる可能性も高いため落ち着いて対処しよう。
前方に範囲が広く、ターゲットのハンター以外も巻き込まれやすいマルチでは特に危険度の高い技。
見た目ほど爆発の範囲が広くなく、判定の真横でも当たらないことがあるため、
距離を詰められそうになければ少し離れて爆発の隙間で立っているだけでも避けられる。
この技の後に対象の距離によって
近場を薙ぎ払う強化薙ぎ払い狂竜ブレス、翼脚薙ぎ払い→滑空攻撃、単発サイドタックルのいずれかに派生する。
  • 強化個体は3wayとなる上に2連続で放つときの動作が早くなる。
溜め翼脚攻撃
渾沌に呻くゴア・マガラから継承したモーション。
シャガルマガラが大きく溜めた後、ハンターに向かって翼脚を叩きつける。
これだけでもかなりの威力がある上に、叩きつけの後に地雷による追撃が発生するので、
カウンター系の技による反撃も実質的に封じてくる性質を持つ。
なおこの技、とんでもない距離をかっ飛んでくるのでガンナーはもちろん距離を取って回復しているときも要注意。
オトモも盟勇もいないソロで獄泉郷に行くと分かりやすい。
横軸には強いが縦には弱いようで、恐れずに突っ込んでいくと真上を飛び越していくこともある。
傀氣脈動状態ではこれが直撃した場合、適切に翔蟲受け身ができないと追撃の地雷の餌食となる。
叩きつけに被弾すると下記の遠距離狂竜鱗粉爆破に派生する。
  • 強化個体は翼脚叩きつけや滑空攻撃に派生するパターンが追加される。
狂竜鱗粉爆破
通常個体と同様の性能。
その場で大きく息を吸い込むようなモーションのあと非怒り状態では横に広がる爆発のみ、
怒り、傀氣脈動状態の場合は横に広がる爆発→縦に広がる爆発を行う。
予備動作が明確で、攻撃後には確定で威嚇を行うため貴重な攻撃チャンスになりやすい攻撃でもある。
遠距離狂竜鱗粉爆破
その場で立ち上がりつつ息を吸い込み弾をハンターの位置に発射。
着弾箇所からT字型に爆発が広がるため従来の遠ざかるという回避方法は狩られる。
しかし、モーションがわかりやすく攻撃後には確定で威嚇を行うので攻撃チャンスでもある。
遠距離で使ってくることも多いので武器を収めて一気に距離を詰めたい。
ただし、弾そのものにも判定があるのでやや回り込んで近づこう。
ウイルス弾投擲後に対象がかなり遠いとこの技に派生する。
  • 強化個体は2,3段目の爆発の発生が早くなる。
強化狂竜圧縮砲
正面に向かって、極めて短い予備動作で高威力の極太ビームを放つ
あまりにも予備動作が短すぎるため、初見では何が起こったかわからず消し炭にされるだろう。
発動条件は通常個体と同様に「一定時間内に、頭部に一定ダメージを蓄積できなかった」というものであり、
歴戦のハンターからは、その類似性からDPSチェックと呼ばれることも。
逆に十分蓄積された場合には、大きく仰け反り短時間ダウンする。これをもって阻止成功となる。
シャガルマガラの口元と目の光が強くなっていくのが発動の前兆となっているため、
それを確認したら、なるべくシャガルマガラが行動し始める時に正面に立たないように意識したい。
また、ガード武器ならばガード強化の発動も検討の価値があるだろう。
とにかくビームの判定が太く、ランスの納遁術やガンランスのリバースブラストの無敵時間をもってしても回避困難なため、
ガードの選択肢を残しておくことで安心感が増すだろう。
その場合、Lv1では削りダメージが痛いのでLv2や3があるとより安心。
傀氣脈動状態中ではビームがさらに太くなる上、反動で後退するようになるため、
実質的な攻撃範囲が大きく広がり、巻き込まれやすくなっている。
というか、目の前にいた場合見てから回避するのは不可能と言っても過言ではないレベル。
モーションの後半ほど判定が太くなるので、発射し終わるまで接近しないほうが賢明である。
また、時間経過のタイミングによっては翼脚攻撃からのコンボで行ってくる場合もある。
強化なぎ払い狂竜圧縮砲
(通常個体と同じ条件なら)体力が50%を割ると解禁される大技。
ただし「上から薙ぎ払う」というモーションの都合上、見た目の印象に反して範囲はさほど広くない。*7
しかし射角が非常に広く、タイミング次第では肉薄して足元にいる剣士が狙われる事もあり危険。
発生が高速になっているとはいっても上記の強化狂竜圧縮砲ほどではないため、
見てからでも回避できるようにはなっているは救いか。
ガンナーの適正距離ぐらいを射程に収めつつ、150°ほど軸合わせして、
左右どちらか攻撃対象が近い方から薙ぎ払うように撃ってくるので武器によっては躱すのがかなり難しい。
さらに薙ぎ払いの軌道上に大量の爆発が発生するため、翔蟲受け身等で対応するハンターを爆破しにかかる。
後半戦ではシャガルマガラ前方での迂闊な隙は命取りとなるので最大限注意しよう。
この技も傀氣脈動状態が長引くと使ってくるらしく、口元の光が強くなっていくのが前兆と思われる。
拘束攻撃
右翼脚でハンターを押し倒して拘束し、地面に叩きつける点は通常個体と同じ。
叩きつけられた後は溜め翼脚攻撃で追撃してくる。
翔蟲受け身をしてもしつこく狙ってくるので、すぐに回復などをすると追撃を食らってしまいがちなので注意。
  • 強化個体は追撃が連続翼脚攻撃からの狂竜圧縮砲という殺意に満ちたコンボに置き換わる。
    翔蟲受け身で脱出したあともしつこく追い回されるため一切気が抜けないばかりか、狂化スキルを発動している場合
    疾替えも回復する間も一切与えない勢いで長時間追い回されることになり、
    拘束攻撃を食らったときの条件次第で死が確定する。
    閃光玉を当てればコンボは中断されるため、万一のため持ち込んでおくと吉。
    狂竜圧縮砲まで繋がる連続攻撃を追撃とするためか、
    強化個体は狂竜圧縮砲のチャージが完了するまでは拘束攻撃を出さなくなる。
    逆に言えば拘束攻撃を使用した後は直接、もしくはステップを挟んでから狂竜圧縮砲を使用してくるため、
    出の早いパターンでも反応しやすい。
ウイルス集合超巨大狂竜鱗粉爆破
傀氣脈動状態時に、通常個体のように天空に舞い上がり、翼を展開し咆哮を放つ。
この際にランダムに幾つかの地雷が発生する所までは同じだが、
これに加えてハンターの周囲に複数の狂竜ウイルスの柱を作り出す。
このウイルスの柱は最終的にハンターの立っていた位置に集まっていき、
集合してしばらくすると、柱の発生した範囲全てを巻き込む大爆発を起こす
ドラクエを知っている人からはマダンテなんて俗称がつけられている。
また、集合中のウイルスの柱に接触すると
集合地点の方に吸い込まれるように吹き飛びつつ確定で気絶*8してしまい、大爆発の被弾がほぼ確定する
柱の軌道は直線ではなく渦を描くように集まってくるため、速度は遅いものの回避が困難である。
見た目通り傀異克服シャガルマガラの最大の大技である。
厄介なことに、最後の大爆発は、ガード強化を以てしてもガードすることはできない。
対処法としては、直ちにウイルスの柱の隙間を抜けて大爆発の範囲から抜け出すこと。
武器を納刀し緊急回避をすれば柱の隙間を狙わなくとも容易に柱の外側に抜けられる。
幸い爆発からは回避距離3で2回転がれば爆発範囲から逃げられる程度で、時間的猶予はかなりある。
なんなら柱さえ避ければ歩いても間に合うので、とにかく慌てない事。
幸い、柱は通常ガードで対処可能であるため、ガード可能武器なら余裕を持って対応できるだろう。
シャガルマガラが飛び上がった瞬間に密着していると尻もち判定があるが、
回避は余裕を持って可能なので冷静に対処しよう。
スキルやガード、回避で発動時の咆哮や柱を防ぐことができれば脱出する猶予が延びる。
なお、柱を抜けた大爆発の範囲外でもハンターを狙った位置に地雷が発生するので、
これに当たって大爆発の範囲に逆戻りなんてことにならないよう注意。
爆発の後は大技らしくかなり長い隙が生まれるため、一応攻撃チャンスにもなっている。
  • 強化個体は逆向きに回転する柱が追加されて脱出が更に難しくなる。
    柱が増えた分収束に掛かる時間が延びて爆発がやや遅くなるが、X字状に広がる爆発が追加される。

操竜

  • 弱攻撃こそ通常のシャガルマガラの操竜とほぼ同じだが、強攻撃が別モノ。
    怒り状態・傀異脈動状態の時は、強攻撃2以外の攻撃を行う度に3~5HIT程度する爆破追撃が発生する。
    火力もさることながら、攻撃の隙が減るのでコンボが安定しやすくなる。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は2連翼脚攻撃。
      シャガルマガラ、およびゴア・マガラの狂竜化状態時と全く同じモーション。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は前方の地面を抉る翼脚なぎ払い。
      上記の2連叩き付けより範囲が狭いが、全体モーションは短くなる。
      2連翼脚攻撃より発生も若干速いので差し込みに安定しやすいが、
      爆破追撃なしだと後隙が目立つので、強攻撃やキャンセルへ早めにつなぎたいところ。
      また、傀氣脈動状態では怒り状態より爆破範囲が広がる。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は溜め翼脚攻撃。
      溜めが入るので発生はやや遅いが威力は高く、ガンナーすら捕捉するリーチも健在。
      強攻撃2の特殊過ぎる仕様もあり、基本的には弱攻撃からはこちらにつなぐことになるだろう。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は狂竜ウイルスチャージ/狂竜圧縮砲
      特殊な仕様の技であり、最初に入力した際は狂竜ウイルスのチャージを行うだけ。
      攻撃判定がない隙を晒すだけの技だが、咆哮モーションの部分まで完了すると口元が紫に輝く。
      そして、口元が発光した状態で再び入力すると狂竜圧縮砲をぶっ放す。
      発生が早く長射程な上、溜め翼脚攻撃の倍以上のダメージを叩き出す超火力を誇るが、
      エスピナス亜種の溜め突き上げと同様にゲージがゼロの状態からでも一発で操竜大技ゲージが溜まり切る
      大技ゲージを溜めきる前にチャージを済ませ、溜まった後で圧縮砲を叩きこむとダメージ効率が良くなる。
      ただしチャージは一発ごとに必要なので、大技ゲージが尽きるまでに2発目を撃つのは
      翔蟲3個スタートでないと厳しい。撃った後のさらなる追撃は強攻撃1に変える方が安定するだろう。
      • 傀氣脈動状態で放つと威力も2割ほど増す他、通常戦闘時と同様に極太ビーム化する。
    • 操竜大技はウイルス集合超巨大狂竜鱗粉爆破
      シャガルマガラが飛びあがると同時にハンターは離脱するので、行動可能になるのが早い。
      ただし、操竜大技にしてはかなりダメージが控えめなのが難点か。
      なお、強化個体でも逆向きに回転する柱は発生しない。

武具

  • 本種から入手できる素材には、キュリアの影響により変質した物も存在し、
    これらの素材からは『ヴァチス・プラグマシリーズ』と呼ばれる新たな防具が生産できる。

素材

  • 下記の専用素材を除いた他の素材は全て通常のシャガルマガラから入手可能なものと同じだが、
    報酬の排出率は若干異なる。
天廻龍の破傀玉
傀異克服せし天廻龍を討伐した証。古龍素材に秘められた新たな力を解放する鍵となる。
尚、当アイテムは傀異克服シャガルマガラの唯一の固有素材ではあるものの、
剥ぎ取りや落し物、ぶんどりでは入手できず、クエスト報酬での入手となる。

関連項目

モンスター/シャガルマガラ - 通常個体。本種はこの傀異克服古龍となる。
システム/傀異克服古龍
防具/アーク・フィリアシリーズ - ヴァチス・プラグマシリーズについても解説。
BGM/シャガルマガラ戦闘BGM
システム/狂竜ウイルス
アクション/狂竜ブレス
アクション/地雷
ゲーム用語/地雷


*1 ゲーム内のアイテム名表記「掛軸【天廻龍克】」より
*2 もちろん上記武器種であっても、傀異克服バルファルクより遥かに苦手に感じる者もいる。あくまで個人差の範囲である。下記武器種も同様。
*3 なぜか闘技場のBGMだけは上書き処理が無効化されない。
*4 今作には登場しない錆びたクシャルダオラや通常個体のバルファルクはそれぞれMH4G、MHXXの村上位で狩猟後にエンディングが流れる事から、本種と同じくストーリー上のラスボスに抜擢されている。
*5 ギルドクエストを除く
*6 強化個体だと3度目の傀氣脈動状態から? 要検証
*7 地上に於いては着弾点の横一文字にしか当たらない
*8 気絶耐性で無効化することは可能
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