環境生物/ヌ・ヤヤ

Last-modified: 2025-11-05 (水) 21:53:27

MHWildsで初登場した生物。
ゲームシステム的には環境生物であり、本項も基本的にはその扱いで通しているが、
ある理由からモンスターの枠組みに割り当てる事も不可能ではない存在であるとも言える。

概要

  • 油涌き谷の奥深くに特定の条件が揃った時に出現する小型の生物。
    半透明の膜のような本体に青白く発光するライン状の模様があり、常に空中を漂うように移動している。
    基本的には人里の近くに出現する事は無いが、かと言って全くのゼロというものでもなく、
    大発生時に一部の個体がアズズなどに住まう人々に目撃される事はかねてよりあったらしい。
    ただし、その生態に関する詳細な情報などはほとんど知られておらず、
    禁足地調査隊の調査によって徐々にその正体が解き明かされてきている。
  • 上述したように、ヌ・ヤヤはある一定の条件を満たした状態でなければ出現しない特殊な環境生物である。
    まず絶対に必要なのが、事前に油涌き谷にヌ・エグドラの歴戦の個体が出現している事。
    ヌ・エグドラは火走りの時期になるとほぼ確実といえるほどの確率で出現する。
    それが歴戦の個体であるかは運だが、歴戦の個体はHRが高い程出現率が上がるので、
    通常の個体が来る場合は気持ちを切り替えてクエストをこなし、HRを上げて次の火走りを待とう。
    そして出現が確認できたなら、そのまま一度油涌き谷のエリア17へ向かってみよう。
    ここで天井から謎の白い物体が大量にぶら下がっている異様な光景が確認できたなら、
    一先ず前提条件はほぼクリアした形になる。
    このエリアの天井を埋め尽くさんばかりの謎の物体、実はこれ全てがヌ・エグドラの卵である。
    この卵を確認した後に油涌き谷が豊穣期を迎えると、
    卵が一斉に孵化する事で消失、代わりに大量のヌ・ヤヤがエリアの空中に出現する。
    画面内の全てを数え切るのは難しいほど大量に出現しているが、
    その中でも比較的地上に近い位置を漂っている個体ならフックスリンガーと捕獲用ネットで簡単に確保できる。
    個体数自体は凄まじいためか、レアな割に獲得できるポイントが妙に渋いのはご愛敬。
    • なお、説明文によればアズズの人々にも目撃される事があるというヌ・ヤヤだが、
      実際に発生するとアズズの里の上空にも姿を確認できる。
    • 生物調査窓口で観察してみると、選択時に鳴き声が聞こえ、
      その内容はヌ・エグドラの鳴き声をかなり軽くしたようなもの。
      他にもズームしてよく見ると既に触手のようなものがしっかり8本生えていたり、
      体内に成体の頭部に見られる縞模様があったりと、既に成体の面影はあるといったところか。
  • 上述したように、出現した時は凄まじいまでの個体数が確認できるが、
    この個体群の全てが我々の知るようなヌ・エグドラに成長してしまうという可能性は限りなくゼロに近いものと思われる。
    食糧確保の難しい油涌き谷の環境下において、捕食者にとってはヌ・ヤヤのような脆弱な小型生物は格好の獲物である。
    おそらく彼らの大半は完全体になる前に他の生物に捕食されたり、縄張り争いの中で命を散らしてしまうのだろう。
    そしてその中で強運に恵まれ、生態系の底辺から這い上がり、そのまま最大限に成長したほんの一握りの個体のみに
    油涌き谷の生態系の頂点に座す権利が与えられるのだ。

余談

  • 「ヤヤ」とは少々古い日本語で子供、それも生まれて間もない乳児などを指す言葉である。
    地域によっては「やや子」という表現に聞き覚えがある方もいるだろう。
    生まれたばかりのヌ・エグドラ、即ち「ヌ・ヤヤ」という、非常にストレートな命名と言える。
  • 生まれて間もないヌ・ヤヤは空中を漂っているが、
    成長して大型化していくと浮遊能力は失われ、最終的に地面を這い回るスタイルに移行する模様。
    しかし、どの程度まで成長すれば浮遊能力を完全に失うのかは不明。
    • 言うまでもないだろうが、
      まかり間違っても浮遊能力を維持したまま成長を続けて古龍化したりはしない……はずである。
  • ヌ・エグドラの防具であるエグゾルスシリーズには「獄焔蛸の反逆」というシリーズスキルが付与されている。
    幼体は記事内で説明されたように非常に貧弱な状態で生まれてくるので、
    もしかすると成長の過程で様々な生物に脅かされてきたこと、
    そして成体となってそれらを脅かす側に回ったことをイメージしたスキルなのかもしれない。
    • 被捕食者側の幼体が成長して捕食者達に対して攻撃的になる特性では
      何かと類似点の少なくないガムートでも見られる。
      ヌ・エグドラ自身が油涌き谷に根差した生態であるが故に禁足地の外に進出するのは難しそうだが、
      いつか獄焔蛸と巨獣の共演が実現して欲しいものである。
  • 実はヌ・エグドラに限らず、MH世界の火山やそれに近い環境に棲息するモンスターには
    生物的な特徴として「多産」という性質を持つ種が割と多い模様。
    例としては、グラビモスは幼体であるバサルモスの複数頭同時狩猟クエストが
    (地方によっては)ある程度定期的に発注される程度には個体数が多いとされており、
    アグナコトルは一度の出産で2~30匹の幼体を産み落とすという設定が存在している。
    その中でもヌ・エグドラの卵やそこから生まれるヌ・ヤヤの個体数はかなり多いように見えるが、
    逆に言えば生態系の頂点にもなり得る彼らでさえそれほどの個体数をあらかじめ用意しておかなければ
    種として存続できるか怪しいくらいには火山という環境は厳しく、その地での生存競争は凄まじいものがあるのだろう。

関連項目

フィールド/油涌き谷
モンスター/ヌ・エグドラ - 本種の完全体。
環境生物/シウシウ - 本種と同様の頭足種の幼体